説明

DNAマクロアレイプロテオミクスプラットフォームに基づく前立腺癌関連組成物、方法およびキット

【課題】哺乳類前立腺癌抗原診断マーカー1(PCADM−1)もしくはそのフラグメントをコードする単離された核酸の提供。及び、PCADM−1のフラグメントを検出することを含んでなる前立腺癌を検出して処置する方法の提供。
【解決手段】哺乳類白血病細胞切断点クラスター領域結合タンパク質と特異的に結合する単離された核酸。特定な配列からなるアミノ酸配列の哺乳類前立腺癌診断マーカー1を含んでなる単離されたポリペプチドであって、該ポリペプチドが、特定な配列からなる核酸の少なくとも一つと特異的に結合する上記ポリペプチド。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
哺乳類白血病細胞切断点クラスター領域結合タンパク質と特異的に結合する単離された核酸。
【請求項2】
該白血病切断点クラスター領域結合タンパク質が、Rag1タンパク質およびRag2タンパク質よりなる群から選択される請求項1の核酸。
【請求項3】
該単離された核酸が二本鎖DNAを含んでなり、該DNAが核酸配列CACGGATG(配列番号:5)および核酸配列CACAATGA(配列番号:6)よりなる群から選択される核酸配列を含んでなる請求項2の単離された核酸。
【請求項4】
原核生物の切断点クラスター領域結合タンパク質と特異的に結合する単離された核酸。
【請求項5】
該原核生物の切断点クラスター領域結合タンパク質が、RecAタンパク質およびRecBタンパク質よりなる群から選択される請求項4の核酸。
【請求項6】
哺乳類前立腺癌抗原診断マーカー1を含んでなり、該哺乳類前立腺癌抗原診断マーカー1が、配列番号:2のアミノ酸と少なくとも99%の配列同一性を共有する、単離されたポリペプチドであって、
該ポリペプチドが、配列CACGGATG(配列番号:5)からなる核酸、配列CACAATGA(配列番号:6)からなる核酸、配列CACAATG(配列番号:7)からなる核酸および配列CACAATGTTTTTGT(配列番号:8)からなる核酸よりなる群から選択される核酸の少なくとも一つと特異的に結合する、上記ポリペプチド。
【請求項7】
(a)半ランダム二本鎖オリゴヌクレオチド組を作製すること(ここで、各二本鎖オリゴヌクレオチドは、少なくとも2塩基対を含んでなる既知の配列が側面に位置するランダムコアヌクレオチド配列を含んでなる);および
(b)DNA結合タンパク質と特異的に結合する該組のオリゴヌクレオチドメンバーを検出し、それによりDNA結合タンパク質と特異的に結合する二本鎖オリゴヌクレオチドを同定すること
を含んでなるDNA結合タンパク質と特異的に結合する二本鎖オリゴヌクレオチドの同定のためのモンテカルロ様スクリーニングアッセイ。
【請求項8】
(b)の該検出が、電気泳動移動度シフトアッセイおよびポリペプチドと結合している二本鎖オリゴヌクレオチドを検出する方法よりなる群から選択される方法を含んでなる請求項7のアッセイ。
【請求項9】
該ランダムコアヌクレオチド配列が、約3〜12塩基対を含んでなる請求項7のアッセイ。
【請求項10】
該二本鎖オリゴヌクレオチドが、約7〜16塩基対の長さの間である請求項7のアッセイ。
【請求項11】
該ランダムコアヌクレオチド配列が、7塩基対、8塩基対および9塩基対よりなる群から選択される長さを含んでなる請求項9のアッセイ。
【請求項12】
該アッセイが
(c)DNA結合タンパク質と最大の親和性で結合する二本鎖オリゴヌクレオチドの配列を同定すること;
(d)半ランダム二本鎖オリゴヌクレオチド組を作製すること(ここで、各二本鎖オリゴヌクレオチドは、(c)において同定される既知の側面に位置する配列からなり、該オリゴヌクレオチドは、未知のランダムコア配列が(c)において同定される配列より1個少ない未知の塩基対からなるように追加の既知の塩基対をさらに含んでなる)、および二本鎖オリゴヌクレオチドの配列を検出しそして同定するアッセイ段階を繰り返すこと
をさらに含んでなる請求項7のアッセイ。
【請求項13】
該アッセイが、DNA結合タンパク質と最大の親和性で結合する二本鎖オリゴヌクレオチドの全配列が同定されるまで(a)〜(d)を繰り返すことをさらに含んでなる請求項12のアッセイ。
【請求項14】
請求項7のアッセイにより同定されるDNA結合タンパク質と特異的に結合する単離された二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項15】
(a)半ランダム二本鎖オリゴヌクレオチド組を作製すること(ここで、各二本鎖オリゴヌクレオチドは、少なくとも2塩基対を含んでなる既知の配列が側面に位置するランダムコアヌクレオチド配列を含んでなる);
(b)該組における該二本鎖オリゴヌクレオチドの1つもしくはそれ以上がDNA結合タンパク質に特異的に結合する条件下で、該組の二本鎖オリゴヌクレオチドメンバーを腫瘍細胞もしくは組織から調製されたDNA結合タンパク質を含んでなる混合物を含有するサンプルと混合すること;
(c)該組における該二本鎖オリゴヌクレオチドの1つもしくはそれ以上がDNA結合タンパク質と特異的に結合する条件下で、該組の同一の二本鎖オリゴヌクレオチドメンバーを腫瘍を含んでならないそのほかの点では同一の細胞もしくは組織から調製されたDNA結合タンパク質を含んでなる混合物を含有するそのほかの点では同一のサンプルと混合すること;
