説明

207個のヒト分泌タンパク質

【課題】分泌タンパク質またはそれらをコードする遺伝子、および該タンパク質、遺伝子を利用した、医学的障害の検出、処置、予防方法の提供。
【解決手段】207個のヒト分泌タンパク質、およびこのようなタンパク質をコードする遺伝子のコード領域を含む単離された核酸。また、ヒト分泌タンパク質を産生するためのベクター、宿主細胞、抗体、および組換え方法。さらに、これらのヒト分泌タンパク質に関連する障害を診断および処置するために有用な診断および治療方法。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
単離された核酸分子であって、以下からなる群から選択される配列に少なくとも95%同一のヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む、単離された核酸分子:
(a)配列番号106のポリヌクレオチドフラグメント、または配列番号106にハイブリダイズし得るATCCTM寄託番号97977またはATCCTM寄託番号209082に含まれるcDNA配列のポリヌクレオチドフラグメント;
(b)配列番号329のポリペプチドフラグメントをコードするか、または配列番号106にハイブリダイズし得るATCCTM寄託番号97977またはATCCTM寄託番号209082に含まれるcDNA配列によってコードされるポリペプチドフラグメントをコードする、ポリヌクレオチド;
(c)配列番号329のポリペプチドドメインをコードするか、または配列番号106にハイブリダイズし得るATCCTM寄託番号97977またはATCCTM寄託番号209082に含まれるcDNA配列によってコードされるポリペプチドドメインをコードする、ポリヌクレオチド;
(d)配列番号329のポリペプチドエピトープをコードするか、または配列番号106にハイブリダイズし得るATCCTM寄託番号97977またはATCCTM寄託番号209082に含まれるcDNA配列によってコードされるポリペプチドエピトープをコードする、ポリヌクレオチド;
(e)生物学的活性を有する、配列番号329のポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、または配列番号106にハイブリダイズし得るATCCTM寄託番号97977またはATCCTM寄託番号209082に含まれるcDNA配列;
(f)配列番号106の改変体であるポリヌクレオチド;
(g)配列番号106の対立遺伝子改変体であるポリヌクレオチド;
(h)配列番号329の種相同体をコードするポリヌクレオチド;
(i)(a)〜(h)において特定されるポリヌクレオチドのいずれか1つにストリン
ジェント条件下でハイブリダイズし得るポリヌクレオチドであって、ここで、該
ポリヌクレオチドは、A残基のみまたはT残基のみのヌクレオチド配列を有する
核酸分子に、ストリンジェント条件下でハイブリダイズしない。
【請求項2】
単離されたポリペプチドであって、以下からなる群から選択される配列に少なくとも95%同一のアミノ酸配列を含む、単離されたポリペプチド:
(a)配列番号329のポリペプチドフラグメント、またはATCCTM寄託番号97977またはATCCTM寄託番号209082に含まれるコードされた配列;
(b)生物学的活性を有する、配列番号329のポリペプチドフラグメント、またはATCCTM寄託番号97977またはATCCTM寄託番号209082に含まれるコードされた配列;
(c)配列番号329のポリペプチドドメイン、またはATCCTM寄託番号97977またはATCCTM寄託番号209082に含まれるコードされた配列;
(d)配列番号329のポリペプチドエピトープ、またはATCCTM寄託番号97977またはATCCTM寄託番号209082に含まれるコードされた配列;
(e)配列番号329の分泌形態、またはATCCTM寄託番号97977またはATCCTM寄託番号209082に含まれるコードされた配列;
(f)配列番号329の全長タンパク質、またはATCCTM寄託番号97977またはATCCTM寄託番号209082に含まれるコードされた配列;
(g)配列番号329の改変体;
(h)配列番号329の対立遺伝子改変体;
(i)配列番号329の種相同体。
【請求項3】
医学的状態を予防、処置、または緩和するための組成物であって、請求項に記載のポリペプチドまたは請求項に記載の抗体の治療有効量を含む、組成物
【請求項4】
