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国際特許分類[C21C7/064]の内容

国際特許分類[C21C7/064]に分類される特許

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【課題】溶銑に機械攪拌式の脱硫処理を施すに際し、脱硫剤の溶銑中への巻き込み効率を高め、その反応効率を高めることのできる溶銑脱硫方法を提供する。
【解決手段】精錬容器4に装入された溶銑3に上方からインペラ6と棒部材7とを浸漬した状態で、当該溶銑3に対し脱硫剤を加えつつインペラ6で機械攪拌しながら脱硫を行う溶銑脱硫方法において、精錬容器4の中心から棒部材7の中心までの距離L、溶銑3の流れ方向に直交する方向での棒部材7の最大幅W、棒部材7において静止溶銑3に浸漬している部分の長さhが所定の関係を満たすように棒部材7を配置し、溶銑3をインペラ6で撹拌しつつ溶銑3の脱硫を行う。 (もっと読む)


【課題】ステンレス精錬の脱炭にてスラグ移行したCr酸化物を溶鋼中に回収する。
【解決手段】酸素吹精して炭素を0.03%以下とし、スラグ移行したCr酸化物をSi合金鉄で還元して溶鋼中に回収する操作において、Si合金鉄は、総吹精量の関数として予め算出した投入量を添加し、その算出方法は、本操業の前に、総吹精量が異なる予備操業を複数回行い、一の予備操業で任意量のSi合金鉄で精錬し、所定含有率を超えるCr酸化物がスラグに残存した場合は、更に必要なSi合金鉄と既に投入したSi合金鉄を合算して本来の投入量を求め、他の予備操業で任意量のSi合金鉄で精錬し、Si合金鉄投入量が過剰であって溶融合金のSi濃度が所定濃度を超えた場合は、添加したSi合金鉄と溶鋼の過剰Si濃度の差から溶鋼のSi濃度を所定濃度以下にするための本来の投入量を求め、各予備操業で吹精量とSi合金鉄投入量の関数を回帰式として得る。 (もっと読む)


【課題】スラグ組成、溶鋼の昇熱処理、攪拌処理およびCa添加の適正化により、優れた耐サワー性能と清浄度を有する鋼管用高強度耐HIC鋼およびその製造方法を提供する。
【解決手段】(1)C、Mn、Si、P、S、Ti、Al、Ca、N及びO、並びに必要に応じてCr、Ni、Cu、Mo、V、B及びNbの一種以上を所定量含有し、残部がFe及び不純物からなる鋼であって、鋼中介在物がCa、Al、O及びSを主成分とし、介在物中のCaO含有率が30〜80%、かつ、鋼中N含有率(ppm)と介在物中のCaO含有率(%)との比が下記(1)式を、介在物中のCaS含有率(%)が下記(2)式を満足する耐サワー性能に優れた鋼管用鋼である。
0.28≦[N]/(%CaO)≦2.0・・・・(1)、 (%CaS)≦25%・・・・(2)
(2)鋼中N含有率(ppm)と溶鋼中へのCa添加量WCA(kg/t)との比が下記(3)式を満足するようにCaを添加する前記(1)の鋼管用鋼の製造方法である。200≦[N]/WCA≦857・・(3) (もっと読む)


【課題】溶銑、溶鋼等の溶融金属の脱硫を実施するに際し、生石灰系物質自体の脱硫効率の向上を図る溶融金属の脱硫剤を提供する。
【解決手段】CaOを含有する平均粒径200μm以下の粉体で、その粉体表面の平均細孔径が5μm以上40μm以下の脱硫剤において、粉体の補正密度ρを3500〜4500(kg/m)とするものである。更に、好ましくは、前記粉体に金属Mgを3〜30質量%又はCaCを3〜50質量%、CaFを3〜40質量%配合する溶融金属の脱硫剤である。 (もっと読む)


【課題】滓化性を向上させることができ、脱硫反応を効率良く行うことができる鉄鋼用造滓剤及びその製造方法を提供する。
【解決手段】鉄鋼用造滓剤は、生石灰又は軽焼ドロマイトよりなる粒状体の表面にフッ化カルシウムが結合されて存在し、前記フッ化カルシウムの存在量がフッ化カルシウムと生石灰又は軽焼ドロマイトとの合計量に対して8〜35質量%のものである。粒状体としては、生石灰よりなるものが好ましい。また、粒状体は2〜30mmの粒子径を有していることが好ましい。係る鉄鋼用造滓剤は、生石灰又は軽焼ドロマイトよりなる粒状体を600〜1100℃に加熱した状態で有機フッ素化合物と接触させて有機フッ素化合物を分解させ、分解して生成したフッ素を生石灰又は軽焼ドロマイトと反応させることにより製造される。有機フッ素化合物としては、ハイドロフルオロカーボンが好ましい。 (もっと読む)


