説明

インストルメントパネル

【課題】本発明は、軽量なインストルメントパネルを提供することを課題とする。
【解決手段】意匠面11を形成するアウタ部材12と、意匠面11の裏面に一部が接合され、他部でアウタ部材12との間に中空部32を形成するインナ部材13とからなるインストルメントパネル10であって、中空部32は、空調風が導通可能なダクト部38と、アウタ部材12を補強する補強部33とを備えることを特徴とする。
【効果】中空部32を利用するため、空調風を導通させるためのダクトや、アウタ部材12を補強する補強材を別途配置する必要がない。部品点数の削減が図られ、インストルメントパネル10の軽量化に寄与する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車室内前方に設けられるインストルメントパネルの改良技術に関する。
【背景技術】
【0002】
車室内前方に、スピードメータやグローブボックスを支持するためのインストルメントパネルが取付けられている(例えば、特許文献1(第1図)参照。)。
【0003】
特許文献1に示されるようなインストルメントパネルの断面構造は各種提案されている。なかでも、振動溶着による断面構造が実用に供されている。このような構造を次図で説明する。
図7に示すように、インストルメントパネル100は、基材101の裏面に空調風を送るためのダクト102を振動溶着させてなる。
【0004】
ダクト102の他にも、裏面に様々な部品を溶着させるため、部品点数が増加し、重量が増大する。
【0005】
さらには、振動を付与して溶融させた部位が、凝固する際に体積の変化が起こり、ひけ現象が起こり、結果、基材101に局部的に窪みが発生することがある。対策として、基材101を厚くして剛性を高めることが有効である。しかし、基材101を厚くすると、インストルメントパネルの重量が増加する。
【0006】
車両重量の低減が求めらるため、インストルメントパネルが重くなることは好ましくない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】実開昭55−99836号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、インストルメントパネルの軽量化技術を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1に係る発明は、意匠面を形成するアウタ部材と、前記意匠面の裏面に一部が接合され、他部で前記アウタ部材との間に中空部を形成するインナ部材とからなるインストルメントパネルであって、
前記中空部は、空調風が導通可能なダクト部と、前記アウタ部材を補強する補強部とを備えることを特徴とする。
【0010】
請求項2に係る発明は、補強部は、車室内を車幅方向に向かって掛け渡される天板部から、この天板部の下方に設けられているセンタートンネルに向かって掛け渡され、天板部を支持する支持補強部が含まれることを特徴とする。
【0011】
請求項3に係る発明は、支持補強部は、天板部からセンタートンネルに向かって接続され車幅方向に一対に設けられる閉断面状の支柱と、これらの支柱と支柱との間に掛け渡され鉛直方向に一対に設けられる梁部とを備えることを特徴とする。
【0012】
請求項4に係る発明は、アウタ部材は、一対の支柱と一対の梁部により形成される領域が車室からセンタートンネルに向かって連通する開口部とされ、この開口部に車両用部品を取付固定することを特徴とする。
【0013】
請求項5に係る発明は、アウタ部材の車体方向前方の端部であるアウタ部材前端部と、このアウタ部材前端部に対向する位置に配置されるインナ部材前端部とで形成される前端部は、アウタ部材前端部がインナ部材前端部から離れるように形成され又はインナ部材前端部がアウタ部材前端部から離れるように形成されることで略U字状に形成される前端開口部とされ、この前端開口部に対して、車体に取付けられている車体取付ピンが挿入されることを特徴とする。
【0014】
請求項6に係る発明は、インナ部材は、アウタ部材と略同幅且つ略同高さに形成されることを特徴とする。
【0015】
請求項7に係る発明は、補強部は、アウタ部材を補強するための補強リブが、インナ部材側のみに形成されることを特徴とする。
【0016】
