非映像領域を除去するタッチパネルを備えた映像機器、表示方法、プログラム
【課題】 ディスプレイのサイズの小さな携帯端末では、映像コンテンツとディスプレイのアスペクト情報が一致しない場合、映像コンテンツのアスペクト情報を基準に表示を行うと、映像の表示されない非映像領域が大部分を占める場合がある。
【解決手段】 映像を表示するディスプレイの表示面にタッチパネルを配置し、除去操作検出領域設定部で映像コンテンツのアスペクト情報とディスプレイのアスペクト情報からタッチパネル上に除去操作検出領域を設定し、設定された除去操作検出領域内でのユーザ操作を選択入力部で検出し、ユーザが選択した領域と映像コンテンツのアスペクト情報とディスプレイのアスペクト情報によって除去領域判断部で除去する領域を判断し、非映像領域を削除した映像を表示する。
【解決手段】 映像を表示するディスプレイの表示面にタッチパネルを配置し、除去操作検出領域設定部で映像コンテンツのアスペクト情報とディスプレイのアスペクト情報からタッチパネル上に除去操作検出領域を設定し、設定された除去操作検出領域内でのユーザ操作を選択入力部で検出し、ユーザが選択した領域と映像コンテンツのアスペクト情報とディスプレイのアスペクト情報によって除去領域判断部で除去する領域を判断し、非映像領域を削除した映像を表示する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はタッチパネルを備えた映像機器での映像表示に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ディスプレイのサイズの小さな携帯端末では、映像コンテンツとディスプレイのアスペクト情報が一致しない場合、映像コンテンツのアスペクト情報を基準に表示を行うと、映像の表示されない非映像領域が大部分を占める場合がある。
従来のタッチパネルを備えたディスプレイでの映像表示に関する操作としては、タッチパネル上で拡大したい領域を囲む操作を行うことにより、映像の一部分を拡大するというものがある(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特許第3543397号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、前記従来の構成では、ユーザが映像コンテンツ毎に拡大領域を具体的に指定する必要がある。また映像コンテンツとディスプレイのアスペクト情報により非映像領域が一意に決まる場合でも、非映像領域を削除するためには拡大する領域を囲むという操作が必要になる。
【0004】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、映像コンテンツとディスプレイのアスペクト情報の不一致による非映像領域の除去を、非映像領域へのタッチパネル操作によって簡単に行える映像機器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記従来の課題を解決するため本発明は、ディスプレイ上にタッチパネル機能を備えた映像コンテンツを再生する映像機器において、映像コンテンツの解像度とアスペクトを抽出する映像解析部と、前記映像コンテンツのアスペクトと映像コンテンツを表示するディスプレイのアスペクトの対応状況によってタッチパネル上に除去操作検出領域を設定する除去操作検出領域設定部と、前記タッチパネル上に設定された除去操作検出領域の任意の一部を選択する選択入力部と、前記選択した除去操作検出領域の位置と、映像コンテンツのアスペクトと、映像コンテンツを表示するディスプレイのアスペクトの対応状況によって除去する領域を判断する除去領域判断部を備え、前記判断した除去する領域を削除した映像に編集し表示することを特徴とする。
【0006】
また本発明は、前記除去領域判断部はタッチパネル上の除去領域が四方(映像の上下左右)に存在する場合は、さらにディスプレイのアスペクトによって、映像の上下のみを除去するか、又は映像の左右のみを除去するか、又は映像の四方を除去するかを判断することを特徴とする。
【0007】
また本発明は、前記除去操作検出領域設定部でタッチパネルの上下左右に設定された除去操作検出領域に触れることで、不要な領域を除去した映像を表示するようにしたことを特徴とする。
【0008】
また本発明は、前記除去操作検出領域設定部でタッチパネルの上下左右に設定された除去操作検出領域で、除去サイズを指定することにより不要な領域を除去した映像を表示するようにしたことを特徴とする。
【0009】
また本発明は、前記除去操作検出領域設定部でタッチパネルの上下左右に設定された除去操作検出領域で、2辺の除去サイズを同時に指定することにより不要な領域を除去した映像を表示するようにしたことを特徴とする。
【0010】
また本発明は、ディスプレイ上にタッチパネル機能を備えた映像機器で映像コンテンツを再生する再生方法において、映像コンテンツの解像度とアスペクトを抽出する映像解析ステップと、前記映像コンテンツのアスペクトと映像コンテンツを表示するディスプレイのアスペクトの対応状況によってタッチパネル上に除去操作検出領域を設定する除去操作検出領域設定ステップと、前記タッチパネル上に設定された除去操作検出領域の任意の一部を選択する選択入力ステップと、前記選択した除去操作検出領域の位置と、映像コンテンツのアスペクトと、映像コンテンツを表示するディスプレイのアスペクトの対応状況によって除去する領域を判断する除去領域判断ステップを備え、前記除去領域判断ステップで判断した除去する領域を削除した映像に編集し表示することを特徴とする。
【0011】
