説明

駐車料金算出装置および駐車料金算出方法

【課題】 駐車券などの紙媒体あるいは小型無線端末などの専用の端末装置を用いることなく、店舗での支払代金に応じて割り引いた駐車料金を算出することができる駐車料金算出装置および駐車料金算出方法を提供する。
【解決手段】 入庫データ記録部231は、入庫電子マネー決済部13から受信した電子マネーIDおよび入庫時刻を関連付けて入庫記録データ242として記憶する。支払い決済部233は、電子マネーで支払われた支払代金によって受けることができる無料駐車時間を、駐車料金マスタ241から抽出し、抽出した無料駐車時間で入庫記録データ242の無料駐車時間を更新する。駐車料金演算部235は、出庫時刻と、入庫記録データ242として記憶される入庫時刻および無料駐車時間とから、割り引かれた駐車料金を算出する。出庫電子マネー決済部33は、割り引かれた駐車料金をICカード3の電子マネーから引き落とす。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、店舗などに設置される駐車場の駐車料金を店舗での支払代金に応じて割り引いて算出する駐車料金算出装置および駐車料金算出方法に関する。
【背景技術】
【0002】
駐車場を有する食品スーパーマーケットなどの店舗は、自店舗で買い物をした顧客に対してのみ、駐車料金を無料にする等のサービスを提供している。駐車料金を無料にするサービスは、車両が入出庫する時刻の記録、および買い物金額の確認などが必要であり、概ね次のように行われる。
【0003】
第1番目に、顧客は、駐車場の入口に設置されるゲートで、入庫時刻を磁気記録した駐車券を受け取る。第2番目に、顧客は、店内に駐車券を持込み、買物金額を証明するレシートとともに店内の従業員に駐車料金無料サービスを依頼する。第3番目に、店内従業員は、買物金額をチェックして、買物金額に応じた駐車料金サービス情報を駐車券に磁気記録する。第4番目に、顧客は、駐車場の出口に設置されたゲートに駐車券を挿入して精算し、出庫する。
【0004】
駐車料金の算出を改善する従来の技術として、特許文献1に記載される駐車料金精算システムがある。この駐車料金精算システムは、車両ごとに予め設定された車両固有情報を発信可能な小型無線端末を用いる。この小型無線端末は、入口側装置、出口側装置およびPOS端末とデータ通信可能である。駐車料金精算システムは、入口側装置が車両固有情報を受信すると、その受信時刻を入場時刻とし、受信した車両固有情報に対応して記憶する。そして、POS端末が車両固有情報を受信すると、その車両固有情報に対応して買上商品の合計金額データを累計記憶する。さらに、出口側装置が車両固有情報を受信すると、その受信時刻を退場時刻とし、該当車両固有情報に対応する入場時刻と買上合計金額とから駐車料金を精算する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平7−296207号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述した従来の技術は、入庫時刻を記録するための駐車券などの紙媒体を用いるので、顧客はその駐車券を携行する必要があり、紛失のリスクがある。また、店舗内に、店舗での支払代金に応じて割り引く駐車料金を算出して駐車券に磁気記録する駐車券決済処理端末を設置し、さらにその駐車券決済処理端末を操作する決済処理要員が必要になる。したがって、顧客および店舗従業員ともに面倒な手続きを行う必要がある。
【0007】
特許文献1に記載される駐車料金精算システムは、駐車券などの紙媒体を用いる必要はないが、小型無線端末などの専用の端末装置を用意して、顧客に携帯してもらう必要がある。
【0008】
本発明の目的は、駐車券などの紙媒体あるいは小型無線端末などの専用の端末装置を用いることなく、店舗での支払代金に応じて割り引いた駐車料金を算出することができる駐車料金算出装置および駐車料金算出方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、駐車場の入出庫口に設置され、店舗での代金を決済するための決済装置を識別するための識別情報が記録されている決済装置から識別情報を読み取る読取部と、
車両の入出庫時に読取部によって識別情報が読み取られたときの入出庫時刻を取得する入出庫時刻取得部と、
前記店舗で決済装置によって決済された決済状況を、決済装置ごとの決済状況を記憶する記憶部から取得する決済状況取得部と、
決済状況取得部によって取得された決済状況に応じて、駐車料金を割り引く割引条件を決定する割引条件決定部と、
入出庫時刻取得部によって取得された入出庫時刻から駐車時間を算出する駐車時間算出部と、
駐車時間算出部によって算出された駐車時間と割引条件決定部によって決定された割引条件とから割り引かれた駐車料金を算出する駐車料金算出部とを含むことを特徴とする駐車料金算出装置である。
【0010】
また本発明は、前記決済装置は、電子マネーを表す電子マネー情報が記録され、
前記決済装置に記録される電子マネー情報が示す電子マネーによって決済する決済部を含み、
