説明

電話受付システム、電話受付方法、サーバ、在席検出装置、プログラム

【課題】 電話オペレータの在席/離席を確実に検出し、電話機の着信可/着信不可の制御を自動的に行うことのできる電話受付システム、電話受付方法、サーバ、在席検出装置、プログラムを提供する。
【解決手段】 電話機150〜152のオペレータの在席または離席を検出し、検出信号をパソコン140〜142へ送信する在席検出装置170〜172をパソコン140〜142に対応して設ける。在席検出装置170〜172は、ロードセル180と、在席か離席かを判定するための閾値195を設定する閾値設定部192と、ロードセル180での測定値と閾値195とから在席か離席かを判定する在席判定部193とを設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電話受付システム、電話受付方法、サーバ、在席検出装置、プログラムに関し、特に、電話オペレータの在席/不在を検出し、電話機の着信可/着信不可制御を自動で行う電話受付システム、電話受付方法、サーバ、在席検出装置、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の在席自動検出による着信制御の技術として、特許文献1に開示の技術がある。
【0003】
特許文献1は、構内交換機またはボタン電話装置に設備される電話機に在席の有無を自動的に検出するための在席自動検出回路を設ける。在席自動検出回路は、電話機に設ける赤外線発光素子で構成するセンサからの信号を受信する。在席自動検出回路は、一定時間以上の不在信号を受信時、不在中の着信呼を近くの在席中の電話機に自動転送する。
【0004】
しかし、赤外線発光素子で構成するセンサは、人間以外の物体でも反応するため、在席の有無を誤検出するケースがあるという欠点がある。
【0005】
また、被看護者の離床、離席を報知する技術として、特許文献2に開示の技術がある。
【0006】
特許文献2は、荷重によって作動するセンサと、センサの電気的信号を変換するアダプタと、アダプタにより作動する有線方式、無線方式の音声出力装置、表示灯とを備える。人の存在の有無を荷重の増減を利用したセンサで検知し、アダプタにより人が居ないときのみ信号を出力する。従って、離床、離席の検知を精度良くできる。
【0007】
しかし、上記荷重の増減を利用したセンサは、荷重(人の体重)が加わると、接点信号は、閉となり、荷重が無くなると、開となる。接点信号が閉から開になると、出力信号を出す。従って、センサは、人以外の物体(重量物)の荷重の有無によっても接点信号が変化するため、被看護者の離席の有無を正確には検出できないケースがあるという欠点がある。
【0008】
【特許文献1】特開平2ー084858号公報
【特許文献2】特開2005ー152616号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上述の特許文献1の技術は、センサを赤外線発光素子で構成するため、人間以外の物体でもセンサが反応するため、在席の有無を誤検出するケースがあるという課題がある。
【0010】
また、特許文献2の技術は、荷重の増減を利用したセンサは、荷重(人の体重)が加わると、接点信号が閉となり、荷重が無くなると、接点信号が開となる。センサは、接点信号が閉から開になると、出力信号を出す。従って、センサは、人以外の物体(重量物)の荷重の有無によっても接点信号が変化するため、被看護者の離席の有無を正確には検出できないケースがあるという課題がある。
【0011】
上記課題を解決するため、本発明は、電話機のオペレータの在席または離席を検出し、検出信号を端末装置へ送信する在席検出装置を端末装置に対応して設ける。在席検出装置は、ロードセルと、在席か離席かを判定するための閾値を設定する閾値設定部と、ロードセルでの測定値と閾値とから在席か離席かを判定する在席判定部とを設けて構成する。
【0012】
本発明の目的は、電話オペレータの在席/離席を確実に検出し、電話機の着信可/着信不可の制御を自動的に行うことのできる電話受付システム、電話受付方法、サーバ、在席検出装置、プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の電話受付システムは、電話交換機とサーバと端末装置とをネットワークで接続する電話受付システムであって、電話機のオペレータの在席または離席を検出し検出信号を端末装置へ送信する在席検出装置を端末装置に対応して設け、サーバは、在席情報または離席情報を管理する記憶手段と、端末装置から在席情報または離席情報を受信し記憶手段へ格納する手段と、在席情報または離席情報から電話機の着信可否情報を生成する手段と、着信可否情報を電話交換機へ送信する手段とを有し、電話交換機は、受信した着信可否情報から電話機を着信可または着信不可にする手段を有し、在席検出装置は、オペレータの体重の測定値と閾値とから在席か離席かを判定する手段を有することを特徴とする。
