説明

もやしの両端部除去装置

【課題】
もやしから根部分と頭部分の両方を切断して除去できるもやしの両端部除去装置を提供する。
【解決手段】
両側縁に移動方向に対し垂直な刃部25、傾斜した刃部24、平行な刃部26が形成された複数枚のカッター23の刃部の間に間隔を保って隣り合うカッター23の刃部を互いに向かい合わせて前後に並べて水平に配設され送り方向の移動と停止を繰り返す切断コンベア22と、その切断コンベア22の上方に切断コンベア22と間隔を保って配置され切断コンベア22の送り方向の移動速度より遅い速度で連続移動をする移送バー27を有する移送コンベア28とで構成され、切断コンベア22の移動方向に対して長さ方向を平行に揃えた状態にしたもやしを切断コンベア22上に供給し、切断コンベア22と移送コンベア28の相対移動によってもやしから根部分と頭部分を切断除去する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、もやしから根部分と芽部分との両端部(本発明では単に両端部と称する)を切断して除去することができるもやしの両端部除去装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、商品として流通しているもやしは、収穫されたもやしから殻、毛根、滓などは除去されているが、毛根を除いた後の根部分や芽部分は付いたままの状態となっている。根部分は若干黒ずんでいる場合が多いし、芽部分は少し日が経つと直ぐに黒ずんでしまうという難点があり、根部分と芽部分を除去することが望ましいのであるが、機械的にこれら両端部だけを除去することが難しく、従来からもやしはこの状態で市場に受け入れられており、また、両端部を除去することはコストが掛かることから、それらを除去していない状態で流通されているのが一般的である。
従って、高級食材としてそれらのもやしを使用する場合は、両端部を1つずつ手で除去することが行われているのが現状である。
【0003】
前記したように、若干黒ずんでいる根部分と、少し日が経つと直ぐに黒ずんでしまう欠点をもつ頭部分とを除去した状態にしたもやしを提供することが望まれている。本出願人は先にもやしから根部分を除去する技術として特許文献1に示すものを提案したが、この技術では頭部分は1部しか除去できない。また、特許文献2に示すように、もやしから根部分と頭部分を除去しようとする技術が提案されている。これは、根部分と頭部分とが除去された状態のもやしを提供するための1つの方策とは思われるが、この考えに基いてもやしの両端部を完全に除去できるものとはなっていない。
【特許文献1】特開平10−136959号公報
【特許文献2】特開2003−310229号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、機構が簡素化され低価格な装置として実用することが出来るもやしの両端部除去装置を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するため、本発明は、両側縁に刃が形成された複数枚のカッターを隣り合うカッターの刃部の間に間隔を保って互いに刃を向かい合わせて前後に並べて水平に配設され移動される切断コンベアと、同切断コンベアの上方に同切断コンベアとの間に小隙を保って配置され前記切断コンベアと異なる速度で移動される複数本の移送バーを有する移送コンベアとで構成され、前記切断コンベアと移送コンベアの間の相対移動によってもやしから根部分と頭部分を切断除去するもやしの両端部除去装置を提供する。
【0006】
また、本発明によるもやしの両端部除去装置にあっては、前記カッターとして、その刃が、カッターの移動方向に垂直な刃、傾斜した刃、平行な刃の少なくともいずれか2つの刃を組み合わせて形成されているものを採用することができる。
【0007】
また、本発明によるもやしの両端部除去装置にあっては、前記切断コンベアが送り方向の移動と停止を繰り返し、前記移送コンベアが前記切断コンベアの前記送り方向の移動の速度より遅い送り速度の連続送りをする構成とすることができる。
【0008】
また、本発明によるもやしの両端部除去装置にあっては、両端部を切断すべきもやしを前記移送コンベアの走行方向に対して横向きの状態で前記切断コンベア上に分散状態で供給するもやし揃え供給装置を具えた構成とするのが好ましい。
