説明

電気器具特に電気掃除機のプラグ部分

【課題】小さな構造体積で手動によるエネルギの供給を行わずに操作できる自動的に作動するプラグ部分を提供する。
【解決手段】本発明は、電機器具(E)、特に家庭器具、とりわけ電気掃除機(1)におけるプラグピン(5)、およびプラグを自動的にコンセント(25)から緩め、場合によっては引き抜く装置(V)を有するプラグ部分(3)に関するものである。小さな構造体積で手動的なエネルギの供給を行わず自動的に緩めるプラグ部分を得るため、装置(V)はプラグ部分(3)に収納された振動体(7)を備え、プラグ部分(3)への信号パルスによってコンセント(25)から緩めるか引き抜くことを提案している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、先ず電機器具、特に家庭器具、とりわけプラグピンおよびプラグを自動的にコンセントから緩め、場合によっては引き抜く装置を有する電気掃除機のプラグ部分に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に電気器具は、電圧供給のため接続線の端部に設けられたプラグ部分に特に電源プラグを備え、既知の方法により電気器具に電圧を供給するため壁側に配置されたコンセント、特に差込コンセントに差し込むことができる。動かすことのできる電気器具、例えば電気掃除機などの場合は、広い場所の作業においては場合によっては電気掃除機の作業を続行するため、接続リードの長さによってプラグ部分を異なるコンセントに差し込み替える必要が生じる。プラグ部分をコンセントから引き抜くか緩める作業を自動化するため、種々の方法で構成された引き抜き機構が現在の技術において既知である。例えば開示文書DE19821266A1においては、電源プラグ、特に引き抜き装置付きの多極プラグを説明している。これは基本的に引き抜きピン、引き抜きばねおよびゆり梃子からから構成される。ここではプラグ部分をコンセントに差込む時に、カップ状に形成されたコンセントの底に引き抜きピンを置き、引き抜きばねのばね力に対抗してケースの内側に移動させる。最終位置に到達するとゆり梃子が引き抜きピンを固定する。プラグ部分をコンセントから引き抜く必要がある場合は、プラグ部分をコンセントから移動させるため、機械的または電気機械的な引き抜きピンの緩めパルスによって操作することができ、引き抜きピンは与えられているばね力によってコンセントの底を打撃する。この構成の欠点は、カップ状に形成されたコンセントの底が引き抜きピンの端面によって応力を受けることである。これは場合によっては生じた磨耗によって、例えば色彩の差異、表面の不均一さなどの視覚的な変化をコンセントの底の部分に発生させる。さらに、この引き抜き装置ではコンセントへの差込は手動によるエネルギ供給によってのみ実施可能で、使用者の労力が増加する。このため以下の本発明が着想される。
【特許文献1】独国特許出願公開第19821266号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、小さな構造体積で手動によるエネルギの供給を行わずに操作でき、自動的に緩めることができるプラグ部分を提供するという課題に基づいている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この課題は先ず本質的に請求項1の特徴を有する電気器具のプラグ部分によって解決され、装置はプラグ部分に収納される振動体を備え、プラグ部分への打撃パルスによって自動的にコンセントから緩めるかまたは引き抜くことに重点を置いている。このような構成により使用者の手動によるエネルギの供給を行わず動作する引き抜き装置を備え、さらに機械的な荷重を加えることなくプラグ部分と共同作業するコンセントから緩めることができる、電気器具の自動的な緩めプラグ部分が得られる。使用者に対してプラグ部分を備えた電気器具の快適さを高め、コンセントへの距離は使用者に対して必要がなくなる。さらに有利な方法で、プラグ部分に小さな空間を求める引き抜き装置が提供される。
【0005】
それ以外の請求項の対象は、請求項1の対象に関して説明したものであるが、独立した説明も重要である。
【発明の効果】
【0006】
振動体をプラグ部分に入れると有利であることは証明される。こうすることによって、プラグ部分の内部の引き抜き装置を形成する振動体は、例えば塵埃粒子または湿度などの外部の影響から遮断され保護される。さらに振動体を、電磁棒から形成し電磁的な巻線で取り囲むと好ましい。この場合、実際的な有利な方法で振動体は電磁的巻線に案内され、樹脂の筒を設けることができる。また振動体を筒状の物体で取り囲み、さらに電磁的な巻線で取り囲むようにすることもできる。また振動体をプラグ部分の差込方向に動かし、打撃パルスを振動体の一端がプラグ部分の差込ピンと反対側に設けた突き当たり壁に当てるようにすると好都合である。また打撃パルスを比較的小さい振動体の質量から形成すると有利である。突き当たり壁および振動体の間に配置された復帰ばね、例えばコイルばねを設け、このばねにより電磁的に駆動される振動体が硬い突き当たり壁に衝突した後の跳ね返りを支援すると好都合である。