【0014】
在席検出装置は、ロードセルと、在席または離席を検出する在席検出部とを有し、在席検出部は、ロードセルで体重を測定する荷重測定部と、在席か離席かを判定するための閾値を設定する閾値設定部と、荷重測定部での測定値と閾値設定部の閾値とから在席か離席かを判定する在席判定部と、判定結果を端末装置へ送信する通信制御部とを有することを特徴とする。
【0015】
在席判定部は、荷重測定部での測定値が閾値より小さいとき、離席と判定し、荷重測定部での測定値が閾値以上のとき、在席と判定する手段を有することを特徴とする。
【0016】
ロードセルは、椅子に設けることを特徴とする。
【0017】
記憶手段は、在席管理データベースを有し、在席管理データベースは、椅子番号と、椅子番号に対応する在席情報または離席情報と、電話交換機への着信状態指示情報と、電話回線番号とを有することを特徴とする。
【0018】
通信制御部は、無線送信手段を有することを特徴とする。
【0019】
本発明の電話受付方法は、電話交換機とサーバと端末装置とをネットワークで接続する電話受付方法であって、端末装置に対応して設ける在席検出装置により電話機のオペレータの在席または離席を検出するステップと、検出信号を端末装置へ送信するステップとを有し、サーバは、在席情報または離席情報を記憶手段で管理するステップと、端末装置から在席情報または離席情報を受信し記憶手段へ格納するステップと、在席情報または離席情報から電話機の着信可否情報を生成するステップと、着信可否情報を電話交換機へ送信するステップとを有し、電話交換機は、受信した着信可否情報から電話機を着信可または着信不可にするステップを有し、在席検出装置は、オペレータの体重の測定値と閾値とから在席か離席かを判定するステップを有することを特徴とする。
【0020】
在席検出装置は、ロードセルを椅子に設けるステップと、在席または離席を在席検出部により検出するステップとを有し、在席検出部は、荷重測定部によりロードセルでオペレータの体重を測定するステップと、閾値設定部により在席か離席かを判定するための閾値を設定するステップと、荷重測定部での測定値と閾値設定部の閾値とから在席か離席かを在席判定部により判定するステップと、通信制御部により判定結果を端末装置へ送信するステップとを有することを特徴とする。
【0021】
在席判定部は、荷重測定部での測定値が閾値設定部の値より小さいとき、離席と判定するステップと、荷重測定部での測定値が閾値設定部の値以上のとき、在席と判定するステップとを有することを特徴とする。
【0022】
記憶手段は、在席管理データベースを有し、在席管理データベースは、椅子番号と、椅子番号に対応する在席情報または離席情報と、電話交換機への着信状態指示情報と、電話回線番号とを有することを特徴とする。
【0023】
通信制御部は、端末装置へ無線で送信するステップを有することを特徴とする。
【0024】
本発明のサーバは、電話交換機と端末装置とをネットワークを介して接続するサーバであって、在席情報または離席情報を管理する記憶手段と、端末装置から在席情報または離席情報を受信し記憶手段へ格納する手段と、在席情報または離席情報から電話機の着信可否情報を生成する手段と、着信可否情報を電話交換機へ送信する手段とを有し、端末装置は、電話機のオペレータの在席または離席を検出し検出信号を送信する在席検出装置から在席情報または離席情報を受信し、受信情報をネットワークを介してサーバへ送信する手段を有し、電話交換機は、受信した着信可否情報から電話機を着信可または着信不可にする手段を有することを特徴とする。
【0025】
本発明の在席検出装置は、端末装置に対応して設け、電話機のオペレータの在席または離席を検出し検出信号を端末装置へ送信する在席検出装置であって、椅子に設けるロードセルと、在席または離席を検出する在席検出部とを有し、在席検出部は、ロードセルで体重を測定する荷重測定部と、在席か離席かを判定するための閾値を設定する閾値設定部と、荷重測定部での測定値と閾値設定部の閾値とから在席か離席かを判定する在席判定部と、判定結果を端末装置へ送信する通信制御部とを有し、在席判定部は、荷重測定部での測定値が閾値より小さいとき、離席と判定し、荷重測定部での測定値が閾値以上のとき、在席と判定する手段を有することを特徴とする。
