説明

2線式伝送器

【課題】容量の大きなRAMとフラッシュROMとを並行稼動させ、処理速度の高速化とフラッシュROMの寿命延長とが可能な2線式伝送器。
【解決手段】物理量を電気信号にして出力するセンサ回路102、プログラムを記憶するフラッシュROM108、プログラムを展開するRAM110、プログラムを実行する処理部106、処理結果を表示する表示回路112、外部回路を電源とし外部回路への電流信号を決める出力回路114、出力回路からフラッシュROMへの第1電源ラインL1とそれを開閉する第1スイッチSW1、出力回路からセンサ回路および表示回路への第2電源ラインL2とそれを開閉する第2スイッチSW2、第1・第2スイッチを制御する開閉制御部116を備え、開閉制御部は第1スイッチを閉じているときに第2スイッチを開く。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外部回路と2本の伝送線で接続し、外部回路を電源としながら外部回路へ所定の電流を出力する2線式伝送器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
2線式伝送器は2本の伝送線で外部回路と接続していて、外部回路を電源とし、センサ等から取得した所定の情報(物理量)を電流信号に置き換えて外部回路へ出力する機器である。2線式伝送器は専用の電源配線が不要であり、安価に設置可能である。そのため、各プラントにおいて差圧・圧力伝送器や温度伝送器等のフィールド機器として広く利用されている。フィールド機器として利用される2線式伝送器は、物理量をフィールド機器における信号として世界標準である4mA〜20mAの直流電流に置き換え、電流信号として外部回路へ送信している。
【0003】
2線式伝送器では、物理量を電流信号に置き換える過程において、処理部(CPU)による処理が行われている。CPUは、記憶装置に記憶されたプログラムに従って処理を行う。2線式伝送器を含む一般的なフィールド機器は、記憶装置としてROM(フラッシュROM等)とRAMとを備えている(例えば特許文献1)。そして、フラッシュROMに複数のプログラムを記憶しておき、そのうちの必要なプログラムをフラッシュROMよりも読み書き速度(リード・ライト)の速いRAMに転送し、RAMに展開されたプログラムに従ってCPUによる処理を行っている。
【0004】
従来のフィールド機器(4mA〜20mA)として一般的な2線式伝送器では、備えられるフラッシュROMは容量が数百kByte程度であり、それに対してRAMは容量が数十kByte程度と小さかった。この場合、消費電力も容量に比例し、RAMの消費電力はフラッシュROMに対して1/10程度であった。そのため、消費可能電力の限られている2線式伝送器内であっても、フラッシュROMとRAMとは並行して稼動することが可能であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009−145934号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここで、近年では2線式伝送器に対して、処理速度のさらなる高速化が要請されている。上述したように、読み書き速度に関しては、フラッシュROMよりもRAMのほうが速い。そのため、一旦全てのプログラムをフラッシュROMからRAMへ転送してRAM上で動作させれば、その後のフラッシュROMへのアクセスの必要はなくなり、処理速度の高速化は達成可能であるとも思われる。またこの手法を採用すれば、フラッシュROMの書き換え頻度も低下するため、フラッシュROMの寿命延長も図ることが可能である(一般的なフラッシュROMの書き換え可能回数は数百回)。ところが、全てのプログラムをRAMで展開するためには、従来よりも容量の大きなRAMが必要である。容量の大きなRAMは、消費電力も大きい。特に、消費可能電力の限られた2線式伝送器内では、他の回路が稼動している際、容量の大きなRAMとフラッシュROMとを並行してさらに稼動させることは難しい。そのため、フラッシュROMの全てのプログラムをRAMで展開することは実現が困難であった。
【0007】
本発明は、このような課題に鑑み、容量の大きなRAMであってもフラッシュROMと並行して稼動させることが可能であり、処理速度の高速化およびフラッシュROMの寿命延長が可能な2線式伝送器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明にかかる2線式伝送器の代表的な構成は、外部回路と2本の伝送線で接続し、外部回路を電源としながら外部回路へ所定の電流信号を出力する2線式伝送器であって、物理量を電気信号に変換して出力するセンサ回路と、所定の処理を記述したプログラムを記憶するフラッシュROMと、フラッシュROMに記憶されたプログラムを展開するRAMと、RAMに展開されたプログラムに従って、センサが出力した電気信号に対して所定の処理を実行する処理部と、処理部の処理結果を外部に表示する表示回路と、外部回路から電力を受給し、処理部の処理結果に応じて外部回路に出力する電流信号を決定する出力回路と、出力回路からフラッシュROMへ電力を供給する第1電源ラインと、第1電源ラインを開閉する第1スイッチと、出力回路からセンサ回路および表示回路へ電力を供給する第2電源ラインと、第2電源ラインを開閉する第2スイッチと、第1スイッチおよび第2スイッチの開閉を制御する開閉制御部と、を備え、開閉制御部は第1スイッチを閉じているときに第2スイッチを開くことを特徴とする。
