説明

MRI装置

【課題】静磁場の均一化の向上を図ることができるMRI装置を提供する。
【解決手段】ボアチューブ23の外側に配置され、ボアチューブ23内に送り込まれる被検体Pに対して静磁場を発生する静磁場発生部21と、静磁場発生部21とボアチューブ23の間の減圧可能な空間Sに配置され、傾斜磁場を発生するメインコイル221及びこのメインコイル221外側に配置された傾斜磁場の漏洩を防ぐシールドコイル222を有する傾斜磁場発生部22と、傾斜磁場発生部22に配置されるシムトレイ24と、静磁場発生部21とボアチューブ23の間を閉塞する静磁場発生部21に固定された密閉カバー25とを備え、シムトレイ24は、密閉カバー25に固定されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、均一性の高い静磁場を発生するMRI装置に関する。
【背景技術】
【0002】
MRI装置は、ボアチューブの外側に配置された静磁場発生部、静磁場発生部とボアチューブの間に配置された傾斜磁場発生部を有し、天板上に載置された被検体をボアチューブ内に送り込んで撮像が行われる。
【0003】
この撮像では、静磁場発生部により発生する静磁場及び傾斜磁場コイルにより発生する傾斜磁場内の被検体に高周波コイルからのRF(Radio Frequency)波を照射して水素原子核スピンを励起し、この励起により水素原子核から放出される磁気共鳴(MR)信号を高周波コイルで検出する。そして、検出したMR信号に基づいて画像データを生成する。
【0004】
ところで、傾斜磁場発生部は、駆動時に作用する電磁力に起因して機械的に振動し、振動が騒音の発生源になっている。この騒音を低減するために、静磁場発生部とボアチューブの間に設けた空間に傾斜磁場発生部を配置し、その空間を減圧することにより、騒音の伝播を減らすことができる静音化構造を有するMRI装置が知られている。
【0005】
また、傾斜磁場発生部には、傾斜磁場を発生するメインコイルと、このメインコイルの外側に配置される傾斜磁場の漏洩を防ぐシールドコイルとを有するアクティブシールド型のものがある。そして、メインコイルとシールドコイルの間を有効利用するために、静磁場の不均一を補正するためのパッシブシムを配置することができるMRI装置がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2001−198104号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、静音化構造を有するMRI装置において、メインコイルとシールドコイルの間にパッシブシムを配置すると、傾斜磁場発生部の振動がパッシブシムに作用するため、パッシブシムの位置がずれて静磁場の均一性が乱れて悪影響を与える恐れがある。
【0008】
実施形態は、上記問題点を解決するためになされたもので、静磁場の均一化の向上を図ることができるMRI装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、実施形態のMRI装置は、ボアチューブの外側に配置され、前記ボアチューブ内に送り込まれる被検体に対して静磁場を発生する静磁場発生部と、前記静磁場発生部と前記ボアチューブの間の減圧可能な空間に配置され、傾斜磁場を発生するメインコイル及びこのメインコイル外側に配置された前記傾斜磁場の漏洩を防ぐシールドコイルを有する傾斜磁場発生部と、前記静磁場発生部に固定された支持体と、前記メインコイルと前記シールドコイルの間に配置され、前記支持体に固定されたシムトレイとを備えたことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】実施形態に係るMRI装置の構成を示すブロック図。
【図2】実施形態に係る架台部の構成の一例を示す断面図。
【図3】実施形態に係る傾斜磁場発生部の構成を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
【0012】
図1は、実施形態に係るMRI装置の構成を示したブロック図である。このMRI装置100は、被検体Pが移動可能に載置される寝台部10と、寝台部10上に載置された被検体Pに対して静磁場及び傾斜磁場の各磁場を発生する架台部20と、被検体Pに対してRF磁場を発生する架台部20に配置された高周波コイルユニット50と、架台部20に傾斜磁場を発生させるための電力を供給する傾斜磁場電源60と、架台部20で発生する各磁場に基づいてMR信号を検出する架台部20に配置された高周波コイルユニット70とを備えている。
【0013】
