説明

CD19結合性物質およびその使用

本発明はそれ自体、CD19結合性物質および疾患を治療するためのそのようなCD19結合性物質の使用方法に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヒトCD19に特異的に結合するCD19結合性物質であって、配列番号2と少なくとも90%同一なアミノ酸配列を含む重鎖可変領域を含み、10-7M未満の解離定数でヒトCD19に結合する、上記結合性物質。
【請求項2】
配列番号17と少なくとも90%同一なアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域をさらに含む、請求項1に記載の結合性物質。
【請求項3】
配列番号26と少なくとも90%同一なアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域をさらに含む、請求項1に記載の結合性物質。
【請求項4】
ヒトCD19に特異的に結合するCD19結合性物質であって、配列番号9と少なくとも90%同一なアミノ酸配列を含む重鎖可変領域を含み、10-7M未満の解離定数でヒトCD19に結合する、上記結合性物質。
【請求項5】
配列番号17と少なくとも90%同一なアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域をさらに含む、請求項4に記載の結合性物質。
【請求項6】
配列番号26と少なくとも90%同一なアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域をさらに含む、請求項4に記載の結合性物質。
【請求項7】
重鎖可変領域に連結されたヒトIgG定常領域をさらに含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載のCD19結合性物質。
【請求項8】
IgG定常領域のアイソタイプが、IgG1、IgG2、またはIgG1V1である、請求項7に記載のCD19結合性物質。
【請求項9】
軽鎖可変領域に連結された軽鎖定常ドメインをさらに含む、請求項2、3、5または6に記載のCD19結合性物質。
【請求項10】
軽鎖定常ドメインがκ定常ドメインである、請求項9に記載のCD19結合性物質。
【請求項11】
重鎖可変領域が、Kabat番号システムに従い配列番号2の75位、79位、81位、82位、82A位、82B位、82C位、または89位での少なくとも1箇所のアミノ酸置換を任意により有する配列番号2のアミノ酸配列を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載のCD19結合性物質。
【請求項12】
重鎖可変領域が、Kabat番号システムに従い配列番号2の75位、79位、81位、82位、82A位、82B位、82C位、もしくは89位での0、1または2箇所のアミノ酸置換を有する配列番号2のアミノ酸配列を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載のCD19結合性物質。
【請求項13】
重鎖可変領域が、Kabat番号システムに従い配列番号9の24位、27位、29位、71位、75位、78位、79位または89位での少なくとも1箇所のアミノ酸置換を任意により有する配列番号9のアミノ酸配列を含む、請求項4〜6のいずれか1項に記載のCD19結合性物質。
【請求項14】
重鎖可変領域が、Kabat番号システムに従い配列番号9の24位、27位、29位、71位、75位、78位、79位もしくは89位での0、1または2箇所のアミノ酸置換を有する配列番号9のアミノ酸配列を含む、請求項4〜6のいずれか1項に記載のCD19結合性物質。
【請求項15】
