説明

IL−31モノクローナル抗体の可変領域配列と使用方法

IL-31に親和性を有する免疫グロブリンの抗原結合部位に由来する新規組成物を提供する。その組成物は、ヒトIL-31に特異的に結合することができる抗体分子の免疫学的な結合特性を示す。同じ又は異なる免疫グロブリン部分から得られたCDR領域を提供する。VH及びVLドメインが取り付けられた一本鎖ポリペプチドもまた提供する。sFv分子には、生理活性であり得るか、又は他の有用な残基のための付着部位を提供する補助的なポリペプチド部分が含まれる可能性がある。前記組成物は、特異的結合アッセイ、アフィニティー精製スキーム、薬物又は毒素ターゲッティング、造影、炎症性疾患のための遺伝的又は免疫学的な治療薬に有用である。これにより、本発明は、新規なポリペプチド、それらのポリペプチドをコードするDNAs、それらのDNAsを含んで成る発現カセット、及び上記ポリペプチドの産生を誘発する方法を提供する。本発明は、前記モノクローナル抗体の可変領域のアミノ酸配列、及びヒトIgG4 Fc分子を伴ったこれらのモノクローナル抗体又は抗体フラグメントの使用をさらに提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
配列番号2のアミノ酸配列を含んで成るポリペプチドに対する特異的結合に競合するモノクローナル抗体又は抗体フラグメントであって、ここで、上記モノクローナル抗体が、以下の:
a)配列番号8のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号9のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
b)配列番号10のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号11のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
c)配列番号12のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号13のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
d)配列番号14のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号15のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
e)配列番号16のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号17のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
f)配列番号18のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号19のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
g)配列番号20のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号21のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
h)配列番号22のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号23のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
i)配列番号24のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号25のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;及び
j)配列番号26のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号27のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域、
から成る群から選択される軽鎖可変領域と重鎖可変領域を含んで成り、且つ、ここで、上記モノクローナル抗体又は抗体フラグメントが、ヒトIgG4 Fc分子と併用して使用されるもの。
【請求項2】
哺乳動物の炎症を低減するか、遮断するか、阻害するか、又は中和する方法であって、配列番号2のアミノ酸配列を含んで成るポリペプチドに対する特異的結合に競合するモノクローナル抗体又は抗体フラグメントを、その哺乳動物に投与するステップを含んで成り、ここで、上記モノクローナル抗体が、以下の:
a)配列番号8のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号9のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
b)配列番号10のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号11のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
c)配列番号12のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号13のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
d)配列番号14のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号15のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
e)配列番号16のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号17のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
f)配列番号18のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号19のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
g)配列番号20のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号21のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
h)配列番号22のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号23のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
i)配列番号24のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号25のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;及び
j)配列番号26のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号27のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域、
から成る群から選択される軽鎖可変領域と重鎖可変領域を含んで成り、且つ、ここで、上記モノクローナル抗体又は抗体フラグメントが、ヒトIgG4 Fc分子と共に使用される前記方法。
【請求項3】
前記哺乳動物への抗体の投与が、炎症誘発性ケモカインの産生を低減するか、遮断するか、阻害するか、又は中和する、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記炎症誘発性ケモカインが、TARC又はMDCである、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