また、MRI装置100は、高周波コイルユニット70により検出されたMR信号を受信する送受信部80と、送受信部80で受信されたMR信号に基づいて画像データを生成するデータ処理部90と、データ処理部90で生成された画像データを表示する表示部91と、各種コマンド等の入力を行う操作部92と、操作部92からの入力信号に基づいて傾斜磁場電源60、送受信部80、及びデータ処理部90を制御するシステム制御部93とを備えている。
【0014】
架台部20は、内部に例えば超伝導磁石を有する静磁場発生部21及びこの静磁場発生部21の内側に配置される傾斜磁場発生部22を備えている。そして、静磁場発生部21は、被検体Pに対して静磁場を発生する。また、傾斜磁場発生部22は、静磁場発生部21が発生する静止磁場と同じ方向であるZ軸並びにこのZ軸に互いに直交するX軸及びY軸の各軸に対応する3種類の組み合わされたコイルを有する。そして、磁場強度が各軸方向に沿って変化する傾斜磁場を発生する。
【0015】
高周波コイルユニット50は、架台部20における傾斜磁場発生部22の内側に配置される。被検体Pに水素原子核を励起させるためのパルス状のRF波を照射してRF磁場を発生する。
【0016】
高周波コイルユニット70は、被検体P近傍に配置された例えばヘッドコイルであり、高周波コイルユニット50からのRF波の照射に応じて、被検体Pから放出されるMR信号を検出する。そして、検出したMR信号を送受信部80に出力する。
【0017】
送受信部80は、高周波コイルユニット50にパルス状のRF波を照射させる駆動信号を供給する基準信号発振器、変調器、電力増幅器等を有する基板を備えた送信部81と、高周波コイルユニット70からのMR信号を受信して処理を行う受信部82とにより構成される。そして、受信部82は、増幅器、中間周波数変換器、位相検波器、フィルタ、A/D変換器等を有する基板を備え、送信部81の高周波コイルユニット50への駆動信号の供給に応じて高周波コイルユニット70で検出されたMR信号を受信する。そして、受信したMR信号に対して中間周波数変換、位相検波、フィルタリング等の処理、更にはA/D変換を施したMR信号をデータ処理部90に出力する。
【0018】
データ処理部90は、送受信部80の受信部82から出力されたMR信号を再構成して画像データを生成し、生成した画像データを表示部91に出力する。また、表示部91は、CRT又は液晶パネル等を備え、データ処理部90から出力された画像データを表示する。更に、操作部92は、スイッチ、キーボード、マウス等の各種入力デバイスや表示パネルを備え、被検体Pの画像データを生成するための撮像条件の入力や、被検体Pを架台部20に送り込むための入力などを行う。
【0019】
システム制御部93は、CPUや記憶回路を備え、操作部92からの入力信号に基づいて、寝台部10、傾斜磁場電源60、送受信部80、及びデータ処理部90の各ユニットの制御やシステム全体の制御を行なう。そして、傾斜磁場電源60の傾斜磁場発生部22への電力供給タイミングを制御する。また、送受信部80における送信部81の高周波コイルユニット50への駆動信号を供給するタイミングや受信部82のMR信号を受信するタイミングを制御する。
【0020】
以下、図1乃至図3を参照して、架台部20の構成の詳細を説明する。図2は、架台部20の構成の一例を示す断面図である。また、図3は、傾斜磁場発生部22の構成を示す斜視図である。
【0021】
図2において、断面図は、架台部20の静磁場中心を通る鉛直断面を示している。架台部20は、静磁場発生部21及び傾斜磁場発生部22と、被検体Pが送り込まれるボアチューブ23とを備えている。また、傾斜磁場発生部22を貫通して配置され、ボアチューブ23内の静磁場を調整して均一にするための鉄シムを収容する複数のシムトレイ24を備えている。また、静磁場発生部21とボアチューブ23の間を閉塞するための密閉カバー25と、各シムトレイ24を密閉カバー25に固定する固定具26とを備えている。
【0022】
静磁場発生部21は、中空の円筒形を成し、ボアチューブ23の外側に配置される。そして、円筒形内に送り込まれた被検体Pに対して、Z軸の方向である円筒形の中心軸20aの方向に静磁場を発生する。
【0023】
傾斜磁場発生部22は、中空の円筒形を成し、傾斜磁場を発生するメインコイル221及びこのメインコイル221外側に離間して配置された傾斜磁場の漏洩を防ぐシールドコイル222を有する。また、図3に示すように、中心軸20aの方向にメインコイル221とシールドコイル222の間を貫通する複数の貫通孔223が設けられ、貫通孔223を貫通してシムトレイ24が配置される。そして、静磁場発生部21とボアチューブ23の間の減圧可能な空間Sに配置され、ゴム等の弾性体27を介して静磁場発生部21に支持されている。
【0024】
このように、傾斜磁場発生部22がアクティブシールド型である場合、デッドスペースとなるメインコイル221とシールドコイル222の間に貫通孔223を設け、貫通孔223にシムトレイ24を配置することにより、そのデッドスペースを有効に活用することができる。また、傾斜磁場発生部22を減圧可能な空間S内に配置し、弾性体27を介して支持することにより、傾斜磁場発生部22が駆動時に発生する騒音の伝播を低減すことができる。
