説明

高負荷のメディアコンテンツの自動検出および適合された配信のためのシステムおよび方法

高負荷のメディアコンテンツの配布を検出かつ適合させることが可能である、ネットワーク接続されたコンピューティングシステム。ネットワーク接続されたコンピューティングシステムは、1つ以上の送信デバイスと、1つ以上の受信デバイスと、全てのネットワーク接続されたコンピューティングデバイスの間のデータ通信を促進することが可能なデータ通信ネットワークと、を含む。データ転送リクエストを生成する、送信または受信デバイスに応答して、メディアコンテンツが転送されるデータ通信ネットワークの一部に対して、メディアコンテンツが高負荷であるかどうかに関して、自動決定が行われる。自動決定は、送信デバイス、受信デバイス、または別のローカルネットワークリソース(ゲートウェイ等)によって行われてもよい。決定デバイスは、次いで、メディアコンテンツの特徴および使用可能なネットワークリソースに基づいて、メディアコンテンツの転送を適合させてもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2008年9月18日付出願の米国仮出願第61/098,159号の権利を主張する。
本発明の技術分野は、概して、高負荷のメディアコンテンツの自動検出および管理転送のためのシステムおよび方法に関する。本発明によって、ネットワークサービスプロバイダは、高負荷のメディアコンテンツのための適合された配信を促進することによって、サービスプロバイダが責任を有するデータ通信ネットワークの一部を保護することが可能になる。概して、適合された配信は、問題あるデータ転送をネットワーク使用のピーク期間を避けるように調整する。
【背景技術】
【0002】
今日、独立的に機能することが可能である(例えば、ローカルエリアネットワーク、すなわちLAN)またはWorld Wide Web等の一群の相互に接続されたネットワークの一部として集合的に機能することが可能である(例えば、広域ネットワーク、すなわちWAN)、多種多様なデータ通信ネットワークが存在する。これらのネットワークの中には、比較的高速で、高いデータレートの伝送(例えば、光ファイバ、ケーブル、およびデジタル加入者線(DSL)ネットワーク)を促進する技術を含むものもあるが、一方で、これよりかなり低いデータレートの伝送(例えば、セルラーネットワーク)しか促進できないものもある。ネットワークのタイプ、接続形態、または採用される技術に関わらず、ほとんどの最先端のネットワークは、驚くべき量のメディアコンテンツの多様なネットワークノード間およびこれら相互の転送に対する高需要に起因して、混雑または劣化による影響を受けやすい。
【0003】
当業者によって理解されるように、ネットワークの混雑とは、概して、データ通信ネットワーク内のリンク間のデータ転送過負荷(ネットワーク容量に負担をかける負荷)の状態を言う。これらの重負荷は典型的に、ネットワークのサービス品質(QOS)およびユーザの体感品質(QOE)を劣化させる。QOS/QOEに影響を与えるネットワークの混雑の負の効果のいくつかとして、待ち行列の遅延、パケット損失、ならびに新規および既存の接続の阻止を挙げる場合がある。
【0004】
例として、BitTorrent(商標)プロトコルを採用するネットワーク等、インターネットを経由する巨大なデータファイル(例えば、映画、テレビ番組、ホームビデオ、ソフトウェアアプリケーション、ビデオゲーム、音楽、大量のテキスト等)の転送を促進する、広く使用されるピアツーピア(P2P)ファイル共有ネットワークは、2009年2月現在で全てのインターネットトラフィックの約27〜55%(地理的な位置に応じる)を占めるとの推算もある(http://torrentfreak.com/bittorrent−still‐king‐of‐p2p−traffic−090218/)。問題は、P2Pファイル共有ネットワーク内で相当数のユーザが、ネットワーク運用のピーク期間(定期的な利用頻度の高い期間)に、莫大な量のメディアコンテンツの未管理ダウンロードおよび/またはアップロードを開始する時に発生する。ワイヤレスネットワーク上の混雑の別の最近の例は、機能するためには(例えば、ストリーミングテレビ、マルチメディアメッセージング(MMS)、テザリング等)相当量の帯域幅を要求する、新しいApple(商標)I−phone(商標)技術(例えば、新しいアプリケーションソフトウェア)をサポートするための十分な帯域幅をAT&T(登録商標)ワイヤレス(大手セルラーサービスプロバイダ)が供給不能であった際に見ることができる。これらの状況においては、不相応な量のネットワーク帯域幅を消費する比較的少数のネットワーククライアント(例えば、複数の高負荷メディアコンテンツファイルを転送しているP2PまたはI−phone(商標)ユーザ)によって生じた混雑に起因して、データ通信ネットワークの一部でネットワークの処理能力が顕著に削減される場合がある。
【0005】
概して、ほとんどのネットワークにとって高負荷であろう、相当なサイズ(例えば、数ギガバイトまでの大きさのファイル)のメディアコンテンツデータファイルの中には、高い処理能力のデータ通信ネットワーク(例えば、光ファイバネットワーク)であっても、エンドユーザのパーソナルコンピューティングデバイスにダウンロードまたはアップロードするには、数時間さらには数日もかかる可能性があるものがある。典型的に、高負荷のメディアコンテンツは、メディアコンテンツが配信されるネットワークまたはネットワークのセグメントの能力(例えば、空いている帯域幅等の使用可能なネットワークリソース)の状況において、「高負荷」、「大型」、および/または「問題」であると定義される。例えば、光ファイバネットワークで転送する場合に管理可能なデータファイルである可能性があるメディアコンテンツは、ケーブル、DSL、および/またはほとんどのワイヤレスネットワーク(例えば、セルラーネットワーク)を経由する配信には大きすぎる可能性がある。同様に、1つのワイヤレスネットワーク(例えば、WiMAX(商標)またはWi−Fi(商標)ネットワーク)で管理可能であり得るメディアコンテンツは、別のワイヤレスネットワーク(例えば、セルラーネットワーク)では管理可能ではないかもしれない。加えて、1つのケーブルネットワークでは管理可能であり得るメディアコンテンツは、使用可能なネットワークリソースの決定だけに基づくと、同様なネットワーク技術を実装する別のケーブルネットワークでは管理可能ではないかもしれない(例えば、1つのケーブルネットワークは、別のケーブルネットワークの負荷と比較して、所望の転送期間にはるかに重い負荷を経験するかもしれない)。
【0006】
ほとんどのネットワークサービスプロバイダは、サービスプロバイダの集合的なユーザのピークデータ転送需要を満たすことが可能であるように、より大型のネットワーク(例えば、WAN)のサービスプロバイダの部分内で十分な容量をクライアントに供給することを望む。十分な容量がネットワークまたはネットワークのセグメントで使用可能ではない時、ネットワークユーザが経験する総計QOEは、しばしば劣化する。この容量不足に対処するために、特に運用のピーク期間中、ネットワークサービスプロバイダは、しばしば、高価で時間がかかる技術の付加および/またはアップグレードに委ねる。これらのネットワーク強化は、ネットワークの混雑期間を軽減し、いらいらした顧客から絶え間なくかかる顧客応対電話を回避することに役立つ。これらの状況において、ネットワークサービスプロバイダは、より大型のネットワークのネットワークサービスプロバイダの部分を保護するために、相当なリソースを費やす。
【0007】
所定のネットワークは、ピークデータ転送期間中に非常な混雑の期間を定期的に経験するが(ネットワークの集合的ユーザの毎日、毎週、および毎年のデータ転送習慣による)、これらの同じネットワークはしばしば、オフピークデータ転送期間中には、余剰な使用されない帯域幅の期間を経験する。ほとんどのネットワークにおいて、費用かかるネットワーク強化によってピーク期間の混雑を軽減することが可能であるが、これらの強化はまた、オフピーク期間中に余剰な使用されない帯域幅の増加を作成する。したがって、ネットワーク混雑を定期的に経験するデータ通信ネットワークの部分で毎日の帯域幅使用を効果的にバランスするようにし、かつ、サービスプロバイダのリソースを不必要に費やすことを回避するように、既存のネットワークリソースを利用するための新しい方式を検討することに利点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
したがって、高負荷のメディアコンテンツに対する毎日のデータ転送セッションを、ピーク使用期間から遠ざけ、余剰なネットワーク容量の期間に向けるように、調整する可能性がある頑健なシステムおよび方法を有することが所望されるであろう。これらのシステムおよび方法が、典型的なユーザが、特定のネットワークアクセスプロバイダがそのネットワークリソースを保護かつ割り当てるためにどのように選択したかを認識しないように、高負荷のメディアコンテンツを自動的に検出し、適合させ、1つ以上の終端受信デバイスへ転送することによって、運用できる可能性がある場合にはさらに有利であろう。この結果、平均的なネットワークユーザのQOEが向上するはずであり、一方で、向上を促進させる基礎的プロセスは透過的なままであろう。また、これらのシステムおよび方法が、ユーザのLAN内に(例えば、クライアントのパーソナルコンピューティングデバイス上、もしくは、これもLAN内に分散されるローカルルータ/スイッチまたはゲートウェイデバイス)特殊なデータ転送管理ソフトウェアをインストールすることによって、クライアント側上に配備される可能性があることも望ましいであろう。これによって、アクセスプロバイダが、独立したネットワークデバイスが、より大型のネットワークのそれぞれの部分を自発的に保護するように運用することができるように、高負荷のメディアコンテンツを管理するタスクを、個々のネットワークユーザおよび/または他のLANリソースに効果的に分散することが可能になるであろう。これらの適合可能なソリューションが、周囲のネットワークに支援インフラストラクチャを必要とすることなく、ネットワークサービスプロバイダによって採用されることが可能になる場合に有利となるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本概要は、以下の発明を実施するための形態においてさらに説明される、概念から選択されたものを(簡単な形式で)導入するために提供される。本概要は、特許請求された主題の主要機能を特定することを意図するものでも、また、特許請求された主題の範囲を決定する際の支援として使用されることを意図するものでもない。
【0010】
