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国際特許分類[C21C7/064]の内容

国際特許分類[C21C7/064]に分類される特許

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【課題】硫黄含有量が増加した使用済スラグを、脱硫能力の良好な脱硫用スラグとして再び使用して、品質が良好な製鋼を行なうことができる使用済スラグの硫黄除去方法を提供しようとする。
【解決手段】製鋼プロセスにおいて、脱硫処理に使用されて硫黄含有量が増加している使用済スラグ4を、熱処理炉Bの中に存置させ、上記炉内を二酸化炭素ガス雰囲気にすると共に、900℃以上の温度にして1時間以上加熱して、上記使用済スラグから硫黄成分以外の他の成分を変動させることなく、硫黄成分を除去し、上記使用済スラグ4の脱硫能力を増加させ、再利用可能にするようにしたものである。 (もっと読む)


【課題】真空脱ガス工程における復硫現象を抑制する技術を提供する。
【解決手段】(a)取鍋精錬〜真空脱ガスの溶鋼温度[℃]を1560〜1660とし、(b)取鍋精錬終了〜真空脱ガス開始の時間[min]を60以下とする。(c)攪拌動力[Watt/ton]を15〜110とし、(d)環流流量[ton/min]を130〜195とする。(e)Al投入量[kg/ton]を0.5〜2.0とし、(f)酸素吹付量[Nm3/ton]を0.4〜2.0とする。(g)取鍋精錬工程終了〜真空脱ガス工程終了のスラグ厚み[mm]を200〜400とし、下記式を満足する。(h)取鍋精錬工程におけるスラグ組成を所定の組成とし、スラグ融点を取鍋内溶鋼の温度以下とする。
TL≧11667 L2-9117 L+3030
TL[℃]:前記スラグの液相線温度、L[m]:前記スラグの厚み (もっと読む)


【課題】溶鋼の脱硫処理を効率よくかつ均一に行うことができ、さらに耐火物溶損の少ない溶鋼の脱硫剤およびその製造方法を提供する。
【解決手段】CaO、CaF2及びMgOの3成分を三角図の座標軸で示したとき、CaOが35〜55質量%、CaF2が25〜45質量%、MgOが7〜33質量%の範囲にあり、不純物含有量が10質量%以下である脱硫剤であり、CaO粒子表面にCaF2層が融着している脱硫剤であり、CaO粒子表面に融着しているCaF2層の厚みが0.1μm以上である脱硫剤。 (もっと読む)


【課題】 上吹転炉または不活性ガス底吹撹拌式の上底吹転炉を用いて含Cr低合金鋼を溶製する際に、転炉耐火物の溶損を防止し且つ取鍋でのCr含有合金鋼屑の溶け残りを防止しつつ安価な大形のCr含有合金鋼屑をCr源として活用した溶製方法を提供する。
【解決手段】 転炉及び取鍋精錬炉を経て含Cr低合金鋼を溶製するに際し、大形のCr含有合金鋼屑を予め入れ置きした取鍋に転炉で精錬した溶鋼を出鋼するか、または、転炉から取鍋に出鋼した溶鋼に大形のCr含有合金鋼屑を供給し、その後、前記溶鋼を溶鋼の加熱機能及び撹拌機能を有する取鍋精錬炉で精錬する。 (もっと読む)


【課題】溶鋼のレードルにおける脱酸・脱硫精錬において、大量の塩基性スラグの廃棄、廃棄に際してスラグ中のフッ素Fの地中への溶出問題および塩基性スラグの風解現象による煤塵問題等を解決し、廃棄スラグの転用やスラグ量自体の大幅削減を図るレードル精錬方法を提供する。
【解決手段】レードル4には予め塩基度が1.5以下となる造滓材を装入しておき、溶解炉1において塩基性スラグ下で酸化精錬された溶鋼のみをレードルに出鋼し、同時に脱酸剤を投入し、減圧下でガスバブリングして溶鋼とスラグを反応させ、脱酸・脱非金属介在物を進めるが脱硫はなされなかった精錬終了後の溶鋼を特定の連続鋳造方法による鋳造機11に供し、無偏析且つ主として柱状晶から成る鋼片を製造し、S%の過剰を許容する。該連続鋳造方法は湾曲式の連続鋳造において芯部が凝固するまでに1/4円を超え3/4周まで引き上げて引く抜き、中空鋳片を形成し、圧下して中実とする。 (もっと読む)


