説明

音響クイズシステム

【課題】ユーザをより情報に集中させ、質の高い見込み顧客を育てることが可能なシステムを提供する。
【解決手段】左スピーカ及び右スピーカと、音響データの区切り目を判断し、格納したデータを第1音響データと第2音響データの何れに振り分けるかを判定する振り分けCPUと、第1音響データ及び第2音響データの各データを、振り分けられた順に一時的に記憶するハードディスクと、ハードディスクに格納された各データの出力タイミングを調整する出力制御部と、出力部から出力されたクイズ音に関連する複数の回答画像を表示するディスプレイと、複数の回答のうち、操作によって正解の回答が選択されたか判定する選択判定部とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、音響クイズシステムに関し、特に、出力された音に関する画像を用いた音響クイズシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、インターネット上では、様々な企業がキャンペーンサイトを構築している。そして、このキャンペーンサイトを訪問したユーザがより商品情報に親しむように様々な仕組みが提供されている。
【0003】
例えば、商品名の一部を空白にした穴埋めクイズを提供しているサイトや、ウェブサイト上の複数のページに隠されたキーワードを探させるスタンプラリー形式のゲームを提供しているサイトや、商品に関する複数の選択肢から一つの選択肢を選択させる選択クイズを提供しているサイトなどがある。
【0004】
さらに、ゲーム性とユーザのリピート率を高めるために、ユーザ情報をデータベースに登録し、ビンゴゲームを提供しているサイトも提供されている(特許文献1)
【特許文献1】特開2004−33259
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、例えば、穴あきクイズなどでは、誰でも構築でき、参加者も多いが、クイズの正解があまりに簡単で商品のこだわり等は深く伝えられない。また、スタンプラリーでは、ユーザが複数ページを飛び回るが、スタンプのみを目で追っているために他の情報が伝わらない。さらに、選択クイズでは、ユーザに対してシンプルに商品知識を提供するが、ヒントページ全てに目を通す仕組にはならない。このため、上記のようなサイトのゲームでは、ゲームを通じてユーザをサービス・商品について深く学習した優良な見込顧客に育てることができない。
【0006】
さらに、ビンゴゲームなどでリピート率を高めたとしても、商品情報と関連性がないため、リピートしてきたユーザが優良な見込み顧客とは限らない。
【0007】
このため、集客力のあるポータルサイトを入り口とし、クイズ懸賞システムとクライアントのヒントページをユーザが行き来することで、自然とサービス・商品について深く学習し「質の高い」見込み客を育てることができる仕組みが求められている。
【0008】
本発明は、上述した課題を解決するために、ユーザをより情報に集中させ、質の高い見込み顧客を育てることが可能なシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1の態様は、第1出力部及び第2出力部からなる出力部と、音響データを一時的に格納するバッファ部と、上記バッファ部に格納されている音響データの区切り目を判断する解析部と、上記解析部により判断された区切り目を基準に、上記バッファ部に格納したデータを第1音響データと第2音響データの何れに振り分けるかを判定する振り分け判定部と、上記振り分け判定部により振り分けられた第1音響データの各データを、振り分けられた順に一時的に記憶する第1メモリ部と、上記振り分け判定部により振り分けられた第2音響データの各データを、振り分けられた順に一時的に記憶する第2メモリ部と、上記第1メモリ部及び上記第2メモリ部に格納された各データの出力タイミングを調整する出力制御部と、前記出力部から出力された音に関連する関連画像を含む複数の画像を表示する表示部と、前記表示部に表示された複数の画像のうち、操作によって関連画像が選択されたか判定する選択判定部とを備える音響クイズシステムである。
【0010】
第1の態様によれば、出力部から発生した音に関連する画像を操作によって選択する。このため、ユーザは、聞き取れそうで聞き取れない言葉を捜すため、例えば、ユーザはヒントページの内容を全てに目を通し得る。このため、ユーザがヒントページの内容に目を通すことによって、商品の特徴やこだわりなどを学習し、質の高い優良な顧客へと育てることが可能になる。このように、ユーザをより情報に集中させ、質の高い見込み顧客を育てることが可能な音響クイズシステムを提供することができる。