また本発明は、ディスプレイ上にタッチパネル機能を備えた映像機器で実行し前記映像機器で動作する映像コンテンツを再生するプログラムにおいて、映像コンテンツの解像度とアスペクトを抽出する映像解析ステップと、前記映像コンテンツのアスペクトと映像コンテンツを表示するディスプレイのアスペクトの対応状況によってタッチパネル上に除去操作検出領域を設定する除去操作検出領域設定ステップと、前記タッチパネル上に設定された除去操作検出領域の任意の一部を選択する選択入力ステップと、前記選択した除去操作検出領域の位置と、映像コンテンツのアスペクトと、映像コンテンツを表示するディスプレイのアスペクトの対応状況によって除去する領域を判断する除去領域判断ステップを備え、前記除去領域判断ステップで判断した除去する領域を削除した映像に編集し表示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、映像を表示するディスプレイの表示面にタッチパネルを配置し、映像コンテンツのアスペクトとディスプレイのアスペクトの対応状況によってタッチパネル上に除去操作検出領域を設定し、設定された除去操作検出領域内でのユーザ操作を選択入力部で検出し、ユーザが選択した領域と映像コンテンツのアスペクト情報とディスプレイのアスペクト情報によって除去領域判断部で除去する領域を判断し、非映像領域を削除した映像を表示するので、ディスプレイサイズの小さい携帯端末上でアスペクト情報の不一致によって生じる非映像領域の除去と除去した映像の表示を、タッチパネル上での簡易な操作によって行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、携帯端末上で映像を表示した場合にタッチパネル上に設定する除去操作検出領域の設定例を示す。図2は、除去操作を行った場合の映像表示例を示す。非映像領域を除去する操作の概略について、図1と図2を用いて説明する。
【0014】
図1のタッチパネル上の100は、上下方向の除去操作検出領域である。ユーザが上下どちらかの領域に接触すると、上下一定サイズの領域を除去した映像を表示する。図2の200のような映像をディスプレイに表示している場合、ユーザが上下どちらかの除去操作検出領域に接触すると、上下同サイズの領域を除去した図2の201のような映像を表示する。
【0015】
また図1のタッチパネル上の101は、左右方向の除去操作検出領域である。ユーザが左右どちらかの領域に接触すると、左右一定サイズの領域を除去した映像を表示する。
図2の200のような映像をディスプレイに表示している場合、ユーザが左右どちらかの除去操作検出領域に接触すると、左右同サイズの領域を除去した図2の202のような映像を表示する。
【0016】
本発明の実施の形態に係る構成による非映像領域の除去方法について、図3を用いて説明する。図3の300は、例えば携帯電話の液晶ディスプレイであり、301は液晶ディスプレイ300上に貼り付けられているタッチパネルである。入力された映像の表示のみを行う場合は、映像解析部302で表示に必要な情報の解析を行い表示する。非映像領域を除去する場合は、除去操作検出領域設定部303が映像解析部302から入力された映像のアスペクトを取得し、ディスプレイ300のアスペクトとの対応状況によって、タッチパネル301上に除去操作検出領域306を上下左右の端から一定幅の領域として設定する。タッチパネル301上に設定された除去操作検出領域306をユーザがタッチペン等によって触れると、選択入力部305でタッチペンによる接触位置を検出する。その接触位置情報から、除去領域判断部304で左右方向の領域除去処理だという判断を行い、映像の左右の領域を一定幅削除した映像の表示を行う。またタッチパネル301上の除去操作検出領域以外の部分をユーザがタッチペン等によって触れると、非映像領域が除去された映像が表示されていた場合は、除去前の映像に戻すことができる。
【0017】
図4は非映像領域を除去する場合のフローチャートを示している。非映像領域の除去方法に関して、図3と図4を用いて説明する。
まず携帯端末のディスプレイ300上で映像表示を行う場合、入力された映像コンテンツのアスペクト情報を映像解析部302で解析する(S401)。
【0018】
基本的には、映像コンテンツのアスペクト情報を保持して表示するため、ディスプレイ300のアスペクト情報に応じた映像表示領域を設定してディスプレイ300上に表示し、除去操作検出領域設定部303によりタッチパネル301上の上下左右の端に除去操作検出領域306を設定する。この時のディスプレイ300のアスペクト情報と映像コンテンツのアスペクト情報の差異や、映像コンテンツ自体に非映像領域が含まれることによって、ディスプレイ300上に非映像領域が表示されることになる(S402)。
【0019】
ディスプレイ300上に表示された非映像領域を除去するために、ユーザが不要と判断した非映像領域上に配置された除去操作検出領域に接触すると、接触した位置情報が選択入力部305に通知される(S403)。
除去領域判断部304では、選択入力部305から通知された位置情報から除去領域が上下方向か左右方向かを判断し、ディスプレイ300のアスペクト情報と映像コンテンツのアスペクト情報から除去するサイズを算出する(S404)。
除去領域判断部304で判断された除去領域の方向とサイズをもとに映像の表示領域を設定し、ディスプレイ300上に表示を行う(S405)。
【0020】
図5は、ディスプレイ300のアスペクトが4:3で映像コンテンツのアスペクトが16:9の場合に除去操作を行った場合の表示遷移例である。
500は、アスペクトが16:9の映像コンテンツを表示している。この映像に対してタッチパネル301上の上下除去操作検出領域に接触すると、504のような上下の非映像領域を除去した表示を行う。
【0021】
501は、アスペクトが4:3の映像コンテンツの左右に非映像領域を付加してアスペクトを16:9にした映像コンテンツを表示している。この映像に対してタッチパネル301上の左右除去操作検出領域に接触すると、映像コンテンツのアスペクトが16:9の場合は左右のみに非映像領域が存在することはないので、上下左右の非映像領域を除去した504のような表示を行う。またタッチパネル301上の上下除去操作検出領域に接触すると、503のような上下の非映像領域を除去した表示を行う。503の映像に対して更にタッチパネル301上の左右除去操作検出領域に接触すると、504のような左右の非映像領域を除去した表示を行う。
【0022】
