【課題】定着液を用いた定着方式において定着液を構成している材料・物質の中の界面活性剤が介在して発生する電位低下により生じる画像濃度低下や画像ムラ（特にハーフトーン部が著しく目立つ）を解消することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】トナー粒子に含有される樹脂の少なくとも一部を溶解又は膨潤させることで樹脂を軟化させる軟化剤を含有した定着液を、記録紙上の該樹脂を含有するトナー粒子に付与して、トナー粒子を記録紙に定着する定着装置を備えた画像形成装置であって、帯電装置６７と、静電潜像をトナーを含有する現像剤を用いて現像して未定着トナー像を形成する現像装置６８と、中間転写ベルト５１を介して記録紙に転写する転写装置５９、７１と、感光体ドラム６６上の未転写トナーを除去するクリーニング装置６９と、中間転写ベルト５１上に付着している定着液の構成物質を除去するクリーニングユニット７３を備えるようにした。 （もっと読む）

【課題】定着用液を収容し、収容する定着用液の変質を長期にわたって防止できる交換ユニット、この交換ユニットが収容する定着用液を用いて定着を行う定着装置、並びに、これらを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】プリンタ本体に対して着脱自在で、定着で使用する定着用液やトナーＴといった消耗品を補給する交換ユニット１は、少なくとも定着用液ボトル２を備え、定着液は三種類の定着液組成液（５１、５２及び５３）を混合することで生成されるものであり、定着用液ボトル２は３個の独立した空間によって形成される三つの組成液収容部（第一収容部２ａ、第二収容部２ｂ及び第三収容部２ｃ）を備え、種類の異なる定着液組成液（５１、５２及び５３）を異なる組成液収容部（第一収容部２ａ、第二収容部２ｂ及び第三収容部２ｃ）にそれぞれ収容する。 （もっと読む）

【課題】画像形成装置から出力したときに十分な二次色を発色できる定着装置を提供する。
【解決手段】この定着装置２６は、トナーを溶解又は膨潤可能な定着剤６を用いて被定着物５に転写されたトナー像３を定着する定着装置であって、被定着物５を搬送する搬送手段４と、定着剤６をトナー像３に付与する定着剤付与手段１と、定着剤６が付与されたトナー像３に圧力を印加する加圧手段２と、を備え、搬送手段４の搬送速度をＳ、加圧手段２により圧力をかけたときに定着剤付与手段１により付与されたトナー表面の変化量が０．５μｍ以上となる時間をＴとしたとき、Ｒ≧Ｔ×Ｓを満足するＲの位置に加圧手段２を配置した。 （もっと読む）

【課題】無効な泡状定着液を減少させ、クリーニングの負荷を小さくすることができる定着装置を提供する。
【解決手段】 膜厚調整機構５３は、カム、支持棒、ばね、２つの保持板、ブレードなどを有し、支持棒を回転させることによって、ブレードの表面を塗布ローラ５２ａの表面に対して接離可能となっている。そして、膜厚制御装置は、記録紙の位置情報あるいは画像情報に基づいて、膜厚調整機構５３の支持棒を回転制御している。この場合は、ニップ部への泡状定着液の供給開始、供給停止、及び供給再開を短時間で精度良く制御することができる。そこで、記録紙上の画像形成可能領域内あるいは泡状定着液塗布小領域内にのみ定着液を塗布することが可能である。 （もっと読む）

【課題】泡状定着液の泡径やかさ密度のばらつきを低減することができる定着装置を提供する。
【解決手段】 泡生成装置は、ベース部材、流路板、吐出部材を有している。ベース部材は、Ｚ軸方向を高さ（深さ）とする三角柱状の液室１５１及び気室１５５を有している。液室１５１には泡状化前の定着液が一時的に蓄えられ、気室１５５には泡状化前の気体が一時的に蓄えられる。そして、液室１５１の深さＬ１は、気室１５５の深さＬ２よりも大きくなるように設定されている。流路板は、流路部及び気液混合部を有し、流路部は、液室１５１からの定着液及び気室１５５からの空気を気液混合部に導く。そして、気液混合部は、定着液と空気とを混合し、泡状定着液にして吐出部材に供給する。 （もっと読む）

