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Fターム[4L037FA08]の内容

無機繊維 (8,808) | 製品の形態;構造 (2,018) | 繊維の強度、伸度 (214) | 強度≧45kg/mm2(4.4GPa) (122) | 強度≧500kg/mm2(4.9GPa) (101)

Fターム[4L037FA08]に分類される特許

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【課題】 本発明の目的は、炭素繊維製造における繊維間の融着防止と安定した操業性とを両立させることができ、しかも、環境ホルモンの疑いのない、炭素繊維製造用アクリル繊維油剤と、それを用いた炭素繊維の製造方法とを提供することにある。
【解決手段】 本発明は、分子内に3個以上のエステル基を有するエステル化合物と水溶性アマイド系化合物を必須成分として含有し、前記エステル化合物が、多塩基酸と高級アルコールとを脱水縮合させた化合物および多価アルコールと脂肪酸とを脱水縮合させた化合物から選ばれる少なくとも1種であり、かつ分子内の1つのエステル基が炭素−炭素結合のみを介して他のどのエステル基とも結ばれている構造を有する化合物であり、油剤の不揮発分全体に占めるシリコーン系化合物の重量割合が10重量%未満である、炭素繊維製造用アクリル繊維油剤である。 (もっと読む)


【課題】高強度、高伸度の炭素繊維製造用前駆体繊維の製造方法を提供する。
【解決手段】アクリロニトリルを90質量%以上含有する単量体を重合した共重合体を紡糸して得られるアクリル系繊維を、水洗、乾燥、スチーム延伸処理し、次いで、空気中に浮かんだ状態で170〜250℃、延伸比0.90〜1.10で熱処理することを特徴とする、水蒸気を用いたガス吸着量測定装置によって測定される湿度90%での水蒸気吸着量が3〜9cm3/gの繊維である炭素繊維製造用前駆体繊維の製造方法。 (もっと読む)


【課題】より簡便に強度低下を起こすような量の鉄元素を含む炭素繊維前駆体繊維を見分ける方法を提供する。
【解決手段】少なくとも次の(1)〜(5)の工程からなる炭素繊維前駆体アクリル繊維の品質管理方法。(1)鉄分を0.5ppm未満含有する炭素繊維前駆体アクリル繊維および鉄分を0.5ppm以上含有する炭素繊維前駆体アクリル繊維を同じ焼成条件で焼成して、炭素繊維を得る工程、(2)前記(1)で得たそれぞれの炭素繊維のストランド強度を求めて、前記鉄分を0.5ppm未満含有する炭素繊維前駆体アクリル繊維を焼成して得た炭素繊維のストランド強度に対して、前記鉄分を0.5ppm以上含有する炭素繊維前駆体アクリル繊維を焼成して得た炭素繊維のストランド強度の強度低下率が0.5%以上20%以下となる鉄分の含有率を求める工程、(3)鉄分を0.5ppm未満含有する炭素繊維前駆体アクリル繊維および前記強度低下率が0.5%以上20%以下となる鉄分を含有する炭素繊維前駆体アクリル繊維を、温度が180〜300℃、時間が1〜20分の同じ条件で熱処理する工程、(4)前記(3)で得た熱処理した繊維の色差を色差計により求める工程、(5)前記(4)で得た色差を基準として、工程異常を検知する工程。 (もっと読む)


【課題】紡糸原液中に含まれる、炭素繊維前駆体アクリロニトリル系繊維の製造工程や繊維の性能に悪影響を及ぼす異物およびゲル状物のみを効率的に取り除きつつ、フィルターにかかる圧力の増加を抑制し、高強度の炭素繊維を得るためのフィルター材を提供する。
【解決手段】目開きの異なる不織布タイプのフィルター材をもっとも目開きの細かい順に2層又は3層構造になるよう積層、焼結したフィルター材である。k番目の層の充填率Xk(%)、厚みYk(mm)、フィルター材を構成する繊維の断面積Zk(μm2)が次式(1)〜(3)を満足する。ただし、kはアクリロニトリル系重合体溶液精製用のフィルター材の目開きの細かい順位、nはフィルター材の積層数である。
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【課題】高い機械的特性を有する繊維強化樹脂を得るための炭素繊維を提供する。
【解決手段】炭素繊維の単繊維の表面を走査型プローブ顕微鏡によって測定した位相像が以下の条件を満たす炭素繊維。
前記位相像に炭素繊維の長手方向に延びる長さ600nm以上の溝が無い。
前記位相像に炭素繊維の長手方向に延びる長さ30nm〜200nmの溝が複数存在する。
ただし、上記位相像の溝は、繊維軸に垂直な方向に位相像の変化がない部分のことをいう。 (もっと読む)