既存のメディアコンテンツ配信システムに関連する上記の欠点を克服するに際し、本発明は、ピークネットワーク使用期間から遠ざけ、余剰な帯域幅の期間に向けるように、高負荷のメディアコンテンツの配信を自動的に検出し、適合するためのネットワーク接続されたコンピューティングシステムを開示する。本発明の実施形態に従い、ネットワーク接続されたコンピューティングシステムは、第1のコンピューティングデバイスと、第2のコンピューティングデバイスと、ネットワーク接続されたコンピューティングシステム内の全てのコンピューティングデバイスの間のデータ通信を促進する、データ通信ネットワークと、を含んでもよい。一実施形態において、第1のコンピューティングデバイスは、転送されるメディアコンテンツを示すデータ転送リクエストを生成してもよい。データ転送リクエストに応答して、それを経由してメディアコンテンツが転送されるデータ通信ネットワークの少なくとも一部に対して、メディアコンテンツが高負荷であるかどうかに関して、自動決定が行われる。
【0011】
本発明の別の態様に従って、ネットワーク接続されたコンピューティングシステムはまた、高負荷のメディアコンテンツが、終端受信デバイスに転送される前に、第3のコンピューティングデバイスに転送されるように、第1のコンピュータデバイスと第2のコンピュータデバイスとの間の中継器として機能する、第3のコンピューティングデバイスも含んでもよい。
【0012】
本発明のさらなる態様に従って、第1のコンピューティングデバイスは、少なくとも第2のコンピューティングデバイスから第1のコンピューティングデバイスへの高負荷のメディアコンテンツのダウンロードを適合させてもよい。
【0013】
本発明の別の態様に従って、第1のコンピューティングデバイスは、第1のコンピューティングデバイスから少なくとも第2のコンピューティングデバイスへの高負荷のメディアコンテンツのアップロードを適合させてもよい。
【0014】
本発明のまたさらなる態様に従い、メディアコンテンツが高負荷であるかどうかの自動決定は、使用可能なネットワークリソースの分析と、メディアコンテンツに関連する特徴の分析と、を含んでもよい。
【0015】
本発明のまた別の態様に従い、使用可能なネットワークリソースの分析は、過去のネットワークパフォーマンスに基づいて、個別の時間帯の間に使用可能なネットワーク帯域幅を予測することを含んでもよい。
【0016】
本発明のさらなる態様に従い、メディアコンテンツに関連する特徴の分析は、転送されるメディアコンテンツのサイズおよびタイプ、ならびに使用可能なデータ転送プロトコルの分析を含んでもよい。
【0017】
本発明のまた別の態様に従い、実行時に、転送されるメディアコンテンツを示すデータ転送リクエストを生成することと、データ転送リクエストに応答して、メディアコンテンツが転送されるデータ通信ネットワークの少なくとも一部に対して、メディアコンテンツが高負荷であるかどうかを自動的に決定することとを含む、方法を実行する、コンピュータ実行可能命令をエンコードされたコンピュータ可読媒体である。
【0018】
本発明のまたさらなる態様に従い、転送されるメディアコンテンツを示すデータ転送リクエストを生成することと、データ転送リクエストに応答して、メディアコンテンツが転送されるデータ通信ネットワークの少なくとも一部に対して、メディアコンテンツが高負荷であるかどうかを自動的に決定することと、を含む、コンピュータにより実現される方法である。
【0019】
本発明の好ましい実施例および代替実施例は、次の図面を参照して、以下に詳細を説明する。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の実施形態に従う、分散システムの全体図である。
【図2】本発明の実施形態に従う、パーソナルコンピューティングデバイスのブロック図である。
【図3】本発明の実施形態に従う、メディアコンテンツプロバイダのブロック図である。
【図4】本発明の実施形態に従う、アクセスプロバイダデバイスのブロック図である。
【図5】本発明の実施形態に従う、高負荷のメディアコンテンツのための管理データ転送プロセスを表すフロー図である。
【図6】本発明の実施形態に従う、高負荷のメディアコンテンツのための管理データダウンロードおよびアップロードプロセスを表すフロー図である。
【図7】本発明の実施形態に従う、高負荷のメディアコンテンツのための管理データダウンロードプロセスを表すフロー図である。
【図8】本発明の実施形態に従う、高負荷のメディアコンテンツのための管理データアップロードプロセスを表すフロー図である。
【図9】本発明の実施形態に従う、高負荷のメディアコンテンツのための直接データダウンロードまたはアップロードプロセスを表すフロー図である。
【図10】本発明の実施形態に従う、メディアコンテンツプロバイダのウェブサイト、および多様なメディアコンテンツプロセスのオプションを含むサブメニューを有する、ブラウザベースアプリケーションのアドオンコンポーネントを表示するアプリケーションインターフェースを示す図である。
【図11】本発明の実施形態に従う、メディアダウンロードマネージャの機能を表示する、アドオンアプリケーションインターフェースを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の例示的実施形態に従い、図1は、本発明の多様な実施形態に関連するメディアコンテンツの検出/決定および適合された配信プロセスのいずれかを実装するように利用されてもよい、多様な有線およびワイヤレスコンピューティングデバイスを含む、ネットワーク接続されたコンピューティングシステム100を示す。ネットワーク接続されたコンピューティングデバイス100は、これらのうちいずれか1つが、本発明の多様な適合された配信プロセスに従いメディアコンテンツの分割された管理配信を促進することが可能である、多様なネットワーク接続されたクライアントまたは多様なアクセスプロバイダデバイス(APD、例えば、プロキシサーバ)に対してメディアコンテンツ配信サービスを提供することが可能である、多様なメディアコンテンツプロバイダ(MCP)に関連してもよい、リモートサーバデバイスの群104a〜104cと、データ通信ネットワーク102(広域ネットワーク(WAN)部分およびローカルエリアネットワーク(LAN)部分の両方を含む)と、1つ以上のワイヤレス基地局106または任意の一般的なワイヤレスまたは有線ネットワーク通信技術を利用する、データ通信ネットワーク102に接続されてもよい、1つ以上のリモートクライアントデバイス108a〜108c(例えば、ワイヤレス通信デバイス)と、データ通信ネットワーク102のLAN内またはLANとWANとの間のデータ通信プロセスを促進することが可能である、1つ以上のネットワークゲートウェイまたはスイッチデバイス110と、マルチメディアデバイス114(例えば、ケーブルテレビボックス、デジタルビデオレコーダ(DVR)、Blu−ray(商標)プレーヤ、および/またはデジタルビデオディスク(DVD)再生/録画デバイス)に接続される、テレビデバイス116(例えば、高解像度LCDまたはプラズマテレビ)と、外付けハードドライブ118と、デスクトップコンピュータ120と、Wi−Fi(商標)または非シールドツイストペアケーブル等の任意の一般的なローカルワイヤレス通信技術を使用して多様なワイヤレスLANデバイスと通信してもよい、ワイヤレスルータ112と、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)デバイス122と、ワイヤレスラップトップコンピュータ124と、ワイヤレスメディア再生デバイス126(たとえば、パーソナルビデオプレーヤ、電子ブックデバイス、または薄型軽量コンピュータまたはミニコンピュータデバイス)と、を含んでもよいが、これらに限定されない。
【0022】
本発明の多様な実施形態において、LAN接続デバイス(例えば、ネットワークゲートウェイデバイス110、ワイヤレスルータ112、マルチメディアデバイス114、テレビ116、外付けハードドライブ118、デスクトップコンピュータ120、PDAデバイス122、ワイヤレスラップトップコンピュータ124、およびワイヤレスメディア再生デバイス126)またはリモートクライアントデバイス108a〜108cのうちのいずれかは、本発明の自動検出/決定および適合された配信プロセスと一致するローカルメディア転送管理機能を含んでもよい。本明細書においてさらに説明するように、本発明のメディア転送管理機能は、メディアコンテンツ転送が、1つ以上の送信デバイスから受信デバイスへダウンロードされる、または送信デバイスから1つ以上の受信デバイスへアップロードされることを可能にする、ダウンロードクライアントおよび/またはアップロードクライアントのプロセスから成っていてもよい。代替として、本発明のメディア転送管理機能はまた、同時に、同じメディアコンテンツファイルが複数の送信コンピューティングデバイスから複数の受信コンピューティングデバイスへ転送されることを促進する場合がある、BitTorrent(商標)プロトコルを採用するネットワーク等の、P2Pファイル共有ネットワークで機能してもよい。これらの異なる実施形態を採用する、実際的なアプリケーションが、本明細書において明らかにされる。
【0023】
一実施形態において、リモートサーバデバイス104a〜104c、ワイヤレス基地局106、リモートクライアントデバイス108a〜108c、およびLAN接続デバイス(110、112、114、116、118、120、122、124、および126)のうちのいずれかは、Microsoft Windows(商標)、Mac OS(商標)、Linux(商標)、Unix(商標)、またはSymbian(商標)、Palm(商標)、Windows Mobile(商標)、Mobile Linux(商標)、MXI(商標)等を含む、任意の一般的なモバイルオペレーティングシステムを含むが、これらに限定されない、任意の周知のオペレーティングシステムを稼動するように構成されてもよい。一実施形態において、リモートサーバデバイス104a〜104c、ワイヤレス基地局106は、任意の数の一般的なサーバ、デスクトップ、ラップトップ、およびパーソナルコンピューティングデバイスを採用してもよい。一実施形態において、リモートクライアントデバイス108a〜108c、およびLAN接続デバイス(110、112、114、116、118、120、122、124、および126)のうちのいずれかは、GSM(商標)、UMTS(商標)WiMAX(商標)、Wi−Fi(商標)またはLTE(商標)プロトコル等の任意の一般的なセルラーデータ通信プロトコルを利用するワイヤレス通信能力を有する、任意の組み合わせのモバイルコンピューティングデバイス(例えば、携帯電話、PDA、電子ブック、薄型軽量コンピュータ、パーソナル音楽プレーヤ等)を含んでもよい。
【0024】
一実施形態において、データ通信ネットワーク102のWANは、当分野では周知の任意のワイヤレス通信技術に加えて、光ファイバ、同軸ケーブル、ツイストペアケーブル、イーサネット(登録商標)ケーブル、電力ケーブルの通信技術のうちのいずれかを含んでもよいが、これらに限定されない。一実施形態において、リモートサーバデバイス104a〜104c、ワイヤレス基地局106、リモートクライアントデバイス108a〜108c、およびLAN接続デバイス(110、112、114、116、118、120、122、124、および126)のうちのいずれかは、データの処理、記憶、およびネットワーク接続されたコンピューティングシステム100内の相互間の通信のために必要な任意の標準のコンピューティングソフトウェアおよびハードウェアを含んでもよい。コンピューティングハードウェアは、1つ以上のプロセッサと、揮発性および不揮発性記憶装置と、ユーザインターフェースと、トランスコーダと、有線および/またはワイヤレス通信トランシーバと、を含んでもよいが、これらに限定されない。