502は、アスペクトが4:3でレターボックスの映像コンテンツの左右に非映像領域を付加してアスペクトを16:9にした映像コンテンツを表示している。この映像に対してタッチパネル301上の左右除去操作検出領域に接触すると、映像コンテンツのアスペクトが16:9の場合は左右のみに非映像領域が存在することはないので、上下の非映像領域も同時に除去した500のような上下左右の非映像領域を除去した表示を行う。その後は500に対する操作を行うことで、504のような非映像領域を除去した表示を行う。この映像に対してタッチパネル301上の上下除去操作検出領域に接触すると、501のような上下の非映像領域を除去した表示を行う。その後は501に対する操作を行うことで、504のような非映像領域を除去した表示を行う。
【0023】
図6は、ディスプレイ300のアスペクトが16:9で映像コンテンツのアスペクトが4:3の場合に除去操作を行った場合の表示遷移例である。
600は、アスペクトが4:3の映像コンテンツを表示している。この映像に対してタッチパネル301上の左右除去操作検出領域に接触すると、603のような左右の非映像領域を除去した表示を行う。
【0024】
601は、アスペクトが4:3でレターボックスの映像コンテンツを表示している。この映像に対してタッチパネル301上の上下除去操作検出領域に接触すると、映像コンテンツのアスペクトが4:3の場合は上下のみに非映像領域が存在することはないので、上下左右の非映像領域を除去した603のような表示を行う。またタッチパネル301上の左右除去操作検出領域に接触すると、602のような左右の非映像領域を除去した表示を行う。602の映像に対して更にタッチパネル301上の上下除去操作検出領域に接触すると、603のような上下の非映像領域を除去した表示を行う。
【0025】
(実施の形態2)
図8は、本発明の実施の形態2の除去操作検出領域でのユーザ操作の図である。図8のユーザ操作による非映像領域の除去方法を、図3の構成図と図7の非映像領域を除去する場合のフローチャートを用いて説明する。
【0026】
まず携帯端末のディスプレイ300上で映像表示を行う場合、入力された映像コンテンツのアスペクト情報を映像解析部302で解析する(S701)。
基本的には、映像コンテンツのアスペクト情報を保持して表示するため、ディスプレイ300のアスペクト情報に応じた映像表示領域を設定して、除去領域判断部304によりディスプレイ300上に表示し、除去操作検出領域設定部303によりタッチパネル301上の上下左右の端に除去操作検出領域306を設定する。この時のディスプレイ300のアスペクト情報と映像コンテンツのアスペクト情報の差異や、映像コンテンツ自体に非映像領域が含まれることによって、ディスプレイ300上に非映像領域が表示されることになる(S702)。
【0027】
ディスプレイ300上に表示された非映像領域を除去するために、ユーザが不要と判断した非映像領域上に配置された除去操作検出領域で図8に示す操作を行う。まず除去サイズを設定する操作として、800のように除去操作検出領域内でタッチペンにより垂直方向へ直線を描く操作を行う。タッチペンから連続して入力されるX座標が、最初に接触したX座標の+3からー3の範囲にあり、Y座標が増減どちらかの傾向にあるならば、タッチペンがタッチパネル301から離れるまでのX座標の最大値を除去サイズとする。その後除去を実行する操作として、801のように除去操作検出領域内でタッチペンにより水平方向へ直線を描く操作を行う。タッチペンから連続して入力されるY座標が、最初に接触したY座標の+3からー3の範囲にあり、X座標が減少の傾向にあるならば、除去操作を実行する操作と判定する。これらのユーザ操作により、位置情報と除去サイズが選択入力部305に通知される(S703)。
【0028】
除去領域判断部304では、選択入力部305から通知された位置情報から除去領域が上下方向か左右方向かを判断し、除去するサイズは選択入力部305から通知された値を使用する(S704)。
除去領域判断部304で判断された除去領域の方向と除去サイズをもとに映像の表示領域を設定し、ディスプレイ300上に表示を行う(S705)。
【0029】
(実施の形態3)
図9は、本発明の実施の形態3の除去操作検出領域でのユーザ操作の図である。図9のユーザ操作による非映像領域の除去方法を、図3の構成図と図7の非映像領域を除去する場合のフローチャートを用いて説明する。
【0030】
まず携帯端末のディスプレイ300上で映像表示を行う場合、入力された映像コンテンツのアスペクト情報を映像解析部302で解析する(S701)。
基本的には、映像コンテンツのアスペクト情報を保持して表示するため、ディスプレイ300のアスペクト情報に応じた映像表示領域を設定して、除去領域判断部304によりディスプレイ300上に表示し、除去操作検出領域設定部303によりタッチパネル301上の上下左右の端に除去操作検出領域306を設定する。この時のディスプレイ300のアスペクト情報と映像コンテンツのアスペクト情報の差異や、映像コンテンツ自体に非映像領域が含まれることによって、ディスプレイ300上に非映像領域が表示されることになる(S702)。
【0031】
ディスプレイ300上に表示された非映像領域を除去するために、ユーザが不要と判断した非映像領域上に配置された除去操作検出領域で図9に示す操作を行う。まず左右方向の除去サイズを設定する操作として、900のように左右方向の除去操作検出領域内でタッチペンにより垂直方向へ直線を描く操作を行う。タッチペンから連続して入力されるX座標が、最初に接触したX座標の+3からー3の範囲にあり、Y座標が増減どちらかの傾向にあるならば、タッチペンがタッチパネル301から離れるまでのX座標の最大値を左右方向の除去サイズとする。次に上下方向の除去サイズを設定する操作として、901のように上下方向の除去操作検出領域内でタッチペンにより水平方向へ直線を描く操作を行う。タッチペンから連続して入力されるY座標が、最初に接触したY座標の+3からー3の範囲にあり、X座標が増減どちらかの傾向にあるならば、タッチペンがタッチパネル301から離れるまでのY座標の最大値を上下方向の除去サイズとする。その後除去を実行する操作として、902のように上下方向の除去操作検出領域内でタッチペンにより垂直方向へ直線を描く操作を行う。タッチペンから連続して入力されるX座標が、最初に接触したX座標の+3からー3の範囲にあり、Y座標が減少の傾向にあるならば、除去操作を実行する操作と判定する。これらのユーザ操作により、上下左右方向それぞれの除去サイズが除去領域判断部304に通知される(S703)。
【0032】