【課題】優れた炭素繊維強度が得られる炭素繊維製造用アクリル繊維油剤の提供。
【解決手段】変性シリコーン(A)と、下記一般式(1)および(2)で示されるシロキサン(B)とを含有する。


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【課題】優れた引張強度と優れた引張弾性率を同時に満足する高性能炭素繊維を、生産性およびプロセス性を損なうことなく製造する方法を提供する。
【解決手段】炭素繊維用ポリアクリロニトリル系繊維が空気中220℃以上の温度で熱処理され、その際に与えられる熱量の積算値が100J・h/g〜800J・h/gであることを特徴とする炭素繊維の製造方法。 (もっと読む)


【課題】紡糸速度を高め、かつ、紡糸ドラフト率を高めることができる炭素繊維前駆体繊維製造用に好適なポリアクリロニトリルの安定な製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の本発明のポリアクリロニトリル混合溶液の製造方法は、アクリロニトリルを主成分とする単量体と第1の重合開始剤とを含む原料混合物を加熱して、重量平均分子量Mwが100万〜800万のポリアクリロニトリル系重合体であるA成分と未反応単量体とを含む反応溶液を得る第1の重合工程と、第1の重合工程の後、第2の重合開始剤を追加し、前記未反応単量体を重合する第2の重合工程とを含むポリアクリロニトリル混合溶液の製造方法において、第1の重合工程終了後から第2の重合開始剤を投入するまでの間、以下のいずれか、または両方の処理を行うことを特徴とする。
(i)重合開始剤濃度に対して溶存酸素濃度を1〜10モル当量倍に制御する
(ii)重合開始剤濃度に対して5〜20モル当量倍の重合禁止剤を添加する (もっと読む)


【課題】乾熱延伸でも充分な延伸倍率が得られるとともに毛羽や糸切れが少ない生産性に優れたポリアクリロニトリル繊維の製造方法を提供する。
【解決手段】ポリアクリロニトリルを紡糸、凝固、前延伸、乾燥した後さらに後延伸するポリアクリロニトリル繊維の製造方法において、後延伸として複数個のホットローラーを用いた多段延伸を行い、第1ホットローラーの表面温度を160℃以上とし、第2ホットローラー表面温度を200℃以下とするとともに、第2ホットローラーの表面温度が第1ホットローラーの表面温度よりも3℃以上低い、ポリアクリロニトリル繊維の製造方法。 (もっと読む)


【課題】ねじれ等の屈曲変形に対する強度に優れる炭素繊維束及び炭素繊維束の製造方法を提供する。
【解決手段】アクリロニトリルを90質量%以上含有する単量体を重合した共重合体を紡糸し、水洗、延伸処理を行った後、紡糸油剤を付与し、乾燥、2次延伸処理し得られるアクリル系前駆体繊維束に、焼成油剤を付与し、200〜300℃で熱処理して耐炎化繊維束を得、次いで該耐炎化繊維束を不活性ガス雰囲気中、温度800〜2,500℃で炭素化処理を行い炭素繊維束を製造するにあたって、紡糸油剤の付着量と、焼成油剤の付着量の比が、1:2〜1:3の範囲となるようにして炭素繊維束を製造する。 (もっと読む)


【課題】被処理物の品位・性能を可及的に向上させることが可能な熱処理装置を提供すること。
【解決手段】被処理物を連続的に熱処理する熱処理室を有し、前記被処理物が該熱処理室内を水平方向に通過するように構成されている熱処理装置において、前記熱処理室内に熱風の吹き出し口と熱風の排気口が、それぞれ独立して、かつ、吹き出し口から吹き出した熱風が被処理物を熱した後循環することなく、そのまま排気口から排出されるような位置に設けられていることを特徴とする熱処理装置。かかる熱処理装置を、炭素繊維の製造において、前駆体繊維の耐炎化装置(耐炎化炉)に用いると、高品位・高性能な耐炎化繊維を得ることができ、結果的に、炭素繊維の高品位・高性能化に寄与する。 (もっと読む)