跳ね返りの過程での反対方向への速度を過大としないため、突き当たり壁の反対側に配置され振動体と共同作業する減衰装置を設ける。この場合跳ね返りをばね支持する減衰装置は減衰ばね、例えばコイルばねで構成すると好都合である。電気器具の電圧供給のためプラグ部分をコンセントに差込み、プラグ部分の引く抜きを希望する場合、与えられた打撃パルスによって振動体の著しく小さな磁力を、短時間電源プラグを形成すねるプラグ部分の差込力に打ち勝たせ、コンセントら数百μm外側に移動させると有効である。約3ないし5秒の十分長く継続する振動によってプラグ部分は完全にコンセントから引き抜かれる。また必要な頻度は継電器または電磁的巻線の直接制御、または代わりに自動遮断回路により達成することができる。すでに述べたように説明したプラグ部分は特に電気掃除機に設けられる。勿論、例えばテレビ、ラジオ、コンピュータなどの別の電気器具に引き抜き装置を備えたプラグ部分を装着することも可能である。前述の器具の多くはいわゆる待機モードを有し、これによって電気器具は既知の方法で常に電圧が印加されている。説明したプラグ部分の変更によって、有利な方法でプラグ部分を事前に調節した時間帯に自動的にコンセントから引き抜くことも可能である。時間帯の設定は、例えば電気器具の使用者が手動的に行うか、電気器具の対応する部品によって自動的に設定することができる。これは待機運転の電気器具の安全性を高める。また電波によってプラグ部分を緩めることもできる。このためプラグ部分に、例えば遠隔操作として構成され使用者によって操作することができる、受信機を設けなければならない。また自動的な開放および場合によっては引き抜きのための装置を、電気器具の追加的な作動機構により活性化することができるようにすることを提案する。このような追加的な作動機構は、電気器具の例えば握り部に設けた活性化のためスイッチまたは電鍵である。さらにこれに関連して電気器具に負荷調整器を設け、活性化を負荷調整器の追加位置で行うことを提案する。特に電気掃除機はこのような負荷調整器を備え、これによって回転数及びそれに関連する電気掃除機の吸い込み負荷を調整することができる。この負荷調整器は本発明により例えば零位置を越えて活性化位置に動かすことができ、プラグ部分の自動的な開放場合によっては引き抜きのための信号を発信する。別の代替案として自動的な緩め、場合によっては引き抜きのための装置の活性化を、例えばケーブル巻取り器の活性化または停止回転数の活性化または電気器具の停止など、電気器具の選定できる機能で行うことができる。この場合プラグ部分の緩めの活性化および電気器具の不使用または静止位置の関係が選定される。例えば普通の方法で電気ケーブルの巻き取りのための電鍵が操作されると、これによって先ずプラグ部分が振動によって緩められ、その後始めて巻き取られる。また例えばメインスイッチの切り替えなどで振動体の活性化を行い、一方いわゆる電気器具の待機位置でプラグ部分は接触位置に残される。さらに別の本発明の対象物では、電気器具に接続されたケーブルのプラグ部分の引っ張りによって活性化を行う。ここでは普通の方法で設けられたプラグ内の引っ張り固定装置がスイッチ状に形成され、電気ケーブルの引っ張りによってプラグ内に形成されたスイッチが閉じ、コンセントからプラグ部分を緩める振動体を活性化させる。装置を活性化させる信号は電波で送信することもでき、その場合電気器具の例えば器具を操作するために使用する握り部の範囲に送信機を配置する。これに対応する受信機はプラグ部分自体に配置する。また装置を活性化する信号を、ケーブル内の特別な電気リードで伝送することもできる。さらに別の解決策として装置を活性化させる信号を、特別な電流または電圧パルスの変調によってケーブルで伝送することもできる。電気器具はしばしば直列の相分離制御の汎用モータで駆動される。すなわち電源電圧の半波(点火角)の希望する負荷に対応する部分が接続され、対応する電流がリードを流れる。この電流は電子装置によりプラグ部分で検出できる。電気モータを個々の半波に接続しようとすると、電流によってビットモデルが形成される。プラグ部分に適合する敏感な評価電子装置を選定することにより、位相角および発生する電流を電気モータが動かないか、感じることのできない騒音を発生させるように小さく選定することができる。適切なビットモデルの選定および場合によってはこのモデルの多数回の送信により、電気器具のプラグ部分の開放指示が確実に伝達される。さらに装置の活性化の信号を過電流により伝達する可能性がある。このため例えば電気掃除機のファンモータなどの電気器具と直列に振動体を接続する。振動体はここで運転中に生じ得る電気器具のあらゆる負荷状態に対応しないよう設計される。緩め動作は電気器具の駆動モータの数倍に対応する非常に短いが非常に高い電流パルスによって行われる。必要な電気器具の電流制限は、分離した部品として構成することができる負荷抵抗によって行われる。代わりに何れにせよ電気器具に存在する例えば電気モータの巻線などのオーム負荷を負荷抵抗として利用する。振動体をトライアックのような電気スイッチで制御できることを提案する。さらに振動体は運転周波数50Hzで設計することができ、制御は整流ダイオードで行う。代わりに振動体の設計周波数が100Hzの場合、制御は電源波形で達成できる。
