説明

イメージセンサモジュール

【課題】様々な読み取り態様に対応可能なイメージセンサモジュールを提供すること。
【解決手段】x方向に配列された複数の受光部を有する受光手段と、読み取り対象物からの光を上記複数の受光部に結像するレンズユニット4と、を備えるイメージセンサモジュールA1であって、レンズユニット4に対してy方向一方側に位置しており、z方向に起立し、かつ、z方向おいて上記読み取り対象物側を向く位置決め面11aを有する1以上のリブ11を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、たとえば紙幣読み取り装置に用いられるイメージセンサモジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
図7は、従来のイメージセンサモジュールの一例を示している(たとえば、特許文献1参照)。同図に示されたイメージセンサモジュールXは、ケース91に、複数のセンサチップ93が搭載された基板92、レンズユニット94、および線状光源96が収容された構成とされている。線状光源96は、導光体96aおよびLEDチップ96bを有している。LEDチップ96bが発した光は、導光体96aに入射することにより、主走査方向に延びる線状光として出射される。この線状光は、読み取り対象物である紙幣Pmによって反射された後に、レンズユニット94によってセンサチップ93に結像される。これにより、紙幣の表面に印刷された文字や図柄を読み取ることができる。
【0003】
上記紙幣読み取り装置は、紙幣Pmが正規の機関によって適切に製造されたものであるかを識別する機能を有する。この識別を行うために、上記紙幣読み取り装置のメーカーは独自のノウハウを蓄積している。たとえば、紙幣Pmに可視光以外の赤外線や紫外線を照射し、その反射光の読み取りを行ったり、これらの光を紙幣Pmの裏側から照射し、その透過光の読み取りを行ったりしている。このような読み取りを行うには、イメージセンサモジュールXとして、光源96から出射される光の波長を異ならせた複数のものを用意したり、光源96を備えないものを用意したりする必要がある。このような異なる仕様の複数のイメージセンサモジュールXを別々に用意することは、イメージセンサモジュールXの設計および製造を複雑化させ、上記紙幣読み取り装置のコスト増を招来していた。
【0004】
【特許文献1】特開2000−125080号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、様々な読み取り態様に対応可能なイメージセンサモジュールを提供することをその課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によって提供されるイメージセンサモジュールは、主走査方向に配列された複数の受光部を有する受光手段と、読み取り対象物からの光を上記複数の受光部に結像するレンズユニットと、上記レンズユニットおよび上記受光手段を保持するフレームと、を備えるイメージセンサモジュールであって、上記フレームは、上記レンズユニットに対して副走査方向一方側に位置しており、上記主走査方向および上記副走査方向のいずれに対しても直角である方向に起立し、かつ、この方向おいて上記読み取り対象物側を向く位置決め面を有する1以上のリブを備えることを特徴としている。
【0007】
このような構成によれば、上記イメージセンサモジュールをたとえば紙幣読み取り装置に組み込む場合に、上記位置決め面を利用して上記イメージセンサモジュールの位置決めを正確に行うことができる。
【0008】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記フレームは、上記主走査方向両端寄りに位置し、上記主走査方向内方を向く、1対の内向き端面を有する。
【0009】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記リブの上記主走査方向側面によって規定される空間は、上記副走査方向において上記レンズユニットとは反対側に開放されている。
【0010】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記リブには、上記副走査方向において上記レンズユニット寄りに位置し、上記主走査方向および上記副走査方向のいずれに対しても直角である方向において上記読み取り対象物寄りに位置する切り欠きが形成されている。このような構成によれば、上記切り欠きを通して光を行き来させることが可能であり、上記切り欠きによって光源からの光が吸収されることを抑制することができる。
