アガリクスの培養方法
【課題】アガリクスの培養方法の提供。
【解決手段】アガリクスの培養方法である。そのステップは次の通りである。先ず種菌製作である。次は種菌を太空包に接種し培養する。そして、太空包を土に移植する。それから、太空包の覆土である。菌系が出てから水をやって畑の湿度を保つ。菌系が太空包に広がってから、誘導する。子実体が３〜４ミリの大きさに成長する時に、苗床の通風や湿度を保つ。最後は収穫する。上述のステップのようにして、太空包を横に苗床に置いて、又余分の水分を吸収しないために太空包の袋に切り口をし、種菌も雑菌と接触しないので、太空包が壊れるチャンスを減らし、更に収穫量を増やし、製品の品質をレベルアップして収穫期も延長できる。
【解決手段】アガリクスの培養方法である。そのステップは次の通りである。先ず種菌製作である。次は種菌を太空包に接種し培養する。そして、太空包を土に移植する。それから、太空包の覆土である。菌系が出てから水をやって畑の湿度を保つ。菌系が太空包に広がってから、誘導する。子実体が３〜４ミリの大きさに成長する時に、苗床の通風や湿度を保つ。最後は収穫する。上述のステップのようにして、太空包を横に苗床に置いて、又余分の水分を吸収しないために太空包の袋に切り口をし、種菌も雑菌と接触しないので、太空包が壊れるチャンスを減らし、更に収穫量を増やし、製品の品質をレベルアップして収穫期も延長できる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は一種のアガリクスの培養方法で、特に一種の人工栽培方法でアガリクスの子実体を培養するものである。
【背景技術】
【０００２】
アガリクスは外国から輸入し商品化してから、普遍的に受けられる健康食品までになった。現在、市販のアガリクスはほとんど菌糸体製品で、アガリクスの子実体製品ではない。なぜなら、アガリクスの子実体の育ちは培養基や培養技術などの要素に関わるからであり、人工栽培のアガリクスの量と品質をコントロールする成敗のキーポイントはどのように適合適量の養分を供給することである。
【０００３】
現在、アガリクスの培養方法はほとんどキノコの生産と類似する方法を採用する。その特徴は太空包を立て、袋を取り外し、わらを培養基材として、廃棄土壌あるい砂土壌で太空包を覆う。
【０００４】
上述の培養方法において、次の欠点がある。
立てている太空包は栄養を補充しにくいから、収穫量が低くなる。
ビニル袋が取り外された太空包は余分な水を吸収するから、壊される。
ビニル袋が取り外された太空包はアガリクスの菌系を早く広げさせて、同時に数多くの子実体が出来上がる。しかし、各生育条件を満たさないので、子実体が小さくなったり、老化しやすくなったりする。そうすれば、収穫期も短くなる。
ビニル袋が取り外された太空包で雑菌が発生しやすいので、アガリクスの菌系が不適度に覆われたり、丸飲みされたりすることがある。
廃棄土壌に覆われた太空包で成長した子実体には過度の重金属成分を残るので、食用者の健康に影響を与える。
砂土壌で太空包を覆うことでより大きいキノコが取れるけれども、キノコには水分が多く含まれているので、腐りやすく、収穫期も短い。そのほか、砂土壌も充分なアガリクスが成長するための養分とミネラルを提供することができない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明の目的は一種のアガリクスの培養方法を提供することによって、太空包が壊れるチャンスを減らし、収穫量を増やし、品質をレベルアップするものである。
【０００６】
本発明のもう１つの目的は一種のアガリクスの培養方法を提供し、アガリクスの子実体の収穫期を延長することができるものである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
請求項１の発明は、アガリクスの培養方法において、
ａ.種菌製作
ｂ.種菌を太空包に接種し、培養する
ｃ.太空包を土壌に移植する
ｄ.覆土
ｅ.水をやる
ｆ.誘導する
ｇ.苗床の通風や湿度を保つ
ｈ.収穫
などのステップが含まれていることを特徴する、アガリクスの培養方法としている。
請求項２の発明は、請求項１記載のアガリクスの培養方法において、種菌接種はアガリクスの子実体を子実体分離、接種培養、原種拡大などのプロセスによって栽培種菌に製作することを特徴とする、アガリクスの培養方法としている。