【0025】
一実施形態において、LAN接続されたデバイス(例えば110、112、114、116、118、120、122、124、および126)のうちのいずれか、またはリモートクライアントデバイス108a〜108cは、実行時に、本発明のメディアコンテンツの検出/決定および適合された配信プロセスのうちのいずれかに関連する1つ以上のデータ転送および/またはネットワークリソース管理機能を実行する、一連のコンピュータ可読命令でエンコードされる1つ以上のコンピュータ可読媒体(例えば、任意の一般的な揮発性または不揮発性メモリタイプ)を含むように構成されてもよい。
【0026】
図2は、LAN接続されたパーソナルコンピューティングデバイス(例えば、114、116、118、120、122、124、および126)または図1のリモートクライアントデバイス108a〜108cのうちのいずれかを表してもよい、PCD200のブロック図を示す。PCD200は、中央処理装置(CPU)204を含む、1つ以上のプロセッサデバイスを含んでもよいが、これに限定されない。一実施形態において、CPU204は、算術演算および論理演算を実施する算術論理演算ユニット(ALU、図示せず)と、記憶装置から命令および記憶されたコンテンツを抽出してから、それらを実行および/または処理し、プログラム実行中に必要時にはALUを呼び出す、1つ以上の制御装置(CU、図示せず)と、を含んでもよい。CPU204は、PCD200の揮発性(RAM)および不揮発性(ROM)システム記憶装置202および208上に記憶された全てのコンピュータプログラムを実行する役割がある。PCD200はまた、ユーザにPCDのソフトウェアおよびハードウェアリソースとの相互作用を可能にする、ユーザインターフェース206と、メディアコンテンツ転送マネージャアプリケーション210、ネットワークリソースマネージャアプリケーション212、メディアコンテンツレポジトリ214、ならびに多様なソフトウェアアプリケーションおよびアプリケーションプラグイン216を含む、コンテンツデータベース208と、メディアコンテンツをフォーマットするためのトランスコーダ218と、図1のデータ通信ネットワーク102を経由してデータコンテンツ(例えば、メディアコンテンツおよびメディアコンテンツのメタデータ等)を送信および受信するためのトランシーバ220と、PCD200の全てのハードウェアリソース(202、204、206、208、218および220)の間のデータ通信を促進する、システムバス222と、を含んでもよいが、これらに限定されない。
【0027】
一実施形態において、メディアコンテンツ転送マネージャアプリケーション210は、クライアント側から発する高負荷のメディアコンテンツ転送リクエストの自動検出/決定、直接または間接(1つ以上の中間媒体データ転送エージェントを採用する)の高負荷のメディアコンテンツ転送の適合、および適合されたメディアコンテンツ配信プロセスにおける中間媒体エージェントの役割に影響を与えるためのメタデータ生成を促進する、ダウンロードおよびアップロード両方のクライアント機能を含んでもよい。一実施形態において、ネットワークリソースマネージャアプリケーション212は、メディアコンテンツの送信デバイスと受信デバイスとの間の決定されたネットワークリンクの部分を経由して多様な使用可能なネットワークリソース(例えば、使用可能な帯域幅および通信プロトコル)を決定するように、独立して、または別のPCDまたは中間媒体転送エージェントデバイスと協調して機能してもよい。一実施形態において、メディアコンテンツレポジトリ214は、映画、テレビ番組、ホームビデオ、ソフトウェアアプリケーション、ビデオゲーム、音楽、大量のテキスト等を含むが、これらに限定されない、多様な一般的メディアコンテンツに関するメディアコンテンツを含んでもよい。概して、レポジトリ214内の既存のメディアコンテンツは、任意選択的に再フォーマットされ(例えば、トランスコーダ218で)、多様な終端受信デバイスにアップロードされてもよい。一実施形態において、データベース208内に記憶されるアプリケーションおよびアプリケーションプラグイン216(例えば、ウェブブラウザ、ブラウザプラグイン、電子メールクライアントアプリケーション、アクセスプロバイダのユーティリティ等)は、PCD200のユーザが図1のデータ通信ネットワーク102で多様なMCPおよびAPDと相互作用することを容易にする場合がある。一代替実施形態において、PCD200は、コンテンツデータベース208のユーティリティおよびレポジトリ(210、212、214および216)のうちのいずれかを記憶する能力があってもよい、任意の外付け記憶装置(例えば、図1の外付けハードドライブ118)に接続されてもよい。実施形態において、PCD200は、外部記憶装置118からリアルタイムで直接、任意のアプリケーションまたはユーティリティをロードし、かつ実行する能力があってもよい。本出願の状況においては、「リアルタイム」は、異常な遅延なく、直ちに応答するプロセス機能を言う。
【0028】
本明細書に説明されるように、本発明の適合された配信プロセスは、本発明人にともに所有された、参照により本明細書に組み入れられる、2009年3月3日付交付済みのHarrang et al.による米国特許第7、500、010号「Adaptive File Delivery System and Method」において説明されるような、セグメント化されたデータ配信プロセスを含んでもよい。一般的に、メディアコンテンツの適合された配信は、特定のメディアコンテンツに関連する特徴(例えば、ファイルのサイズ、長さ、タイプ、コンテンツソースの場所、コンテンツソースまでのネットワークホップの数、コンテンツソースのネットワークアドレス、ユーザ認証/許可証明書または使用可能な転送プロトコル(例えば、ftp、http、https、smtp、pop3、imap、P2P等))および使用可能なネットワークリソース(例えば、特定のメディアコンテンツが転送されるデータ通信ネットワーク102の少なくとも一部に対する空いている帯域幅の現在量および予測量の両方を含む)に基づいて、どの時間帯の間にどのネットワーク経路またはセグメントを経由して終端受信デバイスにどのメディアコンテンツデータが配信されるかを決定することが関与する。
【0029】
例として、高負荷の2ギガバイトのビデオファイルが、より大型データ通信ネットワークを通ってノードAからノードBに転送されるようにリクエストされた場合、適合された配信プロセスは、ネットワーク部分X、YおよびZを経由することになるノードAとノードBとの間で最も効率的な転送経路および/または方法を自動的に決定されてもよい。決定プロセスの一部は、過去の毎時、毎日、毎月、および/または毎年の帯域幅使用データに基づいて、予想されるネットワーク部分の転送の時間帯(ビデオファイルデータのセグメントが、各々それぞれのネットワーク部分で転送されてもよい時間帯)に対する、ネットワーク部分X、Y、およびZの各々で現在空いている帯域幅の量、さらにネットワーク部分X、Y、およびZの各々の空いている帯域幅の外挿される量または予測される量の検討を含んでもよい。多様な実施形態においては、帯域幅使用データは、関心の各ネットワーク部分に対して、選択時間帯にわたる帯域幅使用値の平均値、平均値、および/または中央値、に対して統計的に分析されていても、および/または選択時間帯にわたる反復帯域幅使用パターンに対してデータマイニングされていてもよい。さらに、関心のネットワーク部分全体で継続的なネットワークリソースモニタリングに基づいて(例えば、任意のネットワーク部分X、Y、またはZが異常に高い量のトラフィックを経験していた場合)、適合されたメディアコンテンツ配信に対するリアルタイムの補正が行われてもよい。これらの場合、適合された配信は、リアルタイムで、ネットワークリソースの予測外の高使用量を考慮するように、動的に修正される可能性がある。
【0030】
図3は、図1のリモートサーバデバイス104a〜104cのうちのいずれかを表してもよい、MCP300のブロック図を示す。MCP300は、中央処理装置(CPU)304を含む、1つ以上のプロセッサデバイスを含むことができるが、これに限定されない。CPU304は、概して、MCP300の揮発性(RAM)および不揮発性(ROM)システム記憶装置302および308上に記憶される全コンピュータプログラムを実行する役割がある。MCP300はまた、ユーザ/管理者にMCPのソフトウェアおよびハードウェアリソースとの相互作用を可能にする、ユーザインターフェース306と、メディアコンテンツ転送マネージャアプリケーション310、ユーザプロファイル、ユーザアクセス権利(UAR)、およびデジタル権利管理(DRM)のレポジトリ312、メディアコンテンツレポジトリ314、ならびにユーザが購入およびダウンロードのためにメディアコンテンツの選択を行うことを容易にする場合がある、多様なグラフィカルユーザインターフェース(GUI)コンポーネント(例えば、Java(登録商標)ベースのアプリケーションのような静的htmlおよび動的コンポーネント)を含む、ホストされたウェブサイト(例えば、図10および図11に図示したMCPウェブサイトを参照)を含む、コンテンツデータベース308と、配信可能メディアコンテンツをフォーマットするためのトランスコーダ318と、図1のデータ通信ネットワーク102を経由してデータコンテンツ(例えば、エンドユーザデバイスに配送されるメディアコンテンツ等)を送信および受信するためのトランシーバ320と、MCP300の全ハードウェアリソース(302、304、306、308、318および320)の間のデータ通信を促進するシステムバス322と、をも含んでもよいが、これらに限定されない。
【0031】
