説明

食品用ポットからなるユニット

本発明は、パックを形成する互いに分割可能な少なくとも2つの食品(14)用ポット(2)のからなるユニットであって、各ポットが開口(4)を取り囲む上縁(3)を有し、ポットがパックの状態にユニット化されて、パックが基準面上に配置されると、パックのポットの上縁が前記基準面と平行な同じ平面内に配置され、ポット(2)のうちの1つが消費のためにパックから取り外されて、該ポットが基準面(10)上に配置されると、ポットの上縁が前記基準面(10)に対して傾けられた平面(11)内に配置される、ことを特徴とする少なくとも2つのポット(2)からなるユニットに関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の主題は食品のための包装である。
【0002】
より正確には、本発明は、パックを形成する互いに分割可能な複数の食品用ポットからなるグループないしはユニットに関する。
【背景技術】
【0003】
分割可能なパックの状態でパッケージ化されるポットの様々なユニットは従来技術から公知である。実際には、ポットがユニットから取り外されて消費のために水平面上に置かれると、ポットの上部開口を取り囲むポットの上縁が略水平な状態で方向付けられる。したがって、上縁は、ポットが水平な消費表面上に置かれるときにユーザへ向けて最適に方向付けられない。消費前および消費中の食品の呈示は、消費中の人間工学と共に、不都合である。実際に、ユーザは、消費中、特にポットの終端に達するときに食品を見て消費するために、しばしばポットを傾けなければならない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これに鑑みて、本発明は、分割可能なパックを形成する複数のポットからなるユニットのための既存の充填機、密封機、および、包装機の使用を可能にしつつ、消費前および消費中のポット内の食品の呈示をより良くすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この目的を達成するため、本発明は、パックを形成する互いに分割可能な少なくとも2つの食品用ポットからなるユニットであって、
各ポットが、開口を囲む上縁を有し、
ポットがパックの状態にユニット化されて、パックが基準面上に配置されると、パックのポットの上縁が前記基準面と平行な同じ平面内に配置され、
ポットのうちの1つが消費のためにパックから取り外されて、該ポットが基準面上に配置されると、ポットの上縁が前記基準面に対して傾けられた平面内に配置される、
少なくとも2つのポットからなるユニットを提案する。
【0006】
本発明に係るユニットにより、ポットが傾けられると、消費前および消費中のポット内の食品の呈示を高める向上することができ、有利である。このようにすると、ポットの上縁が消費者へ向けて方向付けられる。消費中の人間工学も、本発明に係るポットが消費行為中に消費者へ向けて方向付けられるため、特にポットの終端に達するときに、消費者がもはやポットを傾けなくて済む程度まで高められる。
【0007】
また、本発明に係るユニットは、分割可能なパックを形成するポット・ユニットのための既存の充填機、密封機、および、包装機の使用に適している。特に、パックを形成するポット・ユニットは、それが配置される表面と平行な上面を与えるように形成され、それにより、同じ水平面内に配置されるポットの上縁と作用するようになっている既存の充填機および密封機の使用が可能になる。同じ理由により、ポットのパックを包装するための既存の手段を本発明に係るポットのパックと共に使用でき、有利である。
【0008】
本発明の有利な特徴によれば、任意に以下が組み合わせられる。
各ポットのベースは、その外面の全て、または一部にわたって平面を成し、該平面を介してポットが基準面上に載置するとともに、前記平面がポットの上縁の平面に対して斜めに延びる、
ユニットにおける各ポットは、上縁のほぼ反対側にベースを有し、前記ベースは、その外面上に、ポットの上縁の平面に対して傾けられた平面内にある平坦部を有する、
平坦部がポットのベースの外面である、
ユニットは、少なくとも2つのポットを結合する軸を画成する少なくとも1つの分割可能なタブを2つのポットの上縁間に有し、各ポットの平坦部は、当該ポットの分割可能なタブの軸に対して角度を成すように方向付けられる直線状の縁を有するD形状を成す、
ポット・ユニット内の各ポットは、包装される食品の表面が対応するポットの上縁の平面と略平行になるように充填される、
