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Fターム[4F205GA07]の内容

Fターム[4F205GA07]に分類される特許

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【課題】ドープ切り替え時に、ドープ製造設備などから排出される廃棄物から、溶媒を効率よく抽出する。
【解決手段】ドープ製造設備10は、TAC300と溶媒301とを含むドープ306を調製する。ドープ306の組成と異なる新たなドープを作る場合には、制御部29により、ポンプ21、31を停止し、弁26a、28aを閉位置にし、ホッパ27からのTAC300の供給を停止した後、ドープ製造設備10をなす各装置に洗浄液310を導入する。各装置内に残留するドープ306を洗浄液310とともに、廃液320として排出される。脱溶媒装置43に設けられた乾燥加熱室51では、廃液320の液面が減率乾燥状態となるまで、乾燥気体400中で廃液320を加熱する。湿潤加熱室52では、湿潤気体410中で廃液320を加熱する。 (もっと読む)


【課題】 溶液流延製膜法による光学フィルムの製造方法において、金属製エンドレスベルト支持体裏面の削れに起因して発生する金属粉汚れを充分に清掃する。金属ロールの経時的な劣化を防止し、ベルト支持体の振動による膜厚変動や、気泡の発生を非常に少なくする。光学フィルム製造装置の稼働率を向上する。生産能力のアップにより、近年の偏光板用保護フィルム等の薄膜化、広幅化、及び高品質化の要求に充分応えることができる。
【解決手段】 光学フィルムの製造方法は、金属製エンドレスベルト支持体の裏面(ウェブの非接触面)、および/またはベルト支持体回転用ロール表面に近接して、磁力発生装置を設置し、磁力発生装置から生じる磁力によって、支持体裏面および/またはロール表面に付着蓄積した金属粉汚れを吸着除去して、該支持体裏面および/またはロール表面を清掃する。磁力発生装置は、永久磁石または電磁石、特にソレノイド式電磁石が好ましい。 (もっと読む)


【課題】 偏光板保護フィルム等の光学フィルムの製造時に、フィルムの搬送安定性を向上し、特に残留溶媒量が高い(フィルムが軟らかい)搬送状態、乾燥温度の高い範囲においても、フィルムの製造工程の安定化を図る。フィルムの故障欠陥がなく、外観品質が良好で、フィルムの光学特性が安定であり、光学フィルムの薄膜化、高い物理的強度、高品質化の要求レベルにも、充分に応えることができる、光学フィルム、その製造方法、偏光板、及び表示装置を提供する。
【解決手段】 光学フィルムの製造方法は、支持体からウェブを剥離する時のウェブの残留溶媒量を120〜210重量%、テンターに入る時のウェブの残留溶媒量を5〜40重量%とし、これらの間の初期乾燥ゾーン内の乾燥温度を60〜110℃とし、かつビッカース硬度(Hv)が1000以上、2000以下であり、表面粗さRmaxが1.0〜3.0sである搬送ロールを、少なくとも1箇所で使用する。 (もっと読む)


【課題】面内レターデーションReの低減、スジムラやスリキズの発生を抑制し、適切な光学特性を有する環状オレフィンフィルムの製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】環状オレフィン系樹脂を含む膜状物を搬送して加熱領域内を通過させることにより、該膜状物を加熱する工程を含む環状オレフィンフィルムの製造方法であって、該加熱領域内の温度における該膜状物の弾性率が300MPa〜3000MPaであり、搬送テンションが10〜50(N/フィルム1m幅)であることを特徴とする環状オレフィンフィルムの製造方法。 (もっと読む)


【課題】ピンがフィルムから離脱する離脱位置における異物故障の発生を抑える。
【解決手段】スプロケット42d近くのピンプレート43の上方位置からテンタ出口40aまでの間で、湿潤フィルム25の両耳部に近接させて、異物除去部70を設ける。異物除去部70を、チャンバ71、ブラシローラ72、エアブロー吸引ヘッド73、粘着ローラ部74から構成する。ブラシローラ72をスプロケット45dの上方位置のピンプレート43に接触させることで、ピンの離脱位置の変動が抑えられる。ピン離脱時のフィルムへの衝撃が小さくなり、バリの分離による異物発生が抑えられる。エアブロー吸引ヘッド73で、異物を吸引して除去し、この後に粘着ローラ部74により異物を除去するため、異物が確実に除去される。チャンバ71でピンの離脱部を被うため、製品エリアに異物が飛散することがなくなり、異物故障の発生が抑えられる。 (もっと読む)