一実施形態において、MCP300のメディアコンテンツ転送マネージャアプリケーション310は、多様なメディアコンテンツ転送リクエストに応答して、多様なメディアコンテンツデータファイル(例えば、MCP300のメディアコンテンツレポジトリ314内に記憶された、映画、テレビ番組、ホームビデオ、ソフトウェアアプリケーション、ビデオゲーム、音楽、大量のテキスト等)の配信を促進するよう補助する場合がある。メディアコンテンツ転送マネージャアプリケーション310はまた、特定のメディアコンテンツのファイルサイズ、長さ、タイプ、コンテンツソースの場所、コンテンツソースまでのネットワークホップの数、コンテンツソースのネットワークアドレス、ユーザ認証/許可証明書または使用可能な転送プロトコル等(例えば、ftp、http、https、smtp、pop3、imap、p2p等)の、多様なメディアコンテンツ特性/特徴の生成および配信をも促進する場合がある。本発明の多様な実施形態に従い、PCD200のメディアコンテンツ転送マネージャアプリケーション210は、これらの特性/特徴を決定するように、関心のメディアコンテンツを記憶しているMCP300をクエリする場合があるので、メディアコンテンツ転送マネージャアプリケーション210は、中間媒体エージェント(例えば、APD中間媒体等)を使用して適合されたメディアコンテンツ配信を促進するために、メディアコンテンツのメタデータを生成することが可能である。一実施形態において、MCP300のメディアコンテンツ転送マネージャアプリケーション310は、常駐するメディアファイルの特性/特徴をリクエストしているPCD200に送信する役割があってもよい。実施形態においては、MCP300のユーザプロファイル、ユーザアクセス権利(UAR)およびデジタル権利管理(DRM)レポジトリ312は、登録されたユーザのセキュアID(例えば、ユーザ名及びパスワード情報、ならびに連絡先及び請求先情報)、多様なシステムリソースおよびメディアコンテンツにアクセスするための各々の登録されたユーザの権利(例えば、多様なレポジトリ、およびメディアコンテンツレポジトリ314内に記憶される映画等の個別の著作権のあるメディアコンテンツへのアクセス)に関する情報を含んでいてもよい。
【0032】
当業者によって理解されるように、DRMシステムは、独自のメディアコンテンツデータのセキュア配信を可能にすることによって、インターネットまたは任意の他のデジタル媒体上で頒布される著作権のあるメディアコンテンツデータを保護するシステムである。典型的に、DRMシステムは、目的の受信者だけが、メディアコンテンツデータを傍受、復号化、および利用することが可能であるような方法で、これを暗号化または電子透かしをつけることのいずれかによって、著作権のあるメディアコンテンツデータを保護する。このようにして、DRM技術は、著作権のあるメディアコンテンツが不正なユーザに自由に配信されないことを保証することが可能である。
【0033】
図4は、図1のリモートサーバデバイス104a〜104cのうちのいずれかを表してもよい、APD400(プロキシ配信サーバ等)のブロック図を示す。APD400は、中央処理装置(CPU)404を含む、1つ以上のプロセッサデバイスを含んでもよいが、これに限定されない。CPU404は、概して、APD400の揮発性(RAM)および不揮発性(ROM)システム記憶装置402および406上に記憶される全てのコンピュータプログラムを実行する役割がある。APD400はまた、メディアコンテンツ転送マネージャアプリケーション408、メディアコンテンツキャッシュメモリ410、およびネットワークリソースマネージャアプリケーション412を含むコンテンツデータベース406と、配信可能メディアコンテンツを再フォーマットするためのトランスコーダ414と、図1のデータ通信ネットワーク102を経由してデータコンテンツ(例えば、1つ以上のエンドユーザデバイスに転送されるメディアコンテンツ等)を送信および受信するためのトランシーバ418と、APD400の全ハードウェアリソース(402、404、406、414、および418)の間でデータ通信を促進するシステムバス420と、を含んでもよいが、これらに限定されない。
【0034】
実施形態において、APD400のメディアコンテンツ転送マネージャアプリケーション408は、PCD200(例えば、LAN接続されたパーソナルコンピューティングデバイス114、116、118、120、122、124および126、または図1のリモートクライアントデバイス108a〜108cデバイスのうちのいずれか)のメディアコンテンツ転送マネージャアプリケーション210を利用して、特定の転送されるメディアコンテンツに対して、適合されたメディアコンテンツ転送命令および関連するメタデータを受信するように構成されてもよい。PCD200から受信される命令に応答して、APD400のメディアコンテンツ転送マネージャアプリケーション408は、1つ以上の送信デバイス(例えば、MCP300)から1つ以上の受信デバイス(例えば、PCD200)へのメディアコンテンツファイルの分割配信を動的に管理することが可能である。概して、APD400は、多様なメディアコンテンツの送信デバイスと受信デバイスとの間の中間媒体転送エージェントとして機能するように構成されてもよい。一実施形態において、APD400のメディアコンテンツキャッシュメモリ410は、送信デバイスから受信デバイスへ転送されるメディアコンテンツのセグメントに対する一時的ストレージ(例えば、キャッシュまたはバッファ)として機能する場合がある。
【0035】
本発明の多様な実施形態に従い、APD400によって促進される分割配信は、送信デバイスからキャッシュメモリ410にメディアコンテンツ全体をキャッシュ/バッファしてから、受信される一連の適合された配信命令およびAPD400と受信デバイスとの間の現在使用可能なネットワークリソースに基づいて、メディアコンテンツの区分されたセグメント(またはセグメントのコピー)を1つ以上の受信デバイスに転送する場合もある。本発明の他の実施形態に従い、APD400によって促進される分割配信は、受信される一連の適合された配信命令およびAPD400と受信デバイスとの間の現在使用可能なネットワークリソースに基づいて、メディアコンテンツの以前にキャッシュされたセグメントを1つ以上の受信デバイスに同時に転送する前に、送信デバイスからキャッシュメモリ410にメディアコンテンツのセグメントだけをキャッシュ/バッファするかもしれない。第2の状況では、APD400は、メディアコンテンツデータの以前にキャッシュされたセグメントが、指定された終端受信デバイスに転送されると同時に、キャッシュメモリ410にメディアコンテンツデータを積極的にバッファする。完全なキャッシュ/転送または積極的にバッファするキャッシュ/転送のいずれの実施形態においても、保護配信は典型的に、APD400と受信デバイスとの間だけで発生する。保護配信は、本明細書で論じる場合には、概して、ピーク運用期間のデータ転送負荷を制限するように、ネットワークのその部分を経由して高負荷のデータ転送を管理することによって、ネットワーク部分が混雑状態に入ることを防止する、データ配信プロセスを言う。実際的な状況においては、ネットワークサービスプロバイダは、そのネットワーククライアントに対して信頼性の高いQOSおよびQOEを保証するように、より大型のデータ通信ネットワークのその部分内の全てのデータ通信リンクを保護することを所望する場合がある。
【0036】
本発明の所定の実施形態に従い、ネットワーク接続されたコンピューティングシステム(例えば、図1のネットワーク接続されたコンピューティングシステム100)は、より大型のデータ通信ネットワークの選択部分を経由してメディアコンテンツの管理データ転送を総合的に促進するように相互接続された一連のAPD400(例えば、プロキシサーバ)を含むことができる。多様な実施形態において、メディアコンテンツ配信は、複数のAPD400デバイスを通じて、1つ以上の終端受信デバイスへメディアコンテンツを転送することによって、発生することができる。一実施形態において、一連のAPD400は、ネットワーク接続されたコンピューティングシステム内の適合されたデータ転送に影響するように、1つ以上のAPD400を利用することによって、サービスプロバイダが、メディアコンテンツの送信デバイスと受信デバイスとの間の個別のネットワーク部分を選択的に保護することを容易にする場合がある。
【0037】
一実施形態において、APD400のネットワークリソースマネージャアプリケーション412は、メディアコンテンツの送信デバイスと受信デバイスとの間のネットワークリンクの部分の間の多様な使用可能なネットワークリソース(例えば、空いている帯域幅)を決定してもよい。一実施形態において、APD400のネットワークリソースマネージャアプリケーション412は、APD400とPCD200との間で使用可能なネットワークリソースを決定するように、PCD200のネットワークリソースマネージャアプリケーション212と通信する。この実施形態において、PCD200のメディアコンテンツ転送マネージャアプリケーション210は、APD400と送信または受信PCD200デバイスとの間の使用可能なネットワークリソースの決定された状態に少なくとも部分的に基づいて、適合された配信命令を生成する場合がある。
【0038】
図5は、本発明の実施形態に従う、高負荷のメディアコンテンツのための管理データ転送プロセス500のためのフロー図を示す。このプロセス500は、LANに接続されたデバイス(例えば、110、112、114、116、118、120、122、124および126)または図1のリモートクライアントデバイス108a〜108cのうちのいずれかに配置される1つ以上のコンピュータ可読媒体上に記憶される1つ以上のコンピュータ実行可能プログラムを使用して、実行され得ることを理解されたい。さらに、管理データ転送500に関連する協調的プロセスは、1つ以上のMCP300またはAPD400デバイス(例えば、リモートサーバデバイス104a〜104cのうちのいずれかによって表される)から実行され得る。ブロック502で、高負荷のメディアコンテンツ配信に対するメディアコンテンツ転送リクエストが検出される(例えば、LANに接続されたパーソナルコンピューティングデバイス114、116、118、120、122、124および126のいずれか、またはリモートクライアントデバイス108a〜108cのうちのいずれかに常駐するアプリケーションを利用して作成されるメディアコンテンツダウンロードまたはアップロードリクエストに応答して)。次に、ブロック504で、メディアコンテンツ転送リクエストのメディアコンテンツに関連する多様なデータファイル特性/特徴を決定することによって、管理転送セッションが開始される。一実施形態において、これらのメディアファイルの特性および特徴は、ファイルのサイズ、長さ、タイプ、コンテンツソースの場所、コンテンツソースまでのネットワークホップの数、コンテンツソースのネットワークアドレス、ユーザ認証/許可証明書または使用可能な転送プロトコル等(例えば、ftp、http、https、smtp、pop3、imap、p2p等)の項目を含んでもよいが、これらに限定されない。ブロック506で、メディアコンテンツ転送は、メディアコンテンツおよび使用可能なネットワークリソース(例えば、それを経由してメディアコンテンツが転送されるデータ通信ネットワークの少なくとも一部に対する空いている帯域幅)に対して決定されたデータファイル特性/特徴に基づいて適合される。ブロック508で、適合されたメディアコンテンツ転送に従い、リクエストされたメディアコンテンツが1つ以上の受信デバイスに配信される。
【0039】