【課題】トナーの結着樹脂を溶解または膨潤させる軟化剤を含有する定着液を用いて記録媒体に定着され、定着速度が向上したトナー並びに該トナーを用いた定着方法、高速の画像形成が可能な画像形成方法及び画像形成装置を提供すること。
【解決手段】記録媒体上で定着液が付与されて該記録媒体に定着され、前記定着液は、結着樹脂の少なくとも一部を溶解又は膨潤させることで当該結着樹脂を含有するトナーを軟化させる軟化剤を含み、前記トナーは、トナー母体と、外添剤と、を含み、前記外添剤は、疎水化度５０％以上の外添剤と、疎水化処理されていない外添剤及び／又は疎水化度４０％以下の外添剤と、を含み、且つ、当該外添剤の総量に対して、疎水化度５０％以上の外添剤の割合が２０％〜８０％であることを特徴とする。 （もっと読む）

【課題】定着後の画像がさらに軟化してべたつきが進行することを抑制でき、また、紙及びトナー間の接着が促進され、定着性を向上できる定着方法、画像形成方法、及び画像形成装置の提供。
【解決手段】トナーの少なくとも一部を膨潤乃至溶解させる可塑剤と、希釈剤と、を含有する定着液を記録媒体上のトナー層に付与してトナーを定着する定着方法であって、前記トナーは、コアと、該コアを被覆するシェルと、を有するコアシェル構造を有し、前記コアは、結着樹脂Ａ及び着色剤を少なくとも含有し、前記シェルは、結着樹脂Ｂを少なくとも含有してなり、前記結着樹脂Ａは、ＤＳＣ法によって得られるガラス転移温度が４０℃以上であり、かつ前記結着樹脂Ａ１００質量部に対して前記可塑剤３０質量部を、８０℃の加温条件下で混合して、２５℃に冷却した時の貯蔵弾性率は、前記結着樹脂Ａと同条件で測定した前記結着樹脂Bの貯蔵弾性率よりも大きいトナーを使用する。 （もっと読む）

【課題】定着液付与対象に付与する泡状定着液の嵩密度を所望の状態で安定させることで、安定した定着性能を得ることが出来る定着装置、及びこの定着装置を備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】泡発生容器５１１内の液状定着液ＴＬをバブリングによって泡状定着液Ｆを発生させる定着装置５０で、入口部Ｌ４ａから泡搬送管Ｌ４内に進入する泡状定着液Ｆの嵩密度が変化すると値が変化する物性値として空気ポンプＰ３によって泡発生容器５１１内に送り込まれる空気の流量を測定する空気流量計ＡＦを備え、定着制御回路ＣＳは、空気流量計ＡＦの測定結果に基づいて定着液補給ポンプＰ１または定着液排出ポンプＰ２の駆動を制御することで泡発生液面ＬＳｂの高さを調節し、泡発生液面ＬＳｂから入口部Ｌ４ａまでの距離を調節する。 （もっと読む）

【課題】画像形成方法の定着工程における消費エネルギーが極めて小さく、かつ定着直後の画像強度が高く、ハーフトーン画像においても擦れに対して強い高品質な画像を形成できるトナー、及び現像剤、並びに定着方法、画像形成方法及び画像形成装置の提供。
【解決手段】希釈剤と、トナーの少なくとも一部を軟化乃至膨潤させる可塑剤とを含有する定着液を記録媒体上のトナーに付与して該トナーを記録媒体に定着させるのに用いられるトナーであって、少なくとも結着樹脂と、着色剤と、下記一般式（Ｉ）で表されるポリアルキレングリコールとを含有するトナーである。


前記一般式（Ｉ）中、Ｒｘｍ及びＲｙｍは、互いに同一であってもよいし、異なっていてもよく、水素原子、及び炭素数１〜６の直鎖又は分岐鎖状のアルキル基のいずれかを表す。ｎは、２以上の整数を表す。ｍは、２以上４以下の整数を表す。 （もっと読む）

【課題】トナーの少なくとも一部を軟化乃至膨潤させる可塑剤を少なくとも含む定着液の浸透時間が短く、短時間で適切な軟化状態のトナーが得られ、画像が記録媒体に強固に定着し、高速画像形成が可能であり、高品質な画像を形成できるトナー、並びに該トナーを用いた定着方法等の提供。
【解決手段】希釈剤と、トナーの少なくとも一部を軟化乃至膨潤させる可塑剤とを含有する定着液を記録媒体上のトナーに付与して該トナーを記録媒体に定着させるのに用いられるトナーであって、少なくとも、ポリヒドロキシカルボン酸骨格を有する樹脂と、着色剤とを含有するトナー。該ポリヒドロキシカルボン酸骨格が、モノマー成分換算での光学純度Ｘ（％）＝｜Ｘ（Ｌ体）−Ｘ（Ｄ体）｜〔ただし、Ｘ（Ｌ体）は光学活性モノマー換算でのＬ体比率（モル％）、Ｘ（Ｄ体）は光学活性モノマー換算でのＤ体比率（モル％）を表す〕が８０％以下である態様、などが好ましい。 （もっと読む）

