アイテム内のコンテンツをナビゲートするシステムおよび方法
コンピュータ上でコンテンツのアイテムのナビゲーションを支援するためのプレビュー表示を生成するユーザインタフェースのためのシステムおよび方法である。画面がユーザに対してアイテムを表示する。アイテムに関して実行されるべきナビゲーションアクション候補を表すユーザ入力を受け取ると、プレビュー表示を生成し、画面表示上にレンダリングする。プレビュー表示は、アイテムに関してナビゲーションアクションを実行するための選択の結果として生じる表示の少なくとも一部を含む。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、包括的にはコンピュータソフトウェアの分野に関する。より詳細には、本発明は、ユーザ入力に応答してプレビュー表示を提供することによりユーザがコンテンツをナビゲートすることを可能にする、改良されたユーザインタフェースを提供するシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
コンピューティング環境に格納される情報量が増大するにつれて、コンピュータディスプレイに提示される情報をナビゲートするために、有用で分かりやすいコントロールをコンピュータユーザに提供することがますます重要になっている。近年では、コンピュータはますます大きいファイルを扱うことができるようになり、格納される情報の種類も、ピクチャ、音楽、文書その他のメディアを含むように多様化している。
【0003】
このように複雑さが増大すると、コンピュータユーザがしばしば経験する問題点として、所望の対象を素早く見つけることができないということがある。ユーザがある特定のコンテンツを探している時、現在画面上に示されていない情報を効率的に見ることができれば、コンピュータ上のコンテンツのナビゲーションにおいて大いに役立つ可能性がある。
【0004】
例えば、ユーザは、コンピュータ上の特定のファイルを見つけるのに困難を感じることがある。コンピュータファイルを組織化する典型的方法として、階層的にファイルをフォルダ内に格納することがある。ファイルシステムブラウザ(シェルブラウザともいう)により、ユーザは、ファイルシステム内をナビゲートし、ファイルおよびフォルダを見つけてオープンすることができる。例えば、マイクロソフト・コーポレーション(Microsoft Corporation)のWINDOWS(登録商標)EXPLORER(商標)は、ユーザがファイルシステムをブラウズすることを可能にするオペレーティングシステムユーティリティである。
【0005】
多くのユーザにとって、従来のファイルシステムブラウザにおいて現在利用可能な情報に基づいてファイルを正しく識別することは困難である。もちろん、ファイルのコンテンツ(内容)は、アプリケーションプログラムを用いてそのファイルをオープンすることによって確認することができるが、この方法でファイルをブラウズするのは極めて非効率的である。ファイルに含まれるコンテンツに関する情報を見ることができれば、ユーザが特定のファイルに関する情報を、そのファイルをオープンせずに識別する際に大いに役立つ可能性がある。
【0006】
しかし、従来のファイルシステムブラウザでは、ユーザは、ファイルを実際にオープンせずにファイルのコンテンツをプレビューすることができない。現在までのところ、ユーザがプレビューすることができる場合は、特殊用途のソフトウェアアプリケーションに限られている。例えば、マイクロソフト・コーポレーションのWINDOWS(登録商標)XP(商標)オペレーティングシステムは、マイピクチャ(My Pictures)フォルダ用の画像ブラウザを含む。マイピクチャフォルダが利用しているソフトウェアによれば、ユーザはピクチャを文書アイコンとしてだけでなく、写真として見ることができる。マイピクチャの画像ブラウジング機能により可能なこととしては、サムネイルサイズの写真および大きいバージョンの写真を見ること、横向きの写真を回転すること、ならびにスライドショーを作成することがある。マイピクチャフォルダ内のプレビューコントロール領域は、ユーザが選択した画像の拡大プレビュー画像、ユーザが一連のピクチャを繰り返し処理するのに役立つイテレータボタン、および時計回りまたは反時計回りの方向にピクチャを回転するためのコントロールを含む。画像ブラウジング機能は、他のフォルダで、アイコンの代わりにファイルのサムネイルビューを表示することを選択することによって、有効化されることもある。この機能は、例えば、グラフィックファイルだけでなく、特定のワードプロセッサファイルやプレゼンテーションファイルにも適用可能である。しかし、このようなサムネイルビューは単に、ファイルに関連づけられたあらかじめ設定されたグラフィック画像をレンダリングしているだけである。WINDOWS(登録商標)XP(商標)における画像ブラウジング機能は、グラフィック画像を見るために別個のアプリケーションプログラムを呼び出す必要性を軽減することによって、最新技術をさらに前進させているが、このような機能は、ファイルに関連づけられたあらかじめ設定された画像を表示することに限定されている。
【0007】
もう1つの関心領域は、コンピュータ画面に表示されている文書内のナビゲーションである。このような情報を扱うコンピュータの能力が向上すると、単一文書に提示できる情報の量および種類も増大する。このような文書のナビゲーションを容易にするため、種々のソフトウェアアプリケーションに高度なナビゲーションツールが含まれている。例えば、マイクロソフト・コーポレーションのPowerPoint(商標)2002プレゼンテーションプログラムでは、ユーザは、あるペイン(pane)に種々のスライドのサムネイル(thumbnail)ビューを表示しながら、隣のペインに一度に1つずつスライドを表示することを選択することができる。ユーザは、所望の情報を見出すためにサムネイルペインをスクロールし、好みのサムネイルをマウスボタンでクリックすることによって、そのスライドが隣のペインで見えるようにすることができる。このサムネイルビューは、ある特定の情報を有するスライドを見つけるために役立つが、このビューは単に、スライドを個別に見るために利用可能なスペースを縮小しておいて、コンテンツのセット全体を表示しているに過ぎない。
【0008】
高度なナビゲーション機能のもう1つの例が、マイクロソフト・コーポレーションのWord(商標)2002ワードプロセッサプログラムに見出される。Word(商標)でスクロールバーを利用して文書内をナビゲートする時、スクロールバー内のインジケータボックス上でマウスボタンをクリックすると、現在のページ番号および見出し情報を表示するテキストボックスが表示される。インジケータボックスをドラッグすると、テキストボックス内の情報は、現在の位置および見出し情報を反映するように更新される。このスクロールバー機能はナビゲーションを改善するが、ユーザは、現在表示されている情報から離れてナビゲーションを行うことによりテキストボックス情報を変更しなければならず、しかも、ページおよび見出しの情報は、現在表示されている文書部分のみに関係するという点で、プレビューではない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
したがって、ナビゲーションアクション候補が実行されたとすれば、表示されることになる情報のプレビューを、コンテンツのアイテム内をナビゲートしているユーザが見ることができるようにする、改善されたユーザインタフェースが要求されている。また、コンテンツのアイテムに関して実行されるナビゲーションアクション候補をユーザがプレビューすることを可能にする方法が要求されている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、ユーザ入力に応答してプレビュー表示をレンダリングするように構成されたユーザインタフェースを提供することによって、上記の要求を満たし、従来技術における1つまたは複数の欠点を克服する。本発明の一態様では、プライマリ表示領域およびプレビュー表示領域を含むグラフィカルユーザインタフェースが提供される。プレビュー表示領域は、プライマリ表示領域に表示されているアイテムに関して実行されるべきナビゲーションアクション候補をプレビューするための選択を表すユーザ入力に応答してレンダリングされる。プレビュー表示領域は、ナビゲーションアクション候補を実行するための選択に応答してプライマリ表示領域に示されることになるコンテンツの少なくとも一部を含む。
【0011】
本発明のもう1つの態様は、ナビゲーション中のプレビュー表示を可能にするためのコンピュータにより実施される方法を含む。本方法は、アイテムを表示し、そのアイテムに関して実行されるべきナビゲーションアクション候補を表すユーザ入力を受け取り、画面上にプレビュー表示をレンダリングすることを含む。プレビュー表示は、ナビゲーションアクション候補を実行するための選択に応答してレンダリングされることになるコンテンツの少なくとも一部を含む。
【0012】
本発明のさらにもう1つの態様では、プレビュー表示を可能にするためのナビゲーションコントロールが提供される。このコントロールは、ナビゲーションアクション候補の指示を取得するユーザ入力コンポーネント、ナビゲーションアクション候補の実行の結果を評価するナビゲーション分析コンポーネント、およびプレビュー画像を生成するプレビュー生成コンポーネントを含む。プレビュー画像は、画面領域上に画像をレンダリングする出力コンポーネントによって利用される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明を、添付図面に関して詳細に説明する。
【0014】
本発明は、ユーザ入力に応答してプレビュー表示を提供することによってコンテンツのナビゲーションを可能にする改善されたユーザインタフェースを提供する。本発明の例示的オペレーティング環境について以下で説明する。
【0015】
図面全体を参照し、特に最初に図1を参照する。図中、同一参照番号は種々の図面において同一コンポーネントを特定する。図1には、本発明を実施する例示的オペレーティング環境が示されており、全体がオペレーティング環境100として示されている。コンピューティングシステム環境100は好適なコンピューティング環境の単なる一例であり、本発明の使用または機能の範囲に関するいかなる限定を示唆することも意図していない。また、コンピューティング環境100は、例示的オペレーティング環境100に示されるいかなるコンポーネントまたはその組合せに関するいかなる従属性または要件を有するとも解釈されてはならない。
【0016】
本発明は、コンピュータによって実行されるプログラムモジュール等のコンピュータ実行可能命令との一般的関連で記述することができる。一般的に、プログラムモジュールは、特定のタスクを実行し、または特定の抽象データ型を実装するルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造等を含む。さらに、当業者には理解されるように、本発明は、ハンドヘルドデバイス、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサ方式の電子機器またはプログラム可能な消費者電子機器、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ等のさまざまなコンピュータシステム構成とともに実施してもよい。また、本発明は、通信ネットワークを通じてリンクされたリモート処理デバイスによってタスクが実行されるような分散コンピューティング環境において実施してもよい。分散コンピューティング環境では、プログラムモジュールはメモリ記憶デバイスを含むローカルおよびリモートの両方のコンピュータ記憶媒体に配置されてもよい。
【0017】
図1を参照すると、本発明を実施するための例示的システム100は、コンピュータ110の形態の汎用コンピューティングデバイスを含む。コンピュータ110は、処理ユニット120、システムメモリ130、およびシステムメモリ130を含む種々のシステムコンポーネントを処理ユニット120に結合するシステムバス121を含む。
【0018】
コンピュータ110は通常、さまざまなコンピュータ可読媒体を含む。例として、限定ではないが、コンピュータ可読媒体としては、コンピュータ記憶媒体および通信媒体が挙げられる。コンピュータ記憶媒体の例としては、以下のものに限定されないが、ランダムアクセスメモリ(RAM);読み出し専用メモリ(ROM);電気的消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EEPROM);フラッシュメモリ等のメモリ技術;CD−ROM、ディジタル多用途ディスク(DVD)等の光またはホログラフィックディスクストレージ;磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ等の磁気記憶デバイス;または所望の情報を記憶するために使用可能でありコンピュータ110によりアクセス可能な任意の他の媒体がある。システムメモリ130は、ROM131およびRAM132のような揮発性および/または不揮発性メモリの形態のコンピュータ記憶媒体を含む。(起動中等に)コンピュータ110内の要素間で情報を転送するのに役立つ基本ルーチンを含む基本入出力システム133(BIOS)が通常ROM131に記憶されている。RAM132は通常、処理ユニット120から直ちにアクセス可能な、および/または処理ユニット120が現在作用しているデータおよび/またはプログラムモジュールを含む。例として、限定ではないが、図1は、オペレーティングシステム134、アプリケーションプログラム135、他のプログラムモジュール136、およびプログラムデータ137を示している。
【0019】
また、コンピュータ110は、他のリムーバブル/非リムーバブル、揮発性/不揮発性のコンピュータ記憶媒体を含んでもよい。単なる例として、図1は、非リムーバブル不揮発性磁気媒体の読み書きを行うハードディスクドライブ141、リムーバブル不揮発性磁気ディスク152の読み書きを行う磁気ディスクドライブ151、およびCD−ROM等の光媒体のようなリムーバブル不揮発性光ディスク156の読み書きを行う光ディスクドライブ155を示している。例示的オペレーティング環境で使用可能な他のリムーバブル/非リムーバブル、揮発性/不揮発性のコンピュータ記憶媒体としては、以下のものに限定されないが、磁気テープカセット、フラッシュメモリユニット、ディジタル多用途ディスク、ディジタルビデオテープ、固体RAM、固体ROM等がある。ハードディスクドライブ141は通常、インタフェース140のような非リムーバブルメモリインタフェースを通じてシステムバス121に接続される。磁気ディスクドライブ151および光ディスクドライブ155は通常、インタフェース150のようなリムーバブルメモリインタフェースによりシステムバス121に接続される。
【0020】