【0007】
さらに本発明は、差込収納部から自動的に緩めるか場合によっては引き抜くため、引き抜き器または分離体を有する電気器具または装置の差込部分に関するものである。本発明の対象を使用に有利に形成する必要がある。従って本発明は、一方では小さな構造容積で手動によるエネルギの供給無しで操作できる、自動的に緩めることができる差込部分を得るという課題に基づいている。他方では同様に手動によるエネルギの供給無しで操作できる、例えば加工品または工具を自動的に緩めるかまたは引き抜く、引き抜き器または分離体を有する装置を得るという課題に基づいている。この課題は先ず本質的に請求項19の特徴によって解決され、差込部分または装置は振動体を備え、打撃パルスによって自動的に緩めるかまたは引き抜くことに重点を置いている。この構成によって、使用者の作業によるエネルギの供給を行わないで引き抜き器または分離体を備えた、電気器具または装置の自動的に緩めることができる差込部分が得られる。使用者に対して本発明による差込部分を備えた電気器具、または引き抜き器または分離体を備えた装置は高い快適さを与える。本発明による構成の場合、電気器具のコンセントに対するプラグ部分の距離、すなわち使用者に対するプラグピンはもはや必要がない。本発明による装置の使用によって、例えば加工品または工具を差込収納部または加工品/工具収納部から取り出すことが使用者にとって楽になる。装置に配置される振動体は、パルス的な打撃によって自動的に緩めるか、または分離下部品を収納部から引き抜く。このようにして電気器具または装置の差込部分に小さな構造容積しか必要としない、有利な方法の引き抜き器または緩め器が得られた。
【0008】
別の請求項の対象は、以下請求項19の対象に関して説明するが、独立した表現も重要である。
【0009】
さらに振動体は差込部分に収納される。こうすることによって、差込部分の内部の引き抜き装置を形成する振動体は、例えば塵埃粒子または湿度などの外部の影響から遮断され保護される。また差込部分を打撃パルスによって差込収納部から緩めるか引き抜くと好都合である。従ってパルス交換を利用し、例えば衝突体および突き当たり壁の間で、比較的弱い電磁石によって数倍も大きな力を例えばばね力に打ち勝たせる。この場合さらに活動体、例えば提案した振動体のような衝突体を有する基本体が摩擦力だけを利用し、活動体の前方への移動を支援することができれば有利である。電圧が中断し、例えば活動体に摩擦力を与えるよう動作していた部品が方向を変えるかまたは拡がることによって摩擦力が解消すると、活動体または振動体は例えばすでに圧縮されていたばねによって最初の状態に戻る。しかし基本位置への復帰変位は振動体の復帰圧力によって摩擦力に対抗して行われる。このような振動体は工具の構成要素とすることができ、さらに例えば工具はスパナで振動体は引き抜き器として役目を果たす。このような構成により、スパナによって緩められスパナの口によって形成された差込収納部に固定されたナットは、打撃パルスによって自動的に引き抜かれる。工具に配置された振動体は加工品、ここではナットに動作し、引き抜き器として形成された振動体によってナットはスパナの口から押し出される。振動体は製作型例えば射出鋳造型の構成要素でよく、振動体は硬化された射出鋳造部品の衝撃のためにこの製作型が利用される。また自動的な緩めおよび場合によっては引き抜きのための装置を、電気器具または装置の追加的な作動機構により活性化させることを提案する。このような追加的な作動機構は、電気器具または装置の例えば握り部に設けた活性化のためスイッチまたは電鍵である。さらにこれに関連して電気器具または装置に負荷調整器を設け、活性化を負荷調整器の追加位置で行うことを提案する。電気掃除機のような特別の電気器具はこのような負荷調整器を備え、これによって回転数およびそれに関連する吸い込みファンの吸い込み負荷を調整することができる。この負荷調整器は本発明により例えば零位置を越えて活性化位置に動かすことができ、差込部分の自動的な開放、場合によっては引き抜きのための信号を発信する。別の代替案として自動的な緩め、場合によっては引き抜きのための装置の活性化を、例えばケーブル巻取り器の活性化または停止回転数の活性化または電気器具または装置の停止など、電気器具または装置の選定できる機能で行うことができる。この場合差込部分の緩めの活性化および電気器具の不使用または静止位置の関係が選定される。例えば普通の方法で電気ケーブルの巻き取りのための電鍵が操作されると、先ずプラグ部分が振動によって開放され、その後始めて巻き取られる。また例えばメインスイッチの切り替えなどで振動体の活性化を行い、一方いわゆる電気器具の待機位置でプラグ部分は接触位置に残される。さらに別の本発明の対象物では、電気器具に接続されたケーブルを有するプラグ部分の引っ張りによって活性化を行う。ここでは普通の方法で設けられたプラグ内の引っ張り固定装置がスイッチ状に形成され、電気ケーブルの引っ張りによってプラグ内に形成されたスイッチが閉じ、コンセントからプラグ部分を緩める振動体を活性化させる。装置を活性化させる信号は電波で送信することもでき、その場合電気器具または装置の例えば器具を操作するために使用する握り部の範囲に送信機を配置する。