図6は、本発明の多様な実施形態に従う、高負荷のメディアコンテンツ配送のための管理データダウンロードおよびアップロードプロセス600のためのフロー図を示す。これらのプロセス600は、LANに接続されたデバイス(例えば、110、112、114、116、118、120、122、124、および126)または図1のリモートクライアントデバイス108a〜108cのうちのいずれかに配置される1つ以上のコンピュータ可読媒体上に記憶される1つ以上のコンピュータ実行可能プログラムを使用して、実行される可能性があることを理解されたい。さらに、ダウンロードおよびアップロードプロセス600に関連する協調的プロセスは、1つ以上のMCP300またはAPD400デバイス(例えば、リモートサーバデバイス104a〜104cのうちのいずれかによって表される)から実行される可能性がある。ブロック602で、ユーザ(例えば、PCD200のユーザ)は、ブラウザベースのプラグイン(例えば、PCD200のコンテンツデータベース208に常駐するアプリケーションまたはプラグイン)等のアプリケーションまたはアプリケーションアドオンユーティリティを利用して、高負荷のメディアコンテンツ転送リクエストを生成する。次に、決定ブロック604で、APD400(例えば、プロキシサーバデバイス)が、メディアコンテンツのダウンロードまたはアップロードに必要かどうかが決定される。APD400が必要ではない場合、プロセスはブロック606に進む。ブロック606で、送信または受信デバイスが利用されて、高負荷のメディアコンテンツ転送リクエストに関連する、メディアコンテンツのダウンロードまたはアップロードいずれかのデータ転送セッションを適合かつ管理し、次いで、プロセスはブロック618に進む。
【0040】
しかしながら、メディアコンテンツをダウンロードまたはアップロードするためにAPDが必要な場合、プロセスは、決定ブロック608に進み、高負荷のメディアコンテンツ転送リクエストが、ダウンロードリクエストであるかどうかが決定される。高負荷のメディアコンテンツ転送リクエストがダウンロードリクエストである場合、プロセスは、ブロック612に進み、メタデータを生成し(生成されたメタデータは、ファイルのサイズ、長さ、タイプ、コンテンツソースの場所、コンテンツソースまでのネットワークホップの数、コンテンツソースネットワークアドレス、ユーザ認証/許可証明書または使用可能な転送プロトコル(例えば、ftp、http、https、smtp、pop3、imap、p2p等)に関するデータを含んでもよい)、メディアコンテンツ転送セッションを適合させることによって、管理ダウンロードセッションが開始される。しかしながら、高負荷のメディアコンテンツ転送リクエストがダウンロードリクエストではない場合、プロセスは、決定ブロック610に進み、高負荷のメディアコンテンツ転送リクエストがアップロードリクエストであるかどうかが決定される。高負荷のメディアコンテンツ転送リクエストがアップロードリクエストである場合、プロセスは、ブロック614に進み、メタデータを生成し(生成されたメタデータは、ファイルのサイズ、長さ、タイプ、コンテンツソースの場所、コンテンツソースまでのネットワークホップの数、コンテンツソースネットワークアドレス、ユーザ認証/許可証明書または使用可能な転送プロトコル(例えば、ftp、http、https、smtp、pop3、imap、p2p等)に関するデータを含んでもよい)、メディアコンテンツ転送を適合させることによって、管理アップロードセッションが開始される。しかしながら、高負荷のメディアコンテンツ転送リクエストがアップロードリクエストでもない場合、プロセスは、ブロック620で終了する。
【0041】
管理ダウンロードまたはアップロードいずれかのセッションが、ブロック612または614のいずれかで開始された後、生成されたメタデータが中間媒体APD400に送信されて、ブロック616でダウンロードまたはアップロードセッションを促進する。次にブロック618で、適合されたダウンロードまたはアップロードセッションに従い、ダウンロードまたはアップロードのためのメディアコンテンツセットが、1つ以上の終端受信デバイスへ転送される。一実施形態において、適合された転送命令は、メタデータに含まれるか、またはブロック616のメタデータ転送プロセスのメタデータを伴うかのいずれであってもよい。ブロック618でメディアコンテンツが終端受信デバイスに転送された後、プロセスは、ブロック620で終了する。
【0042】
図7は、本発明の実施形態に従う、検出された、高負荷のメディアコンテンツの管理データダウンロード転送プロセス700のためのフロー図を示す。ダウンロードプロセス700は、LANに接続されたデバイス(例えば、110、112、114、116、118、120、122、124および126)または図1のリモートクライアントデバイス108a〜108cのうちのいずれかに配置される1つ以上のコンピュータ可読媒体上に記憶された1つ以上のコンピュータ実行可能プログラムを使用して、実行される可能性があることを理解されたい。さらに、ダウンロード700に関連する協調的プロセスは、1つ以上のMCDP300またはAPD400デバイス(例えば、リモートサーバデバイス104a〜104cのうちのいずれかによって表される)から実行される可能性がある。ブロック702で、PCD200(例えば、PCDデバイス114、116、118、120、122、124、126、または108a〜108cのうちのいずれか)のユーザは、ウェブブラウザプラグインアプリケーション等のブラウザベースのアプリケーションを使用して、管理ダウンロードのためのメディアコンテンツファイルを選択する。複数の実施形態において、ユーザは、1つ以上のダウンロードプロセスを選択かつ開始するように、既存のアプリケーションインターフェースまたはドロップダウンメニューを使用してもよい。次に、ブロック704で、PCD200のメディア転送マネージャ(MTM、例えば、メディアコンテンツ転送マネージャ210)は、メディアコンテンツファイルを有する、MCP300と通信して、メディアコンテンツファイルの特性/特徴(例えば、ファイルのサイズ、長さ、タイプ、コンテンツソースの場所、コンテンツソースまでのネットワークホップの数、コンテンツソースのネットワークアドレス、ユーザ認証/許可証明書、または使用可能な転送プロトコル(例えば、ftp、http、https、smtp、pop3、imap、p2p等)に関するデータ)を決定する。次に、ブロック706で、PCD200のMTMは、メディアコンテンツファイルに関連する決定された特性/特徴および多様な使用可能なネットワークリソース(例えば、それを経由してメディアコンテンツファイルが転送されるデータ通信ネットワークの部分を経由する現在および予測される空いている帯域幅)に基づいて、それを経由してメディアコンテンツファイルが転送される通信ネットワークの一部に対して、メディアコンテンツファイルが高負荷であるかどうかを決定する。
【0043】
次いで、決定ブロック708で、メディアコンテンツファイルが、高負荷であると決定された場合(例えば、決定されたファイルサイズを閾値の高負荷ファイルサイズと比較することによって等)、プロセスは、ブロック712に進み、MTMは、高負荷のメディアコンテンツファイルに関するメタデータを生成し、メディアコンテンツファイルのダウンロードの流れを適合させ、メタデータをAPD400へ転送し、中間媒体データ転送エージェントとして機能する。一実施形態において、APD400に対する適合されたダウンロード命令は、メタデータコンテンツ内に含まれるか、または、ブロック712のメタデータ転送プロセス内の個別の命令セットとして含まれるかのいずれであってもよい。次にブロック714で、適合されたメディアコンテンツダウンロード(この部分の適合された配信は、保護されない連続的データ転送として、リアルタイムで発生する場合がある)に従い、高負荷のメディアコンテンツは、MCP300からAPD400へ転送される。最後に、ブロック716で、適合されたメディアコンテンツダウンロード(この部分の適合された配信は、余剰な帯域幅の期間中にメディアコンテンツを転送することによって保護されてもよい)に従い、メディアコンテンツは、APD400から、PCD200へ転送される。しかしながら、決定ブロック708で、メディアコンテンツファイルが、高負荷ではないと決定された場合、プロセスは、ブロック710に進み、メディアコンテンツは、任意選択的に中間媒体転送エージェントデバイスとしてAPD400を利用して、リアルタイムで(異常な遅延なく)、MCP300からPCD200へ転送される。
【0044】
図8は、本発明の実施形態に従う、検出された、高負荷のメディアコンテンツの管理データ転送アップロードプロセス800のためのフロー図を示す。アップロードプロセス800は、LANに接続されたデバイス(例えば、110、112、114、116、118、120、122、124および126)または図1のリモートクライアントデバイス108a〜108cのうちのいずれかに配置される1つ以上のコンピュータ可読媒体上に記憶された1つ以上のコンピュータ実行可能プログラムを使用して、実行される可能性があることを理解されたい。さらに、アップロード800に関連する協調的プロセスは、1つ以上のMCDP300またはAPD400デバイス(例えば、リモートサーバデバイス104a〜104cのうちのいずれかによって表される)から実行される可能性がある。ブロック802で、PCD200(例えば、PCDデバイス114、116、118、120、122、124、126、または108a〜108cのうちのいずれか)のユーザは、電子メールクライアントアプリケーション等の常駐するアプリケーションを使用して、管理アップロードのためのメディアコンテンツファイルを選択する。次に、ブロック804で、メディア転送マネージャ(MTM、例えば、メディアコンテンツ転送マネージャ210)は、アップロードされる1つ以上のメディアコンテンツファイルの特性/特徴を決定する。次に、ブロック806で、MTMは、メディアコンテンツファイルに関連する決定された特性/特徴および多様な使用可能なネットワークリソース(例えば、それを経由してメディアコンテンツファイルが転送されるデータ通信ネットワークの部分を経由する現在および予測される空いている帯域幅)に基づいて、それを経由してメディアコンテンツファイルが転送されるデータ通信ネットワークの一部に対してメディアコンテンツファイルが高負荷であるかどうかを決定する。
【0045】
次いで、決定ブロック808で、メディアコンテンツファイルが、高負荷であると決定された場合、プロセスは、ブロック812に進み、MTMは、高負荷のメディアコンテンツファイルに関するメタデータを生成し、メディアコンテンツファイルのアップロードの流れを適合させ、メタデータをAPD400へ転送し、中間媒体データ転送エージェントとして機能する。一実施形態において、APD400に対する適合されたアップロード命令は、メタデータコンテンツ内に含まれるか、または、ブロック812のメタデータ転送プロセス内の個別の命令セットとして含まれるかのいずれであってもよい。次にブロック814で、適合されたメディアコンテンツアップロード(この部分の適合された配信は、余剰な帯域幅の期間中にメディアコンテンツを転送することによって保護されてもよい)に従い、高負荷のメディアコンテンツは、PCD200からAPD400へ転送される。最後に、ブロック816で、適合されたメディアコンテンツアップロード(この部分の適合された配信は、保護されない連続的データ転送として、リアルタイムで発生することができる)に従い、高負荷のメディアコンテンツは、APD400から指定された受信デバイスへ転送される。しかしながら、決定ブロック808で、メディアコンテンツファイルが、高負荷ではないと決定された場合、プロセスは、ブロック810に進み、メディアコンテンツは、任意選択的に中間媒体転送エージェントデバイスとしてAPD400を利用して、リアルタイムで(異常な遅延なく)、PCD200から1つ以上の指定された受信デバイスへ転送される。