除去領域判断部304では、選択入力部305から通知された上下左右の除去サイズを使用して除去領域を判断する(S704)。
除去領域判断部304で判断された除去領域の方向と除去サイズをもとに映像の表示領域を設定し、ディスプレイ300上に表示を行う(S705)。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明にかかる映像は、ディスプレイ上にタッチパネルを備えた携帯端末上で映像コンテンツの表示を行う際に有用である。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の実施形態で携帯端末に設定する除去操作領域の概略図
【図2】本発明の実施形態で映像から非映像領域を除去した場合の表示例
【図3】本発明の実施形態の構成図
【図4】除去領域に接触することで非映像領域を除去する処理のフローチャート
【図5】ディスプレイのアスペクトが4:3で映像コンテンツのアスペクトが16:9の場合に除去操作を行った場合の表示遷移例
【図6】ディスプレイのアスペクトが16:9で映像コンテンツのアスペクトが4;3の場合に除去操作を行った場合の表示遷移例
【図7】除去領域内で除去サイズを設定することで非映像領域を除去する処理のフローチャート
【図8】左右か上下どちらかの除去領域で除去サイズを設定して除去を行う場合のユーザ操作
【図9】上下領域と左右除去領域で同時に除去サイズを設定して除去を行う場合のユーザ操作
【図10】アスペクトが4:3のディスプレイにアスペクトが4:3の映像コンテンツを表示した場合の表示遷移例
【図11】アスペクトが4:3のディスプレイにアスペクトが16:9の映像コンテンツを表示した場合の表示遷移例1
【図12】アスペクトが4:3のディスプレイにアスペクトが16:9の映像コンテンツを表示した場合の表示遷移例2
【図13】アスペクトが16:9のディスプレイにアスペクトが4:3の映像コンテンツを表示した場合の表示遷移例1
【図14】アスペクトが16:9のディスプレイにアスペクトが4:3の映像コンテンツを表示した場合の表示遷移例2
【図15】アスペクトが16:9のディスプレイにアスペクトが16:9の映像コンテンツを表示した場合の表示遷移例
【符号の説明】
【0035】
100 上下除去操作検出領域
101 左右除去操作検出領域
300 ディスプレイ
301 タッチパネル
302 映像解析部
303 除去操作検出領域設定部
304 除去領域判断部
305 選択入力部
306 除去操作検出領域
【技術分野】
【0001】
本発明はタッチパネルを備えた映像機器での映像表示に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ディスプレイのサイズの小さな携帯端末では、映像コンテンツとディスプレイのアスペクト情報が一致しない場合、映像コンテンツのアスペクト情報を基準に表示を行うと、映像の表示されない非映像領域が大部分を占める場合がある。
従来のタッチパネルを備えたディスプレイでの映像表示に関する操作としては、タッチパネル上で拡大したい領域を囲む操作を行うことにより、映像の一部分を拡大するというものがある(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特許第3543397号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、前記従来の構成では、ユーザが映像コンテンツ毎に拡大領域を具体的に指定する必要がある。また映像コンテンツとディスプレイのアスペクト情報により非映像領域が一意に決まる場合でも、非映像領域を削除するためには拡大する領域を囲むという操作が必要になる。
【0004】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、映像コンテンツとディスプレイのアスペクト情報の不一致による非映像領域の除去を、非映像領域へのタッチパネル操作によって簡単に行える映像機器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記従来の課題を解決するため本発明は、ディスプレイ上にタッチパネル機能を備えた映像コンテンツを再生する映像機器において、映像コンテンツの解像度とアスペクトを抽出する映像解析部と、前記映像コンテンツのアスペクトと映像コンテンツを表示するディスプレイのアスペクトの対応状況によってタッチパネル上に除去操作検出領域を設定する除去操作検出領域設定部と、前記タッチパネル上に設定された除去操作検出領域の任意の一部を選択する選択入力部と、前記選択した除去操作検出領域の位置と、映像コンテンツのアスペクトと、映像コンテンツを表示するディスプレイのアスペクトの対応状況によって除去する領域を判断する除去領域判断部を備え、前記判断した除去する領域を削除した映像に編集し表示することを特徴とする。
【0006】
また本発明は、前記除去領域判断部はタッチパネル上の除去領域が四方(映像の上下左右)に存在する場合は、さらにディスプレイのアスペクトによって、映像の上下のみを除去するか、又は映像の左右のみを除去するか、又は映像の四方を除去するかを判断することを特徴とする。
【0007】
また本発明は、前記除去操作検出領域設定部でタッチパネルの上下左右に設定された除去操作検出領域に触れることで、不要な領域を除去した映像を表示するようにしたことを特徴とする。
【0008】
また本発明は、前記除去操作検出領域設定部でタッチパネルの上下左右に設定された除去操作検出領域で、除去サイズを指定することにより不要な領域を除去した映像を表示するようにしたことを特徴とする。
【0009】
また本発明は、前記除去操作検出領域設定部でタッチパネルの上下左右に設定された除去操作検出領域で、2辺の除去サイズを同時に指定することにより不要な領域を除去した映像を表示するようにしたことを特徴とする。
【0010】
