説明

POS端末、商品名称表示方法およびプログラム

【課題】操作者が使いやすいPOS端末および商品名称表示方法を提供する。
【解決手段】名称切替ボタン2a2が押下されると、制御部3は、商品キー2a1が正式名称を表示中の場合、各商品キー2a1の表示を、正式名称から、各商品キー2a1に対応する商品の略名称に切り替える。このとき、制御部3は、名称桁数が多くなるほど小さくなる文字サイズで、略名称を各商品キー2a1に表示する。一方、商品キー2a1が略名称を表示中の場合、制御部3は、各商品キー2a1の表示を、略名称から、各商品キー2a1に対応する商品の正式名称に切り替える。このとき、制御部3は、名称桁数が多くなるほど小さくなる文字サイズで、正式名称を各商品キー2a1に表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、POS端末、商品名称表示方法およびプログラムに関し、特には、商品ごとに設けられた商品キーに商品名称を表示するPOS端末、商品名称表示方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、高齢者の数が増えている。このため、各社は、高齢者および障害者が使いやすい製品を開発している。
【0003】
特許文献1(特開2001−202570号公報)には、タッチパネルを持つPOS端末が記載されている。
【0004】
タッチパネルを持つPOS端末では、商品に対応する商品キー(ボタン)が、タッチパネル上に表示され、各商品キーは、自己に対応する商品の名称を表示する。
【0005】
また、特許文献2(特開平11−288481号公報)には、ボタン操作に応じて、表示文字および操作キーを拡大表示する自動取引装置(ATM)が記載されている。
【特許文献1】特開2001−202570号公報
【特許文献2】特開平11−288481号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
POS端末は、固定サイズの商品キー内に商品名称を表示する。このため、商品名称が所定の長さを超えると、POS端末は、名称全体を表示するために、商品名称のフォントサイズを小さくする必要がある。
【0007】
しかし、従業員(パートとアルバイトも含む)の高齢化も進んでおり、小さな文字の識別が困難な操作者からは、フォントサイズを大きくしてほしいという要望が出ている。
【0008】
フォントサイズを大きくするためには、商品名称を簡略化して、商品キーに表示される商品名称を短くする必要がある。
【0009】
しかし、その場合、システム全体で使用する商品名称が短くなり、レシートなどに印字する名称を正式名称にしたいという要望に応えられなくなる。
【0010】
また、商品名称が簡略化されると、例えば、簡略化された商品名称に慣れていない操作者は、商品に対応する商品キーを正確に認識することが困難になる。
【0011】
本発明の目的は、操作者が使いやすいPOS端末および商品名称表示方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するために、本発明のPOS端末は、商品の名称を表示する商品キーを含み、前記商品キーの操作に応じて前記商品の会計処理を行うPOS端末において、前記商品に関連づけられた複数の名称を格納する格納部と、名称切替用の操作部と、前記操作部が操作されるごとに、前記格納部に格納された複数の名称から1つの名称を順番に選択していき、その選択された名称を、該名称の文字数が多いほどフォントサイズを小さくして、前記商品キーに表示させる制御部とを含む。
【0013】
また、本発明の商品名称表示方法は、商品の名称を表示する商品キーと、名称切替用の操作部と、を含み、前記商品に関連づけられた複数の名称を格納し、前記商品キーの操作に応じて前記商品の会計処理を行うPOS端末が行う商品名称表示方法であって、前記操作部が操作されるごとに、前記格納された複数の名称から1つの名称を順番に選択していく選択ステップと、前記選択された名称を、該名称の文字数が多いほどフォントサイズを小さくして、前記商品キーに表示する表示ステップとを含む。
【0014】
上記発明によれば、操作部が操作されるごとに、商品に関連づけられた複数の名称から1つの名称が順番に選択されていき、その選択された名称が、その文字数が多いほどフォントサイズを小さくして、商品キーに表示される。
【0015】
例えば、ユーザは、商品キーに名称を大きく表示させたい場合、操作部を操作して、略名称等の文字数の少ない名称を商品キーに表示させ、また、正式名称等の詳しい名称を商品キーに表示させたい場合、操作部を操作して、文字数の多い詳しい名称を商品キーに表示させることが可能となる。
【0016】
したがって、ユーザは、操作部を操作することによって、商品キーに表示される名称を、ユーザが使いやすい名称に切り替えることが可能となる。
【0017】
なお、前記商品と前記商品キーとは対応し、それぞれは複数あり、前記商品ごとに前記複数の名称が格納され、前記操作部が操作されるごとに、前記商品キーに対応する商品の複数の名称から1つの名称が順番に選択されていき、その選択された名称が、該名称の文字数が多いほどフォントサイズを小さくして該商品キーに表示されることが望ましい。
【0018】
上記発明によれば、ユーザは、操作部を操作することによって、複数の商品キーに表示される名称を、ユーザが使いやすい名称に切り替えることが可能となる。
【0019】
