説明

CPNS環境において終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるための方法およびシステムと、このためのCPNSサーバーおよび終端端末

本発明はCPNS環境において終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるための方法およびシステムと、このためのCPNSサーバーおよび終端端末に関するものであり、本発明に係るCPNS環境において終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるためのシステムは、第1の移動通信端末と近距離無線通信を行う終端端末が第2の移動通信端末を介してCPNSサービスを要請すれば、送られてきたサービス要請を分析した後、把握されたサービスを前記終端端末に提供するCPNSサーバーと、第1の移動通信端末と近距離無線通信網を介して接続されてCPNSサービスを行う間に、第2の移動通信端末と近距離無線通信を介して接続されてCPNSサーバーに特定のCPNSサービスを要請して受信し、これを実行する終端端末と、を備える。本発明によれば、終端端末が複数の移動通信端末と接続されてCPNSサービスの提供を受けることから、終端端末側にとっては複数の移動通信端末を介して様々なサービスの提供を同時に受けることができ、複数の移動通信端末を同時に使用することから、終端端末側に提供するサービスの品質(データ転送速度を含む)を高めることができるという効果が奏される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、CPNS(Converged Personal Network Service)環境において終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるための方法およびシステムと、このためのCPNSサーバーおよび終端端末に係り、さらに詳しくは、終端端末が複数の移動通信端末と同時に近距離無線通信を行うことによりCPNSサービスが提供される、CPNS環境において終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるための方法およびシステムと、このためのCPNSサーバーおよび終端端末に関する。
【背景技術】
【0002】
最近の情報通信技術の発展には目を見張るものがあり、これに伴い、文書、イメージおよび動画など(以下、説明の便宜のために、特に言及のない限り、「文書、イメージおよび動画など」は、「コンテンツ」と略称する。)を再生可能なMP3(MPEGオーディオレイヤー)プレーヤー、パーソナルマルチメディアプレーヤー(PMP:Personal Multimedia Player)、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(UMPC:Ultra Mobile Personal Computer)などの様々な終端端末が用いられている。この種の終端端末は、ユーザーが所望するコンテンツをパソコン(PC)からダウンロードして再生するが、ユーザーが移動中であるか、あるいは、PCと接続不能な状況では所望のコンテンツをダウンロードすることができないという不都合がある。
【0003】
上述した不都合を解消するために、終端端末にブルートゥース、ウルトラワイドバンド(UWB:Ultra Wide Band)などの近距離無線通信網に接続可能な通信手段を付加する技術が提案されている。
【0004】
同技術によれば、近距離通信網を介して外部装置からコンテンツをダウンロードすることができる。しかしながら、この方法は、外部装置に記憶されているコンテンツのダウンロードは可能であるとはいえ、ユーザーが所望するものの、外部装置に記憶されてはいないコンテンツのダウンロードは行えないという不都合が存在する。
【0005】
また、たとえ近距離無線通信を利用しても、既存の移動通信を用いて移動通信端末がサービスプロバイダーや移動通信社から提供されていたコンテンツまたはサービスを直接的に提供されることはできない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上述した不都合を解消するためになされたものであり、近距離無線通信を用いてPMPなどの終端端末を移動通信端末に接続し、移動通信端末の移動通信機能を用いて既存のコンテンツサービスプロバイダーに接近する形で所望のサービス提供を受けるためのCPNS技術を提案する。
【0007】
一方、終端端末が移動通信端末との近距離無線通信を介してCPNSサービス提供を受ける間に、他の移動通信端末と接続されてさらにサービスの提供を受けようとしても、当該技術が提供されず、終端端末のユーザーが不便を訴える場合がしばしば発生する。
【0008】
本発明は上述した不都合を解消するためになされたものであり、その目的は、終端端末が複数の移動通信端末と接続されてCPNSサービス提供を受けるための、CPNS環境において終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるための方法およびシステムと、このためのCPNSサーバーおよび終端端末を提供するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した目的を達成するために、本発明の一実施形態に係るCPNS環境において終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるためのシステムは、第1の移動通信端末と近距離無線通信を行う終端端末が第2の移動通信端末を介してCPNSサービスを要請すれば、送られてきたサービス要請を分析した後、把握されたサービスを前記終端端末に提供するCPNSサーバーと、第1の移動通信端末と近距離無線通信網を介して接続されてCPNSサービスを行う間に、第2の移動通信端末と近距離無線通信を介して接続されてCPNSサーバーに特定のCPNSサービスを要請して受信し、これを実行する終端端末と、を備える。
【0010】
