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Fターム[4K042DC04]の内容

物品の熱処理 (24,439) | 加熱条件 (2,857) | 雰囲気 (400)

Fターム[4K042DC04]に分類される特許

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【課題】準高温環境における硬度低下の抑制および寸法安定性の向上とともに、硬度レベルの向上を達成可能な鋼の熱処理方法、機械部品の製造方法、機械部品および当該機械部品を含む転がり軸受を提供する。
【解決手段】鋼の熱処理方法は、0.4質量%以上0.7質量%未満の炭素と、0.15質量%以上0.35質量%以下の珪素と、0.6質量%以上1.3質量%以下のマンガンとを含有し、残部鉄および不純物からなる鋼を準備する工程と、当該鋼を、A点以上の温度において浸炭窒化することにより、鋼の表面を含む領域に窒素富化層を形成する工程と、鋼を、窒素富化層のM点を超え、M点よりも50℃高い温度以下の温度に保持することにより、窒素富化層の残留オーステナイト量が5体積%以下となるように窒素富化層をベイナイト変態させる工程とを備えている。 (もっと読む)


【課題】過酷な使用条件下でも優れた疲労強度及び耐摩耗性を確保でき、しかも、熱処理変形を小さく抑えられる転がり軸受用保持器を得られる製造方法を実現する。
【解決手段】鋼製の素材を所定の形状に加工し、次いで、350〜520℃の開始温度から550〜700℃の終了温度まで連続的に昇温する温度条件下でガス窒化処理を施した後、急冷する。上記素材を構成する鋼として、Cを0.01〜0.20質量%、Mnを0.05〜1.0質量%、Pを0.03質量%以下、Sを0.05質量%以下、Alを0.01〜0.1質量%、Crを0.2〜2.0質量%含み、残部をFeと不可避不純物としたもの使用する。 (もっと読む)


【課題】被処理物の窒化後の硬度を確保しつつ、被処理物の表面における、一窒化三鉄や一窒化四鉄等の脆化化合物の生成を低減することができることにより、より精密な制御が可能となる、ガス窒化処理方法、及び、ガス窒化処理装置を提案する。
【解決手段】加熱処理室12内にアンモニアガスと窒素ガスとの混合ガスGを流入させ、攪拌ファン41によって被処理物W周辺に前記混合ガスGを流通させることにより、該被処理物Wに窒化処理を行う窒化処理部21を備えるガス窒化処理装置10であって、前記窒化処理部21は、前記被処理物Wの温度を上げる昇温部31と、該被処理物Wの温度を略均一に保つ均熱部51と、を備え、前記昇温部31、及び、前記均熱部51、のそれぞれにおいて、前記被処理物Wの窒化性の制御は、該被処理物Wの表面における、前記混合ガスGの流速を制御することでなされる、ガス窒化処理装置10。 (もっと読む)


【課題】 対象物の形状によらず、複雑な形状の部分的な熱硬化処理も簡易に行うことができる熱硬化処理方法及びその処理方法により得られた熱硬化処理物を提供する。
【解決手段】 対象物2の表面のうち、コイル状カーボン物質31が含有されている含有面の所望の位置に対してマイクロ波を照射し、前記コイル状カーボン物質にマイクロ波を吸収させコイル状カーボン物質31を発熱させて熱硬化処理を行う。この場合、前記コイル状カーボン物質は、カーボンマイクロコイル又はカーボンナノコイルである。 (もっと読む)


