説明

ATM装置監視システム

【課題】 ATM装置の異常発生等の検出を確実に行うことができ、信頼性の高いATM装置監視システムを得る。
【解決手段】 状態送出手段109は、自ATM装置の装置状態データをアイドルセルに入れて送出する。装置状態保存手段108のセル種別検出器101は、主信号セルがアイドルセルであることを検出した場合、そのアイドルセルに含まれる他ATM装置の装置状態データを監視情報保存部102に送出する。監視情報保存部102は、この装置状態データを監視用データとして保存する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ATM(Asynchronous Transfer Mode:非同期転送モード)インタフェースを有するATM通信装置の状態監視を行うATM装置監視システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ATM装置の状態監視を行うシステムとして、ATMセル中の制御用セルやアイドルセルなどのセル処理装置では処理を行わないセルを利用して、セル処理装置内での故障を検出するようにしたものがあった(例えば、特許文献1参照)。この装置は、セル処理装置では処理を行わないセルを、セル処理装置内で使用していないVPI(Virtual Path Identifier)とVCI(Virtual Channel Identifier)の組み合わせを持つ監視セルにより上書きし、監視対象である演算回路の前段で印加して演算回路内を転送させ、その結果得られる演算回路の動作状態を表す監視情報信号CHKと期待値Eとを比較照合して、その一致/不一致から演算回路の回路故障を検出するようにしたものである。
【0003】
【特許文献1】特開平09−214511号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来のATM装置監視システムは、演算回路とCHK回路で構成され比較照合するものの、結果を通知するところまでの規定はなく、故障時は監視制御機能(故障検出→通知)そのものが故障する場合もあり、その場合は、故障検出が遅れたり、故障原因を特定するデータが抽出できなかったりという問題があった。
【0005】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、ATM装置の異常発生等の検出を確実に行うことができ、信頼性の高いATM装置監視システムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係るATM装置監視システムは、ATMセルを用いてデータ伝送を行うATM装置に、自ATM装置の装置状態データをアイドルセルに入れて送出する状態送出手段と、アイドルセルを受信した場合、そのアイドルセルに含まれる他ATM装置の装置状態データを保存する装置状態保存手段とを設けたものである。
【発明の効果】
【0007】
この発明のATM装置監視システムは、アイドルセルを用いて、各ATM装置で装置状態データを共有するようにしたので、ATM装置の異常発生等の検出を確実に行うことができ、信頼性の高いATM装置監視システムを得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるATM装置監視システムの主要部を示す構成図であるが、この説明に先立ち、その全体構成を説明する。
図3は、本実施の形態のATM装置監視システムの全体構成と動作を示す説明図であるが、これを援用してシステムの全体構成を先ず説明する。
図3に示すように、ATM装置監視システムは、ATM装置100a〜100c、監視部200を備えている。尚、図示例では、ATM装置100a〜100cは3台の場合であるが、この台数に限定されるものではない。
【0009】
各ATM装置100a〜100cおよび監視部200は、それぞれ互いに通信接続されている。ATM装置100a〜100cは、それぞれ、既知のATMセルを伝送する装置で、本実施の形態では、自装置の装置状態データを他の全てのATM装置に通知するよう構成されており、図中の装置Aデータ、装置Bデータ、装置Cデータは、それぞれATM装置100a〜100cの装置状態データを示すものである。また、監視制御部104は、自装置の装置状態データや他装置の装置状態データを監視部200に送出するための制御部である。尚、これらの構成については、後で詳細に説明する。更に、監視部200は、各ATM装置100a〜100cの監視制御部104からの装置状態データに基づいて、各ATM装置100a〜100cを監視する装置である。
【0010】
図1は、各ATM装置100a〜100cの内部構成を示すものである。
図示のように、ATM装置100a〜100cは、セル種別検出器101、監視情報保存部102、検出済ビット反転部103、監視制御部104、自装置監視情報部105、アイドルセル検出部106、監視情報印加部107を備えている。また、セル種別検出器101と監視情報保存部102とで、アイドルセルを受信した場合、そのアイドルセルに含まれる他装置の装置状態データを保存する装置状態保存手段108を構成し、自装置監視情報部105〜監視情報印加部107で、自装置の装置状態データをアイドルセルに入れて送出する状態送出手段109を構成している。また、セル種別検出器101〜自装置監視情報部105は、受信側110の構成であり、自装置監視情報部105〜監視情報印加部107は送信側111の構成である。尚、自装置監視情報部105は受信側110と送信側111の双方に共通する構成である。