請求項３の発明は、請求項２記載のアガリクスの培養方法において、太空包の培養時間は３〜４ヶ月間であることを特徴とする、アガリクスの培養方法としている。
請求項４の発明は、請求項１記載のアガリクスの培養方法において、太空包を土壌の中に上下に隔たりと左右に広さがある細長い苗床に入れることを特徴とする、アガリクスの培養方法としている。
請求項５の発明は、請求項４記載のアガリクスの培養方法において、数個の太空包を一つ繋がりにして苗床の隔たりに入れて、各繋がりをぎっしり並べることを特徴とする、アガリクスの培養方法としている。
請求項６の発明は、請求項５記載のアガリクスの培養方法において、各隔たりに４個のアガリクスの太空包が入れてあることを特徴とする、アガリクスの培養方法としている。
請求項７の発明は、請求項１記載のアガリクスの培養方法において、苗床の覆土は完全に太空包を覆うことであることを特徴とする、アガリクスの培養方法としている。
請求項８の発明は、請求項１記載のアガリクスの培養方法において、苗床に覆う土の厚みは太空包表面より３〜３.５センチ高いものであることを特徴とする、アガリクスの培養方法としている。
請求項９の発明は、請求項１記載のアガリクスの培養方法において、菌系はアガリクスの苗床が出来てから１０〜１５日後に出ることを特徴とする、アガリクスの培養方法としている。
請求項１０の発明は、請求項１記載のアガリクスの培養方法において、アガリクスの苗床が出来てから２５〜３０日後に水をやり初め、苗床の湿度を保つことを特徴とする、アガリクスの培養方法としている。
請求項１１の発明は、請求項１記載のアガリクスの培養方法において、誘導とは水をやり、苗床の湿度を保ち、一日に１〜３回でアガリクスの子実体が出るまでにやることであることを特徴とする、アガリクスの培養方法としている。
請求項１２の発明は、請求項１記載のアガリクスの培養方法において、誘導は毎日の朝晩に苗床に水をやるのであることを特徴とする、アガリクスの培養方法としている。
請求項１３の発明は、請求項１１記載のアガリクスの培養方法において、アガリクスの子実体が２〜３ミリの大きさになるときに、毎日水をやるのをやめることを特徴とする、アガリクスの培養方法としている。
請求項１４の発明は、請求項１記載のアガリクスの培養方法において、太空包を苗床に入れる前に、太空包の袋に３〜４個の切り口をすることを特徴とする、アガリクスの培養方法としている。
請求項１５の発明は、請求項１記載のアガリクスの培養方法において、収穫期は栽培してから３５〜４５日後であるとしている。
請求項１６の発明は、請求項１記載のアガリクスの培養方法において、収穫期は２〜４ヶ月間であることを特徴とする、アガリクスの培養方法としている。
請求項１７の発明は、請求項１記載のアガリクスの培養方法において、太空包の原料はおがくず、米糠、石灰粉と水であることを特徴とする、アガリクスの培養方法としている。
請求項１８の発明は、請求項１記載のアガリクスの培養方法において、室内環境で行うことを特徴とする、アガリクスの培養方法としている。
【発明の効果】
【０００８】
上述の培養方法は一種のアガリクスの子実体を人工で栽培する方法である。そのステップは次の通りである。種菌製作である、種菌を太空包に接種し培養する。土を上下と左右に隔たりがある細長い苗床に掘る。いくつかの太空包を一繋がりにしてその苗床の隔たりに入れる。いくつかの繋がりを合わせて１つの苗床になる。苗床を土で覆い、菌系が出た後で少しの水をやり、苗床の湿度を保つ。菌系が太空包に広がると誘導する。子実体は２〜３ミリの大きさに成長したときに苗床の通風、湿度を保つ。栽培してから３５〜４５日後に収穫できる。
【０００９】
上述の通りにアガリクスの培養方法を採用して、アガリクスの子実体を栽培するための太空包を横式で苗床に入れる。入れる前に太空包の袋に切り口をして、太空包を余分な水分を吸収させなくて、種菌も雑菌と接触しないことによって、太空包が壊れるチャンスを減らし、収穫量を増やし、品質をレベルアップすることになる。
【００１０】
