説明

インプラント構造体

【課題】細菌繁殖を助長する物質が誘導され難いインプラント構造体を提供することを目的とする。
【解決手段】先端部21及び基端部22を有し、少なくとも先端部21側にネジTが形成された人工歯根本体2と、人工歯根本体2の基端部22における外周に設けられ、軟組織を誘導する誘導部3とを含む人工歯根4と、人工歯根4に取り付けられ、誘導部3の基端部22側の全面を覆う覆設部51を支台基端5P側に有する支台5とを備え、支台5は、覆設部51より支台5の先端5D側に、外周に沿って、段差部52が設けられたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、細菌とその繁殖を助長する物質がインプラントと歯肉及び骨の接合部へ直接到達するのを抑制し、インプラント上部辺縁の骨吸収の防御と抑制を目的としたインプラント構造体に関する内容である。
【背景技術】
【0002】
近年、歯科治療において、失われた歯に代えて、外周に雄ねじが形成された人工歯根を顎骨に埋め込み、その人工歯根に人工歯を取り付けるインプラント治療が普及しつつある。人工歯根は歯を失った顎骨に埋め込むものであり、その上に取り付けられる人工歯の土台となるものである。その埋入手術は、人工歯根と同じ大きさに形成した顎骨の孔に人工歯根をネジ嵌合させて挿入し、人工歯根周囲に骨を成形させ人工歯根と顎骨とを結合させる。しかし、人工歯根に対して骨に開けた孔が大きい場合や周囲の骨が粗鬆な場合は、顎骨との結合に長期間を要したり、最終的に人工歯根が顎骨としっかり結合しないことがある。
【0003】
また、人工歯根には生体の結合組織が直接結合できないため、骨と歯肉に対して歯の支持を行う歯根膜や歯周靭帯に代わるものがない。したがって、骨と人工歯根の間に口腔内の多様な物質が侵入し細菌感染やそれによる歯肉及び骨の炎症が継続的に起こりインプラント周囲の骨の吸収が進行する。その結果、上皮(歯肉)が顎骨に形成された孔の底部に向かって伸び(ダウングロース)、つまり、歯肉が人工歯根と顎骨との間に介在するように伸び、人工歯根と顎骨の結合がなくなる。さらに人工歯根と顎骨とをネジによって固定させる場合、人工歯根と顎骨との間に隙間ができないように嵌合させても、ネジ部の溝へ線維性組織や炎症性組織が伸びたり、ネジ上部に骨が成長せず、つまり、ネジ上部の骨や歯肉との接着が得られないために辺縁閉鎖が行われず、インプラント周囲炎を起こすことがある。
【0004】
このような問題を解決するために、特許文献1には、柱状の挿入部101と、その挿入部101の上端に設けられた上頭部102とからなり、前記上頭部102の外周面の少なくとも一部が、骨細胞及び/又は上皮細胞を誘導する三次元構造を有する誘導層103から構成される、人工歯根100が開示されている。この人工歯根100によれば、誘導層103が設けられていることにより、歯肉を人工歯根100の上部に人工歯根100を覆うように誘導し、歯肉のダウングロースを防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2010−279653号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記誘導層103により、誘導層103が設けられていないものと比較して歯肉のダウングロースを防止することができるが、歯肉を誘導する誘導層103を設けた場合、誘導層103に食べ物などの細菌繁殖を助長する物質が到達した場合には、歯肉が成長し難くなるので、ダウングロースを防止するために、頻繁に清浄するなどの処置をする必要があった。誘導層103は、人工歯根と骨及び歯肉結合組織を組織的に結合する。
【0007】
すなわち、誘導層103により歯肉を挿入部101の上頭部102に誘導することにより、ダウングロースを防止することができ、人工歯根100と歯肉との間に生じるポケットに細菌繁殖を助長する物質を入りにくくすることができるが、誘導層103自体に、細菌繁殖を助長する物質が誘導されにくいようにすることが好ましい。そこで、本発明は、細菌繁殖を助長する物質が誘導され難いインプラント構造体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のインプラント構造体は、先端部及び基端部を有し、少なくとも先端部側にネジが形成された人工歯根本体と、前記人工歯根本体の基端部における外周に設けられ、軟組織を誘導する誘導部とを含む人工歯根と、前記人工歯根に取り付けられ、前記誘導部の基端部側の全面を覆う覆設部を支台基端側に有する支台とを備え、前記支台は、前記覆設部より前記支台の先端側に、外周に沿って、段差部が設けられたことを特徴とする。
【0009】
また、前記段差部が、前記覆設部の支台基端から離れるにしたがって縮径するテーパ状であることが好ましい。
【0010】
また、前記覆設部の外周が、前記誘導部の外周に沿うように形成されてなることが好ましい。
【0011】
また、前記支台に歯冠が固定されてなることが好ましい。