これに対応する受信機は差込部分自体に位置させる。また装置を活性化する信号を、ケーブル内の特別な電気リードで伝送することもできる。さらに別の解決策として装置を活性化させる信号を、特別な電流または電圧パルスの変調によってケーブルで伝送することもできる。電気器具はしばしば直列の相分離制御の汎用モータで駆動される。すなわち電源電圧の半波(点火角)の希望する負荷に対応する部分が接続され、対応する電流がリードを流れる。この電流は電子装置によりプラグ部分で検出できる。電気モータを個々の半波に接続しようとすると、電流によってビットモデルが形成される。適合する敏感な評価電子装置をプラグ部分に選定することにより、位相角および発生する電流を電気モータが動かないか、感じることのできない騒音を発生させるように小さく選定することができる。適切なビットモデルの選定および場合によってはモデルの多数回の送信により、電気器具または装置のプラグ部分の開放指示が確実に伝達される。このため装置の活性化の信号を過電流により伝達する可能性がある。このため例えば電気掃除機のファンモータなどの電気器具と直列に振動体を接続する。振動体はここで運転中に生じ得る電気器具のあらゆる負荷状態に対応しないよう設計される。緩め動作は電気器具の駆動モータの数倍に対応する非常に短いが非常に高い電流パルスによって行われる。必要な電気器具の電流制限は分離した部品として構成することができる負荷抵抗によって行われる。代わりに何れにせよ電気器具に存在する例えば電気モータの巻線などのオーム負荷を負荷抵抗として利用する。振動体をトライアックのような電気スイッチで制御できることを提案する。振動体は運転周波数50Hzで設計することができ、制御は整流ダイオードで行う。代わりに振動体の設計周波数が100Hzの場合、制御は電源波形で達成できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下本発明を、実施例のみを描写した添付図面によって詳細に説明する。
【0011】
先ず図1に関連して描写し説明するのは、既知の種類および方法の電源プラグ部分3を備えた引き出し可能な接続リード2を有する市販の電気掃除機1の形状の電気器具Eである。プラグ部分は電気掃除機1に電圧を供給するため市販の形状のプラグをコンセント25に差し込むことができる。さらに電気掃除機1は、運転/停止のため既知の種類および方法により配置した電源スイッチ4を備えている。
【0012】
このような電気掃除機1の接続リード2は、場合によっては構造的に引き出し長さが制約される。これは一般に約4ないし8mである。この場合、電気掃除機1を例えば広いじゅうたん床の吸引作業に使用すると、電気掃除機1の使用者は接続リード2の長さにより、掃除作業を順序よく継続するため、場合によっては位置が固定された図示されていないコンセントにプラグ部分3の差込替えをしなければならない。コンセントからのプラグ部分の引き抜き作業を使用者のために自動化するため、プラグ部分3の本発明の基本的な構成が効果を発揮する。
【0013】
図2ないし7は本発明により構成したプラグ部分3を、それぞれ図式的に個別に描写した。一般にこの種のプラグ部分3は絶縁性の樹脂から例えば射出整形法によって製作される。プラグ部分3は既知の位置に、器具に電圧を供給するためコンセントと共同作用するプラグピン5を備えている。プラグピン5と反対側の狭い部分6に既知の方法で接続リード2が差し込まれ、図示されていない配線によりプラグピン5に接続されている。
【0014】
見て分かるようにプラグ部分3は振動装置Vの支持体である。振動装置はプラグ部分3の内部に一体化されているので、プラグ部分3の内部は例えば塵埃粒子または湿度などの外部の影響から保護される。
【0015】
この振動装置Vの核心部は、振動体7を形成する円形断面の筒形形状の電磁棒8である。ここで金属材料から製作した電磁棒8は、プラグ部分3のケース中心軸aの周りで同じ軸に位置調整され、図面に関して水平に動くようにプラグ部分3に配置される。棒8はプラグ部分3の内部で、プラグ3内に強固に嵌め込まれたコイル9を形成する電磁巻線10に案内される。振動体7は両側の端部をばね要素により押さえられ、片側は復帰ばね11、別の側は減衰装置Dを形成する減衰ばね12である。復帰ばね11の位置決めは、ケースの中心軸aの周りに配置されて軸方向を向く振動体7のカップ状の開口部13に挿入して行われる。この場合カップ状の形成された開口部13の、振動体7の突き当たり壁15に向いた正面14は貫通している。一方復帰ばね11の巻き端は、カップ状に形成された開口部13の底に当たり、別の巻き端が平面的に突き当たり壁15に支えられる。
【0016】
減衰装置Dを形成する減衰ばね12は同様に、ケース中心軸aの周りに巻き端が振動体7の正面14と反対側の正面16に当たるように位置が調整される。別の巻き端はプラグピン5を有するプラグ部分3の狭い側17の内側の壁に支えられる。
【0017】
前に言及した突き当たり壁15はプラグ部分3の内側で、狭い側6と距離を置いて例えば周囲噴射によってプラグ部分3に嵌め込まれる。さらに例えば金属材料で製作された強固な構造の突き当たり壁15の場合は、図面に関して水平に動く振動体7を横切って位置調整される。
