説明

非接触型IC媒体処理装置

【課題】 非接触型IC媒体処理装置において、媒体検知センサの誤動作を防止し、媒体の検知を正確に行う。
【解決手段】 非接触型IC媒体7を入れた状態の財布8が載置される載置部15aの一部に、発光素子23Aから発光された光23Cが通過する透光部15bが形成されている。載置部15aに載置された財布8内の非接触型IC媒体7と、非接触の状態で媒体7に記録されたデータの通信を行うアンテナ基板43が、載置部15aに対向して設けられている。載置部15aに載置された財布8を検知する発光素子23Aおよび受光素子23Bが、アンテナ基板43から発生する磁界の領域外に設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、非接触型IC媒体に記録されているデータをアンテナを介して非接触状態で処理する非接触型IC媒体処理装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の非接触型IC媒体処理装置としては、非接触型IC媒体を載置する媒体載置部と、この媒体載置部に媒体が載置されたことを検知する媒体検知センサと、媒体載置部に載置された媒体と非接触でデータ通信するアンテナとを備え、媒体載置部に媒体が載置されたことを媒体検知センサによって検知すると、アンテナを介して媒体に記録されたデータを処理するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2006−48455号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述した従来の非接触型IC媒体処理装置においては、媒体検知センサがアンテナと媒体載置部との間に設けられた構造であるため、媒体検知センサがデータ通信をするためにアンテナから発生させる磁界の領域内に位置することになる。このため、この磁界によって媒体検知センサが誤動作しやすく、媒体の検知が正確に行われないという問題があった。
【0004】
本発明は上記した従来の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、媒体検知センサの誤動作を防止し、媒体の検知を正確に行う非接触型IC媒体処理装置を提供するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この目的を達成するために、本発明は、非接触型IC媒体を直接的または間接的に載置する載置部と、この載置部に載置された非接触型IC媒体と非接触状態でデータの通信を行うアンテナと、このアンテナを介して前記非接触型IC媒体に記録されているデータの読み・書きを行うデータ処理手段と、前記載置部に非接触型IC媒体が載置されていることを検知する媒体検知手段とを備えた非接触型IC媒体処理装置において、
前記媒体検知手段を前記アンテナから発生する磁界の領域外に設け、当該媒体検知手段を発光素子と受光素子とからなる光センサとし、前記載置部の少なくとも発光素子の光が通過する部位を透光部材によって形成したものである。
【0006】
本発明は、前記発明において、前記発光素子と受光素子とのいずれか一方を前記載置部の上方に設け、他方を前記載置部の下方に設け、前記発光素子から前記受光素子へ照射される光の経路を正面視おいて傾斜させたものである。
【0007】
本発明は、前記発明のいずれか一つの発明において、前記載置部を覆う位置と開放する位置とで移動自在なシャッタと、前記載置部に非接触型IC媒体を載置するための手を検知する手検知手段とを備え、この手検知手段で手を検知することにより前記シャッタの閉じ動作を規制するものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、媒体検知手段をアンテナから発生する磁界の領域外に設けたことにより、媒体検知手段がアンテナから発生する磁界の影響を受けることがないから、媒体検知手段が誤動作することなく、媒体が載置部に載置されたことを正確に検知することができる。
【0009】