【0012】
また、前記誘導部が、径が5〜100μmの生体親和性の高い繊維を絡合して、空隙率10〜90%とした三次元構造を有することが好ましい。
【発明の効果】
【0013】
本発明のインプラント構造体によれば、段差部が細菌繁殖を助長する物質を受けて、細菌繁殖を助長する物質が誘導層へ直接到達するのを抑制するので、ダウングロースの抑制が容易である。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】(a)は本発明のインプラント構造体の全体平面図であり、(b)は本発明のインプラント構造体における人工歯根の断面を示す部分断面図である。
【図2】本発明のインプラント構造体の支台を説明するための断面図である。
【図3】本発明のインプラント構造体の人工歯根本体の外周にさらに誘導部が設けられたインプラント構造体を示す部分断面図である。
【図4】本発明のインプラント構造体の支台に歯冠が固定されたインプラント構造体を示す平面図である。
【図5】従来の人工歯根を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、添付図面を参照し、本発明のインプラント構造体を詳細に説明する。
【0016】
図1に示すように、本発明のインプラント構造体1は、先端部21及び基端部22を有し、少なくとも先端部21側にネジTが形成された人工歯根本体2と、人工歯根本体2の基端部22における外周に設けられ、軟組織を誘導する誘導部3とを含む人工歯根4と、人工歯根4に取り付けられ、誘導部3の基端部22側の全面を覆う覆設部51を支台基端5P側に有する支台5とを備えている。
【0017】
「先端部」とは、人工歯根4の顎骨に挿入される側の端部、すなわち図1(a)及び(b)中の紙面下方向の人工歯根4の端部をいい、「基端部」とは支台5が取り付けられる側の人工歯根4の先端部21とは逆側の端部をいうものである。また、「支台基端」とは、支台5が人工歯根4に取り付けられる側の端部(図1(a)、(b)及び図2中、支台5における紙面下方向の端部)をいい、後述する「支台先端」とは、支台5における支台基端5Pとは逆側の端部(図1(a)、(b)及び図2中、支台5における紙面上方向の端部)をいうものである。
【0018】
人工歯根4は、顎骨に形成された孔に固定されるネジTにより固定される人工歯根本体2と、人工歯根本体2の基端部22における外周に設けられ、人工歯根4の顎骨への取り付け後に軟組織(歯肉)を誘導する誘導部3とを含んでいる。人工歯根本体2は、顎骨に人工歯根4を固定するために、先端部21側に少なくともネジTが一部形成されていればよく、人工歯根4の先端部21側から基端部22側にかけて、人工歯根本体2の側面全体にネジTが設けられてもよい。人工歯根本体2には、人工歯根4の基端部22側から人工歯根4の軸心X(図1参照)下方に延び、雌ネジが形成された係合孔23が形成されている。係合孔23には、後述する雄ネジ等の固定手段である、支台5の支台基端5Pから延びる、支台側係合部53(図2参照)が挿入されて固定される。また、支台5が歯冠6(図4参照)を有する場合には、図2に示した支台側係合部53と同様に、歯冠6を支持するために支台5に設けられた軸(図4中では図示せず)が挿入されて固定される。なお、支台5は、アバットメントである場合とヒーリングキャップである場合とが含まれる。
【0019】
先端部21は、従来のインプラント構造体に用いられている形状、構造とすることができるが、その先端部21の角度を顎骨における埋入部の部位や、人工歯根本体2の直径に応じて15〜75°とすることにより、顎骨との連結を強固にすることができる。また、先端部21は、その先端を球状、ドリル状としてもよい。また、人工歯根本体2は、生体親和性の高い材質であれば特に限定されるものではないが、例えば、生体親和性の高い、チタン又はチタン合金、ジルコニア、等を用いることができる。
【0020】
また、人工歯根4の基端部22側の外径を、人工歯根本体2のネジTの外径(図1(a)及び(b)中の上部側のネジTの外径)よりも大きくなるように形成することもでき、人工歯根本体2と顎骨との間の隙間を一層防ぐことができ、ダウングロースの発生を防止することができる。
【0021】
誘導部3は、人工歯根本体2の基端部22における外周に設けられる。誘導部3を設けるために、誘導部3が設けられる部位に応じて、人工歯根4の基端部22側において人工歯根本体2の外周が、一部又は全周に沿って外径が誘導部3の幅の分だけ径が小さくなるように構成されている。すなわち、誘導部3は、図1(a)及び(b)に示すように、人工歯根4の基端部22の外周全体を囲うようにリング状に形成されてもよいし、基端部22の外周に沿って断片的に設けられていてもよい。
【0022】