また、前記複数の商品キーから所定の商品キーを選択する旨の選択指示が受け付けられ、前記操作部が操作されるごとに、前記選択指示にて選択された所定の商品キーに対応する商品の複数の名称から1つの名称が順番に選択されていき、その選択された名称が、その文字数が多いほどフォントサイズを小さくして前記所定の商品キーに表示されることが望ましい。
【0020】
上記発明によれば、選択指示にて表示を切り替える商品キーが選択される。このため、選択指示にて選択された商品キーごとに、商品キーに表示される名称を、ユーザが使いやすい名称に切り替えることが可能となる。
【0021】
また、本発明のPOS端末は、商品の名称を表示する商品キーを含み、前記商品キーの操作に応じて前記商品の会計処理を行うPOS端末において、格納可能な文字数が互いに異なる複数の文字格納領域を有し、各文字格納領域に前記商品に関連づけられた名称を格納する格納部と、名称切替用の操作部と、前記操作部が操作されるごとに、前記複数の文字格納領域から1つの文字格納領域を順番に選択していき、その選択された文字格納領域に格納された名称を、その選択された文字格納領域に格納可能な文字数が多いほどフォントサイズを小さくして、前記商品キーに表示させる制御部とを含む。
【0022】
また、本発明の商品名称表示方法は、商品の名称を表示する商品キーと、名称切替用の操作部と、格納可能な文字数が互いに異なる複数の文字格納領域と、を含み、各文字格納領域に前記商品に関連づけられた名称を格納し、前記商品キーの操作に応じて前記商品の会計処理を行うPOS端末が行う商品名称表示方法であって、前記操作部が操作されるごとに、前記複数の文字格納領域から1つの文字格納領域を順番に選択していく選択ステップと、前記選択された文字格納領域に格納された名称を、その選択された文字格納領域に格納可能な文字数が多いほどフォントサイズを小さくして、前記商品キーに表示する表示ステップとを含む。
【0023】
上記発明によれば、操作部が操作されるごとに、複数の文字格納領域から1つの文字格納領域を順番に選択されていき、その選択された文字格納領域に格納された名称が、その選択された文字格納領域に格納可能な文字数が多いほどフォントサイズを小さくして、商品キーに表示される。
【0024】
したがって、ユーザは、操作部を操作することによって、商品キーに表示される名称を、ユーザが使いやすい名称に切り替えることが可能となる。
【0025】
また、前記商品と前記商品キーとは対応し、それぞれは複数あり、前記商品ごとに、前記複数の文字格納領域が設けられ、前記操作部が操作されるごとに、前記商品キーに対応する商品の複数の文字格納領域から1つの文字格納領域が順番に選択され、その選択された文字格納領域に格納された名称が、その選択された文字格納領域に格納可能な文字数が多いほどフォントサイズを小さくして該商品キーに表示されることが望ましい。
【0026】
上記発明によれば、ユーザは、操作部を操作することによって、複数の商品キーに表示される名称を、ユーザが使いやすい名称に切り替えることが可能となる。
【0027】
また、前記複数の商品キーから所定の商品キーを選択する旨の選択指示が受け付けられ、前記操作部が操作されるごとに、前記選択指示に基づいて選択された所定の商品キーに対応する商品の複数の文字格納領域から1つの文字格納領域が順番に選択されていき、その選択された文字格納領域に格納された名称が、その選択された文字格納領域に格納可能な文字数が多いほどフォントサイズを小さくして前記所定の商品キーに表示されることが望ましい。
【0028】
上記発明によれば、選択指示にて表示を切り替える商品キーが選択される。このため、選択指示にて選択された商品キーごとに、商品キーに表示される名称を、ユーザが使いやすい名称に切り替えることが可能となる。
【0029】
また、ユーザを識別するためのユーザ識別情報ごとに、前記各商品キーに表示させる名称が格納され、前記ユーザ識別情報が受け付けられると、該ユーザ識別情報に対応する、前記各商品キーに表示させる名称が読み取られ、該名称が前記各商品キーに表示されることが望ましい。
【0030】
上記発明によれば、ユーザ識別情報に応じて、各商品キーの名称表示を切り替えることが可能になる。よって、ユーザが入れ替わってPOS端末を使用する場合、ユーザがユーザ識別情報を入力することにより、商品キーの名称表示を、そのユーザが使いやすい名称表示に切り替えることが可能になる。
【0031】
また、前記商品ごとに、前記複数の名称から印字用の名称が設定され、前記商品キーが操作されると、その操作された商品キーに応じた商品に対して印字用として設定された名称がレシートに印字されることが望ましい。
【0032】
上記発明によれば、商品キーに表示される名称が切り替えられても、レシートに印字される名称を特定しておくことが可能になる。このため、商品キーに表示される名称にかかわらず、レシートに印字される商品の名称を統一することが可能になる。
【0033】
また、本発明のプログラムは、商品の名称を表示する商品キーと、名称切替用の操作部と、を含み、前記商品に関連づけられた複数の名称を格納し、前記商品キーの操作に応じて前記商品の会計処理を行うPOS端末に、商品名称表示処理を実行させるプログラムであって、前記操作部が操作されるごとに、前記格納された複数の名称から1つの名称を順番に選択していく選択処理と、前記選択された名称を、該名称の文字数が多いほどフォントサイズを小さくして、前記商品キーに表示する表示処理と、を含む商品名称表示処理を、前記POS端末に実行させる。
【0034】
また、本発明のプログラムは、商品の名称を表示する商品キーと、名称切替用の操作部と、格納可能な文字数が互いに異なる複数の文字格納領域と、を含み、各文字格納領域に前記商品に関連づけられた名称を格納し、前記商品キーの操作に応じて前記商品の会計処理を行うPOS端末に、商品名称表示処理を実行させるプログラムであって、