決済部は、前記駐車料金算出部によって算出された割り引かれた駐車料金が0円でないとき、前記駐車料金算出部によって算出された割り引かれた駐車料金を、前記決済装置に記録される電子マネー情報が示す電子マネーによって決済することを特徴とする。
【0011】
また本発明は、前記決済装置が使用された決済状況は、前記入出庫時刻取得部によって取得された入出庫時刻から算出される駐車時間の間に、前記駐車場に係る店舗で、前記決済装置に記録される識別情報に係る支払方法によって支払われた支払代金の累積金額であることを特徴とする。
【0012】
また本発明は、駐車場の入出庫口に設置され、店舗での代金を決済するための決済装置を識別するための識別情報が記録されている決済装置から識別情報を読み取る読取部を含み、車両の入出庫時に読取部によって識別情報が読み取られたときの入出庫時刻に基づいて駐車料金を算出する駐車料金算出装置によって駐車料金を算出する駐車料金算出方法であって、
読取部によって識別情報が読み取られたときの入出庫時刻を取得する入出庫時刻取得ステップと、
前記店舗で決済装置によって決済された決済状況を、決済装置ごとの決済状況を記憶する記憶部から取得する決済状況取得ステップと、
入出庫時刻取得ステップで取得された入出庫時刻から駐車時間を算出する駐車時間算出ステップと、
駐車時間算出ステップで算出された駐車時間と割引条件決定ステップで決定された割引条件とから割り引かれた駐車料金を算出する駐車料金算出ステップとを含むことを特徴とする駐車料金算出方法である。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、駐車場の入出庫口に設置される読取部によって、店舗での代金を決済するための決済装置を識別するための識別情報が記録されている決済装置から識別情報が読み取られる。入出庫時刻取得部によって、車両の入出庫時に読取部によって識別情報が読み取られたときの入出庫時刻が取得される。決済状況取得部によって、前記店舗で決済装置によって決済された決済状況が、決済装置ごとの決済状況を記憶する記憶部から取得される。割引条件決定部によって、決済状況取得部によって取得された決済状況に応じて、駐車料金を割り引く割引条件が決定される。駐車時間算出部によって、入出庫時刻取得部によって取得された入出庫時刻から駐車時間が算出される。そして、駐車料金算出部によって、駐車時間算出部によって算出された駐車時間と割引条件決定部によって決定された割引条件とから割り引かれた駐車料金が算出される。
【0014】
したがって、駐車券などの紙媒体あるいは小型無線端末などの専用の端末装置を用いることなく、ICカードなどの決済装置が使用された決済状況、たとえばICカードによる店舗での支払代金に応じて割り引いた駐車料金を算出することができる。
【0015】
また本発明によれば、前記決済装置によって、電子マネーを表す電子マネー情報が記録される。前記決済装置に記録される電子マネー情報が示す電子マネーによって決済する決済部によって、前記駐車料金算出部によって算出された割り引かれた駐車料金が0円でないとき、前記駐車料金算出部によって算出された割り引かれた駐車料金が、前記決済装置に記録される電子マネー情報が示す電子マネーによって決済される。したがって、駐車料金の精算を決済装置に記録される電子マネーで行うことができ、顧客は、出庫口で、決済装置で識別情報、たとえば電子マネーIDを読み取らせるとともに、その決済装置の電子マネーで割り引かれた駐車料金を精算することができる。
【0016】
また本発明によれば、前記決済装置が使用された決済状況は、前記入出庫時刻取得部によって取得された入出庫時刻から算出される駐車時間の間に、前記駐車場に係る店舗で、前記決済装置に記録される識別情報に係る支払方法によって支払われた支払代金の累積金額である。したがって、駐車場に係る複数の店舗で、電子マネーでの支払方法およびクレジットカードでの支払方法など識別情報と対応付けが可能な支払方法での支払代金について適用可能である。
【0017】
また本発明によれば、駐車場の入出庫口に設置され、店舗での代金を決済するための決済装置を識別するための識別情報が記録されている決済装置から識別情報を読み取る読取部を含み、車両の入出庫時に読取部によって識別情報が読み取られた入出庫時刻に基づいて駐車料金を算出する駐車料金算出装置によって駐車料金を算出するにあたって、入出庫時刻取得ステップでは、読取部によって識別情報が読み取られたときの入出庫時刻を取得する。決済状況取得ステップでは、前記店舗で決済装置によって決済された決済状況を、決済装置ごとの決済状況を記憶する記憶部から取得する。割引条件決定ステップでは、決済状況取得ステップで取得された決済状況に応じて、駐車料金を割り引く割引条件を決定する。駐車時間算出ステップでは、入出庫時刻取得ステップで取得された入出庫時刻から駐車時間を算出する。そして、駐車料金算出ステップでは、駐車時間算出ステップで算出された駐車時間と割引条件決定ステップで決定された割引条件とから割り引かれた駐車料金を算出する。
【0018】