軽鎖可変領域が、Kabat番号システムに従い2位、40位、41位、42位、69位、70位、71位、72位または83位での少なくとも1箇所のアミノ酸置換を任意により有する配列番号17のアミノ酸配列を含む、請求項2または5に記載のCD19結合性物質。
【請求項16】
重鎖可変領域が、Kabat番号システムに従い配列番号2の75位、79位、81位、82位、82A位、82B位、82C位、もしくは89位での0、1または2箇所のアミノ酸置換を有する配列番号2のアミノ酸配列を含む、請求項15に記載のCD19結合性物質。
【請求項17】
重鎖可変領域が、Kabat番号システムに従い配列番号9の24位、27位、29位、71位、75位、78位、79位もしくは89位での0、1または2箇所のアミノ酸置換を任意により有する配列番号9のアミノ酸配列を含む、請求項15に記載のCD19結合性物質。
【請求項18】
軽鎖可変領域が、Kabat番号システムに従い2位および71位での少なくとも1箇所のアミノ酸置換を任意により有する配列番号26のアミノ酸配列を含む、請求項3または6に記載のCD19結合性物質。
【請求項19】
重鎖可変領域が、Kabat番号システムに従い配列番号2の75位、79位、81位、82位、82A〜C位、もしくは89位での0、1または2箇所のアミノ酸置換を有する配列番号2のアミノ酸配列を含む、請求項18に記載のCD19結合性物質。
【請求項20】
重鎖可変領域が、Kabat番号システムに従い配列番号9の24位、27位、29位、71位、75位、78位、79位もしくは89位での0、1または2箇所のアミノ酸置換を有する配列番号9のアミノ酸配列を含む、請求項18に記載のCD19結合性物質。
【請求項21】
ヒトCD19に特異的に結合するCD19結合性物質であって、配列番号17と少なくとも90%同一なアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含み、10-7M未満の解離定数でヒトCD19に結合する、上記結合性物質。
【請求項22】
ヒトCD19に特異的に結合するCD19結合性物質であって、配列番号26と少なくとも90%同一なアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含み、10-7M未満の解離定数でヒトCD19に結合する、上記結合性物質。
【請求項23】
ヒト化抗体を含む、請求項1〜22のいずれか1項に記載のCD19結合性物質。
【請求項24】
配列番号9のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域を含む、CD19結合性物質。
【請求項25】
配列番号24のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域をさらに含む、請求項24に記載のCD19結合性物質。
【請求項26】
ヒト化抗体を含む、請求項25に記載のCD19結合性物質。
【請求項27】
コアフコシル化が低下したヒト化抗体を含む、請求項26に記載のCD19結合性物質。
【請求項28】
細胞毒性薬剤にコンジュゲート化されている、請求項1〜27のいずれか1項に記載のCD19結合性物質。
【請求項29】
以下の式:
L - (LU-D)p (I)
のリガンド-薬物コンジュゲート化合物または製薬上許容されるその塩もしくは溶媒和物であって、
式中、
Lは請求項1〜27のいずれか1項に記載のCD19結合性物質であるリガンド単位であり、
(LU-D)はリンカー単位-薬物単位部分であり、
LU-はリンカー単位であり、
-Dは標的細胞に対する細胞増殖抑制性または細胞毒性活性を有する薬物単位であり、
pは1〜約20の整数である、
上記化合物またはその塩もしくは溶媒和物。
【請求項30】
薬物単位が、以下の式DE、DFまたはDZ
【化1】