【0009】
上記構成によれば、フラッシュROMと、RAMと、周辺機器とを個別に電源投入可能である。したがって、全てに電源を投入すると電力不足に陥る構成であっても、フラッシュROMとRAMのみに電源を投入すれば、電源投入直後に、フラッシュROMに記憶された全てのプログラムがRAMへ展開可能である。このRAMは、従来よりも大きな容量を有している必要がある。さらに、プログラムの展開時にはフラッシュROMと上記のRAMとが並行して稼動するため、当該2線式伝送器内の消費電力は増大する。しかし上記構成では、電源投入時にセンサ回路および表示回路の電源をOFFにして消費電力を節約することができる。そのため、消費可能電力の限られた2線式伝送器内であっても、従来よりも容量の大きなRAMとフラッシュROMとを並行して稼動させることが可能である。また、一旦全てのプログラムをRAMへ展開してしまえば、読み書き速度の遅いフラッシュROMへアクセスする必要がなくなり、処理速度の高速化を図ることができる。さらに、フラッシュROMに対する書き換え回数も減少するため、フラッシュROMの寿命を延長することができる。
【0010】
当該2線式伝送器の電源投入時において、開閉制御部は、第2スイッチを開状態にし、第1スイッチを閉状態にし、処理部は、フラッシュROMに記憶されたプログラムをRAMに転送し、開閉制御部は、フラッシュROMからRAMへのプログラムの転送が完了したか否かを判定する判定部を有していて、プログラムの転送完了に応じて第1スイッチを開状態にし、第2スイッチを閉状態にするとよい。
【0011】
上記構成では、フラッシュROMからRAMへのプログラムの展開が完了すれば、フラッシュROMとRAMとの並行稼動は終了する。これに伴って消費電力も低減するため、センサ回路および表示回路は問題なく起動することが可能である。また上記構成であれば、フラッシュROMの静的消費電力をカットして、消費電力の節約に資することが可能である。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、容量の大きなRAMであってもフラッシュROMと並行して稼動させることが可能であり、処理速度の高速化およびフラッシュROMの寿命延長が可能な2線式伝送器を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施形態にかかる2線式伝送器の回路図である。
【図2】図1の2線式伝送器の電源投入時の動作の流れを示すフローチャートである。
【図3】図1の2線式伝送器の突入電流の防止対策を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
【0015】
図1は、本発明の実施形態にかかる2線式伝送器100の回路図である。図1に示すように、2線式伝送器100は、外部と2本の伝送線La、Lbで接続していて、外部回路10を電源としている。2線式伝送器100は、差圧・圧力伝送器や温度伝送器等のフィールド機器として具現化され、物理量を示す所定の電流信号Ioutを外部回路10へ出力する。
【0016】
2線式伝送器100はセンサ回路102を備えている。センサ回路102は、圧力や温度などの物理量を電気信号に変換して、マイクロプロセッサ104内の処理部106へ出力する。
【0017】
処理部106(CPU)は、センサ回路102が出力した電気信号に所定の処理を実行する。所定の処理とは、例えば直線性補正(ひずみ補正)やノイズ除去などの処理である。これらの処理は、プログラムで指定された処理手順に従って進められる。処理部106による処理結果は、出力回路114に電気信号として出力される。
【0018】
フラッシュROM108は不揮発性のICメモリであり、処理部106に対する命令として、所定の処理を記述したプログラムを記憶する。フラッシュROM108はデータの書き換えが可能であるものの、その書き換え可能回数は一般に数百回程度に制限されている。
【0019】
RAM110は揮発性のICメモリであり、フラッシュROM108に記憶されたプログラムが展開される。上記の処理部106はRAM110に展開されたプログラムを実行する。RAM110は記憶したデータへ任意の順序でアクセスが可能であり、読み書き速度もフラッシュROM108より速い。したがって、フラッシュROM108のプログラムをRAM110に転送(ダウンロード)して処理を実行することで、処理時間を短縮することが可能である。2線式伝送器100では、フラッシュROM108に記憶された全てのプログラムがRAM110にダウンロードされる。そのためRAM110には、フラッシュROM108と同程度の容量を持つものを採用する。
【0020】
