説明

インタラクティブグラフィックストリームを記録した記録媒体及びその再生装置

本発明は、マルチメディア映像の再生モードに関係なく、多様な転換効果を利用してメニューを提供するインタラクティブグラフィックストリームを備える記録媒体及びその再生装置である。マルチメディア情報が記録された記録媒体は、ビデオデータ及びビデオデータに基づいた映像にオーバーレイされるメニュー画面を提供するグラフィックデータを含み、グラフィックデータは、複数のメニューページを提供することを特徴とする。また、ボタン別、ボタングループ別、またはページ別に転換効果についての情報を含むことを特徴とする。これにより、メインストリームの応用タイプに関係なく複数のメニューページを提供でき、各メニューページ間の転換時に多様な転換効果を適用できる。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マルチメディアデータの再生に係り、さらに詳細には、マルチメディアデータの再生モードに関係なく、多様な転換効果を利用してメニューを提供するインタラクティブグラフィックストリームを備える記録媒体及びその再生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
マルチメディアデータを再生するために、記録媒体には、マルチメディアデータに対するAV(Audio−Visual)データ、AVデータの再生を制御するナビゲーションデータ、そして記録媒体が再生装置に挿入されれば、最初に再生されるAVデータのタイトルについての指示情報などを含むシステムデータなどが記録される。その他に、記録媒体には、その他の付加データが含まれうる。特に、AVデータには、ビデオ、オーディオ、サブタイトル、メニューなどの再生に必要な多様な情報が一つのメインストリームに多重化されて記録される。
【0003】
図1は、複数の要素ストリームを多重化したAVデータの構成を示す図である。図1に示すように、マルチメディアデータを記録した記録媒体には、ビデオストリーム102、オーディオストリーム104、サブタイトルを提供するためのプレゼンテーショングラフィックストリーム106及びユーザとの相互作用のために、メニュー画面を提供するインタラクティブグラフィックストリーム108が多重化されて、一つのメインストリームに記録される。以下では、多重化されたメインストリームをAVデータ110と略称する。
【0004】
特に、ユーザとの相互作用のためのメニュー画面を提供するインタラクティブグラフィックストリーム108は、複数のセグメントから構成される。図2は、図1に示す要素ストリームのうち、インタラクティブグラフィックストリーム108の構成を示す図である。
【0005】
図2に示すように、インタラクティブグラフィックストリーム108は、複数のセグメントから構成される。構成セグメント202から終了セグメントまで一つの画面にディスプレイされる単位をディスプレイセットという。一つのディスプレイセットは、
1)インタラクティブグラフィックの構成情報を記録する構成セグメント(Interactive Composition Segment:以下、ICSと略称する)、
2)インタラクティブグラフィックに適用される色や透明度に対するパレット情報を定義するパレット定義セグメント(Palette Definition Segment:以下、PDSと略称する)、
3)画面上に出力されるボタンなどのイメージ情報を有するオブジェクトデータを定義する複数のオブジェクト定義セグメント(Object Definition Segment:以下、ODSと略称する)、及び
4)ディスプレイセットの終了を表す終了セグメントから構成される。
【0006】
特に、構成セグメントICS 202には、該当ディスプレイセットの出力完了時間情報、ボタン構成情報、ユーザの入力についての再生装置の動作情報などを含む。構成セグメントは、ICSというデータ構造を使用して具現されうる。
【0007】
一つのディスプレイセット内の各セグメントは、MPEG−2伝送ストリーム(Transport Stream:以下、TSと略称する)のパケット単位であるPES(Packetized Elementary Stream)に記録される。このPESに含まれたデコーディング時間であるDTS(Decoding Time Stamp)に該当ディスプレイセットをデコーディングし、プレゼンテーション時間であるPTS(Presentation Time Stamp)に該当ディスプレイセットをディスプレイ画面に出力し始める。
【0008】
また、該当ディスプレイセットの出力完了時間は、前述した構成セグメントICSに記録されている後述するcomposition_time_out_ptsフィールドの値で決定される。これにより、インタラクティブグラフィックストリームは、指定された時間(PTS)に画面に出力されてユーザの入力を受け、それによる動作を行って指定された出力完了時間(composition_time_out_pts)に画面から消える。
【0009】
前述したデータ構造によって、構成セグメントICSは、次のような短所を有する。
【0010】
第一に、複数のページメニューが提供される場合、一般的にメニューの特性上、ユーザの入力を通じてのみ前後のメニューページへの移動が可能であるので、構成セグメントICSを含むPESパケット内に定義されたPTSは、最初のメニューページでのみ意味があり、以後のページのPTSは、事実上、意味がない。したがって、現在複数のページメニューを構成するためには、メインストリームのアプリケーションタイプがブラウザブルスライドショーに設定されている必要がある。すなわち、メインストリームがムービーアプリケーションである場合には、複数のページメニューを具現できないという問題点がある。
【0011】
第二に、複数のページメニューでそれぞれのメニューページ間に転換効果を提供できないという問題点がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
したがって、本発明の技術的課題は、前述した問題点を解決するために、メインストリームがムービーアプリケーションである場合にも、複数のページメニューを提供するインタラクティブグラフィックストリームが記録された記録媒体及びその再生装置を提供することである。
【0013】
また、各ページ間の転換時に多様な転換効果を適用できるインタラクティブグラフィックストリームが記録された記録媒体及びその再生装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
前述した目的は、マルチメディア情報が記録された記録媒体において、ビデオデータと、ビデオデータに基づいた映像にオーバーレイされるメニュー画面を提供するグラフィックデータとを含み、グラフィックデータは、複数のメニューページを提供することを特徴とする記録媒体により達成される。
【0015】
前記グラフィックデータは、メニューの構成情報とメニューに対するオブジェクト情報とを含むことが望ましく、また、メニュー画面についての色情報をさらに含むことが望ましい。
【0016】
また、前記メニューの構成情報は、複数のメニューページについての情報を含むことが望ましい。
【0017】
前記複数のメニューページについての情報は、各ページ別に固有識別子によって区分されることが望ましく、複数のメニューページについての情報は、複数のメニューページ間の転換時に適用される転換効果についての情報をさらに含むことが特に望ましい。
【0018】
前記転換効果についての情報は、複数のメニューページに含まれる各ボタン別に指定されるか、または複数のメニューページに含まれる各メニューページ別に指定されるか、または複数のメニューページに含まれる一部ボタンに対するグループ別に指定されることが望ましい。
【0019】
前記複数のメニューページについての情報は、所定のメニューページが表示された後、一定の期間ユーザの入力がない場合に自動でディスプレイ画面から所定のメニューページが消えるように指定する期間情報をさらに含むことが特に望ましい。
【0020】
前記転換効果についての情報は、メニューページ間の転換効果、ボタン間の変換効果、ボタンのアニメーション効果のうち少なくとも何れか一つを含むことが望ましい。
【0021】
また、メニューの構成情報は、MPEG−2伝送ストリームのうちディスプレイセットの構成セグメントであることが望ましい。
【0022】
一方、本発明の他の分野によれば、前述した目的は、ビデオデータをデコーディングするビデオデコーダと、ビデオデータに基づいた映像にオーバーレイされるメニュー画面のためのグラフィックデータをデコーディングするグラフィックデコーダとを備え、グラフィックデコーダは、複数のメニューページを提供することを特徴とするマルチメディアの再生装置により達成される。
【0023】