したがって、駐車券などの紙媒体あるいは小型無線端末などの専用の端末装置を用いることなく、ICカードなどの決済装置が使用された決済状況、たとえばICカードによる店舗での支払代金に応じて割り引いた駐車料金を算出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の一実施形態である駐車料金精算システム1の構成を示すブロック図である。
【図2】駐車料金精算システム1での駐車料金の精算を説明するための図である。
【図3】車両2を入庫するときの駐車料金精算システム1での入庫処理を示すフローチャートである。
【図4】店舗で代金を支払うときの駐車料金精算システム1での支払処理を示すフローチャートである。
【図5】車両2を出庫するときの駐車料金精算システム1での出庫処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1は、本発明の一実施形態である駐車料金精算システム1の構成を示すブロック図である。駐車料金算出装置である駐車料金精算システム1は、駐車場を有する店舗などに設置されるシステムである。店舗は、スーパーマーケットなど商品を販売する店舗だけでなく、ボーリングおよび映画などのサービスを提供する店舗も含まれる。駐車料金に対する割引サービスは、これらの店舗で支払われた支払代金に応じて駐車料金を安くするサービスである。本発明に係る駐車料金算出方法は、駐車料金精算システム1で実行される。
【0021】
駐車料金精算システム1は、駐車場入庫ゲート制御装置10、入庫電子マネー読み取りデバイス11、入庫開閉ゲート12、POS(Point Of Sales)システム20、駐車場出庫ゲート制御装置30、出庫電子マネー読み取りデバイス31および出庫開閉ゲート32を含んで構成される。駐車場入庫ゲート制御装置10、駐車場出庫ゲート制御装置30およびPOSシステム20は、LAN(Local Area Network)などのネットワークによって接続されている。
【0022】
駐車場入庫ゲート制御装置10は、入庫電子マネー決済部13および入庫ゲート制御部14を含んで構成され、入庫電子マネー読み取りデバイス11、入庫開閉ゲート12およびPOSシステム20に接続される。入庫電子マネー読み取りデバイス11は、代金を支払う人を識別するための識別情報が記録される決済装置から識別情報を読み取り、読み取った識別情報を入庫電子マネー決済部13に送る。入庫電子マネー読み取りデバイス11は、たとえばICカード読み取り装置によって構成される。
【0023】
決済装置は、たとえば電子マネーによって決済することができる携帯電話機あるいはIC(Integrated Circuit)カード、あるいはクレジットによって決済することができるクレジットカードなど、決済装置を識別するための識別情報が記録されている記録装置である。電子マネーによって決済することができる携帯電話機あるいはICカードには、識別情報として電子マネーID(Identification)、および電子マネーを表す電子マネー情報が記録されている。電子マネーは、貨幣価値をデジタルデータで表したものであり、現金の代わりに使用することができる。以下、決済装置としてICカードを例に、そして、識別情報として電子マネーIDを例に説明する。
【0024】
入庫開閉ゲート12は、入庫ゲート制御部14からゲートを開くことを指示されると、ゲートを開けて車両の通行を可能とし、車両の通過を確認すると、ゲートを閉めて車両の通行を不可とする。入庫電子マネー決済部13は、入庫電子マネー読み取りデバイス11から受け取った電子マネーIDを、POSシステム20に送信する。入庫ゲート制御部14は、POSシステム20からゲートバーオープン指令を受信すると、ゲートを開くことを入庫開閉ゲート12に指示する。
【0025】
駐車場出庫ゲート制御装置30は、出庫電子マネー決済部33および出庫ゲート制御部34を含んで構成され、出庫電子マネー読み取りデバイス31、出庫開閉ゲート32およびPOSシステム20に接続される。
【0026】
出庫電子マネー読み取りデバイス31は、たとえばICカード読み取り書き込み装置によって構成され、ICカードから電子マネーIDを読み取り、読み取った電子マネーIDを出庫電子マネー決済部33に送る。また、ICカードに記録される電子マネーの金額を、出庫電子マネー決済部33から受け取る割り引かれた駐車料金だけ減額した金額に書き換える。
【0027】
出庫開閉ゲート32は、出庫ゲート制御部34からゲートを開くことを指示されると、ゲートを開けて車両の通行を可能とし、車両の通過を確認すると、ゲートを閉めて車両の通行を不可とする。出庫電子マネー決済部33は、出庫電子マネー読み取りデバイス31から受け取った電子マネーIDを、POSシステム20の送信し、POSシステム20から受け取る割り引かれた駐車料金を出庫電子マネー読み取りデバイス31に送る。出庫ゲート制御部34は、POSシステム20からゲートバーオープン指令を受信すると、ゲートを開くことを出庫開閉ゲート32に指示する。入庫電子マネー読み取りデバイス11および出庫電子マネー読み取りデバイス31は、読取部である。出庫電子マネー読み取りデバイス31および出庫電子マネー決済部33は、決済部である。
