説明

エクソンモービル ケミカル パテンツ,インコーポレイティドにより出願された特許

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【課題】ゴム弾性を有し、熱可塑的に加工可能で、接合性に優れ、そして空気バリヤー性に優れた熱可塑性ポリマー組成物のラミネートを提供する。
【解決手段】熱可塑性樹脂組成物(D)のマトリックス中に分散された変性ポリマー組成物(E)から構成されている、500〜2000Pa・sの溶融粘度及び室温で1〜400MPaのヤング率を有する少なくとも1種の熱可塑性ポリマー組成物の層(B)でラミネートされた、10×10-12cc・cm/cm2・sec・cmHg又はそれ以下の空気透過係数を有する少なくとも1種の熱可塑性樹脂組成物の層(A)を含んでなり、熱可塑性樹脂組成物の層(A)の層厚が0.05〜10μmであり、空気透過係数が20×10-12cc・cm/cm2・sec・cmHg又はそれ以下であり、そして少なくとも1種の層(A)と少なくとも1種の層(B)のラミネートに隣接した少なくとも1つの接着剤の層(F)を更に含む熱可塑性ポリマー組成物のラミネート(C)。 (もっと読む)


安定化され、動的に加硫された熱可塑性エラストマー組成物は、ハロゲン化イソブチレン含有エラストマーからなる少なくとも1種の第一のエラストマー又はゴムの分散された動的に加硫された粒子及びポリアミドと反応することができ、そしてポリアミドにグラフト化することができる少なくとも1個の官能基からなる少なくとも1種の第二のエラストマー又はゴムの分散された粒子を含み、少なくとも1種の第一のエラストマー及び少なくとも1種の第二のエラストマーの粒子は、少なくとも1種のナイロンホモポリマー、ナイロンコポリマー又はこれらの混合物からなる連続熱可塑性ポリアミド又はナイロン樹脂マトリックス中に分散され、この組成物又はこの少なくとも1種の第一のエラストマーは化学線、特に紫外線への曝露によって誘導される分解に対する少なくとも1種の安定剤を更に含む。この組成物は、好ましくは混合押出機内で製造され、車両タイヤインナーライナー及びホースのような工業的物品に有用である、耐久性、可撓性、熱可塑性エラストマー流体バリヤーフィルム又は層を製造するのに適している。
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耐久性、可撓性、不透過性熱可塑性エラストマー組成物は、高温で高剪断ミキサー内で実施される動的加硫方法を使用して製造される。この組成物は、第一のハロゲン化イソブチレン含有エラストマーの硬化した粒子及びポリアミドと反応しそしてポリアミドにグラフト化することができる少なくとも1種の官能基を有する第二のエラストマーの粒子を含んでなり、第一のエラストマー及び第二のエラストマーの粒子は、連続した熱可塑性ポリアミドマトリックス中に分散しており、この方法は、(1)ハロゲン化エラストマー中に、硬化剤を分散させ、予備配合された、好ましくはペレット化された組成物を形成させる工程、(2)ポリアミド樹脂及び任意的な安定剤をミキサー中に導入し、剪断し、加熱して、ポリアミドを溶融し、混合物を形成させる工程、(3)ナイロン可塑剤を導入して、ポリアミド混合物の粘度を低下させて、混合条件下で、予備配合されたエラストマーの粘度に実質的に適合させる工程、(4)予備配合されたエラストマーのペレットをミキサー中に導入し、エラストマー及びポリアミド成分の動的加硫を開始する工程、(5)第二のエラストマーを導入し、加熱及び剪断を継続して、第二のエラストマーを分散させ、動的加硫を実質的に完結させ、そしてミキサーから、熱可塑性エラストマー組成物を取り出す工程を含む。このような組成物はタイヤインナーライナー及びバリヤーフィルム又は層のような用途に於いて特に有用である。 (もっと読む)