【0018】
図2は振動体7または棒8の初期位置を示し、対向して設けられたばね11および12が棒8に互いに作用する押し付け圧力により静止位置を保っている。
【0019】
プラグ部分3が電気掃除機1への電圧供給のためコンセント25と既知の方法で共同作業し、場合によっては使用者の希望によってプラグ部分3をコンセント25から引き抜く場合、これらの過程は例えば電気掃除機1に配置された自動遮断回路と共同作業する振動装置Vによって自動化される。このために例えば電気掃除機1自体に使用者が操作できる装置を設け、その電圧パルスによって電磁的に動作する振動装置Vを作動させる。必要なパルス頻度は、例えば図示されていない継電器およびコイル9の直接制御によって実現される。
【0020】
電圧をコイル9に形成された電磁巻線10に印加すると磁界が形成され、振動体7を形成する電磁棒8が、図2の描写による静止位置から図3の描写に関連する矢印xの方向への水平方向の往復運動を開始する。この場合棒8は復帰ばね11の力に打ち勝って、正面14が硬い突き当たり壁15を打撃する。ここでパルスの交換が行われプラグ部分3の全体が引き抜き方向に移動する。例えば継電器制御による磁界の遮断によって、棒8は圧縮されたばね11によってプラグの狭い側17の方向に移動し、この部分に配置された減衰ばね12は棒8を遅れて減衰させて受け止め、続いて制御パルスが発生されない限り最終的に棒の静止位置となる。
【0021】
例えば継電器のパルス制御により、棒8を絶え間なく突き当たり壁15に当てると、実際的にプラグ部分3はコンセント25から引き抜かれる。復帰ばね11は打撃パルスを受けた後棒8のy方向への復帰を支援する。プラグ部分3のコンセント25の方向への遅れを最小限にするため、減衰装置Dを形成する減衰ばね12が設けられる。
【0022】
与えられる打撃パルスによって、短時間のプラグ部分3の差込力に対する克服が行われる。約50Nのプラグ部分3の引き抜き力を克服するため、振動体7の振動継続時間は約3ないし5秒が必要である。その後でプラグ部分3は完全にコンセントから引き抜かれる。
【0023】
図5ないし7の描写においては、振動装置Vの自動遮断回路Sが一体化されたプラグ部分3を示す。自動遮断回路はプラグ部分3が接続される電源リードから電圧を供給され、相はスイッチ19、棒8の円筒面と共同作業する接触輪18および減衰ばね12を経て別のリード21によりコイル9の巻線端に接続される接続される。別の巻線端は一体化されたリード20を経て中性リードに接続される。
【0024】
プラグ部分3を自動的に引き抜くため、使用者はイッチ19を投入しプラグ部分3自体を手動であるが、プレススイッチなど遠隔制御で器具を操作することができ、そのため接続リード2と平行に制御リードを設けることもできる。
【0025】
このようにして形成された電磁界は、すでに前の例で説明した突き当たり壁15の方向への棒8の打撃的な変位を生じさせる。矢印xの方向への棒8の軸方向の変位に対して、正面16は配置されている減衰ばね12との接触を失い、コイル9への電流の供給が中断する(図5参照)。再び元に戻った棒8はこのばね12との接触により新しく磁界を発生させるため自動的に電流回路を接続する(図6参照)。
【0026】
このような構成により、自動遮断回路Sはスイッチ19が投入された場合、プラグ部分3をコンセントから引き抜くことを達成するため常に振動体Vの打撃パルスの制御を行う。
【0027】
図8および9は、振動体7を収納したスパナ27の形状の装置26の別の実施態様を示す。
【0028】
スパナ27は普通の形状で、差込収納部25を形成してねじ頭部28を掴むのに適合させて形成したねじ頭部収納部29を備えている。収納部の底31は、ねじ頭部収納部の中心軸の延長上に変位できるようにスパナ27に保持されている円筒状の分離部品30が貫通する。
【0029】
円筒状の分離部品30に棒状の振動体7が収納され、第1の実施例と同様に中心軸の延長上の両側の端部はばねによって支持され、さらに振動体7は同時に分離部品30に固定されたコイル9を貫通する。ねじ頭部収納部29を向いた分離部品30の正面には突き当たり壁15が形成され、その内側に振動体7に作用する復帰ばね11が支えられる。この突き当たり壁15と対向する正面および振動体7の間には、第1の実施例に対応する減衰ばね17が設けられる。
【0030】
分離部品30は、スパナ27の収納部29の反対側の範囲が同様にほぼ筒状の摩擦要素32により囲まれ、摩擦要素32および分離部品30間の摩擦力は、分離部品30が自動的すなわち力が影響しない軸方向の変位を避けるように調整される。
【0031】
分離部品30の突き当たり壁15と対向する正面は半径方向のカラー33で広げられる。これは対応して形成された摩擦要素32の半径方向の空間34に設けられ、その軸方向の延長長さはねじ頭部収納部29のほぼ半分に相当する。これによって分離部品30の軸方向の変位は、衝突により制約される。図は分離部品30が、ねじ頭部収納部29の収納底31からほぼ筒状の壁の材料厚さだけ突き出している実施態様を示している。しかし図8に示した初期位置は、突き当たり壁が配置された分離部品30の外側の正面が収納部側の収納底31の円形面と一致する構成も考えられる。