【課題】トナーの樹脂を溶解または膨潤させる軟化剤を含有する定着液を用いてトナーを定着させる定着方法で、少量の定着液で、更に高速での定着が可能な定着方法、画像形成方法及び画像形成装置を提供すること。
【解決手段】結着樹脂を含有するトナー中の結着樹脂の少なくとも一部を溶解又は膨潤させることでトナーを軟化させる軟化剤を含有した定着液１４を媒体１２上のトナーに付与して該トナーを媒体に定着させる定着方法において、トナーのＢＥＴ比表面積が、２．０〜８．０
ｍ²／ｇであることを特徴とする定着方法。 （もっと読む）

【課題】 複数の定着ローラを用いることなく、定着後のシート表面の光沢を所望の値にする。
【解決手段】 画像形成装置は画像が形成されたシートを狭持搬送するニップを形成する回転可能な回転部材と、前記回転部材に電気粘性流体を塗布する塗布手段と、前記ニップ間に電圧を印加することによって前記塗布手段によって塗布された電気粘性流体の粘度を制御する制御手段を備える。これにより、ニップ部に電圧が印加されることによって電気粘性流体の粘度を調整してシートの表面の光沢度を所望の値にする。 （もっと読む）

【課題】定着工程における消費エネルギーが極めて小さいにも関わらず、定着直後の画像強度が高く、ハーフトーン画像においても擦れに対して強い画像が得られると共に、耐熱保存性にも優れたトナー、該トナーの製造方法、並びに、前記トナーを用いた定着方法、画像形成方法及び画像形成装置を提供すること。
【解決手段】着色剤と、結着樹脂と、を含み、当該トナーを軟化させる軟化剤を含む定着液を用いて記録媒体に定着され、ＴＨＦ可溶分のゲルパーミエーションクロマトグラフィー（ＧＰＣ）により測定した分子量分布における重量平均分子量が３０００〜８３００であり、且つ、ディファレンシャルスキャニングカロリメトリー（ＤＳＣ）により測定したガラス転移温度が５０〜７０℃であることを特徴とする。 （もっと読む）

【課題】非加熱定着方式での記録媒体上のトナーなどの樹脂微粒子に対して、優れた浸透速度を有する定着性が良好な樹脂微粒子の定着液、並びにこの定着液を用いた定着方法、定着装置、画像形成方法及び画像形成装置を提供すること。
【解決手段】樹脂微粒子を記録媒体に定着させる定着液であって、前記定着液は、水を含む希釈剤と、前記樹脂微粒子の少なくとも一部を溶解又は膨潤させて軟化させる可塑剤と、を含有し、前記可塑剤は、分子内にエステル基を有し、化合物全体の分子量に対する前記エステル基の合計の分子量の比率が３０％以上である浸透性化合物を少なくとも含むことを特徴とする。 （もっと読む）

【課題】泡状定着液を用いる構成で、経時に渡って定着性能を確保し、且つ、定着液の消費量を抑制することができる定着装置、及びこの定着装置を備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】泡状定着液生成部４００と、定着液付与手段を構成するダイコータヘッド５００及び塗布ローラ６１とを備え、泡状定着液Ｆを付与することで軟化したトナーを転写紙Ｐに定着する定着装置６０が、泡状定着液生成部４００によって液状定着液２１０から所望の泡状態の泡状定着液Ｆとなる途中の状態の定着液及び泡状定着液Ｆが通過する定着液搬送路を構成する大径泡搬送管２０１、泡攪拌器３１０、小径泡搬送管２０２、及び、ダイコータヘッド５００内の泡状及び液状の定着液を回収し、泡攪拌器３１０よりも定着液の搬送方向上流側である定着液タンク２００に戻す定着液再利用装置６００を備える。 （もっと読む）

