アンジオポエチン様4タンパク質を使用する組成物および方法
疾患または障害の診断および治療のためのANGPTL4組成物、およびそのような組成物、およびそのアゴニストまたはアンタゴニストを用いる方法が含まれ、それは、細胞の増殖、細胞の接着および細胞の移動を変調する方法を含む。例えば、この方法は、有効量のANGPTL4またはANGPTL4アゴニストを、肝細胞またはプレ肝細胞の集団に投与し、それにより、増殖を誘導することを含む。1つの態様において、該投与工程は、ANGPTL4をコードする核酸を投与することを含む。ANGPTL4またはANGPTL4のアゴニストは、肝臓の機能障害、疾患および損傷の治療で用いることができる。1つの態様において、ANGPTL4は,ANGPTL4をコードする核酸によって供される。本発明の1つの実施形態において、ANGPTL4アゴニストはαVβ5受容体に対するアゴニストである。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
肝細胞の増殖を刺激する方法であって、該方法は、有効量のアンジオポエチン様4タンパク質(ANGPTL4)を肝細胞またはプレ肝細胞の集団に投与し、それにより、増殖を刺激する工程を包含する、方法。
【請求項2】
前記肝細胞が被験体内にある、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記被験体がヒトである、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ANGPTL4がヒトANGPTL4のアミノ酸残基23〜406を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ANGPTL4がヒトANGPTL4のアミノ酸残基184〜406を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
投与工程が、ANGPTL4をコードする核酸配列を投与する工程を包含する、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
肝細胞の増殖を刺激する方法であって、該方法は、肝細胞またはプレ肝細胞においてANGPTL4の産生を刺激する因子の有効量を投与し、それにより、増殖を刺激する工程を包含する、方法。
【請求項8】
肝細胞の増殖を刺激する方法であって、該方法は、有効量のANGPTL4アンタゴニストを肝細胞またはプレ肝細胞の集団に投与する工程を包含する、方法。
【請求項9】
前記アンタゴニストが前記肝細胞においてANGPTL4タンパク質の産生を阻害する因子である、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記因子がアンチセンスまたはリボザイム分子である、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記ANGPTL4アンタゴニストが抗ANGPTL4抗体である、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記ANGPTL4アンタゴニストが抗αvβ5抗体である、請求項8に記載の方法。
【請求項13】
肝細胞の細胞接着を誘導する方法であって、該方法は、ANGPTL4を含む組成物の有効量を肝細胞の集団に投与し、それにより、肝細胞の細胞接着を誘導する工程を包含する、方法。
【請求項14】
前記ANGPTL4がヒトANGPTL4のアミノ酸残基23〜406を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記ANGPTL4がヒトANGPTL4のアミノ酸残基185〜406を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記組成物が担体と共にANGPTL4を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項17】
肝細胞の細胞接着を阻害する方法であって、該方法は、ANGPTL4アンタゴニストを含む組成物の有効量を肝細胞の集団に投与し、それにより、肝細胞の細胞接着を阻害する工程を包含する、方法。
【請求項18】
前記アンタゴニストが抗ANGPTL4抗体である、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記アンタゴニストが抗αvβ5抗体である、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
プレ脂肪細胞の増殖を刺激する方法であって、該方法は、ANGPTL4またはアゴニストを含む組成物の有効量をプレ脂肪細胞の集団に投与し、それにより、プレ脂肪細胞の増殖を誘導する工程を包含する、方法。
【請求項21】
前記プレ脂肪細胞が被験体内にある、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記被験体がヒトである、請求項20に記載の方法。
【請求項23】
前記組成物が担体と共にANGPTL4を含む、請求項20に記載の方法。
【請求項24】
前記ANGPTL4がヒトANGPTL4のアミノ酸残基23〜406を含む、請求項20に記載の方法。
【請求項25】
前記ANGPTL4が約23〜約162のアミノ酸残基を含む、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
プレ脂肪細胞の増殖を阻害する方法であって、該方法は、ANGPTL4アンタゴニストを含む組成物の有効量をプレ脂肪細胞の集団に投与する工程を包含する、方法。
【請求項27】
前記ANGPTL4アンタゴニストが抗ANGPTL4抗体である、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
ANGPTL4の生物学的活性を阻害する方法であって、該方法は、ANGPTL4のC末端に結合するANGPTL4アンタゴニストを投与する工程を包含する、方法。
【請求項29】
前記ANGPTL4アンタゴニストが抗ANGPTL4抗体である、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記ANGPTL4アンタゴニストが抗αvβ5抗体である、請求項28に記載の方法。
【請求項31】
前記ANGPTL4アンタゴニストが、Angptl4がαvβ5に結合することをブロックする、請求項28に記載の方法。
【請求項32】
前記生物学的活性が細胞増殖または細胞分化を誘導することを含む、請求項28に記載の方法。
【請求項33】
ANGPTL4のC末端に結合する抗体。
【請求項34】
前記抗体が中和抗体である、請求項32に記載の抗体。
【請求項35】
ANGPTL4の改変体を含む組成物であって、該改変体ANGPTL4はタンパク質分解により処理されない、組成物。
【請求項36】
ANGPTL4の前記改変体がアミノ酸162および/または164の改変を含む、請求項35に記載の組成物。
【請求項37】
前記改変が置換である請求項36に記載の組成物。
【請求項38】
前記置換が位置162および位置164におけるものである請求項37に記載の組成物。
【請求項1】
肝細胞の増殖を刺激する方法であって、該方法は、有効量のアンジオポエチン様4タンパク質(ANGPTL4)を肝細胞またはプレ肝細胞の集団に投与し、それにより、増殖を刺激する工程を包含する、方法。
【請求項2】