【0011】
セル種別検出器101は、ATMセルのATMヘッダに基づいて、アイドルセルか否かを検出し、アイドルセルであった場合は、監視情報を取り出し、これを監視情報保存部102に送信する機能を有している。また、このとき、セル種別検出器101は、保存指示信号を監視情報保存部102と検出済ビット反転部103に送出する機能を有している。監視情報保存部102は、セル種別検出器101からの保存指示信号に基づき、監視情報を保存する機能部である。即ち、他装置の装置状態データを保存するものである。検出済ビット反転部103は、セル種別検出器101からの保存指示信号に基づき、監視情報セルから検出済ビットを検出済(=0)として、主信号セルとして送出する機能部である。監視制御部104は、定期的に監視部200に対して自装置の装置状態データを送信すると共に、自装置で異常が発生した場合は、その異常を通知するための制御部である。
【0012】
自装置監視情報部105は、自装置の監視情報を保存するための機能部であり、アイドルセル検出部106からの出力指示信号が入力された場合は、監視制御部104と監視情報印加部107に監視情報である装置状態データを出力する機能を有している。アイドルセル検出部106は、受信した主信号セルからアイドルセルであることを検出し、出力指示信号を自装置監視情報部105と監視情報印加部107に送出する機能を有している。監視情報印加部107は、アイドルセル検出部106から出力指示信号を受け取った場合は、自装置監視情報部105から送られた自装置の装置状態データをアイドルセルに格納して主信号セルとして送出する機能を有している。
【0013】
次に、このように構成されたATM装置監視システムの動作について説明する。
図2は、ATMセルのフォーマットを示す説明図である。
図示のように、ATMセル10は、5バイトのATMヘッダ11と48バイトの情報フィールド12からなる53バイトのセルである。また、情報フィールドは、監視情報セルID12a、装置ID12b、検出済ビット12c、監視情報12dを含んでいる。ATMヘッダ11は、例えばアイドルセルといったATMセルの種別を示す情報を含んでいる。また、情報フィールド12における監視情報セルID12aは、監視情報か否かを示す情報であり、装置ID12bは、どのATM装置100a〜100cの装置状態データであるかを識別するためのIDである。更に、検出済ビット12cは、検出済か否かを示すビットであり、検出済であれば“0”検出未であれば“1”といった値に設定されている。監視情報12dは、そのATM装置の監視項目毎の装置状態データが含まれるエリアである。尚、監視項目数は運用条件等によって適宜決定されるものである。また、時刻情報も監視情報12dの対象とする。
【0014】
次に、各ATM装置100a〜100cにおける受信側110の動作を説明する。
受信側110において、図2に示すようなATMセルを受信すると、セル種別検出器101は、次の条件
・ATMセル10がアイドルセルであること(ATMヘッダ11の値で判定)
・監視情報セルID12aが規定の値(予め決められた監視情報セルを示す値)であること
・検出済ビット12c=“1”(検出未)であること
の全てを満たすセルであるかを判定する。そうであった場合、セル種別検出器101は、ATMセル10の情報フィールド12の監視情報12dを監視情報保存部102に送出すると共に、保存指示信号を、監視情報保存部102と検出済ビット反転部103に出力する。
【0015】
監視情報保存部102は、セル種別検出器101から監視情報12dと保存指示信号を受け取ると、その監視情報12dを、予め設けられた装置IDに該当する記憶エリアに保存する。また、検出済ビット反転部103では、セル種別検出器101からの保存指示信号に基づいて、ATMセル10の検出済ビット12cの値を“1”から“0”に反転して主信号セルを送出する。
【0016】
次に、送信側111の動作について説明する。
送信側111のアイドルセル検出部106において、そのATMヘッダ11の値に基づいて主信号セルがアイドルセルであることを検出すると、自装置監視情報部105と監視情報印加部107に対して出力指示信号を送出する。自装置監視情報部105では、出力指示信号を受信すると、例えば、メモリ状態といった自装置の監視情報を、監視制御部104と監視情報印加部107に出力する。監視情報印加部107では、自装置監視情報部105からの監視情報を、アイドルセル検出部106からの出力指示信号のタイミングで取り込み、アイドルセルの情報フィールド12に、監視情報セルID12a、装置ID12b、検出済ビット12c=“1”、監視情報12dを書き込み、主信号セルとして他装置(監視情報を保存する自装置以外のATM装置100a〜100c)や後段側の装置に送出する。
【0017】
このような処理により、図3に示すように、各ATM装置100a〜100cには、装置Aデータ20a、装置Bデータ20b、装置Cデータ20cが保存されることになる。
また、監視制御部104は、定期的に自装置監視情報部105からの装置状態データを監視情報として監視部200に出力する。