ポット内に詰められる食品は、ポットがパックから取り外されて消費のために水平面上に傾いた姿勢で配置された後に少なくとも30秒にわたって、好ましくは少なくとも60秒にわたって、特に好ましい状態では少なくとも1時間にわたって食品の表面がポットの上縁と平行な位置を保つような粘度を有する、
粘度は、注入時には500cP〜10000cPであるように、消費時には10000cP〜50000cP、好ましくは15000cP〜20000cPであるように選択される、
ポット内に詰められる食品は、発酵または未発酵の攪拌型ヨーグルトあるいは固形ヨーグルト、フルーツムースまたは野菜ピューレ、フロマージュ・フレ、クリーム、動物系ミルクまたは豆乳に基づく製品、穀物系生成物、アイスクリーム、あるいは、前述した製品のうちの2つ以上を組み合わせる複合食品であり、該複合食品は、任意に、ゲル型生成物、または、オーブンで焼いた生成物、例えばビスケット、果物片、あるいは、1つ以上のフルーツ、または、チョコレートベースのクランチ層を含む、
ベースは、その外面の全体にわたって、多角形、円形、または、楕円の外形の傾斜面を有する、
ポットはそれぞれ、ポットを密封するための保護膜を貼り付けるようになっている張出部を、ポットの上縁とポットのベースとの間のポットの内壁に有し、前記張出部の平面はポットのベースの傾斜面と平行である、
ポットが透明材料から形成される、
ポットが透明材料から形成される蓋を使用して密封される。
【0009】
これらの対策により、開放前および消費中のポット内の食品の呈示を向上することができ、有利である。
【0010】
他の態様によれば、本発明は、前述したようなポット・ユニットを充填するための方法であって、充填中、パックを形成するユニットにおける複数のポットが、それらの上縁が水平と平行な同じ平面内に配置されるように配置され、それにより、充填後、包装された製品の上面がパックを形成するユニットにおける複数のポットの上縁の平面と略平行になる、方法を提案する。有利な特徴によれば、ニユットにおけるポットが透明な蓋を使用して閉じられる。
【0011】
ここで、添付図面を参照して非限定的な例として以下に与えられる典型的な実施形態の詳細な説明を通して、本発明の解説を続ける。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明に係るポットの側面図である。
【図2】本発明に係るパックを形成する4つのポットの側面図である。
【図3】図2における4つのポットからなるユニットの概略斜視図である。
【図4】図3における4つのポットからなるユニットの平面図である。
【図5】本発明に係る2つのポットからなるユニットの平面図である。
【図6】本発明に係るポットの他の実施形態の側面図である。
【図7】本発明に係るポットの更に他の実施形態の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1は、本発明に係るポット2の第1の実施形態の側面図である。ポットは、該ポット内に収容される食品の充填およびその後の消費のための開口4を取り囲む上縁3を有する。ポットの上縁はポットを閉じるための蓋5を支持し、蓋5は、消費のための蓋の除去を容易にするためにそれ自体公知のプライマタブ6を備える。
【0014】
図1から分かるように、ポットが基準面10上に配置されると、ポット2の上縁3が基準面10に対して傾けられた平面11内に配置される。このようにして、ポットの開口4を取り囲むポットの上縁が消費者へ向けて方向付けられる。ポット2は、上縁3のほぼ反対側にベース7を有する。ベース7は、その外面上に、ポットの上縁の平面11に対して傾けられた平面内にある平坦部8を有する。本実施形態において、ポットは、球の一部から形成される全体形状を有する。図示しない実施形態によれば、ポットは、ポットのベースの外面がポットの上縁の平面に対して傾けられた平面内に平坦部を形成する円筒形状を有する。
【0015】
図2および図3は、本発明に係る複数の食品用ポット2からなるユニット1を示している。各ポットは、上縁3を有するとともに、各ポットが蓋5を貼り付けるようになっている張出部9を備える点を除き、図1のポットの構造とほぼ同じ構造を有する。張出部9は、ポットの上縁3とポットのベース7との間のポットの内壁に設けられており、前記張出部の平面はポットの上縁3の平面と平行である。
【0016】
図2および図3に示されるポット・ユニット1は、ポットの上縁同士の間に分割可能なタブ13を有する。
【0017】