また本発明は、ディスプレイ上にタッチパネル機能を備えた映像機器で映像コンテンツを再生する再生方法において、映像コンテンツの解像度とアスペクトを抽出する映像解析ステップと、前記映像コンテンツのアスペクトと映像コンテンツを表示するディスプレイのアスペクトの対応状況によってタッチパネル上に除去操作検出領域を設定する除去操作検出領域設定ステップと、前記タッチパネル上に設定された除去操作検出領域の任意の一部を選択する選択入力ステップと、前記選択した除去操作検出領域の位置と、映像コンテンツのアスペクトと、映像コンテンツを表示するディスプレイのアスペクトの対応状況によって除去する領域を判断する除去領域判断ステップを備え、前記除去領域判断ステップで判断した除去する領域を削除した映像に編集し表示することを特徴とする。
【0011】
また本発明は、ディスプレイ上にタッチパネル機能を備えた映像機器で実行し前記映像機器で動作する映像コンテンツを再生するプログラムにおいて、映像コンテンツの解像度とアスペクトを抽出する映像解析ステップと、前記映像コンテンツのアスペクトと映像コンテンツを表示するディスプレイのアスペクトの対応状況によってタッチパネル上に除去操作検出領域を設定する除去操作検出領域設定ステップと、前記タッチパネル上に設定された除去操作検出領域の任意の一部を選択する選択入力ステップと、前記選択した除去操作検出領域の位置と、映像コンテンツのアスペクトと、映像コンテンツを表示するディスプレイのアスペクトの対応状況によって除去する領域を判断する除去領域判断ステップを備え、前記除去領域判断ステップで判断した除去する領域を削除した映像に編集し表示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、映像を表示するディスプレイの表示面にタッチパネルを配置し、映像コンテンツのアスペクトとディスプレイのアスペクトの対応状況によってタッチパネル上に除去操作検出領域を設定し、設定された除去操作検出領域内でのユーザ操作を選択入力部で検出し、ユーザが選択した領域と映像コンテンツのアスペクト情報とディスプレイのアスペクト情報によって除去領域判断部で除去する領域を判断し、非映像領域を削除した映像を表示するので、ディスプレイサイズの小さい携帯端末上でアスペクト情報の不一致によって生じる非映像領域の除去と除去した映像の表示を、タッチパネル上での簡易な操作によって行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、携帯端末上で映像を表示した場合にタッチパネル上に設定する除去操作検出領域の設定例を示す。図2は、除去操作を行った場合の映像表示例を示す。非映像領域を除去する操作の概略について、図1と図2を用いて説明する。
【0014】
図1のタッチパネル上の100は、上下方向の除去操作検出領域である。ユーザが上下どちらかの領域に接触すると、上下一定サイズの領域を除去した映像を表示する。図2の200のような映像をディスプレイに表示している場合、ユーザが上下どちらかの除去操作検出領域に接触すると、上下同サイズの領域を除去した図2の201のような映像を表示する。
【0015】
また図1のタッチパネル上の101は、左右方向の除去操作検出領域である。ユーザが左右どちらかの領域に接触すると、左右一定サイズの領域を除去した映像を表示する。
図2の200のような映像をディスプレイに表示している場合、ユーザが左右どちらかの除去操作検出領域に接触すると、左右同サイズの領域を除去した図2の202のような映像を表示する。
【0016】
本発明の実施の形態に係る構成による非映像領域の除去方法について、図3を用いて説明する。図3の300は、例えば携帯電話の液晶ディスプレイであり、301は液晶ディスプレイ300上に貼り付けられているタッチパネルである。入力された映像の表示のみを行う場合は、映像解析部302で表示に必要な情報の解析を行い表示する。非映像領域を除去する場合は、除去操作検出領域設定部303が映像解析部302から入力された映像のアスペクトを取得し、ディスプレイ300のアスペクトとの対応状況によって、タッチパネル301上に除去操作検出領域306を上下左右の端から一定幅の領域として設定する。タッチパネル301上に設定された除去操作検出領域306をユーザがタッチペン等によって触れると、選択入力部305でタッチペンによる接触位置を検出する。その接触位置情報から、除去領域判断部304で左右方向の領域除去処理だという判断を行い、映像の左右の領域を一定幅削除した映像の表示を行う。またタッチパネル301上の除去操作検出領域以外の部分をユーザがタッチペン等によって触れると、非映像領域が除去された映像が表示されていた場合は、除去前の映像に戻すことができる。
【0017】
図4は非映像領域を除去する場合のフローチャートを示している。非映像領域の除去方法に関して、図3と図4を用いて説明する。
まず携帯端末のディスプレイ300上で映像表示を行う場合、入力された映像コンテンツのアスペクト情報を映像解析部302で解析する(S401)。
【0018】
基本的には、映像コンテンツのアスペクト情報を保持して表示するため、ディスプレイ300のアスペクト情報に応じた映像表示領域を設定してディスプレイ300上に表示し、除去操作検出領域設定部303によりタッチパネル301上の上下左右の端に除去操作検出領域306を設定する。この時のディスプレイ300のアスペクト情報と映像コンテンツのアスペクト情報の差異や、映像コンテンツ自体に非映像領域が含まれることによって、ディスプレイ300上に非映像領域が表示されることになる(S402)。
【0019】
ディスプレイ300上に表示された非映像領域を除去するために、ユーザが不要と判断した非映像領域上に配置された除去操作検出領域に接触すると、接触した位置情報が選択入力部305に通知される(S403)。
除去領域判断部304では、選択入力部305から通知された位置情報から除去領域が上下方向か左右方向かを判断し、ディスプレイ300のアスペクト情報と映像コンテンツのアスペクト情報から除去するサイズを算出する(S404)。
除去領域判断部304で判断された除去領域の方向とサイズをもとに映像の表示領域を設定し、ディスプレイ300上に表示を行う(S405)。
【0020】
図5は、ディスプレイ300のアスペクトが4:3で映像コンテンツのアスペクトが16:9の場合に除去操作を行った場合の表示遷移例である。
500は、アスペクトが16:9の映像コンテンツを表示している。この映像に対してタッチパネル301上の上下除去操作検出領域に接触すると、504のような上下の非映像領域を除去した表示を行う。
