説明

TVウィジェットアニメーション

テレビウィジェットの移動方法例が、表示モードにあるときにディスプレイ上にウィジェット表示を表示する複数のウィジェットプログラムを起動する専用コマンドをリモコン装置から受信するステップと、複数の表示されたウィジェットプログラムの1つを焦点が合っているものとして設定するコマンドをリモコン装置から受信するステップと、現在焦点が合っているウィジェットプログラムを移動モードに入れるコマンドをリモコン装置から受信するステップとを含み、ウィジェット表示が、移動モードに入っている間ディスプレイを動き回ることができ、ウィジェットが移動モードに入っている場合、ウィジェット表示が、リモコン装置からのナビゲーションコマンドに応答してディスプレイを動き回り、このような動きが、3次元グラフィクスエンジンを使用してアニメーション化される。他の実施形態は、この要約書で説明した特徴から逸脱する可能性があるので、この要約書を限定的なものと考えるべきではない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
〔関連出願との相互参照〕
本出願は、Friedlander他に付与された「TVウィジェットのマルチビューコンテンツ編成」という名称の整理番号第SY−02366.01号、及びDunn他に付与された「音声付きTVウィジェットアニメーション」という名称の整理番号第SY−02521.01号に関し、これらの両特許は同日付けで出願されたものであるとともに引用により本明細書に組み入れられる。
【0002】
〔著作権及び商標表示〕
本特許文書の開示の一部は、著作権保護の対象内容を含む。著作権の権利所有者は、合衆国特許商標庁の特許ファイル又は記録内に表されるとおりに特許文書又は特許開示を複製することには異議を唱えないが、それ以外は全ての著作権を留保する。商標は、これらのそれぞれの所有者の所有物である。
【背景技術】
【0003】
テレビは、機能を高めた家庭用娯楽機器へと進化しつつある。しかしながら、テレビの従来の動作パラダイムを保つために、依然としてほとんどのテレビ制御はリモコン装置を使用して行われている。この結果、従来にはあまりなかった方法でテレビを快適に利用するというユーザの能力が制限されることがある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
添付の図面と併せて行う以下の詳細な説明を参照することにより、構成及び動作方法を示す特定の例示的な実施形態、並びに目的及び利点を最も良く理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【図1】本発明の特定の実施形態による、ウィジェット又はスニペットのフリースペース構成を示す疑似スクリーンショット例である。
【図2】本発明の特定の実施形態による、メインのテレビコンテンツ上に重なるウィジェット又はスニペットのドッキング構成を示す疑似スクリーンショット例である。
【図3】本発明の特定の実施形態による、分割画面構成におけるウィジェット又はスニペットのドッキング構成を示す疑似スクリーンショット例である。
【図4】本発明の特定の実施形態による、移動モードに入っていない天気ウィジェット又はスニペットのフリースペース構成を示す疑似スクリーンショット例である。
【図5】本発明の特定の実施形態による、移動モードに入っている天気ウィジェット又はスニペットのフリースペース構成を示す疑似スクリーンショット例である。
【図6】本発明の特定の実施形態による、移動モードに入っている右への動きをアニメーション化した天気ウィジェット又はスニペットのフリースペース構成を示す疑似スクリーンショット例である。
【図7】本発明の特定の実施形態による、移動モードに入っている右への動きをアニメーション化した天気ウィジェット又はスニペットのフリースペース構成を示す疑似スクリーンショット例である。
【図8】本発明の特定の実施形態による、移動モードに入っている下向きの動きをアニメーション化した天気ウィジェット又はスニペットのフリースペース構成を示す疑似スクリーンショット例である。
【図9】本発明の特定の実施形態による、移動モードに入っている下向きの動きをアニメーション化した天気ウィジェット又はスニペットのフリースペース構成を示す疑似スクリーンショット例である。
【図10】本発明の特定の実施形態による、3Dアニメーション化した動きを使用して画面の右端又は下端での跳ね返りを示す天気ウィジェット又はスニペットのフリースペース構成を示す疑似スクリーンショット例である。
【図11】本発明の特定の実施形態による、ウィジェット又はスニペットが移動モードに入っている間にリモコン装置の方向キーを1回押したときのウィジェット又はスニペットの動きの1つの実例を秒当たり画素対時間で示すグラフである。
【図12】本発明の特定の実施形態による、ウィジェット又はスニペットが移動モードに入っている間にリモコン装置の方向キーを1回押したときの動いているウィジェット又はスニペットのアニメーションの1つの実例を歪み角対時間の観点から示すグラフである。
【図13】本発明の特定の実施形態による、ウィジェット又はスニペットが移動モードに入っている間にリモコン装置の方向キーを押して保持したときのウィジェット又はスニペットの動きの1つの実例を秒当たり画素対時間で示すグラフである。
【図14】本発明の特定の実施形態による、ウィジェット又はスニペットが移動モードに入っている間にリモコン装置の方向キーを押して保持したときの動いているウィジェット又はスニペットのアニメーションの1つの実例を歪み角対時間の観点から示すグラフである。
【図15】本発明の特定の実施形態による、ウィジェット又はスニペットが移動モードに入っている間の動いているウィジェット又はスニペットのアニメーションの1つの実例を、跳ね返りの動き及びアニメーション対ウィジェット又はスニペットがディスプレイ画面の端にぶつかる時間の観点から示すグラフである。
【図16】本発明の特定の実施形態による、ウィジェット又はスニペットをアニメーション化する際に使用する基本的な動きの作用を示す状態図の例である。
【図17】本発明の特定の実施形態による、操作されるウィジェット及びスニペットをホストするためのテレビ受信機装置のブロック図の例である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
本発明は、多くの異なる形の実施形態が可能であるが、このような実施形態の開示は原理の一例として見なすべきであり、図示及び説明する特定の実施形態に本発明を限定することを意図するものではないという理解の下、図面に特定の実施形態を示し本明細書で詳細に説明する。以下の説明では、図面のいくつかの図における同様の、類似の又は一致する部分については同じ参照番号を使用して説明する。
【0007】
本明細書で使用する「1つの(英文不定冠詞)」という用語は、1又は1よりも多い、と定義される。本明細書で使用する「複数の」という用語は、2又は2よりも多い、と定義される。本明細書で使用する「別の」という用語は、少なくとも第2の又はそれ以上の、と定義される。本明細書で使用する「含む(including)」及び/又は「有する(having)」という用語は、「備える(comprising)」(すなわち包括的な用語)と定義される。本明細書で使用する「結合される」という用語は、必ずしも直接的接続、及び、必ずしも機械的接続を定義するものではないが、「接続される」と定義される。本明細書で使用する「プログラム」又は「コンピュータプログラム」という用語又は類似の用語は、コンピュータシステム上での実行を意図された一連の命令であると定義される。「プログラム」又は「コンピュータプログラム」は、実行可能アプリケーション、アプレット、サーブレット、ソースコード、オブジェクトコード、共有ライブラリ/ダイナミックロードライブラリ、及び/又はコンピュータシステム上で実行するように設計されたその他の一連の命令におけるサブルーチン、関数、手順、オブジェクト方法、オブジェクト実装を含むことができる。本明細書で使用する「プロセッサ」、「コントローラ」、「CPU」及び「コンピュータ」などの用語は、ハードプログラムされた、特定用途の、汎用の、及びプログラマブル装置のいずれをも含み、複数のこのような装置又は単一の装置を分散構成又は集中構成のいずれかの形で無制限に含むことができる。