【課題】製鋼二次精錬工程における溶鋼の脱硫方法に関し、Al23介在物による脱硫能低下を抑制することで二次精錬工程での高い脱硫率を実現し、脱硫剤使用量を少なくしても低硫域まで脱硫でき、さらに耐火物溶損も軽減する方法を提供する。
【解決手段】脱炭精錬後に転炉から取鍋へ溶鋼を出鋼する際にフェロシリコンをSi換算で溶鋼1t当たり2kg以上投入し、続く二次精錬工程の真空脱ガス設備において、Alを溶鋼1t当たり0.2kg以上投入し、溶鋼を3分以上10分以下循環した後に脱硫剤をArとともに吹き込むことを特徴とする溶鋼の脱硫方法である。CaO、CaF2、MgOおよび不可避的不純物から構成され、その組成が1.0≦CaO/CaF2≦3.0を満たし、かつMgOが10質量%以上40質量%以下である脱硫剤を使用すると好ましい。 (もっと読む)


【課題】 EF−LF−RH工程で高Ni−Fe合金鋼の極低のS、C及びSi化を図り、2次精錬でAl23非金属介在物を生成することなく、非金属介在物を低融点可塑性のスペーサタイトのMnO・Al23・SiO2に形態制御する。
【解決手段】 EFでスクラップ、合金を溶解し、LFで高塩基度スラグを用い、不純物以外の金属Alを使用せず、LFからRH終了までに精錬、脱硫、高塩基度スラグ除去し、低塩基度とAl23含有フラックスを投入してスラグ置換し、脱酸時にSi添加してLF終了し、RHで酸素吹精して脱炭、脱Siし、脱炭中は鋼中Siを残存させ、脱炭終了後に高CのMnおよびSiを投入して脱酸し、攪拌時間を置いて溶鋼の脱酸とAl23の還元を促進し、非金属介在物をスペーサタイトのMnO・Al23・SiO2に形態制御し、Si≦0.03%、C≦0.006%、S≦30ppm、O2≦60ppmの高Ni−Fe合金鋼を得る。 (もっと読む)


【課題】 比較的簡便に製造可能で、特にフッ素を含有しなくても高効率で溶融鉄の脱硫処理を可能にする、環境に悪影響のない脱硫剤の製造方法を提供する。
【解決手段】 発明の脱硫剤の製造方法は、CaOを主成分とする粉状の石灰と、Al23 及びSiO2 を主に含有し且つ予め溶融した後に固化した粉状の既溶融化物質と、を含有する脱硫剤の製造方法であって、前記粉状の石灰と前記粉状の既溶融化物質とを混合処理することを特徴とする。前記混合処理を、攪拌羽根を内蔵した高速攪拌混合機を用いて実施する、或いは、前記石灰と前記既溶融化物質とを同時に粉砕することにより行うことができる。 (もっと読む)


【課題】 比較的簡便に製造可能で、特にフッ素を含有しなくても高効率で溶融鉄の脱硫処理を可能にする脱硫剤を提供する。
【解決手段】 上記課題を解決するための脱硫剤は、CaOを主成分とする粉状の石灰と、Al23 及びSiO2 を主に含有し且つ予め溶融した後に固化した固体粉状物質と、を含有することを特徴とする。この場合に、前記固体粉状物質と前記石灰との配合質量比(固体粉体物質の配合量(質量%)/石灰の配合量(質量%))を0.05以上1.0以下とする、前記固体粉状物質の平均粒子径を15μm以下とする、前記脱硫剤の塩基度(質量%CaO/質量%SiO2)を3.5以上とすることで、より一層脱硫効率が向上する。 (もっと読む)


【課題】 真空脱ガス設備で溶鋼を脱硫処理するに当たり、取鍋内スラグの組成、溶鋼成分及び真空脱ガス設備における精錬の順序を最適化し、従来に比べて格段に効率良く脱硫処理する方法を提供する。
【解決手段】 大気圧下で脱炭精錬を行う脱炭精錬炉から取鍋への出鋼中に珪素含有合金鉄を投入して取鍋内の溶鋼3の珪素濃度を0.10質量%以上に調整し、出鋼後の前記取鍋内のスラグ4に対してアルミニウムを含有するスラグ改質剤を添加して、前記スラグのトータル.Fe及び酸化マンガンの合計濃度を5質量%以下に調整し、その後、前記取鍋を真空脱ガス設備1に搬送し、真空脱ガス設備で精錬されている減圧下の前記溶鋼の表面に向けて、上吹きランス13を介して脱硫剤を搬送用ガスとともに吹き付けて添加し、前記溶鋼を脱硫処理する。 (もっと読む)


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