【0011】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記副走査方向において上記レンズユニットを挟んで離間配置された複数の上記リブを備える。このような構成によれば、上記イメージセンサモジュールが主走査方向軸周りに傾くことを抑制できる。
【0012】
本発明の好ましい実施の形態においては、複数の上記リブは、上記主走査方向における位置が互いに異なっている。このような構成によれば、上記イメージセンサモジュールが撓むことを防止可能である。
【0013】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記主走査方向を長手方向とする基板、および上記主走査方向に沿ってこの基板に搭載された複数のLEDチップ、を有する基板光源をさらに備えており、上記基板の上記主走査方向端面が上記リブの上記主走査方向側面に対向している。
【0014】
本発明の好ましい実施の形態においては、それぞれが、上記主走査方向を長手方向とする基板、および上記主走査方向に沿ってこの基板に搭載された複数のLEDチップを有する、複数の基板光源をさらに備えており、上記複数の基板光源は、上記副走査方向において上記レンズユニットを挟んで離間配置されており、かつ、各上記基板光源の上記基板の主走査方向端面が、上記リブの上記主走査方向側面に対向している。このような構成によれば、上記基板光源を上記フレームに対して容易かつ正確に位置決めすることができる。
【0015】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記複数の基板光源の上記LEDチップのいずれかは、上記副走査方向において上記レンズユニットを挟んで反対側に位置する上記リブのいずれかと、上記主走査方向における位置が一致している。このような構成によれば、上記読み取り対象物への照度分布を均一化するのに適している。
【0016】
本発明の好ましい実施の形態においては、LEDチップ、およびこのLEDチップからの光を上記主走査方向に延びる線状光として出射する長尺状の導光体を有する導光体光源をさらに備えており、上記導光体光源は、上記副走査方向において上記リブを挟んで上記レンズユニットとは反対側に配置されている。
【0017】
このように、本発明にかかるイメージセンサモジュールによれば、たとえば紙幣読み取り装置メーカーは、上記基板光源および上記導光体光源などの光源を備えない上記イメージセンサモジュールを購入すれば、必要に応じて上記基板光源または上記導光体光源を組み込んだ上記イメージセンサモジュールを構成可能である。これは、たとえば、紙幣読み取り装置のコスト低減に有利である。
【0018】
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
【0020】
図1および図2は、本発明の第1実施形態に基づくイメージセンサモジュールを示している。本実施形態のイメージセンサモジュールA1は、フレーム1、基板2、複数のセンサチップ3、レンズユニット4を備えている。図2に示すように、イメージセンサモジュールA1は、ケースCsに収容されることにより、紙幣読み取り装置B1を構成するモジュールであり、紙幣Pmの裏側に配置された光源ユニットLuからの透過光を利用して紙幣Pmに印刷された内容を読み取る。
【0021】
フレーム1は、イメージセンサモジュールA1の土台となるものであり、たとえば黒色の樹脂からなる。フレーム1は、主走査方向であるx方向を長手方向とする長尺状であり、x方向両端にブロック状の部分が形成されている。これらのブロック状の部分は、x方向内方を向く内向き端面1aを有している。フレーム1には、副走査方向であるy方向中央に、レンズユニット4を保持するための凹部が形成されている。
【0022】
フレーム1には、2つの内向き端面1aに挟まれた領域に、3つのリブ11が形成されている。本実施形態においては、2つのリブ11と1つのリブ11とが、レンズユニット4を挟んでy方向に離間配置されている。また、3つのリブ11は、x方向における位置が互いに異なっている。各リブ11は、z方向に起立しており、z方向を向く位置決め面11a、およびx方向を向く2つの側面11bを有している。また、各リブ11には、y方向レンズユニット4寄り、かつz方向紙幣Pm寄りの部分に切り欠き11cが形成されている。
【0023】
基板2は、たとえばセラミックまたはガラスエポキシ樹脂からなる長矩形状であり、複数のセンサチップ3が実装されている。基板2は、フレーム1の下部にはめ込まれている。また、基板2には、イメージセンサモジュールA1をたとえば紙幣読み取り装置B1に接続するためのコネクタ(図示略)が設けられている。
【0024】