前記発明のうちの一つの発明によれば、閉じようとするシャッタに手が当たることにより、シャッタを駆動している駆動系に負荷がかかることを防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発明に係る非接触型IC媒体処理装置を分解して示す斜視図、図2は同じく全体の外観を示す斜視図、図3は同じく平面図、図4は図3におけるIV-IV 線断面図、図5は同じく一部を破断して示す平面図、図6ないし図8は図5におけるVI-VI 線断面図であって、図6はシャッタを閉じた状態を示し、図7はシャッタを開いた状態を示し、図8はシャッタを閉じるときに負荷がかかった状態を示す。
【0011】
図1に全体を符号1で示す非接触型IC媒体処理装置(以下、単に処理装置という)は、底板2と、この底板2に立設した状態で取り付けられ上面に表示部4aを有する表示部材4が固定される背面板3と、この背面板3に取り付けられ互いに対向する一対の両側板5,5とからなる筺体6を備えており、この筺体6には、図2および図6に示すように前方と上方とに開口6aが設けられている。
【0012】
また、この処理装置1は、図1に示すように、非接触型IC媒体7(以下、単に媒体7という)を入れた例えば財布8(図4参照)を載置する載置部15aを有する載置部ユニット10と、この載置部ユニット10の載置部15aを覆う位置と開放する位置とで移動自在に支持されたシャッタ11と、このシャッタ11を移動させる駆動部12と、この駆動部12に取り付けられるアンテナユニット13とによって概ね構成されている。
【0013】
載置部ユニット10は、図1に示すように中央部に載置部15aを有する載置板15と、この載置板15の両側部に互いに対向するように立設された一対の側面部16A,16Bと、載置板15の周縁が下方に向かって折曲形成された袴部17とを備え、載置板15の前面側には一対のストッパ18,18が隙間19を有して立設されている。この載置部ユニット10は、図2に示すように、ストッパ18側が相対的に低くなるように載置板15が傾斜した状態で、底板2に取り付けられた一対の支持部材20,20に固定されている。載置部15aの一部には、図2に示すように後述する発光素子23Aから発光された光23Cを通過させる透光部15bが設けられている。
【0014】
この載置部ユニット10の側面部16Aには、図3に示すように第1および第2の赤外線発信器21A,22Aが設けられており、側面部16Bには、これら第1および第2の赤外線発信器21A,22Aから発信された赤外線21C,22Cのそれぞれが受信される第1および第2の赤外線受信器21B,22Bが設けられている。これら第1および第2の赤外線発信器21A,22Aと第1および第2の赤外線受信器21B,22Bとは、両側面部16A,16B間に存在する手を検知する手検知手段として機能するものであって、後述するようにシャッタ11の閉じ動作を規制する。
【0015】
また、載置部ユニット10の側面部16Aには、図3および図4に示すように発光素子23Aが設けられており、この発光素子23Aから発光された光23Cは、駆動部12を搭載するベース板25に取り付けられた受光素子23Bに受光される。すなわち、発光素子23Aから発光された光23Cは、図4に示すように、正面視において斜め下方を指向しており、載置部15aの透光部15bを通過した後、後述するアンテナ基板43の透孔43aを通過し受光素子23Bに受光される。これら発光・受光素子23A,23Bは、載置部15aに載置される媒体7を入れた状態の財布8を検知する媒体検知装置として機能し、検知することによりアンテナ基板43を介して媒体7に記録されているデータの読み・書きを行う。
【0016】
次に、図1および図6を用いて、シャッタ11を回動させるための駆動部12について説明する。これらの図において、駆動部12には、底板2に立設されたスタッド26に取り付けられたベース板25を備えており、このベース板25には互いに対向するように折曲形成された一対の軸支持部25a,25aと、共に傾斜するように折曲形成されアンテナユニット13が取り付られる取付部25bおよび上述した受光素子23Bが取り付けられる取付部25cとが設けられている。
【0017】
軸支持部25a,25aには、シャッタ11の回動中心となるシャフト27が回転自在に支持されている。28はブラケット29を介してベース板25に固定されたモータであって、出力軸28aには、図6に示すようにモータギア30が軸着されている。31はブラケット29に回転自在に支持されモータギア30に噛合するギアであって、小径ギア31aが一体に設けられている。32はブラケット29に回転自在に支持され小径ギア31aに噛合するギアであって、ピニオン32aが一体に設けられている。
