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Fターム[4L037PC20]の内容

無機繊維 (8,808) | 炭化工程 (595) | 装置の特徴 (13)

Fターム[4L037PC20]に分類される特許

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【課題】耐炎化処理を安定して行え、高品質な炭素繊維を得ることができ、装置周囲への炉内ガスの漏れ出しを低減できる炭素繊維の製造方法を目的とする。
【解決手段】熱風加熱手段で加熱された熱風を循環させて前駆体繊維束を耐炎化処理する耐炎化工程と、該耐炎化処理により得られた耐炎化繊維を炭素化処理する炭素化工程と、該炭素化工程で送出された排出ガスと外気とを熱交換させる熱交換工程と、該熱交換工程で加熱された加熱外気を前記耐炎化工程の熱風に給気する加熱外気給気工程と、を有する炭素繊維の製造方法であって、耐炎化工程の熱風に加熱外気を給気開始してから、定常運転に至るまでの間に給気される該加熱外気の1時間当たりの熱量を、該定常運転時に給気される加熱外気の1時間当たりの熱量の20〜50%ずつ増加させる。 (もっと読む)


【課題】熱分解ガスをスムーズに排気する炭素化炉及びその運転方法を提供する。
【解決手段】耐炎化繊維Fが炉内で炭素化されてなる酸化繊維の走行方向に沿って形成される、互いに対向する2つの側壁5,6に設けられる1つ以上の排気口15,16が、炉長方向において前記出口壁4側に、かつ前記酸化繊維の走行高さより高い領域に偏倚し、前記側壁の出口壁側端部から前記排気口の出口壁側端部までの距離は、炉長方向において、炭素化炉1の炉長の20%の範囲内に位置する炭素化炉。 (もっと読む)


【課題】炭素化炉内への外気の混入を防ぎ、炭素化炉内ガスの流出を防ぎ、繊維束に与えられるダメージを抑え、シール装置内、炭素化炉内のメンテナンス性が良好な炭素繊維製造用炭素化炉のシール装置を提供する。
【解決手段】閉塞箱体の前後壁部に繊維束入口および繊維束出口が形成され、繊維束入口と繊維束出口とを連結する空間内に繊維束が通され、空間を形成する繊維束とそれぞれ対向する一対の内壁面には、繊維束の走行方向と直交する方向に間隙をもって複数の絞り片が突設され、絞り片間に膨張室が形成されたラビリンスシール装置であって、炭素繊維製造用炭素化炉の繊維束導入口及び/又は繊維束導出口に接続され、一対の内壁面には、溝形の断面を有する耐熱部材が繊維束の走行方向に対して垂直方向に複数並べて配置されることで絞り片及び膨張室が形成されている炭素繊維製造用炭素化炉のシール装置。 (もっと読む)


【課題】珪素化合物などの粒子状物やタール分などの燃焼室内への確実な排出ができると同時に、メンテナンスが容易となる炭素化炉用排ガス処理装置を提供する。
【解決手段】排ガスの処理装置は、炭素化炉2の上方に配された燃焼室101への突出量を調整することにより排ガスの流量を調整する排ガス流量調整弁20を備えている。この排ガス流量調整弁20は、前記開口101aとは反対側のテーパ面からなる背面中央から前記第2排ガス通路14bの内部を水平に延び、第1排ガス通路14aを横切って背面側の先端操作部211を装置外に突出させたロッド状の操作杆210を有している。 (もっと読む)


【課題】炭素繊維製造において可能なかぎり系内に堆積するシリカを簡単に且つ円滑に排除できる炭素繊維の製造方法を提供する。
【解決手段】排出ガスの通過領域(17,36) における排出ガスの密度(kg/m3) と風速(m/s) とが、式(1) 密度(kg/m3) ×風速(m/s)2≧250を満足するように、別途の二次的な送風手段(31)をもって前記排出ガスの通過領域内に外気等を積極的に送入する。 (もっと読む)


【課題】設置スペースの増大につながらず、交換作業の手間もかからず、設備費の増大が回避でき、しかもボリューム等が異なる多品種の前駆体繊維束であっても円滑に且つ安定してガイドでき、高品位の製品が得られる生産性に優れた前駆体繊維束のガイドロールユニットと同ガイドロールユニットを備えた湿式紡糸機及び炭素繊維製造装置を提供する。
【解決手段】走行する多数のフィラメントからなる繊維トウ(3) をガイドする溝付きガイドロール(11)を介して複数本の繊維トウ(3) を並列して案内するガイドロールユニット(10)である。前記ガイドロールユニット(10)は、軸方向の両端部が軸受(12)を介して回転自在に支持される軸部(13)と、該軸部の両端部に該軸部に延設された少なくとも一対一組のブラケット(14)と、該ブラケット間に支持された溝付きガイドロール(11)とを有し、前記軸部に前記一対のブラケット(14)が二組以上配されている。 (もっと読む)


本発明群は、主として有機出発原料(プリカーサ)から製造できる高強度炭素繊維の製造の分野に関する。繊維が、ガス状媒体内部に置かれ、かつ、ガス状媒体の加熱を伴うマイクロ波照射で処理される炭素含有繊維(プリカーサ)の安定化方法を請求する。より詳細には、繊維はガス状媒体で満たされた処理室に置かれ、そのガス状媒体は、繊維がマイクロ波照射で処理される間、その室(例えばその壁)を暖めることによって加熱される。本発明の第2の態様によれば、少なくとも、繊維が浸漬されている媒体を加熱しながら繊維をマイクロ波照射に晒して上記方法でプリカーサを安定化させる繊維安定化及び炭化のステージを含む。繊維の炭化後、代替として、繊維は更に黒鉛で被覆され得る。必要に応じて、安定化された繊維は、炭化/黒鉛による被覆のために繊維が置かれた媒体の加熱を伴うマイクロ波照射で、それらの複合処理により、炭化及び/又は黒鉛により被覆され得る。その結果、プリカーサ繊維の安定化に要する時間が短縮され、エネルギ消費の低減、及び炭素繊維の生産プロセスの生産性向上がもたらされる。 (もっと読む)