【0032】
分離部品30は特にスパナ27を使用して緩めたねじのねじ頭部28を、ねじ頭部収納部29に固定した後で使用する。このため分離部品30に設けられた振動装置Vは、例えばスパナ27の握り部に配置した自動遮断スイッチで活性化することができ、そのため例えば使用者が操作する装置を握り部に配置することができ、電圧パルスによって電磁的に作動する振動装置Vを作動させることができる。この場合必要なパルス頻度は例えば図示されていない継電器およびコイル9の直接制御によって行うことができる。
【0033】
振動体7は第1の実施例と同じ遮断回路と共同作業して反応し、パルス状に突き当たり壁15の内側を打撃し、同時に振動体7の復帰ばね11を経た電流の供給の中断が繰り返される。打撃パルスは一体化された振動装置Vとともに分離体30の軸方向の変位を生じさせ、ここで分離体30の軸方向の外側への変位は、摩擦要素32および分離体30の外側の壁の間の選定した摩擦力によって常に保持される。分離体30は振動によって軸方向外側のねじ頭部収納部29へ移動しねじ頭部28を外側に押し出す。
【0034】
分離体30の軸方向外側への移動は、説明したようにストッパによって制約される。その最終位置は、パルス装置を遮断するため電子的に把握される。
【0035】
図8の描写による分離体30の基本位置への復帰は、スパナ27を再度ねじ頭部28に押し付けることによって行われ、ねじ頭部はねじ頭部収納部に導かれ、分離体30は摩擦要素32および分離体30の間の摩擦力に対抗して押し戻される。
【0036】
代わりに分離体30の復帰を、摩擦力を除去することによって行うこともでき、この場合分離体30の振動制御による前方への変位を、分離体30の圧縮されたばねによって元に戻す。摩擦力の除去は例えば分離体30と共同作業する.摩擦要素32の区間の向きを変えることにより達成できる。
【0037】
以上に説明した構成は製作型と関連して考慮することができ、例えば射出鋳造型よって製作する場合、鋳造型で製作した鋳造体に押し出すため振動体7または分離体30をエゼクタとして形成する。
【0038】
図10ないし14はプラグ部分3の振動部7を作動する種々の実施態様を示す。図10によれば電気掃除機1の握り部35に、電気掃除機1の運転のための電源スイッチ4とともに特別のスイッチ36が設けられ、これによってプラグ部分3の振動体7を活性化するために適合した信号を伝送することができる。そのため接続リード2には普通の電源リードとともに別のリードが設けられる。
【0039】
握り部35の特別のスイッチ36により、接続リード2内の特別な別のケーブルによって振動体7を活性化させる電流回路が投入される。特別なスイッチ36を電鍵として形成し、接続リード2内の別のケーブルによって制御信号をプラグ部分3に送信し、振動体7を活性化するためプラグ部分3に配置された評価電子装置で変換することも考えられる。また特別のスイッチおよび接続リード内の普通のケーブルにより変調した電流または電圧パルスを送信し、振動体7を活性化させるためプラグ部分3の対応する評価電子装置で検出させることもできる。
【0040】
図11は振動体7の活性化を握り部35の負荷調整器37で行う代替案を示す。この負荷調整器は普通の方法で多くの負荷段階38ないし38”を有し、その負荷段階で電気掃除機1に設けられたファンモータを制御することができる。振動体7の活性化は負荷調整器37の追加の位置39によって行う。従って、例えば使用者が注意して負荷調整器37を前方に移動させ38ないし38”の個別の負荷段階を得ることができる。負荷調整器37を零点の40を越えて戻して変位させることによって、振動体7の活性化のための追加位置39に到達する。
【0041】
さらに図12に図式的に示すように、握り部35の特別のスイッチ36により電波信号41を送信することも可能で、そのため握り部35に対応する送信機42が設けられる。電波信号41はプラグ部分3に一体化された受信機43によって受信され、振動体7の作動のため評価が行われる。
【0042】
図13はさらに別の実施態様を示し、振動体7の活性化は図10で説明した実施態様と類似した方法、すなわち対応するスイッチの操作で行われ、このスイッチの操作は器具に一体化されたケーブル巻取り器44の活性化によって行われる。ケーブル巻取り器は、接続リード2の巻き取るため特に器具に設けた足踏みスイッチ45の操作によって作動し、最初に振動体7の活性化を行い、場合によっては同時に接続リード2に軽い引っ張り荷重を与える。
【0043】
接続リード2の純粋な引っ張り荷重による振動体7の活性化を図式的に図14に示す。ここで接続リード2の方向に向いたプラグ部分3の端部に着目すると、接続リード2は先ず普通の方法で引っ張り固定装置46によって固定される。引っ張り固定装置は接続リード2の延長方向に限定された距離だけ移動できるように保持され、プラグ部分3の内部の接続リード2を囲むコイルばね47によってプラグ部分の底から離れた位置に保持される。
【0044】
