説明

音声処理装置、映像処理装置及びそれらの制御方法

【課題】 複数の入力ソースからの音声信号を処理可能な音声処理装置と選択された入力ソースの映像信号にもとづく映像を表示させる映像処理装置からなる映像音声システムにおいて、入力ソースの種類によらず、映像表示と同期した音声再生を可能にする。
【解決手段】 映像処理装置は、音声処理装置より通知された選択された入力ソースの種類にもとづいて画像処理を実行し、画像処理に要する遅延時間情報を音声処理装置へ送信する。
音声処理装置は、映像処理装置から送信された遅延時間情報にもとづき音声信号を遅延させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、映像表示に関する遅延情報を通信して、音声信号の遅延時間を制御する音声処理装置、映像処理装置、及びそれらの制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、映像音声再生機器において、表示される映像と出力される音声との時間ずれを解消し、映像と音声とを同期再生する技術が知られている。下記特許文献1では、以下の映像音声同期方法が開示されている。映像処理装置モニタが、映像表示のための固有の遅延要素により生じた遅延時間情報を制御コマンドとしてシルアルバスを介してアンプに対して送出する。アンプは、制御コマンドに応じて映像表示との同期に必要な時間だけ音声を遅延させて出力するものである。
【特許文献1】特開2002−344898号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記特許文献1の映像音声同期方法においては、映像と音声との時間ずれは、モニタ内で行われる処理の固有の遅延要素にもとづき設定される。そのため、例えば入力機器の種類により画像処理が変化する場合には、十分な同期がとれないという課題がある。
【0004】
静止画/動画及び解像度などの入力映像信号の種類、ゲーム機又はDVDプレイヤなどの入力機器の種類、ユーザによる画質設定、などにより画像処理時間は変化する。画像処理時間の変化により、映像表示遅延時間が変化すると映像と音声の同期が不十分な再生となる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明は、
映像処理装置と接続可能であり、複数の入力ソースの音声信号を処理可能な音声処理装置であって、
入力ソースの種類を、前記映像処理装置に送信する送信手段と、
前記入力ソースの種類に応じて設定され、前記入力ソースの映像信号にもとづいた映像の表示に係る遅延時間情報を、前記映像処理装置から受信する受信手段と、
前記遅延時間情報にもとづいて、前記音声信号を遅延させる遅延手段とを
有することを特徴とする。
【0006】
また、複数の入力ソースの音声信号を処理可能な音声処理装置と接続可能な映像処理装置であって、
前記音声処理装置から受信した入力ソースの映像信号の種類を判別する判別手段と、
判別された映像信号の種類にもとづいて、前記映像信号の画像処理を行う画像処理手段と、
前記画像処理に関連付けられた遅延時間を設定する設定手段と、
前記遅延時間に係る遅延時間情報を前記音声処理装置に送信する送信手段とを
有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の音響再生装置によれば、
入力している映像信号の種類、入力ソースの種類、ユーザによる各種調整などの条件に対応した画像処理に、それぞれ適応して映像と音声を同期させた適応型の同期再生が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、図面を参照して、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
【実施例1】
【0009】
図1は、本実施形態における音声処理装置と映像処理装置のブロック図である。音声処理装置1と映像処理装置2は互いに接続可能な配置をとる。
【0010】
音声処理装置1と映像処理装置2は、第1のインターフェイスケーブル3により接続される。
【0011】
音声処理装置1と、入力ソースである第1の映像音声出力機器4及び第2の映像音声出力機器5は、第2のインターフェイスケーブル6及び第3のインターフェイスケーブル7によりそれぞれ接続される。