また、現在再生中であるメニューページの固有識別子を保存するメモリ部をさらに備え、前記グラフィックデコーダは、メモリ部を転換しようとするメニューページの固有識別子に設定することによってページ転換効果を提供することが望ましい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下では、添付した図面を参照して、本発明の望ましい実施形態を詳細に説明する。
【0025】
図3は、図2に示す構成セグメント202の一例であって、本発明によって複数のメニューページを提供するICSの構成を示す図である。図3に示すように、ICS 300は、複数のメニューページ310から構成されるということが分かる。メニューページ310は、一つのメニュー画面を構成する複数のボタンのグループであり、ページ識別子page_id 312によって区別される。すなわち、一つのICSに複数のメニューページが含まれ、一つのメニューページには、他のページから該当ページに転換されるときに適用される転換効果についての情報314も含まれる。
【0026】
図4は、本発明の望ましい実施形態によって、AVデータ110を再生する装置のブロック図である。図4に示すように、本発明に係る再生装置は、読み込み部410、デマルチプレクサ420、各デコーダ430ないし460、及びブレンダ470を備える。
【0027】
具体的に、読み込み部410は、記録媒体400から多重化されたAVデータ110を読み込み、これをデマルチプレクサに伝送する。プレゼンテーショングラフィックデコーダ440は、伝送されたAVデータ110を、データの種類によってビデオストリーム102、オーディオストリーム104、プレゼンテーショングラフィックストリーム106、及びインタラクティブグラフィックストリーム108に分離して、該当デコーダ430ないし460に伝送する。該当デコーダに伝送された各ストリームは、データの種類に合わせてデコーディングされ、指定された時間に画面上に出力されるように準備される。デコーディングされたビデオストリーム、プレゼンテーショングラフィックストリーム及び/またはインタラクティブグラフィックストリームは、ブレンダ470を通じて一つの映像にオーバーレイされる。最後に、ユーザが設定した出力状態に基づいて選択された映像が画面に出力される。例えば、サブタイトルのオン/オフ、オーディオ音消去のように、ユーザの選択に基づいて再生装置の出力状態が制御できる。
【0028】
特に、インタラクティブグラフィックデコーダ450は、記録媒体400からインタラクティブグラフィックストリーム108を伝送されて、これをデコーディングした後、指定された時間になれば、画面上にボタンなどが含まれたメニュー画面を出力する。出力されたメニュー画面で、ユーザが特定のボタンを選択することによって、ユーザの選択を入力されうる。すなわち、ユーザとの相互作用機能を提供できる。
【0029】
図5は、本発明の望ましい実施形態によって、図4に示す再生装置の一部であって、インタラクティブグラフィックストリームを処理するインタラクティブグラフィックデコーダ450のブロック図である。
【0030】
図5に示すように、記録媒体から読み込まれたAVデータ110は、PID(Packet IDentifier)フィルタ502を通じてインタラクティブグラフィックストリーム108のみが選択的に伝送バッファ504に伝送された後、インタラクティブグラフィックデコーダ450でデコーディングされる。
【0031】
一方、インタラクティブグラフィックデコーダ450の内部では、インタラクティブグラフィックストリーム108がコーディングデータバッファ512に一時保存され、ストリームグラフィック処理器514に伝送される。伝送されたインタラクティブグラフィックストリームは、ストリームグラフィック処理器514でデコーディングされて、ボタンイメージ用オブジェクトデータは、オブジェクトバッファ516に伝送され、ボタンの構成情報は、構成バッファ518に伝送される。グラフィック制御器520では、伝送された各オブジェクトデータに対して構成バッファにある該当構成情報を参照して、出力されるイメージを構成し、構成されたイメージをグラフィック平面530に伝送する。すなわち、インタラクティブグラフィックストリームの出力開始時間であるPTSになれば、グラフィック制御器520の制御を受けて、現在、画面上に出力されるイメージを決定し、決定されたイメージをオブジェクトバッファ516からグラフィック平面530に伝送する。伝送されたイメージは、該当構成情報に含まれた色情報によって色参照テーブル(Color Lookup Table:CLUTと略称する)を参照してイメージを出力する。また、グラフィック制御器520は、ユーザの入力(User Operation:UOPと略称する)を受けて、ボタンの移動や選択によるボタン状態を変更し、この変更結果を画面出力に反映させる。
【0032】
特に、図3に示す構成セグメントICS 300は、デコーディングされて構成バッファ518に保存される。グラフィック制御器520は、構成バッファに保存されたデコーディングされたICS情報を参照して、オブジェクトバッファに保存されたグラフィックイメージ316の出力を制御する。
【0033】
図6は、本発明の望ましい実施形態によって、複数のメニューページを提供する構成セグメントICSを具現した一例である。図6に示すように、本発明に係る構成セグメントICSの文法構造の一例が示されている。ICSには、複数のメニューページ610が含まれ、各メニューページには、複数のボタン612が含まれる。
【0034】
図7Aないし図7Dは、本発明に係る構成セグメントICSの各フィールドを説明するために、必要なデータを定義した一例である。図6及び図7Aないし図7Dを参照して、具体的に各フィールドの意味構造を説明する。
【0035】
1)segment_type:構成セグメントICSであることを表すフィールドである。
【0036】
2)segment_length:ICSのバイト数を表すフィールドである。
【0037】
3)composition_number:インタラクティブグラフィックストリーム内で、構成セグメントICSの固有値を表すためのフィールドである。構成セグメントICSが変わったりアップデートされれば、0から順次にその値が大きくなる。
【0038】
4)composition_state:ICSが含むディスプレイセットのタイプを表すフィールドである。
【0039】
具体的に、図7Aは、ICSに含まれるディスプレイセットのタイプを示す。図7Aに示すように、インタラクティブグラフィックストリームは、前述したデコーダの動作モデルを考慮して、エポックという単位で構成される。一つのエポック内に含まれたあらゆるインタラクティブグラフィックオブジェクトは、前述したインタラクティブグラフィックデコーダ450内のオブジェクトバッファ516にデコーディングされて保存され続け、次のエポックのデータが入力されない限り、その内容は、同じく維持される。これにより、一つのエポック内では毎回インタラクティブグラフィックオブジェクトをデコーディングする必要がなく、既にデコーディングされてオブジェクトバッファに保存されたインタラクティブグラフィックオブジェクトを再使用できる。しかし、一つのエポックが終わり、次のエポックが始まる瞬間にデコーダ内のあらゆるバッファはリセットされ、保存されたあらゆるデータが消える。もちろん、デコーダ内のバッファがリセットされる時点を、一つのエポック内の所定の時点と定義してもよい。
【0040】
一方、インタラクティブグラフィックオブジェクトの出力単位で、図3で前述したように、ディスプレイセットが定義される。ディスプレイセットは、一つの画面に出力されるインタラクティブグラフィックオブジェクトの集合を表し、一つのエポックは、少なくとも何れか一つ以上のディスプレイセットを含みうる。各ディスプレイセットは、3種類がある。第一に、エポック開始(Epoch Start:以下、ESと略称する)状態のディスプレイセットは、エポックの開始を表し、このディスプレイセットには、インタラクティブグラフィックを構成するために必要なインタラクティブグラフィック構成情報及びボタンのイメージに使用されるオブジェクトデータのようなインタラクティブグラフィックを出力するためのあらゆるデータが含まれる。第二に、収集時点(Acquisition Point:以下、APと略称する)のディスプレイセットは、ESディスプレイセット以後に存在し、ユーザのランダムサーチのような場合に対応して、インタラクティブグラフィックを構成するためのあらゆる情報を含む。第三に、正規状態(Normal Case:以下、NCと略称する)であるディスプレイセットは、以前のディスプレイセットで構成したインタラクティブグラフィックのうち変更する必要のあるデータ、すなわち、更新されるデータのみを含んでいる。図面のように、一つのエポックには、複数のディスプレイセットが含まれうる。エポックの開始部分には、ESディスプレイセットが存在し、その以後には、APまたはNCディスプレイセットが存在しうる。一つのエポックで、ESディスプレイセットは必須的に含まれるが、APまたはNCディスプレイセットは、選択的に含まれる。