【課題】 肌焼鋼に浸炭或いは浸炭窒化を施し、さらに高周波焼入れを施した鋼部品と同等の面圧疲労強度を有し、且つ、使用時に低騒音の鋼部品を提供する。
【解決手段】 化学成分が、質量%で、C:0.1〜1.2%、Si:0.5〜3.0%、Mn:0.1〜1.5%、P:0.05%以下、S:0.001〜0.3%、O:0.0050%以下、N:0.003〜0.03%、を含有し、さらに、Al:0.005〜0.2%、Ti:0.005〜0.2%、のうち1種または2種を含有し、残部が実質的に鉄と不可避不純物よりなる鋼からなり、表層に浸炭層または浸炭窒化層と高周波焼入れ層とを有し、窒化層を除く全断面に亙って、平均粒径が0.1〜10μmであり、最大粒径が20μm以下である黒鉛粒が存在することを特徴とする面圧疲労強度と低騒音性に優れた浸炭高周波焼入れ鋼部品。 (もっと読む)


【課題】耐久性が十分に向上したローラフォロアおよび動弁装置を提供する。
【解決手段】ローラフォロアは、ローラ11と、軸12と、複数のころ13とを備えている。そして、ローラ11、軸12およびころ13のうち少なくともいずれか1つは、0.7〜2.4%の炭素と、10.0〜20.0%のクロムとを含有し、残部鉄および不純物からなる鋼から構成される鋼部材である。さらに、当該鋼部材の転走面(ローラ転走面11A、軸転走面12Aおよびころ転走面13A)には、鉄またはクロムの少なくともいずれか一方と炭素とを含む面積12.6μm以上の炭化物が5.0%以上の面積率で生成している。 (もっと読む)


【課題】高温環境下における軸受部品の硬度低下の抑制、異物混入環境における耐久性の向上および耐スミアリング性の向上のみならず、ドライラン性能の向上をも達成可能な転がり軸受を提供する。
【解決手段】3点接触玉軸受1を構成する外輪11および内輪12は、0.77〜0.85%の炭素、0.01〜0.25%の珪素、0.01〜0.35%のマンガン、0.01〜0.15%のニッケル、3.75〜4.25%のクロム、4〜4.5%のモリブデンおよび0.9〜1.1%のバナジウムを含有し、残部鉄および不純物からなる鋼から構成され、転走面11A,12Aを含む領域には、窒素濃度が0.05質量%以上である窒素富化層11B,12Bが形成されており、窒素富化層11B,12Bの炭素濃度と窒素濃度との合計値は0.82質量%以上1.9質量%以下である。一方、玉13はセラミックスからなっている。 (もっと読む)


【課題】軌道面の転がり疲労特性が高く、全体として寸法変化が小さい軌道輪を得る。
【解決手段】炭素含有率が0.2質量%以上1.2質量%以下である鉄鋼材料を用いて内輪1を形成する。浸炭処理または浸炭窒化処理によって表層部の炭素含有率を0.6質量%以上1.2質量%以下とし、焼入れ処理を行った後に、高周波焼戻し処理を軌道面11の反対側から行う。これにより、表層部の残留オーステナイト量を軌道面側で25体積%以上45体積%以下に、軌道面の反対側で15体積%以下にするとともに、表層部の硬さを軌道面側でHv(ビッカース硬度)650以上に、軌道面の反対側でHv450以上にする。 (もっと読む)


【課題】大きなコスト増加なしに、異物が混入した潤滑環境下で用いられる転動部品として適用した場合にも、長寿命化を達成することができる転動部品及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】質量%で、C:0.90%〜1.10%、Si:0.35%超〜0.70%、Mn:0.80%未満、Cr:1.85%〜2.50%、O:12ppm以下を含有する鉄鋼材料に対して、球状化焼鈍、加工、浸炭浸窒処理、仕上げ加工を施すことにより形成される転動部品。表面における平均C量は1.20〜1.50質量%、平均N量は0.10〜0.60質量%。表面における粒径0.1μm以上の析出物は、平均粒径が0.6μm以下、1mm2あたりに70万個以上存在、面積率は10%以上。表面の残留オーステナイト量は、体積率で25〜45%。表面の硬さはHv750以上。転動部品の内部は、残留オーステナイト量が体積率で20%以下。 (もっと読む)


