説明

食品搾りかす送出装置

【課題】圧縮空気による搬送配管内に食品搾りかすを確実に送出することができ、食品搾りかすや空気の逆流もない食品搾りかす送出装置を提供する。
【解決手段】食品搾りかす12が投入されるホッパー14と、ホッパー14の下端開口部14aに側面開口部16aが連通して位置した押出管16とを備える。押出管16の先端側が内部空間に挿入され、押出管16の先端部16bが開口した送出筒18を有する。押出管16の先端部16bに設けられ、押出管16から食品搾りかす12が押し出される方向には押出管16の先端開口部16cを開くとともに、逆方向には先端開口部16cを閉じる開閉弁28を備える。ホッパー14内に連通した部分の押出管16内に挿通された押出スクリュー26と、押出スクリュー26を回転させる駆動モータ22とを有する。送出筒18の前後の開口部には、圧縮空気が流れる配管44,46が接続される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、豆腐製造工程で排出されるおから等の食品搾りかすを、空気圧を利用した搬送管路に送り出す食品搾りかす送出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば豆腐製造工程で排出される食品搾りかすであるおからは、大量に排出されるため、豆腐製造工場で豆乳を絞った後のおからは、所定の搬送装置によりおから収容槽に搬出され、産業廃棄物として搬出され処理されている。豆腐製造工場内でのおからの搬送には、例えば特許文献1に開示されているような空気圧を利用した圧送装置が利用されている。
【0003】
特許文献1に開示されているおから搬送装置は、おからが投入されるホッパーの下端にロータリーバルブが取り付けられ、ロータリーバルブの下方には、圧縮空気が供給されている配管が設けられている。ホッパーに投入されたおからは、ロータリーバルブを経て配管内に送り込まれ、空気流で下流のおから収納部へ送られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−119854号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された従来のおから搬送装置の場合、圧縮空気の供給管路のロータリーバルブ下流側でおからが詰まったりすると、装置の可動部とその側壁との隙間を経て圧縮空気がホッパーから噴出し、おからが周囲に飛び散る場合がある。さらに、ロータリーバルブから送り出されたおからは、空気供給管路内に塊のまま落ちて、空気流により粉砕されながら搬送されるので、大量におからが管路内に送り込まれると、配管内でおからが詰まり、おからが圧縮空気とともにロータリーバルブを逆流して、ホーパー内に噴出する場合もあった。また、ロータリーバルブやその他の回転体は常時側壁等に擦れて摩耗しやすく、摩耗するとその隙間からおからが圧縮空気とともに逆流して、ホッパー内やその周囲に噴出しやすいものであり、消耗品の交換サイクルが短く、耐久性の低いものであった。
【0006】
この発明は、上記背景技術に鑑みて成されたものであり、圧縮空気による搬送配管内に食品搾りかすを確実に送出することができ、食品搾りかすや空気の逆流もない食品搾りかす送出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は、食品搾りかすが投入されるホッパーと、このホッパーの下端開口部に側面開口部が連通して位置した押出管と、この押出管の先端側が内部空間に斜めに挿入され前記押出管の先端部が開口した送出筒と、前記押出管の先端部から食品搾りかすが押し出されるとともに前記送出筒側からの逆流を阻止する逆流防止部と、前記ホッパー内に連通した部分の前記押出管内に挿通された押出スクリューと、この押出スクリューを回転させる駆動機構と、前記送出筒の前後の開口部に連結され前記送出筒の後方から前記押出管の開口部が位置した前方に向かって圧縮空気が流れる配管とを備えた食品搾りかす送出装置である。
【0008】
前記押出管の開口部の周囲には、前記開口部から押し出された前記食品搾りかすの塊を分解する搾りかす分解部材が設けられている。
【0009】