前記CPNS環境において終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるためのシステムにおいて、前記終端端末から要請されるCPNSサービスが第2の移動通信端末を介した新規コンテンツの提供要請である場合に、前記CPNSサーバーは、コンテンツを提供するサーバーに前記新規コンテンツを要請して受信し、これを第2の移動通信端末を介して終端端末に提供してもよい。
【0011】
前記CPNS環境において終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるためのシステムにおいて、前記終端端末は、前記第1の移動通信端末および第2の移動通信端末を介してCPNSサーバーから送信される既存コンテンツおよび新規コンテンツを一つの画面上に同時に出力してもよい。
【0012】
前記CPNS環境において終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるためのシステムにおいて、前記終端端末から要請されるCPNSサービスが、第1の移動通信端末のサービス可用資源の不足による新規セルラーリンクの追加要請である場合に、前記CPNSサーバーは、第1の移動通信端末を介して現在提供中のコンテンツデータを第1の移動通信端末および第2の移動通信端末の伝送速度によって分割して、第1の移動通信端末および第2の移動通信端末にそれぞれ送信してもよい。
【0013】
前記CPNS環境において終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるためのシステムにおいて、前記終端端末は、前記第1の移動通信端末および第2の移動通信端末のそれぞれを介してCPNSサーバーから送信されるコンテンツが同じコンテンツデータから分割されたコンテンツである場合に、複数のコンテンツを一つにまとめて実行してもよい。
【0014】
上述した目的を達成するために、本発明の他の実施形態に係るCPNSサーバーは、近距離無線通信網を介して移動通信端末と通信を行う終端端末から移動通信端末を介して要請されるCPNSサービスを提供するためのCPNSサーバーであって、移動通信網を介して通信を行うための通信インタフェース部と、第1の移動通信端末と近距離無線通信を行う終端端末が第2の移動通信端末を介してCPNSサービスを要請すれば、送信されたサービスを分析するサービス要請把握部と、前記サービス要請把握部によって分析されたCPNSサービスが第2の移動通信端末を介した新規コンテンツ提供要請である場合に、コンテンツを提供するサーバーに前記新規コンテンツを要請して受信するコンテンツ要請受信部と、前記コンテンツ要請受信部によって受信されたコンテンツを第2の移動通信端末を介して終端端末に提供するコンテンツ提供部と、を備える。
【0015】
前記CPNSサーバーにおいて、前記コンテンツ要請受信部は、新規コンテンツを要請するに際して、既に記憶している終端端末および第2の移動通信端末の仕様情報を考慮してコンテンツを要請してもよい。
【0016】
前記CPNSサーバーは、前記サービス要請把握部によって分析されたCPNSサービスが第1の移動通信端末のサービス可用資源の不足による新規セルラーリンクの追加要請である場合に、第1の移動通信端末を介して現在提供中のコンテンツデータを第1の移動通信端末および第2の移動通信端末の伝送速度によって分割するコンテンツ分割部をさらに備えていてもよい。
【0017】
前記CPNSサーバーは、近距離無線通信を介して終端端末と情報を送受信して、CPNSサーバーから提供されるコンテンツをはじめとするCPNSサービスを終端端末に提供する移動通信端末の情報を前記データベースに記憶して管理する移動通信端末情報管理部をさらに備えていてもよい。
【0018】
前記CPNSサーバーは、近距離無線通信網を介して移動通信端末と情報を送受信する終端端末の情報をデータベースに登録して管理する終端端末情報管理部をさらに備えていてもよい。
【0019】
上述した目的を達成するために、本発明のさらに他の実施形態に係る終端端末は、近距離無線通信網を介して通信を行うための通信インタフェース部と、移動通信端末から送信されるコンテンツを実行する再生部と、第1の移動通信端末と近距離無線通信網を介して接続されてCPNSサービスを行う間に、第2の移動通信端末と近距離無線通信を介して接続されてCPNSサーバーに特定のCPNSサービスを要請して受信するコンテンツ要請受信部と、前記コンテンツ要請受信部を介して前記第1の移動通信端末および第2の移動通信端末のそれぞれから異なるコンテンツが送信される場合に、これを再生部を介して一つの画面上に出力するコンテンツ処理部と、複数の移動通信端末と同時にCPNSサービスのためのセッション接続が行われるようにセッション管理を行うセッション管理部と、を備える。
【0020】
前記終端端末は、第1の移動通信端末および第2の移動通信端末のそれぞれを介してCPNSサーバーから送信されるコンテンツが同じコンテンツデータから分割されたコンテンツである場合に、複数のコンテンツを一つにまとめて前記再生部において実行するコンテンツ併合部をさらに備えていてもよい。
【0021】
上述した目的を達成するために、本発明のさらに他の実施形態に係るCPNS環境において終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるための方法は、CPNSサーバー、移動通信端末および終端端末を備えるシステムにおいて終端端末と複数の移動通信端末とが接続されてサービス提供を受けるための方法であって、a)第1の移動通信端末と近距離無線通信を行う終端端末が第2の移動通信端末を介してCPNSサービスを要請すれば、CPNSサーバーが送られてきたサービス要請を把握するステップと、b)CPNSサーバーが、前記ステップa)において把握されたサービスを前記第1の移動通信端末または第2の移動通信端末を介して終端端末に提供するステップと、c)終端端末が、前記第1の移動通信端末および第2の移動通信端末から送信されるCPNSサービス情報を実行するステップと、を含む。
【0022】
前記CPNS環境において終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるための方法において、前記ステップa)において把握されたCPNSサービスが第2の移動通信端末を介した新規コンテンツの提供要請である場合に、前記ステップb)において、CPNSサーバーはコンテンツを提供するサーバーに前記新規コンテンツを要請して受信し、これを第2の移動通信端末を介して終端端末に提供してもよい。
