説明

PTC遠赤外線面状発熱体による温灸器

【課題】マイナスイオンと遠赤外線が発生するセラミックスを使用した、PTC遠赤外線面状発熱体による温灸器を提供する。
【解決手段】マイナスイオンが発生する天然鉱石と、遠赤外線を発生する天然鉱石を原料としたセラミックスを使用し、PTC遠赤外線面状発熱体を熱源としたことを特徴とするPTC遠赤外線面状発熱体による温灸器。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マイナスイオンが発生する天然鉱石と、遠赤外線を発生する天然鉱石を原料としたセラミックスを使用し、熱源にはPTC遠赤外線面状発熱体の自動温度制御機能の特性とを最大限に生かした、PTC遠赤外線面状発熱体による温灸器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、マイナスイオンが発生する天然鉱石と遠赤外線を発生する天然鉱石を原料とするセラミックスを使用した温灸器はなかった。また、PTC遠赤外線面状発熱体を使用した温灸器もなかった。また、電気によって加熱すると遠赤外線を放射するセラミックス材を使用した電気温灸器はあった(特許文献1参照)。
【特許文献1】 実用新案公開平6−77752号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来より、次のような問題点があった。
(イ)高温を特徴とする電気温灸器のため、温度にバラツキがあった。
(ロ)電気温灸器のため温灸器本体も高温となり手が熱くなり危険であった。
(ハ 発熱体であるセラミックス面が小さく、使用効率が悪かった。
本発明は以上の問題点を解決しようとするものである。
【発明が解決するための手段】
【0004】
PTC遠赤外線面状発熱体を熱源とすることにより熱分布が均一となり、温度のバラツキもなく、温灸器本体が高温になることも解消され安全である。発熱体であるセラミックを大きくすることにより使用効率を上げることができる。 以上を特徴とするPTC遠赤外線面状発熱体による温灸器である。
【発明の効果】
【0005】
本発明は、PTC遠赤外線面状発熱体からの遠赤外線効果と、セラミックスの原料であるマイナスイオン或いは遠赤外線を発生させる天然鉱石の粉末であることから、これらの特性による相乗効果は多大である。また、使用電力は極めて小さく経済性に優れている。とくに、PTC遠赤外線面状発熱体の特性である自動温度制御機能は、温度が一定し電源の入り切りだけの操作のため、子供や高齢者でも安全で安心して使用ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(イ)本体(1)の本体上部(2)の開口部に、セラミックス(4)とPTC遠赤外線面状発熱体(7)及び断熱材(8)を一体化し、嵌め込み固定する。
(ロ)PTC遠赤外線面状発熱体(7)に接続の電源コード(5)を本体上部(2)に取付け、同時に金属スプリング(6)を固定する。
(ハ)本体上部(2)の作業が完了すると、本体下部(3)と接着剤(9)によって一体化し、本体(1)は出来上がる。
本発明は以上のような構造によりなっており、使用するときは電源スイッチを入りにし、数分後の温熱状況を確認し使用する。使用に当っては、ただれや火傷を防ぐためにも必ず下着を着用し、その上から本体上部(2)のセラミックス面(4)をあてて温熱する。温熱状況により本体(1)を移動しながら部位の温熱を行う。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 本発明の斜視図である
【図2】 本発明の断面図である
【符号の説明】
【0008】
1 本体
2 本体上部
3 本体下部
4 セラミックス
5 電源コード
6 金属スプリング
7 PTC遠赤外線面状発熱体
8 断熱材
9 接着剤

【特許請求の範囲】
【請求項1】
マイナスイオンが発生する天然鉱石と、遠赤外線を発生する天然鉱石を原料としたセラミックスを使用し、PTC遠赤外線面状発熱体を熱源としたことを特徴とするPTC遠赤外線面状発熱体による温灸器。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2009−279363(P2009−279363A)
【公開日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−158496(P2008−158496)
【出願日】平成20年5月21日(2008.5.21)
【出願人】(504325209)
【Fターム(参考)】