がんを処置、診断または検出する方法
本発明は、とりわけがんを処置する方法、がんを処置するための組成物、ならびにがんを診断および/または検出するための方法および組成物を提供する。とりわけ、本発明はFZD10過剰発現に関連するがんを処置、診断および検出するための組成物および方法を提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
FZD10調節剤および1種以上の薬学的に許容される担体を含む組成物であって、当該FZD10調節剤が非正統的タンパク質(Dishevelled)リン酸化、c−Junリン酸化およびβ−カテニンリン酸化から成る群から選択される活性の1種以上を有する、組成物。
【請求項2】
組成物が滅菌された注射剤である、請求項1の組成物。
【請求項3】
FZD10調節剤がDishevelledのリン酸化を低下させ、c−Junのリン酸化を低下させ、そしてβ−カテニンのリン酸化を増加させる阻害剤である、請求項1の組成物。
【請求項4】
FZD10調節剤がDishevelledのリン酸化を減少させる、請求項1の組成物。
【請求項5】
FZD10調節剤がFZD10とDishevelledの結合を阻害する、請求項1の組成物。
【請求項6】
FZD10調節剤がオリゴヌクレオチド、小分子、模倣物、可溶性受容体、デコイ受容体または抗体である、請求項1の組成物。
【請求項7】
FZD10調節剤が少なくとも1×108Kaの親和性でFZD10と結合するモノクローナル抗体である、請求項1の組成物。
【請求項8】
FZD10調節剤がFZD10と選択的に結合し、FZD10−関連生物学的活性の1種以上を調節するモノクローナル抗体である、請求項1の組成物。
【請求項9】
モノクローナル抗体がヒト抗体、ヒト化抗体またはキメラ抗体である、請求項7の組成物。
【請求項10】
モノクローナル抗体がFZD10のエピトープと結合し、当該エピトープが第1の細胞外ドメイン(ECD)、第2のECD、第3のECD、第4のECDおよびリガンド結合ドメインから成る群から選択される、請求項7の組成物。
【請求項11】
モノクローナル抗体がFZD10のECDのエピトープと結合する、請求項7の組成物。
【請求項12】
モノクローナル抗体が第1のECDのエピトープと結合する、請求項11の組成物。
【請求項13】
モノクローナル抗体が第1のECDと結合しない、請求項7の組成物。
【請求項14】
モノクローナル抗体がFZD9と交叉反応しない、請求項7の組成物。
【請求項15】
モノクローナル抗体が他の診断薬または治療剤と複合されている(conjugated)、請求項7の組成物。
【請求項16】
必要とする患者におけるがんまたはがん症状を処置する方法であって、当該患者に治療上有効量の請求項1のFZD10調節剤を投与することを含む方法。
【請求項17】
FZD10調節剤がDishevelledのリン酸化を低下させる、請求項16の方法。
【請求項18】
FZD10調節剤が対照と比較して少なくとも50%FZD10発現を阻害する、請求項17の方法。
【請求項19】
FZD10調節剤がオリゴヌクレオチド、小分子、模倣物、可溶性受容体、デコイ受容体または抗体である、請求項16の方法。
【請求項20】
FZD10調節剤がモノクローナル抗体、ポリクローナル抗体、キメラ抗体、ヒト抗体、ヒト化抗体、一本鎖抗体、またはFabフラグメントである、請求項16の方法。
【請求項21】
抗体が標識化されている、請求項20の方法。
【請求項22】
標識が酵素、ラジオアイソトープ、毒素または蛍光色素である、請求項21の方法。
【請求項23】
抗体がFZD10以外のポリペプチドについて約1×105Ka未満の結合親和性を有する、請求項20の方法。
【請求項24】
FZD10調節剤がモノクローナル抗体である、請求項16の方法。
【請求項25】
モノクローナル抗体が少なくとも1×108Kaの親和性でFZD10と結合する、請求項24の方法。
【請求項26】
モノクローナル抗体がFZD10のエピトープと結合し、当該エピトープが第1のECD、第2のECD、第3のECD、第4のECDおよびリガンド結合ドメインから成る群から選択される、請求項24の方法。
【請求項27】
モノクローナル抗体がFZD10の第1のECDのエピトープと結合する、請求項24の方法。
【請求項28】