表示回路112は、主として2線式伝送器100の動作状態を表示する。また、処理部106による処理結果を外部に表示してもよい。表示回路112は処理部106と人間との間で情報伝達の仲介をするヒューマンマシンインターフェース(HMI: Human Machine Interface)の一種である。表示回路112としては、LED、インジケータ、液晶などを例示することができる。本実施形態では表示回路112をHMIの代表例として挙げるがこれに限るものではなく、スピーカーや機械式表示器を備えていてもよい。
【0021】
出力回路114は、処理部106による処理結果(処理後のセンサ信号)に応じて外部回路10へ出力する電流信号Iout(4mA〜20mA)を決定する。この電流信号Ioutによって、外部回路10は物理量の測定結果を取得する。出力回路114は、2線式伝送器100の内部において、他の構成要素よりも電源ラインの上流に位置している。そして他の構成要素へは、出力回路114を通じて電力が供給される。
【0022】
(電源投入時の動作)
次に、電源投入時の動作の流れに沿って、2線式伝送器100のさらなる構成について説明する。図2は、図1の2線式伝送器100の電源投入時の動作の流れを示すフローチャートである。2線式伝送器100は電源投入時において、出力回路114から各構成要素への電源供給に時間差を設ける。
【0023】
まず、図1を再び参照して、電源投入時の動作に関わる構成要素について説明する。2線式伝送器100では、出力回路114から他の構成要素へはそれぞれ独立した電源ラインが配線され、電力が供給される。出力回路114からフラッシュROM108へは第1電源ラインL1が配線されている。出力回路114からセンサ回路102および表示回路112(ブロックB)へは第2電源ラインL2が配線されている。出力回路114からRAM110および処理部106(ブロックA)へは第3電源ラインL3が配線されている。
【0024】
各電源ライン上には各電源ラインを開閉するスイッチが設けられている。第1電源ラインL1上には第1スイッチSW1が設けられている。第2電源ラインL2上には第2スイッチSW2が設けられている。第3電源ラインL3上には第3スイッチSW3が設けられている。
【0025】
2線式伝送器100には、第1〜第3スイッチ(SW1〜3)の開閉を制御する開閉制御部116が設けられている。開閉制御部116は第1〜第3スイッチ(SW1〜3)よりも上流に設けられていて、出力回路114と共に、2線式伝送器100の電源投入当初に電力の供給を受ける。開閉制御部116は、フラッシュROM108からRAM110へのプログラムのダウンロード時において、各構成要素の合計の消費電力が制限範囲に収まるように第1〜第3スイッチ(SW1〜3)を開閉する。
【0026】
2線式伝送器100に電源が投入されると、図2のステップ200において、開閉制御部116は、第2スイッチSW2を開状態(OFF)にする。そして、続くステップ210において、第1スイッチSW1および第3スイッチSW3を閉状態(ON)にする。
【0027】
第1・第3スイッチSW3がONになると、ステップ220において、処理部106はフラッシュROM108からRAM110への全プログラムのダウンロードを開始する。RAM110は容量が従来よりも大きく、かつフラッシュROM108とRAM110とが並行して稼動するため、ステップ220における消費電力は従来よりも増大する。しかし、前段のステップ200において第2スイッチSW2をOFFにしているため、ブロックB(図1参照)による消費電力が削減されている。したがってステップ220は、消費電力の制限範囲内で行うことが可能である。
【0028】
図1に示すように、開閉制御部116は、フラッシュROM108からRAM110へのプログラムのダウンロードが完了したか否か(ステップ230)を判定する判定部118を有している。判定部118が処理部106からの通知によってダウンロードが完了したと判定すると(ステップ230のYES)、処理は続くステップ240へと進む。未だダウンロード中であれば(ステップ230のNO)、処理は待機状態となる。
【0029】
全てのプログラムのダウンロードが完了すると(ステップ230のYES)、その後フラッシュROM108を稼動させる必要はなくなる。そこで、ステップ240において、開閉制御部116はフラッシュROM108に繋がる第1スイッチSW1をOFFにする。これにより、フラッシュROM108の静的消費電力をカットして、消費電力の節約ができる。続くステップ250では、開閉制御部116は第2スイッチSW2をONにする。これにより、センサ回路102および表示回路112を消費電力上の問題なく起動させることができる。そして、一連の処理は終了する。
【0030】
上記構成よれば、消費可能電力の限られた2線式伝送器内であっても、従来よりも容量の大きなRAM110とフラッシュROM108とを並行して稼動させることが可能である。また、一旦全てのプログラムをRAM110へ展開してしまえば、読み書き速度の遅いフラッシュROM108へアクセスする必要がなくなり、処理速度の高速化を図ることができる。さらに、フラッシュROM108に対する書き換え回数も減少するため、フラッシュROM108の寿命を延長することができる。