前記操作部が操作されるごとに、前記複数の文字格納領域から1つの文字格納領域を順番に選択していく選択処理と、
前記選択された文字格納領域に格納された名称を、その選択された文字格納領域に格納可能な文字数が多いほどフォントサイズを小さくして、前記商品キーに表示する表示処理と、を含む商品名称表示処理を、前記POS端末に実行させる。
【0035】
上記発明によれば、上記商品名称表示方法を上記POS端末に実行させることが可能になる。
【発明の効果】
【0036】
本発明によれば、ユーザは、操作部を操作することによって、商品キーに表示される名称を、ユーザが使いやすい名称に切り替えることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0037】
以下、本発明の実施例を、図面を参照して説明する。
【0038】
図1は、本発明の一実施例のPOS端末を示したブロック図である。
【0039】
図1において、本POS端末は、商品マスタデータベース(以下「商品マスタDB」と称する。)1と、操作表示部2と、制御部3と、印字部4と、表示内容格納部5と、入力部6とを含む。
【0040】
商品マスタDB1は、格納部の一例であり、商品ごとに、その商品に関連づけられた複数の名称を格納する。また、商品マスタDB1は、設定部の一例であり、商品ごとに、複数の名称のいずれかを印字用の名称として設定する。
【0041】
図2は、商品マスタDB1の一例を示した説明図である。
【0042】
図2において、商品マスタDB1は、商品1aごとに、正式名称1bと、略名称1cと、価格1dと、印字名称1eとを関連づけて格納する。なお、商品1aは、例えば、各商品の識別コードである。
【0043】
商品マスタDB1は、例えば、商品Aと、商品Aの正式名称「○○○○○」と、商品Aの略名称「○○○」と、商品Aの価格「400」と、商品Aの印字名称「○○○○○」とを関連づけて格納する。
【0044】
なお、各商品において、正式名称1bの文字数は、略名称1cの文字数より多い。換言すると、正式名称1bは、略名称1cより長い。
【0045】
また、商品Aの印字名称は、商品Aの正式名称に限らず適宜変更可能であり、例えば、商品Aの略名称でもよい。
【0046】
また、正式名称として登録可能な文字数が、略名称として登録可能な文字数よりも多くてもよい。
【0047】
図1に戻って、操作表示部2は、タッチパネル式の画面2aを有する。
【0048】
画面2aには、複数の商品キー2a1と、名称切替ボタン2a2とが表示される。
【0049】
商品キー2a1aは、商品Aに対応し、商品Aの複数の名称から選択された1つの名称を表示する。商品キー2a1bは、商品Bに対応し、商品Bの複数の名称から選択された1つの名称を表示する。商品キー2a1cは、商品Cに対応し、商品Cの複数の名称から選択された1つの名称を表示する。商品キー2a1dは、商品Dに対応し、商品Dの複数の名称から選択された1つの名称を表示する。
【0050】
なお、各商品キー2a1は、名称が長いほど、換言すると、名称の文字数が多いほど、名称のフォントサイズを小さくして、その名称を表示する。
【0051】
操作表示部2は、商品キー2a1が操作されると、その商品キー2a1に対応する商品を示す商品キー信号(例えば、商品の識別コード)を制御部3に提供する。
【0052】
名称切替ボタン2a2は、操作部の一例である。操作表示部2は、名称切替ボタン2a2が操作されると、操作信号を制御部3に提供する。
【0053】
制御部3は、例えば、POS端末の動作を規定するプログラムを実行して種々の動作を行うコンピュータであり、POS端末全体を制御する。
【0054】
制御部3は、操作表示部2から商品キー信号を受け付けると、その商品キー信号に対応する商品を特定し、その商品に関連づけられた価格を商品マスタDB1から読み出し、その価格に基づいて、その商品の会計処理を行う。
【0055】
また、制御部3は、その特定された商品に関連づけられた印字名称を商品マスタDB1から読み出し、その印字名称をレシートに印字する印字処理を、印字部4に実行させる。
【0056】
また、制御部3は、名称切替ボタン2a2が操作されるごとに、商品キー2a1に対応する商品の複数の名称から1つの名称を順番に選択していく。
【0057】
制御部3は、その選択された名称全体が商品キーに表示されるように、その選択された名称を、名称の文字数が多くなるほどフォントサイズを小さくして、その名称の商品に対応する商品キー2a1に表示させる。
【0058】
具体的には、制御部3は、操作表示部2から操作信号を受け付けるたびに、各商品キー2a1の表示を、その商品キーに対応する商品の正式名称と、その商品の略名称とに、交互に切り替える。
【0059】
なお、略名称が正式名称より短いので、制御部3は、略名称を正式名称より大きいフォントサイズで商品キーに表示する。このとき、制御部3は、正式名称全体が商品キーに表示され、また、略名称全体が商品キーに表示されるように、略名称と正式名称とのフォントサイズを調整する。
【0060】
表示内容格納部5は、ユーザを識別するための担当者コード(ユーザ識別情報)ごとに、各商品キー2a1に表示させる名称を格納する。
【0061】
図3は、表示内容格納部5の一例を示した説明図である。
【0062】
図3において、表示内容格納部5は、担当者コード5aごとに、各商品キー2a1に表示させる名称5bを格納する。
【0063】