哺乳動物の掻痒症を軽減するか、遮断するか、阻害するか、又は中和する方法であって、配列番号2のアミノ酸配列を含んで成るポリペプチドに対する特異的結合に競合するモノクローナル抗体又は抗体フラグメントをその哺乳動物に投与するステップを含んで成り、ここで、上記モノクローナル抗体が、以下の:
a)配列番号8のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号9のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
b)配列番号10のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号11のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
c)配列番号12のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号13のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
d)配列番号14のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号15のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
e)配列番号16のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号17のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
f)配列番号18のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号19のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
g)配列番号20のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号21のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
h)配列番号22のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号23のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
i)配列番号24のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号25のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;及び
j)配列番号26のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号27のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域、
から成る群から選択される軽鎖可変領域と重鎖可変領域を含んで成り、且つ、ここで、上記モノクローナル抗体又は抗体フラグメントが、ヒトIgG4 Fc分子と共に使用される前記方法。
【請求項6】
前記モノクローナル抗体又は抗体フラグメントの投与が、皮膚炎を軽減するか、遮断するか、阻害するか、又は中和する、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記皮膚炎が、アトピー性皮膚炎又は結節性痒疹である、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
哺乳動物の引っ掻きを軽減するか、遮断するか、阻害するか、又は中和する方法であって、配列番号2のアミノ酸配列を含んで成るポリペプチドに対する特異的結合に競合するモノクローナル抗体又は抗体フラグメントをその哺乳動物に投与するステップを含んで成り、ここで、上記モノクローナル抗体が、以下の:
a)配列番号8のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号9のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
b)配列番号10のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号11のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
c)配列番号12のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号13のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
d)配列番号14のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号15のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
e)配列番号16のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号17のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
f)配列番号18のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号19のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
g)配列番号20のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号21のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
h)配列番号22のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号23のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
i)配列番号24のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号25のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;及び
j)配列番号26のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号27のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域、
から成る群から選択される軽鎖可変領域と重鎖可変領域を含んで成り、且つ、ここで、上記モノクローナル抗体又は抗体フラグメントが、ヒトIgG4 Fc分子と共に使用される前記方法。
【請求項9】
IL−31(配列番号2)のIL−31RA(配列番号5)との相互作用を阻害するか、遮断するか、又は中和する、請求項1に記載のモノクローナル抗体又は抗体フラグメント。
【請求項10】
前記モノクローナル抗体又は抗体フラグメントが、IL−31(配列番号2)のIL−31RA(配列番号5)との相互作用を阻害するか、遮断するか、又は中和する、請求項2、5、又は8に記載の方法。
【請求項11】
前記モノクローナル抗体又は抗体フラグメントが、以下の:
(a)マウス・モノクローナル抗体又は抗体フラグメント;
(b)ヒト化抗体又は抗体フラグメント;及び
(c)ヒト・モノクローナル抗体
から成る群から選択される、請求項1に記載のモノクローナル抗体又は抗体フラグメント。
【請求項12】
前記モノクローナル抗体又は抗体フラグメントが、以下の:
(a)マウス・モノクローナル抗体又は抗体フラグメント;
(b)ヒト化抗体又は抗体フラグメント;及び
(c)ヒト・モノクローナル抗体、
から成る群から選択される、請求項2、5、又は8に記載の方法。
【請求項13】
前記抗体がさらにペグ化を含んで成る、請求項1に記載のモノクローナル抗体又は抗体フラグメント。