【課題】 本発明は、簡単な構成でかつ容易に、泡の小粒径化を図ることができる。
【解決手段】 本発明の泡状定着液生成装置は、樹脂の少なくとも一部を溶解又は膨潤させることで樹脂を含有する樹脂微粒子を軟化させる軟化剤と水と起泡剤とを少なくとも含有する定着液と、気体とをバブリング混合させて定着液を泡化して泡状定着液を生成する。そして、本発明の泡状定着液生成装置は、気体又は定着液の一方が通る第１の流路と、気体又は定着液の他方が通る第２の流路とを備えている。また、第１の流路に設けられ、かつ気体又は定着液の一方が流出する流出口と、第２の液流路に設けられ、かつ第１の流路の流出口を介して気体又は定着液の一方が流入する流入口とが、少なくとも一部重なるように連通し、第２の流路で気体と定着液がバグリング混合されて定着液を泡化して泡状定着液を生成する。 （もっと読む）

【課題】樹脂含有微粒子を軟化させる軟化剤を含有する泡状定着液を、表面に樹脂含有微粒子層を担持する被定着媒体また樹脂含有微粒子層担持体に付与して、泡状定着液を付与されて軟化した樹脂含有微粒子を被定着媒体に定着させるもので、経時に渡って定着性能を確保することができる定着装置、及びこの定着装置を備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】定着装置６は、トナーを軟化させる液状定着液１３２を液中に気泡が分散した泡状定着液Ｆとする泡状定着液生成部１３０と、未定着トナーＴを担持する転写紙Ｐの表面に泡状定着液Ｆを付与する定着液塗布部１４０とを有し、泡状定着液生成部１３０内で泡状定着液Ｆが通過する泡状定着液搬送路である気体・液体混合部１３５から泡供給ノズル１３９までの区間の流路内の泡状及び液状の定着液を除去する搬送路内定着液除去手段である定着液除去装置１６０を有する。 （もっと読む）

【課題】 本発明は、より均一な泡径、かさ密度の泡状定着液を生成することが可能になる定着装置、及び定着性能が向上でき高い画像品質を確保可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】 本発明の定着装置における泡生成手段は、液供給手段によって供給された液状定着液が流入される定着液流入口を有し定着液を収容する液室と、該液室からの定着液を気体流路の流動方向と対向する方向から流すように設けられた複数の液状定着液流路と、気体供給手段によって供給された気体が流入される気体流入口を有し気体を収容する気室と、該気室からの気体を流す複数の気体流路と、該各気体流路からの気体と各液状定着液流路からの液状定着液とを互いに対向し合って混合する気液混合部と、各液状定着液流路における単位時間当たり流量が均一にする流量均一化手段とを具備する。 （もっと読む）

【課題】 本発明は定着液のｐＨが適正範囲に調整され、定着前は高い定着能力を維持し、定着時は樹脂微粒子を素早く媒体へ定着させ、定着後は定着能力が低下して定着画像同士のブロッキングが生じない。
【解決手段】 本発明は少なくとも軟化剤を含有する軟化剤液を収納する軟化剤液収納手段と、少なくとも起泡剤を含有する起泡剤液を収納する起泡剤液収納手段と、各収納手段によって独立した状態で収納された液同士を混合して定着液を生成する定着液生成手段と、定着液生成手段によって生成された定着液のｐＨ値を測定するｐＨ測定手段と、ｐＨ測定手段によって測定されたｐＨ値に基づいて所望のｐＨ値の定着液になるように軟化剤液又は起泡剤液のいずれかの液量、あるいは各液量を制御する制御手段と、所望のｐＨ値となった定着液を泡状化して泡状定着液とする泡状定着液生成手段と、泡状定着液を媒体上の樹脂微粒子に付与する泡状定着液付与手段とを有する。 （もっと読む）

【課題】樹脂微粒子を軟化させる軟化剤を含有する液状定着液を泡状定着液として、樹脂微粒子に付与して樹脂微粒子を記録媒体に定着させる定着装置で、定着液を構成する成分の分散安定性が経時で低下し、その成分が分離することに起因して液状定着液が所望の機能を発揮できなくなることを防止し、安定した定着性能を維持することができる定着装置及びこれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】定着装置３０が、液状定着液３１０を収容するための定着液収容器３１を有し、定着液収容器３１の形状を変化させることによって、定着液収容器３１の内部の液状定着液３１０に流れを生じさせる液体流動手段としての容器加圧部材３１１及び容器押さえ部材３１２を備える。 （もっと読む）