【0011】
本発明の第2の態様は、第1の態様の音響クイズシステムにおいて、前記出力制御部は、パラメータに応じて、各データの出力タイミングを調整することを特徴とする音響クイズシステムである。
【0012】
第2の態様によれば、パラメータに応じて、各データの出力タイミングを調整することができる。例えば、パラメータとして、ユーザが記入した年齢・性別・趣味によって出力タイミングを調整し、難易度を変化させた場合、ユーザの商品基礎知識によって難易度を変化させることが可能になる。この場合、商品知識の少ないユーザに対して、高い問題が出されて興味をなくすことを防ぐとともに、難易度の低い問題を出すことによって興味を喚起することが可能になり、さらに、商品知識の多いユーザに対して、難易度の低い問題が出されて興味をなくすことを防ぐとともに、難易度の低い問題を出すことによって興味を喚起することが可能になる。
【0013】
また、パラメータとして、不正解数(複数出題時)やリトライ回数を算出して難易度を変化させた場合、ユーザの能力に合わせた難易度の問題を出すことができるため、ユーザの興味を持続させることができる。さらに、徐々に難易度を向上させることによって、ユーザをヒントページの隅々まで誘導することが可能になり、ユーザが商品の特徴やこだわりなどを学習し、ユーザを質の高い優良な顧客へと育てることが可能になる。このように、ユーザをより情報に集中させ、質の高い見込み顧客を育てることが可能な音響クイズシステムを提供することができる。
【0014】
本発明の第3の態様は、第1の態様の又は第2の態様の音響クイズシステムは、前記出力部と、前記表示部と、前記操作部とを有する情報端末と、前記情報端末と接続し、前記解析部と、振り分け判定部と、第1メモリ部と、第2メモリ部と、出力制御部と、選択判定部とを有するサーバとを含み、前記サーバは、前記情報端末の前記操作部によって入力された情報を記憶する第3メモリ部を有することを特徴とする音響クイズシステム。
【0015】
第3の態様によれば、サーバが情報端末(例えば、パーソナルコンピュータや、携帯電話や、スマートフォンなど)の操作部によって入力された情報を記憶する第3メモリ部を有する。このため、ユーザをより情報に集中させ、質の高い見込み顧客を育てるとともに、ユーザ情報や正解情報を記憶することによって、質の高いマーケティングデータを入手することが可能な音響クイズシステムを提供することができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明の音響クイズシステムでは、ユーザをより情報に集中させ、質の高い見込み顧客を育てることが可能な音響クイズシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明にかかるシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明にかかる音響クイズから応募までのフロー図である。
【図3】音響クイズ出題・回答画面を示す説明図である。
【図4】本発明にかかる音声クイズの作成方法を説明する説明図である。
【図5】本発明にかかる音声クイズの概念を示す説明図である。
【図6】本発明にかかる音声クイズの概念を示す説明図である。
【図7】本発明にかかる音声クイズの概念を示す説明図である。
【図8】本発明にかかる音声クイズの概念を示す説明図である。
【図9】本発明にかかる音声クイズの概念を示す説明図である。
【図10】本発明にかかる音声クイズの概念を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1は、本発明にかかるシステムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、システム1は、サーバ100と、サーバ100と電気通信回線網を用いて接続されているコンピュータ200とを含んで構成されている。
【0019】
CPU110は、ハードディスク120に記憶されるプログラムに基づいて、音響クイズシステムを含むサイトデータを電気通信回線網(インターネット)にポストする。CPU110は、上記ハードディスク120に格納されている音響データの区切り目を判断し、区切り目を基準に、上記ハードディスク120に格納したデータを第1音響データと第2音響データの何れに振り分けるかを判定する。さらに、CPU110は、振り分けられた第1音響データと第2音響データをそれぞれ、ハードディスク120上の第1記憶領域と、第2記憶領域とに格納する。
【0020】