【課題】生産性およびプロセス性を損なうことなく、高い重合安定性と製糸後延伸性を得られる重合体とその製造方法を提供する。
【解決手段】アクリロニトリルとラジカル重合開始剤と重合禁止剤とアクリロニトリルとの共重合成分及び溶媒を含み、ラジカル重合開始剤(A)と重合禁止剤(B)の重量比(B/A)が2≦(B/A)<210を満たしかつ重合禁止剤が溶液総量に対して10ppm〜140ppmである溶液を、加熱処理することによってアクリロニトリル系重合体を重合することを特徴とする重合体の製造方法。 (もっと読む)


【課題】
圧縮強度と引張弾性率を両立できる高性能炭素繊維を製造するのに好適なポリアクリロニトリル、およびそれを適用した前駆体繊維を提供すること。
【解決手段】
極限粘度が2.0〜6.0である炭素繊維製造用ポリアクリロニトリルであって、ゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)法で測定される、重合初期における重量平均分子量MwAと、重合終了時の重量平均分子量MwBの分子量比Mが下記式の関係を満たすようにして得られた炭素繊維製造用ポリアクリロニトリル。
M=|MwA−MwB|/MwB=0.10〜0.50 (もっと読む)


【課題】紡糸速度、紡糸ドラフト率を高めることができる炭素繊維前駆体繊維製造用に好適なポリアクリロニトリル系重合体溶液の安定かつ低コストな製造方法を提供する。
【解決手段】アクリロニトリル、共重合可能なモノマー、溶媒、連鎖移動剤、重合開始剤を含む溶液を連続溶液重合させ、Mwが80万〜800万である重合体成分0.1〜10wt%を含む溶液を得る第1の重合工程と、この溶液に重合開始剤、連鎖移動剤を追加し、ポリマー濃度が0.1〜2wt%、かつモノマーおよび溶媒を追加して所定範囲内となるように調整した後、第1の送液工程から送られた溶液を静的混合用構造部を内部に有する循環ライン中で重合率を50〜70%に重合し、第2の送液工程から送られた溶液を静的混合用構造部を内部に有する非循環ラインを通過させながら、重合率が80〜95%となるまで重合する第3の重合工程とを有しMwが10万〜80万の重合体溶液の製造方法。 (もっと読む)


【課題】
湿式あるいは乾湿式紡糸方法により紡糸した繊維に含まれる溶媒を水に置換する洗浄方法において、溶媒回収のための水の処理量を減らして、トータルの処理エネルギーを減少する炭素繊維前駆体に用いられるPAN系繊維の製造方法を提供すること。
【解決手段】
ポリアクリロニトリル系繊維の糸条に含まれる紡糸に用いた溶媒と水を置換する洗浄工程を有する溶液紡糸によるポリアクリロニトリル系繊維の製造方法であって、
前記洗浄工程は、9〜40槽の洗浄槽を用い糸条の走行方向に対し最下流の洗浄槽から洗浄水を流し、各洗浄槽から流出する洗浄水はひとつ上流の洗浄槽に流すものであり、
洗浄槽から流出する洗浄水中の溶媒濃度が5〜11質量%の範囲にある洗浄槽の少なくとも1つから流出した洗浄水の少なくとも1部を、膜濾過分離を用いて溶媒濃度が11〜18質量%の濃縮水と溶媒濃度が0.02〜0.5質量%の透過水に分離し、
該透過水の少なくとも1部を溶媒濃度が0.02〜1質量%である洗浄槽の少なくとも1つに流す洗浄水に追加し
溶媒濃度が1〜5質量%である洗浄槽における繊維の質量に対する洗浄に用いる水の質量の比をa、
溶媒濃度が0〜0.02質量%である洗浄槽における繊維の質量に対する洗浄に用いる水の質量の比をbとしたとき、
下記式(1)(2)を満たすように、
最下流の洗浄槽に投入する洗浄水の量と、
溶媒濃度が0.02〜1質量%である洗浄槽の少なくとも1つに追加する前記透過水の量を制御することを特徴とするポリアクリロニトリル系繊維の製造方法。
6≦a≦15 ・・・(1)
1.4≦a/b≦3.0 ・・・(2) (もっと読む)