【0025】
ボアチューブ23は中空の円筒状を成し、傾斜磁場発生部22の内側に配置される。そして、密閉カバー25により支持されている。ボアチューブ23内に送り込まれた被検体Pに対して静磁場及び傾斜磁場が形成される。
【0026】
各シムトレイ24は、非磁性及び非導電性を有する例えば合成樹脂から成り、長手方向に鉄シムを収容する複数のポケットを有する。また、一端部に2つの固定穴が形成されたフランジを有する。そして、傾斜磁場発生部22の貫通孔223を貫通して配置される。
【0027】
密閉カバー25は、傾斜磁場発生部22の一端部側を覆って静磁場発生部21とボアチューブ23の間の一端部側を閉塞する第1の密閉カバー28と、傾斜磁場発生部22の他端部側を覆って静磁場発生部21とボアチューブ23の間の他端部側を閉塞する第2の密閉カバー29により構成される。
【0028】
第1の密閉カバー28は、中央にボアチューブ23の外径よりも若干大きい円形の開口部を有する円盤状を成し、内面側における外周縁辺の面が静磁場発生部21の一端面に密着して固定されている。また、前記開口部を形成している内周縁辺の側面がボアチューブ23の一端部を支持している。また、開口部とボアチューブ23の一端部近傍の外面の間がOリング等のパッキング30で閉塞されている。また、シムトレイ24が貫通可能に設けられた傾斜磁場発生部22の各貫通孔223に対応する複数の挿入口281を有する。そして、各シムトレイ24は、挿入口281から第1の密閉カバー28内へ挿入することにより、貫通孔223を貫通して配置される。
【0029】
第2の密閉カバー29は、中央にボアチューブ23の外径よりも若干大きい円形の開口部を有する円盤状を成し、内面側の外周縁辺の面が静磁場発生部21の他端面に密着して固定されている。また、前記開口部を形成している内周縁辺の側面がボアチューブ23の一端部を支持している。また、前記開口部とボアチューブ23の他端部近傍の外面の間がパッキング30で閉塞されている。
【0030】
固定具26は、各シムトレイ24の一端部を固定する複数のネジ261,262により構成される。また、各シムトレイ24を保持する複数のシムトレイガイド263及び各シムトレイガイド263を固定する複数のネジ264により構成される。そして、各ネジ261,262は、各シムトレイ24を、この支持体としての機能を有する静磁場発生部21に固定された例えば密閉カバー25に固定している。ここでは、各シムトレイ24の一端部が、各ネジ261により第1の密閉カバー28外面に当接して固定され、他端部が各ネジ262により第2の密閉カバー29内面に当接して固定されている。
【0031】
このように、各シムトレイ24を静磁場発生部21に固定された密閉カバー25に固定することができる。そして、各シムトレイ24の一端部を第1の密閉カバー28に固定することができる。また、各シムトレイ24の他端部を第2の密閉カバー29に固定することができる。これにより、静磁場発生部21に対する各シムトレイ24の中心軸20a方向への位置ずれを防ぐことができる。
【0032】
各シムトレイガイド263は、中空の管状で高い剛性を有し、且つ、非磁性及び非導電性を有する例えば繊維強化プラスチックから成り、中空の部分はシムトレイ24の一端部及び他端面以外のほぼ全面に亘って当接するサイズである。そして、傾斜磁場発生部22の各貫通孔223を貫通して配置され、一端部の外周面が第1の密閉カバー28の挿入口281の開口面に密着して固定されている。また、他端部に第2の密閉カバー29内面に当接するフランジを有し、そのフランジがネジ264で第2の密閉カバー29内面に密着して固定されている。
【0033】
このように、傾斜磁場発生部22の貫通孔223を貫通して各シムトレイガイド263を配置することにより、第1の密閉カバー28の挿入口281を外部から閉塞して減圧可能な空間Sを形成することができる。そして、シムトレイガイド263でシムトレイ24を保持することにより、鉄シムと静磁場発生部21との間に働く電磁力によるシムトレイ24の変形を防ぐことができる。これにより、静磁場発生部21に対する変形による各シムトレイ24の位置ずれを防ぐことができる。
【0034】
そして、シムトレイ24が固定具26で固定された状態で、静磁場発生部21、ボアチューブ23、密閉カバー25、及びシムトレイガイド263により包囲され、外部から閉塞された空間Sを、図示しない真空ポンプを持いて、空間S内を外部に対して減圧する。そして、被検体Pをボアチューブ23内に送り込んで撮像が行われる。
【0035】