複数のセンサチップ3は、x方向に配列されており、上面に設けられた図示しない複数の受光面(受光部)に受けた光に応じた起電力を生じ、さらにこの起電力から受光部ごとの輝度信号を出力可能に構成されている。本実施形態においては、紙幣Pmを透過した光を複数のセンサチップ3によって受光することにより、紙幣Pmの印刷内容を画像データとして読み取ることができる。
【0025】
レンズユニット4は、紙幣Pmから向かってきた光を複数のセンサチップ3に結像させる光学部品である。レンズユニット4は、たとえばx方向に配列された複数の円柱状のレンズが樹脂製のハウジングに保持された構成とされている。
【0026】
図2に示すように、イメージセンサモジュールA1は、たとえばケースCsおよび光源ユニットLuを有する紙幣読み取り装置B1に組み込まれる。ケースCsには、イメージセンサモジュールA1を収容可能な凹部が形成されている。この凹部にイメージセンサモジュールA1を組み込むときには、3つのリブ11の位置決め面11aをケースCsに当接させることにより、イメージセンサモジュールA1のケースCsに対する位置決めを行う。イメージセンサモジュールA1の上方には、光源ユニットLuが配置されている。光源ユニットLuからたとえば赤外線などの光が出射された状態で、イメージセンサモジュールA1と光源ユニットLuとの間を紙幣Pmが送られる。紙幣Pmを透過した光をイメージセンサモジュールA1が読み取ることにより、紙幣Pmの印刷内容を画像データとして取得できる。
【0027】
次に、イメージセンサモジュールA1の作用について説明する。
【0028】
本実施形態によれば、リブ11を用いることにより、イメージセンサモジュールA1のケースCsに対する位置決めを適切に行うことができる。3つのリブ11がレンズユニット4を挟んでy方向両側に配置されていることにより、イメージセンサモジュールA1がy軸周りに傾いてしまうことを防止できる。また、3つのリブ11がx方向において異なる位置に配置されていることにより、イメージセンサモジュールA1が撓んでしまうことを防止可能である。
【0029】
図3〜図6は、本発明の他の実施形態を示している。なお、これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
【0030】
図3および図4は、本発明の第2実施形態に基づくイメージセンサモジュールを示している。本実施形態のイメージセンサモジュールA2は、複数の基板光源5を備える点が、上述した実施形態と異なっている。
【0031】
各基板光源5は、基板51および複数のLEDチップ52を備えている。基板51は、x方向を長手方向とする長尺状であり、たとえばセラミックまたはガラスエポキシ樹脂からなる。複数のLEDチップ52は、たとえば紫外線または赤外線を発光可能に構成されており、x方向に配列されている。複数のLEDチップ52のいくつかは、リブ11のy方向正面に位置するように配置されている。たとえば、図3に示すように、あるLEDチップ52は、x方向中央のリブ11を通り、かつy方向に延びる基準線Lb上に配置されている。これと同様の、他の2つのリブ11のy方向正面にも、それぞれLEDチップ52が配置されている。
【0032】
図3に示すように、5つの基板光源5は、レンズユニット4を挟んでy方向両側に分けて配置されている。4つの基板光源5は、リブ11の側面11bとフレーム1の内向き端面1aとの間に配置されており、各基板51の端面が、側面11bおよび内向き端面1aと当接し、またはごく接近して正対している。残りの一つの基板光源5は、2つのリブ11に挟まれるように配置されている。この基板光源5の基板51の両端面は、リブ11の側面11bと当接し、またはごく接近して正対している。各基板光源5は、基板51のうち複数のLEDチップ52が搭載された面が、レンズユニット4の上方領域を仰ぐような姿勢で設けられている。
【0033】
上述したとおり、5つの基板光源5は、内向き端面1aと側面11bとに挟まれた空間、および互いに向き合う側面11bどうしに挟まれた空間に配置されている。これらの空間は、y方向に大きく開放されている。5つの基板光源5をフレーム1に取り付けるときには、基板光源5をフレーム1に対してy方向にスライドさせるように挿入する。
【0034】
イメージセンサモジュールA2は、基板光源5からの紫外線または赤外線を紙幣Pmに向けて照射し、紙幣Pmから向かってきた光をセンサチップ3によって受光することにより、紙幣Pmの印刷内容を画像データとして読み取る。
【0035】
このような実施形態によれば、紙幣Pmの印刷に用いられたインクの、紫外線または赤外線によって励起されることによって発光し、またはこれらの光を反射あるいは吸収するという性質に応じて、紙幣Pmの印刷内容を読み取ることが可能である。
【0036】