本実施形態において、図1に示されるような4つのポットから構成されるユニットは、直接に隣り合わない4つのタブのうちの2つが、図2に示されるように蓋5を開放するためのプライマ6をそれ自体公知の状態でそこに位置させるべく、他の2つのタブよりも幅が大きくなっている。
【0018】
しかしながら、別の実施形態では、タブ13が全て同一である。
【0019】
図2および図3から分かるように、ポットがパックの状態にユニット化されると、パックが基準面10内に配置されるため、パックの上縁が前記基準面10と平行な同じ平面12内に配置され、有利である。したがって、この種のユニットは、同じ水平面12内に配置されるポットの上縁と作用するようになっている、分割可能なパックを形成するポット・ユニット用の既存の充填機、密封機、および、包装機の使用に適する。
【0020】
ポットの充填中、食品15の上面14は、上縁3の平面または対応するポット2の開口の平面と平行である。図1に更に詳しく示されるように、ポット内に詰められる食品は、ポットが消費者によって開放パックから取り外されて消費のために平面10上に傾いた姿勢で配置された後に少なくとも30秒にわたって、好ましくは少なくとも60秒にわたって、特に好ましい態様では少なくとも1時間にわたって食品15の表面14がその位置をポットの上縁3と平行に保つような粘度を有する。このため、粘度は、注入時には、液体(例えば、ミルクまたは液体ヨーグルト)において500cP(1cP=1×10−3Pa.s)、攪拌型ヨーグルトにおいて1000cPであり、消費時(斜めの姿勢)には10000〜50000cP、好ましくは15000〜20000cPであるように、すなわち、製造/充填ライン上ではポット内にあってポット内で“形を成す”ように、つまり、食品の質感および食品の粘性をポット内において呈するように、選択される。
【0021】
図4に更に詳しく示されるように、図2,3に示されるポット・ユニットの平坦部8は丸い形状を有する。
【0022】
図5に示される他の実施形態によれば、本発明に係る2つのポットから構成されるユニットは、2つのポットの上縁3間に分割可能なタブ13を有し、したがって、2つのポットを結合する軸A−Aが画成される。D形状の平坦部8の直線状のエッジ81が軸A−Aに対して垂直に向けられており、それにより、ポットが2つのポットから構成されるパックの状態にユニット化されて、パックが基準面上に配置されると、ポットの上縁は、パックが配置される基準面と平行のままである。ポットが取り外されてD形状の平坦部8で基準面上に配置されると、各ポットの上縁が基準面に対して傾けられた平面内に配置される。
【0023】
D形状の平坦部8のこの実施形態は、2つ以上のポットからなるユニットに特に有利な態様で適している。これは、これらの平坦部により、2つのポットだけがパックに残っている場合であってもパックの安定性を得ることができるからである。すなわち、パックのポットの全てが同時に消費されずに一つずつ消費されるときに、パケットが基準面に対して安定したままで、パックのポットの上縁が基準面と平行な同じ面内に位置され、これが、2つのポットだけがパックに残る場合であっても当てはまる。したがって、食品は、ユニットの最後の2つのポットが取り外されるまで、その位置をポットの上縁と平行に保ち、有利である。その後、食品の粘性にしたがって、上縁と平行な食品の位置が所定の持続時間にわたって保持される。
【0024】
基準面に対する安定のため、本発明によれば、ベース全体が傾けられて例えば円形または楕円の形状を成す場合には、少なくとも3つのポットから構成されるユニットが好ましく、また、六角形断面のポット2およびその六角形の外形の傾けられたベース7を伴う図6の実施形態が示すように、ベース全体が傾けられて多角形の形状を成す場合には、少なくとも2つのポットから構成されるユニットが好ましい。
【0025】
図示しない実施形態によれば、ポットが多角形の断面を有し、ポットの傾けられたベースが対応する多角形の外形を有する。
【0026】
ポットには、ポット単位で、またはポット・ユニット単位で消費されるようになっている任意の食品が満たされてもよい。これらの食品は、特に、発酵または未発酵の攪拌型ヨーグルトあるいは固形ヨーグルト、フルーツムースまたは野菜ピューレ、フロマージュ・フレ、クリーム、動物系ミルクまたは豆乳に基づく製品、穀物系生成物、アイスクリーム、あるいは、前述した製品のうちの2つ以上を組み合わせる複合食品である。任意に、そのような複合食品は、例えば、ゲル型生成物、または、オーブンで焼いた生成物、例えばビスケット、果物片、あるいは、1つ以上のフルーツ、または、チョコレートベースのクランチ層を含んでもよい。