更に、そのもやし揃え供給装置の前に、もやしから未生育及び短く折れたもやしと、曲がったもやしを除去するもやし精製装置を配置した構成とするのが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によるもやしの両端部除去装置では、上記した構造の切断コンベアと移送コンベアを有していて、切断コンベア上に載せられて移動されるもやしが、切断コンベアと移送コンベアとの速度差によってカッター上を移動させられ、その時にもやしの両端部が、隣り合うカッターの刃部間に形成されている間隔に入り込み、その状態で移送コンベアの移送バーによってもやしが移動されることによって両端部が切断除去される。
もやしは、頭部分と芽部分の両端部が茎本体部分から少し曲がっているので、もやしが切断コンベアと移送コンベアとの速度差によってカッター上を移動させられると、その曲がっている両端部が、隣り合うカッターの刃部の間に形成されている間隔すなわち隙間に入り混んでカッターの刃によって切断されるのである。このように、本発明のもやしの両端部除去装置は、両端部が茎本体部分から少し曲がっているというもやしの自然の形状を利用してもやしの両端部を効果的に切除するのである。
【0010】
本発明によるもやしの両端部除去装置において、カッターとして、その刃部が、カッターの移動方向に垂直な刃部、傾斜した刃部、平行な刃部の少なくともいずれか2つの刃部を組み合わせて形成されているものを採用すると、隣り合うカッターの刃部の間に保持されている隙間にさまざまな姿勢で入り混んだもやしの種々の形をした両端部を、カッターの移動方向に垂直な刃部、傾斜した刃部、平行な刃部のいずれかによって的確に切断することができる。
【0011】
本発明によるもやしの両端部除去装置において、前記切断コンベアが送り方向の移動と停止を繰り返し、前記移送コンベアが前記切断コンベアの前記送り方向の移動の速度より遅い送り速度の連続送りをする構成としたものでは、切断コンベアと移送コンベアに単純な動作を行わせる簡単な機構によってもやしから両端部を除去することができる。
【0012】
本発明によるもやしの両端部除去装置において、両端部を切断すべきもやしを移送コンベアの走行方向に対して横向きの状態で切断コンベア上に分散状態で供給するもやし揃え供給装置、これに加え更に、そのもやし揃え供給装置の前に、もやしから未生育及び短く折れたもやしと、曲がったもやしを除去するもやし精製装置を配置した構成としたものでは、長さがほぼ均一で、刃部が付いているカッターの両側縁に対して平行状態にしたもやしを供給させることができるので、全てのもやしから両端部を良好に切除させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施の一形態による装置について、図面に基づいて具体的に説明する。
全体構成を示す図1及び図2において、1は掻き揚げコンベアを示し、多数の針状体が植設された掻き揚げ板がエンドレスなチェーンによって矢印2の方向に移動される構成となっており、図示していない図右下の溜めから、処理すべきもやしを斜め上方に搬送する働きをする。この掻き揚げコンベア1で掻き揚げられたもやしは、その上端から分散状態とされて中間ホッパー3を経て、下方のホッパー4へ供給される。
【0014】
これらのホッパー3、4は、水平方向の断面が長方形の扁平な形状となっており、図1で見て、その長辺が紙面に垂直な方向、短辺が左右方向となっており、その短辺の長さは処理対象の平均的もやしの長さより短くなっている。ホッパー4は、アーム5によって弾性的に変位可能に機枠に支持され、加振機6によってその紙面に垂直な、ホッパー4の長辺方向(図2の矢印7の方向)に、支持点8のまわりに振動されるように構成されている。
【0015】
掻き揚げコンベア1によって溜めから掻き揚げられたもやしは、掻き揚げコンベア1の上端部から分散状態にされて中間ホッパー3の横断面の長方形に沿って横に広げられ、かつ、横断面が長方形になっているので、その形状によってもやしはその長さ方向を長辺に沿う方向に揃えられた状態になって下方のホッパー4へ落下される。
【0016】