被験体において病理学的状態、または病理学的状態に対する感受性を診断することを補助するための方法であって、生物学的サンプルにおいて請求項に記載のポリペプチドの発現の存在または量を決定する工程を含みここで該ポリペプチドの発現の存在または量が、病理学的状態、または病理学的状態に対する感受性を示す方法。
【請求項5】
前記状態が、癌または潰瘍性大腸炎である請求項3に記載の組成物。
【請求項6】
前記状態が、癌または潰瘍性大腸炎である請求項4に記載の方法。
【請求項7】
単離された抗体またはそのフラグメントであって、以下からなる群から選択される単離されたHRDFB85ポリペプチドに特異的に結合する、単離された抗体またはそのフラグメント:
(a)アミノ酸配列が、配列番号329のアミノ酸残基1〜201よりなるポリペプチド;
(b)アミノ酸配列が、配列番号329のアミノ酸残基2〜201よりなるポリペプチド;
(c)アミノ酸配列が、配列番号329のアミノ酸残基22〜201よりなるポリペプチド;
(d)アミノ酸配列が、ATCCTM寄託番号97977に含まれるcDNAクローンによりコードされる全長HRDFB85ポリペプチドのアミノ酸配列からなるポリペプチド;
(e)アミノ酸配列が、ATCCTM寄託番号209082に含まれるcDNAクローンによりコードされる全長HRDFB85ポリペプチドのアミノ酸配列からなるポリペプチド;
(f)アミノ酸配列が、ATCCTM寄託番号97977に含まれるcDNAクローンによりコードされる全長HRDFB85ポリペプチドの、N末端メチオニン残基を除くアミノ酸配列からなるポリペプチド;
(g)アミノ酸配列が、ATCCTM寄託番号209082に含まれるcDNAクローンによりコードされる全長HRDFB85ポリペプチドの、N末端メチオニン残基を除くアミノ酸配列からなるポリペプチド;
(h)アミノ酸配列が、ATCCTM寄託番号97977に含まれるcDNAクローンによりコードされる成熟HRDFB85ポリペプチドのアミノ酸配列からなるポリペプチド;
(i)アミノ酸配列が、ATCCTM寄託番号209082に含まれるcDNAクローンによりコードされる成熟HRDFB85ポリペプチドのアミノ酸配列からなるポリペプチド;
(j)細胞培養物から精製されたポリペプチドであって、該HRDFB85ポリペプチドが、配列番号329のアミノ酸1〜201よりなるポリペプチドまたはそのフラグメント。
【請求項8】
前記抗体またはそのフラグメントが、ポリクローナルである、請求項7に記載の抗体またはそのフラグメント。
【請求項9】
前記抗体またはそのフラグメントが、モノクローナルである、請求項7に記載の抗体またはそのフラグメント。
【請求項10】
以下からなる群から選択される、請求項7に記載の抗体またはそのフラグメント:
(a)キメラ抗体またはそのフラグメント;
(b)ヒト化抗体またはそのフラグメント;
(c)ヒト抗体またはそのフラグメント;
(d)単鎖抗体;および
(e)Fabフラグメント。
【請求項11】
標識された、請求項7に記載の抗体またはそのフラグメント。
【請求項12】
請求項7に記載の抗体またはそのフラグメントを産生する単離された細胞。
【請求項13】
生物学的サンプル中のHRDFB85ポリペプチドを検出する方法であって、以下の工程:
(a)該生物学的サンプルを請求項7に記載の抗体またはそのフラグメントと接触させる工程;および
(b)該生物学的サンプル中のHRDFB85ポリペプチドを検出する工程
を包含する方法。
【請求項14】
請求項7に記載の抗体またはそのフラグメントを生産する方法であって、以下の工程:
(a)配列番号329のアミノ酸残基22〜201よりなるポリペプチドまたはそのフラグメントで非ヒト動物を免疫化する工程;および
(b)該抗体またはそのフラグメントを回収する工程
を包含する方法。
【請求項15】
明細書に記載の単離された核酸分子。

【公開番号】特開2010−279364(P2010−279364A)
【公開日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−152548(P2010−152548)
【出願日】平成22年7月2日(2010.7.2)
【分割の表示】特願平11−502815の分割
【原出願日】平成10年6月4日(1998.6.4)
【出願人】(597018381)ヒューマン ジノーム サイエンシーズ, インコーポレイテッド (44)
【氏名又は名称原語表記】Human Genome Sciences, Inc.
【Fターム(参考)】