【0023】
前記CPNS環境において終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるための方法において、前記ステップc)は、前記終端端末が、前記第1の移動通信端末および第2の移動通信端末を介してCPNSサーバーから送信される既存コンテンツおよび新規コンテンツを一つの画面上に同時に出力するステップであってもよい。
【0024】
前記CPNS環境において終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるための方法において、前記ステップa)において把握されたCPNSサービスが、第1の移動通信端末のサービス可用資源の不足による新規セルラーリンクの追加要請である場合に、前記ステップb)において、前記CPNSサーバーは、第1の移動通信端末を介して現在提供中のコンテンツデータを第1の移動通信端末および第2の移動通信端末の伝送速度によって分割して、第1の移動通信端末および第2の移動通信端末にそれぞれ送信してもよい。
【0025】
前記CPNS環境において終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるための方法において、前記ステップc)は、前記終端端末が、前記第1の移動通信端末および第2の移動通信端末のそれぞれを介してCPNSサーバーから送信されるコンテンツが同じコンテンツデータから分割されたコンテンツである場合に、複数のコンテンツを一つにまとめて実行するステップであってもよい。
【0026】
上述した目的を達成するために、本発明のさらに他の実施形態に係るCPNS環境において終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるための方法は、CPNSサーバーにおいて終端端末と複数の移動通信端末とが接続されてサービス提供を受けるための方法であって、a)第1の移動通信端末と近距離無線通信を行う終端端末が第2の移動通信端末を介してCPNSサービスを要請すれば、CPNSサーバーが送られてきたサービス要請を把握するステップと、b)前記ステップa)において把握されたCPNSサービスが、第2の移動通信端末を介した新規コンテンツの提供要請である場合に、CPNSサーバーがコンテンツを提供するサーバーに前記新規コンテンツを要請して受信し、これを第2の移動通信端末を介して終端端末に提供し、前記ステップa)において把握されたCPNSサービスが、第1の移動通信端末のサービス可用資源の不足による新規セルラーリンクの追加要請である場合に、CPNSサーバーが、第1の移動通信端末を介して現在提供中のコンテンツデータを第1の移動通信端末および第2の移動通信端末の伝送速度によって分割して、第1の移動通信端末および第2の移動通信端末にそれぞれ送信するステップと、を含む。
【0027】
上述した目的を達成するために、本発明のさらに他の実施形態に係るCPNS環境において終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるための方法は、終端端末が近距離無線通信を介して複数の移動通信端末と接続されてCPNSサーバーからCPNSサービス提供を受けるための方法であって、a)終端端末が、第1の移動通信端末と近距離無線通信網を介して接続されてCPNSサービスを行う間に、第2の移動通信端末と近距離無線通信を介して接続されてCPNSサーバーに特定のCPNSサービスを要請するステップと、b)前記CPNSサービス要請が、第2の移動通信端末を介した新規コンテンツの提供要請である場合に、前記第1の移動通信端末および第2の移動通信端末を介してCPNSサーバーから送信される既存コンテンツおよび新規コンテンツを一つの画面上に同時に出力し、前記CPNSサービス要請が、第1の移動通信端末のサービス可用資源の不足による新規セルラーリンクの追加要請である場合に、前記第1の移動通信端末および第2の移動通信端末のそれぞれを介してCPNSサーバーから送信される複数のコンテンツを一つにまとめて実行するステップと、を含む。
【0028】
前記CPNS環境において終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるための方法は、前記終端端末が複数の移動通信端末と同時にCPNSサービスのためのセッション接続が行われるようにセッション関連情報をチェックするステップをさらに含んでいてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明に係るCPNS環境における遠距離終端端末の制御システムと通信網との接続関係を示す図である。
【図2】本発明に係るCPNSサービスのための初期設定方法を説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明に係るCPNSサーバーの構成を示す図である。
【図4】本発明に係る移動通信端末の履歴情報テーブルの一例を示す図である。
【図5】本発明に係る終端端末の履歴情報テーブルの一例を示す図である。
【図6】本発明に係る終端端末の構成を示す図である。
【図7】本発明に係る終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるための方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明に係る終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるための方法の他の例を説明するためのフローチャートである。
【0030】
(符号の説明)
100:CPNSサーバー、
110:通信インタフェース部、
120:移動通信端末情報管理部、
130:終端端末情報管理部、
140:サービス要請把握部、
150:コンテンツ要請受信部、
160:コンテンツ提供部、
170:コンテンツ変換部、
180:データベース、
200:移動通信端末、
300:終端端末、
310:通信インタフェース部、
320:入力部、
330:再生部、
340:記憶部、
350:コンテンツ要請受信部、
360:コンテンツ処理部、
370:コンテンツ併合部、