【0041】
また、図6を参照して、ICSの各フィールドを説明する。
【0042】
5)command_update_flag:以前ICSと現ICSとの間にボタン命令語の関係を表すフィールドである。
【0043】
具体的に、図7Bは、command_update_flag値の定義を表す。図7Bに示すように、この値が0bであれば、以前ICSと現ICSとのボタン命令語が一致する場合を表し、1bであれば、ボタン命令語が変更された場合を表す。
【0044】
6)composition_time_out_pts:インタラクティブディスプレイの終了時間を表すフィールドである。終了時間には、ICSは、それ以上有効ではなく、それ以上画面に表示されない。PTSは、メーンビデオのPTSを基準とする。
【0045】
7)UO_mask_table():ICS内で定義するあらゆるインタラクティブディスプレイ期間中に、ユーザ入力を許容するか否かを表すフィールドである。
【0046】
8)animation_frame_rate_code:ボタンの転換効果及び/または動くボタンに適用されるフレームレートを指定するフィールドである。
【0047】
9)default_selected_page_id:ICSの再生が始まったとき、基本的に表示されるべきページのpage_idを表すフィールドである。
【0048】
以上が、構成セグメントICSの基本定義部分であり、ここに、複数のページを表すpage()構造体が含まれる。以下では、複数のメニューページであるpage()構造体の構成を説明する。
【0049】
10)page_id:ICS内に複数のpage()構造体610で各ページの固有識別子を表すフィールドである。本発明の一実施形態によれば、再生装置は、ICS内の複数のページのうち、現画面に表示されているページの識別子をシステムレジスタに保存する。システムレジストの構成は、図13で後述する。
【0050】
11)selection_time_out_duration:該当ページが画面に表示された後、ボタンを選択できる有効期間を指定するフィールドである。selection_time_out_durationに指定された時間が経る前に、ユーザが異なるボタンを選択しなければ、後述するdefault_activated_button_numberで指定されたボタンが実行される。もちろん、default_activated_button_numberで指定されたボタンが有効な場合に限る。
【0051】
12)default_selected_buttton_number:該当メニューページが画面に表示されるとき、基本的に選択されるボタンの番号を指定するフィールドである。
【0052】
13)default_activated_button_number:該当メニューページが画面に表示され、selection_time_out_durationが経過しても、ユーザがボタンを選択しない場合、自動で実行するボタンの番号を指定するフィールドである。もし、このフィールドの値が0xFFに指定されれば、selection_time_out_durationが過ぎた後には、現在選択されたボタンが実行され、0x00に指定されれば、いかなるボタンも実行されない。
【0053】
以上が、複数のメニューページであるpage()構造体の定義部分であり、ここに、各メニューページに含まれる複数のボタンを表すbutton()構造体が含まれる。以下は、複数のボタンを表すbutton()構造体の構成を説明する。
【0054】
14)button_number:メニューページ内の複数のbutton()構造体で、各ボタンの固有識別子を表すフィールドである。また、このフィールドは、数字を利用して該当ボタンを選択する場合に使用される。1から99までの値を使用できる。
【0055】
15)numerically_selectable_flag:該当ボタンのbutton_numberを利用して、直接選択できてか否かを表す。
【0056】
具体的に、図7Cは、該当ボタンのbutton_numberを利用して直接選択できるか否かを表す。図7Cに示すように、このフィールドの値が0bであれば、該当ボタンのbutton_numberを利用して直接選択できず、1bであれば、直接選択できる。
【0057】
16)auto_action_flag:ボタンの動作モードを指定するフィールドである。
【0058】
具体的に、図7Dは、該当ボタンの動作モードを表す。図7Dに示すように、このフィールド値が0bであれば、該当ボタンが選択された場合、selected_state動作モードに転換され、1bであれば、ボタンイメージを表示せず、actioned_state動作モードに転換される。各動作モードは、図6の下端に定義される。
【0059】
17)button_horizontal_position:ボタンの上位左側のピクセルの水平位置を指定するフィールドである。
【0060】
18)button_vertical_postion:ボタンの上位左側のピクセルの垂直位置を指定するフィールドである。
【0061】
19)upper(lower/left/right)_button_number:上下左右に矢印を動かしてボタンを選択する場合、Move_Up(Down/Left/Right)_Selected_Button()ユーザ入力により選択されるボタンのbutton_numberを指定するフィールドである。
【0062】
20)page_change_start_object_id_normal(selected):メニューページが最初の画面に表示されるか、または他のメニューページに転換されるとき、転換効果を有するnormal(selected)_stateのボタンを表示するための初めてボタンオブジェクトの識別子オブジェクト_idを指定するフィールドである。
【0063】
21)page_change_end_object_id_normal(selected):メニューページが最初の画面に表示されるか、または他のメニューページに転換されるとき、転換効果を有するnormal(selected)_stateのボタンを表示するための最後のボタンオブジェクトの識別子object_idを指定するフィールドである。
【0064】
22)start_object_id_normal(selected):page_change_end_object_id_normal(selected)により指定されたボタンオブジェクトの表示が終わった後に、画面に表示されるべき最初のボタンオブジェクトの識別子object_idを指定するフィールドである。
【0065】
23)end_object_id_normal(selected):normal(selected)_stateのボタンを画面に表示するための最後のボタンオブジェクトの識別子object_idを指定するフィールドである。
【0066】
24)repeat_normal(selected)_flag:normal(selected)状態のアニメーションを続けて繰り返すか否かを指定するフィールドである。start_object_id_normal(selected)とend_object_id_normal(selected)の値が同じであれば、0x00の値を有する。
【0067】
25)start_object_id_activated:actioned_stateのボタンを画面に表示するための最初のオブジェクトの識別子object_idを指定するフィールドである。
【0068】
26)end_object_id_activated:actioned_stateのボタンを画面に表示するための最後のボタンオブジェクトの識別子object_idを指定するフィールドである。
【0069】
27)number_of_button_command:該当ボタンと関連する命令語の数を表すフィールドである。このフィールドの値が0に設定されていれば、該当ボタンは、命令語のない単純なグラフィックイメージとしてのみ使用される。
【0070】
28)button_command[cmd_id]:一つのボタンに対応する一つのナビゲーション命令語を保存するフィールドである。ユーザによりボタンが選択されれば、対応するナビゲーション命令語が実行される。
【0071】
以上で説明したように、本発明の望ましい実施形態に係る構成セグメントICS 300の例によれば、特定のメニューページが画面に表示されるとき、
1)そのメニューページに含まれた各ボタン別に画面転換効果を与えるためのフィールド614と、