【課題】裏面層と表面層との膜厚差を抑えつつ、フイルムを製造する。
【解決手段】流延ダイ52は、積層ドープ61が通過するスロット106を有する。スロット106は、第1スロット部111、第2スロット部112及び第1幅縮小スロット部116を有する。第2スロット部112は、方向SDの流路幅が、第1スロット部111の方向SDの流路幅よりも狭く、第1幅縮小スロット部116は、方向SDの流路幅が、第1スロット部111側から第2スロット部112側に向かうに従い次第に狭くなるように形成される。スロット106の方向SDの流路幅は、内壁面100a、101aによって決定される。また、1対の内壁面100a、101aは、対称面SFに対して、面対称に形成される。ここで、対称面SFとは、方向B1に直交する断面において、内壁面100aと内壁面101aとの間に位置し、方向LDと略平行な直線として現れる平面である。 (もっと読む)


【課題】剥ぎ取り故障や厚みムラ故障を回避しつつ、効率良くフイルムをつくる。
【解決手段】流延ダイ39は、流入口39aと流出口39bと流入口39aと流出口39bとを連通する流路39cとを有する。インナーディッケル板88、89が流路39cの両側縁部に設けられる。インナーディッケル板88の仕切部94は、流路39cと流路90とを仕切り、先端には、鋭角な先端部94aが形成される。流路39cと流路90とには、ポンプ26a、26cが接続する。流出口39bから外周面43aにかけて形成される流延ビード40に対して、自由面側湾曲判別処理を行い、流延ビード40の側縁部40aの湾曲量が所定値になるまで、側縁部40aとなる第3流延ドープ30cの流量を減少させる。 (もっと読む)


【課題】幅方向における面内レターデーションReの分布が略均一のフイルムを製造する。
【解決手段】第1ゾーン21にてTACフイルム3の両側縁部3a、3bに湿潤空気をあてる。TACフイルム3には、幅方向の両側縁部3a、3bから中央部3cに向かうに従い含水率が小さくなる含水率分布が形成される。クリップ32a、32bにより両側縁部3a、3bを把持して、幅方向にTACフイルム3を延伸する延伸工程を行う。延伸工程により、両側縁部3a、3bの低自由度に起因し、延伸前後のTACフイルム3における幅方向の複屈折率の増大量が両側縁部3a、3bから中央部3cに向かうに従い次第に大きくなる第1分布の不均一を、含水率分布に起因し、延伸前後のTACフイルム3における幅方向の複屈折率の増大量が両側縁部3a、3bから中央部3cに向かうに従い小さくなる第2分布で相殺する。TACフイルム3の水分を蒸発させる。 (もっと読む)


【課題】ピンがフィルムから離脱する離脱位置を安定化させる。
【解決手段】スプロケット42dの上方位置に、ブラシローラ72を設けて、湿潤フィルム25の両耳部からピン46が抜け出る位置を一定にする。ブラシローラ72によって離脱位置が常に一定となるため、ピン46の離脱位置が湿潤フィルム25の搬送方向で変動することがなくなる。ピン46の離脱位置の変動がないため、湿潤フィルム25からピン46が抜け出る時の衝撃が小さくなる。衝撃による湿潤フィルム25のバリの分離や飛散が少なくなり、バリが湿潤フィルム25の製品エリアに付着することがない。異物故障の発生を少なくすることができる。 (もっと読む)


【課題】流延ビードの振動を抑え、厚みムラ故障を防ぐ。
【解決手段】ケーシング24は、第1〜第3仕切り板61〜63により、流延ダイ25が配される流延室66と、流延膜14に自己支持性を発現させる自己支持性発現室67と、剥離ローラ29を含む剥離室68とに分けられる。流延室66は、各仕切り板61、62と、ケーシング24を構成する各面71〜73、76により、流延ダイ25を囲むように形成される。各面71〜73、76及び底面77の内壁面には、無数の吸音部材90が設けられる。吸音部材90は、略楔形に形成され、その先端は、ケーシング24の内部に向かうように伸びている。温調器92は、吸音部材90を、ケーシング24内における溶媒の凝縮点TR以上に保持する。 (もっと読む)