【0021】
501は、アスペクトが4:3の映像コンテンツの左右に非映像領域を付加してアスペクトを16:9にした映像コンテンツを表示している。この映像に対してタッチパネル301上の左右除去操作検出領域に接触すると、映像コンテンツのアスペクトが16:9の場合は左右のみに非映像領域が存在することはないので、上下左右の非映像領域を除去した504のような表示を行う。またタッチパネル301上の上下除去操作検出領域に接触すると、503のような上下の非映像領域を除去した表示を行う。503の映像に対して更にタッチパネル301上の左右除去操作検出領域に接触すると、504のような左右の非映像領域を除去した表示を行う。
【0022】
502は、アスペクトが4:3でレターボックスの映像コンテンツの左右に非映像領域を付加してアスペクトを16:9にした映像コンテンツを表示している。この映像に対してタッチパネル301上の左右除去操作検出領域に接触すると、映像コンテンツのアスペクトが16:9の場合は左右のみに非映像領域が存在することはないので、上下の非映像領域も同時に除去した500のような上下左右の非映像領域を除去した表示を行う。その後は500に対する操作を行うことで、504のような非映像領域を除去した表示を行う。この映像に対してタッチパネル301上の上下除去操作検出領域に接触すると、501のような上下の非映像領域を除去した表示を行う。その後は501に対する操作を行うことで、504のような非映像領域を除去した表示を行う。
【0023】
図6は、ディスプレイ300のアスペクトが16:9で映像コンテンツのアスペクトが4:3の場合に除去操作を行った場合の表示遷移例である。
600は、アスペクトが4:3の映像コンテンツを表示している。この映像に対してタッチパネル301上の左右除去操作検出領域に接触すると、603のような左右の非映像領域を除去した表示を行う。
【0024】
601は、アスペクトが4:3でレターボックスの映像コンテンツを表示している。この映像に対してタッチパネル301上の上下除去操作検出領域に接触すると、映像コンテンツのアスペクトが4:3の場合は上下のみに非映像領域が存在することはないので、上下左右の非映像領域を除去した603のような表示を行う。またタッチパネル301上の左右除去操作検出領域に接触すると、602のような左右の非映像領域を除去した表示を行う。602の映像に対して更にタッチパネル301上の上下除去操作検出領域に接触すると、603のような上下の非映像領域を除去した表示を行う。
【0025】
(実施の形態2)
図8は、本発明の実施の形態2の除去操作検出領域でのユーザ操作の図である。図8のユーザ操作による非映像領域の除去方法を、図3の構成図と図7の非映像領域を除去する場合のフローチャートを用いて説明する。
【0026】
まず携帯端末のディスプレイ300上で映像表示を行う場合、入力された映像コンテンツのアスペクト情報を映像解析部302で解析する(S701)。
基本的には、映像コンテンツのアスペクト情報を保持して表示するため、ディスプレイ300のアスペクト情報に応じた映像表示領域を設定して、除去領域判断部304によりディスプレイ300上に表示し、除去操作検出領域設定部303によりタッチパネル301上の上下左右の端に除去操作検出領域306を設定する。この時のディスプレイ300のアスペクト情報と映像コンテンツのアスペクト情報の差異や、映像コンテンツ自体に非映像領域が含まれることによって、ディスプレイ300上に非映像領域が表示されることになる(S702)。
【0027】
ディスプレイ300上に表示された非映像領域を除去するために、ユーザが不要と判断した非映像領域上に配置された除去操作検出領域で図8に示す操作を行う。まず除去サイズを設定する操作として、800のように除去操作検出領域内でタッチペンにより垂直方向へ直線を描く操作を行う。タッチペンから連続して入力されるX座標が、最初に接触したX座標の+3からー3の範囲にあり、Y座標が増減どちらかの傾向にあるならば、タッチペンがタッチパネル301から離れるまでのX座標の最大値を除去サイズとする。その後除去を実行する操作として、801のように除去操作検出領域内でタッチペンにより水平方向へ直線を描く操作を行う。タッチペンから連続して入力されるY座標が、最初に接触したY座標の+3からー3の範囲にあり、X座標が減少の傾向にあるならば、除去操作を実行する操作と判定する。これらのユーザ操作により、位置情報と除去サイズが選択入力部305に通知される(S703)。
【0028】
除去領域判断部304では、選択入力部305から通知された位置情報から除去領域が上下方向か左右方向かを判断し、除去するサイズは選択入力部305から通知された値を使用する(S704)。
除去領域判断部304で判断された除去領域の方向と除去サイズをもとに映像の表示領域を設定し、ディスプレイ300上に表示を行う(S705)。
【0029】
(実施の形態3)
図9は、本発明の実施の形態3の除去操作検出領域でのユーザ操作の図である。図9のユーザ操作による非映像領域の除去方法を、図3の構成図と図7の非映像領域を除去する場合のフローチャートを用いて説明する。
【0030】
まず携帯端末のディスプレイ300上で映像表示を行う場合、入力された映像コンテンツのアスペクト情報を映像解析部302で解析する(S701)。
基本的には、映像コンテンツのアスペクト情報を保持して表示するため、ディスプレイ300のアスペクト情報に応じた映像表示領域を設定して、除去領域判断部304によりディスプレイ300上に表示し、除去操作検出領域設定部303によりタッチパネル301上の上下左右の端に除去操作検出領域306を設定する。この時のディスプレイ300のアスペクト情報と映像コンテンツのアスペクト情報の差異や、映像コンテンツ自体に非映像領域が含まれることによって、ディスプレイ300上に非映像領域が表示されることになる(S702)。
【0031】