【0008】
本明細書で使用する「プログラム」という用語は、第2の文脈(上記の定義を第1の文脈とする)で使用することもできる。第2の文脈では、この用語は「テレビ番組」という意味で使用される。この文脈では、この用語は単一のテレビ番組として解釈され、電子番組ガイド(EPG)で伝えられるようなあらゆるまとまった一連のオーディオビデオコンテンツを意味するために使用され、このコンテンツが、映画、スポーツイベント、連続番組の一部、ニュース放送などのいずれであるかは関係ない。この用語はまた、電子番組ガイドでは番組として伝えられないコマーシャルスポット及びその他の番組様のコンテンツを含むと解釈することもできる。
【0009】
本明細書を通じて、「1つの実施形態」、「いくつかの実施形態」、「ある実施形態」、「ある例」、「ある実施構成」、又は同様の用語への言及は、実施形態又は例又は実施構成に関連して説明する特定の特徴、構造又は特性が、本発明の少なくとも1つの実施形態、例又は実施構成に含まれることを意味する。従って、本明細書を通じて至るところに出現するこのような語句は、必ずしも全てが同じ実施形態、例又は実施構成について言及するものではない。さらに、上記の特定の特徴、構造又は特性を、本発明を限定することなく1又はそれ以上の実施形態、例、及び実施構成にあらゆる好適な態様で組み合わせることができる。
【0010】
本明細書で使用する「又は」という用語は包括的なものとして解釈すべきであり、すなわちいずれか1つ又はあらゆる組み合わせを意味する。従って、「A、B又はC」は、「A、B、C、AとB、AとC、BとC、AとBとC、のいずれか」を意味する。この定義に対する例外は、要素、機能、ステップ又は行為の組み合わせが何らかの点で本質的に互いに相容れない場合にのみ生じる。
【0011】
本明細書では、(強調表示などの)識別されてはいるものの、特定の動作のために実際に選択されている場合又はされていない場合があるテレビディスプレイ上の項目を意味するために「焦点」という用語を使用する。
【0012】
本明細書では、ウィジェット(又はガジェット)とは、通常は小さなウィンドウ内に表示できるテレビ画面のソフトウェアアプリケーションプログラムのことである。一般に、このようなウィジェットは、単純ではあるが有用な又は娯楽的な機能を実行する。例として、天気データや時間を検索し、又はその他の単純な機能を実行するアプリケーションが挙げられる。スニペットとは、ウィジェットのインスタンス又はウィジェットの子である。完全にインタラクティブなガジェットは、多くの場合ユーザがウィジェットのインスタンスをセーブできるようにするオプションを有する。例えば、ユーザが天気ウィジェットとやりとりしている場合、ユーザは、東京の天気スニペット及びサンディエゴの天気スニペットを保存することができる。スニペットは全て、親ガジェットのパネルバージョンに拡大する能力を有する。本説明では、ウィジェットに対する作用をスニペットにも等しく利用できるので、これらの用語は同義であり置き換え可能であると考えられたい。本説明では、ウィジェット及びスニペットという用語を使用して、ディスプレイ画面上にウィジェット又はスニペット(すなわちウィジェット表示)を表示した際に示されるビデオ表示を意味することもでき、この用語の使用は文脈から明らかになるはずであり、一般にウィジェット及びスニペットの表示及びアニメーション及び動きについての説明は、ウィジェット又はスニペットのビデオ表示を示す。
【0013】
本明細書で使用する「マルチビュー」という用語は、従来のテレビ(TV)入力と画面を共有する複数のウィジェットを有することに関する。この状態では、TVユーザが、ウィジェットを統括するコンテンツにアクセスすることなく、リモコン装置(RC)を使用して複数のウィジェットにアクセスして制御することができる。これは、PCがブラウザ内にウェブページを表示する方法と等しい。ブラウザとほぼ同様に、ユーザは、ウェブサイト機能を目的とせずに、デスクトップ上でGUIウィンドウを動かし、閉じ、又は編成することができる。しかしながら、テレビ環境では、程度の差はあれど従来のテレビのユーザインターフェイス(UI)のパラダイムによって、すなわち一般的にはリモコン装置を使用することによってウィジェットとのやりとりが制約される。一次入力ウィンドウと二次ウィンドウが同時にアクティブである場合、装置はマルチビューの状態にある。マルチビューでは、ユーザが、一次及び二次を含む全てのウィンドウ間で焦点を移動させることができる。本明細書では、マルチビューで表示されるウィジェット、並びにウィジェットの動きに関連するアニメーション機能及びオーディオ機能のナビゲーション方法及び編成方法について説明する。
【0014】
従って、上述したようにマルチビューでは、テレビ環境においてTV入力のビデオ平面上又はこの隣りで複数のアプリケーション又はウィジェットを独立して実行し、これをユーザが利用できるようにすることができる。マルチビューは、入力、ウィジェット、ウェブアプリケーション、又はこれらの組み合わせを含むことができる。
【0015】
マルチビューは、いくつかの異なる方法で表示することができる。1つの方法をフリースペースと呼び、図1に示している。フリースペースでは、ユーザが、例えばウィジェット20、24及び28などのマルチビュー項目を可視画面32上のどこにでも配置することができる。フリースペースでは、ユーザが、上下左右を使用してウィジェットを画面上で自由に動かすことができる。
【0016】
マルチビューの別のバージョンは、図2に示すドッキング図である。ドッキング図は、利用可能なウィジェットの(右揃えなどの)プリセット構成である。TVドックは、画面上に表示される全ての項目を垂直リストの構成に揃える。ドッキング図は、図3に示すような、一次入力ウィンドウ36がウィジェットの左(又は右)に存在する分割画面、又は図2に示すような、ウィジェットを一次入力ウィンドウの上部に(透明とすることができる)オーバレイとして存在するドック内に示す少なくとも2つの方法で表示することができる。
【0017】
本発明の実施構成によれば、マルチビューは、上述したようなフリースペース及びドックという2つの異なるウィンドウ編成方法を有する。ドッキング図は、(ウィジェットが一次入力の右又は左に存在する)分割画面、又は一次入力ウィンドウの上部のいずれかの形で見ることができる。
【0018】
図1に示すフリースペースの例では、ウィジェットを(24と28の場合のように)互いの上部に、又は可視画面上のあらゆる場所に配置することができる。図3のドック分割画面の例の場合、ウィジェットは、一次入力の隣りの垂直メニュー40内に編成される。図2の分割画面例が存在しないドックをデフォルトビューとして使用することができ、ここでは一次入力に重なる垂直メニュー内にウィジェットが編成される。
【0019】
一般に、ディスプレイ上のウィジェット表示は、3つのモードのいずれかの状態にあることができる。非表示モードでは、ウィジェットプログラムがディスプレイ上に表示されず、バックグランドでアクティブに実行されていることがあり、又は実行されていないこともある。表示モードでは、ウィジェットプログラムがディスプレイ上に表示され、リモコン装置からのナビゲーションコマンドにより、ディスプレイ上の1つのウィジェット表示から別のウィジェット表示に焦点が移行するように動作する。移動モードでは、現在焦点が合っているウィジェットプログラムの表示が、リモコン装置からのナビゲーションコマンドに応答してディスプレイを動き回る。モード間の移行は、一般に非表示モードから表示モードへ、次に移動モードへ、次に表示モードへ、そして非表示モードへと進むが、これを限定と考えるべきではない。
【0020】