前記逆流防止部は、前記押出管の先端開口部に設けられた開閉弁である。前記押出管の円板状の前記開閉弁は、前記押出管の円形の開口部に対して等間隔で平行に移動可能に設けられているものである。
【0010】
前記押出管の開口部の周囲には、前記開口部から押し出された前記食品搾りかすの塊を分解する搾りかす分解部材が設けられ、前記搾りかす分解部材は、前記押出管の開口部と前記開閉弁との間に位置している。
【0011】
前記押出管の開口部の周囲には、前記開口部から押し出された前記食品搾りかすの塊に対して、前記送出筒内を流れる圧縮空気の流路を絞って前記食品絞りかすに前記圧縮空気を吹き付ける絞り部材が設けられている置。前記絞り部材は、押出管の開口部の周囲に設けられた複数のノズルである。前記複数のノズルは、前記押出管の上方に位置しているものである。
【0012】
前記押出管の前記開閉弁は、前記送出筒内の空間の中央部又はその下方に位置している。さらに、前記押出管の前記開閉弁は、前記押出管の円形の開口部を閉鎖する円板状に形成され、前記開口部を閉鎖するように前記押出管内に向かって付勢されているものである。
【0013】
前記送出筒は、前記押出管の先端部から下流側に向かって断面積が小さくなるように形成されているものである。
【発明の効果】
【0014】
この発明の食品搾りかす送出装置は、圧縮空気が流れる食品搾りかす搬送配管に食品搾りかすを効率的に送り出すことができるとともに、食品搾りかすの詰まりによる圧縮空気の逆流や吹き出しがなく、食品搾りかすが食品搾りかす投入用のホッパーから噴き出すこともない。従って、食品搾りかす投入用のホッパー周囲を常時きれいな状態に維持することができ、食品搾りかす製造工場の環境を、より清浄なものに向上させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】この発明の第一実施形態の食品搾りかす送出装置を示す側面図である。
【図2】この発明の第一実施形態の食品搾りかす送出装置のロート部を外した側面図である。
【図3】この発明の第一実施形態の食品搾りかす送出装置の部分破断側面図である。
【図4】この発明の第一実施形態の食品搾りかす送出装置の押出管先端部を示す正面図である。
【図5】この発明の第二実施形態の食品搾りかす送出装置を示す部分縦断面図である。
【図6】この発明の第二実施形態の食品搾りかす送出装置の押出管先端部を示す正面図である。
【図7】この発明の第二実施形態の食品搾りかす送出装置の押出管先端部の斜視図である。
【図8】この発明の第三実施形態の食品搾りかす送出装置の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、この発明の第一実施形態の食品搾りかす送出装置について、図1〜図4に基づいて説明する。この実施形態の食品搾りかす送出装置10は、大豆から豆乳を絞った搾りかすのおからである食品搾りかす12が投入される逆四角錐台状のホッパー14と、このホッパー14の下端開口部14aに側面開口部16aが連通して位置した押出管16と、この押出管16の先端部が内部空間に斜めに挿入され、押出管16の先端部が開口した送出筒18とを備えている。
【0017】
ホッパー14は、上端開口部14bが大面積の四角形に形成され、面積の小さい下端開口部14aが、押出管16に連通して接続されている。豆乳を絞った残りの食品搾りかす12は、ホッパー14の中空の内部空間14c内に投入される。
【0018】
押出管16は、ホッパー14の下端開口部14aに側面が接続され、押出管16の側面開口部16aの周縁部とホッパー14の下端開口部14aの周縁部とが、溶接等により接合され、溶接部は液密に形成されている。押出管16の基端部16aには、駆動機構である変速機20と駆動モータ22が取り付けられ、駆動モータ22の図示しない駆動軸は、変速機20の変速ギアを介して押出管16内のスクリュー回転軸24に連結されている。スクリュー回転軸24は、押出管16の基端部16aに軸支され、スクリュー回転軸24の周囲には、押出管16の内壁面に接するように螺旋状に形成された押出スクリュー26が、所定長さで一体に設けられている。スクリュー回転軸24の先端部24aは、押出管16の先端部16b近傍にまで延びている。
【0019】