前述し図1に示したドライブおよびそれらに関連するコンピュータ記憶媒体は、コンピュータ110のためのコンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュールおよび他のデータの記憶を行う。例えば、ハードディスクドライブ141は、オペレーティングシステム144、アプリケーションプログラム145、他のプログラムモジュール146、およびプログラムデータ147を記憶するように示されている。なお、これらのコンポーネントは、オペレーティングシステム134、アプリケーションプログラム135、他のプログラムモジュール136、およびプログラムデータ137と同じでも異なってもよいことに留意されたい。通常、RAMに記憶されるオペレーティングシステム、アプリケーションプログラム等は、ハードディスクドライブ141から読み出される対応するシステム、プログラム、またはデータの部分であるが、その部分は、所望される機能に応じてサイズおよび範囲が異なる。オペレーティングシステム144、アプリケーションプログラム145、他のプログラムモジュール146、およびプログラムデータ147は、少なくともそれらが別のコピーであり得ることを示すためにここでは異なる番号が与えられている。ユーザは、キーボード162;マウス、トラックボールまたはタッチパッドと一般的に呼称されるポインティングデバイス161;ワイヤレス入力受信コンポーネント163;またはリモートコントロール等のワイヤレスソースのような入力デバイスを通じて、コンピュータ110にコマンドおよび情報を入力することができる。他の入力デバイス(図示せず)としては、マイクロフォン、ジョイスティック、ゲームパッド、サテライトディッシュ、スキャナ等が挙げられる。これらおよび他の入力デバイスは、システムバス121に結合したユーザ入力インタフェース160を通じて処理ユニット120に接続されることが多いが、パラレルポート、ゲームポート、IEEE1394ポート、もしくはユニバーサルシリアルバス(USB)、または赤外(IR)バス等の他のインタフェースおよびバス構造により接続されてもよい。
【0021】
ディスプレイデバイス(表示装置)191もまた、ビデオインタフェース190のようなインタフェースを通じてシステムバス121に接続される。ディスプレイデバイス191は、コンピュータ110の出力を表示するための任意のデバイスであってよく、モニタ、LCDスクリーン、薄膜トランジスタ(TFT)スクリーン、フラットパネルディスプレイ、従来型テレビ、またはスクリーンプロジェクタには限定されない。ディスプレイデバイス191に加えて、コンピュータはスピーカ197やプリンタ196のような他の周辺出力デバイスを含んでもよく、これらは出力周辺インタフェース195を通じて接続され得る。
【0022】
本発明におけるコンピュータ110は、リモートコンピュータ180のような1つまたは複数のリモートコンピュータへの論理コネクションを用いたネットワーク環境で動作する。リモートコンピュータ180は、パーソナルコンピュータであってよく、通常、コンピュータ110に関して前述した要素の多くまたはすべてを含む。ただし、図1にはメモリ記憶デバイス181のみが示されている。図1に示す論理コネクションは、ローカルエリアネットワーク(LAN)171および広域ネットワーク(WAN)173を含むが、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、イントラネット、またはインターネットへのコネクションのような他のネットワークを含んでもよい。
【0023】
LANネットワーキング環境で使用される場合、コンピュータ110はネットワークインタフェースすなわちアダプタ170を通じてLAN171に接続される。WANネットワーキング環境で使用される場合、コンピュータ110は通常、インターネットのようなWAN173を通じて通信を確立するためのモデム172等の手段を含む。モデム172は、内蔵でも外付けでもよいが、ネットワークインタフェース170等の適当なメカニズムを通じてシステムバス121に接続され得る。モデム172は、ケーブルモデム、DSLモデム、または他のブロードバンドデバイスとすることができる。ネットワーク環境では、コンピュータ110に関して図示したプログラムモジュールまたはその部分は、リモートメモリ記憶デバイスに記憶されてもよい。例として、限定ではないが、図1は、リモートアプリケーションプログラム185がメモリデバイス181上に存在するように示している。理解されるように、図示したネットワークコネクションは例示であり、コンピュータ間に通信リンクを確立する他の手段を使用してもよい。
【0024】
コンピュータ110の内部コンポーネントで図示されていないものが他にも多数あるが、当業者には理解されるように、そのようなコンポーネントおよび相互接続は周知である。例えば、テレビチューナカードやネットワークインタフェースカードのような種々の拡張カードをコンピュータ110内に組み込むことは普通である。したがって、コンピュータ110の内部構成についてさらに詳細な事項は、本発明に関しては開示する必要がない。
【0025】
コンピュータ110を起動またはリセットすると、ROM131に記憶されているBIOS133が、処理ユニット120に対して、オペレーティングシステム、またはその必要な部分をハードディスクドライブ141からRAM132にロードするように命令する。オペレーティングシステムのコピーされた部分(オペレーティングシステム144として示す)がRAM132にロードされると、処理ユニット120がオペレーティングシステムコードを実行し、オペレーティングシステム134のユーザインタフェースに関連するビジュアル要素がディスプレイデバイス191に表示されるようにする。通常、アプリケーションプログラム145がユーザによってオープンされると、プログラムコードおよび関連するデータがハードディスクドライブ141から読み出され、必要な部分がRAM132にコピーされる。コピーされた部分は、本明細書では、参照番号135で表される。
【0026】
前述のように、本発明は、コンピュータ使用可能命令との一般的関連で記述することができる。コンピュータ使用可能命令としては、1つ以上のコンピュータまたは他のデバイスによって使用可能な関数、手続き、スキーマ、ルーチン、コードセグメント、およびモジュールがある。コンピュータ使用可能命令は、コンピュータが入力のソースに従って反応することを可能にするためのインタフェースを形成する。命令は、他のコードセグメントと協働して、受け取ったデータのソースとともに、受け取ったデータに応答してさまざまなタスクを開始する。
【0027】
図2Aにおいて、画面表示200は、本発明の一実施形態による例示的な画面ビューを提供している。このようなビューは、さまざまなディスプレイデバイスに表示されることが可能であり、ユーザに対して表示され得るビューを表している。例えば、画面表示200は、コンピュータ上のファイルのナビゲーションのためのユーザインタフェースに関連していてもよい。このようなインタフェースは、シェルブラウザまたはファイルシステムブラウザによって提示されてもよい。「シェルブラウザ」および「ファイルシステムブラウザ」という用語は、本明細書では、ファイルおよび他の非ファイルアイテムを含む種々の名前空間内をユーザがナビゲートすることを可能にするブラウザを指すために、区別なく用いられる。画面表示200は、1つまたは複数の表示領域あるいはペインを含み得る。図2Aは、1つのそのような表示領域、すなわち表示領域202を示している。
【0028】
表示領域202は、アイテム204、206および208を表示する。当業者には認識されるように、アイテム204、206および208は、コンピュータファイルまたは非ファイルオブジェクトのような、特定のデータのセットに関連づけられることが可能である。また、当業者には認識されるように、シェルビューアは、アイテム204、206および208をユーザに提示する際に、アイコン、リンクまたはブックマークのようなグラフィクスを表示してもよい。図2Aに示すように、アイテム204、206、および208はそれぞれファイル1、ファイル2およびファイル3に関連づけられている。例えば、アイテム204、206および208は、ワードプロセッサ文書ファイル、スプレッドシート、プレゼンテーション文書ファイル、またはデータベースに関連づけられてもよい。アイテムは、非ファイルオブジェクトに関連づけられてもよい。非ファイルオブジェクトの例としては、連絡先、お気に入りおよび電子メールメッセージが挙げられるが、これらには限定されない。アイテム204、206および208は、ローカルコンピュータ上のデータ、またはウェブページを含むリモートコンピュータ上のデータのいずれに関連づけられてもよい。リモートに記憶されたデータは、ネットワーク、イントラネットまたはインターネットを通じてアクセス可能であってもよい。
【0029】
表示領域202はマウスポインタ(マウスの矢印)210も示している。マウスポインタ210は、ユーザがマウスポインタ210の位置を変更しコマンドを入力することを可能にするマウスデバイスに、操作可能なように結合されている。画面領域202は、ユーザから入力を受け取り、それによりマウスポインタ210の位置を変化させ、ユーザが他のナビゲーションコマンドを入力するようにすることが可能である。当業者には認識されるように、さまざまな入力デバイスが本発明にとって好適であり、表示領域上でマウスポインタを利用することは本発明を実施するために必須ではない。例えば、キーボード、またはタッチ画面やスタイラス入力を受け取ることが可能な画面のようなユーザ入力機能付き画面のようなデバイスもまた、本発明とともに使用することが許容できる。
【0030】
次に図2Bを参照する。画面表示200は、ファイル2のコンテンツをプレビューするための選択を表すユーザ入力の結果として生じた、画面領域202の例示的ビューを提示している。この例では、ユーザ入力は、マウスとのユーザインタラクションを通じて通知され、それにより、所定の期間、マウスポインタ210がアイテム206上に置かれる。アイテム上にマウスポインタを置くことは、ホバリングと呼ばれることが多い。当業者には認識されるように、本発明は、さまざまな方法で、さまざまな入力デバイスを通じて通知されるユーザ入力を利用することができる。本発明とともに使用することが許容できるもう1つの例示的な入力方法として、プレビューしたいアイテム上にマウスポインタをホバリングさせる間にマウスのボタンをシングルクリックすることがある。
【0031】
プレビュー表示212が、ファイル2のコンテンツをプレビューするための選択を表すユーザ入力に応答して画面領域202内にレンダリングされる。一実施形態では、プレビュー表示212は、プレビュー表示212のみを表示する表示ペイン内で見ることが可能であり、表示ペインはユーザ入力に応答してレンダリングされる。しかし、プレビュー表示は、必ずしもこのような独立のペインに配置される必要はない。例えば、プレビュー表示は、ユーザにとって既に見えるペイン、および/またはユーザに対して他のコンテンツを表示するペインにレンダリングされてもよい。
【0032】
プレビュー表示212は、アイテムのコンテンツを見ることを要求するユーザ入力に対する応答として生じる表示の少なくとも一部をユーザに提示する。例えば、ファイル2がワードプロセッサ文書ファイルである場合、ファイル2を見ることを要求するユーザ入力があれば、ワードプロセッサアプリケーションがオープンされ、その文書の少なくとも一部が提示される。したがって、プレビュー表示212もまた、文書の少なくとも一部を提示することになる。もう1つの例として、ファイル2がプレゼンテーションファイルである場合、ファイル2を見ることを要求するユーザ入力があれば、マイクロソフト・コーポレーションのPowerPoint(商標)のようなプレゼンテーションアプリケーションがオープンされ、そのプレゼンテーション内のスライドの少なくとも一部が提示される。したがって、プレビュー表示212もまた、そのプレゼンテーションのスライドの少なくとも一部を提示することになる。当業者には認識されるように、本発明によれば、スプレッドシート、ウェブページ、データベースおよび電子メールのようなさまざまなアイテムをプレビューすることができる。
【0033】
プレビュー表示212を生成するために、選択されたアイテム(例えばファイル2)に関連づけられたデータが利用される。一実施形態では、プレビュー表示212の生成は、ファイル2をオープンするためのアプリケーションによって利用されるのと同じデータセットを利用することにより遂行される。ユーザはさまざまなコンテンツをプレビューしたい場合があるので、プレビュー表示は、さまざまなファイルタイプからのデータを解釈し、各タイプのプレビュー表示を作成する機能を含む。当業者には認識されるように、このような機能は、ファイルデータを復号し、そのデータに関連づけられた表示を作成することができる、ユーザインタフェースに結合したユーティリティによって可能となる。このようなユーティリティは、ローカルデータストアへのアクセスまたはネットワークコネクションを通じてのアクセスのいずれかによりデータを読み出すことができるとともに、ファイルデータのフォーマットを判定することができる。ユーティリティは、オブジェクトをオープンすることができるアプリケーションまたはオブジェクトをユーザインタフェースに提供することができるアプリケーションと同様の方法でデータを分析することができる。例えば、ファイル2がワードプロセッサファイルフォーマットを有する場合、ファイルビューアユーティリティは、そのフォーマットを認識することができ、ワードプロセッサアプリケーションと同様の方法でデータを解釈することによって、プレビュー表示を生成することができる。これは、低倍率で文書を適当な位置にレンダリングすることによって遂行してもよい。例えば、文書のページを、プレビュー表示用に設けられたスペースに収まるように低倍率でレンダリングしてもよい。もう1つの例として、プレビュー表示スペースにレンダリングするためにページの一部を選択してもよい。
【0034】
さらに、ユーティリティは、ファイルからのどのコンテンツをプレビュー表示に配置すべきかを決定するように動作可能である。本発明の一実施形態では、文書ファイルは、文書の第1ページの一部を表示することによってプレビューされてもよい。しかし、より高度なコンテンツ選択アルゴリズムを用いて、より豊かなユーザエクスペリエンスを提供してもよい。例えば、コンテンツ選択ルールは、文書テキストの特性を考慮するための機能を含んでもよい。空白を無視してもよいし、ある特定の見出しプロパティを有するテキストを選択してもよい。このようなコンテンツは、最も有用なプレビュー表示を提供するために、文書のさまざまな部分から引き出すことができる。当業者には認識されるように、この選択アルゴリズムを利用するプレビューは目次に似たものでもよい。データベースおよびスプレッドシートのファイルの場合、コンテンツ選択アルゴリズムは、例えば、フィールドタイトルや列見出しを提示しようとしてもよい。電子メールの場合、送信者名、件名、および送信日のような情報を、プレビュー表示のために選択してもよい。当業者には認識されるように、本発明とともにいかなる個数のコンテンツ選択アルゴリズムを利用してもよく、プレビューされているデータのタイプに応じて一部の選択肢を制御する機会がユーザに与えられてもよい。
【0035】
プレビュー表示212がレンダリングされた後、プレビューは、ユーザがさらにナビゲーション決定をするのに役立ち得る。本発明の一実施形態によれば、ユーザは、プレビュー表示によって使用されている画面領域に対してナビゲーションコマンドを入力することができる。例えば、ユーザは、プレビュー表示212上にマウスポインタ210を移動し、マウスボタンをクリックしてもよい。このような入力により、ファイル2のコンテンツが、アプリケーションを起動することによって画面に表示される。例えば、ファイル2がワードプロセッサ文書ファイルである場合、ワードプロセッサアプリケーションが起動し、ファイル2のコンテンツを表示する。
【0036】
別法として、入力が、プレビュー表示212に表示されるコンテンツを変更してもよい。例えば、ユーザは、表示されているコンテンツを拡大することができてもよく、プレビュー表示212に現在表示されていないファイルを見ることができてもよい。
【0037】
