説明

ATCモニタ

【課題】リレー制御によって、モニタ受信部の構成を最小限にしながら、有絶縁軌道回路と無絶縁軌道回路双方に対応して軌道回路の故障判定を行なうことができるATCモニタを提供する。
【解決手段】ATCシステムの現場装置からATC信号及びTD信号(電流・電圧)を収集するモニタユニットと、各モニタユニットの出力信号を入力・処理(復調・レベル演算)するモニタ受信部12と、モニタ受信部12の処理結果を集約するモニタ論理部13から構成され、軌道回路故障及び故障装置の特定を行なうことを特徴とするATCモニタにリレーを用いたスキャニング方式を採用し、モニタ受信部12の構成を最小限としながら、有絶縁軌道回路と無絶縁軌道回路の双方に対応して軌道回路の故障判定を行なう。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄道用保安装置システムの故障検知を行うATCモニタに関する。
【背景技術】
【0002】
ATC(自動列車制御装置)システムは、鉄道保安装置システムの一種である。ATCシステムは、軌道回路毎に設置された特定の周波数成分の信号を送受する機器を用いて、軌道回路に信号を伝送している。そして、軌道回路上の列車車両の有無により変化する列車検知信号(TD信号)レベルを利用して列車の在線状況を検出し、列車が進入した軌道回路には列車制御信号(ATC信号)を送信して鉄道運行の安全性を確保している。
【0003】
ATCシステムは、列車運行の安全確保のため冗長系で構成され、万が一機器故障が発生しても安全側(多くの場合、列車を停止させること)に働く設計になっている。また、すみやかに復旧が可能となるよう、機器の故障検知及び故障箇所の特定が要求されている。さらに、経年劣化による装置故障の予防保全が要求されている。
【0004】
従来のATCシステムの故障検知装置には、ATCモニタがある。ATCモニタは、ATCシステムの現場装置から収集した信号レベルと、軌道回路の時間的な状態変化の組合せ論理によって、ATCシステムの故障検知を実現している。
【0005】
これを具体的に説明する。ATCシステム及びATCモニタの構成図を図4に示す。1は列車、2は軌道回路(レール)、3は送信器、4は送信側機器室保安器、5は送信側現場保安器、6は受信側現場保安器、7は受信側機器室保安器、8は受信器、9は列車検知装置、10は論理部、11はLAN、12はモニタ受信部、13はモニタ論理部、14は端末である。
【0006】
まず、有絶縁軌道回路用のATCシステムは、図4に示すように、論理部10がLAN11と列車検知装置9を伝ってTD信号出力指示を送信器3に出力する。送信器3は、TD信号出力指示をもとにTD信号を作成し、信号を変調して送信側機器室保安器4にTD信号を出力する。次にTD信号は、送信側現場保安器5、軌道回路2の該当区間、受信側現場保安器6、受信側機器室保安器7を伝って受信器8に入力される。ここで、当該閉塞区間の軌道回路2に列車1が進入すると、これの車軸によりTD信号が短絡され、その結果、受信側現場保安器6、受信側機器室保安器7を介してTD信号を入力されていた受信器8が入力を絶たれる。受信器8は、一定の時間間隔で受信側機器室保安器7から出力される信号の受信レベル計算・復調を行ない、演算結果を列車検知装置9に出力する。列車検知装置9は、受信器8が演算を行なった受信レベルと、自身が持つ閾値との比較を以って、当該閉塞区間の列車在線状態を判定する。
【0007】
ATCモニタは、このATCシステムを構成する装置のうち、送信側機器室保安器4、送信側現場保安器5、受信側現場保安器6、受信側機器室保安器7内部の信号を収集し、モニタ受信部12がこれを入力する構成をとっている。モニタ受信部12は、送信側機器室保安器4から電流・1と電圧V1、送信側現場保安器5から電流I2、受信側現場保安器6から電流I3、受信側機器室保安器7から電流I4及び電圧V4を収集する。ATCモニタは、これらATCシステムの現場装置からの信号を復調し、演算結果をモニタ論理部13に出力する。モニタ論理部13は、モニタ受信部12の処理結果から、軌道回路2に列車が存在している在線状態か、列車が存在していない非在線状態であるかの判定を行なう。次に、モニタ論理部13は、軌道回路2の在線状態の時系列変化を監視する軌道回路追跡を行ない、在線状態が連続的に変化すれば軌道回路2の在線状態が列車1によるもの、在線状態が非連続的に変化すれば現場装置の故障によるものとして、軌道回路故障の判定を行なう。
【0008】
