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国際特許分類[D01D5/06]の内容

国際特許分類[D01D5/06]に分類される特許

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【課題】 抗ピル性に優れ且つ細繊度であるアクリル繊維を湿式紡糸にて製造するにあたり、高い操業安定性と高生産性を兼備することができ、工業生産プロセスとして最適な湿式紡糸方法を提供する。
【解決手段】 アクリロニトリルを87重量%以上含有するアクリロニトリル系ポリマーからなる抗ピル性細繊度アクリル繊維を湿式紡糸により製造する方法であって、凝固浴中の総繊度と吐出線速度との関係が下記式を満たし、延伸倍率が3.5〜5.0倍であり、延伸後の緩和率が5%以下であり、緊張熱処理温度が160℃以上であり、製造されるアクリル繊維の単糸繊度が0.3〜1.0dtexであることとする。 2.5≦総繊度/吐出線速度≦15.9 (もっと読む)


【課題】耐熱性、難燃性を維持したままで、後加工性を向上させたポリベンザゾール繊維マルチフィラメントを、製造プロセスを大幅に変更することなく簡便に製造する方法を提供する。
【解決手段】ポリベンザゾールを溶媒に溶解したドープを紡糸口金から紡出させ、紡出されたドープを集束させてポリベンザゾールの凝固剤を含有する液体中(凝固浴)に浸漬して凝固処理する際に、紡出されたドープフィラメントを凝固浴に浸漬する前に、下記の条件で、ポリベンザゾールの凝固剤の蒸気に接触させることを特徴とするポリベンザゾール繊維マルチフィラメントの製造方法。
(a)紡糸口金から凝固浴までの空間で、ドープフィラメントの束の外側から内側に向けて円周方向からポリベンザゾールの凝固剤の蒸気を噴きつける
(b)ポリベンザゾールの凝固剤の蒸気を円周方向から噴きつける位置における、ドープフィラメントの集束密度Dが2,000以下である
D=A×(L1/L2)×(L1/L2)
D(フィラメント数/cm):ポリベンザゾールの凝固剤の蒸気を噴きつける位置におけるドープフィラメントの集束密度、A(個/cm):紡糸口金の孔密度、L1(cm):紡糸口金から凝固浴中でドープフィラメントを集束させる位置までの距離、L2(cm):ポリベンザゾールの凝固剤の蒸気を噴きつける位置から凝固浴中でドープフィラメントを集束させる位置までの距離 (もっと読む)


【課題】繊維物性や紡糸安定性が改善された剛直複素環高分子繊維の製造方法を提供する。
【解決手段】下記(1)〜(3)の条件を満たすことを特徴とする剛直系複素環高分子繊維の製造方法。
(1)150〜250℃の温度範囲に制御された紡糸口金ホルダーに設置された紡糸口金より上記ドープを押し出し、
(2)紡糸口金出口〜凝固浴までのエアギャップ長が1.0cm以上であり、
(3)該エアギャップ部分において、紡糸口金出口面からその下方3.5cmまでの範囲だけを30〜250℃の温度で保温、またはエアギャップ長が3.5cm未満の場合はエアギャップ部分全体を30〜250℃の温度で保温して紡糸を行う。 (もっと読む)


【課題】耐熱性、難燃性、耐薬品性、絶縁性に優れたアラミドポリマーを主成分とする極細径繊維又は不織布を提供すること、及びその製造を生産性高く行う方法を提供する。
【解決手段】アラミドポリマー溶液から繊維を紡糸する方法であって、(1)アラミドポリマーを、その蒸気圧が、紡糸温度下で8,000Pa以下の溶剤に溶解し、(2)コーン型粘度計を用い、紡糸温度で測定した粘度が50Pa・s以下のポリマー溶液とした後、(3)該ポリマー溶液を、細径を有するノズルより吐出し、該吐出液に加圧により加速された気流を作用させるに際し該ノズル径(D、単位;mm)と気流圧力(P、単位;mbar)が下記式(1)を充足する、極細径連続繊維の製造方法。
2,500 ≦ P/(D) ・・・・・(1) (もっと読む)