2)画面転換効果後に各ボタン別にアニメーション効果を与えるためのフィールド616が指定される。
【0072】
したがって、製作者は、所望の画面転換効果を表示するための複数のボタンオブジェクト、及び画面転換効果後にページに続けて表示されるべきボタンのアニメーション効果のための複数のボタンオブジェクトを製作せねばならない。このような方法を通じて、製作者は、多様な方法の画面転換効果を提供できる。
【0073】
基本的に、ボタン単位でさらにダイナミックな画面転換を提供するためには、各ボタン別にpage_change_start_object_id_normal(selected)と、page_change_end_object_id_normal(selected)との間に含まれたボタンオブジェクトの数が一致しなくてもよい。しかし、本発明の一実施形態によれば、ページ全体にフェードイン/アウト効果と同じ転換効果を適用する場合には、円滑な画面転換効果のために、ページ内に含まれたあらゆるボタンは、page_change_start_object_id_normal(selected)と、page_change_end_object_id_normal(selected)との間に同数のボタンオブジェクトが含まれる。本発明の一実施形態によれば、画面転換効果が不要な場合には、二フィールドの値をstart_object_id_normal(selected)と同じくする。
【0074】
以下では、前述した各ボタン別に画面転換効果を与えるためのフィールド614と、画面転換効果後に各ボタン別にアニメーション効果を与えるためのフィールド616とを応用した例を具体的に説明する。すなわち、製作者が複数の画面転換用ボタンオブジェクトを製作して、相異なるメニューの間に画面転換効果を適用した例が説明される。同じcomposition_numberを有するICS内に二つのページを含んでいる場合であって、page_id=1である1番目のメニューページは図8に示され、page_id=2である2番目のページは図9に示される。
【0075】
図8は、本発明の一実施形態であって、同じメニューページでボタンオブジェクトにアニメーション効果を適用した一例である。図8に示すように、最初のメニューページには、button_number=1を有する一つのボタンが表示されている。アニメーション効果のために、このボタンは、object_idが1から5までの値を有する5つの相異なるボタンオブジェクトを含む。各ボタンオブジェクトのanimation_frame_rate_codeに指定されたフレームレートによって、各ボタンオブジェクトを転換しつつ表示する。これにより、ボタンのアニメーション効果を具現できる。
【0076】
図9は、本発明の他の実施形態であって、複数の画面転換用オブジェクトを利用して、相異なるメニュー間の画面転換効果を適用した一例である。図9に示すように、page_id=2である二番目のメニューページが示されている。例えば、ユーザが、図8に示すpage_id=1である最初のメニューページのbutton_number=1に該当するボタンを実行させて、page_id=2に該当するメニューページに転換されるように応用できる。このとき、page_id=2に該当する二番目のメニューページに含まれたbutton_numberが1、2、3に該当するボタンは、矢印902で表示したように、左から右に、上から下に一つずつボタンが示される効果を表現しようとする。このような画面転換効果のために、準備された複数のボタンオブジェクトは、page_change_start_object_id_normal(selected)フィールドと、page_change_end_object_id_normal(selected)フィールドとの値によって表示される。具体的に、本実施形態では、button_number=1に該当するボタンの場合、図8に示すpage_id=1に該当するボタンと視覚的に差がないので、画面転換効果用のボタンオブジェクトを別途に含んでいない。
【0077】
したがって、page_change_start_object_id_normal(selected)フィールドと、page_change_end_object_id_normal(selected)フィールドとの値は、start_object_id_normal(selected)のようなobject_id=1を指定している。これにより、ページが転換されれば、図8で前述したように、基本的なアニメーション効果が繰り返されて表示される。このとき、ボタンに含まれた命令語は、製作者の意図によって変わりうる。
【0078】
一方、button_number=2,3に該当するボタンの場合、画面転換効果のために、object_id=6〜9及びobject_id=15〜22を有する複数のボタンオブジェクトを含む。これにより、矢印902で表示したような画面転換効果が表現される。button_number=2,3に該当するボタンは、page_change_end_object_id_normal(selected)に該当するボタンオブジェクトを表示した後には、各ボタンのstart_object_id_normal(selected)フィールドで指示するボタンオブジェクトと、end_object_id_normal(selected)フィールドで指示するボタンオブジェクトとの間のアニメーション効果のための複数のオブジェクトを繰り返しつつ画面に表示し続ける。これにより、画面転換効果と共に、アニメーション効果も表現できる。
【0079】
図10は、本発明のさらに他の実施形態であって、ページ単位で画面転換効果を適用するための構成セグメントICSの一例である。図10に示すように、図8及び図9のように、各ボタン単位で画面転換を行う方法と異なり、特定のページ内に定義された一部のボタングループ別に画面転換効果を与えるか、またはページ単位で画面転換効果を適用する方法が示される。
【0080】
ページ単位で画面転換を行うためには、図6に示す構成セグメントICS 300の文法構造の例で、ボタン単位の画面転換効果を与えるために使用したpage_change_start_object_id_normal(selected)フィールドとpage_change_end_object_id_normal(selected)フィールドとを消去し、図面のように、メニューページ全体に画面転換効果を適用するためのフィールドを追加できる。
【0081】
図10に示すように、ページ単位で画面転換効果を適用するために、page()構造体内にtransition_effectフィールド802を追加した例が示されている。すなわち、あらゆる再生装置で共通で支援可能な所定の画面転換効果をあらかじめ定義した後、定義された各画面転換効果に該当する属性値を割り当て、transition_effectのフィールドを製作者が適用しようとする画面転換効果の属性値に指定することによって、所定の画面転換効果を表現できる。
【0082】
図11は、図10に示すページ単位の画面転換効果を時間軸上で説明するための参考図である。図11に示すように、図示されたインタラクティブグラフィックストリームの時間軸は、ビデオストリームの時間軸と同じである。前述した図8及び図9のような構成セグメントICSを含むPESパケットデータは、ビデオの再生中にPESパケットデータに含まれたデコーディングする時間情報であるDTS時間に合わせて、ICS及びPDS、ODSのようなインタラクティブグラフィックストリームデータをデコーディングする。デコーディングが完了した後、プレゼンテーションする時間情報であるPTS時間になれば、default_selected_page_idに指定されているページを画面に表示する。表示されたメニューページに含まれた特定のボタンのナビゲーション命令語によって、各ページ間の画面転換が行われる。また、composition_time_out_ptsになれば、有効なインタラクティブディスプレイ期間が終了するので、メニューページはそれ以上画面に表示されない。
【0083】
このように、一つの構成セグメントICS内に含まれた複数のメニューページは、全体インタラクティブディスプレイ期間の開始時間(PTS)及び終了時間(composition_time_out_pts)を規定することによって、有効なインタラクティブディスプレイ区間内では、メニューページの特定のボタンに割り当てられたナビゲーション命令語によってメニューページ間の転換を円滑に行える。
【0084】
図12は、本発明のさらに他の実施形態であって、一定期間ユーザの入力がない場合、メニューページが画面から消える時点を指定する機能が含まれた構成セグメントICSの一例である。
【0085】
