説明

電気部品

【課題】 外形サイズを変更せずに操作部の揺動角度を変更可能な電気部品を提供する。
【解決手段】 ケース1に収められ側方に突出するスライドレバー13を備えたスライドスイッチ3と、スライドスイッチ3の上方に配置されケース1に回転中心を有して揺動自在に取り付けられる操作部2とを有したスイッチ部品において、操作部2は揺動に伴ってライドレバー13をスライドさせるように連係する操作アーム21を備え、スライドレバー21はスライドスイッチ3から側方に突出する横レバー部16と、横レバー部16の先端部から略鉛直方向に突出する縦レバー部17とからなり、操作アーム21は操作部2の回転中心と横レバー部16とが所定距離となるように縦レバー部17と係合する係合部22を有してなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、操作部の揺動によってスイッチング動作を行う電気部品に関し、特に外形サイズを変更せずに操作部の揺動角度を変更することができる電気部品に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の電気部品としてスイッチ部品があり、該スイッチ部品は操作部を揺動させることによって、スイッチング動作を行い、例えば自動車のパワーウィンドウのモータへの電源の投入及び遮断を行う電源スイッチ等に広く用いられている。スイッチ部品にはスライドスイッチが収容されており、スライドスイッチのスライドレバーと、操作部に一体形成された操作アームとを係合することによって、操作部の揺動に伴いスライドレバーをスライドさせることができる。このようなスイッチ部品としては、例えば特許文献1に挙げるようなものがある。
【特許文献1】特許第3039139号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の電気部品は以下に述べる問題点を有していた。操作部の揺動角度は操作部の揺動支点とスライドスイッチのスライドレバーまでの距離によって調整される。このため、操作部の揺動角度を変える場合には、操作部の揺動支点の位置及びスライドレバーと係合する操作アームの長さを変更しなければならないので、全体の外形サイズを変更しなければならず、製造コストの増加の要因となる。
【0004】
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、外形サイズを変更せずに操作部の揺動角度を変更可能な電気部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明に係る電気部品は、ケースに収められ側方に突出するスライドレバーを備えたスライド型電気部品と、該スライド型電気部品の上方に配置され上記ケースに回転中心を有して揺動自在に取り付けられる操作部とを有した電気部品において、
上記操作部は揺動に伴って上記スライドレバーをスライドさせるように連係する操作アームを備え、
上記スライドレバーは上記スライド型電気部品から側方に突出する横レバー部と、該横レバー部から該横レバーに対して略鉛直方向に突出する縦レバー部とからなり、上記操作アームは上記操作部の回転中心と上記縦レバー部との係合部とが所定距離となるように係合する係合部を有してなることを特徴として構成されている。
【0006】
また、本発明に係る電気部品は、上記係合部は上記操作アームの下端部に略水平方向に対向配置されると共に、その間に前記縦レバー部を挟んで、前記係合部の両先端部で上記操作部の回転中心と上記横レバー部とが所定距離となるように上記縦レバー部と係合することを特徴として構成されている。
【0007】
さらに、本発明に係る電気部品は、上記縦レバー部は上記横レバー部の先端部から鉛直方向と略平行な1方向にのみ突出してなることを特徴として構成されている。
【0008】
さらにまた、本発明に係る電気部品は、上記スライド型電気部品は基板の下面に実装され、上記基板には上記スライドレバーに対応する位置に上記操作アームを操作部の揺動に伴って移動させる切欠き状のガイド部が形成されてなることを特徴として構成されている。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る電気部品によれば、スライドレバーはスライド型電気部品から側方に突出する横レバー部と、横レバー部の先端部から該横レバーに対して略鉛直方向に突出する縦レバー部とからなり、操作アームは操作部の回転中心と縦レバー部との係合部とが所定距離となるように縦レバー部と係合する係合部を有してなることにより、縦レバー部と操作アームの係合位置を変えることで、操作部の回転中心から横レバー部までの距離を変えずに操作部の揺動角度を変更することができるので、操作アームを備える操作部のみを交換するだけで同一の外形サイズで揺動角度を変更することができ、製造コストの増加を抑えることができる。