フリースペース編成では、ユーザが、PCウィンドウにそっくりの可視画面領域内のあらゆる場所にウィジェットを動かすことができる。ユーザは、ウィンドウを起動して動かせる状態にし、この状態で、ユーザは、UP(上)/DOWN(下)/LEFT(左)/RIGHT(右)を使用して画面上のウィジェット又はスニペットの動きを指示することができる。この状態を「移動モード」と呼ぶ。移動モードの実施構成に焦点を合わせるために、図4の例について検討する。この例では、例示として天気ウィジェット50を使用する。フリースペース内での焦点の移動は、リモコン装置のUP(上)/DOWN(下)/LEFT(左)/RIGHT(右)制御を使用してマルチビュー項目間をナビゲートすることによって行われる。ここでは、UP(上)/DOWN(下)/LEFT(左)/RIGHT(右)キーを使用してフリースペース内の項目に焦点を合わせるための一般的ルールについて説明する。UP(上)/DOWN(下)/LEFT(左)/RIGHT(右)キーは、焦点が当たっている項目の中心に対する他の項目の相対的位置に応じて焦点を項目から項目へと移行させる。この例によるマルチビューでのナビゲーションはラップしない。以下の例証は、予想される挙動のいくつかを概説するものである。
完全な位置合わせ−ウィジェット又はスニペットの中心点の位置が、上、下、左、又は右のラインのいずれかと完全に揃っている場合、この揃った位置に対応するキーのみを使用して項目間で焦点を移動させる。例えば、左及び右に揃っている場合、左及び右のみが機能する。
オフセットした位置合わせ−ウィジェット又はスニペットの中心点の位置が完全に揃っていない場合、1よりも多くのキーを使用して次の項目に焦点を移すことができる。従って、例えば、2つのウィジェットを垂直及び水平の両方にオフセットする場合、ユーザは、垂直キー又は水平キーを選択して焦点を移行させることができる。
最も近い項目−この場合、RIGHT(右)又はDOWN(下)のいずれかを押すと、焦点の合っているウィジェットに中心点が最も近いウィジェットに焦点が置かれる。
上及び左の優先順位−1つの例では、焦点が合っているウィジェット又はスニペットに対して複数のウィジェット又はスニペットが存在する場合、中心点距離が同じ2つのウィジェットに関する焦点の優先順位としては、左上にあるウィジェット又はスニペットに移動する。
【0021】
本明細書に示す例では、ウィジェットをマルチビューで示している。しかしながら、本発明の実施構成から逸脱することなく、あらゆるGUIアプリケーション、スニペットなどをマルチビューで動作するように設計することができる。例えば、スニペット及びウィジェットの他に、TVで実行されるインターネットビデオ動作、ビデオプレーヤ、設定及びいずれかのメディアアプリケーション又はGUIアプリケーションを、特定のアプリケーションに「スニペット」を単純に追加することによりウィジェットのように動作するように転用することができる。
【0022】
スニペット及びウィジェットは、ウィジェットの表示のオン及びオフを切り替える(ウィジェットキーなどの)指定のリモコンキーを押すことによって画面上に表示される。50(説明を容易にするために単独で示す)などの項目に焦点が合うと、ユーザは、上述したようにウィジェットからウィジェットへの移行を行うことができる。ユーザは、例えば選択キーなどの指定キーを押して保持することにより移動モードに入ることができる。こうすると、図5に示すような移動モードに入る。移動モードに入ると、焦点が合っているウィジェットを取り囲むUP(上)、DOWN(下)、LEFT(左)及びRIGHT(右)矢印などの可視指示が現れることにより、モードが視覚的に確認される。移動モードに入っている場合、ユーザは、リモコン装置のUP(上)/DOWN(下)/LEFT(左)/RIGHT(右)キーを使用することによってこのウィジェットを動かすことができる。ユーザは、リモコン装置を使用することによって移動モードに出入りすることができる。上述したように、移動モードにな入っていない場合には、リモコン装置のナビゲーションキーは、ディスプレイ上の1つのウィジェット又はスニペット表示から別のウィジェット又はスニペット表示に焦点を移す役目を果たす。移動モードに入っている場合、リモコン装置のナビゲーションキーは、焦点の合っているウィジェットをディスプレイのあちこちに動かす役目を果たす。
【0023】
特定の実施構成例によれば、ユーザがマルチビュー項目を3D空間内で動かすことができる。例えば、マルチビュー内に存在するウィジェットはTVの3D平面内に示されているので、これらがパンして画面の端(又は他の画面オブジェクト)に当たって跳ね返るように見せることができる。マルチビュー項目は、TVに元々備わった3D表示技術を使用することで3D特性を有することができる。しかしながら、3D空間では、ウィジェットは、依然としてネットワークコンテンツをプルして表示する必要がある。
【0024】
一例として、図5に示すようにウィジェット50に焦点が合っていて移動モードに入っていると仮定する。ユーザは、ウィジェットを右に動かしたい場合、リモコン装置のRIGHT(右)矢印キーを押す。この結果、徐々に又はRIGHT(右)矢印キーを押して保持することによって、ウィジェットを動かすことができる。図6を参照すると、3Dグラフィクスレンダリングを使用して、ウィジェットを動きを示すようにアニメーション化し、ウィジェット及び矢印の画像に拍動又はぼかしなどの属性を与えて動きを示すことができる。図6の左側には、ウィジェット50を破線で示して以前の位置を示しており、その右側にアニメーション化したレンダリングで示してその元々の位置からの動きを示している。矢印キーを押さえつけると、後述するようにウィジェットの動きをさらにアニメーション化することができる。
【0025】
図7は、ウィジェット50が画面右方向へさらに動き、元の外観で示すようにそこで停止することを示している(移動中のウィジェットは破線で示す)。同様に、図8〜図9は、ウィジェット50が画面32の右下の角へ下向きに動き、そこで停止することを示している。ここでも、3Dグラフィクスエンジンによって動きをアニメーション化しており、図面では以前のウィジェット位置及びアニメーションの状態を示すために、破線を使用して動きを示している。
【0026】
テレビウィジェット及びスニペットの使用をより面白く楽しいものにするために、既に説明したアニメーションに様々なアニメーションを追加することができる。一例として、図10に示すように、ウィジェット50が図示のように右向き又は下向きのいずれかに(ただし一般的にはあらゆる方向に)動いた場合、このウィジェット50は最終的に画面32の端に到達することができる。矢印72で表すように右向きに動いた場合について考える。ユーザがウィジェットを右向きに動かして画面の端にぶつかった場合、ウィジェットを、端からわずかに離れて矢印76の方向に左向きに跳ね返るようにアニメーション化することができる。同様に、DOWN(下)矢印が押された場合、ウィジェットは、画面32の端にぶつかるまで矢印80の方向へ下向きに動き、その後矢印84の方向に跳ね返る。
【0027】
リモコン装置のコマンド信号に応答したウィジェットの動きは、アニメーション効果に寄与できるいくつかの形をとることができる。まず、上述したように、ウィジェットの画面上での外観を、いずれかの好適な態様で動きを示すように表現するために、ウィジェットの外観を変更することができる。この外観の変更は、ウィジェットが動いたときのウィジェットの3Dの及び/又は動きの印象を与えるために、表示されるウィジェットの輪郭をいずれかの又は全ての方向において弱めることにより、ぼかすことにより、傾けることにより、ページをめくる(すなわち1つの角から下向きにはがしてその後再び完全に現れる)ようにすることにより、又はその他のアニメーション効果により得ることができる。このようなアニメーションは、カリフォルニア州アービンのBroadcom Corporationから販売されているような市販の3Dレンダリングエンジンを使用して実施することができる。
【0028】
移動モードにおけるウィジェットの動きは、矢印キーを繰り返し押す(クリックする)こと、又は矢印キーを押して保持することのいずれかによって行うことができる。まず、スケールを固定した図11〜図12を参照すると、矢印キーの1回クリックに関連する1つの実施構成の1組の動きの形を示している。図11では、時間0において矢印ボタンがクリックされ、最初はウィジェットの動きが、ポイント100における約200ms後の、この例では1秒当たり約120画素のピークまで加速し、その後この動きは、ウィジェットが新たな位置で停止するまで再び約200msにわたって減速することが分かる。当然ながら、図示の値は、所望の効果のために変化させることができる。この場合、ウィジェットの加速及び減速はほぼ対称的となる。図12は、ポイント100までの約200msの加速期間にわたって約20度まで増加する傾斜角を利用することによるウィジェットのアニメーションの後に、ウィジェットの実際の動きよりもわずかに長い約300msにわたって傾斜角が減少して停止動作を示すことを示している。