【請求項14】
前記抗体がさらにペグ化を含んで成る、請求項2、5、又は8に記載の方法。
【請求項15】
前記モノクローナル抗体又は抗体フラグメントが、軽鎖可変領域および重鎖可変領域を含んでなり、ここで当該モノクローナル抗体又は抗体フラグメントが、以下の:
a)配列番号2のアミノ酸配列を含んで成るポリペプチドに対する特異的結合に競合するモノクローナル抗体又は抗体フラグメントであって、ここで、上記モノクローナル抗体又は抗体フラグメントが、以下の:
i)配列番号8のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号9のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;及び
ii)配列番号26のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号27のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域、
から成る群から選択される軽鎖可変領域と重鎖可変領域を含んで成るもの;並びに
b)配列番号2のアミノ酸配列を含んで成るポリペプチドに対する特異的結合に競合するモノクローナル抗体又は抗体フラグメントであって、ここで、上記モノクローナル抗体又は抗体フラグメントが、以下の:
i)配列番号10のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号11のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
ii)配列番号12のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号13のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
iii)配列番号14のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号15のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
iv)配列番号16のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号17のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
v)配列番号18のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号19のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
vi)配列番号20のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号21のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
vii)配列番号22のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号23のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;及び
vii)配列番号24のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号25のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域、
から成る群から選択される軽鎖可変領域と重鎖可変領域を含んで成るもの
から成る群から選択され、且つ、ここで、上記モノクローナル抗体又は抗体フラグメントが、ヒトIgG4 Fc分子と共に使用される、請求項1に記載のモノクローナル抗体又は抗体フラグメント。
【請求項16】
前記モノクローナル抗体又は抗体フラグメントが軽鎖可変領域及び重鎖可変領域を含み、ここで当該モノクローナル抗体又は抗体フラグメントが、以下の:
a)配列番号2のアミノ酸配列を含んで成るポリペプチドに対する特異的結合に競合するモノクローナル抗体又は抗体フラグメントであって、ここで、上記モノクローナル抗体又は抗体フラグメントが、以下の:
i)配列番号8のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号9のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;及び
ii)配列番号26のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号27のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域、
から成る群から選択される軽鎖可変領域と重鎖可変領域を含んで成るもの;並びに
b)配列番号2のアミノ酸配列を含んで成るポリペプチドに対する特異的結合に競合するモノクローナル抗体又は抗体フラグメントであって、ここで、上記モノクローナル抗体又は抗体フラグメントが、以下の:
i)配列番号10のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号11のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
ii)配列番号12のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号13のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
iii)配列番号14のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号15のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
iv)配列番号16のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号17のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
v)配列番号18のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号19のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
vi)配列番号20のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号21のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
vii)配列番号22のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号23のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;及び
vii)配列番号24のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号25のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域、
から成る群から選択される軽鎖可変領域と重鎖可変領域を含んで成るもの
から成る群から選択され、且つ、ここで、上記モノクローナル抗体又は抗体フラグメントが、ヒトIgG4 Fc分子と共に使用される、請求項2、5、又は8に記載の方法。
【請求項17】
前記モノクローナル抗体又は抗体フラグメントが、配列番号2のアミノ酸配列を含んで成るポリペプチドに特異的に結合するために競合し、ここで、上記モノクローナル抗体又は抗体フラグメントが、以下の:
a)配列番号8のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号9のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;及び