380:セッション管理部、
【発明を実施するための形態】
【0031】
本発明におけるコンバージェンスパーソナルネットワークサービス(CPNS:Converged Personal Network Service)環境とは、近距離無線通信は行えるものの、移動通信網とのセルラー通信は行えない携帯用端末がパーソナルネットワーク(PN:Personal Network)ゲートウェイの役割を果たす移動通信端末と近距離無線通信を行うことで、セルラー通信を通して提供可能なデータサービスを利用できるようにするものである。
【0032】
以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実施形態を詳述する。
【0033】
まず、図1は、本発明に係るCPNS環境における遠距離終端端末の制御システムと通信網との接続関係を示す図である。
【0034】
本発明に係るシステムは、第1の移動通信端末200−aと近距離無線通信を行う終端端末300が第2の移動通信端末200−bを介してCPNSサービスを要請すれば、送られてきたサービス要請を分析した後、把握されたサービスを終端端末300に提供するCPNSサーバー100と、第1の移動通信端末200−aと近距離無線通信網を介して接続されてCPNSサービスを行う間に、第2の移動通信端末200−bと近距離無線通信を介して接続されてCPNSサーバー100に特定のCPNSサービスを要請して受信し、これを実行する終端端末300と、を備える。
【0035】
本発明は、終端端末300から要請されるサービスが第1の移動通信端末から現在提供中のサービスとは異なる新規サービスを要請する場合と、第1の移動通信端末のサービス可用資源の不足により新規セルラーリンクを追加要請する場合と、に分けて動作する。
【0036】
第一に、終端端末から要請されるCPNSサービスが第2の移動通信端末を介した新規コンテンツの提供要請である場合に、CPNSサーバー100は、コンテンツを提供するサーバー(図1におけるコンテンツ提供サーバー)400に新規コンテンツを要請して受信し、これを第2の移動通信端末200−bを介して終端端末300に提供する。
【0037】
ここで、終端端末300は、第1の移動通信端末200−aおよび第2の移動通信端末200−bを介してCPNSサーバー100から送信される既存コンテンツおよび新規コンテンツを一つの画面上に同時に出力する。
【0038】
第二に、終端端末から要請されるCPNSサービスが、第1の移動通信端末のサービス可用資源の不足による新規セルラーリンクの追加要請である場合に、CPNSサーバー100は、第1の移動通信端末200−aを介して現在提供中のコンテンツデータを第1の移動通信端末200−aおよび第2の移動通信端末200−bの伝送速度によって分割して、第1の移動通信端末および第2の移動通信端末にそれぞれ送信する。
【0039】
ここで、終端端末300は、第1の移動通信端末200−aおよび第2の移動通信端末200−bのそれぞれを介してCPNSサーバー100から送信されるコンテンツが同じコンテンツデータから分割されたコンテンツである場合に、複数のコンテンツを一つにまとめて実行する。
【0040】
図1に示す終端端末300とは、パーソナルマルチメディアプレーヤー(PMP)、MP3プレーヤー、カーナビゲーション端末、携帯電話、ゲーム機など、近距離無線通信機能付き携帯用端末のことをいう。
【0041】
一方、近距離無線通信網は、無線LAN、ブルートゥース、UWBなどをはじめとして、近距離無線通信が行える通信網を網羅する。
【0042】
図1に示すCPNSサーバー100、移動通信端末200および終端端末300は、CPNSサービスのための初期設定過程を経るが、この詳細については後述する。
【0043】
図2は 本発明に係るCPNSサービスのための初期設定方法を説明するためのフローチャートである。
【0044】
まず、終端端末300は、CPNSサービスを利用するために、パーソナルネットワーク(PN:Personal Network)ゲートウェイデバイスの役割を果たす移動通信端末を検索する(S10)。
【0045】
次いで、終端端末300は、ステップS10において検索された移動通信端末200にサービスを要請する。ここで、終端端末は、CPNS利用可能情報も一緒に送信する(S20)。
【0046】
この後、移動通信端末200は、終端端末に送信されるサービス要請を受けると、終端端末のCPNSサービス利用可否をチェックする(S30)。
【0047】
ステップS30におけるチェックの結果、終端端末がCPNSサービスを利用できると判断された場合に、移動通信端末200は終端端末300にCPNSサービスが利用可能である旨の認証メッセージを送信する(S40)。
【0048】
終端端末300は、移動通信端末からCPNSサービスが利用可能である旨の認証メッセージを受信すれば、自分のIDを送信する(S50)。
【0049】
移動通信端末200は、終端端末300から送信されるIDのフォーマットがCPNSから発給したIDフォーマットと一致するか否かをチェックして、終端端末300から送信されるIDのフォーマットがCPNSから発給したIDフォーマットと一致する場合に、終端端末300にサービスが利用可能である旨の認証メッセージを送信する(S60、S70)。
【0050】
この後、移動通信端末200は、CPNSサーバー100に、自分および終端端末300の認証情報およびIDを送信する(S80)。
【0051】
CPNSサーバー100は、移動通信端末から送信される認証情報およびIDをチェックして、CPNSサービスの利用可否を判断する(S90)。
【0052】
もし、ステップ90における判断の結果、移動通信端末および終端端末が両方ともサービス利用可能であると判断された場合に、CPNSサーバー100はこれを終端端末に報知し、今後コンテンツ要請をはじめとするCPNSサービスを利用するようにする(S100)。
【0053】
もし、ステップ90における判断の結果、移動通信端末および終端端末のどちらか一方でもサービスが利用不可であると判断された場合に、CPNSサーバー100はその旨を終端端末に報知し、CPNSサービスのための初期設定過程を終了する。
【0054】