図12に示すように、本実施形態に係る構成セグメントICSは、映画の再生中にポップアップメニューにも応用できる。この場合、図11で説明したように、画面に表示されたメニューが、ディスプレイ終了時間を指定したcomposition_time_out_ptsまで画面に表示され続ければ、ユーザが、高画質の映画のようなマルチメディア映像の鑑賞に当り不便さを感じうる。したがって、図12に示すように、一定の時間が経れば、現在表示されるメニューページが消えるように指定するフィールドを追加してもよい。
【0086】
本実施形態では、page_disappear_durationフィールド1202が定義されている。すなわち、現メニューページが画面に表示された後、ユーザの入力がないとき、所定期間が経れば、メニューページが消えるか否かを指定するフィールドを追加した例である。すなわち、製作者がこのフィールドに一定の時間値を指定すれば、現ページが表示され、ユーザの入力がない状態で該当フィールドに指定された時間が経れば、現ページを表示しない。このとき、表示されたメニューページを構成したデータ自体が消えるのではなく、単に、画面上でディスプレイされない。
【0087】
一方、前述したように、構成セグメントICS内に複数のメニューページが含まれた場合、他のメニューページに移動するには、以前ページに含まれたボタンの一つが、他のページに移動するナビゲーション命令語を含んでいる必要がある。すなわち、ナビゲーション命令語は、現在表示されるページのpage_idを移動しようとするページのpage_idに転換する命令語になる。本発明の一実施形態によれば、再生装置は、転換されたpage_idを参照して、新たなページを画面に表示する。したがって、この場合、再生装置は、現在再生中である再生情報を保存するシステムレジスタに、メニューページについての情報を含む。ナビゲーション命令語は、メニューページ情報を保存しているシステムレジスタの値を設定することによって、ページ間の転換効果を具現できる。
【0088】
以下では、ページ転換過程を具体的に説明する。
【0089】
図13は、本発明の望ましい実施形態に係る再生装置に備えられた状態レジスタの一例である。図13に示すように、同じICS内で複数のメニューページを支援する再生装置のシステムレジスタ(Player Status Register:以下、PSRと略称する)の一例が示される。図面のように、PSR11 1302は、インタラクティブグラフィックストリームの特定の構成セグメントICSで、現在再生中であるページのpage_id情報を保存する。ICSに含まれたボタン一つが、ナビゲーション命令語を使用してPSR11を再設定することによって、ページ間の転換を行える。
【0090】
図14は、インタラクティブグラフィックストリームの処理時、ページ選択に関するモデルを説明するための参考図である。図14に示すように、再生装置がインタラクティブグラフィックストリームを処理するとき、ICS内の適切なページを表示するために必要な処理過程が示されている。楕円形で表示された二つの一般的な状態1406、1412と、ボックスで表示された三つの臨時状態1404、1410、1416とが示されている。二つの一般的な状態は、Invalid状態1406とValid状態1412とをそれぞれ表す。Valid状態とは、現インタラクティブグラフィックストリームの有効なエポック内で再生中である状態であることを意味し、Invalid状態とは、再生が中止されているか、または再生中であっても、有効なインタラクティブグラフィックストリームが存在していない状態を言う。このような一般的な状態は、他の状態への転換が行われない限り、現状態を維持し続ける。
【0091】
一方、1402、1408、1414または1418のような転換は、再生状態が変更されるか、またはユーザの入力またはナビゲーション命令語により発生する。このような転換が発生すれば、適切なインタラクティブグラフィックストリーム及びページ情報を得るために、1404、1410、または1416のような処理過程が行われる。四つの転換は、ディスクの挿入1402、Vaild状態になる1408、ページの転換1414、Invalid状態になる1418である。
【0092】
以下では、各転換過程を具体的に説明する。
【0093】
図15は、図14に示す初期化過程1404を示す図である。図14、図13及び図15に示すように、記録媒体が再生装置に挿入されれば、再生装置は、適切なインタラクティブグラフィックストリーム及びページ情報を獲得するために、臨時状態である初期化状態1404に移動する。初期化状態では、図15に示すように、システムレジスタであるPSRを設定する過程が行われる。すなわち、最初に表示されるメニューページのpage_id値を保存するPSR11に初期値0を設定する。もちろん、初期化過程で、PSR0も一つの初期値である0に設定される。このような初期化ステップを経てInvalid状態1406に移動する。
【0094】
図16は、図14に示す再生状態変更による処理過程1410を示す図である。図16に示すように、Invalid状態1406は、インタラクティブグラフィックストリームの有効なエポックの再生がなされるまで維持され続け、1408のように、インタラクティブグラフィックストリームの有効なエポックの再生が始まる転換が行われれば、再生状態の変更による処理状態1410に移動する。再生状態変の更による処理状態では、図16に示すような処理が行われる。すなわち、ICSからdefault_selected_page_idを読み込んで(1602)、その値が有効なpage_idであれば、PSR11値をその値に設定し(1606)、もし、default_selected_page_id値が有効でなければ、現PSR11の値が有効なpage_idであるかを確認する。確認結果、現PSRが既に有効なpage_idに設定されたとすれば、状態を変更せず(1608)、反対の場合、PSR11をICSの最初のpage_id値に設定する(1610)。これにより、再生装置が、Invalid状態からValid状態に変更される。
【0095】
図17は、図14に示すページ転換要求の発生による処理過程1416を示す図である。図14及び図17に示すように、図16に前述した過程を経て選択されたICS内の特定のページは、ユーザから入力がない限り、composition_time_out_pts前までValid状態1412を維持する。しかし、1414のように、他のページに転換せよとのナビゲーション命令語が割り当てられたボタンを実行させるユーザの入力を受信した場合、Valid状態1412は、ページ転換要求の発生による処理状態1416に転換される。
【0096】
ページ転換要求の発生による処理状態1416では、図17のような処理が行われる。すなわち、ページ転換要求が発生したpage_idXが有効であれば、PSR11をXに設定し(1702)、有効でなければ、現page_idをそのまま維持する(1704)。前述したように、ページ転換要求の発生による処理1416が終われば、再びValid状態1412を維持する。
【0097】
一方、Valid状態1412で現在再生されているICSのcomposition_time_out_ptsに到達するか、あるいはインタラクティブグラフィックストリームが転換される場合、該当ページが有効でなくなるので、Valid状態1412は、Invalid状態1406に転換される。すなわち、1418のような転換が行われれば、PSR11に保存されている最後のpage_id値は、そのまま維持される。
【0098】
以上の説明は、本発明の一実施形態に過ぎず、当業者は、本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で変形された形態で具現できる。したがって、本発明に係る実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された内容と同等な範囲内にある多様な実施形態が含まれるように解釈されねばならない。
【産業上の利用可能性】
【0099】
本発明によれば、複数のメニューページを備えるインタラクティブグラフィックストリームのICS構造及び、ICSで適切なページを選択するモデルが提供される。これにより、メインストリームの応用タイプに関係なく、複数のメニューページを提供できる。また、各メニューページ間の転換時に多様な転換効果を適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0100】
【図1】複数の要素ストリームを多重化したAVデータの構成を示す図である。
【図2】図1に示す要素ストリームのうちインタラクティブグラフィックストリームの構成を示す図である。
【図3】図2に示す構成セグメントの一例であって、本発明によって複数のメニューページを提供するインタラクティブ構成セグメントの構成を示す図である。
【図4】本発明の望ましい実施形態によって、AVデータの再生装置のブロック図である。