または製薬上許容されるその塩もしくは溶媒和物形態を有する請求項29に記載のリガンド-薬物コンジュゲート化合物であって、
式中、各位置で独立に、
R2は、C1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、またはC2〜C20アルキニルであり、
R3は、H、C1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C2〜C20アルキニル、炭素環、-C1〜C20アルキレン(炭素環)、-C2〜C20アルケニレン(炭素環)、-C2〜C20アルキニレン(炭素環)、アリール、-C1〜C20アルキレン(アリール)、-C2〜C20アルケニレン(アリール)、-C2〜C20アルキニレン(アリール)、複素環、-C1〜C20アルキレン(複素環)、-C2〜C20アルケニレン(複素環)、または-C2〜C20アルキニレン(複素環)であり、
R4は、H、C1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C2〜C20アルキニル、炭素環、-C1〜C20アルキレン(炭素環)、-C2〜C20アルケニレン(炭素環)、-C2〜C20アルキニレン(炭素環)、アリール、-C1〜C20アルキレン(アリール)、-C2〜C20アルケニレン(アリール)、-C2〜C20アルキニレン(アリール)、複素環、-C1〜C20アルキレン(複素環)、-C2〜C20アルケニレン(複素環)、または-C2〜C20アルキニレン(複素環)であり、
R5は、HまたはC1〜C8アルキルであり、
あるいは、R4およびR5は一緒になって炭素環を形成し、式-(CRaRb)s-を有し、ここでRaおよびRbは独立に、H、C1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C2〜C20アルキニル、または炭素環であり、sは2、3、4、5または6であり、
R6は、H、C1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、またはC2〜C20アルキニルであり、
R7は、H、C1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C2〜C20アルキニル、炭素環、-C1〜C20アルキレン(炭素環)、-C2〜C20アルケニレン(炭素環)、-C2〜C20アルキニレン(炭素環)、アリール、-C1〜C20アルキレン(アリール)、-C2〜C20アルケニレン(アリール)、-C2〜C20アルキニレン(アリール)、複素環、-C1〜C20アルキレン(複素環)、-C2〜C20アルケニレン(複素環)、または-C2〜C20アルキニレン(複素環)であり、
各R8は独立に、H、OH、C1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C2〜C20アルキニル、-O-(C1〜C20アルキル)、-O-(C2〜C20アルケニル)、-O-(C1〜C20アルキニル)、または炭素環であり、
R9は、H、C1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、またはC2〜C20アルキニルであり、
R24は、アリール、複素環、または炭素環であり、
R25は、H、C1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C2〜C20アルキニル、炭素環、-O-(C1〜C20アルキル)、-O-(C2〜C20アルケニル)、-O-(C2〜C20アルキニル)、またはOR18であり、R18は、H、ヒドロキシル保護基、または直接結合であってOR18が=Oを表し、
R26は、H、C1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、もしくはC2〜C20アルキニル、アリール、複素環、または炭素環であり、
R10は、アリールまたは複素環であり、
Zは、O、S、NH、またはNR12であり、R12は、C1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、またはC2〜C20アルキニルであり、
R11は、H、C1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C2〜C20アルキニル、炭素環、-C1〜C20アルキレン(炭素環)、-C2〜C20アルケニレン(炭素環)、-C2〜C20アルキニレン(炭素環)、アリール、-C1〜C20アルキレン(アリール)、-C2〜C20アルケニレン(アリール)、-C2〜C20アルキニレン(アリール)、複素環、-C1〜C20アルキレン(複素環)、-C2〜C20アルケニレン(複素環)、-C2〜C20アルキニレン(複素環)、-(R13O)m-R14、または-(R13O)m-CH(R15)2であり、
mは1〜1000の整数であり、
R13は、C2〜C20アルキレン、C2〜C20アルケニレン、またはC2〜C20アルキニレンであり、
R14は、H、C1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、またはC2〜C20アルキニルであり、
R15は各発生ごとに独立に、H、COOH、-(CH2)n-N(R16)2、-(CH2)n-SO3H、-(CH2)n-SO3-C1〜C20アルキル、-(CH2)n-SO3-C2〜C20アルケニル、または-(CH2)n-SO3-C2〜C20アルキニルであり、
R16は各発生ごとに独立に、H、C1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C2〜C20アルキニルまたは-(CH2)n-COOHであり、
nは0〜6の整数であり、
R27は、H、C1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C2〜C20アルキニル、O-(C1〜C20アルキル)、-O-(C2〜C20アルケニル)、-O-(C2〜C20アルキニル)、ハロゲン、-NO2、-COOH、または-C(O)OR28であり、R28は、H、C1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C2〜C20アルキニル、アリール、複素環、-(CH2CH2O)r-H、-(CH2CH2O)r-CH3、または-(CH2CH2O)r-CH2CH2C(O)OHであり、rは1〜10の整数であり、
Xは-(CR292)I-であり、R29は、H、C1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C2〜C20アルキニルであり、Iは0〜10の整数であり、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリール、炭素環、および複素環基は、単独で、または別の基の一部分として、任意により置換されている、
上記化合物。
【請求項31】
薬物単位が、以下の式DE
【化2】