ディスプレイ300上に表示された非映像領域を除去するために、ユーザが不要と判断した非映像領域上に配置された除去操作検出領域で図9に示す操作を行う。まず左右方向の除去サイズを設定する操作として、900のように左右方向の除去操作検出領域内でタッチペンにより垂直方向へ直線を描く操作を行う。タッチペンから連続して入力されるX座標が、最初に接触したX座標の+3からー3の範囲にあり、Y座標が増減どちらかの傾向にあるならば、タッチペンがタッチパネル301から離れるまでのX座標の最大値を左右方向の除去サイズとする。次に上下方向の除去サイズを設定する操作として、901のように上下方向の除去操作検出領域内でタッチペンにより水平方向へ直線を描く操作を行う。タッチペンから連続して入力されるY座標が、最初に接触したY座標の+3からー3の範囲にあり、X座標が増減どちらかの傾向にあるならば、タッチペンがタッチパネル301から離れるまでのY座標の最大値を上下方向の除去サイズとする。その後除去を実行する操作として、902のように上下方向の除去操作検出領域内でタッチペンにより垂直方向へ直線を描く操作を行う。タッチペンから連続して入力されるX座標が、最初に接触したX座標の+3からー3の範囲にあり、Y座標が減少の傾向にあるならば、除去操作を実行する操作と判定する。これらのユーザ操作により、上下左右方向それぞれの除去サイズが除去領域判断部304に通知される(S703)。
【0032】
除去領域判断部304では、選択入力部305から通知された上下左右の除去サイズを使用して除去領域を判断する(S704)。
除去領域判断部304で判断された除去領域の方向と除去サイズをもとに映像の表示領域を設定し、ディスプレイ300上に表示を行う(S705)。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明にかかる映像は、ディスプレイ上にタッチパネルを備えた携帯端末上で映像コンテンツの表示を行う際に有用である。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の実施形態で携帯端末に設定する除去操作領域の概略図
【図2】本発明の実施形態で映像から非映像領域を除去した場合の表示例
【図3】本発明の実施形態の構成図
【図4】除去領域に接触することで非映像領域を除去する処理のフローチャート
【図5】ディスプレイのアスペクトが4:3で映像コンテンツのアスペクトが16:9の場合に除去操作を行った場合の表示遷移例
【図6】ディスプレイのアスペクトが16:9で映像コンテンツのアスペクトが4;3の場合に除去操作を行った場合の表示遷移例
【図7】除去領域内で除去サイズを設定することで非映像領域を除去する処理のフローチャート
【図8】左右か上下どちらかの除去領域で除去サイズを設定して除去を行う場合のユーザ操作
【図9】上下領域と左右除去領域で同時に除去サイズを設定して除去を行う場合のユーザ操作
【図10】アスペクトが4:3のディスプレイにアスペクトが4:3の映像コンテンツを表示した場合の表示遷移例
【図11】アスペクトが4:3のディスプレイにアスペクトが16:9の映像コンテンツを表示した場合の表示遷移例1
【図12】アスペクトが4:3のディスプレイにアスペクトが16:9の映像コンテンツを表示した場合の表示遷移例2
【図13】アスペクトが16:9のディスプレイにアスペクトが4:3の映像コンテンツを表示した場合の表示遷移例1
【図14】アスペクトが16:9のディスプレイにアスペクトが4:3の映像コンテンツを表示した場合の表示遷移例2
【図15】アスペクトが16:9のディスプレイにアスペクトが16:9の映像コンテンツを表示した場合の表示遷移例
【符号の説明】
【0035】
100 上下除去操作検出領域
101 左右除去操作検出領域
300 ディスプレイ
301 タッチパネル
302 映像解析部
303 除去操作検出領域設定部
304 除去領域判断部
305 選択入力部
306 除去操作検出領域
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイ上にタッチパネル機能を備えた映像コンテンツを再生する映像機器において、
映像コンテンツの解像度とアスペクトを抽出する映像解析部と、
前記映像コンテンツのアスペクトと映像コンテンツを表示するディスプレイのアスペクトの対応状況によってタッチパネル上に除去操作検出領域を設定する除去操作検出領域設定部と、
前記タッチパネル上に設定された除去操作検出領域の任意の一部を選択する選択入力部と、
前記選択した除去操作検出領域の位置と、映像コンテンツのアスペクトと、映像コンテンツを表示するディスプレイのアスペクトの対応状況によって除去する領域を判断する除去領域判断部を備え、
前記判断した除去する領域を削除した映像に編集し表示することを特徴とする非映像領域を除去するタッチパネルを備えた映像機器。
【請求項2】
前記除去領域判断部はタッチパネル上の除去領域が四方(映像の上下左右)に存在する場合は、さらにディスプレイのアスペクトによって、映像の上下のみを除去するか、又は映像の左右のみを除去するか、又は映像の四方を除去するかを判断することを特徴とする請求項1に記載の非映像領域を除去するタッチパネルを備えた映像機器。
【請求項3】
前記除去操作検出領域設定部でタッチパネルの上下左右に設定された除去操作検出領域に触れることで、不要な領域を除去した映像を表示するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の非映像領域を除去するタッチパネルを備えた映像機器。
【請求項4】
前記除去操作検出領域設定部でタッチパネルの上下左右に設定された除去操作検出領域で、除去サイズを指定することにより不要な領域を除去した映像を表示するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の非映像領域を除去するタッチパネルを備えた映像機器。
【請求項5】
前記除去操作検出領域設定部でタッチパネルの上下左右に設定された除去操作検出領域で、2辺の除去サイズを同時に指定することにより不要な領域を除去した映像を表示するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の非映像領域を除去するタッチパネルを備えた映像機器。
【請求項6】
ディスプレイ上にタッチパネル機能を備えた映像機器で映像コンテンツを再生する再生方法において、
映像コンテンツの解像度とアスペクトを抽出する映像解析ステップと、