ユーザは、プレビュー表示212を見た後、プレビューされているファイルであるファイル2に関して、さらなるナビゲーションアクションを実行しないことを選択してもよい。この場合、プレビュー表示212は、画面領域202から除去されてもよい。一実施形態によれば、ある特定の後続のユーザ入力で、このような除去を指示する。例えば、アイテム206上にマウスポインタ210をホバリングさせることによりプレビュー表示212がレンダリングされるような本発明の一実施形態では、ユーザは、アイテム206から、およびプレビュー表示212から離れるようにマウスポインタ210を移動させてもよい。このような移動によりプレビュー表示212が非表示になり、画面表示200は図2Aの画面表示200に似た状態に戻る。当業者には認識されるように、さまざまな後続のユーザ入力によりプレビュー表示212を非表示にすることができる。もう1つの例として、プレビュー表示をクローズボタンとともに提示し、クローズボタンをマウスで選択するとプレビュー表示が非表示になるようにしてもよい。プレビュー表示は、所定期間後にクローズするように設定されてもよい。本発明のいくつかの実施形態では、複数のプレビュー表示が同時にユーザから見える状態にとどまるようにすることができる。
【0038】
図3は、グラフィカルユーザインタフェースに提示されたコンテンツをナビゲートする方法300を示す流れ図である。302で、方法300は、データセットをプレビューするための選択を表すユーザ入力を受け取る。当業者には認識されるように、この入力はさまざまな入力デバイスを通じて通知されることが可能であり、データセットは、メディアファイルまたは文書ファイルおよび非ファイルオブジェクト等のさまざまなコンピュータアイテムからなっていてよい。例えば、本発明で考えられるものとして、ワードプロセッサ文書、プレゼンテーション文書、スプレッドシート、データベースおよび電子メールがある。データセットは、ローカルコンピュータに存在しても、ネットワーク、イントラネット、またはインターネットを通じてアクセス可能なリモートデータストアに存在してもよい。
【0039】
304で、方法300は、データセットを利用してプレビュー表示を作成する。一実施形態では、アプリケーションによって用いられる方法と実質的に同様の方法でデータのサブセットを利用して、データセットに関連づけられたファイルをオープンし、またはデータセットとのインタラクションのためのユーザインタフェースを提供する。上記から当業者には認識されるように、利用されるデータは、電子ピクチャフォーマットにおけるメタデータや静的サムネイルではなく、基礎となる実際のファイルデータ自体である。このデータの利用は、データフォーマットを判定してから、データセットとのインタラクションのためのユーザインタフェースを提供することが可能なアプリケーションと同様の方法でデータを復号することを含んでもよい。前述のように、これは、低倍率で文書を適当な位置にレンダリングすることによって遂行してもよい。例えば、文書のページの一部を、プレビュー表示用に設けられたスペースに収まるように低倍率でレンダリングしてもよい。
【0040】
プレビュー表示を生成するため、方法ステップ304は、任意選択で、コンテンツ選択アルゴリズムを含んでもよい。このようなアルゴリズムは、プレビューされているデータセットに関連づけられたどのコンテンツをプレビュー表示に提供すべきかを決定するように設定される。例えば、コンテンツ選択アルゴリズムは、ユーザにタイトルまたは見出し情報のみを提示するように設定されてもよい。ユーザには、コンテンツ選択ルールの性質を決定するフレキシビリティが与えられてもよいが、アルゴリズムの目的は、さらなるナビゲーション選択を行う際にユーザの役に立つコンテンツを提示することである。
【0041】
306で、方法300は、画面領域内にプレビュー表示をレンダリングする。本発明の一実施形態では、プレビュー表示は、主としてプレビュー表示のみを示す別個の表示ペインに提示される。しかし、プレビュー表示は、画面領域内のどこに配置されてもよい。
【0042】
308で、プレビュー表示を非表示にし、またはクローズする任意選択のステップを実行する。当業者には認識されるように、ある特定の後続のユーザ入力でこのような除去を指示してもよく、さまざまな後続のユーザ入力が許容可能である。このような後続の入力は、プレビューされているデータセットに対して何らかのアクションを実行すること、または、プレビュー表示のレンダリングを中止することを求める要求であってもよい。本発明の他の実施形態では、所定期間後にプレビュー表示を非表示にしてもよい。
【0043】
図4に、本発明によるナビゲーションコントロール400のブロック図を示す。ナビゲーションコントロール400は、データセットをプレビューすることを求める要求を表すユーザ入力を示すデータを取得するためのユーザ入力コンポーネント402を有する。このような入力は、当業者に既知のさまざまな入力デバイスの1つまたは複数を通じたものであってもよい。
【0044】
ナビゲーションコントロール400は、データ利用コンポーネント404も備える。このコンポーネントは、プレビューされているデータセットにアクセスするように設定され、データセットとのインタラクションのためのユーザインタフェースを提供することが可能なアプリケーションと同様の方法でデータを復号することによって、ユーザへのプレゼンテーションのために利用可能なデータセットに関連づけられたコンテンツを判定することができる。例えば、データセットがワードプロセッサ文書に関連づけられている場合、データ利用コンポーネントは、ワードプロセッサアプリケーションと同様の方法で文書のテキストを判定する。当業者には認識されるように、データ利用コンポーネント404は、さまざまなデータフォーマットを分析するように設定され得る。
【0045】
また、ナビゲーションコントロール400は、プレビュー生成コンポーネント406も備える。プレビュー生成コンポーネント406は、プレビュー表示に示すために、データセットに関連づけられたコンテンツを選択するように設定される。このような選択は、単に文書の第1ページを表示することであってもよく、より複雑なコンテンツ選択ルールに依ってもよい。
【0046】
ナビゲーションコントロール400には出力コンポーネント408も含まれる。このようなグラフィカルコンポーネントは当技術分野で周知であり、出力コンポーネント408は、選択されたコンテンツをプレビュー表示内にレンダリングする命令を生成する。
【0047】
図5は、本発明によるプレビュー表示を提供するもう1つの方法500を示す流れ図である。502で、方法500は、マウスポインタがアイテム上でホバリングしているかどうかを判定する。そのようなホバリングが検出されない場合、504に示すように、プレビューアクションを実行しない。マウスがアイテム上でホバリングしている場合、506で、方法500は、そのアイテムに関連づけられたデータを利用してプレビュー表示を生成する。前述のように、このようなデータの利用は、データフォーマットを判定してから、データセットとのインタラクションのためのユーザインタフェースを提供することが可能なアプリケーションと同様の方法でデータを復号することを含んでもよい。プレビュー表示内に含めるために、利用されるデータに関連づけられたコンテンツのセットが選択される。
【0048】
508で、方法500は所定期間一時停止する。一時停止後、510で、プレビューコンテンツをプレビュー表示にレンダリングする。この一時停止は、望ましくないプレビュー表示のインスタンスを減らすために含められる任意選択のステップである。
【0049】
512で、方法500は、マウス位置がアイテムまたはプレビュー表示から離れるように移動したかどうかを判定する。離れるように移動していない場合、514で、方法500は引き続きプレビュー表示をレンダリングする。位置が変化した場合、516で、プレビュー表示を非表示にし、またはクローズする。
【0050】
次に図6Aを参照する。画面表示600は、本発明のもう1つの実施形態による例示的な画面ビューを提供する。画面領域602は、アイテムに関連づけられたコンテンツのセットをユーザに対して表示する。このようなアイテムはコンピュータファイルであることが可能であり、画面領域602は、コンピュータファイルのコンテンツを表示するように動作可能なアプリケーションに関連づけられていてもよい。例えば、コンピュータファイルがワードプロセッサ文書である場合、画面領域602はワードプロセッサアプリケーションに関連づけられていてもよい。もう1つの例として、コンピュータファイルがウェブページである場合、ウェブブラウザが画面領域602を提示してもよい。当業者には認識されるように、画面領域602は、さまざまなアイテムを表示するように動作可能な多様なアプリケーションに関連づけられることが可能である。
【0051】
画面表示600は、スクロールバー604も含む。スクロールバー604は、スクロールバーカラム608およびスクロールインジケータ606を備える。このようなスクロールバーは当技術分野で広く知られている。カラム608内のスクロールインジケータ606の変位により、コンテンツが画面領域602を出入りする。また、当業者には認識されるように、スクロールカラム608内の各位置は、スクロールインジケータ606がスクロールカラム608内の当該位置に移動した場合に画面領域602に表示されることになるコンテンツのセットに関連づけられる。
【0052】
ユーザは、スクロールバー604とのインタラクションを通じてナビゲーションコマンドを入力することができる。このようなインタラクションは、マウス、キーボードおよびユーザ入力機能付き画面等のさまざまな入力デバイスを通じてなされてもよい。マウスが利用される場合、マウスポインタ610が、このようなインタラクションにおいてユーザを支援してもよい。当業者には理解されるように、スクロールバー604は、コンテンツのナビゲーションにおいてユーザを支援する視覚補助である。ナビゲーション領域を考えているが、スクロールバーは、必ずしも本発明を実施するために必須ではない。スクロールバーを利用する場合、さまざまなタイプのスクロールバーを本発明とともに利用することができる。例えば、ページ付けされた文書は、現在表示されている文書ページの文書ページ番号をスクロールインジケータ内に提示するスクロールバーを有してもよい。
【0053】
図6Bに、ナビゲーションアクション候補のプレビューを見るための選択を表すユーザ入力を受け取った結果として生じる画面表示600を示す。この実施形態では、ユーザ入力は、マウスポインタ610をスクロールバー604上に配置したというマウスとのユーザインタラクションにより通知される。ナビゲーションアクション候補は、マウスポインタ610が存在する位置にスクロールインジケータ606が移動したとすれば画面領域602に表示されることになる文書の部分にナビゲートすることである。マウスポインタ610は、画面領域602に表示されているコンテンツの第2ページに関連づけられたスクロールカラム608の部分の上に配置されている。したがって、文書の第2ページのプレビューがプレビュー表示領域612に表示される。本発明の一実施形態では、プレビュー表示612がレンダリングされるまで所定期間、マウスをスクロールカラム608上にホバリングさせなければならない。当業者には認識されるように、ナビゲーションアクション候補を表すユーザ入力は、さまざまな入力デバイスおよび入力技法によって通知されることが可能である。例えば、入力は、キーボードのキー入力コンビネーションによって通知されてもよい。このようなキー入力コンビネーションの1つとして、「Page Down」キーと「Alt.」キーを同時に押すことが挙げられる。
【0054】
セカンダリ表示領域612は、ナビゲーションアクション候補の実行に関連するコンテンツのプレビューを表示する。プレビューコンテンツは、単にこのような実行後に提示されるコンテンツの少なくとも一部であってもよく、アクションをプレビューするために選択されたコンテンツの別のセットであってもよい。例えば、ページ付けされた文書は、ナビゲーションアクションの実行の結果として表示されるページの一部を表示することによってプレビューされてもよいし、画面領域602に示されることになるコンテンツを表示することによってさらに精密にプレビューされてもよい。より高度なコンテンツ選択アルゴリズムを用いてもよい。例えば、ある特定のタイトルまたは見出しのプロパティを有するテキストのみをプレビュー表示に表示してもよい。このようなコンテンツは、最も有用なプレビュー表示を提供するために文書のさまざまな部分から引き出されてもよい。前述の通り、当業者には認識されるように、本発明とともにいかなる個数のコンテンツ選択アルゴリズムを利用してもよく、プレビューされているアイテムのタイプごとに一部の選択肢を制御する機会がユーザに与えられてもよい。
【0055】
もう1つの例として、ナビゲーションアクション候補は、アイテムのコンテンツを見ることであってもよい。アイテムは画面領域602に表示されてもよく、このような表示は、リンク、アイコンまたはブックマークのような図形的目印を利用してもよい。ユーザは、その図形的目印の上にマウスポインタ610をホバリングする等の入力によりアイテムのプレビューを見たいことを通知してもよい。このような入力の結果、上記と同様の方法で選択されたプレビューコンテンツを含むプレビュー表示が画面領域602上にレンダリングされる。例えば、プレビューされるアイテムはウェブページであってもよい。ウェブページへのハイパーリンクが、ワードプロセッサ文書内の画面領域602に表示されてもよい。ユーザ入力の後、ウェブページのコンテンツがインターネットからダウンロードされてプレビュー表示に示されてもよい。当業者には認識されるように、このプレビューユーティリティは、図2Aおよび図2Bに関して説明したユーティリティと類似しており、どのタイプのコンテンツが画面領域に現在提示されているかにかかわらず、そのようにしてさまざまなファイルタイプをプレビューすることができる。
【0056】
図6Cは、ナビゲーションアクション候補を実行するためのユーザの選択の結果を示している。スクロールインジケータ606は、ナビゲーションアクション候補に関連づけられたスクロールバー604内の位置に移動している。今度は、プレビューされていたコンテンツ(ページ2)が画面領域602に見えるようになり、プレビュー表示はもはや見えない。
【0057】
次に図7を参照する。プレビュー表示を提供するための本発明による方法700を示す流れ図が提示されている。702で、方法700は、一部のコンテンツに関連づけられたナビゲーションアクション候補をプレビューするための選択を表すユーザ入力を受け取る。このコンテンツは、コンピュータ画面に表示可能ないかなるメディアであってもよく、ローカルまたはリモートのいずれのコンピュータ上のコンピュータファイルに記憶されていてもよい。コンテンツは、例えば、ワードプロセッサ文書、プレゼンテーション文書、スプレッドシートまたは電子メールであってもよい。ユーザ入力は、さまざまな入力デバイスおよびさまざまな入力技法によって通知されることが可能である。ナビゲーションアクション候補は、コンピュータ画面上に表示されるコンテンツを変更してもよい。例えば、文書のページ1がコンピュータ画面に表示されている場合、ユーザは、そのナビゲーションに関わる前に、後のページのプレビューを見たい場合がある。そこで、702で、後のページのコンテンツをプレビューするための選択を表すユーザ入力を受け取ってもよい。
【0058】
704で、方法700は、ナビゲーションアクションの実行の結果として生じる表示を決定する。決定される表示は、ナビゲーションアクション候補が実行された場合にユーザに対して表示される表示である。
【0059】
706で、決定された表示のプレビューを生成する。前述のように、プレビュー表示のために選択されるコンテンツは、単にナビゲーションアクションの実行の結果として生じる表示であってもよく、または、より複雑なコンテンツ選択アルゴリズムに従って選択されてもよい。708で、このプレビューコンテンツを、画面領域内のプレビュー表示にレンダリングする。
【0060】
710で、プレビュー表示を非表示にし、またはクローズする任意選択のステップを実行する。当業者には認識されるように、このような非表示化(hide:隠すこと)は、プレビュー表示の除去の要求を指示する後続のユーザ入力の結果であってもよく、このような指示のためにさまざまなユーザ入力が許容可能である。このような後続の入力は、ナビゲーションアクションを実行すること、または、プレビュー表示のレンダリングを中止することを求める要求であってもよい。また、所定期間が経過した後にプレビュー表示を自動的に非表示にしてもよい。