押出管16の中間部から先端側は、円筒状の送出筒18の側面から内側へ斜めに挿入されて固定されている。さらに、押出管16の先端部16bは、送出筒18と同軸で平行な方向に屈曲して位置している。
【0020】
押出管16の先端部16bには、押出管16から食品搾りかす12が押し出される突出方向に押出管16の先端開口部16cを開くとともに、逆方向には先端開口部16cを閉じる円板状の開閉弁28が、嵌合可能に設けられている。開閉弁28の側周面と先端開口部16cの開口縁内面は、互いに面接触可能なテーパ面に形成されている。開閉弁28の中心にはガイドボルト32が挿通され、ガイドボルト32の先端部が、押出管16の先端部16b内に固定された保持バー30に溶接等で固定されている。ガイドボルト32のボルト頭部32aと開閉弁28との間には、圧縮コイルスプリング34がガイドボルト32に挿通されて取り付けられている。そして、圧縮コイルスプリング34により、開閉弁28は常時押出管16の先端開口部16cに向かって嵌合するように付勢され、先端開口部16cを塞いでいる。また、図4に示すように、開閉弁28には、ガイドボルト32から僅かに離れてガイド棒36が挿通され、開閉弁28がガイド棒36に対して移動自在に設けられている。ガイド棒36の基端部も、保持バー30に固定されている。これにより、開閉弁28は、回転することなく、押出管16の円形の先端開口部16cに対して、周縁部が等間隔で平行に移動して、ガイドボルト32に沿って開閉可能となっている。
【0021】
送出筒18は、ホッパー14が取り付けられた中央部が大径の円筒状に形成され、その両側には、図示するように、2段の円錐台状のロート部40,42が設けられている。押出管16の先端部16bが対向するロート部40は、送出筒18の大径部と同径に形成された筒状部18aの一端から2段階で径が細くなって形成され、別部材のロート状の小径部40aが取り付けられている。ロート部40の小径部40aの小径側端部には、圧縮空気が流れる配管44が接続されている。同様に、送出筒18の他端開口部にも、2段階に径が細くなったロート部42が設けられ、ロート部42の小径部には、圧縮空気源から圧縮空気が送られる配管46が接続されている。
【0022】
次に、この発明の一実施形態の食品搾りかす送出装置10の動作、作用について、説明する。食品搾りかす送出装置10は、豆腐製造に使用された大豆の豆乳絞りかすである食品搾りかす12が、図示しない搬送装置からホッパー14内に、上端開口部14bから投入される。同時に、駆動モータ22を回転させて、スクリュー回転軸24を回転させる。投入された食品搾りかす12は、押出スクリュー26が位置した押出管16内へ、側面開口部16aを経て送り込まれる。押出管16内では、押出スクリュー26の回転により、食品搾りかす12が、押出スクリュー26の螺旋に沿って先端方向へ押し出される。押出スクリュー26により押し出された食品搾りかす12は、押出管16の先端部16bに押し込まれる。
【0023】
押出管16の先端部16bでは、開閉弁28が圧縮コイルスプリング34による一定の押圧力で、開閉弁28を塞いでおり、食品搾りかす12の押出力が、圧縮コイルスプリング34の押圧力以上の力になるまでは、開閉弁28は開かない。これにより、押出管16に入った食品搾りかすは、押出スクリュー26により確実に先端部16b方向へ押しやられ、先端部16bは、食品搾りかす12が密に充填される。
【0024】
この状態で、食品搾りかす12の供給量が減ったり、押出スクリュー26が停止したりしても、開閉弁28及び押出管16の先端部16b内に詰まった食品搾りかす12により、配管44側から圧縮空気が逆流することがない。従って、食品搾りかす12が充填した押出管16の先端部16bは逆流防止部としても機能している。
【0025】
そして、押出スクリュー26により、さらに食品搾りかす12が押し出され、食品搾りかす12の押出力が開閉弁28の付勢力を超えると、その押出力により開閉弁28が圧縮コイルスプリング34の弾性力に抗してガイドボルト32に沿って開方向に移動し、押出管16の先端部16b内の食品搾りかす12が、先端開口部16cからその側方の周囲に押し出される。送出筒18内では圧縮空気が流れており、送出筒18のロート部40で流速が加速されているので、押出管16の先端開口部16cの周囲に押し出された食品搾りかす12は、風圧により送出筒18のロート部40内に吹き飛ばされて、空気流に乗って配管44中を移動し、所定の食品搾りかす収容槽に投入される。このようにして、連続的に食品搾りかす12が配管44内に送り込まれ、空気流により、確実に搬送される。