【0026】
本発明のプログラムは、電話交換機とサーバと端末装置とをネットワークで接続する電話受付方法のプログラムであって、端末装置に対応して設ける在席検出装置を、電話機のオペレータの在席または離席を検出する手段と、検出信号を端末装置へ送信する手段として機能させ、サーバを、在席情報または離席情報を記憶手段で管理する手段と、端末装置から在席情報または離席情報を受信し記憶手段へ格納する手段と、在席情報または離席情報から電話機の着信可否情報を生成する手段と、着信可否情報を電話交換機へ送信する手段として機能させ、電話交換機を、受信した着信可否情報から電話機を着信可または着信不可にする手段として機能させることを特徴とする。
【0027】
本発明の電話受付システムは、電話交換機とサーバと端末装置とをネットワークで接続する電話受付システムであって、電話機のオペレータの在席または離席を検出する在席検出装置を設け、サーバは、端末装置から受信する在席情報または離席情報を記憶手段へ格納する手段と、電話機の着信可否情報を生成する手段とを有し、電話交換機は、サーバから受信した着信可否情報から電話機を着信可または着信不可にする手段を有し、在席検出装置は、オペレータの体重の測定値と閾値とから在席か離席かを判定する手段を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0028】
本発明の電話受付システムは、自動的に電話機のオペレータの在席/離席を確実に検出でき、電話機の着信可/着信不可の制御をできるという効果がある。
【0029】
その理由は、電話機のオペレータの在席または離席を検出する在席検出装置は、オペレータの体重の測定値と閾値とから在席か離席かを判定するためである。またサーバは、受信した在席情報または離席情報から着信可否情報を生成し、電話交換機は、サーバから着信可否情報を受信し、電話機を着信可または着信不可にするためである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
次に、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0031】
図1は、本発明の電話受付システム100の実施の形態を示す概略構成図、図2は、図1中のサーバ120の概略構成ブロック図、図3は、図1中の在席検出装置170〜172の概略構成ブロック図である。
【0032】
図1〜図3を参照すると、電話受付システム100は、電話交換機130とサーバ120と端末装置(以降、パソコン140〜142と称す)とをローカルエリアネットワーク(以降、LAN110と称す)で接続する。電話機150〜152は、電話交換機130と電話回線210〜212で接続する。なお、図1は、電話機150〜152、パソコン140〜142、在席検出装置170〜172を各々3台設置して図示しているが、台数を3台に限定するものではない。
【0033】
電話機150〜152のオペレータの在席または離席を検出し検出信号をパソコン140〜142へ無線で送信する在席検出装置170〜172は、パソコン140〜142に対応(例えば、1対1対応)して設ける。在席検出装置170〜172は、椅子160〜162に設け、オペレータの体重の測定値と閾値195とから在席か離席かを判定する手段を備える。なお、在席検出装置170〜172の内、ロードセル180のみを椅子160〜162に設けてもよい。
【0034】
図2を参照すると、サーバ120は、在席情報または離席情報を管理する磁気ディスク装置121と、パソコン140〜142、および、電話交換機130とLAN110経由で情報を送受信する送受信手段125とを備える。また、サーバ120は、受信した在席情報または離席情報を磁気ディスク装置121へ格納する在席管理データベース生成手段123と、在席情報または離席情報から電話機150〜152の着信可否情報を生成する着信可/不可命令信号生成手段124とを備える。
【0035】
磁気ディスク装置121は、在席管理データベース122で在席情報または離席情報を管理する。図4、図5を参照すると、在席管理データベース122は、椅子ナンバー201と、椅子ナンバー201に対応する在席/離席情報202と、電話交換機130への着信状態指示情報203と、電話回線番号204とを備える。
【0036】
電話交換機130は、受信した着信状態指示情報203から電話機150〜152を着信可または着信不可にする手段(図示せず)を備える。