一般的に紫外線を発光するLEDチップ52は、たとえば可視光を発光するLEDチップと比べて輝度が低い。しかし、基板光源5によれば、必要とされる光量を達成可能な数のLEDチップ52を配置しやすい。これにより、紙幣Pmの印刷内容をより鮮明に読み取ることができる。リブ11に設けられた切り欠き11cは、このリブ11を挟んでx方向一方側にあるLEDチップ52からの光がx方向他方側に進行することを許容する。これは、LEDチップ52からの光がリブ11によって吸収されてしまうことを抑制するのに適しており、紙幣Pmに照射する光量を増大するのに好ましい。また、リブ11のy方向正面にLEDチップ52を配置することにより、x方向においてリブ11がある場所とそうでない場所との光量のバラツキを抑制することができる。これは、紙幣Pmに照射される光の照度分布の均一化に寄与し、より適切に紙幣Pmの読み取りを行うのに適している。
【0037】
紙幣読み取り装置B2をはじめとする紙幣読み取り装置にとって最も重要なことは、紙幣Pmが正規の機関によって適切に製造されたものであるかをいかに正確に識別できるかである。紙幣Pmに使用されるインクの種類などは一般に公開されないため、どのような波長の光をどのように照射すればこのような識別を実現できるかは、紙幣読み取り装置の各メーカーが独自に研究する項目である。このため、紙幣Pmの識別方法は、各メーカー独自のノウハウとなっている。これらのメーカーは、ノウハウ漏えいを防止するために、イメージセンサモジュールA2をはじめとするイメージセンサモジュールメーカーに、基板光源5を組み込まない状態でイメージセンサモジュールを納入することを希望する場合がある。そして、紙幣読み取り装置メーカーが、独自のノウハウに基づいて基板光源5などの光源を組み込むのである。
【0038】
本実施形態のイメージセンサモジュールA2は、基板光源5を組み込む空間がy方向に大きく開口しているため、紙幣読み取り装置メーカーが容易に基板光源5を組み込むことができる。また、このときに内向き端面1aおよび側面11bを利用すれば、基板光源5の位置決めを正確に行うことができる。また、基板光源5を組み込まなければ、上述したイメージセンサモジュールA1として用いることができる。これにより、複数のイメージセンサモジュールA1を購入した上で、そのいくつかをイメージセンサモジュールA2として用いるといった合理的な使用が可能である。
【0039】
図5は、本実施形態の第3実施形態に基づくイメージセンサモジュールを示している。本実施形態のイメージセンサモジュールA3は、2つの導光体光源6を備える点が、上述した実施形態と異なっている。
【0040】
2つの導光体光源6は、レンズユニット4および3つのリブ11を挟んでy方向に離間して平行に配置されている。導光体光源6は、導光体61およびLEDチップ62を備えている。導光体61は、x方向を長手方向とする長尺状であり、たとえばメタクリル酸メチル樹脂 (PMMA)などの透明な樹脂からなる。LEDチップ62は、たとえば可視光を発光可能に構成されており、導光体61の端面に正対する位置に配置されている。本実施形態においては、赤色光、緑色光、青色光を発する3つのLEDチップ62が設けられている。LEDチップ62からの光は、導光体61に入射することにより、x方向に広がる線状光として導光体61から出射される。
【0041】
このような実施形態によれば、紙幣Pmに可視光を照射した場合に像として現れる印刷内容を読み取ることができる。また、本実施形態から理解されるように、イメージセンサモジュールA1,A2,A3は、光源の有無以外の構成が互いに共通である。したがって、たとえば紙幣読み取り装置メーカーは、多数のイメージセンサモジュールA1を購入すれば、必要に応じてイメージセンサモジュールA1,A2,A3を効率よく合理的に作り分けることができる。
【0042】
本発明に係るイメージセンサモジュールは、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係るイメージセンサモジュールの各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
【0043】
リブ11の個数は、上述した実施形態の個数に限定されず、適宜増減してよい。リブ11や基板光源5、導光体光源6は、レンズユニット4のy方向片側のみに設けてもよい。本発明にかかるイメージセンサモジュールは、紙幣読み取り装置に用いるのに適しているが、このイメージセンサモジュールの用途はこれに限定されず、さまざまな画像読み取り装置に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の第1実施形態に基づくイメージセンサモジュールを示す斜視図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態に基づくイメージセンサモジュールを示す斜視図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】本発明の第3実施形態に基づくイメージセンサモジュールを示す斜視図である。