引っ張り固定装置46はスイッチ48の一部で、下側すなわちプラグ部分の底に向いて接点49が設けられる。これはプラグ部分の底の接点50と向かい合って配置される。接続リード2を矢印zの方向に引っ張ると、引っ張り固定装置46はばね47の力に対抗してプラグ部分3の内部の許容された距離を移動し、形成されたスイッチ48を閉じる。スイッチ48によって直接振動体7を活性化する電流回路を閉じることができる。しかし、代わりにスイッチ48が投入された場合、プラグ部分3の特別な評価電子装置で把握する信号を送信することもできる。
【0045】
開示されたすべての特徴は本発明に対し基本的なものである。従って、対応する/添付の優先書類(事前出願のコピー)の開示もまたすべて本出願の開示内に含まれるものであり、その目的のためこれらの書類の特徴もこの出願の請求事項に含まれるものである。
【産業上の利用可能性】
【0046】
自動的に引き抜かれるプラグまたは工具に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】接続リードの端部に配置されたプラグ部分を有する電気運転の掃除機の俯瞰図である。
【図2】振動装置を有するプラグ部分の図式的な部分描写で、装置の振動体の静止状態を示す。
【図3】図2による描写の図であるが、振動体は電磁的に動作位置に移動されプラグに配置された突き当たり壁に衝突した状態である。
【図4】図3による動的な変化図である。
【図5】プラグ部分と一体化した自動遮断回路を有する、図1の描写によるプラグ部分の代替構造である。
【図6】図3の動的挙動に対応する図5の描写の図である。
【図7】図4の描写の図であるが、第2の実施態様に関するものである。
【図8】別の実施態様の装置の断面で、電磁気的に無負荷状態の基本位置に関するものである。
【図9】図8に対応する描写で、振動体の電磁的変位の中間位置である。
【図10】振動体を作動させる握り部分のスイッチを備えた電気掃除機の握り部分および付属するプラグ部分の俯瞰図である。
【図11】図10に対応する描写で、振動体を作動させる代替構造に関するものである。
【図12】図10の対応する描写の別の実施態様である。
【図13】付属するプラグ部分を有する電気掃除機の床装置の詳細な俯瞰図で、振動体の作動の別の代替構造に関するものである。
【図14】電気ケーブルに向いたプラグ部分断面で、振動体の作動に関する別の実施態様である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電機器具(E)、特に家庭器具、とりわけ電気掃除機(1)においてプラグピン(5)、およびプラグを自動的にコンセント(25)から緩め、場合によっては引き抜く装置(V)を有するプラグ部分(3)において、
装置(V)はプラグ部分(3)に収納される振動体(7)を備え、プラグ部分(3)への打撃パルスによって自動的にコンセント(25)から緩めるかまたは引き抜くことを特徴とするプラグ部分。
【請求項2】
特に、振動体(7)がプラグ部分(3)に囲まれていることを特徴とする請求項1に記載するプラグ部分。
【請求項3】
特に、振動体(7)が電磁的な棒(8)から構成されることを特徴とする請求項1または2の何れかに記載するプラグ部分。
【請求項4】
特に、棒(8)が電磁的な巻線(10)によって囲まれていることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載するプラグ部分。
【請求項5】
特に、振動体(7)がプラグ部分(3)の差込方向に動くことを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載するプラグ部分。
【請求項6】
特に、打撃パルスは振動体(7)の一端を、プラグ部分(3)のプラグピンの反対側(6)に配置された突き当たり壁(15)に突き当てることを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記載するプラグ部分。
【請求項7】
特に、突き当たり壁(15)および振動体(7)の間に復帰ばね(11)が配置されることを特徴とする請求項1ないし6の何れかに記載するプラグ部分。
【請求項8】
特に、突き当たり壁(15)に向かい合って減衰装置(D)が設けられることを特徴とする請求項1ないし7の何れかに記載するプラグ部分。
【請求項9】
特に、プラグ部分(3)に支えられる減衰装置(D)が減衰ばね(12)から構成されていることを特徴とする請求項1ないし8の何れかに記載するプラグ部分。
【請求項10】
特に、自動的な緩め、場合によっては引き抜きのための装置(V)が、電気器具(E)の追加的な操作機構によって活性化することができることを特徴とする請求項1ないし9の何れかに記載するプラグ部分。
【請求項11】
特に、電気器具(E)が負荷設定器(37)を備え、かつ活性化が負荷設定器(37)の追加の位置(39)で行われることを特徴とする請求項1ないし10の何れかに記載するプラグ部分。
【請求項12】
特に、自動的な緩め、場合によっては引き抜きのための装置(V)の活性化が、電気器具(E)の選定することができる機能、例えばケーブル巻取り器(44)の活性化、または静止回転数の活性化または電気器具(E)の運転停止によって行われることを特徴とする請求項1ないし11の何れかに記載するプラグ部分。
【請求項13】