ATCモニタは、現場装置からモニタ信号として電流I1,I2,I3,I4と、電圧V1,V4を収集する。モニタ論理部13は、標準値とする正常時に測定したモニタ信号のレベルと、収集したモニタ信号のレベルとを比較して、故障区間を特定する。I1,V1がともに、標準値に対して閾値以上減衰している場合、区間1を故障と判定する。次に、区間1が正常であり、かつI2が標準値に対して閾値以上減衰している場合、区間2を故障と判定する。次に、区間1,2が正常であり、かつI3が標準値に対して閾値以上減衰している場合、区間3を故障と判定する。次に、区間1〜3が正常であり、かつI4,V4がともに標準値に対して閾値以上減衰している場合、区間4を故障と判定する。最後に、区間1〜4が正常であり、かつI4,V4のいずれか一方が標準値に対して閾値以上減衰している場合、区間5を故障と判定する。
【0009】
本システムにより、現場装置の故障を特定し、速やかな復旧が可能となり、機器の故障検知及び故障箇所の特定を実現している。
【0010】
図4を複数軌道回路2に展開したATCモニタの構成図が、図5である。17は送受信器である。図4に示したものは、ATCシステムの四つの現場装置とモニタ受信部12を接続する構成であるが、図5では、送信側機器室保安器4とモニタ受信部12、送信側現場保安器5とモニタ受信部12の信号線を、送信側モニタ信号として一つの信号線に表記している。また、受信側機器室保安器6とモニタ受信部12、受信側現場保安器7とモニタ受信部12の信号線をも、受信側モニタ信号として一つの信号線に表記している。モニタ受信部[1]は、軌道回路1Tの受信側モニタ信号と送信側モニタ信号を受信しており、モニタ受信部[2]は、軌道回路2Tの受信側モニタ信号と送信側モニタ信号を受信している。
【0011】
図5では、故障装置の特定を行なうために、一つの軌道回路に対し一つのモニタ受信部12が必要となる。しかし、多数の軌道回路2の閉塞区間を対象にした場合、軌道回路故障の判定及び故障装置の特定を行なうためには、相当数のモニタ受信部12が必要になる。100〜200の閉塞区間を持つ軌道回路2に対して故障判定を行なう際は、100〜200のモニタ受信部12が必要となり、装置が大規模となるという問題があった。
【0012】
鉄道用保安装置(ATC装置)に用いる軌道回路用送受信器に関し、2台のCPUで電力増幅回路の出力電圧・電流を監視し、電力増幅回路の出力レベルが規定の範囲外になった場合は、前記送受信器の故障と判断し、ATC信号及び前記TD信号の出力を停止させることで、送信器の出力の増大故障を誤り無く検知することができ、安全性の高いフェールセーフを得ることを図ることが提案されている(特許文献1参照)。また、ATCモニタ装置において、軌道回路に障害が発生すると、送信端電流レベル変化推定部が送信端電流のレベル変化を測定し、前後の軌道回路の列車在線情報から、障害が発生した軌道回路を走行した列車の列車位置を推定し、測定した送信端電流のレベル変化と対応させ、また表示制御部が故障発生時の送信端電流のレベル変化と正常なときの送信端電流のレベル変化とを同一列車位置で対応させた表示をし、オペレータがこの表示を確認して障害が発生した地点を推定することが提案されている(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0013】
【特許文献1】特開2004−237903号公報
【特許文献2】特開平09−249126号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
そこで、解決しようとする課題は、多数の軌道回路の閉塞区間をモニタするATCモニタにおいて、モニタ受信部の構成を最小限にするATCモニタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明によるATCモニタは、従来のATCモニタの構成にリレーとリレー制御部を追加し、モニタ論理部がリレー制御部を介してリレーを制御することによって、モニタ受信部が対象とするモニタ対象軌道回路を切替えることを可能とするスキャニング方式を採用し、モニタ受信部の構成を最小限にしながら、有絶縁軌道回路と無絶縁軌道回路双方に対応させて軌道回路の故障判定を行なうことを可能にすることを主要な特徴とする。
【0016】
しかしながら、従来のATCモニタと異なり、スキャニング方式によるATCモニタは、全ての軌道回路を常時監視することができない。最悪の場合、現場装置の故障が検知できないという問題がある。特に、列車の在線時のみ、あるいは列車の非在線時のみにしか測定できない信号が存在するため、列車の在線状態に合わせてモニタ対象軌道回路を切替えることが必要となる。
【0017】
そこで、手段の一つとして、列車の在線状態に合わせてモニタ対象軌道回路を切替えるリレー制御を行なうこととする。これにより、列車在線の軌道回路においては、不平衡電流(・3の50Hz成分)を監視し、列車非在線の軌道回路2においては、現場装置の電流I1,I2,I3,I4と、電圧V1,V4を監視することが可能となる。
【0018】