【課題】支持体とラビリンスシールとの隙間を一定にする。
【解決手段】減圧チャンバ36は、流延ビード21aの背面側を減圧する。取付ボルト56により、後面ラビリンス板51、シール板取付ブラケット53を、後面板36aに仮固定する。後面板36aに、ボルト取付ブラケット61を取り付ける。調整ボルト62の雄ネジ部62bを、挿通孔61aに挿通させて雌ネジ部53bに螺合させる。調整ボルト62をC方向に回転させて、後面ラビリンス板51を、垂れ下がりが矯正される方向であるD方向に引き上げ、シール隙間Gを微調整する。後面ラビリンス板51を引き上げて、ライナ58を取り除いた後、取付ボルト56により、後面ラビリンス板51を後面板36aに本固定する。自重により後面ラビリンス板51が垂れ下がることがなく、流延ドラム32の走行方向Aにおけるシール隙間Gは一定に保たれる。 (もっと読む)


【課題】フイルムを効率よく製造する。
【解決手段】走行する周面82bへの流延ドープ51の流出により、流延膜53が形成される。流延膜53は、冷却され、自己支持性を有する。剥取ローラ83は、流延膜53を剥ぎ取り第1湿潤フイルム55として渡り部63へ送る。渡り部63等を経た第1湿潤フイルム55は、第1乾燥室67へ案内される。第1乾燥室67では、水蒸気を含む湿潤気体400を第1湿潤フイルム55にあてる。水分子が第1湿潤フイルム55に吸収される。第1湿潤フイルム55に吸収された水分子は、第1湿潤フイルム55の網目構造の目を押し広げる。第1湿潤フイルム55に含まれる溶媒化合物の拡散が促進され、溶媒化合物の放出が容易になる。 (もっと読む)


【課題】剥ぎ取り故障や厚みムラ故障を回避しつつ、効率良くフイルムをつくる。
【解決手段】流延ダイ39は、流入口39aと流出口39bと流入口39aと流出口39bとを連通する流路39cとを有する。インナーディッケル板189が流路39cの両側縁部に設けられる。インナーディッケル板189の仕切部194は、流路39cと流路90とを仕切る。仕切部194には可動板195が設けられる。可動板195の先端には、鋭角な先端部94aが形成される。歯車の歯と嵌合可能な嵌合穴が、送液方向に沿って、可動板195の側面に設けられる。歯車と接続するシャフトの回転駆動により、可動板195が、送液方向の上流側または下流側に移動する。 (もっと読む)


【課題】生産性を落とすことなく、流延ドラムの周面を確実に洗浄する。
【解決手段】ドラム洗浄装置38を、流延ドラムの周面32aの上方であって、剥取ローラと減圧チャンバとの間に設ける。洗浄ガス76を流延ドラムの周面32aに吹き付ける。洗浄ガス76にはドライアイス粒子73が含まれる。周面32aに付着した異物は、ドライアイス粒子73との衝突により、周面32aから除去される。除去された異物は、洗浄ガス76とともにX方向またはY方向に流れる。チャンバ63により、洗浄ガスとともにX方向またはY方向に流れる異物を吸引する。 (もっと読む)


【課題】ドープと添加剤液とを確実に混合させる。
【解決手段】ドープ流路33には、添加剤液13を貯留したストックタンク36が接続されるとともに、インラインミキサ39と、剪断混合器43とが設けられている。ドープ流路33では、原料ドープ11に添加剤液13を添加してインラインミキサ39により混合する。さらに、ドープ流路33では、インラインミキサ39による混合の後、原料ドープ11と添加剤液13の混合物50を剪断混合器43により剪断混合する。剪断混合器43は、混合物50が流される配管51の径を絞った構成となっており、剪断速度が500s−1〜1500s−1の範囲で混合物50を剪断混合する。これにより、長径が数mm以下となるように混合物50を精密混合でき、混合不良をなくすことができる。 (もっと読む)