【0029】
矢印キーを押して保持した場合、1つの実施構成における動作は、図13〜図14のスケールを固定したグラフに従うことができる。この実施構成例によれば、ユーザが矢印キーを押して固定した場合、ウィジェットは、ポイント110における1秒当たり約325画素の終端速度まで約900msにわたって順調に加速する。この速度は、ポイント120においてキーが解除されるまで維持され、その後ウィジェットは約200msにわたって減速して停止する。同時に、ウィジェットは、最初の200msにわたって最大約20度まで増加して次の約430msにわたってポイント130における約30度までさらに増加する傾斜によってアニメーション化され、これが120においてキーが解除されるまで維持される。120の後、傾斜角は、次の200msにわたってウィジェットが停止するゼロまで減少する。この場合、傾斜及び減速が同時に終了するが、アニメーションは数多くの方法で調整できるので、これは限定事項ではない。
【0030】
図15は、ウィジェットが画面の端にフルスピードで(この実施構成例では1秒当たり32画素で)ぶつかったときの跳ね返り動作の例を示している。0msのときに、ウィジェットが、140において画面の端に30度の傾斜でぶつかる。次の350msにわたって跳ね返りがアニメーション化され、この時間にわたって傾斜が0度まで減少してアニメーション化される。この例では350msであるポイント150において、ウィジェットは、傾斜が0度となる約1300msの160までの沈降時間中、140における衝突ポイントからゆっくりと跳ね返る。当業者であれば、他の時間、速度、傾斜及びアニメーション動作も制限なく使用できることを理解するであろう。
【0031】
ウィジェットのアニメーション及び動きの基本動作を図16の状態図200に示している。状態を円で示し、ユーザ動作を破線で示し、画面イベントを点線で示し、プログラムイベントを実線で示している。この図では、204において、ウィジェットを囲む矢印で表される移動モードに入るとシステムがアイドル状態になる。ユーザが方向矢印キーを押すと、この状態は状態208に変化し、矢印キーが指示する方向に加速する増加とともに動きが開始される。この増加は、式、アルゴリズム、グラフ、ルックアップテーブル又はその他のメカニズムによって決定することができる。ウィジェットが加速していくにつれ、ウィジェットに傾斜などの動き属性を加えるために3Dグラフィクスエンジンを使用してアニメーション化も行われる。
【0032】
方向キーが解除された場合、システムは状態212に入り、ゼロ速度に達するまで速度及びアニメーション効果が減少する。この時点でウィジェットは停止し、システムはアイドル状態204に戻る。
【0033】
208において、方向キーが終端速度に達するほど十分長く保持された場合、システムは状態216に移行して安定した速度になり、上述したように方向キーが解除されて状態212に入れられるまで、一般にこの動きが継続する。
【0034】
状態208、212又は216のいずれかにおいて、ウィジェットが境界にぶつかってこれに衝突した場合、状態は状態220に変化し、跳ね返りが開始してウィジェットの以前の動きとは反対方向に跳ね返る。最大の跳ね返りに達すると、ウィジェットが境界で停止してシステムがアイドル状態204に戻るまでの沈降期間にわたって、状態は224に変化する。システムは、ユーザが状態を移動モードから切り替えるような時点までアイドル状態204に留まる。この時点で、特定の実施形態では、移動モードを開始したときに焦点が合っているウィジェットは、ユーザが焦点の合っているウィジェットから離れてナビゲートを行わない限り焦点が合ったままとなる。
【0035】
本明細書で説明するウィジェット動作を実施するためのシステム300を図17に示す。ユーザは、コマンドを入力して移動モードに入り、或いはリモコン装置304を介して移動動作を行う。このようなコマンドは、テレビ受信機装置の一部を成すリモコンインターフェイスによって、例えば赤外線又は無線周波数コマンドによって受信される。これらのコマンドが解釈され、テレビのコントローラとして及び312で示すウィジェットのホストプロセッサとして機能する1又は複数のプロセッサ310に渡される。ディスプレイ32上のアイコン、ウィンドウなどとしてのウィジェットの外観は、308において受信したRCコマンドに応じたプロセッサ310からの命令に基づいて動きを制御してアニメーション化する役目を果たす3Dグラフィクスエンジン316により制御される。TV信号は、やはりプロセッサ310の制御下でディスプレイパネル又は画面32上にテレビ番組を表示するように動作するTV受信機320を介して、いずれかの好適な態様で(ケーブル、衛星、無線、又はインターネットを介して)受信される。
【0036】
ウィジェットの動き及びその他のアニメーション化動作中、プロセッサ310は、ウィジェットの動きのアニメーションに伴う音声を生成又は検索することもできる。この音声は、増幅用の音声回路324などに提供され、大まかに330で示すスピーカーを介して再生される。例えば、状態208又は212又は216から220への遷移において示すような境界との衝突中には、衝突音、鈍い衝撃音、跳ねる音、ドラム音又はその他の適当な音を表現する音を生成することができる。同様に、アニメーションによって加速を表す208においては、自動車音、足音、疾走音、風を切る音又はその他の加速を連想させる音として表現できる加速音を生成し、状態212においては逆の減速音を生成することができる。同様に、状態220及び224中に、跳ね返り現象を連想させる音を生成し、216において、一定速度に関連する音を生成することができる。アイドル状態では、移動モードに入り又はこれから出たときにビデオの描写の変化を伴うように音を生成できることを除き、一般に音は生成されない。特定の実施構成に基づいて、声音又はその他のいずれかの付随する音をA/Vアニメーション体験の一部とすることもできる。
【0037】
従って、特定の実施構成では、テレビウィジェットの移動方法が、テレビウィジェットホストプロセッサに複数のウィジェットプログラムへのアクセスを提供するステップと、表示モードにあるときにディスプレイ上にウィジェット表示を表示する複数のウィジェットプログラムを起動する専用コマンドをリモコン装置から受信するステップと、複数の表示されたウィジェットプログラムの1つを現在焦点が合っているウィジェットプログラムとして設定するコマンドをリモコン装置から受信するステップと、現在焦点が合っているウィジェットプログラムを移動モードに入れるコマンドをリモコン装置から受信するステップとを含み、ウィジェット表示は、移動モードに入っている間ディスプレイを動き回ることができ、ウィジェットが移動モードに入っている場合、ウィジェット表示が、リモコン装置からのUP(上)、DOWN(下)、LEFT(左)及びRIGHT(右)ナビゲーションコマンドに応答してディスプレイを動き回り、このような動きが、3次元グラフィクスエンジンを使用してアニメーション化される。
【0038】
特定の実施構成では、移動モードに入っている場合、リモコン装置からナビゲーションコマンドを1回クリックすることにより、ウィジェット表示が現在の表示位置から新しい表示位置へ加速され、その後減速するようになる。特定の実施構成では、この加速及び減速に、増加した後に減少するアニメーション角度によって特徴付けることができる動きの3次元グラフィクスアニメーションが伴う。特定の実施構成では、移動モードに入っている場合、リモコン装置からナビゲーションコマンドを押して保持することにより、ウィジェット表示が現在の表示位置から新しい表示位置に移動するために終端速度まで加速し、その後ナビゲーションの解除時に減速するようになる。特定の実施構成では、この加速及び減速に、増加した後に減少するアニメーション角度によって特徴付けることができる動きの3次元グラフィクスアニメーションが伴い、終端速度が最大アニメーション角度によって表される。特定の実施構成では、移動モードに入っている場合、リモコン装置からナビゲーションコマンドを押して保持することにより、ウィジェット表示の動きが停止する前に画面の端にぶつかって、この場合ウィジェット表示がディスプレイの端で跳ね返るようにアニメーション化されない限り、ウィジェット表示が現在の表示位置から新しい表示位置に移動するために終端速度まで加速し、その後ナビゲーションの解除時に減速するようになる。