【課題】鋼製軸受構成部材の表層に大きな圧縮残留応力を付与することができ、もって軸受寿命の大きな大型転がり軸受を提供する。
【解決手段】直径が120mm以上の大型転がり軸受において、鋼製軸受構成部材に予め軟窒化処理を施し、その軸受構成部材をA1変態点未満の温度で予加熱し、次いで高周波加熱によって表層のみ相変態を起こさせて焼入れる熱処理を施すことで、鋼製軸受構成部材の表層に大きな圧縮残留応力を付与することが可能となり、これにより大きな軸受寿命を得ることができる。 (もっと読む)


【課題】表面起点型の剥離を抑制できて、ボールねじ装置1全体としての耐久性の向上を図れる仕様を実現する。
【解決手段】各ボール4、4を、Cを0.3〜1.2質量%、Siを0.3〜2.2質量%、Mnを0.2〜2.0質量%とを含有する鋼製とする。又、浸炭窒化処理若しくは窒化処理によってその表面の窒素濃度を0.2〜2.0質量%とし、且つ、Si及びMnを含有したSi・Mn系窒化物の面積率を1%以上20%未満とする。更に、外径側ボールねじ溝6の表面部分の残留オーステナイト量をγro容量%とし、内径側ボールねじ溝5の表面部分の残留オーステナイト量をγri容量%とし、上記各ボール4、4の転動面の残留オーステナイト量をγrb容量%とした場合に、0≦γro、γri、γrb≦50を満たし、且つ、γro−15≦γrb≦γro+15、及び、γri−15≦γrb≦γri+15を満たす。 (もっと読む)


【課題】容易に真円形に矯正できる新規な環状体の加熱変形矯正方法および焼入れ方法の提供。
【解決手段】鋼からなる環状体10を加熱処理する際に生ずる変形を矯正する方法であって、前記環状体10をガス軟窒化あるいは塩浴窒化処理した後、外径拘束型20によってその外径を拘束した状態で、当該環状体10をAC1変態点以上の温度に加熱する。これによって、その環状体10の加熱前の歪みや変形が全て取り除かれてその環状体10の形状を容易に真円形に近い形状に矯正できる。 (もっと読む)


【課題】水素による疲労寿命低下を効果的かつ経済的に防止できる転がり軸受の提供。
【解決手段】転動体20と当該転動体20が転動する軌道輪10,10とを有する転がり軸受100であって、前記転動体20または軌道輪10,10の少なくとも1つを、浸炭あるいは浸炭窒化によって表面の窒素と炭素との合計濃度が1.0質量%以上であり、かつ表面の残留オーステナイト量が45〜70体積%であり、かつ表面硬さがHv600以上の鋼材から構成する。これによって、水素含有量が多い環境下であっても、水素による疲労寿命低下を効果的に防止することができると共に、材料コストも低く抑えることが可能となり、経済的である。 (もっと読む)


【課題】何れの部材に関しても表面の残留オーステナイト量を多くせずに、転がり接触部に働く接線力を低く抑えられて、圧痕起点型の早期剥離を防止できる転がり軸受を実現する。
【解決手段】各玉6、6は、窒化処理又は浸炭窒化処理により、転動面の窒素濃度を0.2〜2.0質量%とすると共に、Si及びMnを含有した窒化物であるSi・Mn系窒化物の面積率を1〜20%とする。外輪3及び内輪5と上記各玉6、6とのうちの少なくとも1種の部材を構成する金属材料中に含まれる非金属介在物の粒径を抑える。具体的には、極値統計法により推定した、面積30000mm2 中での、酸化物系の最大介在物の寸法と、TiN系の最大介在物の寸法とのうち、大きい方の最大介在物の寸法に関して、長径Dと短径dとの積の平方根√(D×d)を推定介在物寸法√(areamax )とした場合に、√(areamax )<30μmを満たす。 (もっと読む)