上述の方法で栽培したアガリクスは今の他の人工で栽培したものより、良い子実体があるだけでなく、収穫期も２〜４ヶ月間までになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１１】
本発明は一種のる良いアガリクスの培養方法を提供するものである。即ち、アガリクス子実体を培養する方法である。そのステップは図１に示す通りで、次のことを含める。
【００１２】
種菌の製作
本発明のアガリクスの栽培種菌とは天然のアガリクスから子実体を取り、その子実体を分離して取ったアガリクスの原原種である。そして、接種してアガリクスの原種に培養する。更に当アガリクス原種を拡大し、本発明のアガリクスの栽培種菌になる。
【００１３】
種菌を太空包に接種し、培養する
本発明でアガリクスの栽培に使われる太空包の成分はおがくず、米糠、石灰粉と水である。おがくずを二回発酵させる処理を行うことによって、アガリクスへの栄養素を増加して、又雑菌の発生を防止する。太空包が出来上がってから必ず冷ました後で種菌を接種し始める。接種した太空包を時間をかけて培養してから、土に移植できる。前述の培養はアガリクスの太空包が白く見え、菌系体がすこし縮まれ、又おがくずが完全にアガリクス菌系に吸収され解け合って、白いおがくずになるなどの状態が出来るのは完成ということである。培養時間はアガリクスの太空包を製作してから菌系の完全成熟するまで約３、４ヶ月間かかり、そうすると栽培の条件と合致することである。
【００１４】
太空包を土に移植する
アガリクスを栽培するための土地は４、５年休耕したのが良いである。当土地をアガリクスの栽培場所にすると決めた後、室内環境に建てた方が良いである。そうすれば、室外環境の様々な制御できない要素が排除できる。
【００１５】
栽培において、先ず土地を両側へ掘って上下に隔たりｈと左右に広さｗがある苗床１（図２、図３の通り）となる。太空包２を横倒れのように苗床１の中に入れる。太空包２をいくつかの繋がりで苗床１の各隔たりｈに入れる。太空包２を三個（図２）や四個（図３）を入れた方が良いである。繋がりになる太空包２をぎっしり苗床１の広さｗの中に並べる。
【００１６】
上述の太空包２を苗床１に入れる前に、図４のようにビニル袋に３〜４個の切り口２１をする。当切り口２１が図４のように間合いを取り太空包２の周りに分布している。それとも図４のように周りの一箇所に集中しても良いである。太空包２の表面に切り口２１をする目的は太空包を余分な水分を吸収させないのである。また、アガリクスの種菌も雑菌と接触しないので、太空包が壊れる（アガリクスの子実体が出ない）チャンスを減らす。切り口もが広がるスピードを下げて、子実体たちが同時に成長しなくて、それぞれの子実体は充分な養分を吸収して成長できる。そうすれば、収穫量も増やし、品質もレベルアップするようになる。
【００１７】
覆土
各苗床１の太空包２をよく並んでから、必ず同日に覆土を行い、日当たり直射で菌系が亡くなることを防ぐ。図５のように完全に太空包２を覆うのが標準である。覆土の高さは太空包２の表面より３〜３.５センチ高いほうが良いのである。本発明が採用する覆土方法は原土壌と栽培基材で一層一層に覆う。その原因ははアガリクスの菌系を充分な密度や空間で成長させ、又保湿作用もあり、成熟させて子実体になることが出来る。それだけでなく、培養料は更にアガリクスが子実体に成長するための栄養素を充分に提供することができる。
【００１８】
本発明の覆土方式において、図５のような順序で、底は培養料３３、太空包２、培養料３３とトップの原土壌３５の方式で覆土作業を行う。
【００１９】
水をやる
アガリクスの苗床が出来てから約１０〜１５日後、菌系が出、培養料と交ぜて培養料の養分を吸収し始める。栽培してから３０日後、菌系体は完全に培養料を吸収して、白い菌系になる。その時に、少し水をやり、太空包の湿度を保つ。
【００２０】
誘導する
菌系が培養料に広がってから誘導を行う。その時間はアガリクス苗床が出来てから２５〜３０日後である。その方法は一日に１〜３回苗床に水をやることである。２回の場合なら、朝晩それぞれ一回したほうが良い。それは午後空気の温度が高い、水温度が低いので、太空包は温度差があり、菌系を壊させて、子実体の育成を遅延することとなる。
【００２１】
苗床の通風や湿度を保つ