【0028】
POSシステム20は、サーバ201およびPOS端末202を含んで構成される。POS端末202は、図1には1台しか示していないが、複数台であってもよい。サーバ201は、演算制御装置23および記憶装置24を含んで構成される。POS端末202は、入力装置21、出力装置22および図示しない演算制御装置を含んで構成される。
【0029】
入力装置21は、たとえばキーボード211、マウス212、スキャナ213、タッチパネル214および電子マネー読み取りデバイス215を含んで構成され、入力された情報を図示しない演算制御装置に送る。特に、電子マネー読み取りデバイス215は、ICカードから電子マネーIDを読み取り、読み取った電子マネーIDを図示しない演算制御装置に送る。
【0030】
出力装置22は、たとえばディスプレイ221およびプリンタ222を含んで構成され、図示しない演算制御装置から受け取る情報をディスプレイ221またはプリンタ222に出力する。POS端末202の図示しない演算制御装置は、入力装置21および出力装置22を制御し、入力装置21から受け取る情報をサーバ201の演算制御装置23に送信し、演算制御装置23から受信する情報を出力装置22に送る。
【0031】
演算制御装置23は、入庫データ記録部231、ゲート開閉指示制御部232、支払い決済部233、タイマ制御部234および駐車料金演算部235を含んで構成される。記憶部である記憶装置24は、たとえば駐車料金マスタ241および入庫記録データ242を記憶している。
【0032】
駐車料金マスタ241は、駐車場に係る店舗での支払代金、たとえば買物金額に応じた無料サービス時間を記憶するデータである。図1に示した駐車料金マスタ241は、「買物金額2000円未満」に対する無料サービス時間が「1時間」であり、「買物金額2000円以上」に対する無料サービス時間が「2時間」であることを示している。無料サービス時間は、駐車料金が無料になる最大時間である。入庫記録データ242は、たとえば入庫時刻および無料駐車時間を電子マネーIDごとに記憶するデータである。無料駐車時間は、無料サービス時間である。図1に示した入庫記録データ242は、電子マネーID「123……45」については入庫時刻が「10:10」であり、無料駐車時間が「2時間」であり、電子マネーID「567……89」については入庫時刻が「12:35」であり、無料駐車時間が「1時間」である。
【0033】
入庫データ記録部231は、出庫電子マネー決済部33から受信する電子マネーIDを記憶装置24に入庫記録データ242として記憶する。そして、ゲート開閉指示制御部232は、入庫データ記録部231が電子マネーIDおよび入庫時刻を入庫記録データ242として記憶すると、ゲートバーオープン指令を入庫ゲート制御部14に送信する。また、駐車料金演算部235が駐車料金引き落とし指令を出庫電子マネー決済部33に送信すると、ゲートバーオープン指令を出庫ゲート制御部34に送信する。
【0034】
支払い決済部233は、電子マネー読み取りデバイス215から電子マネーIDを受け取ると、入庫記録データ242を検索し、受け取った電子マネーIDがあるか否かを判定する。受け取った電子マネーIDが入庫記録データ242にあると、その電子マネーIDの電子マネーで支払われた支払代金を記憶装置24から読み取る。
【0035】
そして、支払い決済部233は、読み取った支払代金によって受けることができる無料サービス時間を駐車料金マスタ241に基づいて決定し、決定した無料サービス時間で入庫記録データ242の無料駐車時間を更新する。すなわち、受け取った電子マネーIDと同じ電子マネーIDの無料駐車時間に代えて、抽出した無料サービス時間を記憶する。
【0036】
支払い決済部233は、決済状況取得部および割引条件決定部である。無料サービス時間は、割引条件である。記憶装置24から支払代金を読み取ることは、決済状況を取得することである。決済状況は、入出庫時刻から算出される駐車時間の間に、前記駐車場に係る店舗で、ICカードに記録される識別情報、たとえば電子マネーIDに係る支払方法によって支払われた支払代金の累積金額である。支払代金の累計金額は、記憶装置24に記憶される。
【0037】
入出庫時刻取得部であるタイマ制御部234は、時刻を計時する計時部を有し、出庫電子マネー決済部33から電子マネーIDを受信した時刻を、計時部を参照して取得し、取得した時刻を入庫記録データ242の入庫時刻として、電子マネーIDに関連付けて記憶装置24に記憶する。また、出庫電子マネー決済部33から電子マネーIDを受信した時刻を、計時部を参照して取得し、取得した時刻を出庫時刻として駐車料金演算部235に送る。
【0038】
駐車料金演算部235は、出庫電子マネー決済部33から電子マネーIDを受信すると、受信した電子マネーIDが入庫記録データ242にあるか否かを判定する。受け取った電子マネーIDが入庫記録データ242にあると、タイマ制御部234から受け取った出庫時刻と、入庫記録データ242として記憶される入庫時刻のうち、出庫電子マネー決済部33から受信した電子マネーIDと同じ電子マネーIDの入庫時刻とから駐車時間を算出する。