【0027】
ポットの断面では、一部が任意の形状を有していてもよい。
【0028】
また、例えば、ポットの上部が乳製品ベースで、ポットの下部がクーリであって、ひっくり返した後にクーリが乳製品ベースよりも上側となる、ひっくり返すことができる製品であってもよい。
【0029】
図7に示される他の実施形態によれば、本発明に係るポットは、ポット開口を密封するための蓋5を貼り付けるようになっている張出部9を有する。張出部9は、ポットの上縁3とポットのベース7との間のポットの内壁に設けられており、張出部9の平面91はポットのベース7の平坦部8の平面と平行である。蓋5はそれ自体知られるプライマタブ6を有する。
【0030】
ポットの材料は、射出成形される、または好ましくは熱成形されるポリスチレン(PS)またはポリプロピレン(PP)である。ポットは、透明、半透明、または、不透明であってもよく、着色または無色であってもよい。
【0031】
より一般的には、ポットの密封は、透明または不透明の多層プラスチックまたはアルミニウムから形成され、好ましくは超音波シールまたはヒートシールによってポットの上縁に対して溶着される任意のタイプの蓋によって行なわれてもよい。
【0032】
ポットは透明材料から形成されるのが有利であり、これにより、消費前および消費中に食品の呈示を向上することができる。
【0033】
ポットは透明な蓋を使用して密封されるのが有利であり、これにより、開放前にポット内の食品の呈示をル向上することができる。
【0034】
ポットの内容物の安定のため、ポットの内面の粗さは、ポットを傾けた後の水平に対する内容物の傾きの維持に寄与するように選択される。粗さ値は、ポット内に収容される食品の特性に応じて、特に食品の粘性に応じて選択される。粗さ値の選択は当業者の範囲内である。
【0035】
本発明の他の態様によれば、前述したような食品のために、少なくとも2つのポットから構成されるユニットを充填するための方法が使用され、該方法において、充填中、パックを形成するユニットにおけるポットは、それらの上縁が水平と平行な同じ平面内に位置するように配置される。このようにすると、充填後、包装された製品の上面は、パックを形成するユニットにおけるポットの上縁の平面と略平行である。
【0036】
これにより、既存の充填機、密封機、および、包装機を使用することができる。
【0037】
充填後、ユニットにおけるポットは透明な蓋を使用して閉じられるのが有利である。それにより、開放前に食品の呈示を向上することができる。
【0038】
状況に応じて多くの他の変形が可能であり、この点において、本発明が図示して説明した実施例に限定されないことに留意すべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パックを形成する互いに分割可能な少なくとも2つの食品(14)用ポット(2)からなるユニット(1)であって、
前記ポットの各々は、開口(4)を囲む上縁(3)を有し、
前記ポットがパックの状態にユニット化されて、該パックが基準面(10)上に配置されると、該パックにおける前記ポットの上縁が前記基準面(10)と平行な同じ平面(12)内に配置され、
前記ポット(2)のうちの1つが消費のために前記パックから取り外されて、該ポットが前記基準面(10)上に配置されると、該ポットの上縁が前記基準面に対して傾けられた平面内に配置される
ことを特徴とするユニット。
【請求項2】
前記ポット(2)の各々のベース(7)は、その外面の全て、または一部にわたって平面を成し、該平面を介して前記ポットが前記基準面(10)上に載置されるとともに、前記平面が前記ポットの上縁(3)の平面に対して斜めに延びることを特徴とする請求項1に記載のユニット。
【請求項3】
当該ユニットにおける前記ポットの各々は、前記上縁(3)の実質的に反対側にベース(7)を有し、前記ベースは、その外面上に、前記ポットの上縁の平面に対して傾けられた平面内にある平坦部(8)を有することを特徴とする請求項1または2に記載のユニット。
【請求項4】
前記平坦部(8)が前記ポットの前記ベース(7)の外面であることを特徴とする請求項3に記載のユニット。
【請求項5】
当該ユニットは、少なくとも2つの前記ポットを結合する軸を画成する少なくとも1つの分割可能なタブ(13)を2つの前記ポットの前記上縁(3)間に有し、