一方、ステップS30におけるチェックの結果、終端端末のCPNSサービスが利用不可であると判断された場合に、移動通信端末200は終端端末300にサービスが利用不可である旨のメッセージを送信した後、CPNSサービスのための初期設定過程を終了する。
【0055】
他方、ステップS60におけるチェックの結果、終端端末のIDフォーマットがCPNSから発給したIDフォーマットと一致しない場合に、移動通信端末200はサービスが利用不可である旨のメッセージを終端端末に送信した後、CPNSサービスのための初期設定過程を終了する。
【0056】
図3は、本発明に係るCPNSサーバーの構成を示す図である。
【0057】
同図に示すように、CPNSサーバー100は、通信インタフェース部110と、移動通信端末情報管理部120と、終端端末情報管理部130と、サービス要請把握部140と、コンテンツ要請受信部150と、コンテンツ提供部160と、コンテンツ分割部170およびデータベース180を備える。
【0058】
より具体的に、通信インタフェース部110は、移動通信網を介して通信を行うための構成要素である。
【0059】
移動通信端末情報管理部120は、近距離無線通信を介して終端端末300と情報を送受信して、CPNSサーバー100から提供されるコンテンツをはじめとするCPNSサービスを終端端末300に提供する移動通信端末200の情報を前記データベース180に記憶して管理する。
【0060】
移動通信端末情報管理部120は、図4に示すように、履歴テーブルの形で移動通信端末の情報を管理するが、当該情報は、自分(移動通信端末200)のID、接続された終端端末300のID、提供されたサービス、課金情報、接続された終端端末300の仕様情報またはこれらの組み合わせのうちの少なくとも1以上を含む。
【0061】
終端端末情報管理部130は、近距離無線通信網を介して移動通信端末200と情報を送受信する終端端末300の情報をデータベース180に登録して管理する。
【0062】
終端端末情報管理部130は、図5に示すように、自分終端端末300のID、接続された移動通信端末200のID、提供されたサービス、課金情報、サービス関連情報またはこれらの組み合わせのうちの少なくとも1以上を含み、サービス関連情報は、料金制、伝送速度またはこれらの組み合わせのうちの少なくとも1以上を含む。
【0063】
サービス要請把握部140は、第1の移動通信端末200−aと近距離無線通信を行う終端端末300が第2の移動通信端末200−bを介してCPNSサービスを要請すれば、送信されたサービスを分析する。
【0064】
例えば、終端端末から送信されるCPNSサービスが新規コンテンツの提供要請であるか、現在提供中のコンテンツデータの伝送速度を高めるための新規セルラーリンクの追加要請であるか、あるいは、これらを除く他のサービス要請であるかを把握する。
【0065】
ここで、終端端末300は、第2の移動通信端末200−bを介してCPNSサーバー100に送信するCPNSサービス要請にいかなるサービスを要請するかに関する詳細情報を含めて(例えば、ヘッダーに含めて)、CPNSサーバーに当該サービスを把握させる。
【0066】
コンテンツ要請受信部150は、サービス要請把握部140によって分析されたCPNSサービスが第2の移動通信端末200−bを介した新規コンテンツの提供要請である場合に、コンテンツを提供するサーバー400(コンテンツ提供サーバー)に新規コンテンツを要請して受信する。
【0067】
コンテンツ要請受信部150は、新規コンテンツを要請するに際して、既に記憶している終端端末300および第2の移動通信端末200−bの仕様情報を考慮してコンテンツを要請する。
【0068】
例えば、仕様情報は、LCDサイズ、コーデック情報などを含む。
【0069】
コンテンツ提供部160は、コンテンツ要請受信部150によって受信されたコンテンツを第2の移動通信端末200−bを介して終端端末300に提供する。
【0070】
コンテンツ分割部170は、サービス要請把握部140によって分析されたCPNSサービスが第1の移動通信端末200−aのサービス可用資源の不足による新規セルラーリンクの追加要請である場合に、第1の移動通信端末200−aを介して現在提供中のコンテンツデータを第1の移動通信端末200−aおよび第2の移動通信端末200−bの伝送速度によって分割する。
【0071】
データベース180は、移動通信端末の情報および終端端末の情報をはじめとするCPNSサーバー100に関連する情報を記憶する。
【0072】
図6は、本発明に係る終端端末の構成を示す図である。
【0073】
同図に示すように、終端端末300は、通信インタフェース部310と、入力部320と、再生部330と、記憶部340と、コンテンツ要請受信部350と、コンテンツ処理部360と、コンテンツ併合部370およびセッション管理部380を備える。
【0074】
より具体的に、通信インタフェース部310は、近距離無線通信網を介して通信を行うための構成要素である。
【0075】
入力部320には、ユーザーの選択によって当該信号が入力される。
【0076】
再生部330は、移動通信端末から送信されるコンテンツを実行する。
【0077】
記憶部340は、終端端末に関連する情報を記憶する。
【0078】
コンテンツ要請受信部350は、第1の移動通信端末200−aと近距離無線通信網を介して接続されてCPNSサービスを行う間に、第2の移動通信端末200−bと近距離無線通信を介して接続されてCPNSサーバー100に特定のCPNSサービスを要請して受信する。
【0079】
コンテンツ処理部360は、コンテンツ要請受信部350を介して第1の移動通信端末200−aおよび第2の移動通信端末200−bのそれぞれから異なるコンテンツが送信される場合に、これを再生部330を介して一つの画面上に出力する。
【0080】
コンテンツ併合部370は、第1の移動通信端末200−aおよび第2の移動通信端末200−bのそれぞれを介してCPNSサーバー100から送信されるコンテンツが同じコンテンツデータから分割されたコンテンツである場合に、複数のコンテンツを一つにまとめて再生部330において実行する。
【0081】
セッション管理部380は、複数の移動通信端末と同時にCPNSサービスのためのセッション接続が行われるようにセッション管理を行う。
【0082】