上記のリレー制御方法により、列車の在線する軌道回路あるいは非在線の軌道回路を対象として、現場装置の電圧・電流を収集するようリレーを制御することが可能となった。しかしながら、中には列車が在線する頻度の少ない軌道回路が存在することがある。このような軌道回路については、上記のリレー制御方法では、現場装置の故障が検知できないという問題がある。そこで、列車の在線状態によらず、全軌道回路をモニタ対象軌道回路とし、順次切替えるリレー制御を行なう。これにより、列車が在線する頻度の少ない軌道回路2を監視することが可能となる。
【0019】
この2種類のリレー制御の組合せによって、スキャニングであっても、網羅性の高いATCモニタを実施することが可能となる。
【発明の効果】
【0020】
本発明のATCモニタは、モニタ論理部が上記の手段にてリレーを制御することによって、従来のATCモニタと変わらない機能を持ちつつ、モニタ受信部の構成を最小限にできるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明によるATCモニタの有絶縁軌道回路に対して適用した一実施例を示す構成図である。
【図2】本発明によるATCモニタの有絶縁軌道回路に対して適用した別の実施例の構成図である。
【図3】本発明によるATCモニタの無絶縁軌道回路に対して適用した実施例を示す構成図である。
【図4】従来のATCモニタの機能ブロック図である。
【図5】従来のATCモニタの構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、図1〜図3を参照して、本発明によるATCモニタの実施例の説明をする。
【0023】
図1に示す実施例は、図5に示す従来のATCモニタの構成にリレー15とリレー制御部16を追加したATCモニタの構成を示している。モニタ論理部13は、リレー制御部16に対し、リレー制御指示を出力する。リレー制御指示により作動するリレー15が限られるので、必要となるモニタ受信部12は一つで済み、その構成を最小限とすることができる。リレー制御については、列車1の在線状態に合わせる、あるいは、列車1の在線状態に依らず全軌道回路を順次切替える、という、二通りの方法がある。なお、列車在線の判断は、接続する列車検知装置9の情報に基づいて行なう。
【0024】
まず、列車1の在線状態に合わせてモニタ対象軌道回路を切替えるリレー制御について説明する。モニタ論理部13は、LAN11を介して論理部10、あるいは列車検知装置9から受信する列車在線情報に基づいて、列車在線検知を行なう。これにより、モニタ論理部13は、列車1が在線する軌道回路2の認識が可能となり、当該軌道回路2をモニタ対象軌道回路とするために、当該軌道回路2と接続されているリレー15を閉じ、それ以外のリレー15を開けるよう、リレー制御部16に指示を出力する。例えば、軌道回路1Tに列車1が在線していた場合、モニタ論理部13は、軌道回路1Tの送信側モニタ信号と受信側モニタ信号を収集するため、リレー制御部16に対して、リレー[1]とリレー[2]を閉じ、これ以外のリレーを開けるよう指示を行なう。リレー制御部16は、この指示に従いリレー[1]及び[2]を制御し、列車1が在線する軌道回路1Tのモニタ信号がリレー[1]及びリレー[2]を介してモニタ受信部12に入力される。
【0025】
次に、列車1の在線状態によらず、全軌道回路2を順次切替えるリレー制御について説明する。モニタ論理部13は、自身がモニタ対象軌道回路とする全ての軌道回路2に識別番号を付加する。これにより、モニタ論理部13は、この識別番号の順序に軌道回路1T,2T,…を切替えることが可能となり、当該軌道回路をモニタ対象軌道回路とするために、当該軌道回路と接続されているリレー15を閉じ、それ以外のリレーを開けるよう、リレー制御部16に指示を出力する。以上により、従来のATCモニタの機能を持ちつつ、モニタ受信部12の構成を最小限とするATCモニタを説明した。
【0026】
図1のATCモニタは、各軌道回路1T,2T,…毎、また、送信側モニタ信号及び受信側モニタ信号毎にリレー15が接続されており、リレー15及びリレー制御部16〜リレー間の信号線の物量が多い構成となっている。
【0027】
図1に示すように、有絶縁軌道回路対応ATCシステムのTD信号の送信方向は、どの軌道回路2においても同一であり、列車1の進行方向とは逆方向である。モニタ論理部13は、軌道回路1Tをモニタするとき、モニタ受信部12に対してリレー[1]及びリレー[2]が軌道回路2と接続するようにリレー制御部16を制御する。リレー[1]は、軌道回路1Tの受信側モニタ信号I3,I4,V4を収集し、リレー[2]は、軌道回路1Tの送信側モニタ信号I1,V1,I2を収集する。同様に、軌道回路2Tをモニタするときは、リレー[3]及びリレー[4]を制御し、軌道回路3Tをモニタするときは、リレー[5]及びリレー[6]を制御する構成となる。このように、有絶縁軌道回路におけるATCモニタは、対象軌道回路とリレーの組合せは一対一であり、一つの軌道回路2をモニタするときに制御するリレーは一つである。
【0028】