【0012】
第1、第2及び第3のインターフェイスケーブルはいずれも、映像信号と音声信号が多重化されて伝送される映像音声信号線31と、制御信号線32が物理的に集合されて構成される。具体的にはHDMI(High−Definition Multimedia Interface)ケーブルを用いることができる。
【0013】
映像音声信号線31は、映像信号と、映像信号に対応付けられた音声信号とからなる映像音声信号を伝送する。
【0014】
制御信号線32は、接続される機器が相互に認証するための機器種類に関する情報、機器の動作を制御する命令情報などからなる制御信号を伝送する。
【0015】
音声処理装置1は、複数の入力ソースの音声信号が処理可能で、以下の構成を有する。
【0016】
選択部8(選択手段に対応)は、複数の入力ソースから、第1の制御部13の制御により特定の入力ソースを選択し、選択された入力ソースの映像音声信号を出力する。また、選択された入力ソースの映像音声信号は、同時に映像処理装置2へも送信される。
【0017】
音声分離部9は、選択部8が出力する映像音声信号のうち、音声信号を抽出し出力する(入力音声信号が映像信号と多重化されていない場合は不要)。
【0018】
遅延部10(遅延手段に対応)は、音声分離部9が出力する音声信号を設定された時間分遅延して出力する。
【0019】
増幅部11は、遅延部から出力された音声信号をスピーカ部12が駆動できるレベルに増幅する。
【0020】
スピーカ部12は、増幅された音声信号を可聴音に変換する。
【0021】
第1の制御部13(送信手段・受信手段に対応)は、選択部8へ出力する制御信号により選択する入力ソースを指示し、映像処理装置2の第2の制御部21に選択された入力ソースの種類を送信する。さらに、第2の制御部21が送信する遅延情報を受信し、遅延情報に基づき遅延時間を設定し、遅延部10に出力する。
【0022】
映像処理装置2は、以下の構成を有する。
【0023】
映像分離部23は、音声処理装置1における選択部8が出力する映像音声信号のうち、映像信号を抽出し出力する(入力映像信号が音声信号と多重化されていない場合は不要)。
【0024】
判別部24(判別手段に対応)は、映像分離部23が出力する映像信号の解像度、走査方式(インターレース・プログレッシブ)や動画・静止画などの信号種類を解析する。解析結果より、映像信号の種類を判別し、判別結果を第2の制御部21へ出力する。
【0025】
画像処理部25(画像処理手段に対応)は、映像分離部23が出力する映像信号を、第2の制御部21の指示により、入力ソースの種類にもとづいて、加工、演算、補正などの信号処理を施して出力する。
【0026】
表示部26は、画像処理部で信号処理された映像信号にもとづいた映像を表示する。
【0027】
設定入力部22は、ユーザ操作により入力される、表示部26が表示する映像に関する画質設定情報を出力する。
【0028】
第2の制御部21(設定手段、送信手段に対応)は、判別部24、設定入力部22、及び音声処理装置1の第1の制御部13の出力に応じた画像処理をするための制御信号を画像処理部25に出力する。
【0029】
以下、図5に示す処理フロー図を用いて、映像音響処理装置及び映像処理装置の動作について詳細に説明する。
【0030】
音声処理装置1は電源投入により動作を開始する。第1の制御部13は、複数の入力ソースのうちのいずれかを選択し、選択された入力ソースの映像音声信号を出力するように、選択部8を制御する(選択部制御処理(S101))。入力ソースの選択動作は、ユーザ操作による接続機器選択指示にもとづいて行われる。また、接続機器が1つの場合は自動的に接続機器の入力が選択される。選択された入力ソースの映像音声信号は映像処理装置へ出力されるとともに、音声分離部9により音声信号が取り出される(音声信号分離処理(S103))。選択された入力ソースの制御信号は第1の制御部13へ入力され、機器の種類に関する情報を映像制御装置2における第2の制御部21に送信する(制御信号送信処理(S102))。
【0031】