モノクローナル抗体がFZD10の第1のECDと結合しない、請求項24の方法。
【請求項29】
モノクローナル抗体がFZD9と結合しない、請求項24の方法。
【請求項30】
モノクローナル抗体がDishevelledのリン酸化を低下させ、c−Junのリン酸化を低下させ、そしてβ−カテニンのリン酸化を増加させる、請求項24の方法。
【請求項31】
がんが卵巣がん、大腸がん、肺がん、胃がんまたは子宮がんである、請求項16の方法。
【請求項32】
患者に常套のがん治療薬を投与することをさらに含む、請求項16の方法。
【請求項33】
化学療法、放射線療法または外科手術による患者の処置をさらに含む、請求項16の方法。
【請求項34】
がん症状が疼痛、死亡、体重減少、衰弱、食欲不振、血便、吐き気、嘔吐、肝臓転移、肺転移、骨転移、腹部膨満、腫張、腹腔内体液、膣出血、便秘症、腹部膨満、大腸の穿孔、急性腹膜炎(感染、熱、疼痛)、吐血および嚥下困難から成る群から選択される、請求項16の方法。
【請求項35】
患者におけるFZD10−関連生物学的活性を調節する方法であって、当該患者にFZD10生物学的活性を調節するのに有効な量の請求項1のFZD10調節剤を投与することを含む方法。
【請求項36】
FZD10調節剤がFZD10と選択的に結合するモノクローナル抗体である、請求項35の方法。
【請求項37】
患者が卵巣がん、大腸がん、肺がんまたは子宮がんの1種以上を有するかまたはその素因を有する、請求項35の方法。
【請求項38】
FZD10調節剤が抗体であり、そして対象にインビボ治療抗体遺伝子導入によって投与される、請求項16の方法。
【請求項39】
FZD10治療に受容性である患者を同定する方法であって:
(a)サンプルにおけるFZD10発現の証拠の有無を検出し、ここで当該サンプルにおけるFZD10発現の証拠の存在がFZD10治療の候補である患者の指標であり、そしてサンプルにおけるFZD10発現の証拠の非存在がFZD10治療の候補ではない患者の指標であり;
(b)患者がFZD10治療の候補であるとき、当該患者に治療上有効量の請求項1の組成物を投与し;
(c)患者がFZD10治療の候補でないとき、当該患者に常套のがん治療薬を投与する;
ことを含む方法。
【請求項40】
FZD10の発現が、対照と比較して少なくとも30%の増加である、請求項39の方法。
【請求項41】
FZD10の発現が、対照と比較して少なくとも50%の増加である、請求項39の方法。
(請求項41)
FZD10の発現が、対照と比較して少なくとも100%の増加である、請求項39の方法。
【請求項42】
FZD10発現の証拠がFZD10 RNAを測定することによって検出される、請求項39の方法。
【請求項43】
FZD10発現の証拠がFZD10発現生成物を測定することによって検出される、請求項39の方法。
【請求項44】
患者が卵巣がん、大腸がん、肺がんまたは子宮がんの1種以上を有するかまたはその素因を有する、請求項39の方法。
【請求項45】
患者に常套のがん治療薬を投与することをさらに含む、請求項39の方法。
【請求項46】
必要とする患者におけるがん細胞増殖を阻害する方法であって、当該患者に治療上有効量の請求項1のFZD10調節剤を投与することを含む方法。
【請求項47】
FZD10調節剤が、FZD10と特異的に結合し、そしてDishevelledのリン酸化を低下させるモノクローナル抗体である、請求項46の方法。
【請求項48】
必要とする患者におけるがん細胞表現型を阻害する方法であって、当該患者に治療上有効量の請求項1のFZD10調節剤を投与することを含む方法。
【請求項49】
がん細胞表現型が軟寒天におけるコロニー形成および3次元基底膜または細胞外膜分画(membrane preparation)における管状ネットワーク形成の1種以上である、請求項48の方法。
【請求項50】
患者に常套のがん治療薬を投与することをさらに含む、請求項48の方法。
【請求項51】
化学療法、放射線療法または外科手術による患者の処置をさらに含む、請求項48の方法。
【請求項52】
がん細胞が卵巣がん細胞、大腸がん細胞、肺がん細胞または子宮がん細胞から成る群から選択される、請求項48の方法。
【請求項53】
患者における腫瘍を検出する方法であって、当該患者に造影剤と結合した請求項1のFZD10調節剤を含む組成物を投与して、患者における該造影剤の局在を検出することを含む方法。