前記映像コンテンツのアスペクトと映像コンテンツを表示するディスプレイのアスペクトの対応状況によってタッチパネル上に除去操作検出領域を設定する除去操作検出領域設定ステップと、
前記タッチパネル上に設定された除去操作検出領域の任意の一部を選択する選択入力ステップと、
前記選択した除去操作検出領域の位置と、映像コンテンツのアスペクトと、映像コンテンツを表示するディスプレイのアスペクトの対応状況によって除去する領域を判断する除去領域判断ステップを備え、
前記除去領域判断ステップで判断した除去する領域を削除した映像に編集し表示することを特徴とする表示方法。
【請求項7】
ディスプレイ上にタッチパネル機能を備えた映像機器で実行し前記映像機器で動作する映像コンテンツを再生するプログラムにおいて、
映像コンテンツの解像度とアスペクトを抽出する映像解析ステップと、
前記映像コンテンツのアスペクトと映像コンテンツを表示するディスプレイのアスペクトの対応状況によってタッチパネル上に除去操作検出領域を設定する除去操作検出領域設定ステップと、
前記タッチパネル上に設定された除去操作検出領域の任意の一部を選択する選択入力ステップと、
前記選択した除去操作検出領域の位置と、映像コンテンツのアスペクトと、映像コンテンツを表示するディスプレイのアスペクトの対応状況によって除去する領域を判断する除去領域判断ステップを備え、
前記除去領域判断ステップで判断した除去する領域を削除した映像に編集し表示することを特徴とするプログラム。
【請求項1】
ディスプレイ上にタッチパネル機能を備えた映像コンテンツを再生する映像機器において、
映像コンテンツの解像度とアスペクトを抽出する映像解析部と、
前記映像コンテンツのアスペクトと映像コンテンツを表示するディスプレイのアスペクトの対応状況によってタッチパネル上に除去操作検出領域を設定する除去操作検出領域設定部と、
前記タッチパネル上に設定された除去操作検出領域の任意の一部を選択する選択入力部と、
前記選択した除去操作検出領域の位置と、映像コンテンツのアスペクトと、映像コンテンツを表示するディスプレイのアスペクトの対応状況によって除去する領域を判断する除去領域判断部を備え、
前記判断した除去する領域を削除した映像に編集し表示することを特徴とする非映像領域を除去するタッチパネルを備えた映像機器。
【請求項2】
前記除去領域判断部はタッチパネル上の除去領域が四方(映像の上下左右)に存在する場合は、さらにディスプレイのアスペクトによって、映像の上下のみを除去するか、又は映像の左右のみを除去するか、又は映像の四方を除去するかを判断することを特徴とする請求項1に記載の非映像領域を除去するタッチパネルを備えた映像機器。
【請求項3】
前記除去操作検出領域設定部でタッチパネルの上下左右に設定された除去操作検出領域に触れることで、不要な領域を除去した映像を表示するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の非映像領域を除去するタッチパネルを備えた映像機器。
【請求項4】
前記除去操作検出領域設定部でタッチパネルの上下左右に設定された除去操作検出領域で、除去サイズを指定することにより不要な領域を除去した映像を表示するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の非映像領域を除去するタッチパネルを備えた映像機器。
【請求項5】
前記除去操作検出領域設定部でタッチパネルの上下左右に設定された除去操作検出領域で、2辺の除去サイズを同時に指定することにより不要な領域を除去した映像を表示するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の非映像領域を除去するタッチパネルを備えた映像機器。
【請求項6】
ディスプレイ上にタッチパネル機能を備えた映像機器で映像コンテンツを再生する再生方法において、
映像コンテンツの解像度とアスペクトを抽出する映像解析ステップと、
前記映像コンテンツのアスペクトと映像コンテンツを表示するディスプレイのアスペクトの対応状況によってタッチパネル上に除去操作検出領域を設定する除去操作検出領域設定ステップと、
前記タッチパネル上に設定された除去操作検出領域の任意の一部を選択する選択入力ステップと、
前記選択した除去操作検出領域の位置と、映像コンテンツのアスペクトと、映像コンテンツを表示するディスプレイのアスペクトの対応状況によって除去する領域を判断する除去領域判断ステップを備え、
前記除去領域判断ステップで判断した除去する領域を削除した映像に編集し表示することを特徴とする表示方法。
【請求項7】
ディスプレイ上にタッチパネル機能を備えた映像機器で実行し前記映像機器で動作する映像コンテンツを再生するプログラムにおいて、
映像コンテンツの解像度とアスペクトを抽出する映像解析ステップと、
前記映像コンテンツのアスペクトと映像コンテンツを表示するディスプレイのアスペクトの対応状況によってタッチパネル上に除去操作検出領域を設定する除去操作検出領域設定ステップと、
前記タッチパネル上に設定された除去操作検出領域の任意の一部を選択する選択入力ステップと、
前記選択した除去操作検出領域の位置と、映像コンテンツのアスペクトと、映像コンテンツを表示するディスプレイのアスペクトの対応状況によって除去する領域を判断する除去領域判断ステップを備え、
前記除去領域判断ステップで判断した除去する領域を削除した映像に編集し表示することを特徴とするプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【公開番号】特開2009−15573(P2009−15573A)
【公開日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−176261(P2007−176261)
【出願日】平成19年7月4日(2007.7.4)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年7月4日(2007.7.4)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】
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