図7は、本発明に係る終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるための方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【0083】
まず、終端端末300は、第1の移動通信端末200−aと近距離無線通信網を介して接続されてCPNSサービスを行う間に、第2の移動通信端末200−bと近距離無線通信を介して接続されてCPNSサーバー100に特定のCPNSサービスを要請する(S101、S103)。
【0084】
CPNSサーバー100は、第2の移動通信端末200−bを介して送られてきたサービス要請を把握する(S105)。
【0085】
CPNSサーバー100は、ステップS105において把握されたサービスを第1の移動通信端末200−aまたは第2の移動通信端末200−bを介して終端端末300に提供する。
【0086】
もし、ステップS105において把握されたCPNSサービスが、第2の移動通信端末を介した新規コンテンツの提供要請である場合に、CPNSサーバー100は、コンテンツを提供するサーバー(コンテンツ提供サーバー)400に新規コンテンツを要請して受信し、これを第2の移動通信端末200−bを介して終端端末300に提供する(S107、S109)。
【0087】
次いで、終端端末300は、第1の移動通信端末200−aおよび第2の移動通信端末200−bから送信されるCPNSサービス情報を実行する。
【0088】
より具体的に、終端端末が、第1の移動通信端末および第2の移動通信端末を介してCPNSサーバーから送信される既存コンテンツおよび新規コンテンツを一つの画面上に同時に出力する(S111)。
【0089】
図示はしないが、終端端末300は、複数の移動通信端末と同時にCPNSサービスのためのセッション接続が行われるようにセッション関連情報をチェックする。
【0090】
図8は、本発明に係る終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるための方法の他の例を説明するためのフローチャートである。
【0091】
まず、終端端末300は、第1の移動通信端末200−aと近距離無線通信網を介して接続されてCPNSサービスを行う間に、第2の移動通信端末200−bと近距離無線通信を介して接続されてCPNSサーバー100に特定のCPNSサービスを要請する(S201、S203)。
【0092】
CPNSサーバー100は、第2の移動通信端末200−bを介して送られてきたサービス要請を把握する(S205)。
【0093】
CPNSサーバー100は、ステップS205において把握されたサービスを第1の移動通信端末200−aまたは第2の移動通信端末200−bを介して終端端末300に提供する。
【0094】
もし、ステップS105において把握されたCPNSサービスが、第1の移動通信端末のサービス可用資源の不足による新規セルラーリンクの追加要請である場合に、CPNSサーバー100は、第1の移動通信端末を介して現在提供中のコンテンツデータを第1の移動通信端末および第2の移動通信端末の伝送速度によって分割して、第1の移動通信端末および第2の移動通信端末にそれぞれ送信する(S207、S209)。
【0095】
次いで、終端端末300は、第1の移動通信端末200−aおよび第2の移動通信端末200−bから送信されるCPNSサービス情報を実行する。
【0096】
より具体的に、終端端末300は、第1の移動通信端末200−aおよび第2の移動通信端末200−bのそれぞれを介してCPNSサーバー100から送信されるコンテンツが同じコンテンツデータから分割されたコンテンツである場合に、複数のコンテンツを一つにまとめて実行する(S211、S213)。
【0097】
図示はしないが、終端端末300は、複数の移動通信端末と同時にCPNSサービスのためのセッション接続が行われるようにセッション関連情報をチェックする。
【0098】
このように、本発明が属する技術分野における当業者は、本発明がその技術的思想や必須的特徴を変更することなく異なる具体的な形態で実施できるということが理解できるであろう。よって、上述した実施形態はあらゆる面において例示的なものであり、限定的ではないものと理解さるべきである。本発明の範囲は、前記詳細な説明よりは後述する特許請求の範囲によって開示され、特許請求の範囲の意味および範囲、ならびにその等価概念から導き出されるあらゆる変更または変形が本発明の範囲に含まれるものと解釈さるべきである。
【産業上の利用可能性】
【0099】
以上述べたように、本発明に係るCPNS環境において終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるための方法およびシステムと、このためのCPNSサーバーおよび終端端末によれば、終端端末が複数の移動通信端末と接続されてCPNSサービスの提供を受けることから、終端端末側にとっては複数の移動通信端末を介して様々なサービスの提供を同時に受けることができ、複数の移動通信端末を同時に使用することから、終端端末側に提供するサービスの品質(データ転送速度を含む)を高めることができるという効果が奏される。
【0100】
上述したように、本発明に係るCPNS環境において終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるための方法およびシステムと、このためのCPNSサーバーおよび終端端末は、終端端末が複数の移動通信端末と接続されてCPNSサービスの提供を受けることから、終端端末側にとっては複数の移動通信端末を介して様々なサービスの提供を同時に受けることができ、複数の移動通信端末を同時に使用することから、終端端末側に提供するサービスの品質(データ転送速度を含む)を高める必要があるものに適用して好適である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の移動通信端末と近距離無線通信を行う終端端末が第2の移動通信端末を介してCPNSサービスを要請したときに、送られてきたサービス要請を分析した後、把握されたサービスを前記終端端末に提供するCPNSサーバーと、
第1の移動通信端末と近距離無線通信網を介して接続されてCPNSサービスを行う間に、第2の移動通信端末と近距離無線通信を介して接続されてCPNSサーバーに特定のCPNSサービスを要請して受信し、これを実行する終端端末と、