また、その際、スライド型電気部品に対して、スライドレバーの縦レバー部及び操作部の係合部が並べて配置されることとなり高さ方向にオーバーラップさせた場合には、電気部品全体の高さ寸法を抑えることも可能となる。
【0010】
また、本発明に係る電気部品によれば、係合部は操作アームの下端部に略水平方向に対向配置されると共に、その間に前記縦レバー部を挟んで、前記係合部の両先端部で操作部の回転中心と横レバー部とが所定距離となるように縦レバー部と係合することにより、係合部の高さ方向の位置が異なる操作アームを用いることで、同一の外形サイズで操作部の揺動角度のみを容易に変更することができる。
【0011】
さらに、本発明に係る電気部品によれば、縦レバー部は横レバー部の先端部から鉛直方向と略平行な1方向にのみ突出してなることにより、スライドレバーのスライドをガイドするガイド孔を有したスライド型電気部品の側面を一部品で形成した場合でも、縦レバー部をその突出方向に沿ってガイド孔に容易に通すことができるので、スライド型電気部品の縦レバー部を長くすることができ、縦レバー部の形状の自由度を容易に高くすることができる。
【0012】
さらにまた、本発明に係る電気部品によれば、スライド型電気部品は基板の下面に実装され、基板にはスライドレバーに対応する位置に操作アームを操作部の揺動に伴って移動させる切欠き状のガイド部が形成されてなることにより、操作アームの長さを非常に長く設定することができ、また長くした場合であっても基板にガイドされているので操作アームが変形したり、破損したりすることを防止することができるので確実に係合できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明の実施形態について図面に添って詳細に説明する。図1は本実施形態におけるスイッチ部品の分解斜視図である。この図に示すように、本実施形態における本実施形態におけるスイッチ部品はスライドスイッチ3をケース1に収容し、ケース1の上部に揺動自在に支持された操作部2を傾倒させることにより、スライドスイッチ3のスライドレバー13をスライドさせるものである。
【0014】
ケース1は、ホルダー6と一体化されて箱形状に形成され、スライドスイッチ3を収容する。また、ケース1の上部は後述する操作部2の操作アーム21を挿入するため開口されており、開口部近傍の1対の側面には後述する操作部2の支持軸20が回動自在に挿入される軸孔30が形成されている。
【0015】
操作部2はスライドスイッチ3の切替動作を行うためのものである。そして、ケース1上部に形成された軸孔30に対応する位置に支持軸20が形成されており、操作部2はこの支持軸20を回転中心としてケース1に揺動自在に支持される。なお、軸孔30と支持軸20の凹凸関係は逆であっても良い。
【0016】
また、操作部2は下部に一体的に垂下された板状の操作アーム21を有している。操作アーム21は下端部が逆U字状に形成されており、操作部2の揺動に連動して支持軸20を回転中心として揺動する。また、操作アーム21はその両内面に後述するスライドレバー13の縦レバー部17と係合する係合部22を有している。係合部22は略半円形状に形成されると共に、操作アームの両内面に対向配置される。そして、両係合部22、22で縦レバー部17を挟むようにしてスライドレバー13と係合し、操作部2の揺動に伴ってスライドレバー13を水平方向にスライドさせる。
【0017】
スライドスイッチ3は、図1に示すように、箱状に形成されて基板4に装着される。そして、スイッチの切り替えを行なうスライドレバー13が側方に突出しており、スライドレバー13がスライドすることによって内部に収容されている接点部の接離の切り替えが行われる。
【0018】
スライドレバー13は内部から側方に突出した横レバー部16と、横レバー部16の先端部から略鉛直上方に突出した縦レバー部17とから構成され、縦レバー部17が上述の操作アーム21と係合する。スライドスイッチ3が装着される基板4は下面に複数の接続部材5、5が接続され、ホルダー6を介して図示しない外部機器に接続される。