前記肝細胞が被験体内にある、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記被験体がヒトである、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ANGPTL4がヒトANGPTL4のアミノ酸残基23〜406を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ANGPTL4がヒトANGPTL4のアミノ酸残基184〜406を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
投与工程が、ANGPTL4をコードする核酸配列を投与する工程を包含する、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
肝細胞の増殖を刺激する方法であって、該方法は、肝細胞またはプレ肝細胞においてANGPTL4の産生を刺激する因子の有効量を投与し、それにより、増殖を刺激する工程を包含する、方法。
【請求項8】
肝細胞の増殖を刺激する方法であって、該方法は、有効量のANGPTL4アンタゴニストを肝細胞またはプレ肝細胞の集団に投与する工程を包含する、方法。
【請求項9】
前記アンタゴニストが前記肝細胞においてANGPTL4タンパク質の産生を阻害する因子である、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記因子がアンチセンスまたはリボザイム分子である、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記ANGPTL4アンタゴニストが抗ANGPTL4抗体である、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記ANGPTL4アンタゴニストが抗αvβ5抗体である、請求項8に記載の方法。
【請求項13】
肝細胞の細胞接着を誘導する方法であって、該方法は、ANGPTL4を含む組成物の有効量を肝細胞の集団に投与し、それにより、肝細胞の細胞接着を誘導する工程を包含する、方法。
【請求項14】
前記ANGPTL4がヒトANGPTL4のアミノ酸残基23〜406を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記ANGPTL4がヒトANGPTL4のアミノ酸残基185〜406を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記組成物が担体と共にANGPTL4を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項17】
肝細胞の細胞接着を阻害する方法であって、該方法は、ANGPTL4アンタゴニストを含む組成物の有効量を肝細胞の集団に投与し、それにより、肝細胞の細胞接着を阻害する工程を包含する、方法。
【請求項18】
前記アンタゴニストが抗ANGPTL4抗体である、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記アンタゴニストが抗αvβ5抗体である、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
プレ脂肪細胞の増殖を刺激する方法であって、該方法は、ANGPTL4またはアゴニストを含む組成物の有効量をプレ脂肪細胞の集団に投与し、それにより、プレ脂肪細胞の増殖を誘導する工程を包含する、方法。
【請求項21】
前記プレ脂肪細胞が被験体内にある、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記被験体がヒトである、請求項20に記載の方法。
【請求項23】
前記組成物が担体と共にANGPTL4を含む、請求項20に記載の方法。
【請求項24】
前記ANGPTL4がヒトANGPTL4のアミノ酸残基23〜406を含む、請求項20に記載の方法。
【請求項25】
前記ANGPTL4が約23〜約162のアミノ酸残基を含む、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
プレ脂肪細胞の増殖を阻害する方法であって、該方法は、ANGPTL4アンタゴニストを含む組成物の有効量をプレ脂肪細胞の集団に投与する工程を包含する、方法。
【請求項27】
前記ANGPTL4アンタゴニストが抗ANGPTL4抗体である、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
ANGPTL4の生物学的活性を阻害する方法であって、該方法は、ANGPTL4のC末端に結合するANGPTL4アンタゴニストを投与する工程を包含する、方法。
【請求項29】
前記ANGPTL4アンタゴニストが抗ANGPTL4抗体である、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記ANGPTL4アンタゴニストが抗αvβ5抗体である、請求項28に記載の方法。
【請求項31】
前記ANGPTL4アンタゴニストが、Angptl4がαvβ5に結合することをブロックする、請求項28に記載の方法。
【請求項32】
前記生物学的活性が細胞増殖または細胞分化を誘導することを含む、請求項28に記載の方法。
【請求項33】
ANGPTL4のC末端に結合する抗体。
【請求項34】
前記抗体が中和抗体である、請求項32に記載の抗体。
【請求項35】
ANGPTL4の改変体を含む組成物であって、該改変体ANGPTL4はタンパク質分解により処理されない、組成物。
【請求項36】
ANGPTL4の前記改変体がアミノ酸162および/または164の改変を含む、請求項35に記載の組成物。
【請求項37】
前記改変が置換である請求項36に記載の組成物。
【請求項38】
前記置換が位置162および位置164におけるものである請求項37に記載の組成物。
【図1】
【図1B】
【図2】
【図2B】
【図3A】
【図3B】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図9−1】
【図9−2】
【図9C】
【図9−3】
【図9E】
【図10】
【図1B】
【図2】
【図2B】
【図3A】
【図3B】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図9−1】
【図9−2】
【図9C】
【図9−3】
【図9E】
【図10】
【公表番号】特表2008−507531(P2008−507531A)
【公表日】平成20年3月13日(2008.3.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−522672(P2007−522672)
【出願日】平成17年7月19日(2005.7.19)
【国際出願番号】PCT/US2005/025650
【国際公開番号】WO2006/014678
【国際公開日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年3月13日(2008.3.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年7月19日(2005.7.19)
【国際出願番号】PCT/US2005/025650
【国際公開番号】WO2006/014678
【国際公開日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]