子実体が２〜３ミリの大きさになるとき、湿り過ぎると子実体が腐ることを防ぐため、毎日固定の水をやる作業を一時中止することができる。又、苗床の通風を保つ同時に、風が直接に苗床を吹くことも防止して、アガリクスの子実体が成長できないことや早く縮むことや畸形になることにならないようにする。苗床は乾きすぎたら、適度に水をやって、湿度を保つ。湿りすぎるのは不適宜である。
【００２２】
収穫
栽培してから３５〜４５日後アガリクスの収穫が出来る。収穫期は２〜４ヶ月間にもなる。
【００２３】
上述の培養方法を利用して栽培した子実体は成長空間が大きくて一つ一つの子実体が充分な養分を吸収するので、均一の標準サイズのキノコになる（高さ３センチ以上）。又キノコ本体水分が少ないので、腐りにくくて、収穫期も延長できる。
【図面の簡単な説明】
【００２４】
【図１】本発明の方法フローチャートである。
【図２】本発明の太空包を並べる方式の俯瞰図である。
【図３】本発明の太空包を並べる方式の俯瞰図である。
【図４】本発明の太空包の切り口の分布図である。
【図５】本発明の太空包の並べ方の断面図である。
【符号の説明】
【００２５】
１ 苗床 ３５ 原土壌
２ 太空包 ｈ 隔たり
２１ 切り口 ｗ 広さ
３３ 栽培料
【技術分野】
【０００１】
本発明は一種のアガリクスの培養方法で、特に一種の人工栽培方法でアガリクスの子実体を培養するものである。
【背景技術】
【０００２】
アガリクスは外国から輸入し商品化してから、普遍的に受けられる健康食品までになった。現在、市販のアガリクスはほとんど菌糸体製品で、アガリクスの子実体製品ではない。なぜなら、アガリクスの子実体の育ちは培養基や培養技術などの要素に関わるからであり、人工栽培のアガリクスの量と品質をコントロールする成敗のキーポイントはどのように適合適量の養分を供給することである。
【０００３】
現在、アガリクスの培養方法はほとんどキノコの生産と類似する方法を採用する。その特徴は太空包を立て、袋を取り外し、わらを培養基材として、廃棄土壌あるい砂土壌で太空包を覆う。
【０００４】
上述の培養方法において、次の欠点がある。
立てている太空包は栄養を補充しにくいから、収穫量が低くなる。
ビニル袋が取り外された太空包は余分な水を吸収するから、壊される。
ビニル袋が取り外された太空包はアガリクスの菌系を早く広げさせて、同時に数多くの子実体が出来上がる。しかし、各生育条件を満たさないので、子実体が小さくなったり、老化しやすくなったりする。そうすれば、収穫期も短くなる。
ビニル袋が取り外された太空包で雑菌が発生しやすいので、アガリクスの菌系が不適度に覆われたり、丸飲みされたりすることがある。
廃棄土壌に覆われた太空包で成長した子実体には過度の重金属成分を残るので、食用者の健康に影響を与える。
砂土壌で太空包を覆うことでより大きいキノコが取れるけれども、キノコには水分が多く含まれているので、腐りやすく、収穫期も短い。そのほか、砂土壌も充分なアガリクスが成長するための養分とミネラルを提供することができない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明の目的は一種のアガリクスの培養方法を提供することによって、太空包が壊れるチャンスを減らし、収穫量を増やし、品質をレベルアップするものである。
【０００６】
本発明のもう１つの目的は一種のアガリクスの培養方法を提供し、アガリクスの子実体の収穫期を延長することができるものである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
請求項１の発明は、アガリクスの培養方法において、
ａ.種菌製作
ｂ.種菌を太空包に接種し、培養する
ｃ.太空包を土壌に移植する
ｄ.覆土
ｅ.水をやる
ｆ.誘導する
ｇ.苗床の通風や湿度を保つ
ｈ.収穫
などのステップが含まれていることを特徴する、アガリクスの培養方法としている。
請求項２の発明は、請求項１記載のアガリクスの培養方法において、種菌接種はアガリクスの子実体を子実体分離、接種培養、原種拡大などのプロセスによって栽培種菌に製作することを特徴とする、アガリクスの培養方法としている。
請求項３の発明は、請求項２記載のアガリクスの培養方法において、太空包の培養時間は３〜４ヶ月間であることを特徴とする、アガリクスの培養方法としている。