【0019】
図2にスライドスイッチ3の分解斜視図を示す。この図に示すように、スライドスイッチ3はカバー部材11と底部12とから箱状に形成され、これにスライドレバー13を有するスライド部材10を納める構成としている。カバー部材11の側面にはガイド孔15が形成されており、スライドレバー13はガイド孔15を介してカバー部材11の外方に突出すると共に、ガイド孔15に沿ってスライド自在とされている。
【0020】
スライド部材10は底面に複数の摺動子片14a、14aからなる可動接点14が設けられる。そして、底部12にはその表面にスイッチパターンを形成した図示しないプリント基板が配置されており、可動接点14とスイッチパターンとでスイッチング部を構成する。これにより、スライド部材10の移動に伴い可動接点が接触するスイッチパターンが切り替えられ、スイッチ動作されることになる。なお、可動接点14とスイッチングパターンの形成位置は逆でも良く、これも含めて該スイッチング部分の構成については周知の構成であり、その詳細は省略する。また、底部12の側面にはスイッチングパターンと接続されたプリント基板の端子18が導出されている。
【0021】
横レバー部16は柱状に形成されると共にスライド部材10に一体的に形成されており、その先端部から略鉛直上方に縦レバー部17が形成されている。スライドレバー13は縦レバー部17が略鉛直上方を向いた状態でスライド部材10に設けられており、縦レバー部17は操作アーム21の係合部22と係合する。なお、横レバー部16あるいは縦レバー部17をスライド部材10と別体で形成し、その後、一体化されるように互いに固定しても良い。図3は本実施形態におけるスライドスイッチ3と操作部2との係合状態について概略的に示したものであり、図4には本実施形態の操作部2を傾倒させた状態を示している。
【0022】
図3に示すように、操作部2はスライドレバー13の上方に配置されており、スライドレバー13の縦レバー部17は逆U字状に形成された操作アーム21に嵌め込まれるように操作アーム21の係合部22と係合する。このため、図4に示すように、操作部2を支持軸20を中心として傾倒することによって、操作アーム21がスライドレバー13をスライドさせ、スライドスイッチ3の切替操作を行うことができる。
【0023】
スライドレバー13を所定距離スライドさせるために必要な操作部2の揺動角度は、操作部2の回転中心である支持軸20から操作アーム21とスライドレバー13の係合位置までの距離によって変化する。ここで、本実施形態における揺動角度の変化について図5を用いて説明する。
【0024】
図5は本実施形態における操作部2の揺動角度をそれぞれ変化させた場合、すなわち左から揺動角度が大きい順で示している。上述のように操作部2の揺動角度は支持軸20からスライドレバー13との係合位置までの距離、およびスライドレバー13の移動距離によって変化する。すなわち、図5の中央の図で示す電気部品を作成した後に、例えば他の車種において更に揺動角度を大きくし、同時にスイッチング動作する揺動角度を大きくしたいという要求が合った場合には、左の図のように支持軸20から操作アーム21の係合部22までの距離を短くすればよく、このようにすれば操作部2を大きな角度傾倒させた場合にも中央の図で示す形態と同じ距離スライドレバー13は移動してスイッチング及び末端に位置する事となる。なお、具体的には、所定の角度傾倒した状態において、同じ距離だけスライドレバー13が移動するように支持軸20から操作アーム21の係合部22までの距離を計算して設定する。
また、同様に例えば他の車種において、揺動角度を小さくし、また同時にスイッチング動作する揺動角度を小さくしたいという要求が合った場合には、右の図のように支持軸20から操作アーム21の係合部22までの距離を長くすればよく、このようにすれば操作部2を少ない角度傾倒させた場合に中央の図で示す形態と同じ距離スライドレバー13は移動してスイッチング及び末端に位置する事となる。そして、係合部22と係合する縦レバー部17は所定長さを有した柱状に形成されているので、係合部22との係合位置をその長さ分だけ鉛直方向にずらすことができる。
【0025】
