説明

はちの巣状の自動車用フロントグリル・パネル

【課題】審美性に優れていると共に、衝撃力に強く、かつ衝撃吸収性の大きい、自動車用フロントグリル・パネルを提供することにある。
【解決手段】添付図面の図1の模様を有する、はちの巣状の自動車用フロントグリル・パネル。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、はちの巣状の自動車用フロントグリル・パネルに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、自動車のフロントグリルに用いられるパネルは、専ら審美性の面から検討されているに過ぎなかった。そして近年の自動車のフロントグリルは大きくなる傾向にあり、それに伴ってフロントグリル・パネルが注目されるようになった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そこで本発明者は、フロントグリル・パネルの審美性は勿論それ以外に衝撃に強く、かつ衝撃力の吸収力の大きいパネルについて種々研究を重ねた結果本発明を完成するに至った。
【課題を解決するための手段】
【0004】
すなわち、本発明は、後述する添付図面の図1の模様を有する、はちの巣状の自動車用フロントグリル・パネルに関する。
【発明の効果】
【0005】
本発明のはちの巣状の自動車用フロントグリル・パネルは、審美性に優れていると共に、衝撃に強くかつ衝撃力の吸収性に優れている。また、はちの巣状の自動車用フロントグリル・パネルは、均等に空気が抜けると共に抜けた空気の分散性に優れている。
【0006】
本発明のはちの巣状の自動車用フロントグリル・パネルの模様は、図2に示す正六角形の集合体からなる模様を有する定規を2枚重ね、中心点を軸として一方の定規を30°回転させることによって作出することが出来る。
【0007】
本発明の自動車用フロントグリル・パネルの素材としては、金属、プラスチック、炭素繊維入りプラスチック等が用いられる。
この自動車用フロントグリル・パネルの素材に前記亀甲模様の重ね合わせで合成される模様1を残し、白地部分を切り抜き、切り抜き部2とし、はちの巣状とすることによって発明の自動車用フロントグリル・パネルが調整される。
この場合、プラスチックを素材とするときは型枠によって成型することができ、また金属板の場合はプレス等で型抜きする等して、はちの巣状にして調整することができる。
【0008】
本発明のフロントグリル・パネルの模様を作出するため図2に示す定規の基本形である正六角形は、120°が6つある内角の和720°を有し、2つの異なった対角線を有する唯一の幾何である。すなわち1辺に対し、対角線比が1.732(√3)と2の比を有している。
本発明は、この比を「宇宙比」と呼称した。
これに類似した理論として、正方形がある。正方形は1つの内角が90°の角が4つで360度の内角の和を有し、一辺の長さと対角線比は1.414(√2)であり、一般的に白銀比と称されている。
また正五角形は1つの内角が108°の角が5つある内角の和が540°であり、正五角形の一辺の長さとの対角線比は1.6182であり、一般的に黄金比と称されている。
【0009】
宇宙比を有する正六角形を連ねた図形を2枚重ね合わせ、一方を中心点を軸に回転させることによって作出される模様は、無限円環であり、銀河宇宙や暗黒宇宙のボイドに相似する、宇宙の秩序が働く物事の存在と言える。
【0010】
前記のようにして調整された自動車用のフロントグリル・パネルは、使用する自動車のフロントグリルの形状に合わせて使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明のはちの巣状の自動車用フロントグリル・パネルの平面図。
【図2】本発明のはちの巣状の自動車用のフロントグリル・パネルの模様を作出するための定規の一例を示す。
【符号の説明】
1・・・・模様
2・・・・切り抜き部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
添付図面の図1の模様を有することを特徴とする、はちの巣状の自動車用フロントグリル・パネル。

【図1】
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【図2】
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