【0018】
次に、いずれかのATM装置100a〜100cにおいて、異常が発生した場合の動作について説明する。
監視制御部104は、自装置監視情報部105から送出された自装置の監視情報に基づき、異常監視を行う。
図4は、異常判定の説明図である。
図示のように、監視情報12dは複数の監視項目を有している。これらの監視項目としては、例えばメモリ異常や主信号異常あるいはクロック異常といった異常の有無を示す項目である。これらの項目のビット値は、通常状態では例えば“0”とされ、異常時は“1”となるよう設定されている。監視制御部104は、各監視項目毎にビット比較を行い、“0”から“1”に変化した監視項目については異常発生と認識して、監視部200に通知する。例えば、図4に示す状態では、(a)の状態(異常なし)から(b)の状態に変化した場合、(b)に示すように監視項目mと監視項目nが異常であると認識し、これを監視部200に通知する。
【0019】
また、いずれかのATM装置100a〜100cの監視制御部104に異常が発生し、装置状態データや異常発生情報を監視部200に通知できなくなった場合は次に示すように動作を行う。
今、図3に示すように、ATM装置100bの監視制御部104に異常が発生し、監視部200にデータ送信できない状態であるとする。監視部200は、ATM装置100bからの装置状態データを受信できないため、他のATM装置100a、100cに対して、ATM装置100bの装置状態データの取得要求を行う。これにより、ATM装置100aおよびATM装置100cの監視制御部104は、監視情報保存部102に保存されている装置Bデータを監視部200に対して送信する。ここで、各ATM装置100a,100cの監視制御部104から送信される装置Bデータは、装置ID12bと監視情報12dである。
【0020】
ATM装置100a,100cから装置Bデータを受信した監視部200は、その監視項目毎のビット比較により異常が発生しているかを判定する。両装置の装置Bデータとも各監視項目において異常を示すビットがない場合は、監視制御部104のみが異常であると判定する。一方、装置Bデータが、例えば図4(b)に示すような状態であり、かつ、両装置のデータが一致していた場合は、監視項目mとnに異常が発生していると特定する。
【0021】
以上のように、実施の形態1のATM装置監視システムによれば、ATMセルを用いてデータ伝送を行うATM装置に設けられ、自ATM装置の装置状態データをアイドルセルに入れて送出する状態送出手段と、アイドルセルを受信した場合、アイドルセルに含まれる他ATM装置の装置状態データを保存する装置状態保存手段とを備えたので、各ATM装置で、同様の装置状態データを共有できることから、ATM装置の異常発生等の検出を確実に行うことができ、信頼性の高いATM装置監視システムを得ることができる。
【0022】
また、本実施の形態では、アイドルセルを用いて装置状態データを伝送しているため、アイドルセルはデータとして処理されないことから、本実施の形態の構成を備えていない装置に送信されても影響を与えないという効果がある。また、ATM通信装置においては、一般に有効セルは帯域の全てに亘って送信される状態はほとんど無いため、一定量のアイドルセルの送信は確保でき、従って、各装置における装置状態データの送信は確実に行うことができる。
【0023】
また、実施の形態1のATM装置監視システムによれば、他ATM装置の装置状態データを保存した場合、アイドルセルに対して、検出済の情報を付加する検出済ビット反転部を備え、装置状態保存手段は、アイドルセルに検出済の情報が含まれていない場合に、他ATM装置の装置状態データを保存するようにしたので、本実施の形態の構成を備えていない装置からアイドルセルを受信しても不要な情報の保存を防止できると共に、このようなアイドルセルを、本実施の形態の構成を備えていない装置に送信してもその装置には影響を与えないという効果がある。
【0024】
また、実施の形態1のATM装置監視システムによれば、装置状態保存手段に保存された他ATM装置の装置状態データを、ATM装置を監視する監視部に送出する監視制御部を備えたので、監視部は、各ATM装置より、そのATM装置以外の装置状態データを取得できる効果がある。
【0025】
また、実施の形態1のATM装置監視システムによれば、監視部は、いずれかのATM装置より装置状態データが受信できなかった場合、他のATM装置からの装置状態データに基づいて、装置状態データが受信できなかったATM装置の状態を認識するようにしたので、監視部は、何らかの理由により、あるATM装置から装置状態データを取得できない場合でも、そのATM装置の装置状態データを取得でき、従って、ATM装置監視システムとしての信頼性を向上させることができる効果がある。
【0026】
また、実施の形態1のATM装置監視システムによれば、監視部は、複数のATM装置から取得した、装置状態データが受信できなかったATM装置の装置状態データに含まれる異常箇所が一致した場合、一致した異常箇所を装置状態データが受信できなかったATM装置の異常箇所と特定するようにしたので、異常の発生したATM装置の異常箇所を確実に特定することができ、ATM装置監視システムとしての信頼性を更に向上させることができる。
【0027】
実施の形態2.