【課題】透過性が低く、耐疲労性が改良された配向熱可塑性エラストマーフィルムの製造方法の提供。
【解決手段】(A)ハロゲン化イソブチレンエラストマー及び(B)ポリアミドの動的架橋されたポリマーブレンドを含んでなる透過性が低減され、耐疲労性が改良された配向熱可塑性エラストマーフィルムの製造方法であって、作製されたフィルムの平面複屈折(PBR)が0.002と等しいか又はそれより大きくなるように、ダイリップの剪断速度をフィルムの分子配向を制御するように調整して前記ポリマーブレンドをキャスト又はインフレーション成形する製造方法。
【選択図】図1
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マトリックスとしてのポリアミド樹脂(A)及びその中に分散された、ポリアミド樹脂(A)と反応性の官能基(B)を有する変性用ポリマー(C)を含んでなり、変性用ポリマー(C)の破断点引張応力が、ポリアミド樹脂(A)の破断点引張応力の30〜70%であり、そして変性ポリマー(C)の破断点引張伸びが、ポリアミド樹脂(A)の破断点引張伸びの100〜500%である、優れた伸長性及び屈曲疲労を有するポリアミド樹脂組成物並びにそれを使用する空気入りタイヤ及びホース。 (もっと読む)


流体透過防止層を有する物品、例えば空気入りタイヤ又はホース。タイヤは、例えば外側トレッド層、中間サイドウォール及びカーカス層並びに最内側空気透過防止層を含み、(i)空気透過防止(APP)層が、上側表面及び下側表面を有し(この層は、約25×10-12cc cm/cm2 sec cmHg(30℃)以下の空気透過係数(APC)及び約1MPa〜約500MPaのヤング率を有するポリマー組成物を含む)、前記ポリマー組成物は(A)少なくとも10重量%の、25×10-12cc・cm/cm2 sec cmHg(30℃)以下のAPC及び500MPaよりも大きいヤング率を有する少なくとも1種の熱可塑性樹脂成分(好ましくはポリアミド樹脂又は混合物)並びに(B)少なくとも10重量%の、25×10-12cc・cm/cm2 sec cmHg(30℃)よりも大きいAPC及び500MPa以下のヤング率を有する少なくとも1種のエラストマー成分(好ましくはハロゲン含有ゴム又は混合物)を含み、全量(A)+(B)が約30重量%以上であり、エラストマー成分がポリマー組成物中の熱可塑性樹脂マトリックス中に分散され加硫された不連続相であり、そして(ii)少なくとも1種の熱可塑性積層層が少なくともAPP層の下側表面に接着されており、熱可塑性樹脂層は約−20℃よりも低いガラス転移温度(Tg)を有するフィルム形成性、半結晶性、実質的に疎水性の炭素鎖ポリマーを含む。
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500〜2000Pa・sの溶融粘度及び室温で1〜400MPaのヤング率を有する熱可塑性ポリマー組成物(B)でラミネートされた、10×10-12cc・cm/cm2・sec・cmHg又はそれ以下の透過係数を有する熱可塑性樹脂組成物(A)を含み、熱可塑性樹脂組成物(A)の層厚が0.05〜10μmであり、ラミネート(C)の空気透過係数が20×10-12cc・cm/cm2・sec・cmHg又はそれ以下である熱可塑性ポリマー組成物のラミネート(C)並びにそれをインナーライナーとして使用した空気入りタイヤ。 (もっと読む)