【0039】
別のテレビウィジェットの移動方法は、テレビウィジェットホストプロセッサに複数のウィジェットプログラムへのアクセスを提供するステップと、ウィジェットプログラムの動作モードを変更するコマンドを受信するステップとを含み、非表示モードでは、ウィジェットプログラムがディスプレイに表示されず、表示モードでは、ウィジェットプログラムがディスプレイ上に表示され、リモコン装置からのナビゲーションコマンドが、ディスプレイ上の1つのウィジェット表示から別のウィジェット表示に焦点を変更するように機能し、移動モードでは、現在焦点が合っているウィジェットプログラムの表示が、リモコン装置からのナビゲーションコマンドに応答してディスプレイを動き回り、ウィジェットが移動モードに入っている場合、ウィジェット表示が、リモコン装置からのUP(上)、DOWN(下)、LEFT(左)及びRIGHT(右)ナビゲーションコマンドに応答してディスプレイを動き回り、このような動きが、3次元グラフィクスエンジンを使用してアニメーション化される。
【0040】
特定の実施構成では、移動モードに入っている場合、リモコン装置からナビゲーションコマンドを1回クリックすることにより、ウィジェット表示が現在の表示位置から新しい表示位置へ加速され、その後減速するようになる。特定の実施構成では、この加速及び減速に、増加した後に減少するアニメーション角度によって特徴付けることができる動きの3次元グラフィクスアニメーションが伴う。特定の実施構成では、移動モードに入っている場合、リモコン装置からナビゲーションコマンドを押して保持することにより、ウィジェット表示が現在の表示位置から新しい表示位置に移動するために終端速度まで加速し、その後ナビゲーションの解除時に減速するようになる。特定の実施構成では、この加速及び減速に、増加した後に減少するアニメーション角度によって特徴付けることができる動きの3次元グラフィクスアニメーションが伴い、終端速度が最大アニメーション角度によって表される。特定の実施構成では、移動モードに入っている場合、リモコン装置からナビゲーションコマンドを押して保持することにより、ウィジェット表示の動きが停止する前に画面の端にぶつかって、この場合ウィジェット表示がディスプレイの端で跳ね返るようにアニメーション化されない限り、ウィジェット表示が現在の表示位置から新しい表示位置に移動するために終端速度まで加速し、その後ナビゲーションの解除時に減速するようになる。
【0041】
別のテレビウィジェットの移動方法は、テレビウィジェットホストプロセッサに複数のウィジェットプログラムへのアクセスを提供するステップと、ウィジェットプログラムの動作モードを変更するコマンドを受信するステップとを含み、非表示モードでは、ウィジェットプログラムがディスプレイに表示されず、表示モードでは、ウィジェットプログラムがディスプレイ上に表示され、リモコン装置からのナビゲーションコマンドが、ディスプレイ上の1つのウィジェット表示から別のウィジェット表示に焦点を変更するように機能し、移動モードでは、現在焦点が合っているウィジェットプログラムの表示が、リモコン装置からのナビゲーションコマンドに応答してディスプレイを動き回り、表示モードにおいて、ディスプレイを、ディスプレイ上のテレビコンテンツに重なるあらゆる場所にウィジェット表示を配置できるフリーフォームディスプレイ、ディスプレイのテレビコンテンツに重なる所定の部分にウィジェット表示が位置するドッキング構成、又はウィジェット表示がディスプレイの分割された部分を占め、テレビコンテンツがディスプレイの残りの部分を占める分割画面ドッキング構成のいずれかとして構成することができ、ウィジェットが移動モードに入っている場合、ウィジェット表示が、リモコン装置からのUP(上)、DOWN(下)、LEFT(左)及びRIGHT(右)ナビゲーションコマンドに応答してディスプレイを動き回り、このような動きが、3次元グラフィクスエンジンを使用してアニメーション化され、移動モードに入っている場合、リモコン装置からナビゲーションコマンドを1回クリックすることにより、ウィジェット表示が現在の表示位置から新しい表示位置へ加速され、その後減速するようになり、この加速及び減速に、増加した後に減少するアニメーション角度によって特徴付けることができる動きの3次元グラフィクスアニメーションが伴い、終端速度が最大アニメーション角度によって表される。
【0042】
特定の実施構成では、移動モードに入っている場合、リモコン装置からナビゲーションコマンドを押して保持することにより、ウィジェット表示が現在の表示位置から新しい表示位置に移動するために終端速度まで加速し、その後ナビゲーションの解除時に減速するようになり、この加速及び減速に、増加した後に減少するアニメーション角度によって特徴付けることができる動きの3次元グラフィクスアニメーションが伴い、終端速度が最大アニメーション角度によって表される。特定の実施構成では、移動モードに入っている場合、リモコン装置からナビゲーションコマンドを押して保持することにより、ウィジェット表示の動きが停止する前に画面の端にぶつかって、この場合ウィジェット表示がディスプレイの端で跳ね返るようにアニメーション化されない限り、ウィジェット表示が現在の表示位置から新しい表示位置に移動するために終端速度まで加速し、その後ナビゲーションの解除時に減速するようになる。
【0043】
有形のコンピュータ可読電子記憶媒体が、1又はそれ以上のプログラムされたプロセッサで実行されたときに本明細書で説明したあらゆる方法を実施する命令を記憶することができる。
【0044】
特定の実施構成によるテレビウィジェットの移動方法は、テレビウィジェットホストプロセッサに複数のウィジェットプログラムへのアクセスを提供するステップと、表示モードにあるときにディスプレイ上にウィジェット表示を表示する複数のウィジェットプログラムを起動する専用コマンドをリモコン装置から受信するステップと、複数の表示されたウィジェットプログラムの1つを現在焦点が合っているウィジェットプログラムとして設定するコマンドをリモコン装置から受信するステップと、現在焦点が合っているウィジェットプログラムを移動モードに入れるコマンドをリモコン装置から受信するステップとを含み、ウィジェット表示は、移動モードに入っている間ディスプレイを動き回ることができる。
【0045】
特定の実施構成では、ウィジェットが移動モードに入っている場合、ウィジェット表示が、リモコン装置からのUP(上)、DOWN(下)、LEFT(左)及びRIGHT(右)ナビゲーションコマンドに応答してディスプレイを動き回る。移動モードに入っているウィジェットプログラムが、リモコン装置からのコマンドの受信に応答して移動モードから出て焦点が合ったままとなる。特定の実施構成では、表示モードにおいて、ディスプレイを、ディスプレイ上のテレビコンテンツに重なるあらゆる場所にウィジェット表示を配置できるフリーフォームディスプレイ、ディスプレイのテレビコンテンツに重なる所定の部分にウィジェット表示が位置するドッキング構成、又はウィジェット表示がディスプレイの分割された部分を占め、テレビコンテンツがディスプレイの残りの部分を占める分割画面ドッキング構成のいずれかとして構成することができる。
【0046】