請求項４の発明は、請求項１記載のアガリクスの培養方法において、太空包を土壌の中に上下に隔たりと左右に広さがある細長い苗床に入れることを特徴とする、アガリクスの培養方法としている。
請求項５の発明は、請求項４記載のアガリクスの培養方法において、数個の太空包を一つ繋がりにして苗床の隔たりに入れて、各繋がりをぎっしり並べることを特徴とする、アガリクスの培養方法としている。
請求項６の発明は、請求項５記載のアガリクスの培養方法において、各隔たりに４個のアガリクスの太空包が入れてあることを特徴とする、アガリクスの培養方法としている。
請求項７の発明は、請求項１記載のアガリクスの培養方法において、苗床の覆土は完全に太空包を覆うことであることを特徴とする、アガリクスの培養方法としている。
請求項８の発明は、請求項１記載のアガリクスの培養方法において、苗床に覆う土の厚みは太空包表面より３〜３.５センチ高いものであることを特徴とする、アガリクスの培養方法としている。
請求項９の発明は、請求項１記載のアガリクスの培養方法において、菌系はアガリクスの苗床が出来てから１０〜１５日後に出ることを特徴とする、アガリクスの培養方法としている。
請求項１０の発明は、請求項１記載のアガリクスの培養方法において、アガリクスの苗床が出来てから２５〜３０日後に水をやり初め、苗床の湿度を保つことを特徴とする、アガリクスの培養方法としている。
請求項１１の発明は、請求項１記載のアガリクスの培養方法において、誘導とは水をやり、苗床の湿度を保ち、一日に１〜３回でアガリクスの子実体が出るまでにやることであることを特徴とする、アガリクスの培養方法としている。
請求項１２の発明は、請求項１記載のアガリクスの培養方法において、誘導は毎日の朝晩に苗床に水をやるのであることを特徴とする、アガリクスの培養方法としている。
請求項１３の発明は、請求項１１記載のアガリクスの培養方法において、アガリクスの子実体が２〜３ミリの大きさになるときに、毎日水をやるのをやめることを特徴とする、アガリクスの培養方法としている。
請求項１４の発明は、請求項１記載のアガリクスの培養方法において、太空包を苗床に入れる前に、太空包の袋に３〜４個の切り口をすることを特徴とする、アガリクスの培養方法としている。
請求項１５の発明は、請求項１記載のアガリクスの培養方法において、収穫期は栽培してから３５〜４５日後であるとしている。
請求項１６の発明は、請求項１記載のアガリクスの培養方法において、収穫期は２〜４ヶ月間であることを特徴とする、アガリクスの培養方法としている。
請求項１７の発明は、請求項１記載のアガリクスの培養方法において、太空包の原料はおがくず、米糠、石灰粉と水であることを特徴とする、アガリクスの培養方法としている。
請求項１８の発明は、請求項１記載のアガリクスの培養方法において、室内環境で行うことを特徴とする、アガリクスの培養方法としている。
【発明の効果】
【０００８】
上述の培養方法は一種のアガリクスの子実体を人工で栽培する方法である。そのステップは次の通りである。種菌製作である、種菌を太空包に接種し培養する。土を上下と左右に隔たりがある細長い苗床に掘る。いくつかの太空包を一繋がりにしてその苗床の隔たりに入れる。いくつかの繋がりを合わせて１つの苗床になる。苗床を土で覆い、菌系が出た後で少しの水をやり、苗床の湿度を保つ。菌系が太空包に広がると誘導する。子実体は２〜３ミリの大きさに成長したときに苗床の通風、湿度を保つ。栽培してから３５〜４５日後に収穫できる。
【０００９】
上述の通りにアガリクスの培養方法を採用して、アガリクスの子実体を栽培するための太空包を横式で苗床に入れる。入れる前に太空包の袋に切り口をして、太空包を余分な水分を吸収させなくて、種菌も雑菌と接触しないことによって、太空包が壊れるチャンスを減らし、収穫量を増やし、品質をレベルアップすることになる。
【００１０】
上述の方法で栽培したアガリクスは今の他の人工で栽培したものより、良い子実体があるだけでなく、収穫期も２〜４ヶ月間までになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１１】
本発明は一種のる良いアガリクスの培養方法を提供するものである。即ち、アガリクス子実体を培養する方法である。そのステップは図１に示す通りで、次のことを含める。
【００１２】
種菌の製作