さらに、CPU110は、ハードディスク120上の第1記憶領域と、第2記憶領域とに格納された各データの出力タイミングを調整する。また、CPU110は、詳しくは後述する、各種パラメータに応じて、各データの出力タイミングを調整する。
【0021】
コンピュータ200は、プログラムなど各種データが格納されるハードディスク220と、このハードディスク220に格納されたデータに基づいてコンピュータ200を制御するCPU210と、一時的な情報を記憶するメモリ230と、画像を表示するディスプレイ240と、音声を出力する右スピーカ250と、音声を出力する左スピーカ260と、ユーザが操作に用いるキーボード270とを含んで構成されている。なお、本実施形態においては、コンピュータとサーバとによる音響クイズシステムを記載したが、本発明はこれに限定されず、ユーザの情報入力用に、例えば、携帯電話、スマートフォン等の携帯情報用端末を用いても良い。
【0022】
[音響クイズの仕組み]
【0023】
図2は、音響クイズから応募までの一連の流れを示すフロー図である。ユーザがコンピュータ200を用いて、例えば、インターネット上のクイズキャンペーンページにアクセスする。さらに、ユーザはキーボード270を用いて、年齢・性別・趣味・商品の基礎知識などの各種パラメータ1を入力し、サーバ100に送信する。サーバ100は、入力したパラメータ1に応じた難易度(音声クイズの出力タイミングの変化による難易度)のクイズ出題・回答画面に遷移させる。なお、クイズ出題・回答画面については後述する。
【0024】
ユーザが、キーボード270を用いてクイズ出題・回答画面のクイズの答えを入力し、判定ボタンをクリックする。判定ボタンをクリック後、ユーザが入力した答えが正解の場合、クイズ正解者向けページに画面を遷移させる。一方、サーバ100は、ユーザが入力した答えが不正解の場合、クイズ不正解者向けページに画面を遷移させた後に、不正解数(複数出題時)やリトライ回数を算出して難易度パラメータ2を変更し、入力したパラメータ2に応じた難易度のクイズ出題・回答画面に遷移させる。例えば、不正解を繰り返すごとに、クイズの難易度を低下させ、正答率を上げることによって、ユーザが正答する可能性が向上する。
【0025】
クイズ正解者向けページにおいて、ユーザはキーボード270を用いてデータプレゼント又は郵送プレゼントを選択する。サーバ100は、ユーザが選択したプレゼントがデータプレゼントの場合、アンケート記入画面ページに遷移する。さらに、サーバ100は、アンケート内容を確認し、不備がない場合には、アンケート確認オッケー(OK)ページに画面を遷移する。その後、プレゼント提供ページに遷移する。そして、サーバ100は、アンケート内容をハードディスク120に記憶し、当該データを例えば、エクセル(登録商標)などのアプリケーションデータとして、クライアントに送付する。一方、サーバ100は、アンケート内容を確認し、不備がある場合には、アンケート確認ノン(NON)ページに画面を遷移する。
【0026】
また、サーバ100は、ユーザが選択したプレゼントが、郵送プレゼントの場合、アンケート記入画面ページに遷移する。さらに、サーバ100は、アンケート内容を確認し、不備がない場合には、アンケート確認オッケー(OK)ページに画面を遷移する。その後、応募完了ページに遷移する。また、アンケート内容に基づき、確認メールをユーザ(応募者)に送信する。さらに、アンケート内容に基づき、プレゼント郵送依頼メールを管理者に送信する。また、アンケート内容をハードディスク120に記憶し、当該データを例えば、エクセル(登録商標)などのアプリケーションデータとして、クライアントに送付する。一方、サーバ100は、アンケート内容を確認し、不備がある場合には、アンケート確認ノン(NON)ページに画面を遷移する。
【0027】
図3は、音響クイズ出題・回答画面を示す説明図である。図3に示すように、コンピュータ200のディスプレイ240に表示される音響クイズ出題・回答画面では、垂直方向に3つのクイズ領域(上から第1クイズ領域310、第2クイズ領域320、第3クイズ領域330)が配置されている。さらに、第3クイズ領域330の下には、判定ボタン340が配置されている。
【0028】
第1クイズ領域310には、文章によるクイズが表示される出題領域312と、回答を記入する回答領域314と、回答に関するヒントページへのリンク316が表示されている。第2クイズ領域320には、音声によるクイズを開始するためのボタンが表示される出題領域322と、回答を記入する回答領域324と、回答に関するヒントページへのリンク326が表示されている。第3クイズ領域330には、音声によるクイズを開始するためのボタンが表示される出題領域332と、複数の回答から回答を選択するチェックボックスが表示されている回答領域334と、回答に関するヒントページへのリンク336が表示されている。