ホッパー4はそのもやしを受け、もやしの長さ方向を横断面の長方形に沿って更に良好に横に揃えた状態にして下端の排出口から落下させる。加振機6によってホッパー4は横断面における長辺に沿う矢印7の方向(図2の左右方向)に水平方向の振動成分をもつ加振力で振動を与えられているので、ホッパー4内のもやしは長さ方向がホッパー4の長辺に沿うように方向づけられ揃えられた状態になって下端の排出口から落下される。
【0017】
ホッパー4の下方には、矢印11方向に走行されるコンベア10が配置されている。コンベア10は、走行方向11を横切って、隣り合うものとの間に間隔を保って複数個の仕切り12が立設された状態で取り付けられているエンドレスなチェーン13で構成されたチェーンコンベアと、このチェーンコンベアの内側に配設されたエンドレスなベルトコンベア15を有している。エンドレスなチェーン13はスプロケット14の周りに掛け渡され、ベルトコンベア15はローラ16の周りに掛け渡されて、チェーンコンベアとベルトコンベア15は同心状態に配設された構成となっている。チェーンコンベアにおける隣り合う仕切り12の間隔は、処理されるもやしの平均的な長さより短くされている。
【0018】
このようにコンベア10の走行面にはチェーンコンベアの仕切り12とベルトコンベア15とによって、ホッパー4の排出口と同様に、図1の紙面に垂直な方向に長辺をもつ長方形の、もやしに対する収容空間が形成されて、その収容空間は仕切り12と直交する方向に走行される構造となっている。また、チェーンコンベアの仕切り12はベルトコンベア15よりも高速で走行される構造となっており、ベルトコンベア15上に載ったもやしは、ベルトコンベア15より高速で移動される仕切り12によってベルトコンベア15上を滑らしたり転がされて送られ、その際、もやしは長さ方向が仕切り12に沿う方向に揃えられる作用を受ける。9は、ホッパー4の落下口の位置におけるコンベア10の両側に立設され、ホッパー4から落下するもやしが側へ跳ね出るのを防ぐガイド板である。
【0019】
コンベア10の上方には、仕切り12の上縁と小隙を保つ状態で配置されたブラシや、適宜のガイドに沿ってコンベア10を横切る方向に往復動されているブレードを有する均し部材(図示していない)を設けるのが好ましい。この均し部材は、ホッパー4から供給されて仕切り12の上に載った状態になったもやしを仕切り12間の収容空間に落下させ、その収容空間内に長さ方向を揃えた状態で収容させる作用を行う。コンベア10の下流には、長さ方向が横になるよう揃えられたもやしを受ける両端切断装置20が配設されている。
【0020】
両端切断装置20は、多数のカッターを横に並べて両端部をエンドレスチェーンによって連結して構成された切断コンベア22を有している。切断コンベア22は矢印21の方向に移送されるエンドレスのコンベアとして構成されている。次に、この切断コンベア22の構造について図3、図4によって説明する。切断コンベア22は多数のカッター23を有しており、各カッター23は1部を平面図で示している図3に見られるように、多数の山形に傾斜した刃部24、切断コンベア22の走行方向21に垂直な刃部25、切断コンベア22の走行方向21に平行な刃部26が形成された細長い形状をしている。このように刃部24、25、26が形成されたカッター23が、切断コンベア22の走行方向21に対して横に並べられて両端部が互いにエンドレスチェーンで連結されてエンドレスな切断コンベア22を構成している。隣り合うカッター23の刃部の間には間隔が保たれて、後で説明するように、切断されるもやしの両端部が入り込む隙間が形成されている。
【0021】
両端切断装置20は、前記した切断コンベア22に加え、多数の移送バー27を有する移送コンベア28を有している。移送コンベア28は、互いに間隔を保って横置きに並べて配置された移送バー27の両端をエンドレスチェーンで連結した構造となっている。移送コンベア28を構成している移送バー27は、図3、図4に見られるように、切断コンベア22を構成するカッター23の上方に、カッター23(切断コンベア22)の上面との間に小隙を保って移送されるようにした構成となっている。また、両端切断装置20は、切断コンベア22の下方に間隔30を空けて配置された底板29を有している。切断コンベア22と底板29の間の間隔30は後述するようにもやしの両端を効率的に切断する上で重要な意味をもつ。