本発明のアガリクスの栽培種菌とは天然のアガリクスから子実体を取り、その子実体を分離して取ったアガリクスの原原種である。そして、接種してアガリクスの原種に培養する。更に当アガリクス原種を拡大し、本発明のアガリクスの栽培種菌になる。
【００１３】
種菌を太空包に接種し、培養する
本発明でアガリクスの栽培に使われる太空包の成分はおがくず、米糠、石灰粉と水である。おがくずを二回発酵させる処理を行うことによって、アガリクスへの栄養素を増加して、又雑菌の発生を防止する。太空包が出来上がってから必ず冷ました後で種菌を接種し始める。接種した太空包を時間をかけて培養してから、土に移植できる。前述の培養はアガリクスの太空包が白く見え、菌系体がすこし縮まれ、又おがくずが完全にアガリクス菌系に吸収され解け合って、白いおがくずになるなどの状態が出来るのは完成ということである。培養時間はアガリクスの太空包を製作してから菌系の完全成熟するまで約３、４ヶ月間かかり、そうすると栽培の条件と合致することである。
【００１４】
太空包を土に移植する
アガリクスを栽培するための土地は４、５年休耕したのが良いである。当土地をアガリクスの栽培場所にすると決めた後、室内環境に建てた方が良いである。そうすれば、室外環境の様々な制御できない要素が排除できる。
【００１５】
栽培において、先ず土地を両側へ掘って上下に隔たりｈと左右に広さｗがある苗床１（図２、図３の通り）となる。太空包２を横倒れのように苗床１の中に入れる。太空包２をいくつかの繋がりで苗床１の各隔たりｈに入れる。太空包２を三個（図２）や四個（図３）を入れた方が良いである。繋がりになる太空包２をぎっしり苗床１の広さｗの中に並べる。
【００１６】
上述の太空包２を苗床１に入れる前に、図４のようにビニル袋に３〜４個の切り口２１をする。当切り口２１が図４のように間合いを取り太空包２の周りに分布している。それとも図４のように周りの一箇所に集中しても良いである。太空包２の表面に切り口２１をする目的は太空包を余分な水分を吸収させないのである。また、アガリクスの種菌も雑菌と接触しないので、太空包が壊れる（アガリクスの子実体が出ない）チャンスを減らす。切り口もが広がるスピードを下げて、子実体たちが同時に成長しなくて、それぞれの子実体は充分な養分を吸収して成長できる。そうすれば、収穫量も増やし、品質もレベルアップするようになる。
【００１７】
覆土
各苗床１の太空包２をよく並んでから、必ず同日に覆土を行い、日当たり直射で菌系が亡くなることを防ぐ。図５のように完全に太空包２を覆うのが標準である。覆土の高さは太空包２の表面より３〜３.５センチ高いほうが良いのである。本発明が採用する覆土方法は原土壌と栽培基材で一層一層に覆う。その原因ははアガリクスの菌系を充分な密度や空間で成長させ、又保湿作用もあり、成熟させて子実体になることが出来る。それだけでなく、培養料は更にアガリクスが子実体に成長するための栄養素を充分に提供することができる。
【００１８】
本発明の覆土方式において、図５のような順序で、底は培養料３３、太空包２、培養料３３とトップの原土壌３５の方式で覆土作業を行う。
【００１９】
水をやる
アガリクスの苗床が出来てから約１０〜１５日後、菌系が出、培養料と交ぜて培養料の養分を吸収し始める。栽培してから３０日後、菌系体は完全に培養料を吸収して、白い菌系になる。その時に、少し水をやり、太空包の湿度を保つ。
【００２０】
誘導する
菌系が培養料に広がってから誘導を行う。その時間はアガリクス苗床が出来てから２５〜３０日後である。その方法は一日に１〜３回苗床に水をやることである。２回の場合なら、朝晩それぞれ一回したほうが良い。それは午後空気の温度が高い、水温度が低いので、太空包は温度差があり、菌系を壊させて、子実体の育成を遅延することとなる。
【００２１】
苗床の通風や湿度を保つ
子実体が２〜３ミリの大きさになるとき、湿り過ぎると子実体が腐ることを防ぐため、毎日固定の水をやる作業を一時中止することができる。又、苗床の通風を保つ同時に、風が直接に苗床を吹くことも防止して、アガリクスの子実体が成長できないことや早く縮むことや畸形になることにならないようにする。苗床は乾きすぎたら、適度に水をやって、湿度を保つ。湿りすぎるのは不適宜である。
【００２２】
収穫