【課題】 光学フィルムの製造の高速化に伴い、フィルムをロール状に巻き取った後のエンボス部高さを確保する。光学フィルムの生産における高速化+長尺化に確実に対応する。フィルムの高品質化を果たし、近年の偏光板用保護フィルム等の薄膜化、広幅化、及び高品質化の要求に応え得る、光学フィルム、及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 溶液流延製膜法または溶融流延製膜法によるロール状光学フィルムの製造方法は、ナーリング加工の処理温度をT(℃)、ベースフィルムのガラス転移温度をTg(℃)、ベースフィルムがエンボスリングに接している時間をs(秒)としたときに、下記の関係式を満たす条件でナーリング加工を行ない、ロール状光学フィルムを製造する。
0.75≦(T−Tg)×s≦1.00 (もっと読む)


【課題】 溶液流延製膜法により寸法安定性が良化し、かつリタデーションの発現性が良<なり、高リタデーションを得ることができる光学フィルム、及びその製造方法を提供し、近年の偏光板用保護フィルム等の薄膜化、広幅化、及び高品質化の要求に応え、液晶表示装置のコーナームラ、額縁故障の発生を防止する。
【解決手段】 光学フィルムの製造方法は、ウェブ(フィルム)の延伸工程を経た後に、フィルム両端部に乾燥用エンボス加工を施し、フィルム両端部に多数の断面凸弧状の凸部と断面凹弧状の凹部よりなる凹凸部を有する乾燥用エンボス部を付与する。乾燥用エンボス部のフィルム圧縮残留歪率を5〜50%とし、乾燥用エンボス部付きフィルムを搬送ロールによる搬送乾燥後に、乾燥用エンボス部を断裁切除する。ついで、該フィルムの端部に、製品用エンボス加工を施して、製品用エンボス部を付与した後、フィルムを巻き取る。 (もっと読む)


【課題】厚みムラ故障を抑えつつ、フイルムを容易に製造する。
【解決手段】フィードブロック51は、各ドープ39a〜39cが供給される第1〜第3供給口91a〜93cと、流出口92と、第1流入口91a及び流出口92を接続する主流路93とを備える。副流路94b、94cは、主流路93と第2流入口91b及び第3流入口とを連通する。主流路93との連通部の直前の副流路94b、94cには、ディストリビューションピン96b、96cが設けられる。駆動部98b、98cは、ディストリビューションピン96b、96cを、軸を中心に回動し、第2流入口91b、91cにおける副流路94b、94cの断面積S1と主流路93との連通部の直前における副流路94b、94cの断面積S2との比S2/S1の値を0.03〜0.5に調節する。 (もっと読む)


【課題】厚さムラ故障を回避しつつ、効率よくフイルムを製造する。
【解決手段】流延ダイ52は、積層ドープ61が通過するスロット106を有する。スロット106は、第1スロット部111、第2スロット部112及び第1接続スロット部116を有する。第2スロット部112は、方向SDの流路幅が、第1スロット部111の方向SDの流路幅よりも狭くなるように形成される。第1接続スロット部116は、方向SDの流路幅が、第1スロット部111側から第2スロット部112側に向かうに従い次第に狭くなるように形成される。第1接続スロット部116の内壁面116aには、動摩擦係数が内壁面116aよりも低い低摩擦層が形成される。 (もっと読む)


【課題】
簡易な設備でポリビニルアルコール系フィルムの表面にマット面を効率的に形成することができ、加えて、ポリビニルアルコール系フィルムの製造時にマット面を有するポリビニルアルコール系フィルムとマット面を有さない鏡面のポリビニルアルコール系フィルムとの相互の切り替えが非常に効率的かつ容易であるポリビニルアルコール系フィルムの製造方法及びそれによって得られるポリビニルアルコール系フィルムに関する。
【解決手段】
ポリビニルアルコール系樹脂10〜70重量%からなる水溶液を、回転する加熱された鏡面仕上げのロールに展延し、鏡面仕上げのロール上で乾燥させた後、表面粗さSRa=1〜100μmの加熱されたニップロールを押圧させることにより表面にマット面を形成すること等を特徴とするポリビニルアルコール系フィルムの製造方法を提供する。 (もっと読む)


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