【0026】
この実施形態の食品搾りかす送出装置10は、圧縮空気が流れる配管44に食品搾りかす12を効率的に送り出すことができるとともに、圧縮空気の逆流や、ホッパー14から食品搾りかす12の吹き出しがない。特に、食品搾りかす12が押出管16の先端開口部16cに詰まり、開閉弁28が開いた状態で、押出スクリュー26が止まっても、押出管16の先端部16b内に詰まった食品搾りかす12により、圧縮空気流の逆流が阻止され、ホッパー14から圧縮空気や食品搾りかす12が噴き出すことがない。また、食品搾りかす12の投入量が少ない場合は、開閉弁28が確実に閉じた状態を維持し、食品搾りかす12や圧縮空気の逆流が阻止される。
【0027】
次に、この発明の第二実施形態の食品搾りかす送出装置について、図5〜図7に基づいて説明する。ここで、上記実施形態と同様の部材は同一の符号を付して説明を省略する。この実施形態の食品搾りかす送出装置50も、大豆から豆乳を絞った搾りかすやビールを絞った搾りかす等の食品搾りかす12を空気搬送するための装置である。この食品搾りかす送出装置50の全体構成は、上記実施形態と同様であり、送出筒18とその内部に挿入された押出管16の先端部16bの構造が異なるものである。
【0028】
食品搾りかす送出装置50の送出筒18にも、一端開口部18bに2段階に径が細くなったロート部52が設けられている。ロート部52の小径部の先端には、圧縮空気が送られる配管44が接続されている。送出筒18のロート部52内には、押出管16の先端部16bが位置し、一端開口部18bには、送出筒18内を流れる圧縮空気の流路を絞る絞り部材としての絞り壁54が、送出筒18の空気流方向に対して直角に設けられている。絞り壁54は、一端開口部18bの下方1/3程度を開けて、絞り部54aとしている。絞り部54aは、押出管16の先端部16bの下方に開口し、送出筒18の流路を絞っている。さらに、押出管16の先端部16bの上方に位置した絞り壁54には、押出管16の先端開口部16cの上方の周囲に設けられた複数のノズル56が、流路方向に突設されている。さらに、絞り壁54の絞り部54a側の端部には、絞り部54の空気の流れを下流方向にガイドするガイド板58が流路方向に延設されている。ロート部52は、図5に示すように、空気流の下流側に向かうに従い内径が細くなっているとともに、断面の円の中心が下方に偏心した形状に形成されている。
【0029】
押出管16の先端開口部16cの周囲には、先端開口部16cから周辺部に押し出された食品搾りかす12の塊を分解する搾りかす分解部材60が設けられている。搾りかす分秋部材60は、押出管16の先端開口部16cの周囲に等間隔で固定され、開閉弁28の移動方向に互いに平行に突出している。従って、搾りかす分解部材60の内側接するように、開閉弁28が平行移動可能に設けられている。
【0030】
この実施形態の食品搾りかす送出装置50は、送出筒18内の押出管16の周囲に、搾りかす分解部材60を有し、その周囲に圧縮空気の流れを加速する絞り部54aや、圧縮空気を噴射するノズル56が配置されているので、押出管16の先端開口部16cが押し出された食品搾りかす12の塊が、容易に細かく粉砕され、圧縮空気の流れに乗ってロート部52内を移動し、細かくなった食品搾りかす12が配管44により良好に搬送される。
【0031】
次に、この発明の第三実施形態の食品搾りかす送出装置について、図8に基づいて説明する。ここで、上記実施形態と同様の部材は同一の符号を付して説明を省略する。この実施形態の食品搾りかす送出装置62も、大豆から豆乳を絞った搾りかすやビールを絞った搾りかす等の食品搾りかす12を空気搬送するための装置である。この食品搾りかす送出装置62の全体構成は、上記実施形態と同様であり、横長のホッパー14の下端側に、一対の送出筒18とその内部に各々挿入された一対の押出管16が設けられたものである。
【0032】
この実施形態の食品搾りかす送出装置62も上記実施形態と同様の効果を奏するものであり、より大量の食品搾りかす12を搬送する場合に適している。