リレー15及びリレー制御部16〜リレー15間の信号線の物量を削減するため、図2に示すとおり、同一軌道回路1T,2T,…のモニタ信号を接続するリレー同士を一つとし、リレーの個数及びリレー制御部〜リレー間の信号線の物量を削減する。例えば、軌道回路1Tについて、送信側と受信側で一つのリレー[1]に接続している。
【0029】
無絶縁軌道回路対応ATCシステムのTD信号の方向は、図3に示すように、軌道回路2によって異なり、列車1の進行方向と順方向の軌道回路2と逆方向の軌道回路2がある。例えば、軌道回路1Tと2Tについては、境界は互いに絶縁されておらず、一つの送信器[1]が隣の境界に配置されている受信器[1]と[2]に接続されており、TD信号の方向は互いに逆になっている。モニタ論理部13は、軌道回路1Tをモニタするとき、リレー制御部16に対してリレー[1]とリレー[2]が軌道回路と接続するよう制御する。リレー[1]は、軌道回路1Tの送信側モニタ信号I1,・1,I2を取り込み、リレー[2]は、軌道回路1Tの受信側モニタ信号I3、I4、V4を取り込む。軌道回路2Tをモニタするときは、リレー[2]とリレー[3]を制御し、このときのリレー[2]は軌道回路2Tの送信側モニタ信号・1,V1,I2を取り込む構成となる。このように、無絶縁軌道回路におけるATCモニタは、同じリレー15でも異なる軌道回路のモニタ信号を取り込むことがある。
【0030】
以上のことから、無絶縁軌道回路のATCモニタは、軌道回路上を流れるATC信号及びTD信号又はTD信号の方向が異なるために、リレーの制御方法が異なる。この課題において、モニタ受信部12が送信側モニタ信号を取込むリレーと受信側モニタ信号を取込むリレーを、それぞれ個別に制御可能な構成とした。これにより、ATCモニタは、有絶縁軌道回路と無絶縁軌道回路の双方に対応可能な装置構成となった。
【符号の説明】
【0031】
1 列車 2 軌道回路(レール)
3 送信器 4 送信側機器室保安器
5 送信側現場保安器 6 受信側現場保安器
7 受信側機器室保安器 8 受信器
9 列車検知装置 10 論理部
11 LAN 12 モニタ受信部
13 モニタ論理部 14 端末
15 リレー 16 リレー制御部
17 送受信器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
軌道回路毎に設置された送受信機器を用いて前記軌道回路に伝送された列車検知信号のレベルが前記軌道回路上の列車の有無により変化することを利用して前記列車の在線状況を検出し、前記列車が進入した前記軌道回路に列車制御信号を送信するATCシステムに用いられ、現場装置から収集された前記列車制御信号及び前記列車検知信号を入力・処理するモニタ受信部と、当該モニタ受信部の処理結果を集約するモニタ論理部とから構成されており、前記ATCシステムの故障検知を行なうATCモニタにおいて、
前記モニタ受信部の前記送受信機器との接続側である前段にリレーを付加し、前記リレーの切替えによりモニタ対象軌道回路をスキャニング方式で切替え可能とすることを特徴とするATCモニタ。
【請求項2】
請求項1に記載のATCモニタにおいて、
前記モニタ論理部からのリレー制御を受けて、前記列車の在線状態に合わせて前記モニタ対象軌道回路を切替えるリレー制御部を備えていることを特徴とするATCモニタ。
【請求項3】
請求項1に記載のATCモニタにおいて、
前記モニタ論理部からのリレー制御を受けて、前記列車の在線状態に依ることなく、全ての前記軌道回路を前記モニタ対象軌道回路とし、順次切替えるリレー制御部を備えていることを特徴とするATCモニタ。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載のATCモニタにおいて、
任意の前記軌道回路の送信側と受信側とを個別にスキャニング可能なリレー構成とすることで、有絶縁軌道回路と無絶縁軌道回路の双方に対応可能とすることを特徴とするATCモニタ。
【請求項5】
請求項4に記載のATCモニタにおいて、
前記有絶縁軌道回路に対応して、前記リレーは、前記軌道回路毎に設置された送信機器及び受信機器のそれぞれに対応して設けられていることを特徴とするATCモニタ。
【請求項6】
請求項4に記載のATCモニタにおいて、
前記有絶縁軌道回路に対応して、前記リレーは、前記軌道回路毎に設置された前記送受信機器に対応して設けられていることを特徴とするATCモニタ。
【請求項7】
請求項4に記載のATCモニタにおいて、
前記無絶縁軌道回路に対応して、前記リレーは、隣り合う前記軌道回路毎に設置された送信機器又は受信機器にそれぞれ対応して設けられていることを特徴とするATCモニタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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