【請求項54】
FZD10調節剤が小分子、オリゴヌクレオチド、模倣物、可溶性受容体、デコイ受容体または抗体から成る群から選択される、請求項53の方法。
【請求項55】
組成物が造影剤と結合した抗FZD10抗体を含む、請求項53の方法。
【請求項56】
造影剤が18F、43K、52Fe、57Co、67Cu、67Ga、77Br、87MSr、86Y、90Y、99MTc、111In、123I、125I、127Cs、129Cs、131I、132I、197Hg、203Pbまたは206Biである、請求項55の方法。
【請求項57】
FZD10調節剤が小分子、オリゴヌクレオチド、模倣物、可溶性受容体、デコイ受容体または抗体から成る群から選択される、請求項53の方法。
【請求項58】
FZD10調節剤がFZD10と選択的に結合し、そしてDishevelledのリン酸化を低下させるモノクローナル抗体であ、請求項53の方法。
【請求項59】
CHO細胞または骨髄腫細胞における抗FZD10抗体を発現させる方法であって、当該CHO細胞または骨髄腫細胞における抗FZD10抗体をコードする核酸を発現させることを含み、ここで該抗FZD10抗体がFZD10−関連生物学的活性の1種以上を阻害する方法。
【請求項60】
対照と比較してFZD10の過剰発現によって特徴付けられるがんのがん阻害剤を同定する方法であって、FZD10を発現する細胞を候補化合物と接触させ、そしてFZD10−関連生物学的活性が調節されるかを測定することを含む方法:ここで誘導性FZD10−関連生物学的活性がDishevelled、c−Junおよびβ−カテニンのリン酸化から成る群から選択され、FZD10−関連生物学的活性の調節ががん阻害剤の指標となる。
【請求項1】
FZD10調節剤および1種以上の薬学的に許容される担体を含む組成物であって、当該FZD10調節剤が非正統的タンパク質(Dishevelled)リン酸化、c−Junリン酸化およびβ−カテニンリン酸化から成る群から選択される活性の1種以上を有する、組成物。
【請求項2】
組成物が滅菌された注射剤である、請求項1の組成物。
【請求項3】
FZD10調節剤がDishevelledのリン酸化を低下させ、c−Junのリン酸化を低下させ、そしてβ−カテニンのリン酸化を増加させる阻害剤である、請求項1の組成物。
【請求項4】
FZD10調節剤がDishevelledのリン酸化を減少させる、請求項1の組成物。
【請求項5】
FZD10調節剤がFZD10とDishevelledの結合を阻害する、請求項1の組成物。
【請求項6】
FZD10調節剤がオリゴヌクレオチド、小分子、模倣物、可溶性受容体、デコイ受容体または抗体である、請求項1の組成物。
【請求項7】
FZD10調節剤が少なくとも1×108Kaの親和性でFZD10と結合するモノクローナル抗体である、請求項1の組成物。
【請求項8】
FZD10調節剤がFZD10と選択的に結合し、FZD10−関連生物学的活性の1種以上を調節するモノクローナル抗体である、請求項1の組成物。
【請求項9】
モノクローナル抗体がヒト抗体、ヒト化抗体またはキメラ抗体である、請求項7の組成物。
【請求項10】
モノクローナル抗体がFZD10のエピトープと結合し、当該エピトープが第1の細胞外ドメイン(ECD)、第2のECD、第3のECD、第4のECDおよびリガンド結合ドメインから成る群から選択される、請求項7の組成物。
【請求項11】
モノクローナル抗体がFZD10のECDのエピトープと結合する、請求項7の組成物。
【請求項12】
モノクローナル抗体が第1のECDのエピトープと結合する、請求項11の組成物。
【請求項13】
モノクローナル抗体が第1のECDと結合しない、請求項7の組成物。
【請求項14】
モノクローナル抗体がFZD9と交叉反応しない、請求項7の組成物。
【請求項15】
モノクローナル抗体が他の診断薬または治療剤と複合されている(conjugated)、請求項7の組成物。
【請求項16】
必要とする患者におけるがんまたはがん症状を処置する方法であって、当該患者に治療上有効量の請求項1のFZD10調節剤を投与することを含む方法。
【請求項17】
FZD10調節剤がDishevelledのリン酸化を低下させる、請求項16の方法。
【請求項18】
FZD10調節剤が対照と比較して少なくとも50%FZD10発現を阻害する、請求項17の方法。