映像処理装置2は、選択部制御処理(S101)により選択された入力ソースの映像音声信号が入力されると、映像分離部23により映像信号が取り出され画像処理部25へ出力される。さらに、判別部24により解像度、走査方式、及び動画/静止画などの映像信号の種類が判別される(信号分離判別処理(S201))。制御信号送信処理(S102)により第1の制御部13から送信された制御信号は、第2の制御部21により受信される(制御信号受信処理(S202))。第2の制御部21は、制御信号に含まれる機種種別に関する情報を認識する(機種種別情報認識処理(S203))。第2の制御部21は設定入力部22の出力を認識する(設定入力認識処理(S204))。第2の制御部21は、設定入力認識処理(S204)の結果、機器種類情報認識処理(S203)の結果、及び映像信号分離判別処理(S201)の結果から、最適な画像処理を確定させる。さらに、その画像処理に要する遅延時間を設定する(画像処理確定処理(S205))。即ち、各々の画像処理に関連付けされた遅延時間が設定される。確定した画像処理は、画像処理部25に設定される(画像処理設定処理(S206))とともに、遅延時間に係る遅延時間情報は第1の制御部13に送信される(映像遅延時間送信処理(S207))。以上によりユーザが視聴している映像信号の種類、機器の種類、及びユーザによる設定入力に適した画像処理(S208)が映像信号に施され、映像が表示される(映像出力処理(S209))。
【0032】
遅延時間情報は、画像処理に要する時間を含めた、映像信号の入力から、映像信号にもとづく映像が表示部で表示されるまでの遅延時間に係る情報である。
【0033】
音声処理装置1は、第1の制御部13が映像遅延時間送信処理(S207)により送信された遅延時間情報を受信する(遅延時間受信処理(S104))。第1の制御部13は、遅延時間情報に基づき、遅延部10に遅延時間を設定する(遅延時間設定処理(S105))。音声信号分離処理(S103)によって取り出された音声信号は、遅延部10に設定された時間分遅延される(遅延処理(S106))。以上により、視聴している映像信号と同期して、音声信号が増幅部11により増幅されてスピーカ部12から音声出力される(音声出力処理(S107))。
【0034】
以下に、機器の種類にもとづく画像処理の具体例を示す。機器の種類がDVDプレイヤの場合は、シネマモードに対応した画像処理を行い、ゲーム機器の場合はゲームモードに対応した画像処理を行う。
【0035】
シネマモードに対応した画像処理としては、2−3プルダウン処理を用いることができる。2−3プルダウン処理は、フレーム補完処理であるため表示遅延時間は長くなる。
【0036】
ゲームモードに対応した画像処理としては、フィールド内補完処理を用いることができる。ノイズリダクション処理をせずに、最低限度必要な画像処理のみとして表示遅延時間を短くし、操作に対する違和感を少なくすることができる。
【0037】
このように、映像処理装置2は入力に接続された機器に対応した画像処理を選択的に実行するため、画像処理時間が変動する。
【0038】
以下に、映像信号の種類にもとづく画像処理の具体例を示す。
映像信号がプログレッシブ信号の場合は、映像信号を表示部が表示可能な解像度に変換する。映像信号がインターレース信号の場合は、映像信号をプログレッシブ信号に変換するとともに、表示部が表示可能な解像度に変換する。また、映像信号が静止画か動画かに応じて、上記の画像処理をそれぞれに適した処理としてもよい。
【0039】
このように、映像処理装置2は入力に接続された機器が出力する映像信号種類に対応した画像処理の設定をするため、画像処理時間が変動する。
【0040】
以下に、画質設定情報にもとづく画像処理の具体例を示す。
【0041】
ユーザがダイナミック画質を設定した場合は、色補正処理が行われる。また、スタンダード画質を設定した場合は、色補正処理をしない、もしくは処理レベルを弱める。また、ユーザによる設定に応じて、ノイズリダクションやガンマ補正などの画像補正をしてもよい。
このように、ユーザが設定した画質設定に応じて画像処理時間が変動する。
【0042】