【0046】
図9は、本発明の多様な実施形態に従う、高負荷のメディアコンテンツのための直接データダウンロードまたはアップロードプロセス900のためのフロー図を示す。直接ダウンロードまたはアップロードプロセス900は、LANに接続されたデバイス(例えば、110、112、114、116、118、120、122、124および126)または図1のリモートクライアントデバイス108a〜108cのうちのいずれかに配置される1つ以上のコンピュータ可読媒体上に記憶された1つ以上のコンピュータ実行可能プログラムを使用して、実行される可能性があることを理解されたい。ブロック902で、PCD200のユーザは、常駐するアプリケーションまたはアプリケーションプラグインを使用して、管理ダウンロードまたはアップロードのための高負荷のメディアコンテンツファイルを選択する。次にブロック904で、1つ以上のメディアコンテンツ送信デバイスは、相互に直接通信して、所望のデータ転送プロトコルを相互に決定する。次いでブロック906で、送信および/または受信デバイスは、所望のデータ転送プロトコルおよび使用可能なネットワークリソースに基づいて、メディアコンテンツダウンロードまたはアップロードを適合させる。最終的に、ブロック908で、メディアコンテンツは、適合されたメディアコンテンツダウンロードまたはアップロードに従って、1つ以上の送信デバイスから1つ以上の受信デバイス(これらのうち1つがPCD200である)へ転送される。
【0047】
図10は、本発明の実施形態に従い多様なメディアコンテンツプロセスオプションを含むドロップダウンサブメニュー1070を有する、メディアコンテンツプロバイダのウェブサイト1000(より特定すると、MCPウェブサイト1000の「New Releases」ウェブページ)およびブラウザベースのアプリケーションアドオンコンポーネント(例えば、プラグインアプリケーションを含むウェブブラウザ)を表示するアプリケーションインターフェースを示す。一実施形態において、MCPウェブサイト1000は、リモートサーバデバイス104a〜104cのうちのいずれかに存在する可能性があり、これらのうちのいずれか1つはMCP300に関連してもよい(例えば、MCP200コンテンツデータベース308のウェブサイト/GUIアプリケーション316)。MCPウェブサイト1000は、インターネット上のウェブページの場所のHTTPウェブサイトアドレスを有するURLアドレスバー1020(「http://www.mediasurplus.com/NewReleases」)と、「Browse Selections」(図示のとおり)、「Member Sign‐In」、および「Register」ウェブサイト場所へのリンクを有するメニューヘッダ1030と、特定のメディアジャンルに関するメディアコンテンツ(例えば映画)を指し示す多様なマルチメディアジャンル(例えば、「New Releases」、「Drama」、「Action」、「Horror」、「Family」等)へのリンクを含む、「Browse Selections」セクション1040と、選択されたジャンル(例えば、「New Releases」ジャンル)における多様なメディアコンテンツの表示を容易にするメディアコンテンツ表示セクション1050(例えば、簡単なメディアコンテンツの説明)と、ダウンロードマネージャ(例えば、プラグインアプリケーションとして動作)で1つ以上の選択されたメディアコンテンツをダウンロードするためのオプションを含む、いくつかのプロセスオブションを含む、ドロップダウンサブメニュー1070へのロールオーバーまたは右クリックで有効になるリンク1060と、ウェブサイト1000の表示エリア内に自然に適合しない、メディアコンテンツ表示セクション1050の部分を視認することを容易にするための1つ以上のスクロールバーと、を含んでもよいが、これらに限定されない。
【0048】
図11は、本発明の実施形態に従う、MCPウェブサイト1100(「New Releases」ウェブページ)およびダウンロードマネージャのアドオンコンポーネント(例えば、ブラウザベースのアプリケーションへのプラグインとして動作)のビューを表示するアプリケーションインターフェースを示す。一実施形態において、MCPウェブサイト1100は、HTTPウェブサイトアドレスを有するURLアドレスバー1120と、メニューヘッダ1130と、「Browse Selections」セクション1140と、メディアコンテンツ表示セクション1150と、ユーザが多様なMCPダウンロードオプションを選択することが可能なユーザ相互作用入力領域を含む、ダウンロードマネージャアプリケーションインターフェース1160と、メディアコンテンツ表示セクション1150の追加部分を視認することを容易にする、1つ以上のスクロールバー1170と、を含んでもよいが、これらに限定されない。
【0049】
一実施形態において、ダウンロードマネージャアプリケーションインターフェース1160は、ユーザ(例えば、ウェブブラウザを稼動しているPCD200デバイスのユーザ)が名前および/またはダウンロード可能なメディアコンテンツファイルをローカルディレクトリ(例えば、メディアコンテンツレポジトリ214等のPCD200のディレクトリ内)に保存する場所を入力可能である、「Save As」選択領域と、ユーザが、ダウンロード可能なメディアコンテンツを保存するようにファイルタイプを選択することを可能にする、「File Type」選択領域と、ユーザに、それを通してメディアコンテンツダウンロードが行われるべき最大期間を選択することを可能にする、「Delivery Deadline」選択と、ユーザが、メディアコンテンツダウンロードの優先度レベル(例えば、複数の同時進行されるダウンロードに対する順序選択)を選択することを可能にする、送信優先度選択と、を含んでもよい。
【0050】
一実施形態に従い、本発明によって次の状況が促進されるであろう。PCD200のユーザは、MCPウェブサイト1000を視認し、ユーザのブロードバンドインターネットサービスを使用してダウンロードされる高負荷のビデオファイルを注文するように、ウェブブラウザを利用する場合がある。ユーザの観点からは、メディアコンテンツファイルは、ユーザからの更なる相互作用なく、かつユーザのインターネットサービスに束縛されることなく、透過的に配信されてもよい。ビデオファイルは、次いで、ユーザにブロードバンドインターネットサービスを提供する、アクセスプロバイダのネットワーク内の余剰なネットワーク帯域幅容量を使用して有利に配信されてもよい。メディアコンテンツの注文は、次に、(1)MCP300から、配信プロキシサーバ(DPS)等のAPD400へ(この部分の適合された配信は、保護されない連続的データ転送として、リアルタイムで発生する場合がある)、および(2)余剰なネットワーク容量が使用可能である時にはいつでも管理コンテンツ配信を利用して、APD/DPS400からPCD200のユーザへ、の2つの部分に分割されてもよい。MCP300からAPD/DPS400への配信は、通常のネットワーク通信プロトコル(例えば、ftp、http、https、smtp、pop3、imap、p2p等)を使用してもよく、一切の特殊なインフラストラクチャを必要としない場合がある。
【0051】
関連状況は、送信者が受信側ユーザのアクセスネットワークプロバイダと協力する時に発生する場合がある。その場合、送信者(例えば、MCP300)は、エンドツーエンドの余剰なネットワーク容量が使用可能である時は必ず、パケットが送信者(例えば、PCD200)に配送される、互換性のあるアプリケーションソフトウェアを運用する。この状況では、ネットワークアクセスプロバイダは、メディアコンテンツファイル配信セッションのセットアップまたは運用に積極的に関わることがなく、APD/DPS400は必要とされない。
【0052】
一実施形態に従い、本発明によって次の状況が促進されるであろう。PCD200のユーザは、休暇を終えて、大量の写真やビデオを友達と共有する。自分のPCD200に常駐する多様な写真およびビデオ編集ソフトウェアでメディアコンテンツを編集後、ユーザは、メディアコンテンツを選択された友人のリストへ電子メールで送信する。ユーザの観点からは、コンテンツは、ユーザのインターネットサービスを束縛またはユーザのアクセスネットワークに混雑を発生させずに、迅速かつ透過的に配信されてもよい。メディアコンテンツの注文はその後、(1)管理コンテンツ配信を経由して、ユーザのPCD200からAPD/DPS400へ(この部分の適合された配信は、余剰な帯域幅の期間中にメディアコンテンツを転送することによって保護されてもよい)、および(2)APD/DPS400から目的の友人リストへ、の2つの部分に分割される場合がある。APD/DPS400から目的の送信先への配信は、通常のネットワーク通信プロトコル(例えば、pop3、imap、等)を使用することができ、一切の特殊なインフラストラクチャを必要としなくてもよい。
【0053】
関連状況は、送信者の選択した送信先(例えば、リモート電子メールサーバ)が、ユーザのメディアコンテンツファイルを余剰なネットワーク容量を使用してエンドツーエンドに配信されることを可能にする、協力するアプリケーションソフトウェアを操作する時に発生する場合がある。その場合、送信側ユーザのネットワークアクセスプロバイダは、ファイル配信セッションのセットアップまたは運用に積極的に関わることがなく、APD/DPS400は必要とされない。
【0054】
一実施形態において、本発明は、配信セッションのセットアップの間に高負荷のメディアコンテンツファイルを検出する転送発信者または発信者のアプリケーション(例えば、MTM210等)によって運用してもよい。高負荷のメディアコンテンツファイルが検出された後、特殊な管理ファイル配信モードが開始されてもよく、メディアコンテンツは、中間媒体APD/DPS400へ、または中間媒体APD/DPS400から配信され、次いで、ピーク運用期間に配信ネットワークの混雑を回避する、余剰なネットワーク容量を使用して終端デバイスへ配信されてもよい。多様な実施形態に従い、本発明のメディアコンテンツ検出/決定および適合させる配信プロセスは、送信者、送信者のアクセスプロバイダ、受信者のアクセスプロバイダ、受信者、またはこれらの組み合わせによって配備されてもよい。
【0055】