を備える、CPNS環境において終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるためのシステム。
【請求項2】
前記終端端末から要請されるCPNSサービスが第2の移動通信端末を介した新規コンテンツの提供要請である場合に、
前記CPNSサーバーは、
コンテンツを提供するサーバーに前記新規コンテンツを要請して受信し、これを第2の移動通信端末を介して終端端末に提供することを特徴とする請求項1に記載のCPNS環境において終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるためのシステム。
【請求項3】
前記終端端末は、
前記第1の移動通信端末および第2の移動通信端末を介してCPNSサーバーから送信される既存コンテンツおよび新規コンテンツを一つの画面上に同時に出力することを特徴とする請求項2に記載のCPNS環境において終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるためのシステム。
【請求項4】
前記終端端末から要請されるCPNSサービスが、第1の移動通信端末のサービス可能資源の不足による新規セルラーリンクの追加要請である場合に、
前記CPNSサーバーは、
第1の移動通信端末を介して現在提供中のコンテンツデータを第1の移動通信端末および第2の移動通信端末の伝送速度によって分割して、第1の移動通信端末および第2の移動通信端末にそれぞれ送信することを特徴とする請求項1に記載のCPNS環境において終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるためのシステム。
【請求項5】
前記終端端末は、
前記第1の移動通信端末および第2の移動通信端末のそれぞれを介してCPNSサーバーから送信されるコンテンツが同じコンテンツデータから分割されたコンテンツである場合に、複数のコンテンツを一つにまとめて実行することを特徴とする請求項4に記載のCPNS環境において終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるためのシステム。
【請求項6】
近距離無線通信網を介して移動通信端末と通信を行う終端端末から移動通信端末を介して要請されるCPNSサービスを提供するためのCPNSサーバーであって、
移動通信網を介して通信を行うための通信インタフェース部と、
第1の移動通信端末と近距離無線通信を行う終端端末が第2の移動通信端末を介してCPNSサービスを要請すれば、送信されたサービスを分析するサービス要請把握部と、
前記サービス要請把握部によって分析されたCPNSサービスが第2の移動通信端末を介した新規コンテンツ提供要請である場合に、コンテンツを提供するサーバーに前記新規コンテンツを要請して受信するコンテンツ要請受信部と、
前記コンテンツ要請受信部によって受信されたコンテンツを第2の移動通信端末を介して終端端末に提供するコンテンツ提供部と、
を備える、CPNSサーバー。
【請求項7】
前記コンテンツ要請受信部は、
新規コンテンツを要請するに際して、既に記憶している終端端末および第2の移動通信端末の仕様情報を考慮してコンテンツを要請することを特徴とする請求項6に記載のCPNSサーバー。
【請求項8】
前記CPNSサーバーは、
前記サービス要請把握部によって分析されたCPNSサービスが第1の移動通信端末のサービス可用資源の不足による新規セルラーリンクの追加要請である場合に、第1の移動通信端末を介して現在提供中のコンテンツデータを第1の移動通信端末および第2の移動通信端末の伝送速度によって分割するコンテンツ分割部
をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載のCPNSサーバー。
【請求項9】
前記CPNSサーバーは、
近距離無線通信を介して終端端末と情報を送受信して、CPNSサーバーから提供されるコンテンツをはじめとするCPNSサービスを終端端末に提供する移動通信端末の情報を前記データベースに記憶して管理する移動通信端末情報管理部
をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載のCPNSサーバー。
【請求項10】
前記CPNSサーバーは、
近距離無線通信網を介して移動通信端末と情報を送受信する終端端末の情報をデータベースに登録して管理する終端端末情報管理部
をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載のCPNSサーバー。
【請求項11】
近距離無線通信網を介して通信を行うための通信インタフェース部と、
移動通信端末から送信されるコンテンツを実行する再生部と、
第1の移動通信端末と近距離無線通信網を介して接続されてCPNSサービスを行う間に、第2の移動通信端末と近距離無線通信を介して接続されてCPNSサーバーに特定のCPNSサービスを要請して受信するコンテンツ要請受信部と、
前記コンテンツ要請受信部を介して前記第1の移動通信端末および第2の移動通信端末のそれぞれから異なるコンテンツが送信される場合に、これを再生部を介して一つの画面上に出力するコンテンツ処理部と、
複数の移動通信端末と同時にCPNSサービスのためのセッション接続が行われるようにセッション管理を行うセッション管理部と、
を備える、終端端末。
【請求項12】
前記終端端末は、
第1の移動通信端末および第2の移動通信端末のそれぞれを介してCPNSサーバーから送信されるコンテンツが同じコンテンツデータから分割されたコンテンツである場合に、複数のコンテンツを一つにまとめて前記再生部において実行するコンテンツ併合部
をさらに備えることを特徴とする請求項11に記載の終端端末。
【請求項13】
CPNSサーバー、移動通信端末および終端端末を備えるシステムにおいて終端端末と複数の移動通信端末とが接続されてサービス提供を受けるための方法であって、
a)第1の移動通信端末と近距離無線通信を行う終端端末が第2の移動通信端末を介してCPNSサービスを要請すれば、CPNSサーバーが送られてきたサービス要請を把握するステップと、