請求項8に係る発明は、補強部は、断面視でトラス形状に形成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
請求項1に係る発明では、中空部は、空調風が導通可能なダクト部と、アウタ部材を補強する補強部とを備える。中空部を用いるため、空調風を導通させるためのダクトや、アウタ部材を補強する補強材を別途配置する必要がない。部品点数の削減が図られ、インストルメントパネルの軽量化に寄与する。
【0018】
請求項2に係る発明では、支持補強部が天板部からセンタートンネルに向かって掛け渡される。天板部の重量は、支持補強部を介してセンタートンネルに伝達される。センタートンネルで天板部を支持することで、インストルメントパネルの変形を抑制することができる。
【0019】
請求項3に係る発明では、支柱と支柱との間に掛け渡され一対に設けられる梁部を備える。これにより、支持補強部の車幅方向への変形を抑制することができる。
【0020】
請求項4に係る発明では、一対の支柱と一対の梁部により形成される領域がセンタートンネルと車室とを連通する開口部とされ、この開口部に車両用部品を取付固定する。即ち、支持補強部で囲われた領域に車両用部品を取付固定することで、車両用部品は支持補強部によって支持される。車両用部品を支持補強部で支持することにより、強固に取り付けることができる。
【0021】
請求項5に係る発明では、アウタ部材前端部とインナ部材前端部とで略U字状の前端開口部を形成し、この前端開口部に車体取付ピンを挿入する。前端開口部は、アウタ部材前端部とインナ部材前端部とで形成される。アウタ部材とインナ部材は、それぞれ独立して成型される。このため、車体取付ピンが車体に取り付けられている方向に合わせて、アウタ部材とインナ部材を成型することができる。即ち、車体取付ピンに合わせて前端開口部を形成することができ、車体取付ピンの取付位置の自由度が向上する。
【0022】
請求項6に係る発明では、インナ部材は、アウタ部材と略同幅且つ略同高さに形成される。これにより、アウタ部材の裏面全体に対してインナ部材を接合させることができ、接合面積を広くすることができる。これにより、振動溶着の際に形成されるひけの発生を抑えることができる。ひけの発生が抑えられることで、インストルメントパネルの外観性が高まる。
【0023】
請求項7に係る発明では、補強部には、アウタ部材を補強するための補強リブが、インナ部材側のみに形成される。即ちアウタ部材には、補強リブが形成されない。アウタ部材に補強リブが形成されないことで、アウタ部材表面にひけが発生することを防止することができる。アウタ部材表面にひけが発生しないため、多くの補強リブを形成することができる。即ち、インストルメントパネルの外観性を高め、且つ強度を高めることができる。
【0024】
請求項8に係る発明では、補強部は、断面視でトラス形状に形成される。トラス形状はV字形に平形を組合わせることで、容易に形成することができる。即ち、補強部を容易に形成することができる形状とすることで、インナ部材及びアウタ部材を作成するための型が簡易なものとなる。このような型を用いて製造されたインナ部材及びアウタ部材を用いることで、インストルメントパネルの製造コストが低下する。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明に係るインストルメントパネルの分解斜視図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】図1の3−3線断面図である。
【図4】アウタ部材に対するインナ部材の位置決めを説明する図である。
【図5】図1の5−5線断面図である。
【図6】アウタ部材にインナ部材を振動溶着する際の作用説明図である。
【図7】従来の技術の基本原理を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
【実施例】
【0027】
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示されるように、インストルメントパネル10は、車室側に配置され意匠面11を形成する樹脂製のアウタ部材12と、このアウタ部材12の裏面に接合されアウタ部材12に対して幅及び高さが略同一に形成される樹脂製のインナ部材13とからなる。
