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国際特許分類[G01Q30/14]の内容

国際特許分類[G01Q30/14]に分類される特許

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【課題】液中に浸漬された試料上の局所的な誘電緩和特性などの誘電特性の測定を可能とする。
【解決手段】原子間力顕微鏡のカンチレバー5に形成した金属薄膜5aと導電性の試料3が載置された試料ホルダ2との間に、励振電圧生成部21から、周波数がf0である搬送波電圧を周波数fmの変調波電圧で振幅変調した励振電圧を印加する。周波数f0がカンチレバー5と液体との界面の電気二重層の誘電緩和周波数より高くなると、探針6と試料3との間にはたらく静電気力による振動がカンチレバー5に誘起される。この静電気力は探針−試料間距離依存性をもつため、その特性の周波数分散を調べることにより、試料上の局所的な誘電特性を得ることができる。 (もっと読む)


【課題】液体に浸漬した試料を測定する際に、構成が簡単で低コストでありながら高精度の測定が可能なスプリアスフリーのカンチレバー励振方法を提供する。
【解決手段】カンチレバー5の背面に形成された金属薄膜5aと、カンチレバー5が固定された台座部4の透明体4aの下面に形成された対向電極9との間に、高周波の搬送波信号を振幅変調することで生成した励振電圧を印加する。カンチレバー5と液体8との界面に形成される電気二重層容量は誘電緩和するため界面張力効果による力は無視できる程度になり、静電気力による作用が支配的になるため、励振スペクトルが理想的な調和振動子モデルに近づき、共振周波数よりも十分低い周波数領域では振幅及び位相は周波数に依存しない平坦な特性となる。 (もっと読む)


【課題】、試料から溶液中に溶出しているイオンを解析できる走査型プローブ顕微鏡およびそれを用いた溶液中イオンの検出方法を提供する。
【解決手段】試料1、参照極2、対極3、プローブ4を溶液中に設置した電気化学セル5を有し、試料表面の凹凸形状を、プローブ4を用いて測定する走査型プローブ顕微鏡であって、さらに、次の手段を備える。参照極2に対するプローブ4の電位を可変制御するプローブ電位制御手段(7,8,100)と、可変制御されるプローブ電位の下で、プローブ4と3対極との電気化学反応によりプローブに流れるプローブ電流を検出する電流検出手段と、を備える。前記プローブ電位及びプローブ電流から、溶液中に存在するイオンがプローブ4に捕獲されて酸化もしくは還元反応を示す電位の範囲を特定して、溶液中のイオンの同定と定量を行なうよう構成してある。 (もっと読む)


【課題】液中SPM観察において、試料を簡便且つ強固に固定することができ、なおかつ観察用液体の種類を問わずに使用可能な試料ホルダを提供する。
【解決手段】上面に試料固定部12を有する本体11を備え、試料固定部12に接着剤によって固定された試料の上に観察用液体を載せて走査型プローブ顕微鏡による観察用液体中での試料の観察を行うための試料ホルダ10において、本体11の上面に試料固定部12を囲むように形成され、試料固定部12に固定された試料によってその上部開口が閉鎖される環状の溝であって、試料固定部12から流出した接着剤を受容するための接着剤受容溝13と、本体11上面に接着剤受容溝13の周囲を囲むように形成された環状の溝であって、試料上から流出した観察用液体を受容するための観察用液体受容溝14とを設ける。 (もっと読む)


【課題】 気液界面でも安定した高い信号雑音比(SNR)を得ることができる、気液界面で共振するマイクロカンチレバーセンサを提供する。
【解決手段】 気液界面で共振するマイクロカンチレバーセンサにおいて、シリコン薄膜に数μmの単位の幅のスリット2Bを形成することによって作製されたカンチレバー2Aを、気体と溶液の気液界面に配置することにより、気体4に面する面における親水性負荷を取り除き高い信号雑音比(SNR)が得られるようにし、レーザーを用いて駆動した前記カンチレバー2Aの共振周波数を前記気体4側に配置した監視装置5によって測定するようにした。 (もっと読む)


【課題】合成高分子の一本鎖の動態の観察が可能な高速走査型プローブ顕微鏡を提供する。
【解決手段】 上部が開放され内部に有機溶媒を収容する溶液セルと、試料表面が下向きとなる状態で当該試料を前記有機溶媒に浸る位置で保持する試料ホルダと、前記溶液セルの内部において前記有機溶媒に浸る位置でかつ前記試料表面に対向する位置に配置される探針と、前記溶液セルを移動させずに前記試料ホルダを前記探針に対して移動させるアクチュエータとを備え、前記溶液セルと前記アクチュエータとが分離している。 (もっと読む)


【課題】 走査手段を液体で破損させることのない走査型プローブ顕微鏡を提供する。
【解決手段】 カンチレバー1を支持するカンチレバー支持部2と、カンチレバー1の変位を測定する変位測定部3,4,5,6と、側壁19と底面18とを有し、内部に液体10と試料Sとを収容する試料容器11と、試料容器11を載置する載置台40と、載置台40を移動させて走査を行う走査手段7とを備え、カンチレバー1を試料容器11の内部に収容された液体10中に配置した状態で、載置台40を移動させながら、カンチレバー1の変位を測定する走査型プローブ顕微鏡30であって、液体10を吸収することが可能な材料で形成された環状の保護マット50を備え、載置台40の外周面には、保護マット50の内周部が取り付け取り外し可能となる取付機構43を形成する。 (もっと読む)


【課題】液体に浸漬した試料を測定する際に好適な、構成が簡単で低コスト、測定環境を乱さないといった条件を満たすスプリアスフリーのカンチレバー励振方法を提供する。
【解決手段】カンチレバー5の背面に形成された金属薄膜5aに対向して、カンチレバー5が固定された台座部4の透明体4aの下面にITO導電膜である対向電極9を設ける。励振信号生成部21から金属薄膜5aと対向電極9との間に励振用の交流電圧を印加すると、カンチレバー5に静電気力が作用し、これによりカンチレバー5は共振点付近で効率良く振動する。 (もっと読む)


【課題】走査型プローブ顕微鏡のKFMやSMMにより、測定試料の表面電位分布を測定する際、数ミクロン以上の激しい凹凸構造や、大きな電位差に影響されることなく、試料表面の電位分布を正確に測定する。また、溶液中あるいは溶液を含む試料の電位分布計測を可能にする。
【解決手段】台座5を介して対向して配置された対向電極7と絶縁膜2との間に、測定試料6を絶縁膜2に接触するように配置し、走査型プローブ顕微鏡のプローブ1により、前記絶縁膜の表面電位分布を測定することで、前記測定試料の表面の電位分布を間接的に測定する。 (もっと読む)


【課題】本発明は走査型プローブ顕微鏡に関し、更に詳しくは溶液として金属イオン源を用いることなく、またカンチレバー背面に高価なコートをする必要がなく、かつ試料を確実に基板に付着させることができる走査型プローブ顕微鏡を提供することを目的としている。
【解決手段】溶液が入れられた容器中に試料とカンチレバーを配設し、液中で試料表面の観察及び/又は分析を行なう走査型プローブ顕微鏡であって、基板7上に観察すべき試料8を付着させるようにした走査型プローブ顕微鏡において、前記基板7を絶縁物12を介して、電源13が接続された電極板11上に載置させるように構成する。 (もっと読む)


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