【0033】
尚、この発明の食品搾りかす送出装置は、上記実施形態に限定されず、送出筒18内の気圧により、開閉弁28が押出管16の先端開口部16cへ付勢するように圧力がかかる場合は、圧縮コイルスプリング34を設けなくても良い。さらに、押出管16の先端部16bの位置は、送出筒18の中心部に配置するほか、偏心した下方に配置しても良い。これにより、先端部16bの下方の空間が狭くなり、空気流の速度が速くなり、下方へ落ちようとする食品搾りかすが、確実に高速の空気流により搬送される。
【0034】
その他、開閉弁の構造や、駆動機構、押出スクリューの大きさや形状等は適宜設定可能なものであり、押出管や送出筒の大きさや長さも、適宜設定可能なものである。
【符号の説明】
【0035】
10,50,62 食品搾りかす送出装置
12 食品搾りかす
14 ホッパー
14a 下端開口部
14b 上端開口部
16 押出管
16a 基端部
16b 先端部
16c 先端開口部
18 送出筒
22 駆動モータ
24 スクリュー回転軸
26 押出スクリュー
28 開閉弁
32 ガイドボルト
34 圧縮コイルスプリング
40,42,52 ロート部
44,46 配管

【特許請求の範囲】
【請求項1】
食品搾りかすが投入されるホッパーと、このホッパーの下端開口部に側面開口部が連通して位置した押出管と、この押出管の先端側が内部空間に挿入され前記押出管の先端部が開口した送出筒と、前記押出管の先端部から食品搾りかすが押し出されるとともに前記送出筒側からの逆流を阻止する逆流防止部と、前記ホッパー内に連通した部分の前記押出管内に挿通された押出スクリューと、この押出スクリューを回転させる駆動機構と、前記送出筒の前後の開口部に連結され前記送出筒の後方から前記押出管の開口部が位置した前方に向かって空気流が形成される配管とを備えたことを特徴とする食品搾りかす送出装置。
【請求項2】
前記押出管の開口部の周囲には、前記開口部から押し出された前記食品搾りかすの塊を分解する搾りかす分解部材が設けられている請求項1記載の食品搾りかす送出装置。
【請求項3】
前記逆流防止部は、前記押出管の先端開口部に設けられた開閉弁であり、前記押出管の円板状の前記開閉弁は、前記押出管の円形の開口部に対して等間隔で平行に移動可能に設けられている請求項1又は2記載の食品搾りかす送出装置。
【請求項4】
前記搾りかす分解部材は、前記押出管の開口部と前記開閉弁との間に位置している請求項2記載の食品搾りかす送出装置。
【請求項5】
前記押出管の開口部の周囲には、前記開口部から押し出された前記食品搾りかすの塊に対して、前記送出筒内を流れる圧縮空気の流路を絞って前記食品絞りかすに前記圧縮空気を吹き付ける絞り部材が設けられている請求項1又は2記載の食品搾りかす送出装置。
【請求項6】
前記絞り部材は、押出管の開口部の周囲に設けられた複数のノズルである請求項5記載の食品搾りかす送出装置。
【請求項7】
前記複数のノズルは、前記押出管の上方に位置している請求項6記載の食品搾りかす送出装置。
【請求項8】
前記押出管の前記開閉弁は、前記送出筒内の空間の中央部又はその下方に位置している請求項3記載の食品搾りかす送出装置。
【請求項9】
前記押出管の前記開閉弁は、前記押出管の円形の開口部を閉鎖する円板状に形成され、前記開口部を閉鎖するように前記押出管内に向かって付勢されている請求項3記載の食品搾りかす送出装置。
【請求項10】
前記送出筒は、前記押出管の先端部から下流側に向かって断面積が小さくなるように形成されている請求項1又は2記載の食品搾りかす送出装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−144375(P2012−144375A)
【公開日】平成24年8月2日(2012.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−74118(P2012−74118)
【出願日】平成24年3月28日(2012.3.28)
【分割の表示】特願2011−39291(P2011−39291)の分割
【原出願日】平成23年2月25日(2011.2.25)
【出願人】(392020842)
【Fターム(参考)】