【0022】
以上説明したように、両端切断装置20は、切断コンベア22と、移送コンベア28と、底板29とを有しており、切断コンベア22は矢印21で示されている移送方向への送りと停止を繰り返す動作を行ない、移送コンベア28は、切断コンベア22の移送速度より遅い速度で矢印21で示されている移送方向へ連続送りされるように構成されている。底板29は静置された板であるが、エンドレスなコンベアベルトで構成して切断コンベア22によって切断されて落下するもやしの両端部を受けて排出するようにするのが好ましい。
【0023】
図示した装置は以上説明した構成を有しており、以下、このもやしの両端部除去装置の作用について説明する。
掻き揚げコンベア1で溜めから掻き揚げられたもやしは、ホッパー3、4によって、その長さ方向をホッパー横断面の長辺方向である図1の紙面に垂直な方向に揃えられてホッパー4の下端からコンベア10に供給され、コンベア10を構成するベルトコンベア15とチェーン13に立設状態に取り付けられた仕切り12との間に形成されている図1の紙面に垂直な方向に長辺をもつ横断面が長方形の収容空間内に収容される。仕切り12とベルトコンベア15によって形成されている収容空間でもやしは、図1の紙面に垂直方向に伸びる収容空間の長さに沿って長さ方向を揃えられて入っている。
【0024】
仕切り12とベルトコンベア15とによって形成されている収容空間でもやしは、仕切り12とベルトコンベア15との間に速度差があるため仕切り12によりベルトコンベア15上を送られ、その際、もやしは長さ方向が仕切り12に沿う方向になるよう揃えられ、結局、もやしは図1の紙面に垂直方向、すなわち収容空間の長さに沿う方向に長さ方向を揃えられる。
以上の態様で、もやしはその長さ方向を揃えられた状態にされて次の両端切断装置20へ供給される。
【0025】
両端切断装置20に対し、もやしは、図1では長さ方向を紙面に垂直な方向に揃えられて寝かされた状態、図3では模式的に図示されているもやしのように長さ方向をカッター23の長さ方向に沿うように揃えられた状態で供給される。この両端切断装置20では、切断コンベア22が矢印21で示されている移送方向への送りと停止を繰り返す動作を行ない、移送コンベア28が切断コンベア22の移送速度より遅い速度で矢印21で示されている移送方向へ連続送りされていて、切断コンベア22と移送コンベア28の間には移動速度の差による相対移動があるので、切断コンベア22の上に載っているもやしは、その相対速度により、切断コンベア22上を転がったりして移動される。切断コンベア22上を移動されるもやしは、その曲がった両端部が、隣り合うカッター23の刃部の間に形成されている隙間に入り込み、その状態で切断コンベア22と移送コンベア28の間の相対移動により動かされ、前記隙間に入り込んだ頭部分と芽部分はカッター23の刃部で切断される。
【0026】
もやしの両端部は、図5に模式的に示されているようにカッター23の間に形成されている隙間に入り込んだ部分で切断されるのであるが、切断コンベア22(カッター23)の下方には底板29が配置されているので、もやしは、切断コンベア22(カッター23)と底板29の間の間隔30以上の長さの部分が入り込めないのでもやしの茎部分を余分に切除するのを防ぎ、また、既に端部が切除されているもやしがカッター23の間に形成されている隙間に入り込んでもカッター23によって切除されるもやしの長さを短く抑えることができる。こうして、図3の左端に示されたもやしのように両端部が切除されて切断コンベア22の終端から排出される。
【0027】
以上、本発明による両端部除去装置を図示した実施の態様に基づいて具体的に説明したが、本発明による装置はこの実施維持形態に限定されないことは言うまでもない。例えば、前記した実施形態では、両端切断装置20の前にホッパー3、4及び仕切りが設けられたコンベア10を設けて、両端切断装置20に長さ方向を揃えた状態にしたもやしを供給し、もやしの両端部の切除を効率的に行う構成としているが、長さ方向を揃えたもやしを供給する構成とすることは不可欠ではなく、切断コンベア22上のもやしは、切断コンベア22と移送コンベア28の間の相対移動で移動される度に向きが変えられ、いずれ両端部がカッター23の間に形成されている隙間に入り込んで切除される。