【0061】
図8は、本発明によるプレビュー表示を提供するもう1つの方法800を示す流れ図である。方法800は、802で、マウスポインタがスクロールバー上でホバリング(うろうろする)しているかどうかを判定する。そのようなホバリングが検出されない場合、804に示すように、プレビュー(予告)アクションを実行しない。マウスがスクロールバー上でホバリングしている場合、方法800は、806で、マウスポインタの位置に対応する文書コンテンツを決定する。前述のように、スクロールバー内の各位置に対応して、スクロールバーがその位置に配置されたとすれば表示されることになるコンテンツがある。
【0062】
808で、方法800は、マウスポインタの位置に対応するコンテンツが、ユーザに対して現在表示されているかどうかを判定する。そのコンテンツが表示されている場合、804に示すように、プレビューアクションを実行しない。そのコンテンツが表示されていない場合、810で、所定期間一時停止を指示する。この一時停止は、望ましくないプレビュー表示を最小限にするために含められる任意選択のステップである。一時停止の後、812で、プレビューコンテンツをプレビュー表示にレンダリングする。
【0063】
814で、方法800は、マウス位置がスクロールバーまたはプレビュー表示から離れるように移動したかどうかを判定する。離れるように移動していない場合、816で、方法800は引き続きプレビュー表示をレンダリングする。位置が変化した場合、818で、プレビュー表示を非表示にする。
【0064】
図9に、本発明によるナビゲーションコントロール900のブロック図を示す。ナビゲーションコントロール900は、コンテンツのセットに関して実行されるべきナビゲーションアクション候補を表す入力を示すデータを取得するためのユーザ入力コンポーネント902を有する。このような入力は、さまざまな入力デバイスの1つまたは複数を通じたものであってもよい。
【0065】
ナビゲーションコントロール900は、ナビゲーション分析コンポーネント904も備える。このコンポーネントは、ナビゲーションアクション候補の実行の結果としてユーザに提示されるコンテンツを決定するように設定される。例えば、文書がユーザに対して表示され、入力コンポーネントが、その文書のある特定の部分を下へスクロールするためのナビゲーションアクション候補を示すデータを受け取った場合、ナビゲーション分析コンポーネントは、そのようなスクロールの結果としてユーザに対して表示されるコンテンツを決定する。
【0066】
また、ナビゲーションコントロール900は、プレビュー生成コンポーネント906も備える。プレビュー生成コンポーネント906は、プレビュー表示に示すために、ナビゲーション分析コンポーネントによって決定されたコンテンツに関連づけられた表示を選択するように設定される。このような選択は、単に文書のページを表示することであってもよく、より複雑なコンテンツ選択ルールに依ってもよい。例えば、コンテンツ選択ルールは、文書テキストの特性を考慮するための機能を含んでもよい。空白を無視してもよいし、ある特定の見出しプロパティを有するテキストを選択してもよい。当業者には認識されるように、このような機能は当技術分野で周知であり、このようなコンテンツ選択の結果は目次に似たものでもよい。
【0067】
ナビゲーションコントロール900には出力コンポーネント908も含まれる。出力コンポーネント908は、選択されたコンテンツをプレビュー表示内にレンダリングする命令を生成する。このようなグラフィカル出力コンポーネントは当技術分野で周知である。
【0068】
当業者にとっては、図面を含めて本明細書を検討すれば、本発明の代替的な実施形態および実施態様は明らかとなるであろう。したがって、本発明の範囲は、上記の説明ではなく特許請求の範囲によって規定される。
【図面の簡単な説明】
【0069】
【図1】本発明を実施する際に用いるのに好適なコンピューティングシステム環境のブロック図である。
【図2A】プレビュー表示がシェルブラウザとともに利用される本発明の一実施形態による例示的グラフィカルユーザインタフェースの画面表示を示す図である。
【図2B】プレビュー表示がシェルブラウザとともに利用される本発明の一実施形態による例示的グラフィカルユーザインタフェースの画面表示を示す図である。
【図3】図2Aおよび図2Bに示す本発明の実施形態によるプレビュー表示を提供する方法を示す流れ図である。
【図4】図2Aおよび図2Bに示す本発明の実施形態によるナビゲーションコントロールのブロック図である。
【図5】図2Aおよび図2Bに示す本発明の実施形態によるプレビュー表示を提供する方法を示す流れ図である。
【図6A】プレビュー表示がファイル内で利用される本発明の一実施形態による例示的グラフィカルユーザインタフェースの画面表示を示す図である。
【図6B】プレビュー表示がファイル内で利用される本発明の一実施形態による例示的グラフィカルユーザインタフェースの画面表示を示す図である。
【図6C】プレビュー表示がファイル内で利用される本発明の一実施形態による例示的グラフィカルユーザインタフェースの画面表示を示す図である。
【図7】図6A〜図6Cに示す本発明の実施形態によるプレビュー表示を提供する方法を示す流れ図である。
【図8】図6A〜図6Cに示す本発明の実施形態によるプレビュー表示を提供する方法を示す流れ図である。
【図9】図6A〜図6Cに示す本発明の実施形態によるナビゲーションコントロールのブロック図である。
【技術分野】
【0001】
本発明は、包括的にはコンピュータソフトウェアの分野に関する。より詳細には、本発明は、ユーザ入力に応答してプレビュー表示を提供することによりユーザがコンテンツをナビゲートすることを可能にする、改良されたユーザインタフェースを提供するシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
コンピューティング環境に格納される情報量が増大するにつれて、コンピュータディスプレイに提示される情報をナビゲートするために、有用で分かりやすいコントロールをコンピュータユーザに提供することがますます重要になっている。近年では、コンピュータはますます大きいファイルを扱うことができるようになり、格納される情報の種類も、ピクチャ、音楽、文書その他のメディアを含むように多様化している。
【0003】
このように複雑さが増大すると、コンピュータユーザがしばしば経験する問題点として、所望の対象を素早く見つけることができないということがある。ユーザがある特定のコンテンツを探している時、現在画面上に示されていない情報を効率的に見ることができれば、コンピュータ上のコンテンツのナビゲーションにおいて大いに役立つ可能性がある。
【0004】
例えば、ユーザは、コンピュータ上の特定のファイルを見つけるのに困難を感じることがある。コンピュータファイルを組織化する典型的方法として、階層的にファイルをフォルダ内に格納することがある。ファイルシステムブラウザ(シェルブラウザともいう)により、ユーザは、ファイルシステム内をナビゲートし、ファイルおよびフォルダを見つけてオープンすることができる。例えば、マイクロソフト・コーポレーション(Microsoft Corporation)のWINDOWS(登録商標)EXPLORER(商標)は、ユーザがファイルシステムをブラウズすることを可能にするオペレーティングシステムユーティリティである。
【0005】
多くのユーザにとって、従来のファイルシステムブラウザにおいて現在利用可能な情報に基づいてファイルを正しく識別することは困難である。もちろん、ファイルのコンテンツ(内容)は、アプリケーションプログラムを用いてそのファイルをオープンすることによって確認することができるが、この方法でファイルをブラウズするのは極めて非効率的である。ファイルに含まれるコンテンツに関する情報を見ることができれば、ユーザが特定のファイルに関する情報を、そのファイルをオープンせずに識別する際に大いに役立つ可能性がある。
【0006】
しかし、従来のファイルシステムブラウザでは、ユーザは、ファイルを実際にオープンせずにファイルのコンテンツをプレビューすることができない。現在までのところ、ユーザがプレビューすることができる場合は、特殊用途のソフトウェアアプリケーションに限られている。例えば、マイクロソフト・コーポレーションのWINDOWS(登録商標)XP(商標)オペレーティングシステムは、マイピクチャ(My Pictures)フォルダ用の画像ブラウザを含む。マイピクチャフォルダが利用しているソフトウェアによれば、ユーザはピクチャを文書アイコンとしてだけでなく、写真として見ることができる。マイピクチャの画像ブラウジング機能により可能なこととしては、サムネイルサイズの写真および大きいバージョンの写真を見ること、横向きの写真を回転すること、ならびにスライドショーを作成することがある。マイピクチャフォルダ内のプレビューコントロール領域は、ユーザが選択した画像の拡大プレビュー画像、ユーザが一連のピクチャを繰り返し処理するのに役立つイテレータボタン、および時計回りまたは反時計回りの方向にピクチャを回転するためのコントロールを含む。画像ブラウジング機能は、他のフォルダで、アイコンの代わりにファイルのサムネイルビューを表示することを選択することによって、有効化されることもある。この機能は、例えば、グラフィックファイルだけでなく、特定のワードプロセッサファイルやプレゼンテーションファイルにも適用可能である。しかし、このようなサムネイルビューは単に、ファイルに関連づけられたあらかじめ設定されたグラフィック画像をレンダリングしているだけである。WINDOWS(登録商標)XP(商標)における画像ブラウジング機能は、グラフィック画像を見るために別個のアプリケーションプログラムを呼び出す必要性を軽減することによって、最新技術をさらに前進させているが、このような機能は、ファイルに関連づけられたあらかじめ設定された画像を表示することに限定されている。
【0007】
もう1つの関心領域は、コンピュータ画面に表示されている文書内のナビゲーションである。このような情報を扱うコンピュータの能力が向上すると、単一文書に提示できる情報の量および種類も増大する。このような文書のナビゲーションを容易にするため、種々のソフトウェアアプリケーションに高度なナビゲーションツールが含まれている。例えば、マイクロソフト・コーポレーションのPowerPoint(商標)2002プレゼンテーションプログラムでは、ユーザは、あるペイン(pane)に種々のスライドのサムネイル(thumbnail)ビューを表示しながら、隣のペインに一度に1つずつスライドを表示することを選択することができる。ユーザは、所望の情報を見出すためにサムネイルペインをスクロールし、好みのサムネイルをマウスボタンでクリックすることによって、そのスライドが隣のペインで見えるようにすることができる。このサムネイルビューは、ある特定の情報を有するスライドを見つけるために役立つが、このビューは単に、スライドを個別に見るために利用可能なスペースを縮小しておいて、コンテンツのセット全体を表示しているに過ぎない。
【0008】
高度なナビゲーション機能のもう1つの例が、マイクロソフト・コーポレーションのWord(商標)2002ワードプロセッサプログラムに見出される。Word(商標)でスクロールバーを利用して文書内をナビゲートする時、スクロールバー内のインジケータボックス上でマウスボタンをクリックすると、現在のページ番号および見出し情報を表示するテキストボックスが表示される。インジケータボックスをドラッグすると、テキストボックス内の情報は、現在の位置および見出し情報を反映するように更新される。このスクロールバー機能はナビゲーションを改善するが、ユーザは、現在表示されている情報から離れてナビゲーションを行うことによりテキストボックス情報を変更しなければならず、しかも、ページおよび見出しの情報は、現在表示されている文書部分のみに関係するという点で、プレビューではない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
したがって、ナビゲーションアクション候補が実行されたとすれば、表示されることになる情報のプレビューを、コンテンツのアイテム内をナビゲートしているユーザが見ることができるようにする、改善されたユーザインタフェースが要求されている。また、コンテンツのアイテムに関して実行されるナビゲーションアクション候補をユーザがプレビューすることを可能にする方法が要求されている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、ユーザ入力に応答してプレビュー表示をレンダリングするように構成されたユーザインタフェースを提供することによって、上記の要求を満たし、従来技術における1つまたは複数の欠点を克服する。本発明の一態様では、プライマリ表示領域およびプレビュー表示領域を含むグラフィカルユーザインタフェースが提供される。プレビュー表示領域は、プライマリ表示領域に表示されているアイテムに関して実行されるべきナビゲーションアクション候補をプレビューするための選択を表すユーザ入力に応答してレンダリングされる。プレビュー表示領域は、ナビゲーションアクション候補を実行するための選択に応答してプライマリ表示領域に示されることになるコンテンツの少なくとも一部を含む。
【0011】
本発明のもう1つの態様は、ナビゲーション中のプレビュー表示を可能にするためのコンピュータにより実施される方法を含む。本方法は、アイテムを表示し、そのアイテムに関して実行されるべきナビゲーションアクション候補を表すユーザ入力を受け取り、画面上にプレビュー表示をレンダリングすることを含む。プレビュー表示は、ナビゲーションアクション候補を実行するための選択に応答してレンダリングされることになるコンテンツの少なくとも一部を含む。
【0012】
本発明のさらにもう1つの態様では、プレビュー表示を可能にするためのナビゲーションコントロールが提供される。このコントロールは、ナビゲーションアクション候補の指示を取得するユーザ入力コンポーネント、ナビゲーションアクション候補の実行の結果を評価するナビゲーション分析コンポーネント、およびプレビュー画像を生成するプレビュー生成コンポーネントを含む。プレビュー画像は、画面領域上に画像をレンダリングする出力コンポーネントによって利用される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明を、添付図面に関して詳細に説明する。
【0014】
本発明は、ユーザ入力に応答してプレビュー表示を提供することによってコンテンツのナビゲーションを可能にする改善されたユーザインタフェースを提供する。本発明の例示的オペレーティング環境について以下で説明する。
【0015】
図面全体を参照し、特に最初に図1を参照する。図中、同一参照番号は種々の図面において同一コンポーネントを特定する。図1には、本発明を実施する例示的オペレーティング環境が示されており、全体がオペレーティング環境100として示されている。コンピューティングシステム環境100は好適なコンピューティング環境の単なる一例であり、本発明の使用または機能の範囲に関するいかなる限定を示唆することも意図していない。また、コンピューティング環境100は、例示的オペレーティング環境100に示されるいかなるコンポーネントまたはその組合せに関するいかなる従属性または要件を有するとも解釈されてはならない。
【0016】