【0028】
アウタ部材12は、略T字状に形成され、車室内を車幅方向に向かって掛け渡される天板部15と、この天板部15の中央から下げられ下方に設けられているセンタートンネル(図3、符号16)に接続されるアウタ部材支持補強部30aとからなる。
【0029】
天板部15には、空調風を車室に向かって吹き出すための複数の吹出し口17が設けられる。
【0030】
アウタ部材支持補強部30aには、天板部15から下げられ車幅方向に向かい合うように一対に設けられるアウタ側支柱18、18と、これらのアウタ側支柱18、18の間に掛け渡され、鉛直方向に向かい合うように一対に設けられるアウタ側梁部19、19と、アウタ側支柱18、18及びアウタ側梁部19、19によって囲われた領域であって車室からセンタートンネルに向かって連通する開口部21とからなる。
【0031】
インナ部材13は、アウタ部材12の吹出し口17に向かって配置され空調風を送るためのダクト溝22、22と、これらのダクト溝22、22に囲われ中央に開口補強部23が架設されるインナ部材開口部24、24と、アウタ側支柱18、18の裏面に配置されアウタ側支柱18、18と共に閉断面状の支柱25、25を形成するインナ側支柱26、26と、アウタ側梁部19、19の裏面に配置されアウタ側梁部19、19と共に閉断面状の梁部27、27を形成するインナ側梁部28、28と、からなる。
支柱25、25と、梁部27、27とで支持補強部30を構成する。
【0032】
支柱25と支柱25との間に掛け渡され一対に設けられる梁部27、27を備える。これにより、支持補強部30の車幅方向への変形を抑制することができる。
【0033】
インストルメントパネル10は、アウタ部材12にインナ部材13を接合してなる。
インナ部材13は、アウタ部材12と略同幅且つ略同高さに形成される。これにより、アウタ部材12の裏面全体に対してインナ部材13を接合させることができ、接合面積を広くすることができる。これにより、振動溶着の際に形成されるひけの発生を抑えることができる。ひけの発生が抑えられることで、インストルメントパネル10の外観性が高まる。
【0034】
インナ部材13がアウタ部材12と略同幅且つ略同高さとは、インナ部材13が、アウタ部材12の裏面全体に接合される程度の大きさであることをいう。
アウタ部材12にインナ部材13を接合させた状態のインストルメントパネル10について次図で説明する。
【0035】
図2に示すように、アウタ部材12及びインナ部材13は、3次元的な形状に形成されている。このようなアウタ部材12にインナ部材13を接合させることで、中空部32が形成される。
【0036】
中空部32のうちの一部は、アウタ部材12を補強する補強部33、33、34とされる。
補強部33は、平面状のインナ部材13の上面をV字形のアウタ部材12で覆うことでトラス形状に形成され、補強部34は、インナ部材13からアウタ部材12に向かって立上げられアウタ部材12を補強する補強リブ35を有する。
【0037】
アウタ部材12には、インストルメントパネル10上に配置される部品を取付けるための締結穴36が配置される。
【0038】
補強部34には、アウタ部材12を補強するための補強リブ35が、インナ部材13側のみに形成される。即ちアウタ部材12には、補強リブ35が形成されない。アウタ部材12に補強リブ35が形成されないことで、アウタ部材12単品を射出成形する際にアウタ部材12の表面にひけが発生することを防止することができる。アウタ部材12表面にひけが発生しないため、多くの補強リブ35を形成することができる。即ち、インストルメントパネル10の外観性を高め、且つ強度を高めることができる。
【0039】
補強部33は、断面視でトラス形状に形成される。トラス形状はV字形に平形を組合わせることで、容易に形成することができる。即ち、補強部33を容易に形成することができる形状とすることで、インナ部材13及びアウタ部材12を作成するための型が簡易なものとなる。このような型で製造されたインナ部材13及びアウタ部材12を用いることで、インストルメントパネル10の製造コストが低下する。
【0040】
図3に示すように、中空部32のうち一部は、ダクト溝22をアウタ部材12が覆うことで形成されるダクト部38とされる。
【0041】