【課題】低コストで効率良く高度な脱硫および還元精錬を行うことができ、土木・建設用資材として安全なスラグを生成することができるステンレス鋼の精錬方法を提供する。
【解決手段】AOD法またはVOD法により、溶鋼とその浴面上に浮遊するスラグを形成し、溶鋼内に吹き込んだアルゴンガスによる攪拌にて溶鋼とスラグを反応させて溶鋼を精錬するステンレス鋼の精錬方法において、CaF2を主成分とする造滓剤を用いることなしに、脱炭精錬後の溶鋼に生石灰、フェロシリコン、および金属Alの3種を同時に添加し、スラグと溶鋼との間のS分配比を300以上に制御する。 (もっと読む)


【課題】 低炭素合金鋼のLF精錬において、環境問題からフッ素を含有するホタル石を使用することなく、スラグの流動性を図って二次精錬を円滑に進める。
【解決手段】 LF精錬の初期造滓材のCaO・Al23・SiO2の三元系酸化物の比率を制御してスラグを低融化し、ホタル石を使用することなく、スラグの流動性を確保して、LF精錬を行う方法で、スラグ成分であるCaO・Al23・SiO2の3元系状態図から、質量%で、CaO:45〜60%、Al23:45〜60%、SiO2:0〜10%の間のスラグが低融物となる範囲を狙いとし、LF精錬の造滓初期に500〜1600℃の150tの溶鋼中にCaO:300kg+300kg、Al滓:600kg、2CaO・Al23:300kgを投入し、スラグを低融化して流動性を確保し、鋼中のS量を0.010%とする。 (もっと読む)


【課題】還元スラグを有効に活用するために、還元スラグを用いた鉄鋼製造に有用な脱リン用造滓材を提供すること、及び該脱リン用造滓材の製造方法を提供すること。
【解決手段】還元精錬時に発生する還元スラグ1を取り出し、脱硫工程200で前記還元スラグ1に水分を接触させて脱硫して脱硫還元スラグとし、混合工程250で脱硫還元スラグとFeO成分を混合し、成形工程300で前記混合物を所定形状に成形して成形物とし、固化工程400で前記成形物を二酸化炭素により固化してCO固化体からなる造滓材2とし、該造滓材2を二次精錬時の初期脱リン用造滓材として用いる。 (もっと読む)


【課題】Laおよび/またはCeの添加により溶鉄中に効率よくP介在物を形成させて、溶解P濃度を低減するとともに、生成介在物を除去する必要のない処理方法を提供する。
【解決手段】C:3.5%以下、Si:2.5%以下、Mn:3.0%以下、P:0.0001〜0.5%およびAl:3.0%以下を含有する溶鉄にLaおよび/またはCeを添加するに際し、スラグ中の(CaO/Al2O3)を0.5〜11、および(CaO/SiO2)を0.45以上として、溶鉄中のLaおよび/またはCe濃度である[R](質量%)を溶鉄中のP濃度である[P]、O濃度である[O]およびS濃度である[S](各質量%)に応じて下記(1)式、好ましくは(2)式、さらに好ましくは、(1)式または(2)式に加えて(3)式をも満足するように制御する溶鉄の処理方法である。
5.5×10-5/[P]≦[R]・・(1) 5.5×10-5/[P]≦[R]≦8.6×10-3/[P]・・(2)
0.1<{[R]−0.8([S]+[O])}/(0.8[P])<28・・・(3) (もっと読む)


【課題】耐孔食性と熱間加工性に優れる二相ステンレス鋼とその製造方法を提案する。
【解決手段】質量mass%で、C:0.030%以下、Ni:3〜10%、Cr:20〜28%、Mo:2〜5%、N:0.05〜0.40%、Al:0.001〜0.05%、Mg:0.0001〜0.0050%、Ca:0.0005%以下の成分組成を有し、鋼中に含まれる非金属介在物が、MgO・Al、Al、MgO、MnO−Al系酸化物、CaO濃度が40%以下のCaO−Al系酸化物のうちの1種または2種以上からなり、全非金属介在物に対するCaO−Al系酸化物の個数比率が40%以下、全非金属介在物におけるCaO濃度が10mass%以下であり、60℃、20%NaCl水溶液中における孔食電位Vc’10が600mV(vsSCE)以上である二相ステンレス鋼。 (もっと読む)


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