本発明は、コンピュータによって実行されるプログラムモジュール等のコンピュータ実行可能命令との一般的関連で記述することができる。一般的に、プログラムモジュールは、特定のタスクを実行し、または特定の抽象データ型を実装するルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造等を含む。さらに、当業者には理解されるように、本発明は、ハンドヘルドデバイス、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサ方式の電子機器またはプログラム可能な消費者電子機器、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ等のさまざまなコンピュータシステム構成とともに実施してもよい。また、本発明は、通信ネットワークを通じてリンクされたリモート処理デバイスによってタスクが実行されるような分散コンピューティング環境において実施してもよい。分散コンピューティング環境では、プログラムモジュールはメモリ記憶デバイスを含むローカルおよびリモートの両方のコンピュータ記憶媒体に配置されてもよい。
【0017】
図1を参照すると、本発明を実施するための例示的システム100は、コンピュータ110の形態の汎用コンピューティングデバイスを含む。コンピュータ110は、処理ユニット120、システムメモリ130、およびシステムメモリ130を含む種々のシステムコンポーネントを処理ユニット120に結合するシステムバス121を含む。
【0018】
コンピュータ110は通常、さまざまなコンピュータ可読媒体を含む。例として、限定ではないが、コンピュータ可読媒体としては、コンピュータ記憶媒体および通信媒体が挙げられる。コンピュータ記憶媒体の例としては、以下のものに限定されないが、ランダムアクセスメモリ(RAM);読み出し専用メモリ(ROM);電気的消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EEPROM);フラッシュメモリ等のメモリ技術;CD−ROM、ディジタル多用途ディスク(DVD)等の光またはホログラフィックディスクストレージ;磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ等の磁気記憶デバイス;または所望の情報を記憶するために使用可能でありコンピュータ110によりアクセス可能な任意の他の媒体がある。システムメモリ130は、ROM131およびRAM132のような揮発性および/または不揮発性メモリの形態のコンピュータ記憶媒体を含む。(起動中等に)コンピュータ110内の要素間で情報を転送するのに役立つ基本ルーチンを含む基本入出力システム133(BIOS)が通常ROM131に記憶されている。RAM132は通常、処理ユニット120から直ちにアクセス可能な、および/または処理ユニット120が現在作用しているデータおよび/またはプログラムモジュールを含む。例として、限定ではないが、図1は、オペレーティングシステム134、アプリケーションプログラム135、他のプログラムモジュール136、およびプログラムデータ137を示している。
【0019】
また、コンピュータ110は、他のリムーバブル/非リムーバブル、揮発性/不揮発性のコンピュータ記憶媒体を含んでもよい。単なる例として、図1は、非リムーバブル不揮発性磁気媒体の読み書きを行うハードディスクドライブ141、リムーバブル不揮発性磁気ディスク152の読み書きを行う磁気ディスクドライブ151、およびCD−ROM等の光媒体のようなリムーバブル不揮発性光ディスク156の読み書きを行う光ディスクドライブ155を示している。例示的オペレーティング環境で使用可能な他のリムーバブル/非リムーバブル、揮発性/不揮発性のコンピュータ記憶媒体としては、以下のものに限定されないが、磁気テープカセット、フラッシュメモリユニット、ディジタル多用途ディスク、ディジタルビデオテープ、固体RAM、固体ROM等がある。ハードディスクドライブ141は通常、インタフェース140のような非リムーバブルメモリインタフェースを通じてシステムバス121に接続される。磁気ディスクドライブ151および光ディスクドライブ155は通常、インタフェース150のようなリムーバブルメモリインタフェースによりシステムバス121に接続される。
【0020】
前述し図1に示したドライブおよびそれらに関連するコンピュータ記憶媒体は、コンピュータ110のためのコンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュールおよび他のデータの記憶を行う。例えば、ハードディスクドライブ141は、オペレーティングシステム144、アプリケーションプログラム145、他のプログラムモジュール146、およびプログラムデータ147を記憶するように示されている。なお、これらのコンポーネントは、オペレーティングシステム134、アプリケーションプログラム135、他のプログラムモジュール136、およびプログラムデータ137と同じでも異なってもよいことに留意されたい。通常、RAMに記憶されるオペレーティングシステム、アプリケーションプログラム等は、ハードディスクドライブ141から読み出される対応するシステム、プログラム、またはデータの部分であるが、その部分は、所望される機能に応じてサイズおよび範囲が異なる。オペレーティングシステム144、アプリケーションプログラム145、他のプログラムモジュール146、およびプログラムデータ147は、少なくともそれらが別のコピーであり得ることを示すためにここでは異なる番号が与えられている。ユーザは、キーボード162;マウス、トラックボールまたはタッチパッドと一般的に呼称されるポインティングデバイス161;ワイヤレス入力受信コンポーネント163;またはリモートコントロール等のワイヤレスソースのような入力デバイスを通じて、コンピュータ110にコマンドおよび情報を入力することができる。他の入力デバイス(図示せず)としては、マイクロフォン、ジョイスティック、ゲームパッド、サテライトディッシュ、スキャナ等が挙げられる。これらおよび他の入力デバイスは、システムバス121に結合したユーザ入力インタフェース160を通じて処理ユニット120に接続されることが多いが、パラレルポート、ゲームポート、IEEE1394ポート、もしくはユニバーサルシリアルバス(USB)、または赤外(IR)バス等の他のインタフェースおよびバス構造により接続されてもよい。
【0021】
ディスプレイデバイス(表示装置)191もまた、ビデオインタフェース190のようなインタフェースを通じてシステムバス121に接続される。ディスプレイデバイス191は、コンピュータ110の出力を表示するための任意のデバイスであってよく、モニタ、LCDスクリーン、薄膜トランジスタ(TFT)スクリーン、フラットパネルディスプレイ、従来型テレビ、またはスクリーンプロジェクタには限定されない。ディスプレイデバイス191に加えて、コンピュータはスピーカ197やプリンタ196のような他の周辺出力デバイスを含んでもよく、これらは出力周辺インタフェース195を通じて接続され得る。
【0022】
本発明におけるコンピュータ110は、リモートコンピュータ180のような1つまたは複数のリモートコンピュータへの論理コネクションを用いたネットワーク環境で動作する。リモートコンピュータ180は、パーソナルコンピュータであってよく、通常、コンピュータ110に関して前述した要素の多くまたはすべてを含む。ただし、図1にはメモリ記憶デバイス181のみが示されている。図1に示す論理コネクションは、ローカルエリアネットワーク(LAN)171および広域ネットワーク(WAN)173を含むが、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、イントラネット、またはインターネットへのコネクションのような他のネットワークを含んでもよい。
【0023】
LANネットワーキング環境で使用される場合、コンピュータ110はネットワークインタフェースすなわちアダプタ170を通じてLAN171に接続される。WANネットワーキング環境で使用される場合、コンピュータ110は通常、インターネットのようなWAN173を通じて通信を確立するためのモデム172等の手段を含む。モデム172は、内蔵でも外付けでもよいが、ネットワークインタフェース170等の適当なメカニズムを通じてシステムバス121に接続され得る。モデム172は、ケーブルモデム、DSLモデム、または他のブロードバンドデバイスとすることができる。ネットワーク環境では、コンピュータ110に関して図示したプログラムモジュールまたはその部分は、リモートメモリ記憶デバイスに記憶されてもよい。例として、限定ではないが、図1は、リモートアプリケーションプログラム185がメモリデバイス181上に存在するように示している。理解されるように、図示したネットワークコネクションは例示であり、コンピュータ間に通信リンクを確立する他の手段を使用してもよい。
【0024】
コンピュータ110の内部コンポーネントで図示されていないものが他にも多数あるが、当業者には理解されるように、そのようなコンポーネントおよび相互接続は周知である。例えば、テレビチューナカードやネットワークインタフェースカードのような種々の拡張カードをコンピュータ110内に組み込むことは普通である。したがって、コンピュータ110の内部構成についてさらに詳細な事項は、本発明に関しては開示する必要がない。
【0025】
コンピュータ110を起動またはリセットすると、ROM131に記憶されているBIOS133が、処理ユニット120に対して、オペレーティングシステム、またはその必要な部分をハードディスクドライブ141からRAM132にロードするように命令する。オペレーティングシステムのコピーされた部分(オペレーティングシステム144として示す)がRAM132にロードされると、処理ユニット120がオペレーティングシステムコードを実行し、オペレーティングシステム134のユーザインタフェースに関連するビジュアル要素がディスプレイデバイス191に表示されるようにする。通常、アプリケーションプログラム145がユーザによってオープンされると、プログラムコードおよび関連するデータがハードディスクドライブ141から読み出され、必要な部分がRAM132にコピーされる。コピーされた部分は、本明細書では、参照番号135で表される。
【0026】
前述のように、本発明は、コンピュータ使用可能命令との一般的関連で記述することができる。コンピュータ使用可能命令としては、1つ以上のコンピュータまたは他のデバイスによって使用可能な関数、手続き、スキーマ、ルーチン、コードセグメント、およびモジュールがある。コンピュータ使用可能命令は、コンピュータが入力のソースに従って反応することを可能にするためのインタフェースを形成する。命令は、他のコードセグメントと協働して、受け取ったデータのソースとともに、受け取ったデータに応答してさまざまなタスクを開始する。
【0027】
図2Aにおいて、画面表示200は、本発明の一実施形態による例示的な画面ビューを提供している。このようなビューは、さまざまなディスプレイデバイスに表示されることが可能であり、ユーザに対して表示され得るビューを表している。例えば、画面表示200は、コンピュータ上のファイルのナビゲーションのためのユーザインタフェースに関連していてもよい。このようなインタフェースは、シェルブラウザまたはファイルシステムブラウザによって提示されてもよい。「シェルブラウザ」および「ファイルシステムブラウザ」という用語は、本明細書では、ファイルおよび他の非ファイルアイテムを含む種々の名前空間内をユーザがナビゲートすることを可能にするブラウザを指すために、区別なく用いられる。画面表示200は、1つまたは複数の表示領域あるいはペインを含み得る。図2Aは、1つのそのような表示領域、すなわち表示領域202を示している。
【0028】
表示領域202は、アイテム204、206および208を表示する。当業者には認識されるように、アイテム204、206および208は、コンピュータファイルまたは非ファイルオブジェクトのような、特定のデータのセットに関連づけられることが可能である。また、当業者には認識されるように、シェルビューアは、アイテム204、206および208をユーザに提示する際に、アイコン、リンクまたはブックマークのようなグラフィクスを表示してもよい。図2Aに示すように、アイテム204、206、および208はそれぞれファイル1、ファイル2およびファイル3に関連づけられている。例えば、アイテム204、206および208は、ワードプロセッサ文書ファイル、スプレッドシート、プレゼンテーション文書ファイル、またはデータベースに関連づけられてもよい。アイテムは、非ファイルオブジェクトに関連づけられてもよい。非ファイルオブジェクトの例としては、連絡先、お気に入りおよび電子メールメッセージが挙げられるが、これらには限定されない。アイテム204、206および208は、ローカルコンピュータ上のデータ、またはウェブページを含むリモートコンピュータ上のデータのいずれに関連づけられてもよい。リモートに記憶されたデータは、ネットワーク、イントラネットまたはインターネットを通じてアクセス可能であってもよい。
【0029】
表示領域202はマウスポインタ(マウスの矢印)210も示している。マウスポインタ210は、ユーザがマウスポインタ210の位置を変更しコマンドを入力することを可能にするマウスデバイスに、操作可能なように結合されている。画面領域202は、ユーザから入力を受け取り、それによりマウスポインタ210の位置を変化させ、ユーザが他のナビゲーションコマンドを入力するようにすることが可能である。当業者には認識されるように、さまざまな入力デバイスが本発明にとって好適であり、表示領域上でマウスポインタを利用することは本発明を実施するために必須ではない。例えば、キーボード、またはタッチ画面やスタイラス入力を受け取ることが可能な画面のようなユーザ入力機能付き画面のようなデバイスもまた、本発明とともに使用することが許容できる。
【0030】
次に図2Bを参照する。画面表示200は、ファイル2のコンテンツをプレビューするための選択を表すユーザ入力の結果として生じた、画面領域202の例示的ビューを提示している。この例では、ユーザ入力は、マウスとのユーザインタラクションを通じて通知され、それにより、所定の期間、マウスポインタ210がアイテム206上に置かれる。アイテム上にマウスポインタを置くことは、ホバリングと呼ばれることが多い。当業者には認識されるように、本発明は、さまざまな方法で、さまざまな入力デバイスを通じて通知されるユーザ入力を利用することができる。本発明とともに使用することが許容できるもう1つの例示的な入力方法として、プレビューしたいアイテム上にマウスポインタをホバリングさせる間にマウスのボタンをシングルクリックすることがある。
【0031】
プレビュー表示212が、ファイル2のコンテンツをプレビューするための選択を表すユーザ入力に応答して画面領域202内にレンダリングされる。一実施形態では、プレビュー表示212は、プレビュー表示212のみを表示する表示ペイン内で見ることが可能であり、表示ペインはユーザ入力に応答してレンダリングされる。しかし、プレビュー表示は、必ずしもこのような独立のペインに配置される必要はない。例えば、プレビュー表示は、ユーザにとって既に見えるペイン、および/またはユーザに対して他のコンテンツを表示するペインにレンダリングされてもよい。
【0032】
プレビュー表示212は、アイテムのコンテンツを見ることを要求するユーザ入力に対する応答として生じる表示の少なくとも一部をユーザに提示する。例えば、ファイル2がワードプロセッサ文書ファイルである場合、ファイル2を見ることを要求するユーザ入力があれば、ワードプロセッサアプリケーションがオープンされ、その文書の少なくとも一部が提示される。したがって、プレビュー表示212もまた、文書の少なくとも一部を提示することになる。もう1つの例として、ファイル2がプレゼンテーションファイルである場合、ファイル2を見ることを要求するユーザ入力があれば、マイクロソフト・コーポレーションのPowerPoint(商標)のようなプレゼンテーションアプリケーションがオープンされ、そのプレゼンテーション内のスライドの少なくとも一部が提示される。したがって、プレビュー表示212もまた、そのプレゼンテーションのスライドの少なくとも一部を提示することになる。当業者には認識されるように、本発明によれば、スプレッドシート、ウェブページ、データベースおよび電子メールのようなさまざまなアイテムをプレビューすることができる。
