説明

吉澤石灰工業株式会社により出願された特許

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【課題】縦型の焼成炉において生じることのある燃焼ガスの偏流を防止してガスの流通の均一さを確保し、それによって焼きムラがない均質な製品を与えるとともに、燃料効率が高く、したがって燃焼コストが低い焼成を可能にした焼成炉を提供する。
【解決手段】縦型焼成炉の炉体1の頂部において、炉壁に対して同心円板の形状を有し、炉内の横断面の面積の15〜40%を占める広さをもった狭め板21と、狭め板の周囲にある狭め筒22とからなる内側狭め手段2を、支持棒4によって保持するとともに、炉の外壁から中心に向かって耐火物の内壁を超えて延びるドーナツ型の形状を有し、炉内の横断面の面積の10〜25%を占める広さをもった外側狭め手段3を設け、外側狭め手段の内側の縁が狭め筒に対向するように構成する。その部分における炉内の横断面の狭め率を25〜65%とすることにより、炉内のガスの偏流が減少する。 (もっと読む)


【課題】
排水中の重金属イオンを除去して基準値を満たすものとすることができる重金属イオン除去剤を提供し、それを使用した効果的な排水処理の方法を実現すること。排水中のリン酸イオンを除去する除去剤を提供し、それを使用した効果的な排水処理の方法を実現することも、課題に含まれる。
【解決手段】
ドロマイトを焼成して得られ、遊離の酸化カルシウムの含有量が1.2重量%以下であって、遊離の酸化マグネシウムの含有量が8重量%以上、好ましくは19重量%以上である半焼成ドロマイトを有効成分とする、重金属イオンおよびリン酸イオンの除去剤。この除去剤を粉末状にして、重金属イオンおよび(または)リン酸イオンを含有する排水中に投入し撹拌するか、または管に充填して通水カラムを形成し、排水をこのカラムを通過させることにより、吸着除去する。 (もっと読む)


【課題】 厚さ方向にはナノサイズであるが、面方向には十分な広がりの粒径をもった板状体の結晶体であって、紫外線の照射を受けて青色の光を発する蛍光体を提供する。この蛍光体を使用して、記録の偽造防止のためのセキュリティ印刷に適した塗料を提供する。
【解決手段】 K2O・Al23・2SiO2・xH2Oの組成を有し、六角板状の結晶形態をもつ「リンデQ」型ゼオライトを、その中のKイオンとCe3+イオンとのイオン交換を行なったのち、濾過、洗浄、乾燥をへて、非酸化性の雰囲気下に900℃近辺の温度で焼成することにより、ゼオライトの結晶構造を破壊して非晶質にするが、板状の結晶の外形は維持した焼成体を得る。焼成体は板状の蛍光体であって、295nmの紫外光で励起すると、410nm付近にピークを有する青色の蛍光を発する。この板状の蛍光体をビヒクルに分散させれば、蛍光塗料が得られ、セキュリティ印刷に使用できる。 (もっと読む)


【課題】重金属類の溶出が十分に抑制され、粉塵の発生が少なく、かつ強度の高い改良地盤が得られる地盤改良材、およびそれを用いた効果的な地盤改良工法を提供する。
【解決手段】CaCO3:30〜75質量%、CaO:20〜50質量%であり、MgO含有量が「MgO/CaO質量比:1以下(0を含む)」を満たす範囲である組成のCaCO3含有粉体Aと、高炉水砕スラグBとを、質量割合でA:Bが2:8〜4:6となるように混合した平均粒子径は100μm以下の地盤改良材。この地盤改良材は、コーン指数が500kN/m2以下の土で構成される軟弱地盤に混ぜ込んで、当該地盤改良材の配合量が60〜160kg/m3である改質土壌層を地盤表層部に形成する地盤改良工法に適用できる。 (もっと読む)


【課題】Mg源を用いて高効率でかつ安価に溶鉄の精錬を行うことができる精錬剤およびそれを用いた精錬方法を提供すること。
【解決手段】精錬剤は、AlとMgOとCaOとを主成分とし、MgO源およびCaO源としてドロマイトを含み、Al/MgOが質量比で0.05以上であり、CaO/MgOが質量比で1.5超え〜10.0である。 (もっと読む)


