説明

高気密高断熱建築物の加湿方法

【課題】高気密高断熱住宅では、湿度の低下により過乾燥となりウイルス等が繁殖しやすい環境となる原因となっていた。また肌荒れや気管支への悪影響もでる原因となっていた。
【解決手段】過乾燥時に浴室1に設置している換気扇11よりダクト12を介して小屋裏2へ浴室の湿った空気を送り込み、湿気は湿度の高いところから湿度の低い方へ移動する性質を利用し各居室に設けたレジスター13を介して居室に設けたレジスター13を介して建物内を自然に加湿させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、高気密高断熱建築物の加湿方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年の建築物は、居住性の向上、省エネルギー化の向上の為、高気密高断熱住宅とし、シックハウスの問題により建築基準法の改正で換気量重視型の換気システムとなっている。
【0003】
過乾燥時に各居室に加湿器を設置し対応している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
高気密高断熱住宅では、湿度の低下により過乾燥となりウイルス等が繁殖しやすい環境となる原因となっていた。また肌荒れや気管支への悪影響もでる原因となっていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1の発明においては過乾燥時に浴室1に設置している換気扇11よりダクト12を介して小屋裏2へ浴室の湿った空気を送り込み、湿気は湿度の高いところから湿度の低い方へ移動する性質を利用し各居室に設けたレジスター13を介して建物内を自然に加湿させる。
【発明の効果】
【0006】
本発明により過乾燥時に適度な湿度を保つことができるようになりウイルス等の繁殖を防ぐことと肌荒れや気管支への悪影響を防ぐことを目的とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態を図面にもとづいて説明する。
図1は、高気密高断熱建築物の加湿方法の概略図である。
【0008】
ここで本発明における加湿方法について図1に従い順序に説明いたします。
【0009】
浴室1に設置している換気扇11によりダクト12を介し小屋裏2へ浴室の湿った空気を送ります。
【0010】
このとき、浴室1に設置している換気扇14は停止いたします。
【0011】
小屋裏2へ送られた湿った空気は居室に設置されたレジスターから各居室へ自然に流れて行きます。
【0012】
乾燥している建物内が加湿器などを設置しなくても過乾燥を防ぐことが出来た。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明における加湿システムの基本概念図である。
【符号の説明】
【0014】
1…浴室、11…加湿用換気扇、12…ダクト、14…浴室換気扇(通常)
2…小屋裏、13…レジスター

【特許請求の範囲】
【請求項1】
浴室の換気扇を過乾燥時にダクトを介して湿気を小屋裏へ強制的に送り込み小屋裏より各居室をとおり建物内の過乾燥を防ぐことを特徴とする加湿方法。


【図1】
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