【0033】
プレビュー表示212を生成するために、選択されたアイテム(例えばファイル2)に関連づけられたデータが利用される。一実施形態では、プレビュー表示212の生成は、ファイル2をオープンするためのアプリケーションによって利用されるのと同じデータセットを利用することにより遂行される。ユーザはさまざまなコンテンツをプレビューしたい場合があるので、プレビュー表示は、さまざまなファイルタイプからのデータを解釈し、各タイプのプレビュー表示を作成する機能を含む。当業者には認識されるように、このような機能は、ファイルデータを復号し、そのデータに関連づけられた表示を作成することができる、ユーザインタフェースに結合したユーティリティによって可能となる。このようなユーティリティは、ローカルデータストアへのアクセスまたはネットワークコネクションを通じてのアクセスのいずれかによりデータを読み出すことができるとともに、ファイルデータのフォーマットを判定することができる。ユーティリティは、オブジェクトをオープンすることができるアプリケーションまたはオブジェクトをユーザインタフェースに提供することができるアプリケーションと同様の方法でデータを分析することができる。例えば、ファイル2がワードプロセッサファイルフォーマットを有する場合、ファイルビューアユーティリティは、そのフォーマットを認識することができ、ワードプロセッサアプリケーションと同様の方法でデータを解釈することによって、プレビュー表示を生成することができる。これは、低倍率で文書を適当な位置にレンダリングすることによって遂行してもよい。例えば、文書のページを、プレビュー表示用に設けられたスペースに収まるように低倍率でレンダリングしてもよい。もう1つの例として、プレビュー表示スペースにレンダリングするためにページの一部を選択してもよい。
【0034】
さらに、ユーティリティは、ファイルからのどのコンテンツをプレビュー表示に配置すべきかを決定するように動作可能である。本発明の一実施形態では、文書ファイルは、文書の第1ページの一部を表示することによってプレビューされてもよい。しかし、より高度なコンテンツ選択アルゴリズムを用いて、より豊かなユーザエクスペリエンスを提供してもよい。例えば、コンテンツ選択ルールは、文書テキストの特性を考慮するための機能を含んでもよい。空白を無視してもよいし、ある特定の見出しプロパティを有するテキストを選択してもよい。このようなコンテンツは、最も有用なプレビュー表示を提供するために、文書のさまざまな部分から引き出すことができる。当業者には認識されるように、この選択アルゴリズムを利用するプレビューは目次に似たものでもよい。データベースおよびスプレッドシートのファイルの場合、コンテンツ選択アルゴリズムは、例えば、フィールドタイトルや列見出しを提示しようとしてもよい。電子メールの場合、送信者名、件名、および送信日のような情報を、プレビュー表示のために選択してもよい。当業者には認識されるように、本発明とともにいかなる個数のコンテンツ選択アルゴリズムを利用してもよく、プレビューされているデータのタイプに応じて一部の選択肢を制御する機会がユーザに与えられてもよい。
【0035】
プレビュー表示212がレンダリングされた後、プレビューは、ユーザがさらにナビゲーション決定をするのに役立ち得る。本発明の一実施形態によれば、ユーザは、プレビュー表示によって使用されている画面領域に対してナビゲーションコマンドを入力することができる。例えば、ユーザは、プレビュー表示212上にマウスポインタ210を移動し、マウスボタンをクリックしてもよい。このような入力により、ファイル2のコンテンツが、アプリケーションを起動することによって画面に表示される。例えば、ファイル2がワードプロセッサ文書ファイルである場合、ワードプロセッサアプリケーションが起動し、ファイル2のコンテンツを表示する。
【0036】
別法として、入力が、プレビュー表示212に表示されるコンテンツを変更してもよい。例えば、ユーザは、表示されているコンテンツを拡大することができてもよく、プレビュー表示212に現在表示されていないファイルを見ることができてもよい。
【0037】
ユーザは、プレビュー表示212を見た後、プレビューされているファイルであるファイル2に関して、さらなるナビゲーションアクションを実行しないことを選択してもよい。この場合、プレビュー表示212は、画面領域202から除去されてもよい。一実施形態によれば、ある特定の後続のユーザ入力で、このような除去を指示する。例えば、アイテム206上にマウスポインタ210をホバリングさせることによりプレビュー表示212がレンダリングされるような本発明の一実施形態では、ユーザは、アイテム206から、およびプレビュー表示212から離れるようにマウスポインタ210を移動させてもよい。このような移動によりプレビュー表示212が非表示になり、画面表示200は図2Aの画面表示200に似た状態に戻る。当業者には認識されるように、さまざまな後続のユーザ入力によりプレビュー表示212を非表示にすることができる。もう1つの例として、プレビュー表示をクローズボタンとともに提示し、クローズボタンをマウスで選択するとプレビュー表示が非表示になるようにしてもよい。プレビュー表示は、所定期間後にクローズするように設定されてもよい。本発明のいくつかの実施形態では、複数のプレビュー表示が同時にユーザから見える状態にとどまるようにすることができる。
【0038】
図3は、グラフィカルユーザインタフェースに提示されたコンテンツをナビゲートする方法300を示す流れ図である。302で、方法300は、データセットをプレビューするための選択を表すユーザ入力を受け取る。当業者には認識されるように、この入力はさまざまな入力デバイスを通じて通知されることが可能であり、データセットは、メディアファイルまたは文書ファイルおよび非ファイルオブジェクト等のさまざまなコンピュータアイテムからなっていてよい。例えば、本発明で考えられるものとして、ワードプロセッサ文書、プレゼンテーション文書、スプレッドシート、データベースおよび電子メールがある。データセットは、ローカルコンピュータに存在しても、ネットワーク、イントラネット、またはインターネットを通じてアクセス可能なリモートデータストアに存在してもよい。
【0039】
304で、方法300は、データセットを利用してプレビュー表示を作成する。一実施形態では、アプリケーションによって用いられる方法と実質的に同様の方法でデータのサブセットを利用して、データセットに関連づけられたファイルをオープンし、またはデータセットとのインタラクションのためのユーザインタフェースを提供する。上記から当業者には認識されるように、利用されるデータは、電子ピクチャフォーマットにおけるメタデータや静的サムネイルではなく、基礎となる実際のファイルデータ自体である。このデータの利用は、データフォーマットを判定してから、データセットとのインタラクションのためのユーザインタフェースを提供することが可能なアプリケーションと同様の方法でデータを復号することを含んでもよい。前述のように、これは、低倍率で文書を適当な位置にレンダリングすることによって遂行してもよい。例えば、文書のページの一部を、プレビュー表示用に設けられたスペースに収まるように低倍率でレンダリングしてもよい。
【0040】
プレビュー表示を生成するため、方法ステップ304は、任意選択で、コンテンツ選択アルゴリズムを含んでもよい。このようなアルゴリズムは、プレビューされているデータセットに関連づけられたどのコンテンツをプレビュー表示に提供すべきかを決定するように設定される。例えば、コンテンツ選択アルゴリズムは、ユーザにタイトルまたは見出し情報のみを提示するように設定されてもよい。ユーザには、コンテンツ選択ルールの性質を決定するフレキシビリティが与えられてもよいが、アルゴリズムの目的は、さらなるナビゲーション選択を行う際にユーザの役に立つコンテンツを提示することである。
【0041】
306で、方法300は、画面領域内にプレビュー表示をレンダリングする。本発明の一実施形態では、プレビュー表示は、主としてプレビュー表示のみを示す別個の表示ペインに提示される。しかし、プレビュー表示は、画面領域内のどこに配置されてもよい。
【0042】
308で、プレビュー表示を非表示にし、またはクローズする任意選択のステップを実行する。当業者には認識されるように、ある特定の後続のユーザ入力でこのような除去を指示してもよく、さまざまな後続のユーザ入力が許容可能である。このような後続の入力は、プレビューされているデータセットに対して何らかのアクションを実行すること、または、プレビュー表示のレンダリングを中止することを求める要求であってもよい。本発明の他の実施形態では、所定期間後にプレビュー表示を非表示にしてもよい。
【0043】
図4に、本発明によるナビゲーションコントロール400のブロック図を示す。ナビゲーションコントロール400は、データセットをプレビューすることを求める要求を表すユーザ入力を示すデータを取得するためのユーザ入力コンポーネント402を有する。このような入力は、当業者に既知のさまざまな入力デバイスの1つまたは複数を通じたものであってもよい。
【0044】
ナビゲーションコントロール400は、データ利用コンポーネント404も備える。このコンポーネントは、プレビューされているデータセットにアクセスするように設定され、データセットとのインタラクションのためのユーザインタフェースを提供することが可能なアプリケーションと同様の方法でデータを復号することによって、ユーザへのプレゼンテーションのために利用可能なデータセットに関連づけられたコンテンツを判定することができる。例えば、データセットがワードプロセッサ文書に関連づけられている場合、データ利用コンポーネントは、ワードプロセッサアプリケーションと同様の方法で文書のテキストを判定する。当業者には認識されるように、データ利用コンポーネント404は、さまざまなデータフォーマットを分析するように設定され得る。
【0045】
また、ナビゲーションコントロール400は、プレビュー生成コンポーネント406も備える。プレビュー生成コンポーネント406は、プレビュー表示に示すために、データセットに関連づけられたコンテンツを選択するように設定される。このような選択は、単に文書の第1ページを表示することであってもよく、より複雑なコンテンツ選択ルールに依ってもよい。
【0046】
ナビゲーションコントロール400には出力コンポーネント408も含まれる。このようなグラフィカルコンポーネントは当技術分野で周知であり、出力コンポーネント408は、選択されたコンテンツをプレビュー表示内にレンダリングする命令を生成する。
【0047】
図5は、本発明によるプレビュー表示を提供するもう1つの方法500を示す流れ図である。502で、方法500は、マウスポインタがアイテム上でホバリングしているかどうかを判定する。そのようなホバリングが検出されない場合、504に示すように、プレビューアクションを実行しない。マウスがアイテム上でホバリングしている場合、506で、方法500は、そのアイテムに関連づけられたデータを利用してプレビュー表示を生成する。前述のように、このようなデータの利用は、データフォーマットを判定してから、データセットとのインタラクションのためのユーザインタフェースを提供することが可能なアプリケーションと同様の方法でデータを復号することを含んでもよい。プレビュー表示内に含めるために、利用されるデータに関連づけられたコンテンツのセットが選択される。
【0048】
508で、方法500は所定期間一時停止する。一時停止後、510で、プレビューコンテンツをプレビュー表示にレンダリングする。この一時停止は、望ましくないプレビュー表示のインスタンスを減らすために含められる任意選択のステップである。
【0049】
512で、方法500は、マウス位置がアイテムまたはプレビュー表示から離れるように移動したかどうかを判定する。離れるように移動していない場合、514で、方法500は引き続きプレビュー表示をレンダリングする。位置が変化した場合、516で、プレビュー表示を非表示にし、またはクローズする。
【0050】
次に図6Aを参照する。画面表示600は、本発明のもう1つの実施形態による例示的な画面ビューを提供する。画面領域602は、アイテムに関連づけられたコンテンツのセットをユーザに対して表示する。このようなアイテムはコンピュータファイルであることが可能であり、画面領域602は、コンピュータファイルのコンテンツを表示するように動作可能なアプリケーションに関連づけられていてもよい。例えば、コンピュータファイルがワードプロセッサ文書である場合、画面領域602はワードプロセッサアプリケーションに関連づけられていてもよい。もう1つの例として、コンピュータファイルがウェブページである場合、ウェブブラウザが画面領域602を提示してもよい。当業者には認識されるように、画面領域602は、さまざまなアイテムを表示するように動作可能な多様なアプリケーションに関連づけられることが可能である。
【0051】
画面表示600は、スクロールバー604も含む。スクロールバー604は、スクロールバーカラム608およびスクロールインジケータ606を備える。このようなスクロールバーは当技術分野で広く知られている。カラム608内のスクロールインジケータ606の変位により、コンテンツが画面領域602を出入りする。また、当業者には認識されるように、スクロールカラム608内の各位置は、スクロールインジケータ606がスクロールカラム608内の当該位置に移動した場合に画面領域602に表示されることになるコンテンツのセットに関連づけられる。
【0052】
ユーザは、スクロールバー604とのインタラクションを通じてナビゲーションコマンドを入力することができる。このようなインタラクションは、マウス、キーボードおよびユーザ入力機能付き画面等のさまざまな入力デバイスを通じてなされてもよい。マウスが利用される場合、マウスポインタ610が、このようなインタラクションにおいてユーザを支援してもよい。当業者には理解されるように、スクロールバー604は、コンテンツのナビゲーションにおいてユーザを支援する視覚補助である。ナビゲーション領域を考えているが、スクロールバーは、必ずしも本発明を実施するために必須ではない。スクロールバーを利用する場合、さまざまなタイプのスクロールバーを本発明とともに利用することができる。例えば、ページ付けされた文書は、現在表示されている文書ページの文書ページ番号をスクロールインジケータ内に提示するスクロールバーを有してもよい。
【0053】
図6Bに、ナビゲーションアクション候補のプレビューを見るための選択を表すユーザ入力を受け取った結果として生じる画面表示600を示す。この実施形態では、ユーザ入力は、マウスポインタ610をスクロールバー604上に配置したというマウスとのユーザインタラクションにより通知される。ナビゲーションアクション候補は、マウスポインタ610が存在する位置にスクロールインジケータ606が移動したとすれば画面領域602に表示されることになる文書の部分にナビゲートすることである。マウスポインタ610は、画面領域602に表示されているコンテンツの第2ページに関連づけられたスクロールカラム608の部分の上に配置されている。したがって、文書の第2ページのプレビューがプレビュー表示領域612に表示される。本発明の一実施形態では、プレビュー表示612がレンダリングされるまで所定期間、マウスをスクロールカラム608上にホバリングさせなければならない。当業者には認識されるように、ナビゲーションアクション候補を表すユーザ入力は、さまざまな入力デバイスおよび入力技法によって通知されることが可能である。例えば、入力は、キーボードのキー入力コンビネーションによって通知されてもよい。このようなキー入力コンビネーションの1つとして、「Page Down」キーと「Alt.」キーを同時に押すことが挙げられる。
