説明

アルミ箔ラミネートフィルム分離回収装置

【課題】アルミ箔ラミネートフィルムを適切に分離剥離処理することでアルミ箔とプラスチックの再利用を可能としたもので、資源、エネルギーの有効活用を図るものである。
【解決手段】一定適性油温と適性比率の油を媒体としアルミ箔とプラスチックを剥離、分離し一定の圧力でそれぞれの油を搾りアルミ箔とプラスチックを回収それらを連続して行う装置である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アルミ箔ラミネートフィルムの製造の過程で排出される不良品及び製品すべてにおいてリサイクルを可能とするものである。
【背景技術】
【0002】
無酸素状態での熱分解炉装置でプラスチック成分をガス化し、アルミのみを取りだしていた。又は熱源として焼却処理をしている(特許文献1参照。)。
【特許文献1】 特開平01−287231号 公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
解決しようとする問題点は、熱分解炉の装置では高温、高圧での処理の為安全設備、排ガス処理設備、等莫大な付帯設備が必要であり、アルミのリサイクルだけでプラスチック部分はガス化するが安定制御が出来ず有効なリサイクルが難しい点である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、一定適性油温又適正比率の油を媒体としアルミ箔とプラスチックを分離する装置。
【発明の効果】
【0005】
(イ)アルミ箔とプラスチックの両方のリサイクルが可能
(ロ)連続運転が可能なため小型で処理能力が高く設備費用を安価に出来る。
(ハ)アルミ箔を酸化させずほぼ100%に近い状態でアルミ取り出しが可能。
本発明は、これらの効果をもたらすものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施例について説明する。
(イ)アルミ箔ラミネートフィルムを適当な大きさに破砕する。
(ロ)破砕したフィルムを網カゴ(1)に入れ適正油温(2)に接触させアルミとプラスチックを分離させる。
(ハ)分離させたフィルムを昇降装置(3)で上部に移動させ油蒸気(4)で洗浄しアルミを取り出す。
(二)分離した各々に一定の圧力をかけ油を搾りアルミ箔とプラスチックを取り出す。
(ホ)容器(5)内部で剥離、分離、洗浄を行う。
本発明は以上のような構造でこれお連続的に行う。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の断面図である。
【符号の説明】
【0008】
(1)網カゴ
(2)油
(3)昇降装置
(4)油蒸気
(5)容器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ある一定の適正油温と油蒸気をアルミ箔ラミネートフィルムに接触させてアルミ箔とプラスチック成分を剥離、分離し一定の圧力でそれぞれの油をしぼりアルミ箔とプラスチックを回収する装置。

【図1】
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【公開番号】特開2007−111687(P2007−111687A)
【公開日】平成19年5月10日(2007.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−329383(P2005−329383)
【出願日】平成17年10月18日(2005.10.18)
【出願人】(505422154)株式会社エヌ・フィールド (2)
【Fターム(参考)】