この開示は、少なくとも2つの層及び少なくとも1つのタイ層を含んでなる加硫性層状組成物に関する。2つの層の第一層は流体透過防止層を含み、2つの層の第二層は少なくとも1種の高ジエンゴムを含む。タイ層は、ゴム100重量部に対する重量部で適当な量の、(1)エポキシ化天然ゴム、(2)少なくとも1種の高ジエンエラストマー、(3)少なくとも1種の充填材、(4)少なくとも1種の粘着付与剤及び(5)ゴム用硬化系の混合物を含む。前記流体透過防止層は好ましくは(A)少なくとも1種の熱可塑性エンジニアリング樹脂成分、好ましくは1種又はそれ以上のナイロン樹脂及び(B)少なくとも1種のエラストマー成分、好ましくは臭素化イソブチレンp−メチルスチレンコポリマーを含み、成分(A)及び成分(B)の全量が30重量%以上であり、そして(B)が、加硫された状態又は部分的に加硫された状態で、不連続相として、成分(A)のマトリックス中に分散されている。
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優れた空気不透過性、優れた耐久性及び可撓性を有する熱可塑性エラストマー組成物。特に、この組成物は、(A)少なくとも1種のハロゲン化イソブチレン含有エラストマー及び(B)少なくとも1種の、約170℃〜約260℃の融点を有するナイロン樹脂及び(C)低分子量ポリマー性ナイロン可塑剤を含有し、ここで(1)少なくとも1種のエラストマーは、連続ナイロン相中の、小さい加硫された粒子の分散相として存在し、(2)エラストマー粒子は動的加硫によって形成されている。低分子量ナイロン可塑剤の使用によって、動的に加硫された組成物中のナイロン樹脂及びハロゲン化イソブチレン含有エラストマーの使用により達成可能な高不透過性レベルを保持しながら、改良された混合及びゴム分散が得られる。このような組成物は、タイヤインナーライナー及びバリヤーフィルム又は層並びにホースのような用途に於いて特に有用である。 (もっと読む)


この発明は、少なくとも2つの層及び少なくとも1つのタイ層を含んでなる加硫性層状組成物であって、2つの層の第一層が流体透過防止層を含み、2つの層の第二層が少なくとも1種の高ジエンゴムを含み、そしてタイ層が
(1)約50〜約95重量%の少なくとも1種のハロゲン化イソブチレン含有エラストマー、
(2)約5〜約50重量%の少なくとも1種の高ジエンエラストマー、
(3)約20〜約50重量%の少なくとも1種の充填材、
(4)約0〜約30重量%の少なくとも1種のプロセスオイル及び
(5)少なくとも約0.2〜約15phr(ゴム100部当たりの部数)のエラストマー用の硬化系の混合物を含んでなり、前記流体透過防止層が
(A)ポリマー組成物の全重量基準で少なくとも10重量%の、25×10-12cc・cm/cm2 sec cmHg(30℃)又はそれ以下の空気透過係数及び500MPaよりも大きいヤング率を有する、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリニトリル樹脂、ポリメタクリレート樹脂、ポリビニル樹脂、セルロース樹脂、フッ素樹脂及びイミド樹脂からなる群から選択される少なくとも1種の熱可塑性エンジニアリング樹脂成分、並びに
(B)ポリマー組成物の全重量基準で少なくとも10重量%の、25×10-12cc・cm/cm2 sec cmHg(30℃)よりも大きい空気透過係数及び500MPa又はそれ以下のヤング率を有する、ジエンゴム及びその水素化物、ハロゲン含有ゴム、シリコーンゴム、硫黄含有ゴム、フッ素ゴム、ヒドリンゴム、アクリルゴム、アイオノマー及び熱可塑性エラストマーからなる群から選択される少なくとも1種のエラストマー成分、好ましくは臭素化イソブチレンp−メチルスチレンコポリマーを含む25×10-12cc・cm/cm2 sec cmHg(30℃)又はそれ以下の空気透過係数及び1〜500MPaのヤング率を有するポリマー組成物を含んでなり、
成分(A)及び成分(B)の全量が、ポリマー組成物の全重量基準で30重量%又はそれ以上であり、エラストマー成分(B)が、加硫された状態又は部分的に加硫された状態で、不連続相として、ポリマー組成物中の熱可塑性樹脂成分(A)のマトリックス中に分散されている組成物に関する。
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