b)CPNSサーバーが、前記ステップa)において把握されたサービスを前記第1の移動通信端末または第2の移動通信端末を介して終端端末に提供するステップと、
c)終端端末が、前記第1の移動通信端末および第2の移動通信端末から送信されるCPNSサービス情報を実行するステップと、
を含む、CPNS環境において終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるための方法。
【請求項14】
前記ステップa)において把握されたCPNSサービスが第2の移動通信端末を介した新規コンテンツの提供要請である場合に、
前記ステップb)において、
CPNSサーバーはコンテンツを提供するサーバーに前記新規コンテンツを要請して受信し、これを第2の移動通信端末を介して終端端末に提供することを特徴とする 請求項13に記載のCPNS環境において終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるための方法。
【請求項15】
前記ステップc)は、
前記終端端末が、前記第1の移動通信端末および第2の移動通信端末を介してCPNSサーバーから送信される既存コンテンツおよび新規コンテンツを一つの画面上に同時に出力するステップであることを特徴とする請求項14に記載のCPNS環境において終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるための方法。
【請求項16】
前記ステップa)において把握されたCPNSサービスが、第1の移動通信端末のサービス可用資源の不足による新規セルラーリンクの追加要請である場合に、
前記ステップb)において、
前記CPNSサーバーは、
第1の移動通信端末を介して現在提供中のコンテンツデータを第1の移動通信端末および第2の移動通信端末の伝送速度によって分割して、第1の移動通信端末および第2の移動通信端末にそれぞれ送信することを特徴とする請求項13に記載のCPNS環境において終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるための方法。
【請求項17】
前記ステップc)は、
前記終端端末が、前記第1の移動通信端末および第2の移動通信端末のそれぞれを介してCPNSサーバーから送信されるコンテンツが同じコンテンツデータから分割されたコンテンツである場合に、複数のコンテンツを一つにまとめて実行するステップであることを特徴とする請求項16に記載のCPNS環境において終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるための方法。
【請求項18】
CPNSサーバーにおいて終端端末と複数の移動通信端末とが接続されてサービス提供を受けるための方法であって、
a)第1の移動通信端末と近距離無線通信を行う終端端末が第2の移動通信端末を介してCPNSサービスを要請すれば、CPNSサーバーが送られてきたサービス要請を把握するステップと、
b)前記ステップa)において把握されたCPNSサービスが、第2の移動通信端末を介した新規コンテンツの提供要請である場合に、CPNSサーバーがコンテンツを提供するサーバーに前記新規コンテンツを要請して受信し、これを第2の移動通信端末を介して終端端末に提供し、
前記ステップa)において把握されたCPNSサービスが、第1の移動通信端末のサービス可用資源の不足による新規セルラーリンクの追加要請である場合に、CPNSサーバーが、第1の移動通信端末を介して現在提供中のコンテンツデータを第1の移動通信端末および第2の移動通信端末の伝送速度によって分割して、第1の移動通信端末および第2の移動通信端末にそれぞれ送信するステップと、
を含む、CPNS環境において終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるための方法。
【請求項19】
終端端末が近距離無線通信を介して複数の移動通信端末と接続されてCPNSサーバーからCPNSサービス提供を受けるための方法であって、
a)終端端末が、第1の移動通信端末と近距離無線通信網を介して接続されてCPNSサービスを行う間に、第2の移動通信端末と近距離無線通信を介して接続されてCPNSサーバーに特定のCPNSサービスを要請するステップと、
b)前記CPNSサービス要請が、第2の移動通信端末を介した新規コンテンツの提供要請である場合に、前記第1の移動通信端末および第2の移動通信端末を介してCPNSサーバーから送信される既存コンテンツおよび新規コンテンツを一つの画面上に同時に出力し、
前記CPNSサービス要請が、第1の移動通信端末のサービス可用資源の不足による新規セルラーリンクの追加要請である場合に、前記第1の移動通信端末および第2の移動通信端末のそれぞれを介してCPNSサーバーから送信される複数のコンテンツを一つにまとめて実行するステップと、
を含む、CPNS環境において終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるための方法。
【請求項20】
前記終端端末が複数の移動通信端末と同時にCPNSサービスのためのセッション接続が行われるようにセッション関連情報をチェックするステップ
をさらに含むことを特徴とする請求項19に記載のCPNS環境において終端端末が複数の移動通信端末に接続されてサービス提供を受けるための方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2012−518936(P2012−518936A)
【公表日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−550994(P2011−550994)
【出願日】平成21年10月13日(2009.10.13)
【国際出願番号】PCT/KR2009/005861
【国際公開番号】WO2010/098527
【国際公開日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【出願人】(500310672)エスケーテレコム株式会社 (107)
【氏名又は名称原語表記】SK TELECOM CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】11,Euljiro−2ga,Jung−gu,Seoul,Korea
【Fターム(参考)】