実施の形態2は、各ATM装置100a〜100cの負荷監視制御を行うようにしたものである。
【0028】
図5は、実施の形態2のATM装置監視システムを示す説明図である。
図において、各ATM装置100a〜100cの内部構成は、実施の形態1と同様である。即ち、各ATM装置100a〜100cは、図1に示した構成と同様であるため、ここでの説明は省略する。監視部200は、負荷監視制御手段201を備えている。負荷監視制御手段201は、複数のATM装置100a〜100cの中で、所定値以上の負荷を有するATM装置100a〜100cがあった場合、そのATM装置の装置状態データを、他のATM装置から取得する機能を有するものである。
【0029】
次に、このように構成された実施の形態2の動作について説明する。
監視部200の負荷監視制御手段201は、定期的に各ATM装置100a〜100cの負荷状況を監視している。即ち、負荷が予め定めた閾値を超えるATM装置100a〜100cがあるかを監視する。負荷が閾値を超えるATM装置100a〜100cがあった場合(これを、ATM装置100bとする)、負荷監視制御手段201は、このATM装置100b以外のATM装置のうちいずれかのATM装置(これを、ATM装置100aであるとする)に対して、ATM装置100bの装置状態データの取得要求を行う。これにより、ATM装置100aの監視制御部104は、監視情報保存部102に保存されている装置Bデータを監視部200に対して送信する。尚、ATM装置100aから送出される装置Bデータは、実施の形態1の場合と同様に、装置IDや監視情報を含んだデータである。
【0030】
以上の動作により、ATM装置100bに負荷が集中した場合でも、ATM装置100bは自装置の装置状態データを監視部200に通知する処理を省くことができ、その結果、負荷軽減を図ることができる。
尚、上記実施の形態2において、負荷が閾値を超えるATM装置の代わりに装置状態データを取得するATM装置として、負荷が閾値を超えるATM装置以外のいずれかのATM装置としたが、例えば、いずれかのATM装置の中で最も負荷が軽いATM装置を選択したり、あるいは、データ取得の優先順位を予め付与しておく、といった構成としてもよい。
【0031】
以上のように、実施の形態2のATM装置監視システムによれば、複数のATM装置の中で、所定値以上の負荷を有するATM装置があった場合、そのATM装置の装置状態データを、他のATM装置から取得する負荷監視制御手段を備えたので、複数のATM装置のうち、いずれかのATM装置に負荷が集中した場合でも、そのATM装置の負荷を軽減することができ、複数のATM装置からなるシステムの負荷分散を図ることができる。
【0032】
尚、上記各実施の形態では、ATM装置100a〜100cが3台の場合を説明したが、これに限定されるものではなく、複数台のATM装置からなるシステムであれば同様に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】この発明の実施の形態1によるATM装置監視システムの主要部を示す構成図である。
【図2】この発明の実施の形態1によるATM装置監視システムにおけるATMセルのフォーマットを示す説明図である。
【図3】この発明の実施の形態1によるATM装置監視システムの全体構成と動作を示す説明図である。
【図4】この発明の実施の形態1によるATM装置監視システムの異常判定の説明図である。
【図5】この発明の実施の形態2によるATM装置監視システムを示す説明図である。
【符号の説明】
【0034】
10 ATMセル、12a 監視情報セルID、12b 装置ID、12c 検出済ビット、12d 監視情報、20a 装置Aデータ、20b 装置Bデータ、20c 装置Cデータ、100a〜100c ATM装置、103 検出済ビット反転部、104 監視制御部、108 装置状態保存手段、109 状態送出手段。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ATMセルを用いてデータ伝送を行うATM装置に設けられ、
自ATM装置の装置状態データをアイドルセルに入れて送出する状態送出手段と、
前記アイドルセルを受信した場合、当該アイドルセルに含まれる他ATM装置の装置状態データを保存する装置状態保存手段とを備えたATM装置監視システム。
【請求項2】
他ATM装置の装置状態データを保存した場合、アイドルセルに対して、検出済の情報を付加する検出済ビット反転部を備え、
装置状態保存手段は、アイドルセルに検出済の情報が含まれていない場合に、他ATM装置の装置状態データを保存することを特徴とする請求項1記載のATM装置監視システム。
【請求項3】
装置状態保存手段に保存された他ATM装置の装置状態データを、ATM装置を監視する監視部に送出する監視制御部を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のATM装置監視システム。
【請求項4】
監視部は、いずれかのATM装置より装置状態データが受信できなかった場合、他のATM装置からの装置状態データに基づいて、前記装置状態データが受信できなかったATM装置の状態を認識することを特徴とする請求項3記載のATM装置監視システム。
【請求項5】
監視部は、複数のATM装置から取得した、装置状態データが受信できなかったATM装置の装置状態データに含まれる異常箇所が一致した場合、当該一致した異常箇所を前記装置状態データが受信できなかったATM装置の異常箇所と特定することを特徴とする請求項4記載のATM装置監視システム。
【請求項6】
複数のATM装置の中で、所定値以上の負荷を有するATM装置があった場合、当該ATM装置の装置状態データを、他のATM装置から取得する負荷監視制御手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載のATM装置監視システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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