栽培してから３５〜４５日後アガリクスの収穫が出来る。収穫期は２〜４ヶ月間にもなる。
【００２３】
上述の培養方法を利用して栽培した子実体は成長空間が大きくて一つ一つの子実体が充分な養分を吸収するので、均一の標準サイズのキノコになる（高さ３センチ以上）。又キノコ本体水分が少ないので、腐りにくくて、収穫期も延長できる。
【図面の簡単な説明】
【００２４】
【図１】本発明の方法フローチャートである。
【図２】本発明の太空包を並べる方式の俯瞰図である。
【図３】本発明の太空包を並べる方式の俯瞰図である。
【図４】本発明の太空包の切り口の分布図である。
【図５】本発明の太空包の並べ方の断面図である。
【符号の説明】
【００２５】
１ 苗床 ３５ 原土壌
２ 太空包 ｈ 隔たり
２１ 切り口 ｗ 広さ
３３ 栽培料
【特許請求の範囲】
【請求項１】
アガリクスの培養方法において、
ａ.種菌製作
ｂ.種菌を太空包に接種し、培養する
ｃ.太空包を土壌に移植する
ｄ.覆土
ｅ.水をやる
ｆ.誘導する
ｇ.苗床の通風や湿度を保つ
ｈ.収穫
などのステップが含まれていることを特徴する、アガリクスの培養方法。
【請求項２】
請求項１記載のアガリクスの培養方法において、種菌接種はアガリクスの子実体を子実体分離、接種培養、原種拡大などのプロセスによって栽培種菌に製作することを特徴とする、アガリクスの培養方法。
【請求項３】
請求項２記載のアガリクスの培養方法において、太空包の培養時間は３〜４ヶ月間であることを特徴とする、アガリクスの培養方法。
【請求項４】
請求項１記載のアガリクスの培養方法において、太空包を土壌の中に上下に隔たりと左右に広さがある細長い苗床に入れることを特徴とする、アガリクスの培養方法。
【請求項５】
請求項４記載のアガリクスの培養方法において、数個の太空包を一つ繋がりにして苗床の隔たりに入れて、各繋がりをぎっしり並べることを特徴とする、アガリクスの培養方法。
【請求項６】
請求項５記載のアガリクスの培養方法において、各隔たりに４個のアガリクスの太空包が入れてあることを特徴とする、アガリクスの培養方法。
【請求項７】
請求項１記載のアガリクスの培養方法において、苗床の覆土は完全に太空包を覆うことであることを特徴とする、アガリクスの培養方法。
【請求項８】
請求項１記載のアガリクスの培養方法において、苗床に覆う土の厚みは太空包表面より３〜３.５センチ高いものであることを特徴とする、アガリクスの培養方法。
【請求項９】
請求項１記載のアガリクスの培養方法において、菌系はアガリクスの苗床が出来てから１０〜１５日後に出ることを特徴とする、アガリクスの培養方法。
【請求項１０】
請求項１記載のアガリクスの培養方法において、アガリクスの苗床が出来てから２５〜３０日後に水をやり初め、苗床の湿度を保つことを特徴とする、アガリクスの培養方法。
【請求項１１】
請求項１記載のアガリクスの培養方法において、誘導とは水をやり、苗床の湿度を保ち、一日に１〜３回でアガリクスの子実体が出るまでにやることであることを特徴とする、アガリクスの培養方法。
【請求項１２】
請求項１記載のアガリクスの培養方法において、誘導は毎日の朝晩に苗床に水をやるのであることを特徴とする、アガリクスの培養方法。
【請求項１３】
請求項１１記載のアガリクスの培養方法において、アガリクスの子実体が２〜３ミリの大きさになるときに、毎日水をやるのをやめることを特徴とする、アガリクスの培養方法。
【請求項１４】
請求項１記載のアガリクスの培養方法において、太空包を苗床に入れる前に、太空包の袋に３〜４個の切り口をすることを特徴とする、アガリクスの培養方法。
【請求項１５】
請求項１記載のアガリクスの培養方法において、収穫期は栽培してから３５〜４５日後である。
【請求項１６】
請求項１記載のアガリクスの培養方法において、収穫期は２〜４ヶ月間であることを特徴とする、アガリクスの培養方法。
【請求項１７】
請求項１記載のアガリクスの培養方法において、太空包の原料はおがくず、米糠、石灰粉と水であることを特徴とする、アガリクスの培養方法。
【請求項１８】
請求項１記載のアガリクスの培養方法において、室内環境で行うことを特徴とする、アガリクスの培養方法。
【請求項１】
アガリクスの培養方法において、
ａ.種菌製作
ｂ.種菌を太空包に接種し、培養する