誘導部3は、歯肉等の軟組織を誘導するものであり、軟組織を誘導することができるものであれば、特にその構造、材質は限定されるものではない。このような誘導部3として、例えば、径が5〜100μmの生体親和性の高い繊維を絡合して、空隙率10〜90%とした三次元構造を有するものを用いることができる。誘導部3が、径が5〜100μmの生体親和性の高い繊維を絡合して、空隙率10〜90%とした三次元構造を有する場合、歯肉等の軟組織は誘導部3の繊維間隙に積極的に侵入し、定着するため、人工歯根4と軟組織とが隙間なく連結される。
【0023】
また、この三次元構造の誘導部3のポアサイズは2〜500μm、特に50〜200μmが好ましい。また、生体親和性の高い繊維としては、生体非吸収性材料の繊維であるチタン繊維又はチタン合金繊維、ステンレススチール、金、プラチナ、コバルト合金等の金属繊維、またポリプロピレン繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維、ポリエステル、フッ素樹脂等の合成樹脂繊維が挙げられる。また生体吸収性材料の繊維であるポリ乳酸、キチン、キトサン、ポリカプロラクトン、ポリグリコール酸、デンプン、コラーゲン、等を用いても良い。また、粒状の金属を焼結したものや、生体親和性の高い多孔質のセラミックスを用いることもできる。このようなセラミックスとして、生体吸収性セラミックスであるα−リン酸三カルシウム、β−リン酸三カルシウム等が挙げられ、生体非吸収セラミックスであるヒドロキシアパタイト、アルミナ、ジルコニア、カーボン、リン酸カルシウム、結晶化ガラス、窒化チタン、炭化チタン等が挙げられる。
【0024】
誘導部3には、血液中の因子であるフィブリン、細胞誘導因子、血管誘導因子等のサイトカイン因子、血小板由来増殖因子、などを導入してもよい。これにより細胞の誘導を一層促進する。これらは天然物(治療対象者又は他の生態)から抽出してもよく、人工的に生成したものでもよい。また、生体細胞を活性化する生理活性物質あるいは生理活性助剤を吸収させてもよい。
【0025】
また、図3及び4に示すように、骨細胞を誘導し新生骨が生成しやすく、かつ、生成した新生骨が絡みやすいようにするために、人工歯根4の先端部21と基端部22との間の中間位置において、さらに骨細胞を誘導する骨細胞誘導層7をさらに設けることにより、人工歯根4をさらに安定して顎骨に固定することもできる。
【0026】
支台5は、図2に示すように、施術後の所定の期間、人工歯根4に装着して周囲の歯肉形成や、人工歯根本体2と顎骨とが固く結合されるまでの間ヒーリングキャップとして使用する場合(図2等参照)、又は歯冠6付の支台5として用いる場合(図4参照)のいずれでも用いることができる。この支台5には、人工歯根4の雌ネジが形成された係合孔23に係合するための、雄ネジを有する支台側係合部53が設けられている。図2における態様では、支台5を人工歯根4の係合孔23に螺合することにより、支台5と人工歯根4とが取り付けられるが、支台5と人工歯根4とを強固に固定することができるものであれば、図2に示す態様に限定されることはない。
【0027】
また、図1(a)、(b)及び図2の支台5では、段差部52上にさらに略円筒状の部分54が設けられているが、取り外しや取り付けが容易にできるような構造であれば、段差部52上の略円筒状の部分54を設けず、略円錐台状にしたり、それ以外の形状であっても構わないことはいうまでもない。
【0028】
また、支台5は、人工歯根本体2と同様に、生体親和性の高い材質であれば特に限定されるものではないが、例えば、生体親和性の高い、チタン又はチタン合金を用いることができる。
【0029】
人工歯根4に取り付けられる支台5は、図1(a)、(b)及び図2に示すように、誘導部3の基端部22側(図1中、誘導部3の上側)の全面を覆う覆設部51を支台基端5P側に有する。覆設部51は、誘導部3を図1中、上側から覆うための部位をいう。覆設部51が誘導部3の基端部22側(図1中、上側)の全面を覆うことにより、細菌繁殖を助長する物質が基端部22側から誘導部3へ直接到達するのを防止するので、誘導部3と細菌繁殖を助長する物質との接触を抑制し、誘導部3での細菌の繁殖を抑制することができる。したがって、ダウングロースを防止するために、誘導部3を頻繁に洗浄するなどの処置をする必要がなくなり、誘導部3のメンテナンスが容易となるうえ、誘導部3における歯肉の成長を促進することができる。覆設部51は、少なくとも誘導部3の基端部22側の全面を覆うことができるものであれば、特に限定されるものではなく、誘導部3の外周よりも覆設部51がはみ出す形で、人工歯根本体2の外径方向に大きくなるように覆設部51が形成されていてもよい。
【0030】
また、覆設部51の外周は、図1(a)及び(b)に示すように、確実に誘導部3を覆うためには、誘導部の外周に沿うように形成することが好ましい。
【0031】