前記ポットの各々の前記平坦部(8)は、該ポットの分割可能な前記タブの軸に対して角度を成すように方向付けられる直線状の縁(81)を有するD形状を成すことを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載のユニット。
【請求項6】
当該ユニットにおける前記ポットの各々は、包装される食品の表面が対応の前記ポットの前記上縁(3)の平面と略平行になるように充填されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のユニット。
【請求項7】
前記ポット内に詰められる食品(14)は、該ポット(12)が前記パックから取り外されて消費のために水平面上に配置された後に少なくとも30秒にわたって、好ましくは少なくとも60秒にわたって、特に好ましい態様では少なくとも1時間にわたって食品(15)の表面が前記ポットの前記上縁(3)と平行な位置を保つような粘度を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のユニット。
【請求項8】
粘度は、注入時には500cP〜10000cPであるように、消費時には10000cP〜50000cP、好ましくは15000cP〜20000cPであるように選択されることを特徴とする請求項7に記載のユニット。
【請求項9】
前記ポット内に詰められる食品(14)は、発酵または未発酵の攪拌型ヨーグルトもしくは固形ヨーグルト、フルーツムースもしくは野菜ピューレ、フロマージュ・フレ、クリーム、動物系ミルクもしくは豆乳に基づく製品、穀物系生成物、アイスクリーム、または、前述した製品のうちの2つ以上を組み合わせる複合食品であり、該複合食品は、任意には、ゲル型生成物、ビスケットのようなオーブンで焼いた生成物、果物片、もしくは、1つ以上のフルーツ、または、チョコレートベースのクランチ層を含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のユニット。
【請求項10】
前記ベースは、その外面の全体にわたって、多角形、円形、または、楕円の外形の傾斜面を有することを特徴とする請求項2に記載のユニット。
【請求項11】
前記ポットはそれぞれ、該ポットを密封するための保護膜(5)を貼り付けるようになっている張出部(9)を、該ポットの前記上縁(3)と該ポットの前記ベース(7)との間の前記ポットの内壁に有し、前記張出部の平面は該ポット(2)の前記ベース(7)の傾斜面と平行であることを特徴とする請求項2〜10のいずれか一項に記載のユニット。
【請求項12】
前記ポット(2)が透明材料から形成されることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載のユニット。
【請求項13】
前記ポット(2)が透明材料から形成される蓋(5)を使用して密封されることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載のユニット。
【請求項14】
請求項1〜13のいずれか一項に記載の食品(14)用の少なくとも2つのポット(2)からなるユニットを充填するための方法において、
充填中、パックを形成する前記ユニットにおける複数の前記ポットは、これらのポットの上縁(3)が水平と平行な同じ平面(12)内に配置されるように配置され、それにより、充填後、包装された製品(14)の上面が、パックを形成する前記ユニットにおける複数の前記ポットの前記上縁(3)の平面と略平行になることを特徴とする方法。
【請求項15】
充填後、前記ユニットにおける前記ポット(2)が透明な蓋(5)を使用して閉じられることを特徴とする請求項14に記載の方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公表番号】特表2011−522752(P2011−522752A)
【公表日】平成23年8月4日(2011.8.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−512951(P2011−512951)
【出願日】平成21年6月8日(2009.6.8)
【国際出願番号】PCT/EP2009/057028
【国際公開番号】WO2009/150124
【国際公開日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【出願人】(599132904)ネステク ソシエテ アノニム (637)
【Fターム(参考)】