【課題】製糸延伸性を向上させ、炭素繊維前駆体としての生産性を向上することができるポリアクリロニトリル系繊維の製造方法を提供する。
【解決手段】ポリアクリロニトリル系重合体を含む溶液を湿式紡糸し、得られた繊維(束)に、分子構造内にウレタン結合とポリアルキレングリコール鎖を有するポリマーを付与した後、延伸することを特徴とするポリアクリロニトリル系繊維の製造方法である。前記ポリマーとしては、水溶性であり、空気中240℃の温度で2時間加熱後の残存率が0〜30%のポリマーが好適に用いられる。 (もっと読む)


【課題】単繊維の本数が多く、かつ少ない電気量で電解酸化処理されても、複合材料としたときに、マトリックス樹脂との接着性が良好で、十分な強度を発揮できる炭素繊維束の提供、および単繊維の本数が多く、かつ少ない電気量で処理する場合でも、繊維束の内部まで均一に電解酸化処理できる炭素繊維束の製造方法の提供。
【解決手段】49000〜175000本の単繊維からなり、条件a(X線光電子分光法により測定される表面酸素濃度のCV値が8%以下。)と、条件b(サイクリックボルタンメトリー法により測定される、単位面積当たりに流れる電流値(ipa値)のCV値が5%以下。)を満たす炭素繊維束、および49000〜175000本の単繊維を束状にした、トウ幅8mm以上の炭素繊維を陽極として用い、接触給電方式により5秒以上電解酸化処理する炭素繊維束の製造方法。 (もっと読む)


【課題】単繊維間の融着を効果的に防止できる炭素繊維前駆体アクリル繊維用油剤組成物、及び炭素繊維前駆体アクリル繊維束とその製造方法の提供。
【解決手段】油剤組成物は、動粘度が50〜300mm/s(25℃)、アミノ当量が1500〜5000g/mol、下記式(1)で示されるアミノ変性シリコーンと特定の芳香族多価カルボン酸エステル化合物30〜350質量部と、非イオン系乳化剤15〜100質量部を含有する。
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【課題】単繊維間の融着防止性、および操業安定性を良好に維持でき、かつ優れた機械的特性を安定して発現できる炭素繊維束を得ることができる炭素繊維前駆体アクリル繊維用油剤組成物、炭素繊維前駆体アクリル繊維束とその製造方法、並びに炭素繊維束の提供。
【解決手段】本発明の炭素繊維前駆体アクリル繊維用油剤組成物は、ポリオルガノシロキサンと、ポリオキシエチレン鎖を有する非イオン界面活性剤とを含有し、アルカリ金属の含有量およびアルカリ土類金属の含有量がそれぞれ10ppm以下であり、かつマグネシウム、鉄、クロム、ニッケル、亜鉛、銅、チタン、およびアルミニウムの含有量の合計が20ppm以下である。本発明の炭素繊維前駆体アクリル繊維束は、本発明の炭素繊維前駆体アクリル繊維用油剤組成物を用いて得られる。本発明の炭素繊維束は、本発明の炭素繊維前駆体アクリル繊維束を焼成して得られる。 (もっと読む)


【課題】高強度、高弾性率である炭素繊維、炭素繊維前駆体アクリル繊維及びその製造方法。
【解決手段】炭素繊維前駆体アクリル繊維の鉄内在量を2.0×10−6g/g以下、かつ鉄付着量を1.0×10−6g/g以下とする。鉄イオンとイオン交換能を有する物質にアクリロニトリル重合体溶液を接触させる原料浄化工程と、前記原料浄化工程で処理したアクリロニトリル重合体溶液を紡糸する紡糸工程と、鉄イオンとイオン交換能を有する物質に油剤組成物及び/又は水を接触させる油剤原料浄化工程と、前記油剤組成物及び前記水を混合し油剤分散液を調製する分散液調製工程と、前記紡糸工程で得られた繊維に、前記油剤分散液を含浸させ前記油剤組成物を付着させる工程とを設ける。 (もっと読む)


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