【0039】
そして、駐車料金演算部235は、算出した駐車時間と、出庫電子マネー決済部33から受信した電子マネーIDと同じ電子マネーIDの無料駐車時間とから、割り引かれた駐車料金を算出する。そして、算出した駐車料金の引き落としを指示する駐車料金引き落とし指令を、出庫電子マネー決済部33に送信する。駐車料金演算部235は、駐車時間算出部および駐車料金算出部である。
【0040】
図2は、駐車料金精算システム1での駐車料金の精算を説明するための図である。図2(a)は、駐車場の入庫口での処理である。入庫電子マネー読み取りデバイス11は、車両2に搭乗する人が所有するICカード3に記録される電子マネーIDを読み取り、読み取った電子マネーIDを、入庫電子マネー決済部13を介してサーバ201に送信する。サーバ201は、受信した電子マネーIDを入庫時刻とともに、入庫記録データ242として記憶する。
【0041】
図2(b)は、店舗内での処理である。顧客が支払うべき代金をICカード3の電子マネーで精算したとき、POS端末202は、そのICカード3から読み取った電子マネーIDと、支払代金とをサーバ201に送る。サーバ201は、受け取った支払代金を記憶装置24に記憶する。そして、受け取った電子マネーIDが入庫記録データ242にあると、ICカード3の電子マネーで支払われた支払代金に応じた無料サービス時間を、入庫記録データ242の無料駐車時間として、その電子マネーIDに関連付けて記憶する。
【0042】
図2(c)は、駐車場の出庫口での処理である。出庫電子マネー読み取りデバイス31は、車両2に搭乗する人が所有するICカード3に記録される電子マネーIDを読み取り、読み取った電子マネーIDを、出庫電子マネー決済部33を介してサーバ201に送信する。サーバ201は、駐車料金精算処理を行って引き落とし金額を算出し、算出した引き落とし金額を、出庫電子マネー決済部33を介して出庫電子マネー読み取りデバイス31に送信する。引き落とし金額は、割り引かれた駐車料金である。
【0043】
駐車料金精算処理では、サーバ201は、受信した電子マネーIDが入庫記録データ242にあると、出庫電子マネー読み取りデバイス31から電子マネーIDを受信した出庫時刻と、入庫記録データ242として記憶される入庫時刻および無料駐車時間とから、割り引かれた駐車料金を算出する。そして、算出した割り引かれた駐車料金を出庫電子マネー決済部33に送信する。出庫電子マネー決済部33は、受信した算出した割り引かれた駐車料金が0円でないとき、出庫電子マネー読み取りデバイス31によって、受信した割り引かれた駐車料金をICカード3の電子マネーから引き落とす。
【0044】
図3は、車両2を入庫するときの駐車料金精算システム1での入庫処理を示すフローチャートである。入庫電子マネー読み取りデバイス11がICカード3を検出するか、または駐車券の発券ボタンが操作されると、ステップA1に移る。
【0045】
ステップA1では、駐車場入庫ゲート制御装置10は、ICカード3があるか否かを判定する。入庫電子マネー読み取りデバイス11がICカード3を検出すると、ICカード3があると判定し、ステップA2に進み、駐車券の発券ボタンが操作されるとICカード3がないと判定し、ステップA11に進む。ステップA2では、入庫電子マネー決済部13は、入庫電子マネー読み取りデバイス11によってICカード3に記録される電子マネーIDを読み取る。ステップA3では、入庫電子マネー決済部13は、読み取った電子マネーIDをPOSシステム20に送信する。
【0046】
ステップA4では、入庫データ記録部231は、入庫電子マネー決済部13から電子マネーIDを受信する。ステップA5では、タイマ制御部234は、現在時刻、すなわち入庫電子マネー決済部13から電子マネーIDを受信した時刻を、計時部を参照して取得する。ステップA6では、タイマ制御部234は、取得した時刻を入庫時刻として入庫データ記録部231に送る。
【0047】
ステップA7では、入庫データ記録部231は、入庫電子マネー決済部13から受信した電子マネーIDおよびタイマ制御部234から受け取った入庫時刻を関連付けて入庫記録データ242として記憶する。ステップA8では、ゲート開閉指示制御部232は、ゲートバーオープン指令を入庫ゲート制御部14に送信する。
【0048】
ステップA9では、入庫ゲート制御部14は、ゲート開閉指示制御部232からゲートバーオープン指令を受信すると、ゲートを開くことを入庫開閉ゲート12に指示する。ステップA10では、入庫開閉ゲート12は、ゲート開閉指示制御部232からゲートを開くことを指示されると、ゲートをオープン、つまりゲートを開いて、入庫処理を終了する。
【0049】
ステップA11では、駐車場入庫ゲート制御装置10は、通常のチケット、つまり駐車券を発行する。ステップA12では、駐車場入庫ゲート制御装置10は、通常の入庫記録、すなわち入庫時刻をチケットに磁気記録して、ステップA8に進む。