【課題】
炭素繊維の低コスト化のために、本発明は、前記した従来技術が有する問題を解決すること、すなわち、多孔数の紡糸口金を用いて、高粘度の凝固浴液中を高速で紡糸しようとしても、安定して炭素繊維前駆体繊維を製造でき、かつ、短時間の耐炎化においても毛羽の発生が少なく、安定して炭素繊維を製造する方法を提案することを目的とする。
【解決手段】
短径が75〜200mm、孔数3000〜30000個である紡糸口金を用い、凝固浴液の紡糸条件での凝固温度における粘度が7〜15mPa・sの条件で凝固浴液中を凝固糸が35〜100m/分の速度で走行するように乾湿式紡糸する炭素繊維前駆体繊維の製造方法であって、Z平均分子量(Mz(P))が80万〜600万で、多分散度(Mz(P)/Mw(P))(Mw(P)は、重量平均分子量を表す)が2.7〜10であるポリアクリロニトリル系重合体を含有する紡糸溶液を用い、紡糸ドラフトを5〜50とし、紡糸口金の最外孔からの吐出した紡糸溶液の紡糸口金面鉛直方向との角度を5〜15°とすることを特徴とする炭素繊維前駆体繊維の製造方法。 (もっと読む)


【課題】凝固浴中の糸条の広がりと、広がりが由来して起こるフィラメントの品質斑を改善したアクリル系繊維の製造方法、及び製造装置を提供すること。
【解決手段】凝固浴8中のノズル3から紡出された凝固糸4を、ノズル3と引き取りロール6間にセラミック製のベアリングガイドローラ5を配することによって、糸条を制御し、品質の斑、特に糸条を構成するフィラメントの繊度斑などを抑制することが可能なアクリル系繊維の製造方法、及び製造装置を提供する。 (もっと読む)


【課題】2000ホールを越える孔密度が高い、さらには紡糸口金と凝固浴液との気相部が20mm未満の乾湿式紡糸において、紡糸口金に結露の発生をおさえ、後工程でのローラ巻き付き、延伸工程での毛羽、糸切れによる品質低下を改善して、全体として大幅に生産性を改善し品質に優れた炭素繊維前駆体繊維束を提供する。
【解決手段】
アクリル系重合体溶液を凝固浴液上部に設けた紡糸口金から、一旦不活性雰囲気中に吐出させた後、凝固浴液中に導入する乾湿式紡糸によるアクリル系繊維の製造方法であって、凝固浴内の紡糸口金の吐出面と凝固浴液との間に形成される気相部の湿度を10〜40%rhにコントロールすることを特徴とするアクリル系繊維の製造方法。 (もっと読む)


【課題】紡糸口金面と凝固浴液面との間隔(エアギャップ)のコントロールが容易であり、しかも紡糸口金面の点検や清掃などの作業がしやすく、紡糸口金面の正確な位置決めが可能な紡糸口金部を備えた乾湿式紡糸装置を提供する。
【解決手段】紡糸口金部14の原液吐出面14aから吐出される紡糸原液を気体中を走行させたのち凝固浴槽2の凝固液へと導入する乾湿式紡糸装置。前記紡糸口金部14が同一垂直面内を所要の曲率半径の円弧状軌跡をもって前記凝固浴槽2の凝固浴液面2aに向けて上下動可能に配されている。 (もっと読む)


【課題】中空糸膜の製造において糸切れの発生を予防し、かつ品質の安定した中空糸膜の製造方法を提供する。
【解決手段】ポリマー、溶媒、非溶媒を均一に溶解してなる紡糸原液を複数の紡糸口金1から吐出し、空中走行部を経た後、凝固浴4に浸漬して中空糸膜を得る乾湿式紡糸法において、空中走行部が外気と遮断するエアギャップ管2により囲まれており、エアギャップ管の内壁と紡糸口金から吐出された紡糸原液との最短距離L1が10mm以上50mm以下となるように調整されていることを特徴とする中空糸膜の紡糸方法である。 (もっと読む)


【課題】多数の吐出孔が穿設された紡糸口金より紡糸ドープを一旦空気中に紡出し、凝固液を貯えた凝固浴へドープを導いて繊維化する乾湿式紡糸において、糸条を構成する単糸群の物性が高く、且つ単糸間群の品質のバラツキの無い安定した性能を有する繊維を得ることができる乾湿式紡糸装置を提供する。
【解決手段】紡糸液を紡出するための多数の吐出孔が穿設された紡糸口金1と、前記紡糸口金との間でエアギャップが設けられ且つ前記紡糸液Pを凝固させて繊維化する凝固液Lを載せる支持体2と、前記支持体を凝固液を載せた状態で移動させる支持体の駆動装置4と、前記支持体に近接して設けられ且つ前記紡糸口金の上流側に一定の距離を置いて設けられた前記凝固液を供給するための凝固液供給装置3と、前記紡糸液が凝固されて繊維化された糸条Yを引取る引取ローラ5とを少なくとも備えたことを特徴とする乾湿式紡糸装置とする。 (もっと読む)


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