または製薬上許容されるその塩もしくは溶媒和物形態を有する、請求項30に記載のリガンド-薬物コンジュゲート化合物。
【請求項32】
薬物単位が、以下の式:
【化3】

または製薬上許容されるその塩もしくは溶媒和物形態を有する、請求項30に記載のリガンド-薬物コンジュゲート化合物。
【請求項33】
薬物単位が、以下の式:
【化4】

または製薬上許容されるその塩もしくは溶媒和物形態を有する、請求項30に記載のリガンド-薬物コンジュゲート化合物。
【請求項34】
リンカー単位が、以下の式:
-Aa-Ww-Yy-
または製薬上許容されるその塩もしくは溶媒和物形態を有し、
式中、
-A-はストレッチャー単位であり、
aは0または1であり、
各-W-は独立にアミノ酸単位であり、
wは独立に0〜12の整数であり、
-Y-はスペーサー単位であり、
yは0、1または2である、
請求項29〜33のいずれか1項に記載のリガンド-薬物コンジュゲート。
【請求項35】
リガンド-薬物コンジュゲート化合物が、以下の式:
【化5】

または製薬上許容されるその塩もしくは溶媒和物形態を有し、
式中、
R17は、-C1〜C10アルキレン-、-C1〜C10アルケニレン-、-C1〜C10アルキニレン-、カーボシクロ-、-O-(C1〜C8アルキレン)-、O-(C1〜C8アルケニレン)-、-O-(C1〜C8アルキニレン)-、-アリーレン-、-C1〜C10アルキレン-アリーレン-、C2〜C10アルケニレン-アリーレン、-C2〜C10アルキニレン-アリーレン、-アリーレン-C1〜C10アルキレン-、-アリーレン-C2〜C10アルケニレン-、-アリーレン-C2〜C10アルキニレン-、-C1〜C10アルキレン-(カーボシクロ)-、-C2〜C10アルケニレン-(カーボシクロ)-、-C2〜C10アルキニレン-(カーボシクロ)-、-(カーボシクロ)-C1〜C10アルキレン-、-(カーボシクロ)-C2〜C10アルケニレン-、-(カーボシクロ)-C2〜C10アルキニレン、ヘテロシクロ-、-C1〜C10アルキレン-(ヘテロシクロ)-、-C2〜C10アルケニレン-(ヘテロシクロ)-、-C2〜C10アルキニレン-(ヘテロシクロ)-、-(ヘテロシクロ)-C1〜C10アルキレン-、-(ヘテロシクロ)-C2〜C10アルケニレン-、-(ヘテロシクロ)-C1〜C10アルキニレン-、-(CH2CH2O)r-、または-(CH2CH2O)r-CH2-であり、rは1〜10の整数であり、
前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリール、炭素環、カーボシクロ、ヘテロシクロ、およびアリーレン基は、単独で、または別の基の一部分として、任意により置換されている、
請求項34に記載のリガンド-薬物コンジュゲート。
【請求項36】
リガンド-薬物コンジュゲート化合物が、以下の式:
【化6】

または製薬上許容されるその塩もしくは溶媒和物形態を有する、請求項34に記載のリガンド-薬物コンジュゲート。
【請求項37】
リガンド-薬物コンジュゲート化合物が、以下の式:
【化7】

または製薬上許容されるその塩もしくは溶媒和物形態を有する、請求項34に記載のリガンド-薬物コンジュゲート。
【請求項38】
リガンド-薬物コンジュゲート化合物が、以下の式:
または製薬上許容されるその塩もしくは溶媒和物形態を有する、請求項34に記載のリガンド-薬物コンジュゲート。
【請求項39】
リガンド-薬物コンジュゲート化合物が、以下の式:
【化8】

または製薬上許容されるその塩もしくは溶媒和物形態を有する、請求項34に記載のリガンド-薬物コンジュゲート。
【請求項40】
リガンド-薬物コンジュゲート化合物が、以下の式:
【化9】

または製薬上許容されるその塩もしくは溶媒和物形態を有する、請求項34に記載のリガンド-薬物コンジュゲート。
【請求項41】
wが2〜12の整数であり、yが1または2である、請求項34〜36のいずれか1項に記載のリガンド-薬物コンジュゲート。
【請求項42】
wが2であり、yが1または2である、請求項34〜36のいずれか1項に記載のリガンド-薬物コンジュゲート。
【請求項43】
Wwが-バリン-シトルリン-であり、yが1または2である、請求項34〜36のいずれか1項に記載のリガンド-薬物コンジュゲート。
【請求項44】
リガンド-薬物コンジュゲート化合物が、以下の式:
【化10】

または製薬上許容されるその塩もしくは溶媒和物形態を有し、式中、mAb-S-は請求項1〜27のいずれか1項に記載のCD19結合性物質であり、pは1〜8である、請求項29に記載のリガンド-薬物コンジュゲート化合物。
【請求項45】
以下の式:
【化11】

または製薬上許容されるその塩もしくは溶媒和物形態を有し、式中、mAb-S-は、配列番号9のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域を含み、かつ配列番号24のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含むCD19結合性物質であり、pは1〜8である、リガンド-薬物コンジュゲート化合物。
【請求項46】
リガンド-薬物コンジュゲート化合物が、以下の式:
【化12】