画像処理の開始から映像を表示するまでに要する遅延時間データは、図6に示すようなテーブルデータとして、第2の制御部21内のメモリに格納される。機器の種類、映像信号の種類及びユーザによる画質設定に応じた遅延時間データは、第1の制御部13に送信される。遅延時間データは、第2の制御部21内部のレジスタや外部のメモリに書き込み、第1の制御部13がアクセスして取得する構成としてもよい。
【0043】
以上により、機器の種類、映像信号の種類及びユーザによる画質設定に対応して画像処理時間が変動しても、映像表示と同期した音声再生が可能となる。
【実施例2】
【0044】
以下、本発明に係る第2の実施形態について説明する。
図2は、第2の実施形態における音声処理装置と映像処理装置のブロック図である。
【0045】
第1の実施形態との違いは、
音声処理装置1と第1の映像音声出力機器4を接続する第2のインターフェイスケーブルを、映像信号と音声信号と制御信号を時分割多重した信号を伝送する多重信号線27とする点である。さらに、音声処理装置1における音声分離部9は、選択部8の出力から音声信号と映像信号と制御信号をそれぞれ分離し出力する。 音声分離部9により分離された映像信号は、映像信号線33により画像処理部25及び判別部24へ出力され、判別部24により映像信号の種類が判別される。制御信号は第1の制御部13から映像処理装置2における第2の制御部21へ送信される。
他の処理は、第1の実施形態と同様である。
【0046】
以上により、第1の実施形態における映像分離部23を省略し、音声処理装置1の入力インターフェイスを多種類とした形態においても、映像表示と同期した音声が再生される。
【実施例3】
【0047】
以下、本発明に係る第3の実施形態について説明する。
【0048】
図3は、第3の実施形態における音声処理装置と映像処理装置のブロック図である。他の実施形態との違いは、
音声処理装置1と第1の映像音声出力機器4及び第2の映像音声出力装置5を接続する第2及び第3のインターフェイスケーブルを、映像音声信号線31のみで構成するとともに、ユーザにより機器の種類が入力される第2の設定入力部28を設けた点である。
【0049】
第2の設定入力部により、ユーザが選択部8により選択される入力の機器の種類情報を入力し定義する。第1の制御部13は、選択部8の制御状態に対応した機器種類情報を記憶するとともに、映像処理装置2における第2の制御部21へ送信する。
他の処理は、第1の実施形態と同様である。
【0050】
以上により、音声処理装置1の入力インターフェイスを制御信号線のない形態とした場合においても、映像表示と同期した音声が再生される。
【実施例4】
【0051】
以下、本発明に係る第4の実施形態について説明する。
図4は、第4の実施形態における音声処理装置と映像処理装置のブロック図である。他の実施形態との相違は、
画像処理部25の入力信号と出力信号を比較して、入出力遅延時間を測定し第2の制御部21へ出力する遅延測定部29を設けた点である。
【0052】
遅延測定部29は、画像処理部25の入力及び出力の映像信号から、映像信号に重畳されているフレーム番号情報や、輝度変化によるシーンチェンジを検出して、入出力遅延時間を測定する。第2の制御部21は、記憶している表示部26の応答時間と、遅延測定部29から入力された入出力遅延時間とを合計し、遅延時間情報として第1の制御部13に送信する。
他の処理は、第1の実施形態と同様である。
【0053】
以上により、画像処理部25の内部で入力映像信号を分析し、その結果に応じて動的に画像処理を変化させるような場合においても、映像表示と同期した音声が再生される。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】本発明に係る一実施形態における音声処理装置及び映像処理装置のブロック図である。
【図2】第2実施形態における音声処理装置及び映像処理装置のブロック図である。
【図3】第3実施形態における音声処理装置及び映像処理装置のブロック図である。
【図4】第4実施形態における音声処理装置及び映像処理装置のブロック図である。
【図5】本発明に係る一実施形態における音声処理装置及び映像処理装置の処理フロー図である。
【図6】本発明に係る一実施形態における映像処理装置の内部データテーブルである。
【符号の説明】
【0055】
1 音声処理装置
2 映像処理装置
3 第1のインターフェイスケーブル