【0018】
シャッタ11は、図1に示すように断面コ字状に形成されるように、両端部に互いに対向するように折曲形成された両側部11A,11Bが設けられており、これら両側部11A,11Bの下端部に形成した小孔11b,11bに、シャフト27の両端部のそれぞれが軸着されている。したがって、シャッタ11は、シャフト27を回動中心として、図6に示す載置部15aを覆う位置と、図7に示す載置部15aを開放する位置との間を回動自在に支持されている。一方の側部11Aには、略正方形に形成された支持板35が互いの面を対接させるようにして取り付けられており、この支持板35の互いに対向する角部に近接した部位には、図6に示すようにばね掛け止め部35a,35aが切り起こされている。
【0019】
36はシャフト27を中心とした円弧状に形成されたラックであって、両端部に一対の長孔36a,36aが設けられており、下面に歯36bが形成され、上面の中央部には断面V字状の凹部36cが形成されている。このラック36は、長孔36a,36a内を挿通させ、支持板35に螺合させたボルト37,37を介して、シャフト27を回動中心として図中時計・反時計方向に所定の範囲だけ支持板35に回動自在に支持されている。また、ラック36の両端部のそれぞれと支持板35の各ばね掛け止め部35aとの間に懸架された一対の引張りコイルばね38A,38Bの引張力によって、ラック36が互いに反対方向に引っ張られることにより、ラック36は回動が規制された状態、すなわち停止した状態で支持板35に弾持されている。この状態で、ラック36の歯36bとピニオン32aとが噛合しており、後述するようにモータ28が正・逆方向に駆動されることにより、ラック36を介してシャッタ11がシャフト27を回動中心時計・反時計方向に回動する。
【0020】
39は基端部が支持板35に取り付けられた検知用の板ばねであって、揺動端部にラック36の凹部36cに係合する断面V字状の凸部39aが形成されている。40は支持板35に固定されたリミットスイッチであって、ラック36のわずかな回動を検知する。すなわち、ラック36が引張りコイルばね38A,38Bによって弾持され、支持板35に対して移動していない位置(以下、この位置を中立位置という)に位置付けられているときは、検知用の板ばね39の凸部39aがラック36の凹部36cに係合している。この状態から、ラック36がシャフト27を回動中心として、時計・反時計方向にわずかに移動すると、検知用の板ばね39の凸部39aは凹部36cとの係合が解除され、ラック36の上面に乗り上げるため、検知用の板ばね39の揺動端部によってリミットスイッチ40が作動する。このリミットスイッチ40が作動することにより、モータ28の駆動が停止する。したがって、ラック36の凹部37cと、検知用の板ばね39とリミットスイッチ40とが、ラック36の中立位置からの移動を検知する移動検知手段41を構成している。
【0021】
図1に示すように、アンテナユニット13には、ベース板25の取付部25bに取り付けられる枠状に形成されたブラケット42が備えられており、このブラケット42には長方形の透孔43aが設けられたアンテナ基板43が固定されている。したがって、ブラケット42がベース板25の取付部25bに取り付けられると、アンテナ基板43が載置部15aの下方において、図2に示すように載置部15aと平行となるように位置付けられる。この状態で、アンテナ基板43に形成されたアンテナ部(図示せず)と、載置部15aに載置された財布8内の媒体7との間で非接触状態でデータの通信が行われ、アンテナ基板43に通信されてきたデータは、データ処理手段(図示せず)によってデータの読み・書きが行われる。
【0022】
また、載置部15aの下方に位置付けられたアンテナ基板43の透孔43aは、載置部15aの透光部15bに対応しており、上述したように発光素子23Aから発光された光23Cは、図2に示すように、載置部15aの透光部15bを通過した後、アンテナ基板43の透孔43aを通過し、受光素子23Bに受光される。また、発光素子23Aおよび受光素子23Bは、アンテナ基板43のアンテナ部から発生する磁界の領域外に位置付けられるように、アンテナ基板43から充分離間した位置に設けられている。したがって、これら発光素子23Aおよび受光素子23Bがアンテナ基板43から発生する磁界の影響を受けることがないから、発光素子23Aおよび受光素子23Bが誤動作するようなことがない。このため、これら発光素子23Aおよび受光素子23Bによって、媒体7が入った財布8が載置部15aに載置されたことを正確に検知することができる。