特に、活性化が、電気器具(E)に接続されたケーブのプラグ部分(3)の引っ張りによって行われることを特徴とする請求項1ないし12の何れかに記載するプラグ部分。
【請求項14】
特に、装置(V)の活性化の信号が電波により伝送されることを特徴とする請求項1ないし13の何れかに記載するプラグ部分。
【請求項15】
特に、装置(V)の活性化の信号が、ケーブル内の特殊なリードによって伝送されることを特徴とする請求項1ないし14の何れかに記載するプラグ部分。
【請求項16】
特に、装置(V)の活性化の信号が、ケーブル内の特殊な電流または電圧の変調によって伝送されることを特徴とする請求項1ないし15の何れかに記載するプラグ部分。
【請求項17】
特に、装置(V)の活性化の信号が、過電流よって伝送されることを特徴とする請求項1ないし16の何れかに記載するプラグ部分。
【請求項18】
特に、振動体(7)がトライアックのような電気的なスイッチによって制御することができることを特徴とする請求項1ないし17の何れかに記載するプラグ部分。
【請求項19】
電気器具の差込部分(3)または自動的に緩め、場合によっては差込収納部(25)から引き抜くための引き抜き器または分離体(30)を有する装置(26)において、
差込部分(3)または装置(26)は振動体(7)を備え、打撃パルスによって自動的に緩めるか引き抜きを行うことを特徴とする差込部分または装置。
【請求項20】
特に、振動体(7)が差込部分(3)に収納されていることを特徴とする請求項19に記載する差込部分または装置。
【請求項21】
特に、差込部分(3)が打撃パルスによって差込収納部(25)から緩めるか引き抜くかをすることを特徴とする請求項19または20の何れか記載する差込部分または装置。
【請求項22】
特に、振動体(7)が工具の構成要素であることを特徴とする請求項19ないし21の何れか記載する差込部分または装置。
【請求項23】
特に、工具はスパナ(27)として、振動体(7)は引抜き器として役立つことを特徴とする請求項19ないし22の何れか記載する差込部分または装置。
【請求項24】
特に、振動体(7)は製作型例えば射出鋳造型の構成要素であることを特徴とする請求項19ないし23の何れか記載する差込部分または装置。
【請求項25】
特に、自動的に緩めるか、場合によっては引抜くための装置(V)が、電気器具(E)または装置(26)の追加的操作機構により活性化することができることを特徴とする、請求項19ないし24の何れか記載する差込部分または装置。
【請求項26】
特に、電気器具(E)または装置(26)は負荷設定器(37)を備え、かつ活性化が負荷設定器(37)の追加の位置(39)で行われることを特徴とする請求項19ないし25の何れかに記載する差込部分または装置。
【請求項27】
特に、自動的な緩め、場合によっては引き抜きのための装置(V)の活性化が、電気器具(E)または装置(26)の選定をすることができる機能、例えばケーブル巻取り器(44)の活性化、または静止回転数の活性化または電気器具(E)または装置(26)の運転停止によって行われることを特徴とする請求項19ないし26の何れかに記載する差込部分または装置。
【請求項28】
特に、活性化が、電気器具(E)に接続されたケーブの差込部分(3)の引っ張りによって行われることを特徴とする請求項19ないし27の何れかに記載する差込部分または装置。
【請求項29】
特に、装置(V)の活性化の信号が電波により伝送されることを特徴とする請求項19ないし28の何れかに記載する差込部分または装置。
【請求項30】
特に、装置(V)の活性化の信号が、ケーブル内の特殊なリードによって伝送されることを特徴とする請求項19ないし29の何れかに記載する差込部分または装置。
【請求項31】
特に、装置(V)の活性化の信号が、ケーブル内の特殊な電流または電圧の変調よって伝送されることを特徴とする請求項19ないし30の何れかに記載する差込部分または装置。
【請求項32】
特に、装置(V)の活性化の信号が、過電流よって伝送されることを特徴とする請求項19ないし31の何れかに記載する差込部分または装置。
【請求項33】
特に、振動体(7)がトライアックのような電気的なスイッチによって制御することができることを特徴とする請求項19ないし32の何れかに記載する差込部分または装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公表番号】特表2007−518234(P2007−518234A)
【公表日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−548314(P2006−548314)
【出願日】平成17年1月11日(2005.1.11)
【国際出願番号】PCT/EP2005/050098
【国際公開番号】WO2005/088775
【国際公開日】平成17年9月22日(2005.9.22)
【出願人】(592022394)フォルヴェルク・ウント・ツェーオー、インターホールディング・ゲーエムベーハー (56)
【氏名又は名称原語表記】VORWERK & COMPAGNIE INTERHOLDING GESELLSHAFT MIT BESCHRANKTER HAFTUNG
【Fターム(参考)】