表示内容格納部5は、例えば、担当者コード「0001」と、商品キー2a1aに表示させる名称「○○○」と、商品キー2a1bに表示させる名称「×××」と、商品キー2a1cに表示させる名称「○×」と、商品キー2a1dに表示させる名称「△△△」と、を関連づけて格納する。
【0064】
図1に戻って、入力部6は、例えば、キーボードおよびマウスであり、担当者コードおよび表示登録指示等のユーザの入力を受け付ける。
【0065】
なお、表示登録指示は、担当者コードに関連づけて、各商品キー2a1に表示させる名称を、表示内容格納部5に格納する旨を示す。
【0066】
入力部6は、担当者コードを受け付けると、その担当者コードを制御部3に提供し、また、表示登録指示を受け付けると、その表示登録指示を制御部3に提供する。
【0067】
制御部3は、表示登録指示を受け付けてから所定時間(例えば、8秒間)内に担当者コードを受け付けると、そのときに各商品キー2a1が表示している名称を、各商品キー2a1に表示させる名称5bとして、表示内容格納部5に格納する。このとき、制御部3は、各商品キー2a1に表示させる名称5bを、その受け付けられた担当者コードに対応づけて表示内容格納部5に格納する。
【0068】
また、制御部3は、表示登録指示を受け付けてから所定時間経過した後に担当者コードを受け付けると、その担当者コードに対応する、各商品キー2a1に表示させる名称5bを、表示内容格納部5から読み取る。制御部3は、その各商品キー2a1に表示させる名称5bを各商品キー2a1に表示させる。
【0069】
なお、所定時間は、8秒間に限らず適宜変更可能である。
【0070】
また、担当者コードが入力されてから会計処理を開始するようなPOS端末の場合、制御部3は、名称切替ボタン2a2が操作されるごとに、あらかじめ入力されている担当者コードに対応させて、各商品キー2a1に表示させる名称を表示内容格納部5に格納してもよい。
【0071】
この場合は、別の担当者がPOS端末を操作後、ユーザが、改めて自分の担当者コードを入力することによって、制御部3は、そのユーザが前回各商品キー2a1に表示させていた名称を、各商品キー2a1に再び表示させる。
【0072】
次に、動作を説明する。
(1)名称切替ボタン2a2による商品キー2a1の表示切替え
図4は、名称切替ボタン2a2の操作によって、商品キー2a1の表示を切り替える動作を説明するためのフローチャートである。以下、図4を参照して、名称切替ボタン2a2の操作によって、商品キー2a1の表示を切り替える動作を説明する。
【0073】
名称切替ボタン2a2が押下されると(ステップ401)、操作表示部2は、操作信号を制御部3に提供する。制御部3は、操作信号を受け付けると、ステップ402を実行する。
【0074】
ステップ402では、制御部3は、商品キー2a1が正式名称を表示中であるか否か判断する。制御部3は、商品キー2a1が正式名称を表示中の場合(図5参照)、ステップ403を実行し、一方、商品キー2a1が略名称を表示中の場合(図6参照)、ステップ404を実行する。
【0075】
なお、図5は、商品キー2a1が正式名称を表示しているときの画面2aの一例を示した説明図であり、図6は、商品キー2a1が略名称を表示しているときの画面2aの一例を示した説明図である。
【0076】
ステップ403では、制御部3は、各商品キー2a1の表示を、正式名称から、各商品キー2a1に対応する商品の略名称に切り替える。このとき、制御部3は、名称桁数にあわせた文字サイズで、具体的には、名称の文字数が多くなるほど小さくなる文字サイズで、略名称を各商品キー2a1に表示する。
【0077】
一方、ステップ404では、制御部3は、各商品キー2a1の表示を、略名称から、各商品キー2a1に対応する商品の正式名称に切り替える。このとき、制御部3は、名称桁数にあわせた文字サイズで、具体的には、名称の文字数が多くなるほど小さくなる文字サイズで、正式名称を各商品キー2a1に表示する。
(2)表示内容格納部5への情報の格納動作
次に、表示内容格納部5に、担当者コードと関連づけて、各商品キー2a1に表示させる名称を格納する動作を説明する。
【0078】
ユーザは、表示内容格納部5に、担当者コードと関連づけて、各商品キー2a1に表示させる名称を格納する場合、まず、名称切替ボタン2a2を操作して、各商品キー2a1に表示される名称を、自らが使いやすい名称に設定する。
【0079】
続いて、ユーザは、表示登録指示と、自己の担当者コードとを、入力部6に入力する。このとき、ユーザは、表示登録指示を入力してから所定時間(例えば、8秒間)内に担当者コードを入力する。
【0080】
入力部6は、表示登録指示と担当者コードとを、制御部3に提供する。
【0081】
制御部3は、表示登録指示を受け付けてから所定時間(例えば、8秒間)内に担当者コードを受け付けると、そのときに各商品キー2a1が表示している名称を、各商品キー2a1に表示させる名称5bとして、表示内容格納部5に格納する。
【0082】
このとき、制御部3は、各商品キー2a1に表示させる名称5bを、その受け付けられた担当者コードに対応づけて表示内容格納部5に格納する。
【0083】
また、担当者コードが入力されてから会計処理を開始するようなPOS端末の場合、制御部3は、名称切替ボタン2a2が操作されるごとに、あらかじめ入力されている担当者コードに対応させて、各商品キー2a1に表示させる名称を表示内容格納部5に格納する。
(3)担当者コードによる商品キー2a1の表示切替え
次に、担当者コードによる商品キー2a1の表示切替え動作を説明する。
【0084】