【0054】
セカンダリ表示領域612は、ナビゲーションアクション候補の実行に関連するコンテンツのプレビューを表示する。プレビューコンテンツは、単にこのような実行後に提示されるコンテンツの少なくとも一部であってもよく、アクションをプレビューするために選択されたコンテンツの別のセットであってもよい。例えば、ページ付けされた文書は、ナビゲーションアクションの実行の結果として表示されるページの一部を表示することによってプレビューされてもよいし、画面領域602に示されることになるコンテンツを表示することによってさらに精密にプレビューされてもよい。より高度なコンテンツ選択アルゴリズムを用いてもよい。例えば、ある特定のタイトルまたは見出しのプロパティを有するテキストのみをプレビュー表示に表示してもよい。このようなコンテンツは、最も有用なプレビュー表示を提供するために文書のさまざまな部分から引き出されてもよい。前述の通り、当業者には認識されるように、本発明とともにいかなる個数のコンテンツ選択アルゴリズムを利用してもよく、プレビューされているアイテムのタイプごとに一部の選択肢を制御する機会がユーザに与えられてもよい。
【0055】
もう1つの例として、ナビゲーションアクション候補は、アイテムのコンテンツを見ることであってもよい。アイテムは画面領域602に表示されてもよく、このような表示は、リンク、アイコンまたはブックマークのような図形的目印を利用してもよい。ユーザは、その図形的目印の上にマウスポインタ610をホバリングする等の入力によりアイテムのプレビューを見たいことを通知してもよい。このような入力の結果、上記と同様の方法で選択されたプレビューコンテンツを含むプレビュー表示が画面領域602上にレンダリングされる。例えば、プレビューされるアイテムはウェブページであってもよい。ウェブページへのハイパーリンクが、ワードプロセッサ文書内の画面領域602に表示されてもよい。ユーザ入力の後、ウェブページのコンテンツがインターネットからダウンロードされてプレビュー表示に示されてもよい。当業者には認識されるように、このプレビューユーティリティは、図2Aおよび図2Bに関して説明したユーティリティと類似しており、どのタイプのコンテンツが画面領域に現在提示されているかにかかわらず、そのようにしてさまざまなファイルタイプをプレビューすることができる。
【0056】
図6Cは、ナビゲーションアクション候補を実行するためのユーザの選択の結果を示している。スクロールインジケータ606は、ナビゲーションアクション候補に関連づけられたスクロールバー604内の位置に移動している。今度は、プレビューされていたコンテンツ(ページ2)が画面領域602に見えるようになり、プレビュー表示はもはや見えない。
【0057】
次に図7を参照する。プレビュー表示を提供するための本発明による方法700を示す流れ図が提示されている。702で、方法700は、一部のコンテンツに関連づけられたナビゲーションアクション候補をプレビューするための選択を表すユーザ入力を受け取る。このコンテンツは、コンピュータ画面に表示可能ないかなるメディアであってもよく、ローカルまたはリモートのいずれのコンピュータ上のコンピュータファイルに記憶されていてもよい。コンテンツは、例えば、ワードプロセッサ文書、プレゼンテーション文書、スプレッドシートまたは電子メールであってもよい。ユーザ入力は、さまざまな入力デバイスおよびさまざまな入力技法によって通知されることが可能である。ナビゲーションアクション候補は、コンピュータ画面上に表示されるコンテンツを変更してもよい。例えば、文書のページ1がコンピュータ画面に表示されている場合、ユーザは、そのナビゲーションに関わる前に、後のページのプレビューを見たい場合がある。そこで、702で、後のページのコンテンツをプレビューするための選択を表すユーザ入力を受け取ってもよい。
【0058】
704で、方法700は、ナビゲーションアクションの実行の結果として生じる表示を決定する。決定される表示は、ナビゲーションアクション候補が実行された場合にユーザに対して表示される表示である。
【0059】
706で、決定された表示のプレビューを生成する。前述のように、プレビュー表示のために選択されるコンテンツは、単にナビゲーションアクションの実行の結果として生じる表示であってもよく、または、より複雑なコンテンツ選択アルゴリズムに従って選択されてもよい。708で、このプレビューコンテンツを、画面領域内のプレビュー表示にレンダリングする。
【0060】
710で、プレビュー表示を非表示にし、またはクローズする任意選択のステップを実行する。当業者には認識されるように、このような非表示化(hide:隠すこと)は、プレビュー表示の除去の要求を指示する後続のユーザ入力の結果であってもよく、このような指示のためにさまざまなユーザ入力が許容可能である。このような後続の入力は、ナビゲーションアクションを実行すること、または、プレビュー表示のレンダリングを中止することを求める要求であってもよい。また、所定期間が経過した後にプレビュー表示を自動的に非表示にしてもよい。
【0061】
図8は、本発明によるプレビュー表示を提供するもう1つの方法800を示す流れ図である。方法800は、802で、マウスポインタがスクロールバー上でホバリング(うろうろする)しているかどうかを判定する。そのようなホバリングが検出されない場合、804に示すように、プレビュー(予告)アクションを実行しない。マウスがスクロールバー上でホバリングしている場合、方法800は、806で、マウスポインタの位置に対応する文書コンテンツを決定する。前述のように、スクロールバー内の各位置に対応して、スクロールバーがその位置に配置されたとすれば表示されることになるコンテンツがある。
【0062】
808で、方法800は、マウスポインタの位置に対応するコンテンツが、ユーザに対して現在表示されているかどうかを判定する。そのコンテンツが表示されている場合、804に示すように、プレビューアクションを実行しない。そのコンテンツが表示されていない場合、810で、所定期間一時停止を指示する。この一時停止は、望ましくないプレビュー表示を最小限にするために含められる任意選択のステップである。一時停止の後、812で、プレビューコンテンツをプレビュー表示にレンダリングする。
【0063】
814で、方法800は、マウス位置がスクロールバーまたはプレビュー表示から離れるように移動したかどうかを判定する。離れるように移動していない場合、816で、方法800は引き続きプレビュー表示をレンダリングする。位置が変化した場合、818で、プレビュー表示を非表示にする。
【0064】
図9に、本発明によるナビゲーションコントロール900のブロック図を示す。ナビゲーションコントロール900は、コンテンツのセットに関して実行されるべきナビゲーションアクション候補を表す入力を示すデータを取得するためのユーザ入力コンポーネント902を有する。このような入力は、さまざまな入力デバイスの1つまたは複数を通じたものであってもよい。
【0065】
ナビゲーションコントロール900は、ナビゲーション分析コンポーネント904も備える。このコンポーネントは、ナビゲーションアクション候補の実行の結果としてユーザに提示されるコンテンツを決定するように設定される。例えば、文書がユーザに対して表示され、入力コンポーネントが、その文書のある特定の部分を下へスクロールするためのナビゲーションアクション候補を示すデータを受け取った場合、ナビゲーション分析コンポーネントは、そのようなスクロールの結果としてユーザに対して表示されるコンテンツを決定する。
【0066】
また、ナビゲーションコントロール900は、プレビュー生成コンポーネント906も備える。プレビュー生成コンポーネント906は、プレビュー表示に示すために、ナビゲーション分析コンポーネントによって決定されたコンテンツに関連づけられた表示を選択するように設定される。このような選択は、単に文書のページを表示することであってもよく、より複雑なコンテンツ選択ルールに依ってもよい。例えば、コンテンツ選択ルールは、文書テキストの特性を考慮するための機能を含んでもよい。空白を無視してもよいし、ある特定の見出しプロパティを有するテキストを選択してもよい。当業者には認識されるように、このような機能は当技術分野で周知であり、このようなコンテンツ選択の結果は目次に似たものでもよい。
【0067】
ナビゲーションコントロール900には出力コンポーネント908も含まれる。出力コンポーネント908は、選択されたコンテンツをプレビュー表示内にレンダリングする命令を生成する。このようなグラフィカル出力コンポーネントは当技術分野で周知である。
【0068】
当業者にとっては、図面を含めて本明細書を検討すれば、本発明の代替的な実施形態および実施態様は明らかとなるであろう。したがって、本発明の範囲は、上記の説明ではなく特許請求の範囲によって規定される。
【図面の簡単な説明】
【0069】
【図1】本発明を実施する際に用いるのに好適なコンピューティングシステム環境のブロック図である。
【図2A】プレビュー表示がシェルブラウザとともに利用される本発明の一実施形態による例示的グラフィカルユーザインタフェースの画面表示を示す図である。
【図2B】プレビュー表示がシェルブラウザとともに利用される本発明の一実施形態による例示的グラフィカルユーザインタフェースの画面表示を示す図である。
【図3】図2Aおよび図2Bに示す本発明の実施形態によるプレビュー表示を提供する方法を示す流れ図である。
【図4】図2Aおよび図2Bに示す本発明の実施形態によるナビゲーションコントロールのブロック図である。
【図5】図2Aおよび図2Bに示す本発明の実施形態によるプレビュー表示を提供する方法を示す流れ図である。
【図6A】プレビュー表示がファイル内で利用される本発明の一実施形態による例示的グラフィカルユーザインタフェースの画面表示を示す図である。
【図6B】プレビュー表示がファイル内で利用される本発明の一実施形態による例示的グラフィカルユーザインタフェースの画面表示を示す図である。
【図6C】プレビュー表示がファイル内で利用される本発明の一実施形態による例示的グラフィカルユーザインタフェースの画面表示を示す図である。
【図7】図6A〜図6Cに示す本発明の実施形態によるプレビュー表示を提供する方法を示す流れ図である。
【図8】図6A〜図6Cに示す本発明の実施形態によるプレビュー表示を提供する方法を示す流れ図である。
【図9】図6A〜図6Cに示す本発明の実施形態によるナビゲーションコントロールのブロック図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つまたは複数のコンピュータ可読媒体上に具現化されコンピュータ上で実行可能なグラフィカルユーザインタフェースにおいて、
アイテムを表示するように動作可能なプライマリ表示領域と、
前記アイテムに関して実行されるべきナビゲーションアクションに関連するユーザ入力を受け入れるように設定されたナビゲーション領域と、
前記アイテムに関して実行されるべきナビゲーションアクション候補を表すユーザ入力に応答してレンダリングされるセカンダリ表示領域と
を備え、前記セカンダリ表示領域は、前記プライマリ表示領域に現在表示されていないが前記ナビゲーションアクション候補が実行された場合に前記プライマリ表示領域に表示されることになるコンテンツを表示することを特徴とするグラフィカルユーザインタフェース。
【請求項2】
前記アイテムがコンピュータファイルであることを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項3】
前記アイテムが文書であることを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項4】
前記アイテムが、ワードプロセッサ文書、プレゼンテーション文書、またはスプレッドシートであることを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項5】
前記アイテムがウェブページであることを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項6】
前記プライマリ表示領域が、該プライマリ表示領域内に前記アイテムを表示することが可能なアプリケーションに関連づけられることを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項7】
前記ナビゲーション領域が、カラムバーおよびインジケータボックスを含むスクロールバーを含み、ナビゲーションアクション候補を表す前記ユーザ入力が、該ナビゲーションアクション候補に関連する前記カラムバー内の位置に関連づけられることを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項8】
前記位置が、マウスとのユーザインタラクションを通じて通知され、前記マウスが、前記ナビゲーション領域において見えるポインタを含み、該ポインタが、所定期間前記位置に配置されることを特徴とする請求項7に記載のユーザインタフェース。
【請求項9】
前記ナビゲーション入力が、マウス、キーボード、および/またはユーザ入力機能付き画面を通じて通知されることを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項10】
前記ナビゲーションアクション候補が、前記プライマリ表示領域に現在表示されていない前記アイテムの部分へナビゲートすることであることを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項11】
前記アイテムが、ファイルまたはオブジェクトに関連づけられたリンクを含むことを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項12】
前記ナビゲーションアクション候補が、前記リンクに関連づけられた前記ファイルまたはオブジェクトへナビゲートすることであることを特徴とする請求項11に記載のユーザインタフェース。
【請求項13】
前記セカンダリ表示領域は、前記ナビゲーションアクション候補が実行された場合に前記プライマリ表示領域において見える前記アイテムの部分を表示することを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項14】
前記セカンダリ表示領域は、ナビゲーションアクション候補を表す前記ユーザ入力の後のユーザ入力に応答して非表示になることを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項15】
グラフィカルユーザインタフェースに提示されるコンテンツをナビゲートするコンピュータ制御の方法において、
プライマリ表示領域にアイテムを表示し、
前記アイテムに関して実行されるべきナビゲーションアクション候補を表すユーザ入力を受け取り、
前記ユーザ入力に応答してセカンダリ表示領域をレンダリングする
ことを含み、前記セカンダリ表示領域は、前記プライマリ表示領域に現在表示されていないが前記ナビゲーションアクション候補が実行された場合に前記プライマリ表示領域に表示されることになるコンテンツを表示することを特徴とする、コンテンツをナビゲートするコンピュータ制御の方法。
【請求項16】
前記アイテムがコンピュータファイルであることを特徴とする請求項15に記載のコンピュータにより実施される方法。
【請求項17】
前記アイテムが文書であることを特徴とする請求項15に記載のコンピュータにより実施される方法。
【請求項18】
前記アイテムが、ワードプロセッサ文書、プレゼンテーション文書、スプレッドシートまたはウェブページであることを特徴とする請求項15に記載のコンピュータにより実施される方法。
【請求項19】