【請求項19】
FZD10調節剤がオリゴヌクレオチド、小分子、模倣物、可溶性受容体、デコイ受容体または抗体である、請求項16の方法。
【請求項20】
FZD10調節剤がモノクローナル抗体、ポリクローナル抗体、キメラ抗体、ヒト抗体、ヒト化抗体、一本鎖抗体、またはFabフラグメントである、請求項16の方法。
【請求項21】
抗体が標識化されている、請求項20の方法。
【請求項22】
標識が酵素、ラジオアイソトープ、毒素または蛍光色素である、請求項21の方法。
【請求項23】
抗体がFZD10以外のポリペプチドについて約1×105Ka未満の結合親和性を有する、請求項20の方法。
【請求項24】
FZD10調節剤がモノクローナル抗体である、請求項16の方法。
【請求項25】
モノクローナル抗体が少なくとも1×108Kaの親和性でFZD10と結合する、請求項24の方法。
【請求項26】
モノクローナル抗体がFZD10のエピトープと結合し、当該エピトープが第1のECD、第2のECD、第3のECD、第4のECDおよびリガンド結合ドメインから成る群から選択される、請求項24の方法。
【請求項27】
モノクローナル抗体がFZD10の第1のECDのエピトープと結合する、請求項24の方法。
【請求項28】
モノクローナル抗体がFZD10の第1のECDと結合しない、請求項24の方法。
【請求項29】
モノクローナル抗体がFZD9と結合しない、請求項24の方法。
【請求項30】
モノクローナル抗体がDishevelledのリン酸化を低下させ、c−Junのリン酸化を低下させ、そしてβ−カテニンのリン酸化を増加させる、請求項24の方法。
【請求項31】
がんが卵巣がん、大腸がん、肺がん、胃がんまたは子宮がんである、請求項16の方法。
【請求項32】
患者に常套のがん治療薬を投与することをさらに含む、請求項16の方法。
【請求項33】
化学療法、放射線療法または外科手術による患者の処置をさらに含む、請求項16の方法。
【請求項34】
がん症状が疼痛、死亡、体重減少、衰弱、食欲不振、血便、吐き気、嘔吐、肝臓転移、肺転移、骨転移、腹部膨満、腫張、腹腔内体液、膣出血、便秘症、腹部膨満、大腸の穿孔、急性腹膜炎(感染、熱、疼痛)、吐血および嚥下困難から成る群から選択される、請求項16の方法。
【請求項35】
患者におけるFZD10−関連生物学的活性を調節する方法であって、当該患者にFZD10生物学的活性を調節するのに有効な量の請求項1のFZD10調節剤を投与することを含む方法。
【請求項36】
FZD10調節剤がFZD10と選択的に結合するモノクローナル抗体である、請求項35の方法。
【請求項37】
患者が卵巣がん、大腸がん、肺がんまたは子宮がんの1種以上を有するかまたはその素因を有する、請求項35の方法。
【請求項38】
FZD10調節剤が抗体であり、そして対象にインビボ治療抗体遺伝子導入によって投与される、請求項16の方法。
【請求項39】
FZD10治療に受容性である患者を同定する方法であって:
(a)サンプルにおけるFZD10発現の証拠の有無を検出し、ここで当該サンプルにおけるFZD10発現の証拠の存在がFZD10治療の候補である患者の指標であり、そしてサンプルにおけるFZD10発現の証拠の非存在がFZD10治療の候補ではない患者の指標であり;
(b)患者がFZD10治療の候補であるとき、当該患者に治療上有効量の請求項1の組成物を投与し;
(c)患者がFZD10治療の候補でないとき、当該患者に常套のがん治療薬を投与する;
ことを含む方法。
【請求項40】
FZD10の発現が、対照と比較して少なくとも30%の増加である、請求項39の方法。
【請求項41】
FZD10の発現が、対照と比較して少なくとも50%の増加である、請求項39の方法。
(請求項41)
FZD10の発現が、対照と比較して少なくとも100%の増加である、請求項39の方法。
【請求項42】
FZD10発現の証拠がFZD10 RNAを測定することによって検出される、請求項39の方法。
【請求項43】
FZD10発現の証拠がFZD10発現生成物を測定することによって検出される、請求項39の方法。
【請求項44】
患者が卵巣がん、大腸がん、肺がんまたは子宮がんの1種以上を有するかまたはその素因を有する、請求項39の方法。
【請求項45】
患者に常套のがん治療薬を投与することをさらに含む、請求項39の方法。