ユーザは、上記(2)の動作を行った後にPOS端末を操作する際、自己の担当者コードを入力部6に入力する。入力部6は、担当者コードを制御部3に提供する。
【0085】
制御部3は、表示登録指示を受け付けてから所定時間経過した後に担当者コードを受け付けると、その担当者コードに対応する、各商品キー2a1に表示させる名称5bを、表示内容格納部5から読み取る。
【0086】
制御部3は、各商品キー2a1に表示させる名称5bを、各商品キー2a1に表示させる。
【0087】
また、担当者コードが入力されてから会計処理を開始するようなPOS端末の場合、別の担当者がPOS端末を操作後、ユーザが、改めて自分の担当者コードを入力することによって、制御部3は、そのユーザが前回各商品キー2a1に表示させていた名称を、各商品キー2a1に再び表示させる。
(4)商品キー操作に応じた処理
次に、商品キーが操作された際に実行される動作を説明する。
【0088】
商品キー2a1が操作されると、操作表示部2は、その商品キー2a1に対応する商品キー信号を制御部3に提供する。
【0089】
制御部3は、操作表示部2から商品キー信号を受け付けると、その商品キー信号に対応する商品を特定し、その商品に関連づけられた価格を商品マスタDB1から読み出し、その価格に基づいて、その商品の会計処理を行う。
【0090】
また、制御部3は、その特定された商品に関連づけられた印字名称を商品マスタDB1から読み出す。続いて、制御部3は、その印字名称をレシートに印字する印字処理を、印字部4に実行させる。
【0091】
本実施例によれば、制御部3は、名称切替ボタン2a2が操作されるごとに、商品に関連づけられた複数の名称から1つの名称を順番に選択していき、その選択された名称を、名称の文字数が多いほどフォントサイズを小さくして、商品キー2a1に表示させる。
【0092】
例えば、飲食店等では、従業員間で使用する略称(例:レモンスカッシュ→レスカ)が存在するケースが多い。
【0093】
ユーザは、商品キー2a1に名称を大きく表示させたい場合、名称切替ボタン2a2を操作して、短い名称(例えば、略称)を商品キー2a1に表示させ、また、正式名称等の詳しい名称を商品キー2a1に表示させたい場合、名称切替ボタン2a2を操作して、長い名称を商品キー2a1に表示させることが可能となる。
【0094】
したがって、ユーザは、名称切替ボタン2a2を操作することによって、商品キー2a1に表示される名称を、ユーザが使いやすい名称に切り替えることが可能となる。
【0095】
なお、本実施例では、商品と商品キー2a1とは対応し、それぞれは複数あり、商品マスタDB1は、商品ごとに複数の名称を格納する。また、制御部3は、名称切替ボタン2a2が操作されるごとに、商品キー2a1に対応する商品の複数の名称から1つの名称を順番に選択していき、その選択された名称を、名称の文字数が多いほどフォントサイズを小さくして、その商品キー2a1に表示させる。
【0096】
この場合、ユーザは、名称切替ボタン2a2を操作することによって、複数の商品キー2a1に表示される名称を、ユーザが使いやすい名称に切り替えることが可能となる。
【0097】
また、本実施例では、表示内容格納部5は、担当者コードごとに、各商品キー2a1に表示させる名称を格納する。また、制御部3は、担当者コードを受け付けると、その担当者コードに対応する、各商品キーに表示させる名称を、表示内容格納部5から読み取り、その名称を各商品キー2a1に表示させる。
【0098】
この場合、担当者コードに応じて、各商品キー2a1の名称表示を切り替えることが可能になる。よって、ユーザが入れ替わってPOS端末を使用する場合、ユーザが自己の担当者コードを入力することにより、商品キー2a1の名称表示を、そのユーザが使いやすい名称表示に簡単に切り替えることが可能になる。
【0099】
なお、本実施例が、ユーザがPOS端末の操作を開始する際に、自己の担当者コードをPOS端末に入力しなければならないPOSシステムに適用されれば、ユーザは、POS端末を使用する際に、常に自己が使いやすい名称を商品キーに表示させることが可能になる。
【0100】
また、本実施例では、商品マスタDB1には、商品ごとに、その商品の複数の名称の中の1つが、印字用の名称として設定される。印字部4は、商品キー2a1が操作されると、その操作された商品キー2a1に応じた商品に対して印字用として設定された名称をレシートに印字する。
【0101】
この場合、商品キー2a1に表示される名称が切り替えられても、レシートに印字される名称を特定しておくことが可能になる。このため、商品キー2a1に表示される名称にかかわらず、レシートに印字される商品の名称を統一することが可能になる。
【0102】
なお、上記実施例において、正式名称と略名称を、商品ごとに、選択して表示できるようにしてもよい。
【0103】
図7は、正式名称と略名称を、商品ごとに、選択して表示することが可能なPOS端末を示したブロック図である。図7において、図1に示したものと同一機能を有するものには同一符号を附してある。
【0104】
図7に示したPOS端末では、図1に示したPOS端末に、選択ボタン2a3が追加されている。以下、図1と異なる点を中心に、図7に示したPOS端末を説明する。
【0105】
選択ボタン2a3は、選択部の一例であり、操作表示部2に表示される。
【0106】
選択ボタン2a3は、複数の商品キー2a1から所定の商品キーを選択する旨の選択指示を受け付ける。具体的には、選択部2a3は、ユーザの操作を、選択指示として受け付ける。操作表示部2は、選択部2a3が操作されると、選択指示を制御部3に提供する。
