説明

中村留精密工業株式会社により出願された特許

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【課題】ワークの加工途中で停電や故障のためにNCプログラムによる自動運転を中断した工作機械の再起動方法に関し、再起動時のオペレータの作業負担を軽減すると共に、加工途中のワークが残ったり次工程に送られたりする事態を無くし、かつ熟練を要しないで機械の再起動を可能にする。
【解決手段】加工の進捗状況を加工プログラムに付加した簡単なコマンドによって管理し、加工途中で機械が停止した後の再起動時に、その管理情報に基づいて再起動時にジャンプすべき加工プログラムの位置に自動的に制御をジャンプさせる。NC装置が実行する加工プログラムに記述された機械動作の中から再起動時に継続加工の開始工程とする複数の工程を選択し、選択した各工程の先頭にその位置を順次記録するコマンドを挿入し、加工プログラムの途中で機械が停止した後の再起動時に、前記記録された位置から始まる工程の先頭に制御をジャンプさせる。 (もっと読む)


【課題】スラント型のベッドと、同一軸線上に対向配置された2主軸と、主軸軸線の上下に配置されたY軸移動可能な刃物台とを備えた旋盤に関し、上下の刃物台の加工反力ないし重量を高い剛性でかつコンパクトな構造で受止めることができる技術手段を得る。
【解決手段】上刃物台ユニット41を案内する2本のガイドレール25a、25bは、当該上刃物台ユニットの重心Gから下ろした垂線Vが当該2本のガイドレール25a、25bの間を通る位置に配置され、下刃物台ユニット42を案内する2本のガイドレール26a、26bは、下刃物台38に装着した工具によるワークの切削位置Pから下ろした垂線Uが当該2本のガイドレール26a、26bの間を通る位置に配置されている。 (もっと読む)


【課題】主軸の軸線方向の移動と刃物台の上下方向の移動とにより加工を行う旋盤に関し、コンパクトで設置面積が小さく、かつ剛性の高い小型旋盤を得ること、特に複数台の旋盤を並べて複数工程の加工を行う場合に、直線的な経路でワークを搬送することが可能な小型旋盤を得ることを課題としている。
【解決手段】オペレータ側から見たフレーム1の幅を狭くして、その幅方向の一方からワークをロードし反対側からアンロードする機械配置を可能にすると共に、Z軸をオペレータ側から見て前後方向、X軸を上下方向とし、主軸5を軸支する主軸台4をフレーム1の上面にZ移動可能に設けると共に、当該フレームの前面(オペレータ側を向く面)にX移動する刃物台10aないし10cを設けて工具の切込み送り方向を上下方向とし、かつこの構造の制約内で複数の工具を選択使用できるようにする。 (もっと読む)


【課題】主軸をベルト駆動する構造の複合旋盤において、C軸加工時の機械の振動を防止し、加工精度を向上させるとともに、機械寿命を延長させ、また機械コストを低減する。
【解決手段】主軸モータの回転をベルトを介して主軸に伝達する構造の複合旋盤において、C軸加工時にのみベルト張力を高くする。すなわち、NC装置の加工プログラムからC軸モードへの変換が指令されたときに、前記主軸と主軸モータとの間に巻架されている主軸駆動ベルト11の張力付加装置15を作動させる張力付加信号aを出力し、C軸モードからの復帰が指令されたときに当該張力付加装置を作動解除する張力付加解除信号bを出力する。この発明により、軸受寿命やベルト寿命を低下させることなく、C軸加工時に生じていた加工精度の低下や工具の振動を防止できる。 (もっと読む)


【課題】主軸モータの回転をベルトを介して主軸に伝達する構造の工作機械において、主軸モータとして速度検出を行わないスピンドルモータを用い、かつ主軸の速度検出だけの制御で、低速回転時のベルトスリップを検出する方法を提供する。
【解決手段】主軸回転時にNC装置から出力されている主軸(C軸)のポジションエラー及びスピンドルモータへの速度指令を監視し、定常回転時に速度指令が増加したときにベルトスリップが発生したと判定する。主軸が定常回転かどうかは、C軸がインポジション(停止状態)に無く、かつ検出速度の変化が許容値以下であるときに、主軸が定常回転状態にあると判断する。これにより低速から高速までのあらゆる速度範囲でのC軸加工に対してベルトスリップの検出ができる。 (もっと読む)