(d)(a)および(b)において特異的オリゴヌクレオチド−タンパク質結合を検出すること;および
(e)(b)においてDNA結合タンパク質と特異的に結合するが(c)においてDNA結合タンパク質と特異的に結合しない二本鎖オリゴヌクレオチドを同定し、それにより腫瘍と関連するDNA結合タンパク質と特異的に結合する二本鎖オリゴヌクレオチドを同定すること
を含んでなる腫瘍と関連するDNA結合タンパク質と特異的に結合する二本鎖オリゴヌクレオチドを同定する方法。
【請求項16】
請求項15の方法により同定される単離された二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項17】
(d)の該検出が、電気泳動移動度シフトアッセイおよびポリペプチドと結合している標識した二本鎖オリゴヌクレオチドを検出する方法よりなる群から選択される方法を含んでなる請求項15の方法。
【請求項18】
該ランダムコアヌクレオチド配列が、約3〜12塩基対を含んでなる請求項15の方法。
【請求項19】
該二本鎖オリゴヌクレオチドが、約7〜16塩基対の長さの間である請求項15の方法。
【請求項20】
該ランダムコアヌクレオチド配列が、7塩基対、8塩基対および9塩基対よりなる群から選択される長さを含んでなる請求項18の方法。
【請求項21】
該方法が
(f)(e)においてDNA結合タンパク質と最大の親和性で結合する二本鎖オリゴヌクレオチドの配列を同定すること;
(g)半ランダム二本鎖オリゴヌクレオチド組を作製すること(ここで、各二本鎖オリゴヌクレオチドは、(f)において同定される既知の側面に位置する配列からなり、該オリゴヌクレオチドは、該未知のランダムコア配列が(f)において同定される配列より1個少ない未知の塩基対からなるように該未知のランダムコア配列に隣接する追加の既知の塩基対をさらに含んでなる);ならびに
(h)(b)および(e)を繰り返すこと
をさらに含んでなる請求項15の方法。
【請求項22】
該方法が、DNA結合タンパク質と最大の親和性で結合する二本鎖オリゴヌクレオチドの全配列が同定されるまで(b)〜(h)を繰り返すことをさらに含んでなる請求項21の方法。
【請求項23】
(a)半ランダム二本鎖オリゴヌクレオチド組を作製すること(ここで、各二本鎖オリゴヌクレオチドは、少なくとも2塩基対を含んでなる既知の配列が側面に位置するランダムコアヌクレオチド配列を含んでなる);および
(b)該組のオリゴヌクレオチドメンバーと特異的に結合するDNA結合タンパク質を検出し、それにより二本鎖DNA結合タンパク質を同定すること
を含んでなる二本鎖DNA結合タンパク質の同定のためのモンテカルロ様スクリーニングアッセイ。
【請求項24】
(b)の該検出が、電気泳動移動度シフトアッセイおよびポリペプチドと結合している二本鎖オリゴヌクレオチドを検出する方法よりなる群から選択される方法を含んでなる請求項22のアッセイ。
【請求項25】
該ランダムコアヌクレオチド配列が、約3〜12塩基対を含んでなる請求項23のアッセイ。
【請求項26】
該二本鎖オリゴヌクレオチドが、約7〜16塩基対の長さの間である請求項23のアッセイ。
【請求項27】
該ランダムコアヌクレオチド配列が、7塩基対、8塩基対および9塩基対よりなる群から選択される長さを含んでなる請求項26のアッセイ。
【請求項28】
該アッセイが
(c)DNA結合タンパク質と最大の親和性で結合する二本鎖オリゴヌクレオチドの配列を同定すること;
(d)半ランダム二本鎖オリゴヌクレオチド組を作製すること(ここで、各二本鎖オリゴヌクレオチドは、(c)において同定される該既知の側面に位置する配列からなり、該オリゴヌクレオチドは、未知のランダムコア配列が(c)において同定される配列より1個少ない未知の塩基対からなるように追加の既知の塩基対をさらに含んでなる)、および二本鎖オリゴヌクレオチドの配列を検出しそして同定するアッセイ段階を繰り返すことをさらに含んでなる請求項23のアッセイ。
【請求項29】
該アッセイが、DNA結合タンパク質と最大の親和性で結合する二本鎖オリゴヌクレオチドの全配列が同定されるまでアッセイの段階を繰り返すことをさらに含んでなる請求項28のアッセイ。
【請求項30】
請求項23のアッセイにより同定される単離された二本鎖DNA結合タンパク質。

【図1A】
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【図1B】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−131022(P2010−131022A)
【公開日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−1962(P2010−1962)
【出願日】平成22年1月7日(2010.1.7)
【分割の表示】特願2004−502932(P2004−502932)の分割
【原出願日】平成15年5月7日(2003.5.7)
【出願人】(502101973)フイラデルフイア・ヘルス・アンド・エデユケーシヨン・コーポレーシヨン (2)
【Fターム(参考)】