一実施形態において、高負荷のメディアコンテンツファイルが転送されるであろう時を検出するために、発信元ユーザのアプリケーションは、予測される転送プロトコル(例えば、ftp、http、https、smtp、pop3、imap、p2p等)、ファイルのサイズ(例えば、ftp SIZEコマンド、http CONTENT−LENGTHコマンド)、遠端サーバドメイン名等のメタデータ詳細を学習するように、セッションセットアップメッセージを自発的に検査することが可能である。大型ファイル配信リクエストが検出されると、ユーザのアプリケーションは、管理ファイル配信セッションを自発的に起動するか、または、管理ファイル配信セッションを開始するための許可をユーザに求めることが可能である。代替として、ユーザは、管理ファイル配信セッションを手動で起動することが可能である(例えば、図10および11を参照して、例えば、ウェブリンク上で右クリックし、メニューオプションを選択することによる)。いずれの場合も、セッションメタデータは、その後ユーザとAPD/DPS400との間で管理配信セッションをセットアップする、APD/DPS400へ送信されてもよい。APD/DPS400の他の主要機能は、PCD200のユーザの代わりに機能することで、リモート端へ、またはリモート端からメディアコンテンツを転送する。この転送は、発信元ユーザがコンテンツを転送するために通常使用していたであろう、標準のデータプロトコル(例えば、ftp、http、https、smtp、pop3、imap、p2p等)に従って進む。APD/DPS400は、転送セッションの詳細を学習するように、セッションメタデータを使用することができる。
【0056】
APD/DPS400を使用する利点は、アクセスプロバイダの境界を超えるネットワークからの協力を必要とせずに、インターネット等のより大型WANの一部である時に、それらのネットワークを混雑から保護するように、アクセスプロバイダによって運用することができることである。代替として、データ接続の遠位終端が、近位終端と同じ配信管理プロトコルをサポートする場合、エンドツーエンドのファイル配送セッションは、中間媒体APD/DPS400に頼ることなく、確立され得る。この状況では、両方のエンドポイントは、同一の配信管理プロトコルを使用するように一致する場合がある。
【0057】
一実施形態において、ソフトウェアモジュールの送信および受信の対(例えば、サーバおよびクライアント)は、接続中のネットワーク内に余剰な容量(例えば、空いている帯域幅)が存在する時を感知することに合わせて運用する場合がある。対は次いで、その容量を超えないように、それらの間のデータ処理能力を規制する場合がある。
【0058】
本発明の一実施形態に従い、汎用ネットワークアーキテクチャは、送信ノードおよび受信ノードが、一式のネットワークおよびネットワークデバイスによって相互接続されてもよい場合に存在する場合がある。ローカルエリアネットワーク(LAN)およびゲートウェイデバイスを経由して接続される多様な終端デバイスが想定される。一部の実装において、エンドノード、LAN、およびゲートウェイは同一の物理ユニットの一部であってもよい。他の場合、相互接続しているネットワークは、単一のアクセスネットワークにコラプスされてもよい。アクセスネットワークタイプの実施例は、ネットワークアクセスプロバイダによって運用される、光ファイバ、DSL、ケーブル、ワイヤレスおよび有線データ通信ネットワークを含んでもよい。
【0059】
一実施形態において、ファイルは、送信ノードから受信ノードへ送信されてもよく、いずれかのエンドポイントは、メディアファイル転送のための発生元トリガであってもよい。例えば、ダウンロードの状況では、発生元ノードは、送信ノードからのメディアファイルをリクエストしてもよく、これは受信ノードへの転送を開始する。アップロードの状況では、発生元ノードはまた、ファイルの転送を開始するように、受信ノードに接触する送信ノードであってもよい。
【0060】
一実施形態において、メディアコンテンツダウンロードセッションは、受信ノードによって開始されてもよい。プロセスは、管理ダウンロードに対するファイルを選択するユーザとともに開始してもよい。このステップの実施例は、管理ファイルダウンロードのプラグインソフトウェアモジュールを備える標準のウェブブラウザを操作ユーザを含んでもよい(例えば、図10および図11を参照)。ユーザは、メディアコンテンツプロバイダのウェブページを閲覧し、ダウンロードリクエストを起動してもよい(例えば、リンクまたはアイコンをクリックすることによって)。ブラウザプラグインは、次いで、ブラウザのユーザインターフェースを監視してから、ファイルのサイズ、長さ、タイプ、コンテンツソースの場所、コンテンツソースまでのネットワークホップの数、コンテンツソースのネットワークアドレス、ユーザ認証/許可証明書またはダウンロードファイルの使用可能な転送プロトコル(例えば、ftp、http、https、smtp、pop3、imap、p2p等)に関して、リモートウェブサーバをクエリすることによって、ダウンロードリクエストを検出および傍受してもよい。ブラウザプラグインは、ファイルが管理配信に適した大きさ(高負荷)であるかどうかを決定するように、ネットワーク添付書類の構成された設定およびタイプに対してファイルサイズを比較する場合がある。管理配信に適格とするには十分の大きさがない場合、プラグインは、ダウンロードプロセスに通常の配信プロトコルおよび方法(例えば、ftp、http、https、smtp、pop3、imap、p2p等)を使用して進むことを許可してもよい。しかしながら、ファイルが管理配信に好適な大きさである場合、プラグインは、提案されたダウンロードメタデータを含むメッセージで、ダウンロードクライアント(MTMのコンポーネント)に警告する。
【0061】
別の実施形態に従い、ユーザは、管理ダウンロードを手動で起動することができる。例えば、ユーザは、コンテンツプロバイダのウェブサイト(例えば、図10および図11を参照)を閲覧し、ダウンロード可能なメディアコンテンツを示すリンクまたはアイコンを右クリックしてもよい。ブラウザのプラグインは、ユーザが選択可能である、管理ファイルダウンロードに対するオプションを含む、ドロップダウンメニューリストをユーザに提示することができる。第1の実施例のように、プラグインは、提案されたダウンロードメタデータを含むメッセージで、MTM/DLC(ダウンロードクライアント機能を有するメディア転送マネージャ)に警告することができる。一実施形態において、MTM/DLCは、プラグインからメタデータを収集してから、メッセージをフォーマットし、APD400へ送信することができる。メッセージの内容は、ダウンロードセッションメタデータを含むことができる。
【0062】
APD/DPS400は、ユーザをMCP300に接続するネットワーク内の多様な場所に配置されてもよい。例えば、アクセスプロバイダは、APD/DPS400を、インターネットの基盤ネットワークとの境界に配置する可能性がある。ネットワーク運用者の同業者の関係に応じて、他の場所が可能である。APD/DPS400は、MCPのサーバ(受信ノード)でユーザの代わりにプロキシセッションをセットアップするように、ダウンロードセッションのメタデータを使用してもよい。一部の場合、これには、ファイルのアクセス承認メッセージ(例えば、ユーザ名、パスワード、認証問題等)をユーザに中継することが必要な場合もある。このステップの実施例は、APD/DPS400が、ユーザの代わりにフォーマットかつプロキシするファイルに対するftpダウンロードリクエストを含むが、受信デバイスへの配信は含まない。別の実施例は、P2Pダウンロードセッションであってもよい。一実施形態において、APD/DPS400の存在は、リクエストしているダウンロードの終端ノードをそれらのアップリンクを混雑させることから解放する、リモートピアを備える同時アップリンクトレード(一般的に、ダウンロードのための条件としてP2P転送プロトコルによって要求される)のためのポイントとして機能する可能性がある。APD/DPS400はまた、そこへ送信されたメタデータメッセージに応答して、ユーザのMTM/DLCで管理配信セッションをセットアップするように、セッションメタデータを使用する場合がある。MCP300は、ファイルが受信されるにつれてこれをバッファする、APD/DPS400へのファイルの転送を開始する。このプロセスの一部は、管理ファイル配信のための受信ファイルの区分化およびフォーマットすることを含む場合がある。同時に、または後で、DPSは、APD/DPS400とMTM/DLCとの間のネットワークの可用性および容量に従って、ユーザのMTM/DLCへのバッファされたファイルの転送を開始してもよい。実質的に、ファイル転送におけるAPD/DPS400の関与は、APD/DPS400とMTM/DLCとの間の経路におけるネットワークの混雑を回避する。MCP300とAPD/DPS400との間の経路は、標準の転送フロー制御による以外は保護されない場合があるが、管理ファイル転送プロトコルの詳細を認識する必要もない。一実施形態において、データファイルがMTM/DLCに配信されると、データは、1つ以上の通常のアプリケーションユーザインターフェースを利用して、ユーザに提示されてもよい。このステップの実施例は、ユーザにファイルを保存することを可能にする、ブラウザのポップアップウィンドウを含んでもよい(代替として、選択済みの場所へ自動保存され得る)。
【0063】
一実施形態において、送信ノードによって発生したアップロードセッションは、管理アップロードのためのファイルを選択するユーザによって開始されてもよい。一実施形態において、ユーザは、電子メールを作成し、送信する高負荷のメディアコンテンツファイルを添付するように、電子メールクライアントアプリケーションを運用してもよい。ユーザは、手紙を作成し、メディアコンテンツファイルを添付し、送信を押してリモートメールサーバ(任意選択的に、リモートサーバデバイス104a〜104cのうちのいずれかによって表される)への電子メールの配信を起動してもよい。電子メールのアドオンモジュールは、送信イベントを自動的に検出するように、アプリケーションユーザインターフェースを監視する場合がある。ファイルサイズは、クライアントから決定されてもよく、次いで、ファイルサイズが既定のファイルサイズ閾値を超えるかどうかが決定されてもよい。閾値を超えない場合、電子メールは、通常のプロトコルおよび手順(例えば、pop3、imap)を使用して転送を継続する。ファイルが閾値を超えるほど十分大きい場合、アドオンは、提案された電子メール配信に関するアップリンクメタデータを含むメッセージをMTM/ULC(アップリンククライアント機能を含むメディア転送マネージャ)に送信する。別の実施形態において、ユーザは、電子メールの配信方法を手動で選択する。この場合、ユーザは、管理ファイル配信を経由して電子メールを配信するための送信オプションを選択する可能性がある。上記と同様に、電子メールのアドオンモジュールは、アップリンクセッションのためのメタデータで、MTM/ULCに警告する場合がある。
【0064】
ダウンリンクの状況では、MTM/ULCは、エンドポイントデバイス(例えば、図1のラップトップコンピュータ124)上に共存してもよい。しかしながら、他の可能性も実行可能な場合がある。一実施形態において、MTM/ULCは、ユーザのデバイスとLANを共有している別のデバイス上に配置されてもよい。ダウンリンクの場合では、1つの可能性は、ゲートウェイデバイス上でMTM/ULCを運用することである。MTM/ULCは、アドオンアプリケーションからメタデータを収集する場合があり、それをフォーマットして、APD/DPS400へメッセージを送付する。メッセージは、ファイルの長さ、リモートサーバ情報、電子メールプロトコル等のアップロードに関する詳細を含んでもよい。