このため、図5に示すように係合部22の位置がそれぞれ異なる操作アーム21を有した操作部2を用いることによって、支持軸20からスライドレバー13の横レバー部16までの距離を変えずに、操作部2の揺動角度を変更することができる。すなわち全体の外形サイズを変えずに操作部2の揺動角度のみを変えることができるので、例えば操作部2の揺動角度の異なる要求が来た場合であっても同じスイッチ3、ケース1、ホルダー6等を用いることができ製造コストの増加を抑えることができる。また、上面から見た場合に、スライドスイッチ3の本体に対して、スライドレバー13の縦レバー部17及び操作部1の係合部22が並べて配置されることとなるが、図5の左図に示すように操作部2を傾けた状態で操作アーム21の下端とスライドスイッチ3の本体とが高さ方向にオーバーラップするように配置した場合、あるいは中央図及び右図のように係合部22とスライドスイッチ3の本体とが高さ方向にオーバーラップするように配置した場合であっても、両者が接して動きを邪魔する等の不具合が発生しないので、電気部品全体の高さ寸法を抑えることも可能となる。なお本実施形態では、スライドレバー13の縦レバー部17の突出方向を略鉛直上方としたが、これに限らず鉛直下方に突出させてもよいし、鉛直上方及び下方の両方向に突出させてスライドレバー13を略T字状としてもよい。さらには横レバー部16の先端部分を延長してケース1にガイドし、中央部分から縦レバー部17を突出して形成しても良い。
【0026】
次に第2の実施形態について説明する。本実施形態におけるスイッチ部品は、第1の実施形態と同様、スライドスイッチ3をケース1に収容し、ケース1の上部に揺動自在に支持された操作部2を傾倒させることにより、スライドスイッチ3のスライドレバー13をスライドさせるものであり、スライドレバー13の縦レバー部17の形状と、操作アーム21の係合部22の形状が第1の実施形態とは異なるものである。図6に本実施形態におけるスライドスイッチ3と操作部2の係合について示し、図7に本実施形態の操作部2を傾倒させた状態を示す。
【0027】
図6に示すように、本実施形態における縦レバー部17は、横レバー部16の先端部から略鉛直上方にU字状に形成されている。一方、操作アーム21はその外面に係合部22が支持軸20と略水平な方向に円柱状に形成されている。そして、係合部22はU字状の縦レバー部17の両内面に挟まれるようにしてスライドレバー13と係合する。また、スライドレバー13は、縦レバー部17が鉛直上方を向いた状態でスライド部材10に一体に形成あるいは固定されている。したがって、操作部2を傾倒させると、図7に示すように操作アーム21によりスライドレバー13が水平方向にスライドする。
【0028】
縦レバー部17は略鉛直上方を向いたU字状に形成されており、操作アーム21の係合部22が縦レバー部17に係合することから、第1の実施形態と同様、係合部22との係合位置を縦レバー部17の長さ分だけにずらすことができる。このため図8に示すように、係合部22の位置がそれぞれ異なる操作部2を用いることによって、全体の外形サイズを変えずに操作部2の揺動角度のみを変えることができる。なお、効果、及び変形例については上記第1の実施例と同様の為、詳細の記載は省略する。
【0029】
次に第3の実施形態について説明する。本実施形態におけるスイッチ部品は、第1の実施形態と同様、スライドスイッチ3をケース1に収容し、ケース1の上部に揺動自在に支持された操作部2を傾倒させることにより、スライドスイッチ3のスライドレバー13をスライドさせるものであり、スライドスイッチ3と基板4の関係が第1の実施形態とは異なるものである。図9に本実施形態におけるスライドスイッチ3と操作部2の係合について示す。
【0030】
図9に示すように、本実施形態のスライドスイッチ3は、基板4の下部に設けられており、スライドレバー13の横レバー部16の先端部から縦レバー部17が略鉛直下方に向かって突出している。そして、操作アーム21の係合部は逆U字状に形成されており、基板4に形成された切欠き状のガイド部40を介して、縦レバー部17と係合する。これにより、支持軸20から縦レバー17の係合部22と係合する位置までの距離を長くとることができ、揺動角度を小さくすることができる。また、第1の実施形態同様、縦レバー部17の長さ分だけ鉛直方向にずらすことができるので、全体の外形サイズを変えずに揺動角度のみを変えることができる。そして、該第3の実施形態は図5の右図に示す形態よりも更に、支持軸20から縦レバー17の係合部22と係合する位置までの距離を長くとることができるので、より小さい傾倒角度とできる。