【課題】 高品質な炭化綿を量産することができる炭化綿製造装置を提供する。
【解決手段】 炭化炉2と、炭化炉2内に長尺布巾状の木綿3を搬送する搬送部4と、炭化炉2内に搬送された木綿3に、加熱水蒸気を透過させる水蒸気供給部5と、加熱水蒸気を排気する水蒸気排気部6と、木綿に水を供給し冷却する冷却部7と、各部を制御する制御部9とを備え、搬送部4は、木綿3を炭化炉2の全長に亘って搬送する第1の搬送部21と、第1の搬送部21の搬送方向と反対の搬送方向に折返し搬送する第2の搬送部22とを有し、第1及び第2の搬送部21、22は、加熱水蒸気を透過するとともに、木綿3を水蒸気供給部5からの加熱水蒸気が供給される方向に対し、所定の角度傾斜する方向に搬送する。 (もっと読む)


【課題】高品質の多孔質炭素繊維シートを高い生産性と歩留りをもって生産し得る多孔質炭素繊維シート前駆体の連続炭素化熱処理装置とその処理方法を提供する。
【解決手段】連続炭素化熱処理装置は、樹脂が含浸、硬化され連続的に供給される多孔質炭素繊維シート前駆体(4) を予備炭素化処理する予備炭素化熱処理装置と、予備炭素化処理された多孔質炭素繊維シート前駆体を不活性雰囲気下で炭素化処理するための高温炭素化熱処理装置とを備えている。各熱処理装置(1) のそれぞれが、各熱処理室に2つの排ガスの排気口(10a,10b) を有するとともに、多孔質炭素繊維シート前駆体(4) の搬送手段(9) を有している。前記排ガスの排気口(10a,10b) は多孔質炭素繊維シート前駆体(4) の幅方向左右端縁の側方近傍に配されている。 (もっと読む)


本発明は、電磁波をアウトカップリング領域に供給する手段とアウトカップリング領域に終端する中空の外部導体とを備えた印加装置において、安定化された炭素繊維前躯体を高周波電磁波によって処理することによって中空の炭素繊維を製造するプロセスに関する。この処理のために、高周波電磁波の電磁界を発生させ、15kV/mから40kV/mの範囲内の電界強度を印加装置のアウトカップリング領域に設定する。安定化された炭素繊維前躯体を内部導体として中空の外部導体に通して連続的に搬送し、これにより外部導体と内部導体とで構成される同軸導体を形成し、さらに後続のアウトカップリング領域に通して搬送する。不活性ガスに通すことによって、同軸導体とアウトカップリング領域とに不活性ガス雰囲気を生じさせる。得られた中空の炭素繊維は、好ましくは、繊維の長手軸に延在する連続した内腔を有し、さらには5μmと20μmの間の範囲内の内径と1.5μmと7μmの間の範囲内の肉厚とを有する。 (もっと読む)


【課題】炭素繊維糸条材料が連続的に挿入され不活性ガスが充満した筒状のインナーマッフルの周囲を断熱材層を備えたアウターマッフルで囲繞し、前記インナーマッフルの外側であって前記アウターマッフルの内側に前記ガスが充満した加熱空間を形成し、この加熱空間に棒状のヒータを配置した加熱炉において、ヒータを改良してヒータの寿命を延長することで、生産性の向上及び製品品質の向上を図る。
【解決手段】ヒータ11の基部13の縮径部17に炭素繊維糸条18を券回積層させた。 (もっと読む)


高周波電磁波を利用して安定化前駆体繊維を炭化および黒鉛化する、炭素繊維の連続製造法であって、
前記安定化前駆体繊維を、外部導体と内部導体とから成る同軸導体の前記内部導体として、前記同軸導体内および処理帯内を通って連続して運搬し;
前記処理帯において、前記安定化前駆体繊維に高周波電磁波を照射し、前記前駆体繊維に前記電磁波を吸収させることによって前記前駆体繊維を加熱し且つ炭素繊維へと変換し;そして
前記安定化前駆体繊維または炭素繊維を、不活性ガス雰囲気下において、前記同軸導体内および前記処理帯内を通って運搬する、
ことを特徴とする炭素繊維の連続製造法。 (もっと読む)


【課題】炭素繊維束の太さや処理速度、さらには機幅方向の繊維束配列密度を増加させた場合も炭素化炉出入口のシール性を常に良好に保つことで、機械的特性や品位が良好で、かつ生産安定性が良好な炭素繊維束の製造装置および製造方法を提供することにある。
【解決手段】不活性ガスが充填される熱処理室と、該熱処理室に耐炎化繊維束を出入りさせるための炭素化炉入口部および炭素化炉出口部を有し、前記炭素化炉入口部と炭素化炉出口部には前記熱処理室をシールするための不活性ガス噴射口を有するとともに、炭素化炉入口部に前記噴射された不活性ガスを熱処理室の方向に導入する不活性ガス導入部材を設けたことを特徴とする炭素繊維束の製造装置。 (もっと読む)


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