【0065】
一実施形態において、APD/DPS400は、ユーザをMCP300に接続するネットワーク内の多様な場所に配置される可能性がある。例えば、アクセスプロバイダは、APD/DPS400を、インターネットの基盤ネットワークとの境界に位置付ける可能性がある。ネットワーク運用者の同業者の関係に応じて、他の場所が可能である場合がある。APD/DPS400は、MCPのサーバ(受信ノード)でユーザの代わりにプロキシセッションをセットアップするように、アップロードセッションのメタデータを使用してもよい。一部の場合、これには、ファイルのアクセス許可メッセージ(例えば、ユーザ名、パスワード、または認証問題)をユーザに中継することを要求する場合もある。このステップの実施例は、APD/DPS400が、ユーザの代わりにフォーマットし、かつプロキシするであろうファイルに対するpop3の電子メール送信リクエストを含んでもよいが、APD/DPS400から送信先電子メールサーバへの配信は含まない。
【0066】
APD/DPS400はまた、そこに送信されたMTM/ULCメタデータメッセージに応答して、ユーザのMTM/ULCで管理配信セッションをセットアップするように、セッションメタデータを使用してもよい。MTM/ULCは、それらの間のネットワークの可用性および容量に従って、フAPD/DPS400へのファイルの転送を開始することができる。APD/DPS400は、ファイルが受信されるにつれて、ファイルをバッファしてもよい。同時に、または後で、APD/DPS400は、プロキシセッションに関連する通常のファイル転送プロトコルを使用して、受信ノードへのバッファされたファイルの転送を開始してもよい。ファイル転送におけるAPD/DPS400の関与は、例えば、ユーザのアクセスプロバイダネットワークのMTM/ULCとAPD/DPS400との間の経路において、ネットワークの混雑を回避することが可能である。一実施形態において、APD/DPS400と送信先との間の経路は保護されないが、管理ファイル転送プロトコルの詳細を認識する必要もない。
【0067】
本発明のいくつかの実施形態が本明細書に示され、説明されたが、多数の変更を、本発明の精神および範囲を逸脱することなく、行うことができる。したがって、本発明の範囲は、開示される実施形態のいずれによっても制限されない。そうではなく、本発明の範囲は、以下の添付の請求項から判断されるべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
高負荷のメディアコンテンツの配布を検出および適合させるためのネットワーク接続されたコンピューティングシステム(100)であって、
第1のコンピューティングデバイス(120)と、
第2のコンピューティングデバイス(104a〜104c、108a〜108c)と、
前記ネットワーク接続されたコンピューティングシステム(102)内の全コンピューティングデバイス(104a〜104c、106、108a〜108b、110、112、114、116、118、120、122、124、126)の間のデータ通信を促進するデータ通信ネットワーク(102)と、を備え、
前記第1のコンピューティングデバイス(120)は、転送されるメディアコンテンツを示す、データ転送リクエストを生成し、前記データ転送リクエストに応答して、前記メディアコンテンツが転送される前記データ通信ネットワークの少なくとも一部に対して、前記メディアコンテンツが高負荷であるかどうかに関して、自動決定を行う、ネットワーク接続されたコンピューティングシステム。
【請求項2】
前記第1のコンピューティングデバイス(120)と前記第2のコンピューティングデバイス(104a〜104c)との間の中継器として機能する第3のコンピューティングデバイス(104a〜104c)をさらに備え、高負荷のメディアコンテンツが、終端受信デバイス(108a〜108c)に転送される前に前記第3のコンピューティングデバイス(140a〜104c)に転送される、請求項1に記載のネットワーク接続されたコンピューティングシステム。
【請求項3】
前記第1のコンピューティングデバイス(120)は、少なくとも前記第2のコンピューティングデバイス(104a〜104c)から前記第1のコンピューティングデバイス(120)への前記高負荷のメディアコンテンツのダウンロードを適合させる、請求項1に記載のネットワーク接続されたコンピューティングシステム。
【請求項4】
前記第1のコンピューティングデバイス(120)は、前記第1のコンピューティングデバイス(120)から少なくとも前記第2のコンピューティングデバイス(108a〜108c)への前記高負荷のメディアコンテンツのアップロードを適合させる、請求項1に記載のネットワーク接続されたコンピューティングシステム。
【請求項5】
前記メディアコンテンツが高負荷かどうかの前記自動決定は、使用可能なネットワークリソースの分析と、前記メディアコンテンツに関連する特徴の分析と、をさらに含む、請求項1に記載のネットワーク接続されたコンピューティングシステム
【請求項6】
使用可能なネットワークリソースの前記分析は、過去のネットワークパフォーマンスに基づいて、個別の時間帯の間に使用可能なネットワーク帯域幅を予測することをさらに含む、請求項5に記載のネットワーク接続されたコンピューティングシステム
【請求項7】
前記メディアコンテンツに関連する前記特徴の前記分析は、転送される前記メディアコンテンツのサイズおよびタイプ、ならびに使用可能なデータ転送プロトコルの分析をさらに含む、請求項5に記載のネットワーク接続されたコンピューティングシステム
【請求項8】
コンピュータ実行可能命令でコード化されたコンピュータ可読媒体であって、実行時に、
転送されるメディアコンテンツを示すデータ転送リクエストを生成することと、
前記データ転送リクエストに応答して、それを経由して前記メディアコンテンツが転送されるデータ通信ネットワーク(102)の少なくとも一部に対して、前記メディアコンテンツが高負荷であるかどうかを自動的に決定することと、を含む、方法を実施する、コンピュータ可読媒体。
【請求項9】
前記方法は、受信デバイス(108a〜108c)に転送される前に、送信デバイス(120)から中間媒体中継デバイス(104a〜104c)に高負荷のメディアコンテンツを転送することをさらに含む、請求項8に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項10】
受信デバイス(108a〜c)は、少なくとも1つの送信デバイス(104a〜104c)から前記受信デバイス(108a〜108c)への前記高負荷のメディアコンテンツのダウンロードを適合させる、請求項8に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項11】
送信デバイス(120)は、前記送信デバイス(120)から少なくとも1つの受信デバイス(108a〜108c)への前記高負荷のメディアコンテンツのアップロードを適合させる、請求項8に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項12】
前記メディアコンテンツが高負荷であるかどうかの前記自動決定は、使用可能なネットワークリソースの分析および前記メディアコンテンツに関連する特徴の分析をさらに含む、請求項8に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項13】
使用可能なネットワークリソースの前記分析は、過去のネットワークパフォーマンスに基づいて、個別の時間帯の間に使用可能なネットワーク帯域幅を予測することをさらに含む、請求項12に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項14】
前記メディアコンテンツに関連する前記特徴の前記分析は、転送される前記メディアコンテンツのサイズおよびタイプ、ならびに使用可能なデータ転送プロトコルの分析をさらに含む、請求項12に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項15】
コンピュータにより実現される方法であって、
転送されるメディアコンテンツを示すデータ転送リクエストを生成することと、
前記データ転送リクエストに応答して、それを経由して前記メディアコンテンツが転送されるデータ通信ネットワーク(102)の少なくとも一部に対して、前記メディアコンテンツが高負荷であるかどうかを自動的に決定することと、を含む、コンピュータにより実現される方法。
【請求項16】
前記方法は、受信デバイス(108a〜108c)に転送される前に、送信デバイス(120)から中間媒体中継器デバイス(104a〜104c)に高負荷のメディアコンテンツを転送することをさらに含む、請求項15に記載のコンピュータにより実現される方法。
【請求項17】
受信デバイス(108a〜108c)は、少なくとも1つの送信デバイス(104a〜104c)から前記受信デバイス(108a〜108c)への前記高負荷のメディアコンテンツのダウンロードを適合させる、請求項15に記載のコンピュータにより実現される方法。
【請求項18】
送信デバイス(120)は、前記送信デバイス(120)から少なくとも1つの受信デバイス(108a〜108c)への前記高負荷のメディアコンテンツのアップロードを適合させる、請求項15に記載のコンピュータにより実現される方法。
【請求項19】
前記メディアコンテンツが高負荷であるかどうかの前記自動決定は、使用可能なネットワークリソースの分析と、前記メディアコンテンツに関連する特徴の分析と、をさらに含む、請求項15に記載のコンピュータにより実現される方法。
【請求項20】
使用可能なネットワークリソースの前記分析は、過去のネットワークパフォーマンスに基づいて、個別の時間帯の間に使用可能なネットワーク帯域幅を予測することをさらに含み、前記メディアコンテンツに関連する前記特徴の前記分析は、転送される前記メディアコンテンツのサイズおよびタイプ、ならびに使用可能なデータ転送プロトコルの分析をさらに含む、請求項19に記載のコンピュータにより実現される方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公表番号】特表2012−503255(P2012−503255A)
【公表日】平成24年2月2日(2012.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−527975(P2011−527975)
【出願日】平成21年9月18日(2009.9.18)
【国際出願番号】PCT/US2009/057389
【国際公開番号】WO2010/033750
【国際公開日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【出願人】(511003095)オパンガ ネットワークス インコーポレイテッド (8)
【Fターム(参考)】