【0107】
制御部3は、選択指示を受け付けると、所定期間(例えば、10秒)商品キー信号を待つ。制御部3は、その所定期間内に受け付けられた商品キー信号に対応する商品キーを、選択指示に基づいて選択された所定の商品キーとして認識する。なお、所定期間は、10秒に限らず適宜変更可能である。
【0108】
制御部3は、所定時間内に1つの商品キー信号を受け付けると、その1つの商品キー信号に対応する商品キーを、所定の商品キーとして認識し、また、所定時間内に複数の商品キー信号を受け付けると、その複数の商品キー信号に対応する商品キーを、所定の商品キーとして認識する。
【0109】
その後、制御部3は、名称切替ボタン2a2が操作されるたびに、所定の商品キーごとに、その所定の商品キーに対応する商品の複数の名称から1つの名称を順番に選択していき、その選択された名称を、その名称の文字数が多いほどフォントサイズを小さくして、その所定の商品キーに表示させる。
【0110】
この場合、ユーザは、選択ボタン2a3を押下した後、表示されている名称を変更したい商品キー2a1を押下し、その後、名称切替ボタン2a2を押下することによって、商品キーごとに、商品キーに表示される名称を、ユーザが使いやすい名称に切り替えることが可能となる。
【0111】
また、本実施例では、表示内容格納部5は、商品キーごとに正式名称と略称を選択した画面を、担当者ごとに登録可能となる。
【0112】
例えば、ユーザが、選択ボタン2a3と、商品キー2a1と、名称切替ボタン2a2とを操作して、商品キー2a1ごとに、商品キー2a1に表示される名称を、ユーザが使いやすい名称に切り替えた後、表示登録指示と自己の担当者コードとを入力部6に入力すれば、制御部3は、そのときに各商品キー2a1が表示している名称を、各商品キー2a1に表示させる名称5bとして、表示内容格納部5に格納する。
【0113】
その後、ユーザが、自己の担当者コードを入力部6に入力すれば、制御部3は、その担当者コードに対応する、各商品キー2a1に表示させる名称5bを、表示内容格納部5から読み取り、その各商品キー2a1に表示させる名称5bを各商品キー2a1に表示させる。
【0114】
なお、上記各実施例では、操作表示部2は、タッチパネル式の画面2aを有していたが、操作表示部2は、商品キー2a1、名称切替ボタン2a2等を表示する画面を有し、入力部6のマウスのクリックにより、商品キー2a1、名称切替ボタン2a2等が操作されてもよい。
【0115】
また、上記各実施例では、商品マスタDB1は、複数の名称として、正式名称と略名称の2つを格納していたが、複数の名称は、これらに限らず適宜変更可能である。例えば、商品マスタDB1は、複数の名称として3つ以上の名称を格納してもよい。
【0116】
商品マスタDB1が、複数の名称として、名称Aと、名称Bと、名称Cとを格納している場合、制御部3は、名称切替ボタン2a2が操作されるたびに、名称A、名称B、名称C、名称A(以降繰り返し)という順番で、表示を切り替える。
【0117】
また、上記各実施例において、商品マスタDB1は、格納可能な文字数が互いに異なる複数の文字格納領域を商品ごとに有し、各文字格納領域に商品に関連づけられた名称を格納してもよい。
【0118】
この場合、制御部3は、名称切替ボタン2a2が操作されるごとに、商品キー2a1に対応する商品の複数の文字格納領域から1つの文字格納領域を順番に選択していき、その選択された文字格納領域に格納された名称を、その選択された文字格納領域に格納可能な文字数が多いほどフォントサイズを小さくして、その商品キー2a1に表示させてもよい。
【0119】
例えば、商品マスタDB1において、正式名称を格納するための文字格納領域の格納可能な文字数が10文字で、略名称を格納するための文字格納領域の格納可能な文字数が5文字の場合、制御部3は、正式名称を、略名称のフォントサイズより小さくして商品キーに表示する。
【0120】
上記実施例では、登録された名称文字数がそろっていないと、フォントサイズがばらばらになるが、この場合、フォントサイズが、文字格納領域に格納可能な文字数によって決定するので、文字格納領域単位で、フォントサイズをそろえることが可能になる。
【0121】
また、制御部3は、名称切替ボタン2a2が操作されるごとに、商品キーに対応する商品の複数の文字格納領域から1つの文字格納領域を順番に選択し、その選択された文字格納領域に格納された名称を、その選択された文字格納領域に格納可能な文字数が多いほどフォントサイズを小さくしてその商品キーに表示させてもよい。
【0122】
この場合、ユーザは、名称切替ボタン2a2を操作することによって、複数の商品キーに表示される名称を、ユーザが使いやすい名称に切り替えることが可能となる。
【0123】
また、選択ボタン2a3が、選択指示を受け付け、制御部3が、名称切替ボタン2a2が操作されるごとに、選択指示に基づいて選択された所定の商品キーに対応する商品の複数の文字格納領域から1つの文字格納領域が順番に選択されていき、その選択された文字格納領域に格納された名称を、その選択された文字格納領域に格納可能な文字数が多いほどフォントサイズを小さくして所定の商品キーに表示させてもよい。
【0124】
この場合、選択指示にて選択された商品キーごとに、商品キーに表示される名称を、ユーザが使いやすい名称に切り替えることが可能となる。
【0125】
上記各実施例によれば、以下の効果を奏する。
【0126】
POS端末のユーザが、高齢者など小さな文字の読み取りができない場合でも、文字サイズを大きくすることにより、ユーザによる名称の読み取りが容易になる。