b)配列番号26のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号27のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域、
から成る群から選択される軽鎖可変領域と重鎖可変領域を含んで成る、請求項15又は16に記載のモノクローナル抗体又は方法。
【請求項18】
前記モノクローナル抗体又は抗体フラグメントが、配列番号2のアミノ酸配列を含んで成るポリペプチドに特異的に結合するために競合し、ここで、上記モノクローナル抗体又は抗体フラグメントが、以下の:
a)配列番号10のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号11のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
b)配列番号12のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号13のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
c)配列番号14のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号15のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
d)配列番号16のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号17のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
e)配列番号18のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号19のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
f)配列番号20のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号21のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;
g)配列番号22のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号23のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域;及び
h)配列番号24のアミノ酸配列を含んで成る軽鎖可変領域と配列番号25のアミノ酸配列を含んで成る重鎖可変領域、
から成る群から選択される軽鎖可変領域と重鎖可変領域を含んで成り、且つ、ここで、上記モノクローナル抗体又は抗体フラグメントが、ヒトIgG4 Fc分子と共に使用される、請求項15又は16に記載のモノクローナル抗体又は方法。
【請求項19】
ヒトIL−31に結合する単離抗体であって、ここで、上記抗体が、以下の:
a)ATCC特許寄託表示PTA−6815;
b)ATCC特許寄託表示PTA−6816;
c)ATCC特許寄託表示PTA−6829;
d)ATCC特許寄託表示PTA−6830;
e)ATCC特許寄託表示PTA−6831;
f)ATCC特許寄託表示PTA−6871;
g)ATCC特許寄託表示PTA−6872;
h)ATCC特許寄託表示PTA−6875;及び
i)ATCC特許寄託表示PTA−6873、
から選択されるATCC特許寄託表示を有するアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクションに寄託されたハイブリドーマによって産生されるモノクローナル抗体に由来するヒト化抗体であり、且つ、ここで、上記抗体が、ヒトIgG4であるところの重鎖免疫グロブリン定常ドメインを含んでなり、ある態様において、ヒトIgG4定常ドメインが、溶液中で安定であり、且つ、補体活性化活性がほとんどない突然変異型であり、特定の態様において、重鎖免疫グロブリン定常領域ドメインが、241位(カバットの番号付け)におけるSerからProへの突然変異をもつヒトIgG4定常ドメインである、前記抗体。
【請求項20】
前記免疫グロブリン軽鎖定常領域ドメインが、κ又はλヒト免疫グロブリン軽鎖の定常領域から成る群から選択される、請求項19に記載の単離抗体。
【請求項21】
請求項1〜20のいずれか1項に記載の単離抗体であって、
a)前記重鎖可変ドメインが、アミノ酸配列の配列番号51から成る第1CDR配列、配列番号52又は配列番号57から成る第2CDR配列、及び配列番号53から成る第3CDR配列を含んで成り、且つ、
b)前記軽鎖可変ドメインが、アミノ酸配列の配列番号54から成る第1CDR配列、配列番号55から成る第2CDR配列、及び配列番号56から成る第3CDR配列を含んで成る前記単離抗体。
【請求項22】
請求項1〜20のいずれか1項に記載の単離抗体であって、
a)前記重鎖可変ドメインが、アミノ酸配列の配列番号51から成る第1CDR配列、配列番号58から成る第2CDR配列、及び配列番号59から成る第3CDR配列を含んで成り、且つ、
b)前記軽鎖可変ドメインが、アミノ酸配列の配列番号60から成る第1CDR配列、配列番号61から成る第2CDR配列、及び配列番号62から成る第3CDR配列を含んで成る前記単離抗体。
【請求項23】
請求項1〜20のいずれか1項に記載の単離抗体であって、
a)前記重鎖可変ドメインが、アミノ酸配列の配列番号63から成る第1CDR配列、配列番号64から成る第2CDR配列、及び配列番号65から成る第3CDR配列を含んで成り、且つ、
b)前記軽鎖可変ドメインが、アミノ酸配列の配列番号66から成る第1CDR配列、配列番号67から成る第2CDR配列、及び配列番号68から成る第3CDR配列を含んで成る前記単離抗体。
【請求項24】
請求項1〜20のいずれか1項に記載の単離抗体であって、
a)前記重鎖可変ドメインが、アミノ酸配列の配列番号69から成る第1CDR配列、配列番号70又は配列番号79から成る第2CDR配列、及び配列番号71から成る第3CDR配列を含んで成り、且つ、
b)前記軽鎖可変ドメインが、アミノ酸配列の配列番号72から成る第1CDR配列、配列番号73から成る第2CDR配列、及び配列番号74から成る第3CDR配列を含んで成る前記単離抗体。
【請求項25】
請求項1〜20のいずれか1項に記載の単離抗体であって、
a)前記重鎖可変ドメインが、アミノ酸配列の配列番号75から成る第1CDR配列、配列番号76から成る第2CDR配列、及び配列番号65から成る第3CDR配列を含んで成り、且つ、
b)前記軽鎖可変ドメインが、アミノ酸配列の配列番号77から成る第1CDR配列、配列番号78から成る第2CDR配列、及び配列番号68から成る第3CDR配列を含んで成る前記単離抗体。
【請求項26】
請求項1〜20のいずれか1項に記載の単離抗体であって、
a)前記重鎖可変ドメインが、アミノ酸配列の配列番号80から成る第1CDR配列、配列番号817から成る第2CDR配列、及び配列番号82から成る第3CDR配列を含んで成り、且つ、
b)前記軽鎖可変ドメインが、アミノ酸配列の配列番号83から成る第1CDR配列、配列番号84から成る第2CDR配列、及び配列番号85から成る第3CDR配列を含んで成る前記単離抗体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2010−502652(P2010−502652A)
【公表日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−526951(P2009−526951)
【出願日】平成19年9月4日(2007.9.4)
【国際出願番号】PCT/US2007/077555
【国際公開番号】WO2008/028192
【国際公開日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【出願人】(500049831)ザイモジェネティクス,インコーポレイティド (37)
【Fターム(参考)】