ｃ.太空包を土壌に移植する
ｄ.覆土
ｅ.水をやる
ｆ.誘導する
ｇ.苗床の通風や湿度を保つ
ｈ.収穫
などのステップが含まれていることを特徴する、アガリクスの培養方法。
【請求項２】
請求項１記載のアガリクスの培養方法において、種菌接種はアガリクスの子実体を子実体分離、接種培養、原種拡大などのプロセスによって栽培種菌に製作することを特徴とする、アガリクスの培養方法。
【請求項３】
請求項２記載のアガリクスの培養方法において、太空包の培養時間は３〜４ヶ月間であることを特徴とする、アガリクスの培養方法。
【請求項４】
請求項１記載のアガリクスの培養方法において、太空包を土壌の中に上下に隔たりと左右に広さがある細長い苗床に入れることを特徴とする、アガリクスの培養方法。
【請求項５】
請求項４記載のアガリクスの培養方法において、数個の太空包を一つ繋がりにして苗床の隔たりに入れて、各繋がりをぎっしり並べることを特徴とする、アガリクスの培養方法。
【請求項６】
請求項５記載のアガリクスの培養方法において、各隔たりに４個のアガリクスの太空包が入れてあることを特徴とする、アガリクスの培養方法。
【請求項７】
請求項１記載のアガリクスの培養方法において、苗床の覆土は完全に太空包を覆うことであることを特徴とする、アガリクスの培養方法。
【請求項８】
請求項１記載のアガリクスの培養方法において、苗床に覆う土の厚みは太空包表面より３〜３.５センチ高いものであることを特徴とする、アガリクスの培養方法。
【請求項９】
請求項１記載のアガリクスの培養方法において、菌系はアガリクスの苗床が出来てから１０〜１５日後に出ることを特徴とする、アガリクスの培養方法。
【請求項１０】
請求項１記載のアガリクスの培養方法において、アガリクスの苗床が出来てから２５〜３０日後に水をやり初め、苗床の湿度を保つことを特徴とする、アガリクスの培養方法。
【請求項１１】
請求項１記載のアガリクスの培養方法において、誘導とは水をやり、苗床の湿度を保ち、一日に１〜３回でアガリクスの子実体が出るまでにやることであることを特徴とする、アガリクスの培養方法。
【請求項１２】
請求項１記載のアガリクスの培養方法において、誘導は毎日の朝晩に苗床に水をやるのであることを特徴とする、アガリクスの培養方法。
【請求項１３】
請求項１１記載のアガリクスの培養方法において、アガリクスの子実体が２〜３ミリの大きさになるときに、毎日水をやるのをやめることを特徴とする、アガリクスの培養方法。
【請求項１４】
請求項１記載のアガリクスの培養方法において、太空包を苗床に入れる前に、太空包の袋に３〜４個の切り口をすることを特徴とする、アガリクスの培養方法。
【請求項１５】
請求項１記載のアガリクスの培養方法において、収穫期は栽培してから３５〜４５日後である。
【請求項１６】
請求項１記載のアガリクスの培養方法において、収穫期は２〜４ヶ月間であることを特徴とする、アガリクスの培養方法。
【請求項１７】
請求項１記載のアガリクスの培養方法において、太空包の原料はおがくず、米糠、石灰粉と水であることを特徴とする、アガリクスの培養方法。
【請求項１８】
請求項１記載のアガリクスの培養方法において、室内環境で行うことを特徴とする、アガリクスの培養方法。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【公開番号】特開２００７−１１７０５０（Ｐ２００７−１１７０５０Ａ）
【公開日】平成１９年５月１７日（２００７．５．１７）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００５−３１６６２８（Ｐ２００５−３１６６２８）
【出願日】平成１７年１０月３１日（２００５．１０．３１）
【出願人】（５０５４０６４３１）
【出願人】（５０５４０６４４２）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１９年５月１７日（２００７．５．１７）
【国際特許分類】
【出願日】平成１７年１０月３１日（２００５．１０．３１）
【出願人】（５０５４０６４３１）
【出願人】（５０５４０６４４２）
【Ｆターム（参考）】
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