【課題】NC工作機械及びこれに付設された機器の動作を制御する制御プログラムの更新方法及び装置に関し、不要なバージョンアップを避け、稼動している各工作機械ごとに最適なバージョンの制御プログラムを通信ネットワークを使って配信することを可能にする。
【解決手段】NC工作機械の制御プログラムが実行した動作ないしモジュールを識別する履歴名を制御器にを記憶させ、配信サーバには当該制御プログラムの複数バージョンについての更新プログラムを更新された動作ないしモジュールを識別する照合名と共に記憶させ、上記制御器に搭載されている制御プログラムのバージョン情報と記憶した履歴名とを配信サーバに送信し、この送信を受けた配信サーバに前記照合名に前記履歴名が含まれる最新バージョンへのバージョンアッププログラムを制御器に送信させる。 (もっと読む)


【課題】工具主軸を搭載した刃物台とタレット刃物台とを備えた複合旋盤の工具交換装置に関し、工具交換を高速で行うことができ、機械室への切粉や切削油の侵入を確実に防止できる装置を提供する。
【解決手段】ワークの加工を行う加工室51に配置された工具主軸21と、機械室53に配置された工具マガジン9と、前記工具主軸と工具マガジンとの間で工具の交換を行う工具交換腕54とを備え、工具交換腕が加工室側シャッター57と機械室側シャッター59との間に形成した工具交換室52に配置され、工具マガジンと工具交換室との間で工具を移送しかつ工具交換室で待機させるシフタ55を備え、機械室側シャッターはシフタの工具移送時に開き工具待機時に閉じ、加工室側シャッターは機械室側シャッターが閉じているときに開き、工具交換腕は加工室側シャッター57が開いているときにその腕を加工室51側に伸ばして工具主軸の工具を交換する。 (もっと読む)


【課題】同一軸線上で対向する2主軸(ワーク主軸)と、当該軸線に向けて設けられた工具主軸とを備えた複合旋盤に関し、平面加工の割合が大きなワークも旋削加工の割合が大きなワークも共に能率良く加工することが可能な複合旋盤を提供する。
【解決手段】同一軸線12上で対向する2主軸と、その奥上方に配置されてZ軸、X軸、Y軸及びB軸方向に位置制御される工具主軸21と、前記軸線の手前下方に配置されてZ軸、X軸及びY軸方向に位置制御される一個のタレット刃物台37とを備える。タレット刃物台37は、2主軸の一方に把持されたワークと他方に把持されたワークのいずれも加工可能なZ軸方向の移動ストロークを備えている。主軸台の支持台10はY軸に対して主軸が工具主軸21に接近する方向に傾斜して設けられ、当該刃物台をX軸と直交するY軸方向に案内するコラム35が刃物台の反主軸側に配置されている。 (もっと読む)


【課題】旋盤でその主軸と交叉する方向の中心軸を有する内周溝、内周壁にある段面、内周面の面取加工などの内周加工を高い精度でかつ能率良く行う技術手段を提供する。
【解決手段】ワーク40の回転中心となる主軸軸線Aを挟む両側に刃物台を備え、当該両側の刃物台が共にZ軸、X軸及びY軸送り可能で、かつ当該両側の刃物台が共にZ−Y平面で円運動可能な旋盤を用い、一方の刃物台の回転工具軸27にシャフト先端にセンタ孔33を備えたTスロットカッタ30を装着し、他方の刃物台には上記センタ孔33に係合する先端31を備えた支持シャフト32を装着して、センタ孔33に支持シャフト先端31を押接した状態で回転工具軸27を回転し、その押接状態を保持しながら、両刃物台にZ−Y面での同期円運動をさせる。 (もっと読む)


【課題】左右の刃物台を主軸軸線の一方の側に配置した2主軸対向旋盤において、旋盤の寸法を大きくすることなく、ワークの加工可能長さを長くする。長尺ワークの両端を対向する主軸で把持して加工するときに加工不能領域が生ずるのを防止する。
【解決手段】左右の刃物台1L、1Rの一方にその原点OL、ORを超えた大きな移動が必要になったときに、NC装置のオーバートラベルの設定値を切換えて、当該移動を許容することにより、大きな加工ストロークSRB及び/又はSLCが得られるようにした。左右の刃物台の衝突を回避する必要があることから、一方の刃物台のストロークSRB又はSLCを大きくすれば、他方の刃物台のストロークSLB又はSRCは小さくなる。2主軸対向旋盤の左右の主軸の稼動状態に応じた適正な偏倚設定値を設定してやれば、旋盤の稼働率を低下させないで加工可能長さを長くすることができる。 (もっと読む)


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