【0050】
図4は、店舗で代金を支払うときの駐車料金精算システム1での支払処理を示すフローチャートである。顧客が支払うべき支払代金をICカード3の電子マネーで精算したとき、ステップB1に進む。ICカード3の電子マネーで精算された支払代金は、サーバ201の記憶装置24に電子マネーIDと関連付けて記憶される。支払処理は、顧客が支払いを行う度に行われる。
【0051】
ステップB1では、電子マネー読み取りデバイス215は、支払代金を電子マネーで精算したICカード3に記録されている電子マネーIDを読み取る。ステップB2では、支払い決済部233は、電子マネー読み取りデバイス215から受け取った電子マネーIDが入庫記録データ242にあるか否かを検索する。
【0052】
ステップB3では、支払い決済部233は、データがあるか否か、すなわち電子マネー読み取りデバイス215から受け取った電子マネーIDが入庫記録データ242にあるか否かを判定する。電子マネー読み取りデバイス215から受け取った電子マネーIDが入庫記録データ242にあると判定すると、ステップB4に進み、電子マネー読み取りデバイス215から受け取った電子マネーIDが入庫記録データ242にないと判定すると、支払処理を終了する。
【0053】
ステップB4では、支払い決済部233は、電子マネー読み取りデバイス215から受け取った電子マネーIDの電子マネーで支払われた支払代金に応じて受けることができる無料サービス時間を、駐車料金マスタ241に基づいて決定する。ステップB5では、支払い決済部233は、決定した無料サービス時間で入庫記録データ242の無料駐車時間を更新し、支払処理を終了する。すなわち、受け取った電子マネーIDと同じ電子マネーIDの無料駐車時間に代えて、決定した無料サービス時間を記憶し、支払処理を終了する。ステップB4は、決済状況取得ステップおよび割引条件決定ステップである。
【0054】
図5は、車両2を出庫するときの駐車料金精算システム1での出庫処理を示すフローチャートである。出庫電子マネー読み取りデバイス31がICカード3を検出するか、または駐車券が挿入されると、ステップC1に移る。
【0055】
ステップC1では、駐車場出庫ゲート制御装置30は、ICカード3があるか否かを判定する。出庫電子マネー読み取りデバイス31がICカード3を検出すると、ICカード3があると判定し、ステップC2に進み、駐車券が挿入されるとICカード3がないと判定し、ステップC12に進む。ステップC2では、出庫電子マネー決済部33は、出庫電子マネー読み取りデバイス31によって、ICカード3に記録される電子マネーIDを読み取る。ステップC3では、出庫電子マネー決済部33は、読み取った電子マネーIDをPOSシステム20に送信する。
【0056】
ステップC4では、駐車料金演算部235は、出庫電子マネー決済部33から受信した電子マネーIDが入庫記録データ242にあるか否かを検索する。ステップC5では、駐車料金演算部235は、データにあるか否かを判定する。すなわち、出庫電子マネー決済部33から受信した電子マネーIDが入庫記録データ242にあるか否かを判定する。出庫電子マネー決済部33から受信した電子マネーIDが入庫記録データ242にあると判定すると、ステップC6に進み、出庫電子マネー決済部33から受信した電子マネーIDが入庫記録データ242にないと判定すると、ステップC12に進む。
【0057】
ステップC6では、タイマ制御部234は、現在時刻、すなわち出庫電子マネー決済部33から電子マネーIDを受信した時刻を、計時部を参照して取得し、取得した時刻を出庫時刻として駐車料金演算部235に送る。ステップC7では、駐車料金演算部235は、駐車料金を計算する。具体的には、駐車料金演算部235は、タイマ制御部234から受け取った出庫時刻と、入庫記録データ242として記憶される入庫時刻から駐車時間を算出する。そして、算出した駐車時間と、入庫記録データ242として記憶される無料駐車時間とから、割り引かれた駐車料金を引き落とし金額として算出する。図3に示したフローチャートのステップA5およびステップC6は、入出庫時刻取得ステップである。ステップC7は、駐車時間算出ステップおよび駐車料金算出ステップである。
【0058】
ステップC8では、駐車料金演算部235は、引き落とし金額の引き落としを指令する駐車料金引き落とし指令を、出庫電子マネー決済部33に送信する。駐車料金引き落とし指令は、引き落とし金額、つまり割り引かれた駐車料金を含む。出庫電子マネー決済部33は、駐車料金引き落とし指令を受信すると、出庫電子マネー読み取りデバイス31によって、受信した駐車料金引き落とし指令に含まれる割り引かれた駐車料金をICカード3の電子マネーから引き落とす。
【0059】
ステップC9では、ゲート開閉指示制御部232は、ゲートバーオープン指令を出庫ゲート制御部34に送信する。ステップC10では、出庫ゲート制御部34は、ゲート開閉指示制御部232からゲートバーオープン指令を受信すると、ゲートを開くことを出庫開閉ゲート32に指示する。ステップC11では、出庫開閉ゲート32は、出庫ゲート制御部34からゲートを開くことを指示されると、ゲートをオープン、つまりゲートを開いて、出庫処理を終了する。