【図5】本発明の望ましい実施形態によって、図4に示す再生装置の一部であって、インタラクティブグラフィックストリームを処理するインタラクティブグラフィックデコーダのブロック図である。
【図6】本発明の望ましい実施形態によって、複数のメニューページを提供する構成セグメントICSを具現した一例を示す図である。
【図7A】本発明に係る構成セグメントICSの各フィールドを説明するために必要なデータを定義した一例を示す図である。
【図7B】本発明に係る構成セグメントICSの各フィールドを説明するために必要なデータを定義した一例を示す図である。
【図7C】本発明に係る構成セグメントICSの各フィールドを説明するために必要なデータを定義した一例を示す図である。
【図7D】本発明に係る構成セグメントICSの各フィールドを説明するために必要なデータを定義した一例を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態であって、同じメニューページでボタンオブジェクトにアニメーション効果を適用した一例を示す図である。
【図9】本発明の他の実施形態であって、複数の画面転換用のオブジェクトを利用して相異なるメニュー間の画面転換効果を適用した一例を示す図である。
【図10】本発明のさらに他の実施形態であって、ページ単位で画面転換効果を適用するための構成セグメントICSの一例を示す図である。
【図11】図10に示すページ単位の画面転換効果を時間軸上で説明するための参考図である。
【図12】本発明のさらに他の実施形態であって、一定期間ユーザの入力がない場合、メニューページが画面から消える時点を指定する機能が含まれた構成セグメントICSの一例を示す図である。
【図13】本発明の望ましい実施形態に係る再生装置に備えられた状態レジスタの一例を示す図である。
【図14】インタラクティブグラフィックストリームの処理時、ページ選択モデルを説明するための参考図である。
【図15】図14に示す初期化過程を示す図である。
【図16】図14に示す再生状態の変更による処理過程を示す図である。
【図17】図14に示すページ転換要求の発生による処理過程を示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
マルチメディアデータが記録された記録媒体において、
ビデオデータと、
前記ビデオデータに基づいた映像にオーバーレイされるメニュー画面を提供するグラフィックデータと、を含み、
前記グラフィックデータは、複数のメニューページを提供することを特徴とする記録媒体。
【請求項2】
前記グラフィックデータは、メニューの構成情報と前記メニューについてのオブジェクト情報とを含むことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体。
【請求項3】
前記グラフィックデータは、前記メニュー画面についての色情報をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の記録媒体。
【請求項4】
前記メニューの構成情報は、前記複数のメニューページについての情報を含むことを特徴とする請求項2に記載の記録媒体。
【請求項5】
前記複数のメニューページについての情報は、各ページ別に固有識別子によって区分されることを特徴とする請求項4に記載の記録媒体。
【請求項6】
前記複数のメニューページについての情報は、前記複数のメニューページ間の転換時に適用される転換効果についての情報をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の記録媒体。
【請求項7】
前記転換効果についての情報は、前記複数のメニューページに含まれる各ボタン別に指定されることを特徴とする請求項6に記載の記録媒体。
【請求項8】
前記転換効果についての情報は、前記複数のメニューページに含まれる前記各メニューページ別に指定されることを特徴とする請求項6に記載の記録媒体。
【請求項9】
前記転換効果についての情報は、前記複数のメニューページに含まれる一部ボタンに対するグループ別に指定されることを特徴とする請求項6に記載の記録媒体。
【請求項10】
前記複数のメニューページについての情報は、前記メニューページのうち所定のメニューページが表示された後、一定の期間ユーザの入力がない場合に自動でディスプレイ画面で前記所定のメニューページが消えるように指定する期間情報をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の記録媒体。
【請求項11】
前記転換効果についての情報は、メニューページ間の転換効果、ボタン間の変換効果、前記ボタンのアニメーション効果のうち少なくとも何れか一つを含むことを特徴とする請求項6に記載の記録媒体。
【請求項12】
前記メニューの構成情報は、MPEG−2伝送ストリームのうちディスプレイセットの構成セグメントであることを特徴とする請求項2に記載の記録媒体。
【請求項13】
ビデオデータをデコーディングするビデオデコーダと、
前記ビデオデータに基づいた映像にオーバーレイされるメニュー画面のためのグラフィックデータをデコーディングするグラフィックデコーダとを備え、
前記グラフィックデコーダは、複数のメニューページを提供することを特徴とするマルチメディアの再生装置。
【請求項14】
前記グラフィックデコーダは、メニューの構成情報と前記メニューに対するオブジェクト情報とをデコーディングすることを特徴とする請求項13に記載のマルチメディアの再生装置。
【請求項15】
前記グラフィックデコーダは、前記メニュー画面についての色情報をさらにデコーディングすることを特徴とする請求項14に記載のマルチメディアの再生装置。
【請求項16】
前記メニューの構成情報は、前記複数のメニューページについての情報を含み、
前記グラフィックデコーダは、前記複数のメニューページについての情報をデコーディングして、複数のメニューページを提供することを特徴とする請求項14に記載のマルチメディアの再生装置。
【請求項17】
前記複数のメニューページについての情報は、各ページ別に固有識別子によって区分されることを特徴とする請求項16に記載のマルチメディアの再生装置。
【請求項18】
前記複数のメニューページについての情報は、前記複数のメニューページ間の転換時に適用される転換効果についての情報をさらに含むことを特徴とする請求項17に記載のマルチメディアの再生装置。
【請求項19】
前記転換効果についての情報は、前記複数のメニューページに含まれる各ボタン別に指定されることを特徴とする請求項18に記載のマルチメディアの再生装置。
【請求項20】
前記転換効果についての情報は、前記複数のメニューページに含まれる前記各メニューページ別に指定されることを特徴とする請求項18に記載のマルチメディアの再生装置。
【請求項21】
現在再生中である前記メニューページの固有識別子を保存するメモリ部をさらに備え、
前記グラフィックデコーダは、前記メモリ部を転換しようとするメニューページの固有識別子に設定することによって、ページ転換効果を提供することを特徴とする請求項20に記載のマルチメディアの再生装置。
【請求項22】
前記転換効果についての情報は、前記複数のメニューページに含まれる一部ボタンに対するグループ別に指定されることを特徴とする請求項18に記載のマルチメディアの再生装置。
【請求項23】
前記複数のメニューページについての情報は、前記メニューページのうち所定のメニューページが表示された後、一定の期間ユーザの入力がない場合に自動でディスプレイ画面で前記所定のメニューページが消えるように指定する期間情報をさらに含むことを特徴とする請求項18に記載のマルチメディアの再生装置。
【請求項24】
前記転換効果についての情報は、メニューページ間の転換効果、ボタン間の変換効果、前記ボタンのアニメーション効果のうち少なくとも何れか一つを含むことを特徴とする請求項18に記載のマルチメディアの再生装置。
【請求項25】
前記メニューの構成情報は、MPEG−2伝送ストリームのうちディスプレイセットの構成セグメントであることを特徴とする請求項14に記載のマルチメディアの再生装置。
【請求項26】
複数のメニューページを提供するインタラクティブ構成セグメントの構造において、
複数のメニューページと、
他のページが関連ページに転換されるときに適用され、前記メニューページのうち少なくとも何れか一つに含まれる転換効果情報と、を含み、
前記各メニューページは、一つのメニュー画面を構成する複数のボタンを備え、ページ識別子により識別されることを特徴とするインタラクティブ構成セグメントの構造。
【請求項27】
インタラクティブ構成セグメントの多重化されたAVデータを保存する記録媒体を備えるマルチメディアの再生装置において、
前記記録媒体から前記多重化されたAVデータを読み込む読み込み部と、