また、もやしを長さ方向に揃えて供給する構成とする場合も図示されている構造以外、もやしの長さ方向を揃え得る構成のものであれば適宜のもやし揃え供給装置を採用してよい。
【0028】
また、図示した実施形態では、切断コンベアを構成するカッターが、カッターの移動方向に垂直な刃、傾斜した刃、平行な刃の3つが形成されたものを採用しているが、刃はこのような3つのものが形成されているものに限定されるものではなく、これらの刃の2つを組み合わせて形成したもの、あるいは、カッターの移動方向に垂直な刃のみ、傾斜した刃のみ、波型に形成された刃など種々の刃をもつカッターなど種々の構造のカッターを処理対象のもやしの形態に応じて採用してよい。なお、カッター23の刃部は図示した実施形態のように、隣り合うカッター23の間に横方向に長い隙間が形成されてもやしの長い部分が落ち込まないようにないように、ところどころで互いに近づく形状とするのが好ましい。
【0029】
更にまた、図示した実施形態では、切断コンベア22と移送コンベア28との間に相対移動を与えるのに、切断コンベア22に移動と停止、移送コンベア28に切断コンベア22の移動速度より遅い速度の連続送りを行わせる構成としたものを示したが、切断コンベア22と移送コンベア28との間に相対移動を与えるやり方はこれに限らない。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の実施の形態によるもやしの両端部除去装置の構成を示す側面図。
【図2】図1に示す装置におけるホッパー3、4及びコンベア10の右側面図
【図3】図1に示した装置における両端切断装置の構成を部分的に示す平面図。
【図4】図3のB−B線に沿う断面図。
【図5】図3のC−C線に沿う断面図。
【符号の説明】
【0031】
1 掻き揚げコンベア
3 中間ホッパー
4 ホッパー
5 アーム
6 加振機
8 支持点
9 ガイド板
10 コンベア
12 仕切り
13 チェーン
14 スプロケット
15 ベルトコンベア
16 ローラ
20 両端切断装置
22 切断コンベア
23 カッター
24 傾斜した刃部
25 垂直な刃部
26 平行な刃部
27 移送バー
28 移送コンベア
29 底板
30 カッターと底板の間隔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
両側縁に刃部が形成された複数枚のカッターを隣り合うカッターの刃部の間に間隔を保って互いに刃部を向かい合わせて前後に並べて水平に配設され移動される切断コンベアと、同切断コンベアの上方に同切断コンベアとの間に小隙を保って配置され前記切断コンベアと異なる速度で移動される複数本の移送バーを有する移送コンベアとで構成され、前記切断コンベアと移送コンベアの間の相対移動によってもやしから根部分と頭部分を切断除去するもやしの両端部除去装置。
【請求項2】
前記カッターの刃部が、カッターの移動方向に垂直な刃部、傾斜した刃部、平行な刃部の少なくともいずれか2つの刃部を組み合わせて形成されていることを特徴とする請求項1に記載のもやしの両端部除去装置。
【請求項3】
前記切断コンベアが送り方向の移動と停止を繰り返し、前記移送コンベアが前記切断コンベアの前記送り方向の移動の速度より遅い送り速度の連続送りをする構成としたことを特徴とする請求項1又は2に記載のもやしの両端部除去装置。
【請求項4】
両端部を切断すべきもやしを前記移送コンベアの走行方向に対して横向きの状態で前記切断コンベア上に分散状態で供給するもやし揃え供給装置を具えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のもやしの両端部除去装置。
【請求項5】
前記もやし揃え供給装置の前に、もやしから未生育及び短く折れたもやしと、曲がったもやしを除去するもやし精製装置を配置したことを特徴とする請求項4に記載のもやしの両端部除去装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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