【0060】
ステップC12では、駐車場出庫ゲート制御装置30は、チケットから入庫時刻および無料駐車時間を読み取り、読み取った入庫時刻および無料駐車時間を演算制御装置23に送信する。ステップC13では、演算制御装置23は、駐車場出庫ゲート制御装置30から入庫時刻および無料駐車時間を受信した時刻を出庫時刻とし、出庫時刻、ならびに受信した入庫時刻および無料駐車時間から、割り引かれた駐車料金を計算する。そして、計算した割り引かれた駐車料金を駐車場出庫ゲート制御装置30に送信する。
【0061】
ステップC14では、駐車場出庫ゲート制御装置30は、演算制御装置23から受信した割り引かれた駐車料金を表示し、駐車料金が現金で投入され、精算が完了すると、ステップC9に進む。チケットに磁気記録された無料駐車料金は、店舗での支払代金に応じた無料駐車時間が、従来の技術で用いる駐車券決済処理端末によって記録されたものである。
【0062】
このように、駐車場の入出庫口に設置される入庫電子マネー読み取りデバイス11および出庫電子マネー読み取りデバイス31によって、店舗での代金を決済するためのICカード3を識別するための電子マネーIDが記録されているICカード3から電子マネーIDが読み取られる。タイマ制御部234によって、車両の入出庫時に入庫電子マネー読み取りデバイス11および出庫電子マネー読み取りデバイス31によって電子マネーIDが読み取られたときの入出庫時刻が取得される。支払い決済部233によって、前記店舗でICカード3によって決済された決済状況、つまり支払金額の累積金額が、電子マネーIDごとの支払代金の累計金額を記憶する記憶装置24から取得される。支払い決済部233によって、支払い決済部233によって取得された決済状況に応じて、駐車料金を割り引く割引条件、たとえば無料駐車時間が決定される。駐車料金演算部235によって、タイマ制御部234によって取得された入出庫時刻から駐車時間が算出される。そして、駐車料金演算部235によって算出された駐車時間と駐車料金演算部235によって、支払い決済部233によって決定された割引条件とから割り引かれた駐車料金が算出される。
【0063】
したがって、駐車券などの紙媒体あるいは小型無線端末などの専用の端末装置を用いることなく、ICカードなどの決済装置が使用された決済状況、たとえばICカードによる店舗での支払代金に応じて割り引いた駐車料金を算出することができる。
【0064】
さらに、ICカード3によって、電子マネーを表す電子マネー情報が記録される。ICカード3に記録される電子マネー情報が示す電子マネーによって決済する出庫電子マネー読み取りデバイス31および出庫電子マネー決済部33によって、駐車料金演算部235によって算出された割り引かれた駐車料金が0円でないとき、駐車料金演算部235によって算出された割り引かれた駐車料金が、ICカード3に記録される電子マネー情報が示す電子マネーによって決済される。したがって、駐車料金の精算をICカード3に記録される電子マネーで行うことができ、顧客は、出庫口で、ICカード3で電子マネーIDを読み取らせるとともに、そのICカード3の電子マネーで割り引かれた駐車料金を精算することができる。
【0065】
さらに、ICカード3が使用された決済状況は、タイマ制御部234によって取得された入出庫時刻から算出される駐車時間の間に、前記駐車場に係る店舗で、ICカード3に記録される電子マネーIDに係る支払方法によって支払われた支払代金の累積金額である。したがって、駐車場に係る複数の店舗で、電子マネーでの支払方法およびクレジットカードでの支払方法など識別情報、たとえば電子マネーIDと対応付けが可能な支払方法での支払代金について適用可能である。
【0066】
さらに、駐車場の入出庫口に設置され、店舗での代金を決済するためのICカード3を識別するための電子マネーIDが記録されているICカード3から電子マネーIDを読み取る入庫電子マネー読み取りデバイス11および出庫電子マネー読み取りデバイス31を含み、車両の入出庫時に入庫電子マネー読み取りデバイス11および出庫電子マネー読み取りデバイス31によって電子マネーIDが読み取られたときの入出庫時刻に基づいて駐車料金を算出する駐車料金算出装置によって駐車料金を算出するにあたって、図3に示したフローチャートのステップA5および図5に示したフローチャートのステップC6では、入庫電子マネー読み取りデバイス11および出庫電子マネー読み取りデバイス31によって電子マネーIDが読み取られたときの入出庫時刻を取得する。図4に示したフローチャートのステップB4では、前記店舗でICカード3によって決済された決済状況、たとえば支払代金の累計金額を、電子マネーIDごとの支払代金の累計金額を記憶する記憶装置24から取得する。図4に示したフローチャートのステップB4では、図4に示したフローチャートのステップB4で取得された決済状況に応じて、駐車料金を割り引く割引条件を決定する。図5に示したフローチャートのステップC7では、図3に示したフローチャートのステップA5および図5に示したフローチャートのステップC6で取得された入出庫時刻から駐車時間を算出する。そして、図5に示したフローチャートのステップC7では、図5に示したフローチャートのステップC7で算出された駐車時間と図4に示したフローチャートのステップB4で決定された割引条件とから割り引かれた駐車料金を算出する。