前記アイテムが、コンピュータファイルもしくはオブジェクトに関連づけられたリンク、またはコンピュータファイルもしくはオブジェクトに関連づけられたアイコンを含むことを特徴とする請求項15に記載のコンピュータにより実施される方法。
【請求項20】
前記プライマリ表示領域が、該プライマリ表示領域内に前記アイテムを表示することが可能なアプリケーションに関連づけられることを特徴とする請求項15に記載のコンピュータにより実施される方法。
【請求項21】
前記ナビゲーション入力が、マウス、キーボード、および/またはユーザ入力機能付き画面を通じて通知されることを特徴とする請求項15に記載のコンピュータにより実施される方法。
【請求項22】
前記ナビゲーションアクション候補が、前記プライマリ表示領域に現在表示されていない前記アイテムの部分へナビゲートすることであることを特徴とする請求項15に記載のコンピュータにより実施される方法。
【請求項23】
前記ナビゲーションアクション候補が、ファイルまたはオブジェクトのコンテンツを見ることであることを特徴とする請求項15に記載のコンピュータにより実施される方法。
【請求項24】
前記ファイルが、前記プライマリ表示領域に表示されるリンクまたはアイコンに関連づけられることを特徴とする請求項23に記載のコンピュータにより実施される方法。
【請求項25】
前記セカンダリ表示領域は、前記ナビゲーションアクション候補が実行された場合に前記プライマリ表示領域において見える前記アイテムの部分を表示することを特徴とする請求項15に記載のコンピュータにより実施される方法。
【請求項26】
前記ナビゲーションアクション候補が、前記部分へナビゲートすることであることを特徴とする請求項25に記載のコンピュータにより実施される方法。
【請求項27】
前記アイテムに関する前記ナビゲーションアクションを実行するためのユーザ選択を受け取り、
前記アイテムに関する前記ナビゲーションアクションを実行する
ことをさらに含むことを特徴とする請求項15に記載のコンピュータにより実施される方法。
【請求項28】
前記実行により、前記アイテムの少なくとも一部が前記プライマリ表示領域において見えるようになることを特徴とする請求項27に記載のコンピュータにより実施される方法。
【請求項29】
前記実行により、前記セカンダリ表示領域に表示されているコンテンツの少なくとも一部が前記プライマリ表示領域において見えるようになることを特徴とする請求項27に記載のコンピュータにより実施される方法。
【請求項30】
ナビゲーションアクション候補を表す前記ユーザ入力の後のユーザ入力を受け取ったことに応答して前記セカンダリ表示領域を非表示にすることをさらに含むことを特徴とする請求項15に記載のコンピュータにより実施される方法。
【請求項31】
グラフィカルユーザインタフェースに提示されるコンテンツをナビゲートするためのナビゲーションコントロール機器において、
ナビゲーションアクション候補を示すデータを取得するユーザ入力コンポーネントと、
前記ナビゲーションアクション候補を実行するための選択の結果としてユーザに対して表示されることになるコンテンツのセットを決定するナビゲーション分析コンポーネントと、
前記コンテンツのセットに関連づけられたプレビュー画像を生成するプレビュー生成コンポーネントと、
画面領域上に前記プレビュー画像をレンダリングする命令を生成する出力コンポーネントと
を備えたことを特徴とするナビゲーションコントロール機器。
【請求項32】
前記プレビュー生成コンポーネントが、プレビューされている前記データのセットのどの部分を前記プレビュー画像に提示すべきかを決定することを特徴とする請求項31に記載のナビゲーションコントロール機器。
【請求項33】
前記プレビュー画像が、前記プライマリ表示領域に現在表示されていないが前記ナビゲーションアクション候補が実行された場合に前記プライマリ表示領域に表示されることになるコンテンツを含むことを特徴とする請求項31に記載のナビゲーションコントロール機器。
【請求項34】
グラフィカルユーザインタフェースに提示されるコンテンツをナビゲートするためのナビゲーションコントロール機器において、
ナビゲーションアクション候補を示すデータを取得する手段と、
前記ナビゲーションアクション候補を実行するための選択の結果としてユーザに対して表示されることになるコンテンツのセットを決定する手段と、
前記コンテンツのセットに関連づけられたプレビュー画像を生成する手段と、
画面領域上に前記プレビュー画像をレンダリングする命令を生成する手段と
を備えたことを特徴とするナビゲーションコントロール機器。
【請求項1】
1つまたは複数のコンピュータ可読媒体上に具現化されコンピュータ上で実行可能なグラフィカルユーザインタフェースにおいて、
アイテムを表示するように動作可能なプライマリ表示領域と、
前記アイテムに関して実行されるべきナビゲーションアクションに関連するユーザ入力を受け入れるように設定されたナビゲーション領域と、
前記アイテムに関して実行されるべきナビゲーションアクション候補を表すユーザ入力に応答してレンダリングされるセカンダリ表示領域と
を備え、前記セカンダリ表示領域は、前記プライマリ表示領域に現在表示されていないが前記ナビゲーションアクション候補が実行された場合に前記プライマリ表示領域に表示されることになるコンテンツを表示することを特徴とするグラフィカルユーザインタフェース。
【請求項2】
前記アイテムがコンピュータファイルであることを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項3】
前記アイテムが文書であることを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項4】
前記アイテムが、ワードプロセッサ文書、プレゼンテーション文書、またはスプレッドシートであることを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項5】
前記アイテムがウェブページであることを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項6】
前記プライマリ表示領域が、該プライマリ表示領域内に前記アイテムを表示することが可能なアプリケーションに関連づけられることを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項7】
前記ナビゲーション領域が、カラムバーおよびインジケータボックスを含むスクロールバーを含み、ナビゲーションアクション候補を表す前記ユーザ入力が、該ナビゲーションアクション候補に関連する前記カラムバー内の位置に関連づけられることを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項8】
前記位置が、マウスとのユーザインタラクションを通じて通知され、前記マウスが、前記ナビゲーション領域において見えるポインタを含み、該ポインタが、所定期間前記位置に配置されることを特徴とする請求項7に記載のユーザインタフェース。
【請求項9】
前記ナビゲーション入力が、マウス、キーボード、および/またはユーザ入力機能付き画面を通じて通知されることを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項10】
前記ナビゲーションアクション候補が、前記プライマリ表示領域に現在表示されていない前記アイテムの部分へナビゲートすることであることを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項11】
前記アイテムが、ファイルまたはオブジェクトに関連づけられたリンクを含むことを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項12】
前記ナビゲーションアクション候補が、前記リンクに関連づけられた前記ファイルまたはオブジェクトへナビゲートすることであることを特徴とする請求項11に記載のユーザインタフェース。
【請求項13】
前記セカンダリ表示領域は、前記ナビゲーションアクション候補が実行された場合に前記プライマリ表示領域において見える前記アイテムの部分を表示することを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項14】
前記セカンダリ表示領域は、ナビゲーションアクション候補を表す前記ユーザ入力の後のユーザ入力に応答して非表示になることを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項15】
グラフィカルユーザインタフェースに提示されるコンテンツをナビゲートするコンピュータ制御の方法において、
プライマリ表示領域にアイテムを表示し、
前記アイテムに関して実行されるべきナビゲーションアクション候補を表すユーザ入力を受け取り、
前記ユーザ入力に応答してセカンダリ表示領域をレンダリングする
ことを含み、前記セカンダリ表示領域は、前記プライマリ表示領域に現在表示されていないが前記ナビゲーションアクション候補が実行された場合に前記プライマリ表示領域に表示されることになるコンテンツを表示することを特徴とする、コンテンツをナビゲートするコンピュータ制御の方法。
【請求項16】
前記アイテムがコンピュータファイルであることを特徴とする請求項15に記載のコンピュータにより実施される方法。
【請求項17】
前記アイテムが文書であることを特徴とする請求項15に記載のコンピュータにより実施される方法。
【請求項18】
前記アイテムが、ワードプロセッサ文書、プレゼンテーション文書、スプレッドシートまたはウェブページであることを特徴とする請求項15に記載のコンピュータにより実施される方法。
【請求項19】
前記アイテムが、コンピュータファイルもしくはオブジェクトに関連づけられたリンク、またはコンピュータファイルもしくはオブジェクトに関連づけられたアイコンを含むことを特徴とする請求項15に記載のコンピュータにより実施される方法。
【請求項20】
前記プライマリ表示領域が、該プライマリ表示領域内に前記アイテムを表示することが可能なアプリケーションに関連づけられることを特徴とする請求項15に記載のコンピュータにより実施される方法。
【請求項21】
前記ナビゲーション入力が、マウス、キーボード、および/またはユーザ入力機能付き画面を通じて通知されることを特徴とする請求項15に記載のコンピュータにより実施される方法。
【請求項22】
前記ナビゲーションアクション候補が、前記プライマリ表示領域に現在表示されていない前記アイテムの部分へナビゲートすることであることを特徴とする請求項15に記載のコンピュータにより実施される方法。
【請求項23】
前記ナビゲーションアクション候補が、ファイルまたはオブジェクトのコンテンツを見ることであることを特徴とする請求項15に記載のコンピュータにより実施される方法。
【請求項24】
前記ファイルが、前記プライマリ表示領域に表示されるリンクまたはアイコンに関連づけられることを特徴とする請求項23に記載のコンピュータにより実施される方法。
【請求項25】
前記セカンダリ表示領域は、前記ナビゲーションアクション候補が実行された場合に前記プライマリ表示領域において見える前記アイテムの部分を表示することを特徴とする請求項15に記載のコンピュータにより実施される方法。
【請求項26】
前記ナビゲーションアクション候補が、前記部分へナビゲートすることであることを特徴とする請求項25に記載のコンピュータにより実施される方法。
【請求項27】
前記アイテムに関する前記ナビゲーションアクションを実行するためのユーザ選択を受け取り、
前記アイテムに関する前記ナビゲーションアクションを実行する
ことをさらに含むことを特徴とする請求項15に記載のコンピュータにより実施される方法。
【請求項28】
前記実行により、前記アイテムの少なくとも一部が前記プライマリ表示領域において見えるようになることを特徴とする請求項27に記載のコンピュータにより実施される方法。
【請求項29】
前記実行により、前記セカンダリ表示領域に表示されているコンテンツの少なくとも一部が前記プライマリ表示領域において見えるようになることを特徴とする請求項27に記載のコンピュータにより実施される方法。
【請求項30】
ナビゲーションアクション候補を表す前記ユーザ入力の後のユーザ入力を受け取ったことに応答して前記セカンダリ表示領域を非表示にすることをさらに含むことを特徴とする請求項15に記載のコンピュータにより実施される方法。
【請求項31】
グラフィカルユーザインタフェースに提示されるコンテンツをナビゲートするためのナビゲーションコントロール機器において、
ナビゲーションアクション候補を示すデータを取得するユーザ入力コンポーネントと、
前記ナビゲーションアクション候補を実行するための選択の結果としてユーザに対して表示されることになるコンテンツのセットを決定するナビゲーション分析コンポーネントと、
前記コンテンツのセットに関連づけられたプレビュー画像を生成するプレビュー生成コンポーネントと、
画面領域上に前記プレビュー画像をレンダリングする命令を生成する出力コンポーネントと
を備えたことを特徴とするナビゲーションコントロール機器。
【請求項32】
前記プレビュー生成コンポーネントが、プレビューされている前記データのセットのどの部分を前記プレビュー画像に提示すべきかを決定することを特徴とする請求項31に記載のナビゲーションコントロール機器。
【請求項33】
前記プレビュー画像が、前記プライマリ表示領域に現在表示されていないが前記ナビゲーションアクション候補が実行された場合に前記プライマリ表示領域に表示されることになるコンテンツを含むことを特徴とする請求項31に記載のナビゲーションコントロール機器。
【請求項34】
グラフィカルユーザインタフェースに提示されるコンテンツをナビゲートするためのナビゲーションコントロール機器において、
ナビゲーションアクション候補を示すデータを取得する手段と、
前記ナビゲーションアクション候補を実行するための選択の結果としてユーザに対して表示されることになるコンテンツのセットを決定する手段と、
前記コンテンツのセットに関連づけられたプレビュー画像を生成する手段と、
画面領域上に前記プレビュー画像をレンダリングする命令を生成する手段と
を備えたことを特徴とするナビゲーションコントロール機器。
【図1】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図7】
【図8】
【図9】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図7】
【図8】
【図9】
【公表番号】特表2007−509429(P2007−509429A)
【公表日】平成19年4月12日(2007.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−536598(P2006−536598)
【出願日】平成16年7月30日(2004.7.30)
【国際出願番号】PCT/US2004/024642
【国際公開番号】WO2005/045588
【国際公開日】平成17年5月19日(2005.5.19)
【出願人】(500046438)マイクロソフト コーポレーション (3,165)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年4月12日(2007.4.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年7月30日(2004.7.30)
【国際出願番号】PCT/US2004/024642
【国際公開番号】WO2005/045588
【国際公開日】平成17年5月19日(2005.5.19)
【出願人】(500046438)マイクロソフト コーポレーション (3,165)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]