【0037】
図3を参照すると、在席検出装置170〜172は、ロードセル180と、在席または離席を検出する在席検出部190とで構成する。在席検出部190は、ロードセル180で体重を測定する荷重測定部191と、閾値195を設定する閾値設定部192と、荷重測定部191での測定値と閾値195とから在席か離席かを判定する在席判定部193と、判定結果をパソコン140〜142へ送信する通信制御部194とで構成する。通信制御部194は、例えばブルーツース(Blue Tooth)方式の無線送信部(図示せず)を備える。
【0038】
在席判定部193は、荷重測定部191での測定値が閾値195より小さいとき、離席と判定し、荷重測定部191での測定値が閾値195以上のとき、在席と判定する手段を備える。
【0039】
次に、上述のように構成した電話受付システム100の動作について、図面を参照して説明する。
【0040】
図6は、電話受付システム100の動作を説明するためのフローチャートである。
【0041】
図6を参照すると、オペレータが椅子160〜162に座っているか否かを、在席検出装置170〜172は、ロードセル180で体重を測定することにより検出する(S11)。
【0042】
在席判定部193は、荷重測定部191の測定値と閾値195とを比較する(S12)。在席判定部193は、比較の結果、測定値が閾値195より小さいとき、オペレータが離席していると判定し(S13)、離席信号199を生成する(S14)。
【0043】
一方、上記(S12)において、在席判定部193は、測定値が閾値195以上のとき、オペレータは在席していると判定し(S15)、在席信号198を生成する(S16)。図7に示すように、例えば、在席信号198を”1”、離席信号199を”0”とする論理信号とする。なお、在席判定部193は、短時間(例えば、1分間以内)の離席のときは、離席とせずに在席とすることもできる。例えば、図7において、在席判定部193は、離席信号199の時間Tを図示しないタイマで計測し、T≦1分のとき、在席信号198とし、T>1分のとき、離席信号199とする論理回路(図示せず)を設ける。
【0044】
ここで、閾値195の設定は、オペレータ個々の体重を考慮して、各椅子160〜162毎に異なる値を設定するか、全て同一の値を設定するかのどちらとしてもよい。設定値は、椅子160〜162に座った状態では足にも体重の一部がかかること、および、測定誤差が発生することなどを考慮して、体重より小さい値にする。例えば、体重が50kgfならば、閾値195は、30kgf〜20kgfの範囲に設定する。全ての椅子160〜162に同一の値を設定するときは、閾値195は、20kgf〜25kgfに設定する。なお、閾値195の下限値は、20kgfとする。下限値を20kgfとする理由は、例えば、椅子160〜162の上にファイル、本などの人以外の20kgfより軽い物体を置いたとき、離席していると判定し、離席信号199を生成するためである。また、通常では、椅子160〜162の上に20kgf以上の重量物を置くことはなく、かつ、35kgf以下の体重で健康である労働者はいないものと想定する。従って、物体を椅子160〜162の上に置いたとき、在席判定部193は、オペレータが離席していると判定できる。
【0045】
通信制御部194は、在席信号198または離席信号199を受信し、受信情報をパソコン140〜142へ無線で送信する(S17)。
【0046】
パソコン140〜142は、LAN110経由で在席検出装置170〜172から受信した情報をサーバ120へ送信する(S18)。
【0047】
サーバ120は、磁気ディスク装置121へアクセスして、在席管理データベース122へ受信情報を格納する(S19)。着信可/不可命令信号生成手段124は、受信情報(在席情報または離席情報)から電話機150〜152の着信可否情報を生成する。着信可否情報を着信状態指示情報203として格納する(S20)。
【0048】
ここで、サーバ120が椅子ナンバー201のaに対応するパソコン140から離席情報を受信した場合の具体例について、図4、図5を参照して簡単に説明する。
【0049】
サーバ120は、在席情報データベース122の椅子ナンバー201のaに対する在席/離席情報202の項目を在席から離席に変更し、着信状態指示情報203の項目を着信可から着信不可へ変更する。
【0050】
サーバ120は、上記(S20)で格納した着信可否情報を電話交換機130へLAN110を介して送信する(S21)。
【0051】