【0127】
また、POS端末のユーザが、新人などでまだ略称が理解しきれていない場合などでは、正式名称を表示することにより、間違いのない入力ができる。
【0128】
以上説明した各実施例において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0129】
【図1】本発明の一実施例のPOS端末を示したブロック図である。
【図2】商品マスタDB1の一例を示した説明図である。
【図3】表示内容格納部5の一例を示した説明図である。
【図4】POS端末の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】商品キー2a1の表示の一例を示した説明図である。
【図6】商品キー2a1の表示の他の例を示した説明図である。
【図7】本発明の他の実施例のPOS端末を示したブロック図である。
【符号の説明】
【0130】
1 商品マスタDB
2 操作表示部
2a 画面
2a1 商品キー
2a2 名称切替ボタン
2a3 選択ボタン
3 制御部
4 印字部
5 表示内容格納部
6 入力部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品の名称を表示する商品キーを含み、前記商品キーの操作に応じて前記商品の会計処理を行うPOS端末において、
前記商品に関連づけられた複数の名称を格納する格納部と、
名称切替用の操作部と、
前記操作部が操作されるごとに、前記格納部に格納された複数の名称から1つの名称を順番に選択していき、その選択された名称を、該名称の文字数が多いほどフォントサイズを小さくして、前記商品キーに表示させる制御部と、を含むことを特徴とするPOS端末。
【請求項2】
請求項1に記載のPOS端末において、
前記商品と前記商品キーとは対応し、それぞれは複数あり、
前記格納部は、前記商品ごとに、前記複数の名称を格納し、
前記制御部は、前記操作部が操作されるごとに、前記商品キーに対応する商品の複数の名称から1つの名称を順番に選択していき、その選択された名称を、該名称の文字数が多いほどフォントサイズを小さくして該商品キーに表示させる、POS端末。
【請求項3】
請求項2に記載のPOS端末において、
前記複数の商品キーから所定の商品キーを選択する旨の選択指示を受け付ける選択部をさらに含み、
前記制御部は、前記操作部が操作されるごとに、前記選択指示に基づいて選択された所定の商品キーに対応する商品の複数の名称から1つの名称を順番に選択していき、その選択された名称を、該名称の文字数が多いほどフォントサイズを小さくして前記所定の商品キーに表示させる、POS端末。
【請求項4】
商品の名称を表示する商品キーを含み、前記商品キーの操作に応じて前記商品の会計処理を行うPOS端末において、
格納可能な文字数が互いに異なる複数の文字格納領域を有し、各文字格納領域に前記商品に関連づけられた名称を格納する格納部と、
名称切替用の操作部と、
前記操作部が操作されるごとに、前記複数の文字格納領域から1つの文字格納領域を順番に選択していき、その選択された文字格納領域に格納された名称を、その選択された文字格納領域に格納可能な文字数が多いほどフォントサイズを小さくして、前記商品キーに表示させる制御部と、を含むことを特徴とするPOS端末。
【請求項5】
請求項4に記載のPOS端末において、
前記商品と前記商品キーとは対応し、それぞれは複数あり、
前記格納部は、前記商品ごとに、前記複数の文字格納領域を有し、
前記制御部は、前記操作部が操作されるごとに、前記商品キーに対応する商品の複数の文字格納領域から1つの文字格納領域を順番に選択していき、その選択された文字格納領域に格納された名称を、その選択された文字格納領域に格納可能な文字数が多いほどフォントサイズを小さくして該商品キーに表示させる、POS端末。
【請求項6】
請求項5に記載のPOS端末において、
前記複数の商品キーから所定の商品キーを選択する旨の選択指示を受け付ける選択部をさらに含み、
前記制御部は、前記操作部が操作されるごとに、前記選択指示に基づいて選択された所定の商品キーに対応する商品の複数の文字格納領域から1つの文字格納領域を順番に選択していき、その選択された文字格納領域に格納された名称を、その選択された文字格納領域に格納可能な文字数が多いほどフォントサイズを小さくして前記所定の商品キーに表示させる、POS端末。
【請求項7】
請求項2、3、5または6に記載のPOS端末において、
ユーザを識別するためのユーザ識別情報ごとに、前記各商品キーに表示させる名称を格納する表示内容格納部と、
前記ユーザ識別情報を受け付ける入力部と、をさらに含み、
前記制御部は、前記入力部が前記ユーザ識別情報を受け付けると、該ユーザ識別情報に対応する、前記各商品キーに表示させる名称を前記表示内容格納部から読み取り、該名称を前記各商品キーに表示させる、POS端末。
【請求項8】
請求項2、3、5、6または7に記載のPOS端末において、
前記商品ごとに、前記複数の名称のいずれかを印字用の名称として設定する設定部と、
前記商品キーが操作されると、その操作された商品キーに応じた商品に対して前記設定部にて印字用として設定された名称をレシートに印字する印字部と、をさらに含むPOS端末。
【請求項9】
商品の名称を表示する商品キーと、名称切替用の操作部と、を含み、前記商品に関連づけられた複数の名称を格納し、前記商品キーの操作に応じて前記商品の会計処理を行うPOS端末が行う商品名称表示方法であって、
前記操作部が操作されるごとに、前記格納された複数の名称から1つの名称を順番に選択していく選択ステップと、