または製薬上許容されるその塩もしくは溶媒和物形態を有する、請求項29に記載のリガンド-薬物コンジュゲート。
【請求項47】
配列番号2、4、5、6、7、9、10、11、12、13、14、15、17、19、20、21、22、23、24、26もしくは27のアミノ酸配列を含む抗体重鎖または軽鎖可変領域をコードする、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項48】
請求項29〜46のいずれか1項に記載のリガンド-薬物コンジュゲート化合物および製薬上許容される担体または賦形剤を含む、医薬組成物。
【請求項49】
哺乳動物被験体でのCD19関連疾患の治療方法であって、該哺乳動物被験体で該疾患を治療するのに有効な量の請求項48に記載の医薬組成物を投与するステップを含む、上記方法。
【請求項50】
CD19関連疾患がCD19発現癌である、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
CD19関連疾患が、慢性白血病、リンパ腫、または多発性骨髄腫である、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
CD19発現癌が、B型急性リンパ芽球性白血病、慢性骨髄性白血病、慢性リンパ球性白血病、非ホジキンリンパ腫およびホジキンリンパ腫、B細胞リンパ腫、またはびまん性大細胞型B細胞リンパ腫である、請求項50に記載の方法。
【請求項53】
リツキシマブでの治療に対して不応性の癌を有する被験体の治療方法であって、該癌を治療するのに有効な量の請求項48に記載の医薬組成物を該被験体に投与するステップを含む、上記方法。
【請求項54】
凍結乾燥された請求項29〜46のいずれか1項に記載の抗体-薬物コンジュゲート化合物を含む容器、および製薬上許容される希釈剤を含む第2の容器を含む、医薬キット。
【請求項55】
請求項1〜27のいずれか1項に記載のCD19結合性物質を細胞毒性薬剤にコンジュゲート化するステップを含む、リガンド-薬物コンジュゲート化合物の製造方法。
【請求項56】
請求項1〜27のいずれか1項に記載のCD19結合性物質を、薬物単位にコンジュゲート化されたリンカー単位にコンジュゲート化するステップを含む、リガンド-薬物コンジュゲート化合物の製造方法。
【請求項57】
ヒト化抗体を含む、請求項2に記載の結合性物質。
【請求項58】
配列番号2と異なる重鎖可変領域フレームワーク位置が配列番号8または配列番号32の対応する位置を占めるアミノ酸により占められ、配列番号17と異なる軽鎖可変領域フレームワーク位置がも配列番号25または配列番号34の対応する位置を占めるアミノ酸により占められている、請求項57に記載のヒト化抗体。
【請求項59】
配列番号2と異なる重鎖可変領域フレームワーク位置およびそれらの位置を占めるアミノ酸が、それぞれS、F、K、I、A、S、V、およびAにより占められるH75位、H79位、H81位、H82位、H82A位、H82B位、H82C位、およびH89位からなる群より選択され、配列番号17と異なる軽鎖可変領域フレームワーク位置およびそれらの位置を占めるアミノ酸が、それぞれN、S、S、T、N、S、H、F、およびVにより占められるL2位、L40位、L41位、L42位、L69位、L70位、L71位、L72位およびL83位からなる群より選択される、請求項57に記載のヒト化抗体。
【請求項60】
軽鎖可変領域フレームワークL83位がVにより占められている、請求項59に記載のヒト化抗体。
【請求項61】
重鎖可変領域H75位、H79位,H81位、H82位、H82A位、H82B位、H82C位およびH89位のうち少なくとも1箇所が、それぞれS、F、K、I、A、S、V、およびAにより占められている、請求項57に記載のヒト化抗体。
【請求項62】
軽鎖可変領域L2位、L69位、L71位、L72位およびL83位のうち少なくとも1箇所が、それぞれN、N、H、FおよびVにより占められている、請求項57に記載のヒト化抗体。
【請求項63】
重鎖可変領域フレームワーク中の3個以下のアミノ酸が配列番号2と異なり、軽鎖可変領域フレームワーク中の3個以下のアミノ酸が配列番号17と異なる、請求項57に記載のヒト化抗体。
【請求項64】
前記抗体がヒトCD19に結合するときに、配列番号2と異なる重鎖CDR中のいずれの位置もヒトCD19と直接接触せず、該抗体がヒトCD19に結合するときに、配列番号17と異なる軽鎖CDR中のいずれの位置もヒトCD19と直接接触しない、請求項57に記載のヒト化抗体。
【請求項65】
配列番号2と異なる重鎖CDR中の位置が配列番号32の対応する位置を占めるアミノ酸により占められ、配列番号17と異なる軽鎖CDR中の位置が配列番号34の対応する位置を占めるアミノ酸により占められている、請求項57に記載のヒト化抗体。
【請求項66】
配列番号9と異なる重鎖可変領域のCDR位置がCHR H2の残基60〜65のうちにあり、配列番号32の対応する位置を占めるアミノ酸により占められ、軽鎖可変領域が、それぞれ配列番号49、40および51と示されるCDR1、CDR2およびCDR3を含む、請求項57に記載のヒト化抗体。
【請求項67】
重鎖が、それぞれ配列番号46、47および48と示されるCDR1、CDR2およびCDR3を含み、軽鎖が、それぞれ配列番号49、40および51と示されるCDR1、CDR2およびCDR3を含む、請求項57に記載のヒト化抗体。
【請求項68】
ヒト化抗体を含む、請求項5に記載の結合性物質。