また、支台5は、図1に示すように、覆設部51より支台5の支台先端5D側(図1中、支台5の上側)に、外周に沿って、段差部52が設けられている。段差部52は、図1に示す、基端部22から離れるにしたがって縮径するテーパ状の段差部52に限られることはなく、人工歯根4の軸心X(図1(a)参照)方向に向かって階段状に形成されるものであってもよい。また、段差部52は、図1(a)、(b)及び図2では、支台5の支台基端5Pと段差部52との境界がエッジ状に形成されたものであるが、支台基端5Pの外周から、垂直方向(図2中、上方向)に所定の高さの立ち上がり部(図示せず)を設け、当該立ち上がり部の上端から、段差部52を形成することもできる。また、このような立ち上がり部をテーパ状の段差部52の途中に設けたものや、テーパ状の段差部52と階段状の段差部52とを組み合わせたもの等も「段差部」に含まれる。
【0032】
段差部52は、段差部52の径方向の長さL1(図2参照)に対する段差部52の高さL2(図2参照)の比、すなわちL1/L2は、特に限定されず、テーパ状の段差部52の場合は、支台5の支台基端5Pと段差部52とが形成する角度θ(図2参照)は、0°<θ<90°の範囲であれば特に限定されないが、細菌繁殖を助長する物質を段差部52で効率よく捕捉するために、0<L1/L2≦1であることが好ましい(角度θ(図2参照)が0°<θ≦45°)。なお、階段状の段差部52の場合は、階段状の段差部52の段数や、一段あたりの幅、高さは特に限定されるものではない。
【0033】
また、段差部52がテーパ状の段差部52である場合、テーパ状の段差部52の長さL3は特に限定されないが、細菌繁殖を助長する物質を段差部52で効率よく捕捉するために、0.1≦L3≦5.0(mm)であることが好ましい。
【0034】
段差部52により、食べカスや、その他細菌繁殖を助長する物質を、支台5に形成された段差部52により誘導部3の手前で捕捉するために、誘導部3における歯肉の成長を促進し、ダウングロースを抑制することができる。また、インプラントの施術後に形成される歯肉が、段差部52に沿って形成されるので、歯肉と人工歯根4の間に垂直方向にポケットが形成されにくくなり、段差部52が細菌繁殖を助長する物質を受けて、細菌繁殖を助長する物質が誘導部3へ直接到達するのを抑制するので、ダウングロースの抑制が容易となる。なお、図1〜4に示す実施形態では略円筒状の部分54が設けられているが、必ずしも略円筒状の部分54を設ける必要はなく、段差部52の長さや、段差部52と支台5の外径との関係によっては、略円筒状の部分54を設けなくともよい。
【0035】
段差部52は、図1に示すように、覆設部51の支台基端5Pから離れるにしたがって縮径するテーパ状であることが好ましく、表面が滑らかなテーパ状の段差部52とすることにより、歯肉の形成を妨げることなく、細菌繁殖を助長する物質が誘導部3へ直接到達するのを抑制し、ダウングロースの抑制をすることができる。
【符号の説明】
【0036】
1 インプラント構造体
2 人工歯根本体
21 先端部
22 基端部
23 係合孔
3 誘導部
4 人工歯根
5 支台
51 覆設部
52 段差部
53 支台側係合部
54 略円筒状の部分
5D 支台先端
5P 支台基端
6 歯冠
7 骨細胞誘導層
T ネジ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
先端部及び基端部を有し、少なくとも先端部側にネジが形成された人工歯根本体と、前記人工歯根本体の基端部における外周に設けられ、軟組織を誘導する誘導部とを含む人工歯根と、
前記人工歯根に取り付けられ、前記誘導部の基端部側の全面を覆う覆設部を支台基端側に有する支台とを備え、
前記支台は、前記覆設部より前記支台の先端側に、外周に沿って、段差部が設けられたことを特徴とするインプラント構造体。
【請求項2】
前記段差部が、前記覆設部の支台基端から離れるにしたがって縮径するテーパ状であることを特徴とする請求項1に記載のインプラント構造体。
【請求項3】
前記覆設部の外周が、前記誘導部の外周に沿うように形成されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載のインプラント構造体。
【請求項4】
前記支台に歯冠が固定されてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のインプラント構造体。
【請求項5】
前記誘導部が、径が5〜100μmの生体親和性の高い繊維を絡合して、空隙率10〜90%とした三次元構造を有する請求項1〜4のいずれかに記載のインプラント構造体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−85577(P2013−85577A)
【公開日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−226008(P2011−226008)
【出願日】平成23年10月13日(2011.10.13)
【出願人】(591248348)学校法人松本歯科大学 (22)
【出願人】(390000996)株式会社ハイレックスコーポレーション (362)
【Fターム(参考)】