前記AVデータを、少なくともビデオストリーム、オーディオストリーム、プレゼンテーショングラフィックストリーム及びインタラクティブグラフィックストリームに分離するデマルチプレクサと、
前記ビデオストリーム、前記オーディオストリーム、前記プレゼンテーショングラフィックストリーム及び前記インタラクティブグラフィックストリームをデコーディングする複数のデコーダと、
前記ビデオストリーム、前記オーディオストリーム、前記プレゼンテーショングラフィックストリーム及び/または前記インタラクティブグラフィックストリームを一つのイメージにオーバーレイするブレンダとを備えることを特徴とするマルチメディアの再生装置。
【請求項28】
前記複数のデコーダは、前記インタラクティブグラフィックストリームを受信し、前記受信されたインタラクティブグラフィックストリームをデコーディングして、指定された時間になれば、ボタンを備えるメニュースクリーンを出力するインタラクティブグラフィックデコーダを備えることを特徴とする請求項27に記載のマルチメディアの再生装置。
【請求項29】
ユーザとの相互作用機能が提供されるようにするために、前記出力されたメニュー画面でユーザが特定のボタンを選択することによって、ユーザの選択が入力されうることを特徴とする請求項28に記載のマルチメディアの再生装置。
【請求項30】
前記インタラクティブグラフィックデコーダは、
前記インタラクティブグラフィックストリームを一時保存するコーディングバッファと、
前記一時保存されたグラフィックストリームが後ほど伝送されれば処理するストリームグラフィック処理器と、
前記ストリームグラフィック処理器により前記インタラクティブグラフィックストリームがデコーディングされた後、ボタンイメージを定義するオブジェクトデータが伝えられるオブジェクトバッファと、
構成情報を保存する構成バッファと、
前記オブジェクトデータに対応する構成情報を参照して出力イメージを構成し、前記構成されたイメージをグラフィック平面に伝送するグラフィック制御器とを備えることを特徴とする請求項28に記載のマルチメディアの再生装置。
【請求項31】
前記構成されたイメージは、前記インタラクティブグラフィックストリームの出力開始時間に伝送されることを特徴とする請求項30に記載のマルチメディアの再生装置。
【請求項32】
前記伝送されたイメージは、それに関連した構成情報に含まれた色情報によって、色参照テーブルを参照することによって出力されることを特徴とする請求項30に記載のマルチメディアの再生装置。
【請求項33】
前記グラフィック制御器は、ユーザの入力を受けてボタンの移動や選択によるボタン状態を変更し、変更された状態を反映することを特徴とする請求項30に記載のマルチメディアの再生装置。
【請求項34】
前記インタラクティブ構成セグメントは、
前記インタラクティブ構成セグメントを表すsegment_typeフィールドと、
前記インタラクティブ構成セグメントのバイト数を表すsegment_lengthフィールドと、
インタラクティブグラフィックストリーム内で前記インタラクティブ構成セグメントが変わるか、またはアップデートされれば、順次に大きくなる前記インタラクティブ構成セグメントの固有値を表すcomposition_numberフィールドと、
前記インタラクティブ構成セグメントが含むディスプレイセットのタイプを表すcomposition_stateフィールドとを含むことを特徴とする請求項30に記載のマルチメディアの再生装置。
【請求項35】
前記インタラクティブグラフィックストリームは、前記インタラクティブグラフィックデコーダによりデコーディングされて、前記オブジェクトバッファに保存され続けるインタラクティブグラフィックオブジェクトを含むエポック単位で構成されることを特徴とする請求項34に記載のマルチメディアの再生装置。
【請求項36】
一つのエポック内に含まれたインタラクティブグラフィックオブジェクトは、デコーディングされて前記オブジェクトバッファに保存されており、一つのエポックが終わってから次のエポックが始まって、前記インタラクティブグラフィックデコーダがリセットされ、保存されたあらゆるデータが消える場合を除いては、デコーディングなしに再使用されることを特徴とする請求項35に記載のマルチメディアの再生装置。
【請求項37】
前記インタラクティブグラフィックオブジェクトが出力されるとき、前記インタラクティブグラフィックオブジェクトはディスプレイセットを定義し、前記ディスプレイセットは、出力されるインタラクティブグラフィックオブジェクトの集合を示すことを特徴とする請求項36に記載のマルチメディアの再生装置。
【請求項38】
一つのエポックは、少なくとも何れか一つのディスプレイセットを含みうることを特徴とする請求項37に記載のマルチメディアの再生装置。
【請求項39】
エポック開始状態の前記ディスプレイセットは、エポックの開始を表し、前記インタラクティブグラフィックの構成に必要なあらゆるデータ及びボタンイメージの構成に使用されるオブジェクトデータを含むことを特徴とする請求項36に記載のマルチメディアの再生装置。
【請求項40】
収集時点状態のディスプレイセットは、前記エポック開始ディスプレイセット以後に存在し、前記収集時点ディスプレイセットは、ユーザがランダムサーチを行う場合に、インタラクティブグラフィックを構成するためのあらゆる情報を含むことを特徴とする請求項39に記載のマルチメディアの再生装置。
【請求項41】
正規状態のディスプレイセットは、以前のディスプレイセットにより構成されたインタラクティブグラフィックのうち、変更されるべきデータのみを含むことを特徴とする請求項40に記載のマルチメディアの再生装置。
【請求項42】
前記インタラクティブ構成セグメントは、
以前インタラクティブ構成セグメントと現インタラクティブ構成セグメントとの間に、ボタン命令語の関係を表すcommand_update_flagフィールドと、
インタラクティブ構成セグメントが有効にディスプレイされないインタラクティブディスプレイの終了時間を表すcomposition_time_out_ptsフィールドと、
インタラクティブ構成セグメント内で定義するあらゆるインタラクティブディスプレイ期間中に、ユーザ入力を許容するか否かを表すUO_mask_tableフィールドと、
ボタンの転換効果及び/または動くボタンに適用されるフレームレートを指定するanimation_frame_rate_codeフィールドと、
インタラクティブ構成セグメントの再生が始まったときに基本的に表示されるべきページの識別子を表すdefault_selected_page_idフィールドとを含むことを特徴とする請求項30に記載のマルチメディアの再生装置。
【請求項43】
前記インタラクティブ構成セグメントは、
インタラクティブ構成セグメント内に複数のページ構造体で各ページの固有識別子を表すpage_idフィールドと、
該当ページが画面に表示された後、ボタンを選択できる有効期間を指定するselection_time_out_durationフィールドと、
該当メニューページが画面に表示されるときに基本的に選択されるボタンの番号を指定するdefault_selected_buttton_numberフィールドと、
該当メニューページが画面に表示され、前記selection_time_out_durationフィールドが経ても、ユーザがボタンを選択しない場合、自動で実行するボタンの番号を指定するdefault_activated_button_numberフィールドとを含むことを特徴とする請求項30に記載のマルチメディアの再生装置。
【請求項44】
前記インタラクティブ構成セグメントは、
メニューページ内の複数のボタン構造体で各ボタンの固有識別子を表すbutton_numberフィールドと、
該当ボタンが対応する前記button_numberフィールドを利用して、直接選択できるか否かを表すnumerically_selectable_flagフィールドとを含むことを特徴とする請求項30に記載のマルチメディアの再生装置。
【請求項45】
前記インタラクティブ構成セグメントは、
関連ボタンの動作モードを指定するauto_action_flagフィールドと、
関連ボタンの上位左側ピクセルの水平位置を指定するbutton_horizontal_positionフィールドと、
関連ボタンの上位左側ピクセルの垂直位置を指定するbutton_vertical_postionフィールドと、
上下左右に矢印を動かしてボタンを選択する場合、move_up(down/left/right)_selected_buttonフィールドを使用して、ユーザ入力により選択されるボタンのbutton_numberフィールドを指定するupper(lower/left/right)_button_numberフィールドと、
