独立行政法人農業生物資源研究所により出願された特許
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植物におけるタンパク質のジスルフィド結合形成を阻害する方法
【課題】本発明は、植物の細胞内において内因性のEro1遺伝子の発現を抑制することを特徴とする、該細胞内タンパク質のジスルフィド結合形成を網羅的に阻害する方法および/またはPDIの酸化活性を阻害する方法を提供することを課題とする。また、Ero1遺伝子の発現を抑制する機能を有するDNAの提供を課題とする。
【解決手段】本発明者らは、上記の課題を解決するために、RNA干渉により、イネEro1遺伝子発現が胚乳特異的に抑制された形質転換体を作成した。このRNA干渉形質転換体の解析の結果、Ero1遺伝子発現を抑制することにより、タンパク質ジスルフィド結合形成が阻害されることを見出し、本発明を完成するに至った。
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植物ウイルス抵抗性植物の製造方法及びその利用
【課題】 植物ウイルスに対して高い抵抗性を有する植物ウイルス抵抗性植物を提供する。
【解決手段】 本発明の植物ウイルス抵抗性植物の製造方法は、植物体内において、植物ウイルスのゲノムRNAに結合して当該植物ウイルスの増殖を抑制するポリペプチドによる、植物ウイルスの増殖抑制活性を、昂進させる工程を含む。
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抗ウイルスタンパク質遺伝子ノックダウンによる有用タンパク質高発現カイコおよびその利用
【課題】ウイルスベクター−カイコ発現系による有用タンパク質を大量生産する方法。
【解決手段】バキュロウイルスベクター発現系において、昆虫の抗ウイルス活性によるウイルス増殖の抑制が、発現タンパク質の高発現の低下を招いているのではないかとの仮説をたてた。抗ウイルス活性を示すAVPをノックダウンしたトランスジェニックカイコを作製し、このカイコで有用タンパク質高発現用ベクターとして通常用いられるバキュロウイルス(カイコBombyx mori NPV(BmNPV)またはハイブリッドNPV(HyNPV))をベクターとして有用タンパク質を発現させた。AVP遺伝子ノックダウンカイコでのタンパク質発現量は、対照のカイコと比較して3倍以上も上昇した。
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トバモウイルス抵抗性植物の製造方法およびその利用
【課題】本発明は、RNA複製に関わる宿主側の因子を用いて、植物の生育への影響を最小限としつつ、トバモウイルスに対する抵抗性を付与することが可能なトバモウイルス抵抗性植物を製造する方法、およびその利用を提供する。
【解決手段】植物体内において、ADPリボシル化因子様ポリペプチドによるトバモウイルス増殖亢進活性を低下させる。これにより、植物の生育への影響を最小限としつつ、トバモウイルスに対する抵抗性を付与することができる。
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タンパク質フィルムの製造方法及びそれにより得られるタンパク質フィルム
【課題】本発明は、使用用途に応じて厚みや密度等を調整することができるタンパク質フィルムの製造方法、及び、それにより得られ、水分を含んでも殆ど変形しないタンパク質フィルムを提供すること。
【解決手段】本発明は、節足動物が産出するタンパク質、水及び溶解促進剤を混合してタンパク質水溶液とする溶解工程と、タンパク質水溶液中の溶解促進剤を除去してタンパク質液を得る除去工程と、タンパク質液中のタンパク質をゲル化させるゲル化工程と、ゲル化したタンパク質を含むタンパク質液を透水性の弾性容器に投入し、該弾性容器の両側面から挟圧することにより、タンパク質液中の水を強制的に排出させると共に、ゲル化したタンパク質をフィルム状に成形するフィルム成形工程と、を備えるタンパク質フィルムの製造方法である。
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植物の種子休眠を制御するSdr4遺伝子およびその利用
【課題】本発明は、植物の種子休眠を制御する新規な遺伝子を提供することを課題とする。また、該遺伝子を利用して植物の種子休眠を制御する方法を提供することを課題とする。さらに、被検植物の穂発芽耐性を検出する方法を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明者らは、上記の課題を解決するために、まず、マップベースクローニング法を利用して、穂発芽耐性遺伝子であるSdr4の塩基配列を単離・同定することに成功した。さらに、相補試験、ノックダウン系統による機能解析、ミュータントの単離により日本晴のSdr4にも発芽抑制能があることを確認した。また、イネSdr4遺伝子と相同性の高いシロイヌナズナの遺伝子を検索した結果、最も相同性の高いAtSdr4L1は、発芽を制御する機能を有することを見出した。
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タンパク質複合体の会合領域の空間を評価する方法およびプログラムならびに解析装置
【課題】タンパク質複合体における構造単位間の相補性を高精度で表すための新たな指標およびその測定方法を提供する。
【解決手段】タンパク質複合体における構造単位間の会合領域の表面積とともに、会合領域の空間体積を構造単位間の相補性の指標として導入し、タンパク質複合体を構成する構造単位間の会合領域の空間を高精度で記述し、この空間の形状から構造単位間の相補性を評価する。タンパク質複合体の会合領域を定義する工程および定義された会合領域空間を四面体分割により作成した四面体の集合体を精密化して、凹多面体で記述する工程を含む。
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ロイシンリッチリピート(LRR)配列等反復配列を利用した新規タンパク質の作製方法、並びにそれにより得られる新規タンパク質及び新規タンパク質をコードする遺伝子
【課題】自然界に数多く存在しているLRR配列を有効に利用して多様なタンパク質を効率的かつ実用的に作製することが可能である新規タンパク質の作製方法、並びに自然界における多様な病原菌に対応する能力を有する新規タンパク質及び該新規タンパク質をコードする遺伝子を提供すること。
【解決手段】 本発明は、LRR配列を有する遺伝子のLRR領域を、遺伝子のアミノ酸配列及び/又は塩基配列情報に基づいて、共通の部位にロイシンを含むように複数の反復配列ユニットを作製する作製ステップと、反復配列ユニットそれぞれにプライマーを設計して、PCR増幅により反復配列ユニット遺伝子とする増幅ステップと、反復配列ユニット遺伝子をランダムに重合させ重合ユニットとする重合ステップと、重合ユニット、所定のN末端キャップユニット及びC末端キャップユニットをベクターに組み込んでライブラリーを作製する組み込みステップと、を備える新規タンパク質の作製方法である。
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種子特異的プロモーターおよびその利用
【課題】種子に特異的活性を有するプロモーターおよび種子に外来タンパク質を発現させる方法を提供することを課題とする。
【解決手段】複数のイネ種子発現遺伝子のプロモーターを単離し、GUSレポーター遺伝子の上流に各プロモーターを挿入したバイナリーベクターをそれぞれ作製し、アグロバクテリウム法によりイネを形質転換した。GUS発現量を指標として、各プロモーターによる発現部位、種子成熟過程での発現、さらに種子での発現強度を検討したところ、種子の特定部位に特異的発現活性を有し、恒常的プロモーターや既知の種子特異的プロモーターと比較して高い活性をもつプロモーターを見出した。
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抗微生物活性増強ペプチド及びそれを含む抗微生物剤
【課題】ペプチド性抗微生物物質の抗微生物活性を増強させることが可能であり、それ自体は抗微生物活性を殆ど示さない抗微生物活性増強ペプチドを提供すること。
【解決手段】 本発明は、抗微生物ペプチド前駆体の前駆領域ペプチドのアミノ酸配列を改変した抗微生物活性増強ペプチドであって、前駆領域ペプチドに含まれる酸性アミノ酸残基であるカルボキシル基がアミド基に変換されたものである抗微生物活性増強ペプチドである。
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