【図6】図5のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】従来のイメージセンサモジュールの一例を示す断面図である。
【符号の説明】
【0045】
A1,A2,A3 イメージセンサモジュール
B1,B2,B3 紙幣読み取り装置
Pm 紙幣(読み取り対象物)
x (主走査)方向
y (副走査)方向
z 方向
1 フレーム
2 基板
3 センサチップ(受光手段)
4 レンズユニット
5 基板光源
6 導光体光源
1a 内向き端面
11 リブ
11a 位置決め面
11b (主走査方向)側面
11c 切り欠き
51 基板
52 LEDチップ
61 導光体
62 LEDチップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
主走査方向に配列された複数の受光部を有する受光手段と、
読み取り対象物からの光を上記複数の受光部に結像するレンズユニットと、
上記レンズユニットおよび上記受光手段を保持するフレームと、
を備えるイメージセンサモジュールであって、
上記フレームは、上記レンズユニットに対して副走査方向一方側に位置しており、上記主走査方向および上記副走査方向のいずれに対しても直角である方向に起立し、かつ、この方向おいて上記読み取り対象物側を向く位置決め面を有する1以上のリブを備えることを特徴とする、イメージセンサモジュール。
【請求項2】
上記フレームは、上記主走査方向両端寄りに位置し、上記主走査方向内方を向く、1対の内向き端面を有する、請求項1に記載のイメージセンサモジュール。
【請求項3】
上記リブの上記主走査方向側面によって規定される空間は、上記副走査方向において上記レンズユニットとは反対側に開放されている、請求項1または2に記載のイメージセンサモジュール。
【請求項4】
上記リブには、上記副走査方向において上記レンズユニット寄りに位置し、上記主走査方向および上記副走査方向のいずれに対しても直角である方向において上記読み取り対象物寄りに位置する切り欠きが形成されている、請求項1ないし3のいずれかに記載のイメージセンサモジュール。
【請求項5】
上記副走査方向において上記レンズユニットを挟んで離間配置された複数の上記リブを備える、請求項1ないし4のいずれかに記載のイメージセンサモジュール。
【請求項6】
複数の上記リブは、上記主走査方向における位置が互いに異なっている、請求項5に記載のイメージセンサモジュール。
【請求項7】
上記主走査方向を長手方向とする基板、および上記主走査方向に沿ってこの基板に搭載された複数のLEDチップ、を有する基板光源をさらに備えており、
上記基板の上記主走査方向端面が上記リブの上記主走査方向側面に対向している、請求項1ないし6のいずれかに記載のイメージセンサモジュール。
【請求項8】
それぞれが、上記主走査方向を長手方向とする基板、および上記主走査方向に沿ってこの基板に搭載された複数のLEDチップを有する、複数の基板光源をさらに備えており、
上記複数の基板光源は、上記副走査方向において上記レンズユニットを挟んで離間配置されており、かつ、
各上記基板光源の上記基板の主走査方向端面が、上記リブの上記主走査方向側面に対向している、請求項5または6に記載のイメージセンサモジュール。
【請求項9】
上記複数の基板光源の上記LEDチップのいずれかは、上記副走査方向において上記レンズユニットを挟んで反対側に位置する上記リブのいずれかと、上記主走査方向における位置が一致している、請求項8に記載のイメージセンサモジュール。
【請求項10】
LEDチップ、およびこのLEDチップからの光を上記主走査方向に延びる線状光として出射する長尺状の導光体を有する導光体光源をさらに備えており、
上記導光体光源は、上記副走査方向において上記リブを挟んで上記レンズユニットとは反対側に配置されている、請求項1ないし6のいずれかに記載のイメージセンサモジュール。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−45565(P2010−45565A)
【公開日】平成22年2月25日(2010.2.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−207770(P2008−207770)
【出願日】平成20年8月12日(2008.8.12)
【出願人】(000116024)ローム株式会社 (3,539)
【Fターム(参考)】