また、中空部32のうち他の一部は、センタートンネル16にむかって掛け渡される支持補強部30とされる。支持補強部30は、補強部の1つであり、補強部には、支持補強部30が含まれる。
【0042】
支持補強部30は、天板部15からセンタートンネル16に向かって接続される支柱25と、この支柱25から車幅方向(図面表裏方向)に向かって延ばされ鉛直方向に一対に設けられる閉断面状の梁部27、27とを備える。
開口部21には、収納装置やオーディオ等からなり想像線で示される車両用部品39が取り付けられる。
【0043】
一対の支柱25(図面表裏方向に対に配置されている)と一対の梁部27、27により形成される領域が車室からセンタートンネル16に向かって連通する開口部21とされ、この開口部21に車両用部品39を取付固定する。即ち、支持補強部30で囲われた領域に車両用部品39を取付固定することで、車両用部品39は支持補強部30によって支持される。車両用部品39を支持補強部30で支持することにより、強固に取り付けることができる。
【0044】
アウタ部材12の車体方向前方の端部であるアウタ部材前端部41と、このアウタ部材前端部41に対向する位置に配置されるインナ部材前端部42とで形成される前端部は、アウタ部材前端部41がインナ部材前端部42から離れるように形成され、且つインナ部材前端部42がアウタ部材前端部41から離れるように形成されることで、略U字状に形成される前端開口部43とされ、この前端開口部43に対して、車体に取付けられている車体取付ピン44が挿入される。
【0045】
アウタ部材前端部41とインナ部材前端部42とで略U字状の前端開口部43を形成し、この前端開口部43に車体取付ピン44を挿入する。前端開口部43は、アウタ部材前端部41とインナ部材前端部42とで形成される。アウタ部材12とインナ部材13は、それぞれ独立して成型される。このため、車体取付ピン44が車体に取り付けられている方向に合わせて、アウタ部材12とインナ部材13を成型することができる。即ち、車体取付ピン44に合わせて前端開口部43を形成することができ、車体取付ピン44の取付位置の自由度が向上する。
【0046】
加えて、車体に対して正確な位置にインストルメントパネル10を取付けることができる。
【0047】
中空部32は、空調風が導通可能なダクト部38と、アウタ部材12を補強する補強部(図2符号33、34)とを備える。中空部32を用いるため、空調風を導通させるためのダクトや、アウタ部材を補強する補強材を別途配置する必要がない。部品点数の削減が図られ、インストルメントパネル10の軽量化に寄与する。
【0048】
支持補強部30が天板部15からセンタートンネル16に向かって掛け渡される。天板部15の重量は、支持補強部30を介してセンタートンネル16に伝達される。センタートンネル16で天板部15を支持することで、インストルメントパネル10の変形を抑制することができる。
【0049】
アウタ部材12にインナ部材13を仮止めし、振動溶着を行うことで、インナ部材13がアウタ部材12に接合される。アウタ部材12へのインナ部材13の仮止めの仕方を次図で説明する。
【0050】
図4に示すように、アウタ部材12に位置決めピン46、46が配置され、インナ部材13に位置決めピン46、46が差込まれる位置決め穴47、47が空けられている。
位置決めピン46、46を位置決め穴47、47に差込むようにして、アウタ部材12をインナ部材13に重ね合わせる。このようにして仮止めが行われる。
【0051】
本発明に係るインストルメントパネル10は、アウタ部材12にインナ部材13を接合し、ダクト部(図3、符号38)を形成する。風の漏れを防止する観点から、アウタ部材12にインナ部材13を正確な位置で接合させることが特に求められる。アウタ部材12に位置決めピン46を配置し、インナ部材13に位置決め穴47を配置することで、アウタ部材12にインナ部材13を接合するインストルメントパネル10を正確に製造することができる。
アウタ部材12の補強の仕方について次図で説明する。
開口部の詳細を次図で説明する。
【0052】
図5に示すように、アウタ部材12の段差部48、48にインナ側支柱26、26の先端が当たるようにして、インナ部材13はアウタ部材12に接合される。このとき、アウタ側支柱18の先端もインナ側支柱26に当てられている。