【0031】
(突入電流の防止対策)
図3は図1の2線式伝送器100の突入電流の防止対策を説明する図である。2線式伝送器100では、第1〜第3スイッチ(SW1〜3)をONにする際の突入電流の防止対策が備えられている。図3では、第1〜第3スイッチ(SW1〜3)を代表して第2スイッチSW2を例に挙げている。以下、図3を参照しながら突入電流の防止対策について説明する。
【0032】
第2スイッチSW2は、ローパスフィルタLPF、オペアンプQ1、トランジスタQ2を含んで構成されている。開閉制御部116は、第2スイッチSW2に対してPWM信号(Pulse Width Modulation)を出力することにより、第2スイッチSW2の開閉を制御する。詳細には、開閉制御部116からのPWM信号がオペアンプQ1に入力され、オペアンプQ1の出力によってトランジスタQ2の導通が制御される。
【0033】
ここで、例えば、オペアンプQ1に従来例の電圧VRCのように急峻に立ち上がる電圧が入力されると、その出力がトランジスタQ2に印加され、結果として従来例の電流信号Iout(B)のように突入電流が発生してしまう。突入電流が生じると素子破壊を生じたり、反動で動作限界未満まで至る電圧降下が起こったりするため、回路動作に不具合が生じるおそれがある。
【0034】
上記の突入電流の発生を防ぐため、2線式伝送器100では、開閉制御部116はデューティ比が徐々に大きくなるようPWM信号を出力している。このPWM信号はローパスフィルタLPFで平滑化され、電圧VRCが緩やかに立ち上がるアナログ信号となる。そして、このアナログ信号がオペアンプQ1に入力されることで、その出力を受けたトランジスタQ2には緩やかに立ち上がる電流信号Iout(B)が流れ、また電圧Voutも緩やかに立ち上がる。これらにより、2線式伝送器100では、スイッチを複数設けたとしても、各構成要素への突入電流の発生を防ぐことが可能となっている。
【0035】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明は、外部回路と2本の伝送線で接続し、外部回路を電源としながら外部回路へ所定の電流を出力する2線式伝送器に利用することができる。
【符号の説明】
【0037】
La、Lb …伝送線
L1〜L3 …第1〜第3電源ライン
Q1 …オペアンプ
Q2 …トランジスタ
SW1〜SW3 …第1〜第3スイッチ
10 …外部回路
100 …2線式伝送器
102 …センサ回路
104 …マイクロプロセッサ
106 …処理部
108 …フラッシュROM
110 …RAM
112 …表示回路
114 …出力回路
116 …開閉制御部
118 …判定部
Iout、Iout(B) …電流信号
LPF …ローパスフィルタ
VRC …電圧
Vout …電圧

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部回路と2本の伝送線で接続し、該外部回路を電源としながら該外部回路へ所定の電流信号を出力する2線式伝送器であって、
物理量を電気信号に変換して出力するセンサ回路と、
所定の処理を記述したプログラムを記憶するフラッシュROMと、
前記フラッシュROMに記憶されたプログラムを展開するRAMと、
前記RAMに展開されたプログラムに従って、前記センサが出力した電気信号に対して所定の処理を実行する処理部と、
前記処理部の処理結果を外部に表示する表示回路と、
前記外部回路から電力を受給し、前記処理部の処理結果に応じて該外部回路に出力する電流信号を決定する出力回路と、
前記出力回路から前記フラッシュROMへ電力を供給する第1電源ラインと、
前記第1電源ラインを開閉する第1スイッチと、
前記出力回路から前記センサ回路および前記表示回路へ電力を供給する第2電源ラインと、
前記第2電源ラインを開閉する第2スイッチと、
前記第1スイッチおよび第2スイッチの開閉を制御する開閉制御部と、
を備え、
前記開閉制御部は前記第1スイッチを閉じているときに前記第2スイッチを開くことを特徴とする2線式伝送器。
【請求項2】
当該2線式伝送器の電源投入時において、
前記開閉制御部は、前記第2スイッチを開状態にし、前記第1スイッチを閉状態にし、
前記処理部は、前記フラッシュROMに記憶されたプログラムを前記RAMに転送し、
前記開閉制御部は、前記フラッシュROMから前記RAMへのプログラムの転送が完了したか否かを判定する判定部を有していて、該プログラムの転送完了に応じて前記第1スイッチを開状態にし、前記第2スイッチを閉状態にすることを特徴とする請求項1に記載の2線式伝送器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−83894(P2012−83894A)
【公開日】平成24年4月26日(2012.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−228544(P2010−228544)
【出願日】平成22年10月8日(2010.10.8)
【出願人】(000006507)横河電機株式会社 (4,443)
【Fターム(参考)】