電話交換機130は、受信した着信可否情報を元に電話機150〜152を着信可または着信不可にする(S22)。
【0052】
上述のように、電話受付システム100は、自動的に電話機150〜152のオペレータの在席/離席を確実に検出でき、また、電話機150〜152の着信可/着信不可の制御を自動的にできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明の電話受付システムの実施の形態を示す概略構成図である。
【図2】図1中のサーバの概略構成ブロック図である。
【図3】図1中の在席検出装置の概略構成ブロック図である。
【図4】在席管理データベースを示す図である。
【図5】在席管理データベースを示す図である。
【図6】電話受付システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】在席信号と離席信号とを説明するための図である。
【符号の説明】
【0054】
100 電話受付システム
110 LAN
120 サーバ
121 磁気ディスク装置
122 在席管理データベース
123 在席管理データベース生成手段
124 着信可/不可命令信号生成手段
125 送受信手段
130 電話交換機
140〜142 パソコン
150〜152 電話機
160〜162 椅子
170〜172 在席検出装置
180 ロードセル
190 在席検出部
191 荷重測定部
192 閾値設定部
193 在席判定部
194 通信制御部
195 閾値
198 在席信号
199 離席信号
201 椅子ナンバー
202 在席/離席情報
203 着信状態指示情報
204 電話回線番号
210〜212 電話回線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電話交換機とサーバと端末装置とをネットワークで接続する電話受付システムであって、電話機のオペレータの在席または離席を検出し検出信号を前記端末装置へ送信する在席検出装置を前記端末装置に対応して設け、前記サーバは、在席情報または離席情報を管理する記憶手段と、前記端末装置から前記在席情報または前記離席情報を受信し前記記憶手段へ格納する手段と、前記在席情報または前記離席情報から前記電話機の着信可否情報を生成する手段と、前記着信可否情報を前記電話交換機へ送信する手段とを有し、前記電話交換機は、受信した前記着信可否情報から前記電話機を着信可または着信不可にする手段を有し、前記在席検出装置は、オペレータの体重の測定値と閾値とから在席か離席かを判定する手段を有することを特徴とする電話受付システム。
【請求項2】
前記在席検出装置は、ロードセルと、在席または離席を検出する在席検出部とを有し、前記在席検出部は、前記ロードセルで体重を測定する荷重測定部と、在席か離席かを判定するための前記閾値を設定する閾値設定部と、前記荷重測定部での測定値と前記閾値設定部の前記閾値とから在席か離席かを判定する在席判定部と、判定結果を前記端末装置へ送信する通信制御部とを有することを特徴とする請求項1記載の電話受付システム。
【請求項3】
前記在席判定部は、前記荷重測定部での測定値が前記閾値より小さいとき、離席と判定し、前記荷重測定部での測定値が前記閾値以上のとき、在席と判定する手段を有することを特徴とする請求項2記載の電話受付システム。
【請求項4】
前記ロードセルは、椅子に設けることを特徴とする請求項2記載の電話受付システム。
【請求項5】
前記記憶手段は、在席管理データベースを有し、前記在席管理データベースは、椅子番号と、前記椅子番号に対応する在席情報または離席情報と、前記電話交換機への着信状態指示情報と、電話回線番号とを有することを特徴とする請求項1記載の電話受付システム。
【請求項6】
前記通信制御部は、無線送信手段を有することを特徴とする請求項2記載の電話受付システム。
【請求項7】
電話交換機とサーバと端末装置とをネットワークで接続する電話受付方法であって、前記端末装置に対応して設ける在席検出装置により電話機のオペレータの在席または離席を検出するステップと、検出信号を前記端末装置へ送信するステップとを有し、前記サーバは、在席情報または離席情報を記憶手段で管理するステップと、前記端末装置から前記在席情報または前記離席情報を受信し前記記憶手段へ格納するステップと、前記在席情報または前記離席情報から前記電話機の着信可否情報を生成するステップと、前記着信可否情報を前記電話交換機へ送信するステップとを有し、前記電話交換機は、受信した前記着信可否情報から前記電話機を着信可または着信不可にするステップを有し、前記在席検出装置は、オペレータの体重の測定値と閾値とから在席か離席かを判定するステップを有することを特徴とする電話受付方法。