【請求項46】
必要とする患者におけるがん細胞増殖を阻害する方法であって、当該患者に治療上有効量の請求項1のFZD10調節剤を投与することを含む方法。
【請求項47】
FZD10調節剤が、FZD10と特異的に結合し、そしてDishevelledのリン酸化を低下させるモノクローナル抗体である、請求項46の方法。
【請求項48】
必要とする患者におけるがん細胞表現型を阻害する方法であって、当該患者に治療上有効量の請求項1のFZD10調節剤を投与することを含む方法。
【請求項49】
がん細胞表現型が軟寒天におけるコロニー形成および3次元基底膜または細胞外膜分画(membrane preparation)における管状ネットワーク形成の1種以上である、請求項48の方法。
【請求項50】
患者に常套のがん治療薬を投与することをさらに含む、請求項48の方法。
【請求項51】
化学療法、放射線療法または外科手術による患者の処置をさらに含む、請求項48の方法。
【請求項52】
がん細胞が卵巣がん細胞、大腸がん細胞、肺がん細胞または子宮がん細胞から成る群から選択される、請求項48の方法。
【請求項53】
患者における腫瘍を検出する方法であって、当該患者に造影剤と結合した請求項1のFZD10調節剤を含む組成物を投与して、患者における該造影剤の局在を検出することを含む方法。
【請求項54】
FZD10調節剤が小分子、オリゴヌクレオチド、模倣物、可溶性受容体、デコイ受容体または抗体から成る群から選択される、請求項53の方法。
【請求項55】
組成物が造影剤と結合した抗FZD10抗体を含む、請求項53の方法。
【請求項56】
造影剤が18F、43K、52Fe、57Co、67Cu、67Ga、77Br、87MSr、86Y、90Y、99MTc、111In、123I、125I、127Cs、129Cs、131I、132I、197Hg、203Pbまたは206Biである、請求項55の方法。
【請求項57】
FZD10調節剤が小分子、オリゴヌクレオチド、模倣物、可溶性受容体、デコイ受容体または抗体から成る群から選択される、請求項53の方法。
【請求項58】
FZD10調節剤がFZD10と選択的に結合し、そしてDishevelledのリン酸化を低下させるモノクローナル抗体であ、請求項53の方法。
【請求項59】
CHO細胞または骨髄腫細胞における抗FZD10抗体を発現させる方法であって、当該CHO細胞または骨髄腫細胞における抗FZD10抗体をコードする核酸を発現させることを含み、ここで該抗FZD10抗体がFZD10−関連生物学的活性の1種以上を阻害する方法。
【請求項60】
対照と比較してFZD10の過剰発現によって特徴付けられるがんのがん阻害剤を同定する方法であって、FZD10を発現する細胞を候補化合物と接触させ、そしてFZD10−関連生物学的活性が調節されるかを測定することを含む方法:ここで誘導性FZD10−関連生物学的活性がDishevelled、c−Junおよびβ−カテニンのリン酸化から成る群から選択され、FZD10−関連生物学的活性の調節ががん阻害剤の指標となる。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公表番号】特表2010−509368(P2010−509368A)
【公表日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−536514(P2009−536514)
【出願日】平成19年11月9日(2007.11.9)
【国際出願番号】PCT/US2007/084293
【国際公開番号】WO2008/061020
【国際公開日】平成20年5月22日(2008.5.22)
【出願人】(504389991)ノバルティス アーゲー (806)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年11月9日(2007.11.9)
【国際出願番号】PCT/US2007/084293
【国際公開番号】WO2008/061020
【国際公開日】平成20年5月22日(2008.5.22)
【出願人】(504389991)ノバルティス アーゲー (806)
【Fターム(参考)】
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