メニューページが初めて画面に表示されるか、または他のメニューページに転換されるとき、転換効果を有するnormal(selected)_stateのボタンを表示するための最初のボタンオブジェクトの識別子object_idを指定するpage_change_start_object_id_normal(selected)フィールドと、
メニューページが初めて画面に表示されるか、または他のメニューページに転換されるとき、転換効果を有するnormal(selected)_stateのボタンを表示するための最後のボタンオブジェクトの識別子object_idを指定するpage_change_end_object_id_normal(selected)フィールドと、
前記page_change_end_object_id_normal(selected)フィールドにより指定されたボタンオブジェクトの表示が終わった後に、画面に表示されるべき最初のボタンオブジェクトの識別子object_idを指定するstart_object_id_normal(selected)フィールドと、
前記normal(selected)_stateのボタンを画面に表示するための最後のボタンオブジェクトの識別子object_idを指定するend_object_id_normal(selected)フィールドと、
前記normal(selected)状態のアニメーションを繰り返し続けるかを指定するrepeat_normal(selected)_flagフィールドと、
前記actioned_stateのボタンを画面に表示するための最初のオブジェクトの識別子object_idを指定するstart_object_id_activatedフィールドと、
前記actioned_stateのボタンを画面に表示するための最後のボタンオブジェクトの識別子object_idを指定するend_object_id_activatedフィールドと、
関連ボタンと関係された命令語の数を表すnumber_of_button_commandフィールドと、
一つのボタンに対応する一つのナビゲーション命令語を保存するbutton_commandフィールドとを含むことを特徴とする請求項30に記載のマルチメディアの再生装置。
【請求項46】
特定メニューページが前記画面に表示されるとき、前記メニューページに含まれた各ボタンの画面転換効果を与えるためのフィールドと、前記画面転換効果後に各ボタン別にアニメーション効果を与えるためのフィールドとが指定されることを特徴とする請求項45に記載のマルチメディアの再生装置。
【請求項47】
前記転換効果がページ全体に適用される場合、前記ページに含まれたあらゆるボタンは、前記page_change_start_object_id_normal(selected)フィールドと、前記page_change_end_object_id_normal(selected)フィールドとの間に同数のボタンオブジェクトを有することを特徴とする請求項45に記載のマルチメディアの再生装置。
【請求項48】
前記page_change_start_object_id_normal(selected)フィールドと、前記page_change_end_object_id_normal(selected)フィールドとの値は、前記start_object_id_normal(selected)フィールドの値として同じobject_id=1を指定して、前記最初のメニューページが前記2番目のメニューページに転換される場合、基本的なアニメーション効果を反復的にディスプレイさせることを特徴とする請求項46に記載のマルチメディアの再生装置。
【請求項49】
前記インタラクティブ構成セグメントの文法構造の例で、ボタン単位で画面転換効果を与えるために使用される前記page_change_start_object_id_normal(selected)フィールドと、前記page_change_end_object_id_normal(selected)フィールドとは除去可能であり、全体メニューページに画面転換効果を適用するためのフィールドが追加されうることを特徴とする請求項46に記載のマルチメディアの再生装置。
【請求項50】
あらゆる再生装置で共通で支援可能な所定の画面転換効果があらかじめ定義された後、前記あらかじめ定義された各画面転換効果に該当する属性値を割り当て、画面転換効果の属性値に指定することによって、所定の画面転換効果を表現することを特徴とする請求項49に記載のマルチメディアの再生装置。
【請求項51】
複数のメニューページを提供するインタラクティブ構成セグメントの構造において、
複数のメニューページと、
他のページが関連ページに転換されるときに適用され、前記メニューページのうち少なくとも何れか一つに含まれる転換効果情報と、を含み、
前記各メニューページは、一つのメニュー画面を構成する複数のボタンを備え、ページ識別子により識別され、
全体インタラクティブディスプレイ期間の開始時間及び終了時間を規定することによって、有効なインタラクティブディスプレイ期間内では、メニューページの特定のボタンに割り当てられたナビゲーション命令に応答して、前記メニューページ間の転換が円滑に行われうることを特徴とするインタラクティブ構成セグメントの構造。
【請求項52】
前記ICSがポップアップメニューである場合、画面に表示されたメニューが、前記終了時間まで画面に表示され続ければ、所定時間が経たとき、現在表示されたメニューページが消えるように指定するフィールドが追加されうることを特徴とする請求項51に記載のインタラクティブ構成セグメント構造。
【請求項53】
再生装置がインタラクティブグラフィックストリームを処理するとき、インタラクティブ構成セグメント内の適切なページをディスプレイする方法において、
現インタラクティブグラフィックストリームの有効及び無効エポックの再生状態を表す一般的な状態と、再生中止状態または再生中である状態であっても、有効なインタラクティブグラフィックストリームが存在しない状態を表す臨時状態を提供するステップと、
状態変更、ユーザ入力またはナビゲーション命令を再生して転換を行わせるステップと、
前記転換が行われれば、適切なインタラクティブグラフィックストリーム及びページ情報を獲得するステップとを含むことを特徴とするディスプレイ方法。
【請求項54】
前記転換ステップは、
ディスクを挿入するステップと、
有効状態になるステップと、
ページ転換ステップと、
無効状態になるステップとを含むことを特徴とする請求項53に記載のディスプレイ方法。
【請求項55】
マルチメディア情報が記録される記録媒体において、
ビデオデータと、
前記ビデオデータに基づいた映像にオーバーレイされるメニュー画面を提供するストリーミンググラフィックデータとを含み、
前記グラフィックデータは、複数のメニューページを提供することを特徴とする記録媒体。
【請求項56】
マルチメディアの再生装置において、
ビデオデータをデコーディングするデコーダと、
前記ビデオデータに基づいた映像にオーバーレイされるメニュー画面を提供するストリーミンググラフィックデータをデコーディングするグラフィックデコーダとを備え、
前記グラフィックデコーダは、複数のメニューページを提供することを特徴とする再生装置。
【請求項57】
複数のメニューページを提供するインタラクティブ構成セグメントの構造において、
複数のメニューページと、
他のページが関連ページに転換されるときに適用され、前記メニューページのうち少なくとも何れか一つに含まれ、多様な転換効果に関連する転換効果情報とを含み、
前記各メニューページは、一つのメニュー画面を構成する複数のボタンを備え、ページ識別子により識別されることによって適切なメニューページが選択されうることを特徴とするインタラクティブ構成セグメント構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図7C】
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【図7D】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公表番号】特表2007−521779(P2007−521779A)
【公表日】平成19年8月2日(2007.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−549130(P2006−549130)
【出願日】平成17年1月13日(2005.1.13)
【国際出願番号】PCT/KR2005/000115
【国際公開番号】WO2005/069304
【国際公開日】平成17年7月28日(2005.7.28)
【出願人】(503447036)サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド (2,221)
【Fターム(参考)】