【請求項69】
配列番号9と異なる重鎖可変領域フレームワーク位置が配列番号8または配列番号33の対応する位置を占めるアミノ酸により占められ、配列番号17と異なる軽鎖可変領域フレームワーク位置が配列番号25または配列番号34の対応する位置を占めるアミノ酸により占められている、請求項68に記載のヒト化抗体。
【請求項70】
配列番号9と異なる重鎖可変領域フレームワーク位置およびそれらの位置を占めるアミノ酸が、それぞれF、F、L、K、S、V、F、およびAにより占められるH24位、H27位、H29位、H71位、H75位、H78位、H79位、およびH89位からなる群より選択され、配列番号17と異なる軽鎖可変領域フレームワーク位置およびそれらの位置を占めるアミノ酸が、それぞれN、S、S、T、N、S、H、F、およびVにより占められるL2位、L40位、L41位、L42位、L69位、L70位、L71位、L72位およびL83位からなる群より選択される、請求項68に記載のヒト化抗体。
【請求項71】
軽鎖可変領域フレームワークL83位がVにより占められている、請求項70に記載のヒト化抗体。
【請求項72】
重鎖可変領域H71位、H75位、H78位およびH79位のうち少なくとも1箇所が、それぞれK、S、VおよびFにより占められている、請求項70に記載のヒト化抗体。
【請求項73】
軽鎖可変領域L2位、L69位、L71位、L72位およびL83位のうち少なくとも1箇所が、それぞれN、N、H、F、およびVにより占められている、請求項70に記載のヒト化抗体。
【請求項74】
重鎖可変領域フレームワーク中の3個以下のアミノ酸が配列番号9と異なっており、軽鎖可変領域フレームワーク中の3個以下のアミノ酸が配列番号17と異なっている、請求項68に記載のヒト化抗体。
【請求項75】
前記抗体がヒトCD19に結合するときに、配列番号9と異なる重鎖CDR中のいずれの位置もヒトCD19と直接接触せず、該抗体がヒトCD19に結合するときに、配列番号17と異なる軽鎖CDR中のいずれの位置もヒトCD19と直接接触しない、請求項68に記載のヒト化抗体。
【請求項76】
配列番号9と異なる重鎖CDR中の位置が配列番号33の対応する位置を占めるアミノ酸により占められ、配列番号17と異なる軽鎖CDR中の位置が配列番号34の対応する位置を占めるアミノ酸により占められている、請求項68に記載のヒト化抗体。
【請求項77】
配列番号9と異なる重鎖可変領域のCDR位置がCHR H2の残基60〜65のうちにあり、配列番号33の対応する位置を占めるアミノ酸により占められ、軽鎖可変領域が、それぞれ配列番号49、40および51と示されるCDR1、CDR2およびCDR3を含む、請求項68に記載のヒト化抗体。
【請求項78】
重鎖が、それぞれ配列番号46、47および48と示されるCDR1、CDR2およびCDR3を含み、軽鎖が、それぞれ配列番号49、40および51と示されるCDR1、CDR2およびCDR3を含む、請求項68に記載のヒト化抗体。
【請求項79】
重鎖可変領域フレームワークが配列番号9を含み、軽鎖可変領域フレームワーク中の3個以下のアミノ酸が配列番号17と異なる、請求項78に記載のヒト化抗体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16A】
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【図16B】
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【図16C】
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【図16D】
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【図16E】
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【図17A】
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【図17B】
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【図17C】
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【図17D】
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【図18】
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【図19】
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【公表番号】特表2011−500725(P2011−500725A)
【公表日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−530159(P2010−530159)
【出願日】平成20年10月17日(2008.10.17)
【国際出願番号】PCT/US2008/080373
【国際公開番号】WO2009/052431
【国際公開日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【出願人】(503188759)シアトル ジェネティクス,インコーポレーテッド (11)
【Fターム(参考)】