このようなインナ側支柱26とアウタ側支柱18とで構成される支柱25は、閉断面状に形成されている。
【0053】
アウタ側支柱18の裏面にインナ側支柱26を配置することで、アウタ側支柱18は支持され、補強されている。このような構造とすることで、開口部21に取付けられる収納装置やオーディオ等の車両用部品は、強固に固定される。
アウタ部材12をインナ部材13に接合する作業について、次図で説明する。
【0054】
図6に示すように、インナ部材13の表面に溶着部48が設けられている。
アウタ部材(図1、符号12)をインナ部材13の上面に載せ仮止めした後、白抜き矢印の方向に振動溶着法に好適な振動を実施する。この振動でアウタ部材とインナ部材13との間に摩擦熱が発生し、接合面が溶け、黒線で示す溶着部48(多数)でアウタ部材12の裏面にインナ部材13が接合される。
【0055】
なお、ダクト溝22の周りに配置される溶着部48は、空調風の漏れを防ぐため連続的に配置しなければならない。
一方、空調風が流れないインナ側支柱26は、溶着部48を断続的に配置すればよい。
【産業上の利用可能性】
【0056】
本発明のインストルメントパネルは、四輪車に好適である。
【符号の説明】
【0057】
10…インストルメントパネル、11…意匠面、12…アウタ部材、13…インナ部材、15…天板部、16…センタートンネル、21…開口部、25…支柱、27…梁部、30…支持補強部、32…中空部、33、34…補強部、35…補強リブ、38…ダクト部、39…車両用部品、41…アウタ部材前端部、42…インナ部材前端部、43…前端開口部、44…車体取付ピン。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
意匠面を形成するアウタ部材と、前記意匠面の裏面に一部が接合され、他部で前記アウタ部材との間に中空部を形成するインナ部材とからなるインストルメントパネルであって、
前記中空部は、空調風が導通可能なダクト部と、前記アウタ部材を補強する補強部とを備えることを特徴とするインストルメントパネル。
【請求項2】
前記補強部は、車室内を車幅方向に向かって掛け渡される天板部から、この天板部の下方に設けられているセンタートンネルに向かって掛け渡され、前記天板部を支持する支持補強部が含まれることを特徴とする請求項1記載のインストルメントパネル。
【請求項3】
前記支持補強部は、前記天板部から前記センタートンネルに向かって接続され車幅方向に一対に設けられる閉断面状の支柱と、これらの支柱と支柱との間に掛け渡され鉛直方向に一対に設けられる梁部とを備えることを特徴とする請求項2記載のインストルメントパネル。
【請求項4】
前記アウタ部材は、前記一対の支柱と前記一対の梁部により形成される領域が前記車室から前記センタートンネルに向かって連通する開口部とされ、この開口部に車両用部品を取付固定することを特徴とする請求項3記載のインストルメントパネル。
【請求項5】
前記アウタ部材の車体方向前方の端部であるアウタ部材前端部と、このアウタ部材前端部に対向する位置に配置されるインナ部材前端部とで形成される前端部は、前記アウタ部材前端部が前記インナ部材前端部から離れるように形成され又は前記インナ部材前端部が前記アウタ部材前端部から離れるように形成されることで略U字状に形成される前端開口部とされ、
この前端開口部に対して、前記車体に取付けられている車体取付ピンが挿入されることを特徴とする請求項1〜請求項4いずれか1項記載のインストルメントパネル。
【請求項6】
前記インナ部材は、前記アウタ部材と略同幅且つ略同高さに形成されることを特徴とする請求項1〜請求項5いずれか1項記載のインストルメントパネル。
【請求項7】
前記補強部には、前記アウタ部材を補強するための補強リブが、前記インナ部材側のみに形成されることを特徴とする請求項1〜請求項6いずれか1項記載のインストルメントパネル。
【請求項8】
前記補強部は、断面視でトラス形状に形成される補強部を含むことを特徴とする請求項1〜請求項7いずれか1項記載のインストルメントパネル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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