以上述べた実施形態によれば、傾斜磁場発生部22のメインコイル221とシールドコイル222の間に各貫通孔223を設け、各貫通孔223に各シムトレイ24を配置することにより、メインコイル221とシールドコイル222の間のデッドスペースを有効活用することができる。また、傾斜磁場発生部22を減圧可能な空間S内に配置し、弾性体27を介して支持することにより、傾斜磁場発生部22が駆動時に発生する騒音の伝播を低減すことができる。
【0036】
また、貫通孔223を貫通して配置された各シムトレイ24を、静磁場発生部21に固定された密閉カバー25に固定することができる。そして、各シムトレイ24の一端部を第1の密閉カバー28に固定することができる。また、各シムトレイ24の他端部を第2の密閉カバー29に固定することができる。これにより、静磁場発生部21に対する各シムトレイ24の中心軸20a方向への位置ずれを防ぐことができる。また、傾斜磁場発生部22の貫通孔223を貫通してシムトレイガイド263を配置し、シムトレイガイド263の一端部を第1の密閉カバー28に固定すると共に他端部を第2の密閉カバー29に固定して、シムトレイガイド263でシムトレイ24を保持することにより、シムトレイ24の変形を防ぐことが可能となり、変形によるシムトレイ24の位置ずれを防ぐことができる。以上により、静磁場発生部21に対してシムトレイ24を定位置に保つことができるため、シムトレイ24の位置ズレによる静磁場への悪影響を防いで、静磁場の均一化の向上を図ることができる。
【0037】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0038】
20 架台
21 静磁場発生部
22 傾斜磁場発生部
23 ボアチューブ
24 シムトレイ
25 密閉カバー
26 固定具
27 弾性体
28 第1の密閉カバー
29 第2の密閉カバー
30 パッキング
221 メインコイル
222 シールドコイル
223 貫通孔
261,262,264 ネジ
263 シムトレイガイド
281 挿入口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ボアチューブの外側に配置され、前記ボアチューブ内に送り込まれる被検体に対して静磁場を発生する静磁場発生部と、
前記静磁場発生部と前記ボアチューブの間の減圧可能な空間に配置され、傾斜磁場を発生するメインコイル及びこのメインコイル外側に配置された前記傾斜磁場の漏洩を防ぐシールドコイルを有する傾斜磁場発生部と、
前記静磁場発生部に固定された支持体と、
前記メインコイルと前記シールドコイルの間に配置され、前記支持体に固定されたシムトレイとを
備えたことを特徴とするMRI装置。
【請求項2】
前記支持体は、前記静磁場発生部と前記ボアチューブの間を閉塞する密閉カバーであることを特徴とする請求項1に記載のMRI装置。
【請求項3】
前記密閉カバーは、前記静磁場発生部と前記ボアチューブの間の一端部側を閉塞する第1の密閉カバー及び他端部側を閉塞する第2の密閉カバーにより構成され、
前記シムトレイは、長手方向における一端部が前記第1の密閉カバーに固定されていることを特徴とする請求項2に記載のMRI装置。
【請求項4】
前記シムトレイは、前記傾斜磁場発生部を貫通して配置され、
前記シムトレイは、長手方向における他端部が前記第2の密閉カバーに固定されていることを特徴とする請求項3に記載のMRI装置。
【請求項5】
一端部が前記第1の密閉カバーに固定され、他端部が前記第2の密閉カバーに固定された前記傾斜磁場発生部を貫通して配置されるシムトレイガイドを有し、
前記シムトレイは、前記シムトレイガイドに保持されていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のMRI装置。
【請求項6】
前記第1の密閉カバーは、前記シムトレイが貫通可能に設けられた挿入口を有し、
前記シムトレイガイドの一端部は前記挿入口に固定されていることを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載のMRI装置。
【請求項7】
前記傾斜磁場発生部は、弾性体を介して支持されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のMRI装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−115474(P2012−115474A)
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−267826(P2010−267826)
【出願日】平成22年11月30日(2010.11.30)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【出願人】(594164542)東芝メディカルシステムズ株式会社 (4,066)
【Fターム(参考)】