【0023】
次に、このように構成された処理装置1における媒体7の処理動作について説明する。予め、シャッタ11が、図2および図7に示すように載置部15aを開放する位置に位置付けられている。この状態で、筺体6の開口6aから手によって媒体7が入れられた財布8を筺体6内に差し入れ、載置部15a上に載置する。財布8が載置部15a上に載置されると、財布8は発光素子23Aおよび受光素子23Bによって検知されるため、モータ28が正方向に駆動され、シャッタ11が載置部15aを覆う方向に移動を開始する。
【0024】
このとき、財布8を把持した手が筺体6内に差し入れられたままの状態であると、第1および第2の赤外線発信器21A,22Aと第1および第2の赤外線受信器21B,22Bとで手が検知されるため、モータ28の正方向への駆動が停止される。このため、筺体6内に手が差し入れられたままで誤ってシャッタ11が載置部15aを覆うようなことがないから、閉じようとするシャッタ11に手が当たることにより、シャッタ11を駆動している駆動部12に負荷がかかることを防止することができる。
【0025】
一方、財布8を把持した手が筺体6の外部に引き出されていることが、第1および第2の赤外線発信器21A,22Aと第1および第2の赤外線受信器21B,22Bとで確認されると、モータ28が正方向に駆動される。モータ28が正方向に駆動されると、図7においてモータギア30が反時計方向に回転するため、これと噛合するギア31が時計方向に回転する。したがって、ギア31の小径ギア31aと噛合するギア32が反時計方向に回転するため、ピニオン32aも一体的に反時計方向に回転し、このピニオン32aと噛合する歯36bを有するラック36がシャフト27を回動中心として反時計方向に回動する。
【0026】
ラック36が反時計方向に回動することにより、このラック36を弾持している一対の引張りコイルばね38A,38Bおよび支持板35を介してシャッタ11が一体的にシャフト27を回動中心として反時計方向に回動する。このとき、検知用の板ばね39の凸部39がラック36の凹部36cに係合し、板ばね39の弾性力によってラック36の中立位置が保持されているため、シャッタ11の反時計方向への回動が確実に行われる。
【0027】
ここで、故意または誤って手等によってシャッタ11の回動を阻止すると、図8に示すようにラック36だけが一方の引張りコイルばね38Bの引張力に抗して反時計方向にわずかに回動する。したがって、検知用の板ばね39の凸部39aはラック36の凹部36cとの係合が解除され、ラック36の上面に乗り上げるため、検知用の板ばね39の揺動端部によってリミットスイッチ40が作動する。このリミットスイッチ40が作動することにより、モータ28の駆動が停止するとともに、図示を省略した警報手段が作動する。このように、故意または誤って手等によってシャッタ11の移動を阻止しようとすると、モータ28の駆動が停止してシャッタ11の回動が停止するため、駆動部12に無理な負荷がかかることがない。また、警報手段の作動によって処理装置1を管理している管理者による対応が速くなるため、管理者にとって使い勝手が向上するだけではなく、利用者に対するサービスの低下を防止することができる。
【0028】
一方、シャッタ11がシャフト27を回動中心として反時計方向に回動することにより、図6に示すようにシャッタ11によって載置部15aが覆われる。この状態で、アンテナ基板43のアンテナ部(図示せず)と、載置部15aに載置された財布8に入れられた媒体7との間で非接触状態でデータの通信が行われ、アンテナ基板43に通信されてきたデータは、データ処理手段(図示せず)によってデータの読み・書きが行われる。
【0029】
媒体7に記録されていたデータの処理が終了すると、モータ28が逆方向に駆動し、図6においてモータギア30が時計方向に回転するため、これと噛合するギア31が反時計方向に回転する。したがって、ギア31の小径ギア31aと噛合するギア32が時計方向に回転するため、ピニオン32aも一体的に時計方向に回転し、このピニオン32aと噛合する歯36bを有するラック36がシャフト27を回動中心として時計方向に回動する。