【0029】
また、各クイズ領域に回答を記入または、複数の回答から回答を選択後に判定ボタン340をクリックすることによって、各問題の正答判定表示が行われ、全問正解でない場合は、再度挑戦することが可能である。
【0030】
なお、第1クイズ領域310で行われるクイズは、文字の完全一致のみを正解として認識する。また、出題内容を音声クイズと関連のある内容とすることによって、商品の名前などを正確に印象付けることが可能になる。また、第2クイズ領域320や第3クイズ領域330で行われるクイズは、例えば、FLASH(登録商標)などのプラグイン型のアプリケーションによって音源を再生することによって、他のアプリケーションを立ち上げる必要がなくなり、ユーザがストレスなく何度も再生することが可能になる。
【0031】
[音声クイズ作成の原理]
図4を用いて、本発明にかかる音声クイズの作成方法を説明する。
【0032】
図4に示すように、ステップS401において、音声を入力する処理を行う。この処理において、サーバ100に、外部から音声データ(例えば、MP3など)を入力する。
【0033】
次にステップS402において、音節分割もしくは時分割する処理を行う。この処理において、音声データを音節分割もしくは時分割する。さらに、ステップS403において、サーバ100のCPU110は、分割した音声データをハードディスク120の第1記憶領域、第2記憶領域に記憶する処理を行う。
【0034】
さらに、ステップS404において、CPU110は、第1メモリ、第2メモリに記憶された音声データを左右振分、重複部作成、順序入替、複数同時発声、逆再生、マスキング、位相変化、スピード変化、周波数変化、一部を欠落させるなどの合成し、音声クイズ用の音声を合成する処理を行う。なお、音声データの合成の具体例については、後述する。さらに、サーバ100のCPU110は、合成した音声クイズ用の音声データをハードディスク120に記憶する。
【0035】
[音声合成の具体例]
図5から図10を用いて、音声合成の具体例を説明する。
【0036】
図5、図6は、「シャンプーヲカウ」という音声を加工する例を示している。まず、サーバ100は、「シャンプーヲカウ」という音声データを、「シャ」、「ン」、「プー」、「ヲ」、「カ」、「ウ」という音節に区切る。
【0037】
次に、図6に示すように、音節の発音される順番を入れ替える音声合成をする場合、右スピーカからは、「カ」、「ヲ」、「ウ」という順番で発音され、左スピーカからは、「ン」、「シャ」、「プー」という順番で発音される。また、単一(モノラル)のスピーカからは、「ン」、「カ」、「シャ」、「ヲ」、「プー」、「ウ」という順番で発音される。
【0038】
また、発音される順番を入れ替え、例えば、右スピーカから「プー」、左スピーカから「カ」を同時に発音させたり、右スピーカから「プー」と「シャ」を同時に発音させるとともに、左スピーカから「カ」と「ヲ」と「カ」と「ン」を同時に発音させたりしても良い。
【0039】
図7、図8は、文節で音節を切った場合の音声合成に関する例を示す。例えば、「友達にも相談したことないのに」を「友達」、「にも」、「相談した」、「こと」、「ないのに」と文節で区切る。
【0040】
次に、図8に示すように、音節の発音される順番を入れ替える音声合成をする場合、右スピーカからは、「相談した」、「こと」、「にも」という順番で発音され、左スピーカからは、「友達」、「ないのに」という順番で発音される。また、単一(モノラル)のスピーカからは、「相談した」、「友達」、「こと」、「ないのに」、「にも」という順番で発音される。右スピーカから「相談した」と「こと」と「にも」を同時に発音させるとともに、左スピーカから「友達」と「ないのに」を同時に発音させたりしても良い。
【0041】
さらに、マスキングしても良い。例えば、図9に示すように、元の文章が「友達にも相談したことないのに」の場合、「友達にも・・・・・ないのに」(・は別音声によるマスキング)とマスキングしても良い。
【0042】
また、音声の一部を欠落させても良い。例えば、図9に示すように、元の文章が「友達にも相談したことないのに」の場合、「達にも相談しこといの」(任意の音節分割もしくは時分割フレームを欠落させる)としても良い。
【0043】
図10は、複数同時に再生しても良い。例えば、元の文章として、文章1として「今日の天気は晴れ」、文章2として「明日の天気は曇り」、文章3として「私は音声加工が好きです」、文章4として「玉ねぎ」とある場合、右スピーカから文章1と文章2とを同時に発音し、左スピーカから文章3と文章4とを同時に発音しても良い。
