説明

電池

【課題】
電池の略端部に引っ掛けて起こした形態で前記電池を前記電池を装填して有る電池ケースからつまんで取り出す。しかし、前記引っ掛けて起こす力より前記電池ケースに設けて有る端子が前記電池を押さえる力の方が強いときは、前記引っ掛けて起こすことができないため、前記取り出すことが困難であるという短所があった。
【解決手段】
つまみを有するリング状シートを装着した構成。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電池に係わる。
【背景技術】
【0002】
特許文献1においては空気電池からシールフィルムを剥がす作業を容易にすると同時に機器への装填を容易にしたシールフィルム構造を備えた空気電池というところで本発明と目的を異にし、又、本発明と構成を異にする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第4298981号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電池の略端部に引っ掛けて起こした形態で前記電池を前記電池を装填して有る電池ケースからつまんで取り出す。しかし、前記引っ掛けて起こす力より前記電池ケースに設けて有る端子が前記電池を押さえる力の方が強いときは、前記引っ掛けて起こすことができないため、前記取り出すことが困難であるという短所があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
つまみを有するリング状シートを装着したことを特徴とする。
【0006】
つまみを有するリング状シートを外壁面に一体化したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、つまみを有するリング状シートを装着したことで、電池を装填して有る電池ケースに設けて有る端子が電池を押さえる力より該つまみをつまんで引っ張る力の方が強いため、該つまみをつまんで引っ張って電池を該電池ケースから1個ずつ取り出すことができる。
【0008】
又、本発明は、つまみを有するリング状シートを外壁面に一体化したことで、略同様に前記取り出すことができる。
【0009】
又、本発明は低コストで実現することができるため、材料費のコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施例1の電池の外観図
【図2】端子を設けて有る電池ケースに装填して有るときの図1の本発明の実施例1の電池などの外観図
【図3】つまみをつまんで引っ張って装填して有る電池ケースから取り出したときの図2の本発明の実施例1の電池などの外観図
【図4】本発明の実施例2の電池の外観図
【図5】端子を設けて有る電池ケースに装填して有るときの図4の本発明の実施例2の電池などの外観図
【図6】つまみをつまんで引っ張って装填して有る電池ケースから取り出したときの図5の本発明の実施例2の電池などの外観図
【図7】従来の電池の外観図
【図8】端子を設けて有る電池ケースに装填して有るときの図7の従来の電池などの外観図
【図9】略端部に引っ掛けて起こした形態で装填して有る電池ケースからつまんで取り出したときの図8の従来の電池などの外観図
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明を実施するための形態を各図を参照して説明する。
本発明は、つまみ3を有するリング状シート4を装着した電池である。本発明の素材はプラスチック、金属などにしてもよい。又、該つまみ3を有するリング状シート4は合成樹脂にしてもよい。又、該つまみ3を有するリング状シート4は透明なシートから形成してもよい。又、該つまみ3は1ヶ所に限定しなくてもよい。又、前記装着する手段はリング状シートを電池の略半分の高さまで通して、前記通した形態で前記リング状シートの一部をヒートシール法などで接着して該つまみ3を形成して前記リング状シートを締める形態にしてもよい。又、図示しないが、前記装着する手段はシートを電池の略半分の高さで巻いて前記シートの一方の略端部近傍を前記シートの他方の略端部近傍にヒートシール法などで接着して該つまみ3を形成する形態にしてもよい。
【0012】
又、本発明は、つまみ3を有するリング状シート4を外壁面に一体化した電池にしてもよい。又、前記一体化する手段はリング状シートを電池の略半分の高さまで通して、前記通した形態で前記リング状シートの一部を接着して該つまみ3を形成して前記リング状シートを締める形態で接着する形態にしてもよい。又、前記接着するために使用する接着剤5は合成樹脂にしてもよい。又、該接着剤5は透明な接着剤にしてもよい。又、図示しないが、前記一体化する手段はシートを電池の略半分の高さで巻いて前記シートの一方の略端部近傍を前記シートの他方の略端部近傍に接着して該つまみ3を形成する形態で接着する形態にしてもよい。又、前記接着するために使用する接着剤は合成樹脂にしてもよい。又、前記接着剤は透明な接着剤にしてもよい。
【実施例1】
【0013】
本発明の実施例1においては図1〜図3に示すようにつまみ3を有するリング状シート4を装着した電池に係わる。
【0014】
図7〜図9に示す従来の電池においては図9に示すように電池の略端部に引っ掛けて起こした形態で該電池を該電池を装填して有る電池ケース6からつまんで取り出す。しかし、前記引っ掛けて起こす力より該電池ケース6に設けて有る端子7が該電池を押さえる力の方が強いときは、前記引っ掛けて起こすことができないため、前記取り出すことが困難である。
【0015】
しかし、本発明の実施例1においては図1〜図3に示すようにつまみ3を有するリング状シート4を装着したことで、電池1を装填して有る電池ケース6に設けて有る端子7が該電池1を押さえる力より該つまみ3をつまんで引っ張る力の方が強いため、図3に示すように該つまみ3をつまんで引っ張って該電池1を該電池ケース6から1個ずつ取り出すことができる。
【0016】
又、本発明の実施例1は低コストで実現することができるため、材料費のコストダウンを図ることができる。
【実施例2】
【0017】
本発明の実施例2においては図4〜図6に示すようにつまみ3を有するリング状シート4を外壁面に一体化した電池に係わる。又、従来の電池においての説明は本発明の実施例1と同様であるため、省略する。又、本発明の実施例2の効果の説明は本発明の実施例1と略同様であるため、省略する。又、本発明の実施例2の電池を電池2とする。
【産業上の利用可能性】
【0018】
本発明は、使い勝手がよい構成を低コストで実現することができるため、市場における拡販及び利便性の向上を期待することができる。
【符号の説明】
【0019】
1 電池
2 電池
3 つまみ
4 つまみ3を有するリング状シート
5 接着剤
6 電池ケース
7 端子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
つまみを有するリング状シートを装着したことを特徴とする電池。
【請求項2】
つまみを有するリング状シートを外壁面に一体化したことを特徴とする電池。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−238503(P2011−238503A)
【公開日】平成23年11月24日(2011.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−109846(P2010−109846)
【出願日】平成22年5月12日(2010.5.12)
【特許番号】特許第4605672号(P4605672)
【特許公報発行日】平成23年1月5日(2011.1.5)
【出願人】(505020400)
【Fターム(参考)】