【0067】
したがって、駐車券などの紙媒体あるいは小型無線端末などの専用の端末装置を用いることなく、ICカードなどの決済装置が使用された決済状況、たとえばICカードによる店舗での支払代金に応じて割り引いた駐車料金を算出することができる。
【符号の説明】
【0068】
1 駐車料金精算システム
2 車両
3 ICカード
10 駐車場入庫ゲート制御装置
11 入庫電子マネー読み取りデバイス
12 入庫開閉ゲート
13 入庫電子マネー決済部
14 入庫ゲート制御部
20 POSシステム
21 入力装置
22 出力装置
23 演算制御装置
24 記憶装置
30 駐車場出庫ゲート制御装置
31 出庫電子マネー読み取りデバイス
32 出庫開閉ゲート
33 出庫電子マネー決済部
34 出庫ゲート制御部
201 サーバ
202 POS端末
211 キーボード
212 マウス
213 スキャナ
214 タッチパネル
215 電子マネー読み取りデバイス
221 ディスプレイ
222 プリンタ
231 入庫データ記録部
232 ゲート開閉指示制御部
233 支払い決済部
234 タイマ制御部
235 駐車料金演算部
241 駐車料金マスタ
242 入庫記録データ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
駐車場の入出庫口に設置され、店舗での代金を決済するための決済装置を識別するための識別情報が記録されている決済装置から識別情報を読み取る読取部と、
車両の入出庫時に読取部によって識別情報が読み取られたときの入出庫時刻を取得する入出庫時刻取得部と、
前記店舗で決済装置によって決済された決済状況を、決済装置ごとの決済状況を記憶する記憶部から取得する決済状況取得部と、
決済状況取得部によって取得された決済状況に応じて、駐車料金を割り引く割引条件を決定する割引条件決定部と、
入出庫時刻取得部によって取得された入出庫時刻から駐車時間を算出する駐車時間算出部と、
駐車時間算出部によって算出された駐車時間と割引条件決定部によって決定された割引条件とから割り引かれた駐車料金を算出する駐車料金算出部とを含むことを特徴とする駐車料金算出装置。
【請求項2】
前記決済装置は、電子マネーを表す電子マネー情報が記録され、
前記決済装置に記録される電子マネー情報が示す電子マネーによって決済する決済部を含み、
決済部は、前記駐車料金算出部によって算出された割り引かれた駐車料金が0円でないとき、前記駐車料金算出部によって算出された割り引かれた駐車料金を、前記決済装置に記録される電子マネー情報が示す電子マネーによって決済することを特徴とする請求項1に記載の駐車料金算出装置。
【請求項3】
前記決済装置が使用された決済状況は、前記入出庫時刻取得部によって取得された入出庫時刻から算出される駐車時間の間に、前記駐車場に係る店舗で、前記決済装置に記録される識別情報に係る支払方法によって支払われた支払代金の累積金額であることを特徴とする請求項1または2に記載の駐車料金算出装置。
【請求項4】
駐車場の入出庫口に設置され、店舗での代金を決済するための決済装置を識別するための識別情報が記録されている決済装置から識別情報を読み取る読取部を含み、車両の入出庫時に読取部によって識別情報が読み取られたときの入出庫時刻に基づいて駐車料金を算出する駐車料金算出装置によって駐車料金を算出する駐車料金算出方法であって、
読取部によって識別情報が読み取られたときの入出庫時刻を取得する入出庫時刻取得ステップと、
前記店舗で決済装置によって決済された決済状況を、決済装置ごとの決済状況を記憶する記憶部から取得する決済状況取得ステップと、
決済状況取得ステップで取得された決済状況に応じて、駐車料金を割り引く割引条件を決定する割引条件決定ステップと、
入出庫時刻取得ステップで取得された入出庫時刻から駐車時間を算出する駐車時間算出ステップと、
駐車時間算出ステップで算出された駐車時間と割引条件決定ステップで決定された割引条件とから割り引かれた駐車料金を算出する駐車料金算出ステップとを含むことを特徴とする駐車料金算出方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−286928(P2010−286928A)
【公開日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−138712(P2009−138712)
【出願日】平成21年6月9日(2009.6.9)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【出願人】(592032522)シャープシステムプロダクト株式会社 (23)
【Fターム(参考)】