【課題】浸窒焼入れにおいて、被処理品中に拡散させる窒素の濃度の調整のみでは限界がある耐摩耗性および耐焼付き性の向上を図ることができる摺動部材の製造方法を提供すること。
【解決手段】被処理品に対して浸窒処理を行った後に焼入れを行う摺動部材1の製造方法であって、前記浸窒処理を行う際に被処理品中に拡散させる窒素の濃度を調整して、被処理品の表層に、ボイド3を有する多孔質層2を形成し、多孔質層2に、潤滑油を含浸させる。 (もっと読む)


【課題】コンパクト化を図りつつ、寿命の低下を抑止することのできるロッカーアーム用転がり軸受を提供する。
【解決手段】本発明のロッカーアーム用転がり軸受50においては、ローラ4、ローラ軸2、およびころ3の全てが窒素富化層を有している。ローラ軸2およびころ3の両方の部材における窒素富化層のオーステナイト結晶粒の粒度番号が10番を超える範囲にあり、残留オーステナイト量が11体積%以上25体積%以下であり、窒素含有量が0.1質量%以上0.7質量%以下であり、ローラ4における窒素富化層のオーステナイト結晶粒の粒度番号は、ローラ軸2およびころ3の両方の部材における窒素富化層のオーステナイト結晶粒の粒度番号よりも小さく、ローラ4における窒素富化層の残留オーステナイト量は、ローラ軸2およびころ3の両方の部材における窒素富化層の残留オーステナイト量よりも多い。 (もっと読む)


本発明は、硬化性スチールからなる硬化コンポーネントの製造方法に関し、スチールストリップは、炉中で温度上昇に晒され、それによって表面酸化物層が形成される酸化処理を受け、その後、金属又は金属合金を使用したコーティングを受ける。ストリップは加熱され少なくとも部分的にオーステナイト化されて少なくとも部分的に硬化したコンポーネントが作り出され、その後、冷却されそれによって硬化される。本発明は、更に、前記方法によって製造されるスチール・ストリップにも関する。
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【課題】端面の硬度を低下させ、かつ、硬度のばらつきを抑制することのできる、転動軸を提供する。
【解決手段】本発明にかかるローラ軸2は、ロッカーアーム1用軸受に使用される。ローラ軸2は、軸受鋼で形成される。またローラ軸2には、A1点以上で浸炭窒化処理する処理と、A1点未満にまで冷却する処理と、転走領域を高周波焼入する処理と、端面2cの表層部を除去する処理とがなされている。 (もっと読む)


【課題】割れや折れを生じることなくねじ軸の変形矯正を行うことが容易であるとともに安価な転がりねじ装置の製造方法を提供する。また、長寿命で安価な転がりねじ装置を提供する。
【解決手段】ボールねじ10は、ねじ溝1aが形成されたねじ軸1と、ねじ軸1のねじ溝1aに対向するねじ溝2aが形成されたナット2と、両ねじ溝1a,2a間に転動自在に配された複数の転動体3と、を備えており、ねじ軸1とナット2とが軸方向へ相対直線移動するようになっている。ねじ軸1とナット2とは、鋼製素材を所定の形状に成形し熱処理を施すことにより製造されたものである。この鋼製素材は、日本工業規格JIS G4052に規定されたH鋼で構成されており、且つ、含有する炭素の量が0.15質量%以上である。そして、ねじ軸1に用いた鋼製素材よりもナット2に用いた鋼製素材の方が、含有する炭素の量が多い。 (もっと読む)


【課題】鋼表面の炭素濃度の均一化及びその目標範囲への制御を容易にする鋼材の製造方法及び製造装置を提供する。
【解決手段】鋼を、減圧雰囲気下で浸炭ガス成分を含む浸炭ガスにより浸炭する浸炭工程と、前記浸炭された前記鋼を、脱炭ガス成分として非酸化性炭素化合物ガスを含む脱炭ガスにより脱炭する脱炭工程と、を含む、炭素濃度制御された鋼表面を有する鋼材の製造方法及び製造装置である。 (もっと読む)


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