【請求項8】
前記在席検出装置は、ロードセルを椅子に設けるステップと、在席または離席を在席検出部により検出するステップとを有し、前記在席検出部は、荷重測定部により前記ロードセルでオペレータの体重を測定するステップと、閾値設定部により在席か離席かを判定するための前記閾値を設定するステップと、前記荷重測定部での測定値と前記閾値設定部の前記閾値とから在席か離席かを在席判定部により判定するステップと、通信制御部により判定結果を前記端末装置へ送信するステップとを有することを特徴とする請求項7記載の電話受付方法。
【請求項9】
前記在席判定部は、前記荷重測定部での測定値が閾値設定部の値より小さいとき、離席と判定するステップと、前記荷重測定部での測定値が閾値設定部の値以上のとき、在席と判定するステップとを有することを特徴とする請求項8記載の電話受付方法。
【請求項10】
前記記憶手段は、在席管理データベースを有し、前記在席管理データベースは、椅子番号と、前記椅子番号に対応する在席情報または離席情報と、前記電話交換機への着信状態指示情報と、電話回線番号とを有することを特徴とする請求項7記載の電話受付方法。
【請求項11】
前記通信制御部は、前記端末装置へ無線で送信するステップを有することを特徴とする請求項8記載の電話受付方法。
【請求項12】
電話交換機と端末装置とをネットワークを介して接続するサーバであって、在席情報または離席情報を管理する記憶手段と、前記端末装置から前記在席情報または前記離席情報を受信し前記記憶手段へ格納する手段と、前記在席情報または前記離席情報から前記電話機の着信可否情報を生成する手段と、前記着信可否情報を前記電話交換機へ送信する手段とを有し、前記端末装置は、電話機のオペレータの在席または離席を検出し検出信号を送信する在席検出装置から前記在席情報または前記離席情報を受信し、受信情報を前記ネットワークを介して前記サーバへ送信する手段を有し、前記電話交換機は、受信した前記着信可否情報から前記電話機を着信可または着信不可にする手段を有することを特徴とするサーバ。
【請求項13】
端末装置に対応して設け、電話機のオペレータの在席または離席を検出し検出信号を前記端末装置へ送信する在席検出装置であって、椅子に設けるロードセルと、在席または離席を検出する在席検出部とを有し、前記在席検出部は、前記ロードセルで体重を測定する荷重測定部と、在席か離席かを判定するための閾値を設定する閾値設定部と、前記荷重測定部での測定値と前記閾値設定部の前記閾値とから在席か離席かを判定する在席判定部と、判定結果を前記端末装置へ送信する通信制御部とを有し、前記在席判定部は、前記荷重測定部での測定値が前記閾値より小さいとき、離席と判定し、前記荷重測定部での測定値が前記閾値以上のとき、在席と判定する手段を有することを特徴とする在席検出装置。
【請求項14】
電話交換機とサーバと端末装置とをネットワークで接続する電話受付方法のプログラムであって、前記端末装置に対応して設ける在席検出装置を、電話機のオペレータの在席または離席を検出する手段と、検出信号を前記端末装置へ送信する手段として機能させ、前記サーバを、在席情報または離席情報を記憶手段で管理する手段と、前記端末装置から前記在席情報または前記離席情報を受信し前記記憶手段へ格納する手段と、前記在席情報または前記離席情報から前記電話機の着信可否情報を生成する手段と、前記着信可否情報を前記電話交換機へ送信する手段として機能させ、前記電話交換機を、受信した前記着信可否情報から前記電話機を着信可または着信不可にする手段として機能させるためのプログラム。
【請求項15】
電話交換機とサーバと端末装置とをネットワークで接続する電話受付システムであって、電話機のオペレータの在席または離席を検出する在席検出装置を設け、前記サーバは、前記端末装置から受信する在席情報または離席情報を記憶手段へ格納する手段と、前記電話機の着信可否情報を生成する手段とを有し、前記電話交換機は、前記サーバから受信した前記着信可否情報から前記電話機を着信可または着信不可にする手段を有し、前記在席検出装置は、オペレータの体重の測定値と閾値とから在席か離席かを判定する手段を有することを特徴とする電話受付システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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