別のテレビウィジェットの移動方法は、テレビウィジェットホストプロセッサに複数のウィジェットプログラムへのアクセスを提供するステップと、ウィジェットプログラムの動作モードを変更するコマンドを受信するステップとを含み、非表示モードでは、ウィジェットプログラムがディスプレイに表示されず、表示モードでは、ウィジェットプログラムがディスプレイ上に表示され、リモコン装置からのナビゲーションコマンドが、ディスプレイ上の1つのウィジェット表示から別のウィジェット表示に焦点を変更するように機能し、移動モードでは、現在焦点が合っているウィジェットプログラムの表示が、リモコン装置からのナビゲーションコマンドに応答してディスプレイを動き回る。
【0047】
特定の実施構成では、ウィジェットが移動モードに入っている場合、ウィジェット表示が、リモコン装置からのUP(上)、DOWN(下)、LEFT(左)及びRIGHT(右)ナビゲーションコマンドに応答してディスプレイを動き回る。特定の実施構成では、移動モードに入っているウィジェットプログラムが、リモコン装置からのコマンドの受信に応答して移動モードから出て表示モードで焦点が合ったままとなる。特定の実施構成では、ウィジェットプログラム表示が、ウィジェットを可視画面領域内のあらゆる場所に配置できるようにするフリースペース構成で構成される。特定の実施構成では、ウィジェット表示から別のウィジェット表示へのナビゲーションが、焦点が合っているウィジェット表示の中心線に対するウィジェット表示の相対位置に依存する。特定の実施構成では、複数のウィジェット表示が全て中心間位置合わせされている場合、表示モードにあるウィジェット表示間の移行が、ウィジェット表示の位置合わせに対応するナビゲーションキーが起動された場合にのみ行われる。特定の実施構成では、ウィジェット表示が、垂直及び水平にオフセットして位置合わせされている場合、垂直又は水平ナビゲーションキーのいずれかを使用してウィジェット表示間をナビゲートすることができる。特定の実施構成では、焦点が合っているウィジェット表示に最も近いウィジェット表示項目への曖昧なナビゲーションが解決される。特定の実施構成では、次のウィジェット表示への曖昧なナビゲーションが、設定されたルールに従って解決される。特定の実施構成では、表示モードにおいて、ディスプレイを、ディスプレイ上のテレビコンテンツに重なるあらゆる場所にウィジェット表示を配置できるフリーフォームディスプレイ、ディスプレイのテレビコンテンツに重なる所定の部分にウィジェット表示が位置するドッキング構成、又はウィジェット表示がディスプレイの分割された部分を占め、テレビコンテンツがディスプレイの残りの部分を占める分割画面ドッキング構成のいずれかとして構成することができる。
【0048】
別のテレビウィジェットの移動方法は、テレビウィジェットホストプロセッサに複数のウィジェットプログラムへのアクセスを提供するステップと、ウィジェットプログラムの動作モードを変更するコマンドを受信するステップとを含み、非表示モードでは、ウィジェットプログラムがディスプレイに表示されず、表示モードでは、ウィジェットプログラムがディスプレイ上に表示され、リモコン装置からのナビゲーションコマンドが、ディスプレイ上の1つのウィジェット表示から別のウィジェット表示に焦点を変更するように機能し、移動モードでは、現在焦点が合っているウィジェットプログラムの表示が、リモコン装置からのナビゲーションコマンドに応答してディスプレイを動き回り、表示モードにおいて、ディスプレイを、ディスプレイ上のテレビコンテンツに重なるあらゆる場所にウィジェット表示を配置できるフリーフォームディスプレイ、ディスプレイのテレビコンテンツに重なる所定の部分にウィジェット表示が位置するドッキング構成、又はウィジェット表示がディスプレイの分割された部分を占め、テレビコンテンツがディスプレイの残りの部分を占める分割画面ドッキング構成のいずれかとして構成することができる。
【0049】
特定の実施構成では、ウィジェットが移動モードに入っている場合、ウィジェット表示が、リモコン装置からのUP(上)、DOWN(下)、LEFT(左)及びRIGHT(右)ナビゲーションコマンドに応答してディスプレイを動き回る。特定の実施構成では、移動モードに入っているウィジェットプログラムが、リモコン装置からのコマンドの受信に応答して移動モードから出て表示モードで焦点が合ったままとなる。
【0050】
別のテレビウィジェットの移動方法は、テレビウィジェットホストプロセッサに複数のウィジェットプログラムへのアクセスを提供するステップと、表示モードにあるときにディスプレイ上にウィジェット表示を表示する複数のウィジェットプログラムを起動する専用コマンドをリモコン装置から受信するステップと、複数の表示されたウィジェットプログラムの1つを現在焦点が合っているウィジェットプログラムとして設定するコマンドをリモコン装置から受信するステップと、現在焦点が合っているウィジェットプログラムを移動モードに入れるコマンドをリモコン装置から受信するステップとを含み、ウィジェット表示は、移動モードに入っている間ディスプレイを動き回ることができ、ウィジェットが移動モードに入っている場合、ウィジェット表示が、リモコン装置からのUP(上)、DOWN(下)、LEFT(左)及びRIGHT(右)ナビゲーションコマンドに応答してディスプレイを動き回り、このような動きが、3次元グラフィクスエンジンを使用してアニメーション化され、このようなアニメーション化した動きにオーディオサウンド効果が伴う。
【0051】
特定の実施構成では、移動モードに入っている場合、リモコン装置からナビゲーションコマンドを1回クリックすることにより、ウィジェット表示が現在の表示位置から新しい表示位置へ加速され、その後減速するようになり、このような加速及び減速にオーディオサウンド効果が伴う。特定の実施構成では、この加速及び減速に、増加した後に減少するアニメーション角度によって特徴付けることができる動きの3次元グラフィクスアニメーションが伴う。特定の実施構成では、移動モードに入っている場合、リモコン装置からナビゲーションコマンドを押して保持することにより、ウィジェット表示が現在の表示位置から新しい表示位置に移動するために終端速度まで加速し、その後ナビゲーションの解除時に減速するようになり、このような加速、終端速度及び減速にオーディオサウンド効果が伴う。特定の実施構成では、この加速及び減速に、増加した後に減少するアニメーション角度によって特徴付けることができる動きの3次元グラフィクスアニメーションが伴い、終端速度が最大アニメーション角度によって表される。特定の実施構成では、移動モードに入っている場合、リモコン装置からナビゲーションコマンドを押して保持することにより、ウィジェット表示の動きが停止する前に画面の端にぶつかって、この場合ウィジェット表示がディスプレイの端で跳ね返るようにアニメーション化されない限り、ウィジェット表示が現在の表示位置から新しい表示位置に移動するために終端速度まで加速し、その後ナビゲーションの解除時に減速するようになり、このような加速、終端速度、減速及び跳ね返りにオーディオサウンド効果が伴う。
【0052】
別のテレビウィジェットの移動方法は、テレビウィジェットホストプロセッサに複数のウィジェットプログラムへのアクセスを提供するステップと、ウィジェットプログラムの動作モードを変更するコマンドを受信するステップとを含み、非表示モードでは、ウィジェットプログラムがディスプレイに表示されず、表示モードでは、ウィジェットプログラムがディスプレイ上に表示され、リモコン装置からのナビゲーションコマンドが、ディスプレイ上の1つのウィジェット表示から別のウィジェット表示に焦点を変更するように機能し、移動モードでは、現在焦点が合っているウィジェットプログラムの表示が、リモコン装置からのナビゲーションコマンドに応答してディスプレイを動き回り、ウィジェットが移動モードに入っている場合、ウィジェット表示が、リモコン装置からのUP(上)、DOWN(下)、LEFT(左)及びRIGHT(右)ナビゲーションコマンドに応答してディスプレイを動き回り、このような動きが、3次元グラフィクスエンジンを使用してアニメーション化され、このようなアニメーションにオーディオサウンド効果が伴う。
【0053】