4 第1の映像音声出力機器
5 第2の映像音声出力機器
6 第2のインターフェイスケーブル
7 第3のインターフェイスケーブル
8 選択部
9 音声分離部
10 遅延部
11 増幅部
12 スピーカ部
13 第1の制御部
21 第2の制御部
22 設定入力部
23 映像分離部
24 判別部
25 画像処理部
26 表示部
27 多重信号線
28 第2の設定入力部
29 遅延測定部
31 映像音声信号線
32 制御信号線
33 映像信号線
S101 選択部制御処理
S102 制御信号送信処理
S103 音声信号分離処理
S104 遅延時間受信処理
S105 遅延時間設定処理
S106 遅延処理
S107 音声出力処理
S201 信号分離判別処理
S202 制御信号受信処理
S203 機種種別情報認識処理
S204 設定入力認識処理
S205 画像処理確定処理
S206 画像処理設定処理
S207 映像遅延時間送信処理
S208 画像処理
S209 映像出力処理

【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像処理装置と接続可能であり、複数の入力ソースの音声信号を処理可能な音声処理装置であって、
入力ソースの種類を、前記映像処理装置に送信する送信手段と、
前記入力ソースの種類に応じて設定され、前記入力ソースの映像信号にもとづいた映像の表示に係る遅延時間情報を、前記映像処理装置から受信する受信手段と、
前記遅延時間情報にもとづいて、前記音声信号を遅延させる遅延手段とを
有することを特徴とする音声処理装置。
【請求項2】
前記複数の入力ソースから特定の入力ソースを選択する選択手段を有し、選択された入力ソースの映像信号は、前記映像処理装置に送信されることを特徴とする請求項1記載の音声処理装置。
【請求項3】
複数の入力ソースの音声信号を処理可能な音声処理装置と接続可能な映像処理装置であって、
前記音声処理装置から受信した入力ソースの映像信号の種類を判別する判別手段と、
判別された映像信号の種類にもとづいて、前記映像信号の画像処理を行う画像処理手段と、
前記画像処理に関連付けられた遅延時間を設定する設定手段と、
前記遅延時間に係る遅延時間情報を前記音声処理装置に送信する送信手段とを
有することを特徴とする映像処理装置。
【請求項4】
前記設定手段は、前記入力ソースの種類、前記入力ソースの映像信号の種類及びユーザによる画質設定情報にもとづいて前記遅延時間を設定することを特徴とする請求項1記載の映像処理装置。
【請求項5】
画像処理手段の入力信号と出力信号を比較して、入出力遅延時間を測定し、前記入出力遅延時間を前記設定手段へ出力する遅延測定手段を有することを特徴とする請求項2又は3記載の映像処理装置。
【請求項6】
映像処理装置と接続可能であり、複数の入力ソースの音声信号を処理可能な音声処理装置の制御方法であって、
入力ソースの種類を、前記映像処理装置に送信するステップと、
前記入力ソースの種類に応じて設定され、前記入力ソースの映像信号にもとづいた映像の表示に係る遅延時間情報を、前記映像処理装置から受信するステップと、
前記遅延時間情報にもとづいて、前記音声信号を遅延させるステップとを
有することを特徴とする音声処理装置の制御方法。
【請求項7】
複数の入力ソースの音声信号を処理可能な音声処理装置と接続可能な映像処理装置の制御であって、
前記音声処理装置から受信した入力ソースの映像信号の種類を判別するステップと、
判別された映像信号の種類にもとづいて、前記映像信号の画像処理を行うステップと、
前記画像処理に関連付けられた遅延時間を設定するステップと、
前記遅延時間に係る遅延時間情報を前記音声処理装置に送信するステップとを
有することを特徴とする映像処理装置の制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−130821(P2009−130821A)
【公開日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−306003(P2007−306003)
【出願日】平成19年11月27日(2007.11.27)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】