【課題】
排水中のフッ素イオンを除去して排水基準値(8mg/L)を満たすものとする上で、確実な効果が得られるようなフッ素イオン除去剤を提供し、効果的な排水処理の方法を実現すること。より高度な課題は、環境基準値(0.8mg/L)を満たすことができるフッ素イオン除去剤を提供すること。
【解決手段】
ドロマイトを焼成して得られ、遊離の酸化カルシウムの含有量が1.5重量%以下、好ましくは1.2重量%以下であって、遊離の酸化マグネシウムの含有量が7重量%以上、好ましくは19重量%以上である半焼成ドロマイトを有効成分とする除去剤。排水中のフッ素イオンを、まず消石灰で一部除去し、ついで本発明の除去剤で除去する二段の排水処理も可能である。 (もっと読む)


【課題】 厚さ方向にはナノサイズであるが、面方向には十分な広がりの粒径をもった板状体の結晶体であって、紫外線の照射を受けて赤外光を発する蛍光体を提供し、それにより記録の偽造防止のためのセキュリティー印刷に適した顔料を提供して、技術の高度化の要請にこたえる。
【解決手段】 K2O・Al23・2SiO2・xH2Oの組成を有し、六角板状の結晶形態をもつ「リンデQ」型ゼオライトを、その中のKイオンとネオジムNd3+イオンとのイオン交換を行なったのち、濾過、洗浄、乾燥をへて、200℃以上の温度、とくに900℃近辺の温度で焼成する。この焼成体は板状の蛍光体であって、354nmの紫外光で励起すると、1063nmの赤外光の蛍光を発する。 (もっと読む)


【課題】 軟弱な土壌に添加して固化処理を行なうための土壌固化材であって、使用により引き起こされるpHの上昇の程度が低く、しかも固化した土壌の強度が短期間で速やかに発現するとともに、望ましい高い値に到達するような土壌の固化材を提供すること、およびその土壌固化材を使用して土壌の固化処理を行なう方法を提供すること。
【解決手段】 軽焼ドロマイト(JISR9001号に規定する特号または1号の軽焼ドロマイト)80〜20重量部と硫酸マグネシウムの無水塩ないし三水塩20〜80重量部とからなる土壌固化材。軽焼ドロマイトは、粗粒滴定試験(日本石灰協会標準試験方法)による活性度が10分値で280mL以上の高活性のものが好ましい。湿潤土壌1mあたり、この固化剤を、50〜200kg混合する。この土壌固化材にたいして、酸化マグネシウムを併用することもできる。 (もっと読む)


【課題】ゴミ焼却場の排ガス処理に使用したとき、酸性ガスとの高い反応性を維持したまま、消石灰輸送配管やバグフィルター濾布などの機器への付着性が軽減され、トラブルを生じることのない、高反応性で付着性の低い消石灰と、その製造方法を提供する。
【解決手段】炭酸化反応試験(消石灰を水に分散させて5重量%のスラリーを形成し、6,000rpmの高速で撹拌しつつ炭酸ガスを640mL/分の速度で吹き込み、pHが11に低下するまでの時間を測定する)において、pH11に達する時間が10分以上、20分以下である、高反応性で付着性が低い消石灰。原料として、ASTM C110に定める水和活性度試験において30秒値が60℃以下であり、かつ、△T=180秒値−30秒値が15℃以上である生石灰を使用する。アルコール類およびエタノールアミン類から選んだ添加剤を添加した消化水を加えるとよい。 (もっと読む)


【課題】 比表面積が広く(40m/g以上)反応性が高い消石灰において、細孔容積がいっそう大きく(0.3mL/g以上)、したがって、排ガス中の酸性ガス、とりわけイオウ酸化物の除去性能が高い消石灰を製造する方法を提供する。
【解決手段】 原料として、(1)石灰石を焼成して得た生石灰、または(2)消石灰を焼成して得た生石灰を使用し、これに、(1)エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリンおよびトリエタノールアミンからなるグループ、または(2)これらにクエン酸および糖類を加えたグループから選んだ添加剤の1種または2種以上を、消化すべき酸化カルシウム100重量部に対して(2種以上の場合は合計量で)1〜10重量部の範囲で含有する消化水を使用する。消化は、酸化カルシウム1重量部に対して消化水4〜8重量部を、初期水温が10〜50℃の範囲で添加し、消化時の温度が60℃以上となるような条件で行なう。得られたスラリーを加圧濾過し、ついで乾燥して製品消石灰とする。 (もっと読む)


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