説明

髄膜炎菌由来の誘導体化多糖類−タンパク質の多価コンジュゲートおよびワクチン

本発明は、誘導体化多糖類−タンパク質コンジュゲート、そのような誘導体化多糖類−タンパク質コンジュゲートをひとつもしくはそれ以上含む組成物、ならびにそれらを用いたヒト患者の免疫法を記している。誘導体化多糖類−タンパク質コンジュゲートは、髄膜炎菌(Neisseria meningitidis)血清群A、C、W-135およびY由来の精製莢膜多糖類であり、誘導体化し、化学的に活性化し、共有化学結合によってキャリヤータンパク質に選択的に結合させることにより、多様な髄膜炎菌株に対して長期持続性の免疫を誘起できる多糖類−タンパク質コンジュゲートを形成する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象に免疫原性組成物を投与する方法であって、
a)i)髄膜炎菌1価コンジュゲートワクチンの接種を既に1回受けている対象を集め;
ii)髄膜炎菌多糖類−タンパク質の4価コンジュゲート組成物を調製し;さらに、
b)該対象が髄膜炎菌1価コンジュゲートワクチンの接種を受けてから少なくとも12ヶ月経過後に、該髄膜炎菌多糖類−タンパク質の4価コンジュゲート組成物を投与する
ことを含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
対象に免疫原性組成物を投与する方法であって、
a)i)髄膜炎菌1価コンジュゲートワクチンの接種を既に1回受けている対象を集め;
ii)髄膜炎菌多糖類−タンパク質の4価コンジュゲートワクチンを調製し;さらに、
b)該対象が髄膜炎菌1価コンジュゲートワクチンの接種を受けてから少なくとも12ヶ月経過後に、該髄膜炎菌多糖類−タンパク質の4価コンジュゲートワクチンを投与する
ことを含むことを特徴とする方法。
【請求項3】
対象に免疫原性組成物を投与する方法であって、
a)i)髄膜炎菌血清群Cに対する防御抗原の接種を既に受けている対象を集め;
ii)髄膜炎菌多糖類−タンパク質の4価コンジュゲートワクチンを調製し;さらに、
b)該対象が髄膜炎菌1価コンジュゲートワクチンの接種を受けてから少なくとも12ヶ月経過後に、該髄膜炎菌多糖類−タンパク質の4価コンジュゲートワクチンを投与する
ことを含むことを特徴とする方法。
【請求項4】
対象に免疫原性組成物を投与する方法であって、
a)i)髄膜炎菌血清群Cの1価ワクチンの接種を既に受けている対象を集め;
ii)髄膜炎菌多糖類−タンパク質の4価コンジュゲート組成物を調製し;さらに、
b)該対象が髄膜炎菌1価コンジュゲートワクチンの接種を受けてから少なくとも12ヶ月経過後に、該髄膜炎菌多糖類−タンパク質の4価コンジュゲートワクチンを投与する
ことを含むことを特徴とする方法。
【請求項5】
対象において髄膜炎菌性疾患を防止する方法であって、該対象が髄膜炎菌1価コンジュゲートワクチンの接種を受けてから少なくとも12ヶ月経過後に、該髄膜炎菌多糖類−タンパク質の4価コンジュゲートワクチンの治療有効量を接種することを含むことを特徴とする方法。
【請求項6】
対象において髄膜炎菌性疾患を防止する方法であって、該対象が髄膜炎菌血清群Cの1価ワクチンの接種を受けてから少なくとも12ヶ月経過後に、該髄膜炎菌多糖類−タンパク質の4価コンジュゲートワクチンの治療有効量を接種することを含むことを特徴とする方法。
【請求項7】
対象において免疫学的応答を刺激する方法であって、該対象が髄膜炎菌1価コンジュゲートワクチンの接種を受けてから少なくとも12ヶ月経過後に、該髄膜炎菌多糖類−タンパク質の4価コンジュゲートワクチンの治療有効量を接種することを含むことを特徴とする方法。
【請求項8】
対象において髄膜炎菌の1種もしくはそれ以上の血清群に対する免疫応答を誘導する方法であって、該対象が髄膜炎菌1価コンジュゲートワクチンの接種を受けてから少なくとも12ヶ月経過後に、該髄膜炎菌多糖類−タンパク質の4価コンジュゲートワクチンの治療有効量を接種することを含むことを特徴とする方法。
【請求項9】
前記髄膜炎菌4価コンジュゲートワクチンは、単回使用のシリンジ内で0.5mlの滅菌液体として調製されることを特徴とする請求項8記載の方法。
【請求項10】
前記0.5mlの髄膜炎菌4価コンジュゲートワクチンは、髄膜炎菌血清群A、C、YおよびW-135由来の精製莢膜多糖類をそれぞれ約0.01〜約10μg含有していることを特徴とする請求項10記載の方法。
【請求項11】
前記0.5mlの髄膜炎菌4価コンジュゲートワクチンは、髄膜炎菌血清群A、C、YおよびW-135由来の精製莢膜多糖類をそれぞれ約4μg含有していることを特徴とする請求項11記載の方法。
【請求項12】
前記0.5mlの髄膜炎菌4価コンジュゲートワクチンは、髄膜炎菌血清群A、C、YおよびW-135由来の精製莢膜多糖類をそれぞれ約0.05〜約5μg含有していることを特徴とする請求項11記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2009−521434(P2009−521434A)
【公表日】平成21年6月4日(2009.6.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−547192(P2008−547192)
【出願日】平成17年12月22日(2005.12.22)
【国際出願番号】PCT/US2005/046886
【国際公開番号】WO2007/102797
【国際公開日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【出願人】(503263001)サノフィ パストゥール インコーポレイテッド (11)
【Fターム(参考)】