【0030】
ラック36が時計方向に回動することにより、このラック36を弾持している一対の引張りコイルばね38A,38Bおよび支持板35を介してシャッタ11が一体的にシャフト27を回動中心として時計方向に回動し、図7に示すように載置部15aの上方が開放される。したがって、利用者は筺体6内に手を差し入れて載置部15aに載置されている財布8を取り出す。
【0031】
なお、本実施の形態においては、載置部15aに載置される態様として、財布8に入れた媒体7を間接的に載置部15aに載置した態様について説明したが、間接的に載置する方法として媒体7が実装されている携帯用端末機を載置する形態でもよく、また、媒体7を直接載置部15aに載置する形態でもよい。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明に係る非接触型IC媒体処理装置を分解して示す斜視図である。
【図2】本発明に係る非接触型IC媒体処理装置全体の外観を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る非接触型IC媒体処理装置の平面図である。
【図4】図3におけるIV-IV 線断面図である。
【図5】本発明に係る非接触型IC媒体処理装置において、一部を破断して示す平面図である。
【図6】図5におけるVI-VI 線断面図であって、シャッタを閉じた状態を示す。
【図7】図5におけるVI-VI 線断面図であって、シャッタを開いた状態を示す。
【図8】図5におけるVI-VI 線断面図であって、シャッタを閉じるときに負荷がかかった状態を示す。
【符号の説明】
【0033】
1…非接触型IC媒体処理装置(処理装置)、7…非接触型IC媒体(媒体)、8…財布、10…載置ユニット、11…シャッタ、12…駆動部、13…アンテナユニット、15a…載置部、15b…透光部、21A,22A…赤外線発信装置、21B,22B…赤外線受信装置、23A…発光素子、23B…受光素子、28…モータ、32a…ピニオン、36…ラック、36a…長孔、36b…歯、36c…凹部、38A,38B…引張りコイルばね、39…検知用の板ばね、39a…凸部、40…リミットスイッチ、41…移動検知手段、43…アンテナ基板、43a…透孔。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
非接触型IC媒体を直接的または間接的に載置する載置部と、この載置部に載置された非接触型IC媒体と非接触状態でデータの通信を行うアンテナと、このアンテナを介して前記非接触型IC媒体に記録されているデータの読み・書きを行うデータ処理手段と、前記載置部に非接触型IC媒体が載置されていることを検知する媒体検知手段とを備えた非接触型IC媒体処理装置において、
前記媒体検知手段を前記アンテナから発生する磁界の領域外に設け、当該媒体検知手段を発光素子と受光素子とからなる光センサとし、前記載置部の少なくとも発光素子の光が通過する部位を透光部材によって形成したことを特徴とする非接触型IC媒体処理装置。
【請求項2】
前記発光素子と受光素子とのいずれか一方を前記載置部の上方に設け、他方を前記載置部の下方に設け、前記発光素子から前記受光素子へ照射される光の経路を正面視おいて傾斜させたことを特徴とする請求項1記載の非接触型IC媒体処理装置。
【請求項3】
前記載置部を覆う位置と開放する位置とで移動自在なシャッタと、前記載置部に非接触型IC媒体を載置するための手を検知する手検知手段とを備え、この手検知手段で手を検知することにより前記シャッタの閉じ動作を規制することを特徴とする請求項1または2項記載の非接触型IC媒体処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−49402(P2010−49402A)
【公開日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−211768(P2008−211768)
【出願日】平成20年8月20日(2008.8.20)
【出願人】(304020498)サクサ株式会社 (678)
【Fターム(参考)】