特定の実施構成では、移動モードに入っている場合、リモコン装置からナビゲーションコマンドを1回クリックすることにより、ウィジェット表示が現在の表示位置から新しい表示位置へ加速され、その後減速するようになり、このような加速及び減速にオーディオサウンド効果が伴う。特定の実施構成では、この加速及び減速に、増加した後に減少するアニメーション角度によって特徴付けることができる動きの3次元グラフィクスアニメーションが伴う。特定の実施構成では、移動モードに入っている場合、リモコン装置からナビゲーションコマンドを押して保持することにより、ウィジェット表示が現在の表示位置から新しい表示位置に移動するために終端速度まで加速し、その後ナビゲーションの解除時に減速するようになり、このような加速、終端速度及び減速にオーディオサウンド効果が伴う。特定の実施構成では、この加速及び減速に、増加した後に減少するアニメーション角度によって特徴付けることができる動きの3次元グラフィクスアニメーションが伴い、終端速度が最大アニメーション角度によって表される。特定の実施構成では、移動モードに入っている場合、リモコン装置からナビゲーションコマンドを押して保持することにより、ウィジェット表示の動きが停止する前に画面の端にぶつかって、この場合ウィジェット表示がディスプレイの端で跳ね返るようにアニメーション化されない限り、ウィジェット表示が現在の表示位置から新しい表示位置に移動するために終端速度まで加速し、その後ナビゲーションの解除時に減速するようになり、このような加速、終端速度、減速及び跳ね返りにオーディオサウンド効果が伴う。
【0054】
別のテレビウィジェットの移動方法は、テレビウィジェットホストプロセッサに複数のウィジェットプログラムへのアクセスを提供するステップと、ウィジェットプログラムの動作モードを変更するコマンドを受信するステップとを含み、非表示モードでは、ウィジェットプログラムがディスプレイに表示されず、表示モードでは、ウィジェットプログラムがディスプレイ上に表示され、リモコン装置からのナビゲーションコマンドが、ディスプレイ上の1つのウィジェット表示から別のウィジェット表示に焦点を変更するように機能し、移動モードでは、現在焦点が合っているウィジェットプログラムの表示が、リモコン装置からのナビゲーションコマンドに応答してディスプレイを動き回り、表示モードにおいて、ディスプレイを、ディスプレイ上のテレビコンテンツに重なるあらゆる場所にウィジェット表示を配置できるフリーフォームディスプレイ、ディスプレイのテレビコンテンツに重なる所定の部分にウィジェット表示が位置するドッキング構成、又はウィジェット表示がディスプレイの分割された部分を占め、テレビコンテンツがディスプレイの残りの部分を占める分割画面ドッキング構成のいずれかとして構成することができ、ウィジェットが移動モードに入っている場合、ウィジェット表示が、リモコン装置からのUP(上)、DOWN(下)、LEFT(左)及びRIGHT(右)ナビゲーションコマンドに応答してディスプレイを動き回り、このような動きが、3次元グラフィクスエンジンを使用してアニメーション化され、移動モードに入っている場合、リモコン装置からナビゲーションコマンドを1回クリックすることにより、ウィジェット表示が現在の表示位置から新しい表示位置へ加速され、その後減速するようになり、この加速及び減速に、増加した後に減少するアニメーション角度によって特徴付けることができる動きの3次元グラフィクスアニメーションが伴い、終端速度が最大アニメーション角度によって表され、このような加速及び減速にオーディオサウンド効果が伴う。
【0055】
特定の実施構成では、移動モードに入っている場合、リモコン装置からナビゲーションコマンドを押して保持することにより、ウィジェット表示が現在の表示位置から新しい表示位置に移動するために終端速度まで加速し、その後ナビゲーションの解除時に減速するようになり、この加速及び減速に、増加した後に減少するアニメーション角度によって特徴付けることができる動きの3次元グラフィクスアニメーションが伴い、終端速度が最大アニメーション角度によって表され、このような加速、終端速度及び減速にオーディオサウンド効果が伴う。特定の実施構成では、移動モードに入っている場合、リモコン装置からナビゲーションコマンドを押して保持することにより、ウィジェット表示の動きが停止する前に画面の端にぶつかって、この場合ウィジェット表示がディスプレイの端で跳ね返るようにアニメーション化されない限り、ウィジェット表示が現在の表示位置から新しい表示位置に移動するために終端速度まで加速し、その後ナビゲーションの解除時に減速するようになり、このような加速、終端速度、減速及び跳ね返りにオーディオサウンド効果が伴う。
【0056】
1又はそれ以上のプログラムされたプロセッサで実行されたときに本明細書で説明したあらゆる方法を実施する命令を記憶する有形のコンピュータ可読電子記憶媒体。
【0057】
当業者であれば、上記教示を検討したときに、上記の例示的な実施形態のいくつかが、プラグラムモジュールを実行する又は状態機械上で実行されるプログラムされたプロセッサの使用に基づくことを理解するであろう。しかしながら、特殊用途ハードウェア及び/又は専用プロセッサなどのハードウェアコンポーネントの同等物を使用して他の実施形態を実施することができるので、本発明はこのような例示的な実施形態に限定されるものではない。同様に、汎用コンピュータ、マイクロプロセッサベースのコンピュータ、マイクロコントローラ、光学コンピュータ、アナログコンピュータ、専用プロセッサ、特定用途向け回路及び/又は専用配線論理を使用して、別の同等の実施形態を構成することもできる。電子記憶媒体は、説明した処理ステップを実施するためにプロセッサが使用する命令を記憶することができる。
【0058】
いくつかの例示的な実施形態について説明したが、当業者には、上述の説明に照らして多くの代替、修正、置換、及び変形が明らかになることが明白である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
テレビウィジェットの移動方法であって、
テレビウィジェットホストプロセッサに複数のウィジェットプログラムへのアクセスを提供するステップと、
表示モードにあるときにディスプレイ上にウィジェット表示を表示する前記複数のウィジェットプログラムを起動する専用コマンドをリモコン装置から受信するステップと、
前記複数の表示されたウィジェットプログラムの1つを現在焦点が合っているウィジェットプログラムとして設定するコマンドを前記リモコン装置から受信するステップと、
前記現在焦点が合っているウィジェットプログラムを移動モードに入れるコマンドを前記リモコン装置から受信するステップと、
を含み、前記ウィジェット表示が、移動モードに入っている間、前記ディスプレイを動き回ることができ、前記ウィジェットが移動モードに入っている場合、前記ウィジェット表示が、前記リモコン装置からのUP(上)、DOWN(下)、LEFT(左)及びRIGHT(右)ナビゲーションコマンドに応答して前記ディスプレイを動き回り、このような動きが、3次元グラフィクスエンジンを使用してアニメーション化される、
ことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記移動モードに入っている場合、前記リモコン装置からナビゲーションコマンドを1回クリックすることにより、前記ウィジェット表示が現在の表示位置から新しい表示位置へ加速され、その後減速するようになる、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記加速及び減速に、増加した後に減少するアニメーション角度によって特徴付けることができる前記動きの3次元グラフィクスアニメーションが伴う、
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記移動モードに入っている場合、前記リモコン装置からナビゲーションコマンドを押して保持することにより、前記ウィジェット表示が現在の表示位置から新しい表示位置に移動するために終端速度まで加速し、その後前記ナビゲーションの解除時に減速するようになる、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記加速及び減速に、増加した後に減少するアニメーション角度によって特徴付けることができる前記動きの3次元グラフィクスアニメーションが伴い、前記終端速度が最大アニメーション角度によって表される、
ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記移動モードに入っている場合、前記リモコン装置からナビゲーションコマンドを押して保持することにより、前記ウィジェット表示の動きが停止する前に画面の端にぶつかって、この場合前記ウィジェット表示が前記ディスプレイの端で跳ね返るようにアニメーション化されない限り、前記ウィジェット表示が現在の表示位置から新しい表示位置に移動するために終端速度まで加速し、その後前記ナビゲーションの解除時に減速するようになる、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
1又はそれ以上のプログラムされたプロセッサにおいて実行されたときに請求項1に記載の方法を実施する命令を記憶する、
ことを特徴とする有形コンピュータ可読電子記憶媒体。
【請求項8】
テレビウィジェットの移動方法であって、
テレビウィジェットホストプロセッサに複数のウィジェットプログラムへのアクセスを提供するステップと、
前記ウィジェットプログラムの動作モードを変更するコマンドを受信するステップと、
を含み、
非表示モードでは、前記ウィジェットプログラムがディスプレイに表示されず、
表示モードでは、前記ウィジェットプログラムが前記ディスプレイ上に表示され、前記リモコン装置からのナビゲーションコマンドが、前記ディスプレイ上の1つのウィジェット表示から別のウィジェット表示に焦点を変更するように機能し、
移動モードでは、現在焦点が合っている前記ウィジェットプログラムの表示が、前記リモコン装置からのナビゲーションコマンドに応答して前記ディスプレイを動き回り、このような動きが、3次元グラフィクスエンジンを使用してアニメーション化される、
ことを特徴とする方法。
【請求項9】
前記移動モードに入っている場合、前記リモコン装置からナビゲーションコマンドを1回クリックすることにより、前記ウィジェット表示が現在の表示位置から新しい表示位置へ加速され、その後減速するようになる、
ことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記加速及び減速に、増加した後に減少するアニメーション角度によって特徴付けることができる前記動きの3次元グラフィクスアニメーションが伴う、
ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記移動モードに入っている場合、前記リモコン装置からナビゲーションコマンドを押して保持することにより、前記ウィジェット表示が現在の表示位置から新しい表示位置に移動するために終端速度まで加速し、その後前記ナビゲーションの解除時に減速するようになる、
ことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記加速及び減速に、増加した後に減少するアニメーション角度によって特徴付けることができる前記動きの3次元グラフィクスアニメーションが伴い、前記終端速度が最大アニメーション角度によって表される、
ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記移動モードに入っている場合、前記リモコン装置からナビゲーションコマンドを押して保持することにより、前記ウィジェット表示の動きが停止する前に画面の端にぶつかって、この場合前記ウィジェット表示が前記ディスプレイの端で跳ね返るようにアニメーション化されない限り、前記ウィジェット表示が現在の表示位置から新しい表示位置に移動するために終端速度まで加速し、その後前記ナビゲーションの解除時に減速するようになる、
ことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項14】
1又はそれ以上のプログラムされたプロセッサにおいて実行されたときに請求項8に記載の方法を実施する命令を記憶する、
ことを特徴とする有形コンピュータ可読電子記憶媒体。
【請求項15】
テレビウィジェットの移動方法であって、
テレビウィジェットホストプロセッサに複数のウィジェットプログラムへのアクセスを提供するステップと、
前記ウィジェットプログラムの動作モードを変更するコマンドを受信するステップと、
を含み、
非表示モードでは、前記ウィジェットプログラムがディスプレイに表示されず、
表示モードでは、前記ウィジェットプログラムが前記ディスプレイ上に表示され、前記リモコン装置からのナビゲーションコマンドが、前記ディスプレイ上の1つのウィジェット表示から別のウィジェット表示に焦点を変更するように機能し、
移動モードでは、現在焦点が合っている前記ウィジェットプログラムの表示が、前記リモコン装置からのナビゲーションコマンドに応答して前記ディスプレイを動き回り、
前記表示モードにおいて、前記ディスプレイを、前記ディスプレイ上のテレビコンテンツに重なるあらゆる場所にウィジェット表示を配置できるフリーフォームディスプレイ、前記ディスプレイのテレビコンテンツに重なる所定の部分にウィジェット表示が位置するドッキング構成、又は前記ウィジェット表示が前記ディスプレイの分割された部分を占め、前記テレビコンテンツが前記ディスプレイの残りの部分を占める分割画面ドッキング構成のいずれかとして構成することができ、前記ウィジェットが移動モードに入っている場合、前記ウィジェット表示が、前記リモコン装置からのUP(上)、DOWN(下)、LEFT(左)及びRIGHT(右)ナビゲーションコマンドに応答して前記ディスプレイを動き回り、このような動きが、3次元グラフィクスエンジンを使用してアニメーション化され、前記移動モードに入っている場合、前記リモコン装置からナビゲーションコマンドを1回クリックすることにより、前記ウィジェット表示が現在の表示位置から新しい表示位置へ加速され、その後減速するようになり、前記加速及び減速に、増加した後に減少するアニメーション角度によって特徴付けることができる前記動きの3次元グラフィクスアニメーションが伴う、
ことを特徴とする方法。
【請求項16】
前記移動モードに入っている場合、前記リモコン装置からナビゲーションコマンドを押して保持することにより、前記ウィジェット表示が現在の表示位置から新しい表示位置に移動するために終端速度まで加速し、その後前記ナビゲーションの解除時に減速するようになり、前記加速及び減速に、増加した後に減少するアニメーション角度によって特徴付けることができる前記動きの3次元グラフィクスアニメーションが伴い、前記終端速度が最大アニメーション角度によって表される、
を特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記移動モードに入っている場合、前記リモコン装置からナビゲーションコマンドを押して保持することにより、前記ウィジェット表示の動きが停止する前に画面の端にぶつかって、この場合前記ウィジェット表示が前記ディスプレイの端で跳ね返るようにアニメーション化されない限り、前記ウィジェット表示が現在の表示位置から新しい表示位置に移動するために終端速度まで加速し、その後前記ナビゲーションの解除時に減速するようになる、
ことを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項18】
1又はそれ以上のプログラムされたプロセッサにおいて実行されたときに請求項15に記載の方法を実施する命令を記憶する、
ことを特徴とする有形コンピュータ可読電子記憶媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公表番号】特表2012−523016(P2012−523016A)
【公表日】平成24年9月27日(2012.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−503504(P2012−503504)
【出願日】平成22年3月23日(2010.3.23)
【国際出願番号】PCT/US2010/028323
【国際公開番号】WO2010/114745
【国際公開日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【出願人】(593181638)ソニー エレクトロニクス インク (371)
【Fターム(参考)】