【0044】
以上説明したように、本発明によれば、出力部から発生した音に関連する画像を操作によって選択する。このため、ユーザは、聞き取れそうで聞き取れない言葉を捜すため、例えば、ユーザはヒントページの内容を全てに目を通し得る。このため、ユーザがヒントページの内容に目を通すことによって、商品の特徴やこだわりなどを学習し、質の高い優良な顧客へと育てることが可能になる。このように、ユーザをより情報に集中させ、質の高い見込み顧客を育てることが可能な音響クイズシステムを提供することができる。
【0045】
また、本発明によれば、パラメータに応じて、各データの出力タイミングを調整することができる。例えば、パラメータとして、ユーザが記入した年齢・性別・趣味によって出力タイミングを調整し、難易度を変化させた場合、ユーザの商品基礎知識によって難易度を変化させることが可能になる。この場合、商品知識の少ないユーザに対して、高い問題が出されて興味をなくすことを防ぐとともに、難易度の低い問題を出すことによって興味を喚起することが可能になり、さらに、商品知識の多いユーザに対して、難易度の低い問題が出されて興味をなくすことを防ぐとともに、難易度の低い問題を出すことによって興味を喚起することが可能になる。
【0046】
また、パラメータとして、不正解数(複数出題時)やリトライ回数を算出して難易度を変化させた場合、ユーザの能力に合わせた難易度の問題を出すことができるため、ユーザの興味を持続させることができる。さらに、徐々に難易度を向上させることによって、ユーザをヒントページの隅々まで誘導することが可能になり、ユーザが商品の特徴やこだわりなどを学習し、ユーザを質の高い優良な顧客へと育てることが可能になる。このように、ユーザをより情報に集中させ、質の高い見込み顧客を育てることが可能な音響クイズシステムを提供することができる。
【0047】
また、本発明によれば、サーバが情報端末(例えば、パーソナルコンピュータや、携帯電話や、スマートフォンなど)の操作部によって入力された情報を記憶する第3メモリ部を有する。このため、ユーザをより情報に集中させ、質の高い見込み顧客を育てるとともに、ユーザ情報や正解情報を記憶することによって、質の高いマーケティングデータを入手することが可能な音響クイズシステムを提供することができる。
【符号の説明】
【0048】
100 サーバ
110 CPU
120 ハードディスク
200 コンピュータ
210 CPU
220 ハードディスク
230 メモリ
240 ディスプレイ
250 右スピーカ
260 左スピーカ
270 キーボード

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1出力部及び第2出力部からなる出力部と、
音響データを一時的に格納するバッファ部と、
上記バッファ部に格納されている音響データの区切り目を判断する解析部と、
上記解析部により判断された区切り目を基準に、上記バッファ部に格納したデータを第1音響データと第2音響データの何れに振り分けるかを判定する振り分け判定部と、
上記振り分け判定部により振り分けられた第1音響データの各データを、振り分けられた順に一時的に記憶する第1メモリ部と、
上記振り分け判定部により振り分けられた第2音響データの各データを、振り分けられた順に一時的に記憶する第2メモリ部と、
上記第1メモリ部及び上記第2メモリ部に格納された各データの出力タイミングを調整する出力制御部と、
前記出力部から出力された音に関連する関連画像を含む複数の画像を表示する表示部と、
前記表示部に表示された複数の画像のうち、操作によって関連画像が選択されたか判定する選択判定部とを備える音響クイズシステム。
【請求項2】
請求項1に記載の音響クイズシステムにおいて、
前記出力制御部は、パラメータに応じて、各データの出力タイミングを調整することを特徴とする音響クイズシステム。
【請求項3】
請求項1または2に記載の音響クイズシステムは、
前記出力部と、前記表示部と、前記操作部とを有する情報端末と、
前記情報端末と接続し、前記解析部と、振り分け判定部と、第1メモリ部と、第2メモリ部と、出力制御部と、選択判定部とを有するサーバとを含み、
前記サーバは、前記情報端末の前記操作部によって入力された情報を記憶する第3メモリ部を有することを特徴とする音響クイズシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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