前記選択された名称を、該名称の文字数が多いほどフォントサイズを小さくして、前記商品キーに表示する表示ステップと、を含む商品名称表示方法。
【請求項10】
請求項9に記載の商品名称表示方法において、
前記商品と前記商品キーとは対応し、それぞれは複数あり、
前記POS端末は、前記商品ごとに、前記複数の名称を格納し、
前記選択ステップでは、前記操作部が操作されるごとに、前記商品キーに対応する商品の複数の名称から1つの名称を順番に選択していく、商品名称表示方法。
【請求項11】
請求項10に記載の商品名称表示方法において、
前記複数の商品キーから所定の商品キーを選択する旨の選択指示を受け付ける選択指示受付ステップをさらに含み、
前記選択ステップでは、前記操作部が操作されるごとに、前記選択指示に基づいて選択された所定の商品キーに対応する商品の複数の名称から1つの名称を順番に選択していき、
前記表示ステップでは、前記選択された名称を、該名称の文字数が多いほどフォントサイズを小さくして前記所定の商品キーに表示する、商品名称表示方法。
【請求項12】
商品の名称を表示する商品キーと、名称切替用の操作部と、格納可能な文字数が互いに異なる複数の文字格納領域と、を含み、各文字格納領域に前記商品に関連づけられた名称を格納し、前記商品キーの操作に応じて前記商品の会計処理を行うPOS端末が行う商品名称表示方法であって、
前記操作部が操作されるごとに、前記複数の文字格納領域から1つの文字格納領域を順番に選択していく選択ステップと、
前記選択された文字格納領域に格納された名称を、その選択された文字格納領域に格納可能な文字数が多いほどフォントサイズを小さくして、前記商品キーに表示する表示ステップと、を含む商品名称表示方法。
【請求項13】
請求項12に記載の商品名称表示方法において、
前記商品と前記商品キーとは対応し、それぞれは複数あり、
前記POS端末は、前記商品ごとに、前記複数の文字格納領域を有し、
前記選択ステップでは、前記操作部が操作されるごとに、前記商品キーに対応する商品の複数の文字格納領域から1つの文字格納領域を順番に選択していく、商品名称表示方法。
【請求項14】
請求項13に記載の商品名称表示方法において、
前記複数の商品キーから所定の商品キーを選択する旨の選択指示を受け付ける選択指示受付ステップをさらに含み、
前記選択ステップでは、前記操作部が操作されるごとに、前記選択指示に基づいて選択された所定の商品キーに対応する商品の複数の文字格納領域から1つの文字格納領域を順番に選択していき、
前記表示ステップでは、前記選択された文字格納領域に格納された名称を、その選択された文字格納領域に格納可能な文字数が多いほどフォントサイズを小さくして前記所定の商品キーに表示する、商品名称表示方法。
【請求項15】
請求項10、11、13または14に記載の商品名称表示方法において、
前記POS端末は、ユーザを識別するためのユーザ識別情報ごとに、前記各商品キーに表示させる名称を格納し、
前記ユーザ識別情報を受け付ける入力ステップと、
前記ユーザ識別情報が受け付けられると、該ユーザ識別情報に対応する、前記各商品キーに表示させる名称を読み取り、該名称を前記各商品キーに表示させる、名称表示ステップと、をさらに含む、商品名称表示方法。
【請求項16】
請求項10、11、13、14または15に記載の商品名称表示方法において、
前記POS端末は、前記商品ごとに、前記複数の名称のいずれかを印字用の名称として設定し、
前記商品キーが操作されると、その操作された商品キーに応じた商品に対して印字用として設定された名称をレシートに印字する印字ステップをと、をさらに含む商品名称表示方法。
【請求項17】
商品の名称を表示する商品キーと、名称切替用の操作部と、を含み、前記商品に関連づけられた複数の名称を格納し、前記商品キーの操作に応じて前記商品の会計処理を行うPOS端末に、商品名称表示処理を実行させるプログラムであって、
前記操作部が操作されるごとに、前記格納された複数の名称から1つの名称を順番に選択していく選択処理と、
前記選択された名称を、該名称の文字数が多いほどフォントサイズを小さくして、前記商品キーに表示する表示処理と、を含む商品名称表示処理を、前記POS端末に実行させるプログラム。
【請求項18】
商品の名称を表示する商品キーと、名称切替用の操作部と、格納可能な文字数が互いに異なる複数の文字格納領域と、を含み、各文字格納領域に前記商品に関連づけられた名称を格納し、前記商品キーの操作に応じて前記商品の会計処理を行うPOS端末に、商品名称表示処理を実行させるプログラムであって、
前記操作部が操作されるごとに、前記複数の文字格納領域から1つの文字格納領域を順番に選択していく選択処理と、
前記選択された文字格納領域に格納された名称を、その選択された文字格納領域に格納可能な文字数が多いほどフォントサイズを小さくして、前記商品キーに表示する表示処理と、を含む商品名称表示処理を、前記POS端末に実行させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−122331(P2007−122331A)
【公開日】平成19年5月17日(2007.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−312544(P2005−312544)
【出願日】平成17年10月27日(2005.10.27)
【出願人】(000227205)NECインフロンティア株式会社 (1,047)
【出願人】(397029275)株式会社モスフードサービス (3)
【Fターム(参考)】