【0031】
また、基板4に形成されたガイド部40は、操作部2の揺動に伴う操作アーム21の揺動に対応した大きさに形成されており、端面処理されて操作アーム21のガイドを構成する。このため、操作アーム21は長尺となるが、基板4のガイド部40によってガイドされるため、操作アーム21が変形したり、破損したりすることを防止することができる。なお、その他の効果、及び変形例については上記第1、第2の実施例と同様の為、詳細の記載は省略する。
【0032】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用はこれら実施形態には限られず、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。例えばスライドレバー13と操作アーム21及びその係合部22の形状については、縦レバー部17が略鉛直方向を向いた状態を保ちつつ、スライドレバー13をスライドさせることができる形状であれば、本実施形態に限られず、どのような形状であってもよい。
また、スライドスイッチに適用したが、スライド型可変抵抗器に適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本実施形態におけるスイッチ部品の分解斜視図である。
【図2】スライドスイッチの分解斜視図である。
【図3】本実施形態におけるスライドスイッチと操作部の係合について示した図である。
【図4】本実施形態の操作部を傾倒させた状態を示した図である。
【図5】本実施形態におけるスイッチ部品のバラエティ対応について示した図である。
【図6】第2の実施形態におけるスライドスイッチと操作部の係合について示した図である。
【図7】本実施形態の操作部を傾倒させた状態を示した図である。
【図8】本実施形態におけるスイッチ部品のバラエティ対応について示した図である。
【図9】第3の実施形態におけるスライドスイッチと操作部の係合について示した図である。
【符号の説明】
【0034】
1 ケース
2 操作部
3 スライドスイッチ
4 基板
10 スライド部材
13 スライドレバー
16 横レバー部
17 縦レバー部
20 支持軸
21 操作アーム
22 係合部
30 軸孔
40 ガイド部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケースに収められ側方に突出するスライドレバーを備えたスライド型電気部品と、該スライド型電気部品の上方に配置され上記ケースに回転中心を有して揺動自在に取り付けられる操作部とを有した電気部品において、
上記操作部は揺動に伴って上記スライドレバーをスライドさせるように連係する操作アームを備え、
上記スライドレバーは上記スライド型電気部品から側方に突出する横レバー部と、該横レバー部から該横レバーに対して略鉛直方向に突出する縦レバー部とからなり、上記操作アームは上記操作部の回転中心と上記縦レバー部との係合部とが所定距離となるように係合する係合部を有してなることを特徴とする電気部品。
【請求項2】
上記係合部は上記操作アームの下端部に略水平方向に対向配置されると共に、その間に前記縦レバー部を挟んで、前記係合部の両先端部で上記操作部の回転中心と上記横レバー部とが所定距離となるように上記縦レバー部と係合することを特徴とする請求項1記載の電気部品。
【請求項3】
上記縦レバー部は上記横レバー部の先端部から鉛直方向と略平行な1方向にのみ突出してなることを特徴とする請求項1または2記載の電気部品。
【請求項4】
上記スライド型電気部品は基板の下面に実装され、上記基板には上記スライドレバーに対応する位置に上記操作アームを操作部の揺動に伴って移動させる切欠き状のガイド部が形成されてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気部品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−35461(P2007−35461A)
【公開日】平成19年2月8日(2007.2.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−217810(P2005−217810)
【出願日】平成17年7月27日(2005.7.27)
【出願人】(000010098)アルプス電気株式会社 (4,263)
【Fターム(参考)】